JPH09209783A - スロットル開度判定装置 - Google Patents

スロットル開度判定装置

Info

Publication number
JPH09209783A
JPH09209783A JP1418096A JP1418096A JPH09209783A JP H09209783 A JPH09209783 A JP H09209783A JP 1418096 A JP1418096 A JP 1418096A JP 1418096 A JP1418096 A JP 1418096A JP H09209783 A JPH09209783 A JP H09209783A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
pressure
throttle
valve
bypass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1418096A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Omi
良浩 近江
Shinichi Sakata
真一 坂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP1418096A priority Critical patent/JPH09209783A/ja
Publication of JPH09209783A publication Critical patent/JPH09209783A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スロットルセンサを用いること無く、精度の
良くスロットル開度を判定できるスロットル開度判定装
置を提供することにある。 【解決手段】 スロットル弁15と、ISC弁17と、
ISC弁17の開度情報を出力する開度情報出力手段2
5aと、スロットル弁の下流側吸気通路内の吸気管内圧
Prを検出する圧力センサ22と、スロットル弁が全閉
時に得られる吸気管内圧Pc,P1,Poを、ISC弁
17が全閉θcと中開θ60と全開θoとの3つの開度を
占めるときに対応して各回転数毎にそれぞれ記憶する記
憶手段25bと、記憶手段25bのデータに基づき、I
SC弁17の開度情報に対応した圧力Proを算出する
算出手段25cと、算出された圧力Proと圧力センサ
22の出力Prとを比較してスロットル弁15が全閉か
否かを判定する判定手段25dとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の電子制
御式燃料噴射装置等で用いられるスロットル弁開度を判
定する判定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関、特にガソリンエンジンは吸気
量をスロットル弁の開度調整によって増減操作できる。
このスロットル弁開度情報は、これ単独であるいはエン
ジン回転数情報と共に吸入空気量の算出に利用され、燃
料噴射量等の各エンジン制御や車両走行制御に利用され
ている。従来、このようなスロットル弁開度の判定に
は、スロットル位置センサ(スロットルポジションセン
サ:TPS)が利用され、アイドル位置の検出にはスロ
ットル全閉スイッチであるアイドルスイッチ(ID S
W)が利用されている。
【0003】更に、吸気通路にスロットル弁を配し、同
弁を迂回するバイパス路に電子制御されるアイドルスピ
ードコントロールバルブ(以後単にISC弁)を配した
吸気量調整装置が知られている。たとえば、図13に示
すように吸気通路1のスロットル弁2を迂回するバイパ
ス路3にISC弁4を配備した流路構成が知られてい
る。
【0004】このような吸気量調整装置は、アクセルオ
フとしてスロットル弁2を全閉とした際に、ISC弁4
を開閉制御してアイドル回転を増減調整し、あるいはそ
の他のエンジン回転数調整に利用される。このような吸
気通路にスロットル弁2とISC弁4を並設した吸気量
調整装置では、そのスロットル弁開度をスロットル位置
センサ(スロットルポジションセンサ:TPS)を用い
ず、吸気管負圧より検出するようにしたスロットル開度
判定装置を用いる場合がある。
【0005】この種の吸気量調整装置では、例えば図1
4に示すように、スロットル弁全閉のもとで、ISC弁
4を所定開度θAにセットすると、その際、エンジン回
転数の変化に応じて吸気管内圧Prが実線aで示すよう
に変化する。ここでISC弁4の開度が全閉の場合には
吸気管内圧変化特性線bが実線aの下方に位置し、全開
の場合には吸気管内圧変化特性線cが実線aの上方に位
置することとなる。なお、図14中には、吸気管内圧変
化特性線a上の実測値の一例として、ISC弁4の開度
がθAにおいて、アイドル回転数N1で吸気管内圧が−
500mmHgであることを示した。スロットル弁全閉
のもとでエンジン回転数を一定に保持し、例えばアイド
ル回転数N1で、ISC弁を全閉θCと全開θOの間で
開度変化させると、その際、吸気管内圧Prは単調に変
化する。このため、回転数一定(例えばN1)でのIS
C開度と吸気管内圧変化の関係を、図15に実線で示す
ように直線的に近似して表すことができる。
【0006】このため、アイドル回転数N1でのISC
弁の開度がθAの場合、吸気管負圧がpaとなることを
直線補間によって算出することが考えられ、これより、
ISC弁の開度がθAの場合、吸気管負圧がpaである
と、その際のスロットル弁2の開度が全閉であると推測
でき、アイドル時を判定できる。即ち、吸気管負圧がp
aで、エンジン回転数N1で、ISC弁の開度がθAで
あることを検出すれば、スロットルポジションセンサ
(TPS)やアイドルスイッチ(ID SW)を用いる
こと無く、スロットル弁開度が全閉と判定できる。
【0007】なお、特開平1−277651号公報には
アイドル状態か非アイドル状態かを判定する装置が開示
される。ここではエンジンの負荷状態を検出し、同負荷
状態に応じ、アイドル状態か非アイドル状態かを判定す
る閾値を設定し、その上で現在のスロットル弁開度がこ
の閾値以下か否かによってアイドル状態を判定し、アイ
ドル時にはエンジン回転数相当の混合気量調整を行うよ
うにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、吸気管
負圧paと、エンジン回転数N1と、ISC弁の開度θ
Aとを検出できるエンジン制御装置の場合、スロットル
ポジションセンサ(TPS)やアイドルスイッチ(ID
SW)を用いること無く、スロットル弁の全閉を判定
できる。しかし、図15に破線で示すように、吸気管内
圧の変化は実際はISC開度の1次の比例関係に無く、
湾曲線の状態となる。
【0009】即ち、図13に示すような流路構成を用い
た場合、この流路構成を圧縮性流体の管路中にノズルを
配した流路構成とほぼ見做すことができる。この場合、
スロットル弁2の上流断面1(面積A1)と下流断面2
(ノズル面積A2)における各圧力をPf,Prとし、
上流断面1と下流断面2との間での圧力差をΔp(=P
f−Pr)とする。ここで、ベルヌーイの定理、連続の
定理等を用いると、圧縮性流体の実際の流量を(1)式
で表すことができる。 G=αεA2γ1√×(2gΔp/γ1)・・・・・・・(1) ここでGは圧縮性流体の流量、αは実験的に設定される
流量係数、εは比熱比、圧力比及び面積比の関数となる
修正係数、A2はノズル面積、gは重力加速度、γ1は断
面1での圧縮性流体の比重量である。
【0010】この(1)式を変形すると、 G/A2γ1=Vn=αε√×(2gΔp/γ1)・・・・・・・(2) となる。ここでノズル面積が狭まっていることよりノズ
ルの前後圧力差が臨界圧に達し、ノズル部分の流速が音
速Vnに達して一定と見做すと(3)式が得られる。 Δp={(Vn/α)2×(γ1/2g)}×1/ε2・・・・・・・(3) (3)式中において、(Vn/α)2×(γ1/2g)は
定数となり、圧力差Δpが1/ε2の関数であることを
示す。ここで、修正係数εは面積比A2/A1の関数であ
る。更に、上流断面1における圧力Pfはほぼ大気圧で
あり、下流断面2における圧力が吸気管内圧Pr(負
圧)とすると、圧力差Δpは負圧である吸気路管内圧P
rと見做すことができ、これらより推測し、図15に破
線で示すように、ISC開度変化に伴う吸気路管内圧P
r変化は湾曲線となると推定できる。
【0011】このように、吸気管内圧変化はISC開度
の1次の比例関係に無いことは明らかである。これよ
り、任意のISC開度におけるスロットル全閉時の吸気
管内圧を単に1次補間の演算方法を用いて求める方法で
は、精度の低いスロットル全閉判定しかできず、問題と
成っている。なお、アイドル状態か非アイドル状態かを
判定する場合、スロットルポジションセンサ(TPS)
を用いると高価に成るため、低コストを要求される生産
車両においては、このセンサの使用を押さえることが望
まれている。また、スロットルポジションセンサを用い
たシステムでは、スロットルポジションセンサが故障し
た場合のフェールセーフとして確実にアイドル判定がで
きることが望まれている。
【0012】本発明の主目的は、スロットルポジション
センサを用いることなく、精度良くスロットル開度を判
定できるスロットル開度判定装置を提供することにあ
る。また、本発明の副次的な目的はスロットルポジショ
ンセンサを使用しない安価なスロットル開度判定装置を
適用することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は、内燃機関の吸気通路に介装されて人為
操作可能なスロットル弁と、該スロットル弁をバイパス
するバイパス吸気通路に介装されて上記内燃機関の運転
状態に応じてアクチュエータにより駆動されるバイパス
弁と、該バイパス弁の開度情報を出力する開度情報出力
手段と、上記スロットル弁の下流側吸気通路内の圧力又
は上記内燃機関に供給される吸入空気量を検出するセン
サと、上記スロットル弁が特定位置にあるときに得られ
る上記圧力又は上記吸入空気量を、上記バイパス弁が少
なくとも3つの開度を占めるときに対応して各回転数毎
にそれぞれ記憶する記憶手段と、上記開度情報出力手段
が出力する開度情報と、上記記憶手段に記憶された圧力
又は吸入空気量情報に基づき該開度情報出力手段の出力
に対応した圧力又は吸入空気量情報を算出する算出手段
と、該算出手段が算出した圧力又は吸入空気量情報と上
記センサのセンサ出力とを比較して上記スロットル弁が
上記特定位置にあるか否かを判定する判定手段とを備え
たことを特徴とする。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載のス
ロットル開度判定装置において、大気圧を検出する大気
圧検出手段を備え、上記算出手段は、上記大気圧検出手
段の出力に対応して上記開度情報出力手段の出力に対応
した圧力又は吸入空気量情報を算出又は修正することを
特徴とする。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1記載のス
ロットル開度判定装置において、少なくとも3つの開度
には、第1バイパス開度と、該第1バイパス開度より大
きい第2バイパス開度と、該第2バイパス開度より大き
い第3バイパス開度が含まれており、上記算出手段は、
上記開度情報出力手段が上記第1バイパス開度と上記第
2バイパス開度の間の開度情報を出力した際は、該第1
バイパス開度に対応する圧力又は吸入空気量と該第2バ
イパス開度に対応する圧力又は吸入空気量に基づき直線
近似により上記開度情報出力手段により出力された開度
情報に対応した圧力又は吸入空気量を求め、上記開度情
報出力手段が上記第2バイパス開度と該上記第3バイパ
ス開度の間の開度情報を出力した際は、該第2バイパス
開度に対応する圧力又は吸入空気量と該第3バイパス開
度に対応する圧力又は吸入空気量に基づき直線近似によ
り上記開度情報出力手段により出力された開度情報に対
応した圧力又は吸入空気量を求めることを特徴とする。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項3記載のス
ロットル開度判定装置において、上記特定位置とは、上
記スロットル弁により上記吸入通路を略全閉とした状態
に相当し、上記第1バイパス開度は、上記バイパス弁の
略全閉位置に相当し、上記第3バイパス開度は上記バイ
パス弁の略全開位置に相当することを特徴とする。
【0017】
【実施例】図1には本発明の一実施例としてのスロット
ル開度判定装置付きの内燃機関を示した。このエンジン
Eの吸気通路10は吸気分岐管11と、それに連結され
るサージタンク12及び同タンクと一体の吸気管13
と、エアクリーナ14によって構成されている。吸気管
13はその内部にスロットル弁15を枢支し、このスロ
ットル弁15の軸は吸気通路10の外部の図示しないア
クセルリンク系に連結されている。
【0018】スロットル弁15を迂回するバイパス路1
6が設けられ、バイパス路16にはアイドル制御用のI
SC弁17が装着され、同バルブ17はステッパモータ
5によって弁本体171を移動させ、開口172を開閉
駆動する。なお、符号18はアイドル時の暖機補正を冷
却水温に応じて自動的に行うファーストアイドルエアバ
ルブを示す。更に、吸気路10には吸気温度Ta情報を
出力する吸気温センサ19が設けられ、エンジンの暖機
温度としての冷却水温を検出する水温センサ20が設け
られ、エンジン回転数を点火パルスで検出するエンジン
回転センサ21が設けられている。更に又、サージタン
ク12には吸気管圧情報を出力する負圧センサ22が切
り換え弁23及び圧力管24を介し連結されている。
【0019】切り換え弁23はサージタンク12と連通
する開口端p1と、大気開放口p2とを交互に圧力管2
4側に連通させる弁であり、後述のECU25によって
駆動される。即ち、切り換え弁23はオフ時にサージタ
ンク12の内圧である吸気管内圧Prを圧力管24を介
し負圧センサ22及び燃圧レギュレータバルブ26に伝
え、オン時に大気圧を負圧センサ22及び燃圧レギュレ
ータバルブ26に伝える。図1のエンジンEの各気筒に
はこれに燃料を供給するインジェクタ27が装着され、
各インジェクタは燃圧レギュレータバルブ26によって
定圧調整された燃料を燃料供給源28より受け、その噴
射駆動制御は、ECU25によって成される。
【0020】更に、図1のエンジンには各気筒毎に図示
しない点火プラグが装着され、これらプラグは点火駆動
手段としてのイグナイタ及びECU25内の各出力回路
に接続され、各気筒の目標点火時期に交互に点火処理が
成されている。エンジンコントロールユニット(EC
U)25はマイクロコンピュータによってその要部が形
成され、エンジンEの燃料噴射量制御、ISC弁駆動制
御、点火時期制御等の周知のエンジン制御処理に加え、
スロットル開度判定処理を行う。
【0021】このECU25はそのハードウエア構成と
して主要部であるCPUを備え、このCPU251にエ
ンジン回転センサ21、吸気温センサ19、水温センサ
20、圧力センサ22、バッテリセンサ30及び車速セ
ンサ32からの検出信号が入出力回路252を介し入力
される。更に、CPU251にはバスラインを介して、
各種制御プログラムや予め設定されている固定値データ
を記憶するROM253、更新して順次書換えられるR
AM254、バッテリ31が接続されている限り記憶内
容を保持するバッテリバックアップRAM255との間
で信号の授受を行うように成っている。
【0022】特に、ここでのECU25は、図2に示す
ように、エンジン回転速度Neと吸気温度Teと冷却水
温度WTと吸気管内圧Pr及び大気圧Paとを各センサ
21,19,20,22によって検出し、その上で、次
のような機能を備える。
【0023】即ち、周知のエンジン制御処理を行い、特
に、開度情報出力手段25aとしてISC弁17のIS
C開度(ステップ値)を出力し、記憶手段25bとし
て、スロットル弁が特定位置にあるときに得られる圧力
P1〜Pn(nは本実施例では3)を、ISC弁17
が、例えば図3に示されるように、少なくとも3つの開
度θc、θ1、θoを占めるときに対応して各回転数毎
にそれぞれ記憶し、算出手段25cとして、開度情報出
力手段25aが出力するISC開度と記憶手段25bに
記憶された圧力P1〜Pnに基づき該開度情報出力手段
25aのISC開度に対応した圧力Ponを算出し、判
定手段25dとして、算出手段25cが算出した圧力P
onと負圧センサ22の吸気管内圧Prとを比較してス
ロットル弁15が全閉位置(特定位置)θC(図1に実
線で示す位置)にあるか否かを判定する。
【0024】特に、ここで、算出手段25cは大気圧検
出手段(切り換え弁23のオン時における圧力センサ2
2)の出力に対応して開度情報出力手段25aのISC
開度に対応した圧力Ponを算出又は修正する。しか
も、ここでの算出手段25cは、上記開度情報出力手段
25aのISC開度情報を検出する検出部25eと、記
憶手段25bに記憶されたISC弁17の少なくとも第
1乃至第3開度θc〜θ1〜θoの第1開度θcと第2
開度θ1、及び第2開度θ1と第3開度θoとの間がそ
れぞれ直線近似されており、検出部25eにより検出さ
れた開度情報出力手段25aのISC開度情報出力に対
応して圧力を算出する演算部25fとの両機能を備え
る。
【0025】図8乃至図12はスロットル開度判定装置
で用いるECU25の制御プログラムの各フローチャー
トを示す。このECU25は図示しないメインスイッチ
のキーオンにより図8のメインルーチンでの制御に入
る。ここではまず、ステップa1でRAM254のイニ
シャライズが成され、次いでステップa2では、エンジ
ンの各種運転情報を読み取る。即ち、エンジン回転セン
サ12よりエンジンの回転数Neが、吸気温センサ19
より吸気温度Taが、水温センサ20より冷却水温Tw
が、圧力センサ22より吸気管内圧Pr(あるいは大気
圧Pa)が、バッテリセンサ30よりバッテリ圧V
Bが、車速センサ32より車速Vcがそれぞれ取り込ま
れ、その上でステップa3に進む。
【0026】なお、エンジンのメインルーチンの途中
で、所定の時間割込みによって、図11の切り換え弁駆
動ルーチンに達する。ここではステップd1〜d3にお
いて、切り換え弁23を所定時間Tαだけオンし、その
間に大気圧Paを読み込み、メインルーチンにリターン
する。ステップa3に進むと、ここでは、後述のアイド
ル判定ルーチンで判定されているスロットル全閉フラグ
F3がオンか否か判断し、全閉時(F3=1)にはステ
ップa6に非アイドル時にはステップa4、5に進む。
【0027】ステップa4では燃料供給を指令すべく燃
料カットフラグF1をクリアし、ステップa5に進む。
ここでは、燃料噴射量演算用の各種補正データを求め
る。即ち、水温センサ20に基づき水温補正係数Kwt
を、吸気温センサ19の出力に基づき設定される吸気温
補正係数Katを、圧力センサ22の出力(切り換え弁
23のオン時)に基づき設定される大気圧補正係数Ka
pを、圧力センサ22の出力(切り換え弁23のオフ時
に複数サンプリングされた圧力データ列の変動幅のレベ
ルより設定)に基づき設定される加速度補正係数Kac
を、バッテリセンサ30の出力に基づき無効時間Tdを
それぞれ演算し、設定する。ステップa5の動作が終了
すると、ステップa8に進み、後述のスロットル全閉判
定領域設定処理を行い、次いでステップa9でその他の
エンジン制御処理を実行し、その後、割込みによるプロ
グラム実行指令が発せられない限り、再びステップa2
からの動作が実行される。
【0028】一方、ステップa3でスロットル全閉フラ
グF3がオンと判断されると、ステップa6でエンジン
回転数Neが設定回転数Nr(例えば1500rpm)
より大きいか否か判断し、大きいとエンジンブレーキ域
と見做してステップa7で燃料カットフラグF1をセッ
トし、ステップa5に進み、下回るとステップa4に進
む。ステップa8のスロットル全閉判定領域設定処理
を、図9に示すサブルーチンに沿って説明する。ここで
ステップb1に達すると、最新の大気圧Paを読み取
り、ステップb2で最新のISC開度θnを読み取り、
ステップb3に進む。ここでは、図4の如く、回転数毎
に予め設定されたスロットル弁全閉時のISC弁全閉θ
c(0ステップ相当開度),θ1としての中開θ60(6
0ステップ相当開度)、全開θo(120ステップ相当
開度)にそれぞれ相当する吸気管負圧Pc、P60、Po
のISC弁開度マップM−1(ここには実線で低地用の
特性を、破線で高地用の特性をそれぞれ示した)を呼び
出し、最新の大気圧Paに応じてISC弁開度マップM
−1を設定する。
【0029】ここで用いるISC弁開度マップM−1は
大気圧Paのレベルに応じ、複数用意され、大気圧が高
いと低地用を、大気圧が低いと高地用の各ISC弁開度
マップM−1が用いられ、この大気圧の領域判定閾値は
適宜設定される。なお、大気圧Pa値はその値が単なる
高低切換えではなく連続的に反映されるように、低地用
と高値用のISC弁開度マップ間のISC弁開度マップ
を設定する際の補間係数として用いても良い。ステップ
b4では、最新のエンジン回転数Ne1を読み込む。ス
テップb5に進み、先にISC弁開度マップM−1に沿
って読み取った、ISC弁全閉θc(0ステップ相当開
度),中開θ60(60ステップ相当開度)、全開θo
(120ステップ相当開度)とそれらに対応する吸気管
負圧Pc、P60、Poのデータに基づき、最新のエンジ
ン回転数Ne1に対応する図5に実線で示すスロットル
弁全閉時のISC開度相当吸気管負圧算出マップM−2
を作成する。
【0030】その上で、同マップM−2に沿って、開度
情報出力手段25aにより出力される現在のISC開度
θn相当の吸気管内圧Proを求める。更にステップb
6に進み、ここでは、算出された吸気管内圧Proと最
新のエンジン回転数Ne1とからISC弁開度θnの特
性も図4の判定ISC弁開度マップM−1上の全閉θ
c,中開θ60、全開θoから補間演算し、現在位置Q
(Ne1、Pro)を単位吸気管内圧±Δp(前以て設
定する値)で挾む所定幅2pをスロットル全閉判定領域
Eとして図6に示すように、ISC弁開度マップM−1
上に設定する。このようにスロットル全閉判定領域Eを
設定したあと、ステップb7で領域設定フラグF2をオ
ンし、メインルーチンにリターンする。
【0031】上述のステップb5において、スロットル
弁全閉時における吸気通路内の圧力の変化レベルに沿っ
て、負圧値の大きな方から大気圧に向かって順次3つの
開度が設定された。即ち、ここでは、ISC弁全閉θc
(第1開度)と、中開θ60(第2開度)と、全開θo
(第3開度)とが設定された。このため、第1開度であ
る全閉θcとその隣の第2開度である中開θ60との間を
湾曲する実際の負圧特性線(破線で示した)に直線近似
でき、更に第2開度である中開θ60とその隣の第3開度
である全開θoとの間を湾曲する実際の負圧特性線(破
線で示した)に直線近似でき、2領域に分けて直線近似
処理を行える。つまり、開度情報出力手段25aのIS
C開度θnが全閉θcと中開θ60との間である場合には
全閉θcと中開θ60との直線近似により、ISC開度θ
nの圧力を求めることができ、ISC開度θnが中間θ
60と全開θoとの間である場合は、中間θ60と全開θo
との直線近似によりISC開度θnの圧力を求めること
が出来る。このため、ステップb6でのISC開度θn
相当の吸気管内圧Proの算出や、算出された吸気管内
圧Proと最新のエンジン回転数Neiとよりスロット
ル全閉判定領域E’を設定する際の演算精度が向上す
る。
【0032】なお、ここではスロットル弁全閉時におけ
る吸気通路内の圧力の変化レベルに沿って、負圧値の大
きな方から大気圧に向かって順次3つの開度(2領域)
が設定されたが、これに代えて、図7に示すように、負
圧値の大きな方から大気圧に向かって順次4つの開度
(3領域)が設定されても良い。この場合、ISC弁全
閉θc(第1開度)と、第1中開θ1(第2開度)と、
第2中開θ2(第3開度)と、全開θo(第4開度)と
が設定され、全閉θcとその隣の第1中開θ1、第1中
開θ1とその隣の第2中開θ2、第2中開θ2とその隣
の全開θoの間を湾曲する実際の負圧特性線(破線で示
した)にそれぞれ直線近似でき、実際の負圧特性線によ
り近付けることができる。このため、ステップb6での
ISC開度θn相当の吸気管内圧Proの算出時に、3
領域のいずれかの領域をISC開度θnに応じて選択
し、その領域で実際の負圧特性線(破線で示した)に直
線近似された負圧特性線(実線)より吸気管内圧Pro
を算出でき、その上で、吸気管内圧Proと最新のエン
ジン回転数Ne1とよりスロットル全閉判定領域E’を
設定できる。この場合、図5に示した3つの開度(2領
域)の設定を行った場合よりもより算出精度が向上す
る、上述の処において、実際の負圧特性線(破線で示し
た)が湾曲するとの特性は、図13乃至図15に沿って
上述した。更に、この実際の負圧特性線のデータよりI
SC開度出力θに対応した圧力Prを負圧特性線に沿っ
て曲線近似した関数として概略設定してもよい。このよ
うにISC開度出力θに対応した圧力Prを関数とした
場合、ISC開度出力θより直ちにISC開度θn相当
の吸気管内圧Proを精度良く算出でき、ステップb6
と同様の処理を行って、現在位置Q(Nei、Pro)
を求め、スロットル全閉判定領域E’を設定できる。こ
の場合は演算処理が簡素化され、より精度良く、スロッ
トル全閉判定領域E’を設定できる。
【0033】このような、エンジンのメインルーチンの
途中で所定の時間割込みによって、図10のスロットル
全閉判定ルーチンに達するとする。ここではステップc
1で領域設定フラグF2がオンか否か判断し、オフでは
リターンし、オンではステップc2で最新の吸気管内圧
Pr1とエンジン回転数Ne1を求め、更に、ステップ
c3では設定されている現在のスロットル全閉判定領域
E’に現在位置Q1(Ne1、Pr1)が存在するか否
か判定し、領域内で無いとスロットル全閉フラグF3を
オフし、領域内ではスロットル全閉フラグF3をオン
し、それぞれメインルーチンにリターンする。
【0034】このようにスロットル全閉判定領域設定ル
ーチンで、現在のスロットル全閉判定領域E’(アイド
ル判定領域)を順次更新するので、たとえ、車両が低地
より高所に移動した場合でも、また、暖機時、車両減速
時、負荷(エアコンON/OFF、パワーステ作動)変
動時にISC弁の開度が変化した場合でも最適なスロッ
トル全閉判定領域E’を設定でき、しかも、スロットル
全閉判定領域設定ルーチンでスロットル全閉判定領域
E’に現在位置Q1(Ne1、Pr1)が存在するか否
か判断し、領域内ではスロットル弁15が確実に全閉で
あると判断できる。更に、エンジンのメインルーチンの
途中での燃料供給処理に達するとする。この場合、図1
2に示す燃料供給処理を180°毎のクランクパルスの
割込みによって実行する。ステップs1では燃料カット
フラグF1がセットされているか否か判定し、セット時
にはそのままリターンし、次のクランクパルス割込みを
待つ。他方、燃料カットフラグF1がリセットされてい
るとステップs2に進む。
【0035】ここでは、最新の吸気管内圧Pr1とエン
ジン回転数Ne1より図示しない所定の体積効率マップ
に沿って今回の体積効率ke(例えば0.5〜0.9の
値)を設定する。更に、吸入空気の状態方程式(PL・V
c=Nm・R・Ta)に基づき吸入空気量A/Nを下記の
(4)式で算出し、所定のエリアにストアする。なお、
Lは下死点でのシリンダ内の圧力、Vcはシリンダ容
積、Nmは空気のモル数、Rはガス定数、Ta吸入空気
温度を示す。この内下死点での筒内圧PLは吸気管内圧
Prを体積効率Keで補正してPL(=Pb×Ke)を
求める。
【0036】 PL×1/760×Vc→A/N・・・・・・・(4) この後、ステップs3では吸入空気量A/Nに応じた電
磁弁27の基本駆動時間Tbを算出し、次いで、ステッ
プs4で電磁弁駆動時間Tinjを式(5)より求め
る。ここではメインルーチンでのステップa5で演算さ
れている各補正値を呼出して演算する。 Tinj=Tb×Kwt×Kat×Kap×Kac+Td・・・・・(5) この後、ステップs5では駆動時間Tinjを図示しな
い噴射タイマーにセットし、その後ステップs6でこの
噴射タイマーをトリガすることが行われる。このトリガ
によって、時間Tinjだけ電磁弁27が燃料噴射を実
行する。
【0037】上述の処において、図1のスロットル開度
判定装置は吸気管内圧Prを圧力センサ22を用いて検
出し、その値を判定手段25dでの演算に用いている
が、吸気管内圧Prを圧力センサ22を用い検出するの
に代えて、エアフローセンサを用い吸入空気量A/Nを
直接求め、その値を判定手段25dでの演算に用いても
良く、この場合、判定手段25dの演算処理(ステップ
b2参照)が簡素化される。更に、図1のスロットル開
度判定装置はスロットル弁の特定位置として全閉位置を
設定し、全閉位置にあることを演算処理によって判定
し、その全閉位置の判定情報を用い、メインルーチンや
燃料供給処理ルーチンの制御処理を精度良く行うことが
できたが、このスロットル弁の特定位置は全閉位置に限
るものでは無く、その他の開度の判定も同様の演算処理
を行うことによって実行できる。
【0038】上述のように図1のスロットル開度判定装
置は、記憶手段25bのデータであるISC弁開度マッ
プM−1に基づき、算出手段25c及び判定手段25d
によってスロットル弁15が特定位置(例えば全閉位
置)にあるか否かを判定するので、スロットル開度セン
サを用いること無くスロットル弁15が特定位置(例え
ば全閉位置)にあるか否かを精度良く判定できる。特
に、特定位置が全閉位置である場合、スロットル弁15
が全閉位置で燃料カット判定(ステップa3〜ステップ
a7)を正確に行え、またアイドル安定性も向上する。
特に、算出手段25cによる圧力Pr又は吸入空気量情
報A/Nは、一つの値、例えば現在位置Q(Ne1、P
ro)ではなく、ある範囲、即ち、単位吸気管内圧±Δ
pで挾む所定幅2pを持った値としても良く、この場
合、エンジン制御におけるハンチングを防止できる。
【0039】更に、本装置は大気圧を検出する大気圧検
出手段(図11の切り換え弁駆動ルーチン及び圧力セン
サ22)を備え、算出手段25cは大気圧Paの出力に
対応して(ステップb1〜ステップb3参照)、開度情
報出力手段25aの出力に対応した圧力又は吸入空気量
情報を算出(ステップb4〜ステップb5参照)してい
るので、この場合、高地状況に対応したスロットル開度
判定が可能となり、判定精度が向上する。また、切り換
え弁23と燃圧レギュレータ26との間に圧力センサ2
2を設け、始動後、所定時間内切り換え弁23をONし
ているので、吸気通路から直接圧力センサで大気圧を検
出するものと比べて大気圧を安定して検出出来る。
【0040】更に、本装置の算出手段25cは、開度情
報出力手段25aのISC開度情報を検出する検出部2
5e、記憶手段25bに記憶されたISC弁17の少な
くとも第1乃至第3開度の第1開度と第2開度、及び第
2開度と第3開度との間がそれぞれ直線近似されてお
り、検出部25eにより検出された開度情報出力手段2
5aの出力に対応して圧力又は吸入空気量情報を算出す
る演算部25fとを有している。このため、開度域を分
割(図5では2領域に分割)した上で各分割域の記憶手
段上のデータ(直線近似された吸気管内圧特性線)を取
り込むこととなるので、演算部25fでの圧力又は吸入
空気量情報の精度が向上し、スロットル開度判定精度が
向上する。
【0041】ここでは特に、検出部25eは、スロット
ル弁が特定位置(例えば全閉位置)にある時の吸気通路
10内の圧力又は吸入空気量を少なくとも3つ設定する
に当たり、ISC弁17の開度の増変化(減変化に設定
しても良い)に沿って少なくとも3つの全閉θcと中開
θ60と全開θoとの第1乃至第3開度を設定し、同第1
乃至第3開度に対応した3つの通路内の吸気管内圧P
c,P1,Po又は吸入空気量を設定する。このため、
ISC弁17の開度の変化域を増変化(減変化)に沿っ
て複数領域に分け、それぞれの領域で吸気管内圧特性線
を直線近似処理でき、スロットル全閉判定領域E’をよ
り精度良く設定できる。
【0042】上述の実施形態では、スロットルポジショ
ンセンサなしのシステムについて説明したが、本発明は
何らスロットルポジションセンサなしのシステムに限定
されるものではなく、スロットルポジションセンサ有の
システムにおけるセンサ故障時のフェールセーフ機能と
しても適用できることは言うまでもない。
【0043】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、スロットル弁が特定位置にあるときに得られる圧
力又は吸入空気量を、バイパス弁が少なくとも3つの開
度を占めるときに対応して各回転数毎にそれぞれ記憶す
る記憶手段を備え、算出手段によって、開度情報と記憶
手段の圧力又は吸入空気量情報に基づき開度情報出力手
段の出力に対応した圧力又は吸入空気量情報を算出し、
判定手段によって、算出手段の算出した圧力又は吸入空
気量情報とセンサのセンサ出力とを比較してスロットル
弁が特定位置にあるか否かを判定する。
【0044】このように記憶手段のデータに基づき算出
手段がスロットル弁が特定位置にあるか否かを判定する
ので、スロットル開度センサを用いること無くスロット
ル弁が特定位置にあるか否かを正確に判定できる。特
に、特定位置が全閉位置である場合、スロットル弁が全
閉位置で燃料カット判定等を正確に行え、またアイドル
安定性も向上する。特に、算出手段による圧力又は吸入
空気量情報は、特に一つの値ではなく、ある範囲を持っ
た値としても良く、この場合、エンジン制御におけるハ
ンチングを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのスロットル開度判定
装置を備えたエンジンの概略全体構成図である。
【図2】図1のスロットル開度判定装置のECUの機能
ブロック図である。
【図3】図1のISC弁の弁本体部分の拡大説明図であ
る。
【図4】図1のスロットル開度判定装置のECUが用い
るISC弁開度マップM−1の特性線図である。
【図5】図1のスロットル開度判定装置のECUが設定
するスロットル弁全閉時のISC開度相当吸気管負圧算
出マップM−2の特性線図である。
【図6】図1のスロットル開度判定装置のECUが設定
するスロットル全閉判定領域Eの特性線図である。
【図7】図1のスロットル開度判定装置のECUが変形
例として設定する、スロットル弁全閉時のISC開度相
当吸気管負圧算出マップM−2の特性線図である。
【図8】図1のスロットル開度判定装置のECUが用い
るメインルーチンのフローチャートである。
【図9】図1のスロットル開度判定装置のECUが用い
るスロットル全閉判定領域設定ルーチンのフローチャー
トである。
【図10】図1のスロットル開度判定装置のECUが用
いるスロットル全閉判定ルーチンのフローチャートであ
る。
【図11】図1のスロットル開度判定装置のECUが用
いる切り換え弁駆動ルーチンのフローチャートである。
【図12】図1のスロットル開度判定装置のECUが用
いる燃料供給制御ルーチンのフローチャートである。
【図13】従来のスロットル開度判定装置の付設される
吸気管路の概略構成図である。
【図14】従来のスロットル開度判定装置が用いるIS
C弁開度マップの特性線図である。
【図15】従来のスロットル開度判定装置のECUが設
定するスロットル弁全閉時のISC開度相当吸気管負圧
算出マップの特性線図である。
【符号の説明】
E エンジン 10 吸気通路 15 スロットル弁 16 バイパス路 17 ISC弁 21 エンジン回転センサ 22 圧力センサ 23 切り換え弁 25 ECU 25a 開度情報出力手段 25b 記憶手段 25c 算出手段 25d 判定手段 27 インジェクタ Pc,P1,Po吸気管内圧 θc 全閉 θ60 中開 θo 全開 Pr 吸気管内圧 Pro 圧力 E’ スロットル全閉判定領域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の吸気通路に介装されて人為操作
    可能なスロットル弁と、 該スロットル弁をバイパスするバイパス吸気通路に介装
    されて上記内燃機関の運転状態に応じてアクチュエータ
    により駆動されるバイパス弁と、該バイパス弁の開度情
    報を出力する開度情報出力手段と、 上記スロットル弁の下流側吸気通路内の圧力又は上記内
    燃機関に供給される吸入空気量を検出するセンサと、 上記スロットル弁が特定位置にあるときに得られる上記
    圧力又は上記吸入空気量を、上記バイパス弁が少なくと
    も3つの開度を占めるときに対応して各回転数毎にそれ
    ぞれ記憶する記憶手段と、 上記開度情報出力手段が出力する開度情報と、上記記憶
    手段に記憶された圧力又は吸入空気量情報に基づき該開
    度情報出力手段の出力に対応した圧力又は吸入空気量情
    報を算出する算出手段と、 該算出手段が算出した圧力又は吸入空気量情報と上記セ
    ンサのセンサ出力とを比較して上記スロットル弁が上記
    特定位置にあるか否かを判定する判定手段とを備えたス
    ロットル開度判定装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のスロットル開度判定装置に
    おいて、 大気圧を検出する大気圧検出手段を備え、 上記算出手段は、上記大気圧検出手段の出力に対応して
    上記開度情報出力手段の出力に対応した圧力又は吸入空
    気量情報を算出又は修正することを特徴とするスロット
    ル開度判定装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のスロットル開度判定装置に
    おいて、 少なくとも3つの開度には、第1バイパス開度と、該第
    1バイパス開度より大きい第2バイパス開度と、該第2
    バイパス開度より大きい第3バイパス開度が含まれてお
    り、上記算出手段は、上記開度情報出力手段が上記第1
    バイパス開度と上記第2バイパス開度の間の開度情報を
    出力した際は、該第1バイパス開度に対応する圧力又は
    吸入空気量と該第2バイパス開度に対応する圧力又は吸
    入空気量に基づき直線近似により上記開度情報出力手段
    により出力された開度情報に対応した圧力又は吸入空気
    量を求め、上記開度情報出力手段が上記第2バイパス開
    度と該上記第3バイパス開度の間の開度情報を出力した
    際は、該第2バイパス開度に対応する圧力又は吸入空気
    量と該第3バイパス開度に対応する圧力又は吸入空気量
    に基づき直線近似により上記開度情報出力手段により出
    力された開度情報に対応した圧力又は吸入空気量を求め
    ることを特徴とするスロットル開度判定装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載のスロットル開度判定装置に
    おいて、 上記特定位置とは、上記スロットル弁により上記吸入通
    路を略全閉とした状態に相当し、上記第1バイパス開度
    は、上記バイパス弁の略全閉位置に相当し、上記第3バ
    イパス開度は上記バイパス弁の略全開位置に相当するこ
    とを特徴とするスロットル開度判定装置。
JP1418096A 1996-01-30 1996-01-30 スロットル開度判定装置 Pending JPH09209783A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1418096A JPH09209783A (ja) 1996-01-30 1996-01-30 スロットル開度判定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1418096A JPH09209783A (ja) 1996-01-30 1996-01-30 スロットル開度判定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09209783A true JPH09209783A (ja) 1997-08-12

Family

ID=11853950

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1418096A Pending JPH09209783A (ja) 1996-01-30 1996-01-30 スロットル開度判定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09209783A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001193545A (ja) * 1999-12-04 2001-07-17 Robert Bosch Gmbh 内燃機関を運転する方法
WO2004027242A1 (ja) * 2002-09-20 2004-04-01 Mikuni Corporation スロットル開度推定方法およびECU(Electronic Control Unit)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001193545A (ja) * 1999-12-04 2001-07-17 Robert Bosch Gmbh 内燃機関を運転する方法
WO2004027242A1 (ja) * 2002-09-20 2004-04-01 Mikuni Corporation スロットル開度推定方法およびECU(Electronic Control Unit)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0742595A (ja) 内燃機関の異常判定装置
US4877002A (en) Electronic control device for internal-combustion engines
JPH09209783A (ja) スロットル開度判定装置
JPH08193538A (ja) 内燃機関の燃料制御装置
JP3938670B2 (ja) 燃料噴射制御装置
US5148369A (en) Air-fuel control apparatus for an internal combustion engine
JPH0252105B2 (ja)
US5081974A (en) Fuel control apparatus of an engine
JP4104848B2 (ja) 内燃機関の吸気系故障診断装置およびフェールセーフ装置
JPS6232238A (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JPH05302542A (ja) エンジンの基本燃料噴射量設定方法
JPH0515552Y2 (ja)
JP2757098B2 (ja) アシストエア供給装置付内燃機関の燃料供給制御装置
JPH0523809Y2 (ja)
JPH0455236Y2 (ja)
JPH0553937B2 (ja)
JPH0455234Y2 (ja)
JP2582558B2 (ja) 内燃機関の空燃比の学習制御装置
JPH0450448Y2 (ja)
JP2678297B2 (ja) エンジンの点火時期制御装置
JPH0450449Y2 (ja)
JPH0531242Y2 (ja)
JPH07180596A (ja) エンジン制御用大気圧検出装置
JPS63277837A (ja) 内燃機関の空燃比の学習制御装置
JPH04295138A (ja) エンジンのスロットル弁制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19991012