JPH0455236Y2 - - Google Patents

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JPH0455236Y2
JPH0455236Y2 JP1987123768U JP12376887U JPH0455236Y2 JP H0455236 Y2 JPH0455236 Y2 JP H0455236Y2 JP 1987123768 U JP1987123768 U JP 1987123768U JP 12376887 U JP12376887 U JP 12376887U JP H0455236 Y2 JPH0455236 Y2 JP H0455236Y2
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altitude
learning correction
learning
fuel injection
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、空燃比フイードバツク制御機能をも
つ電子制御燃料噴射装置を有する内燃機関の空燃
比の学習制御装置に関する。
<従来の技術> 従来、空燃比フイードバツク制御機能をもつ電
子制御燃料噴射装置を有する内燃機関において
は、特開昭60−90944号公報、特開昭61−190142
号公報などに示されているように空燃比の学習制
御装置が採用されている。
これは、機関に吸入される空気量に関与する機
関運転状態のパラメータ(例えば機関吸入空気流
量Qと機関回転数N)から算出される基本燃料噴
射量Tpを、機関排気系に設けたO2センサからの
信号に基づいて比例・積分制御などにより設定さ
れるフイードバツク補正係数LAMBDAにより補
正して燃料噴射量Tiを演算し、空燃比を目標空
燃比にフイードバツク制御するものにおいて、空
燃比フイードバツク制御中のフイードバツク補正
係数LAMBDAの基準値からの偏差を予め定めた
機関運転状態のエリア毎に学習して学習補正係数
KMAPを定め、燃料噴射量Tiの演算にあたつて、
基本燃料噴射量Tpをエリア別学習補正係数KMAP
により補正して、フイードバツク補正係数
LAMBDAによる補正なしで演算される燃料噴射
量Tiにより得られるベース空燃比を目標空燃比
に一致させるようにし、空燃比フイードバツク制
御中はさらにフイードバツク補正係数LAMBDA
により補正して燃料噴射量Tiを演算するもので
ある。
これによれば、空燃比フイードバツク制御中は
過渡運転時におけるフイードバツク制御の追従遅
れをなくすことができ、空燃比フイードバツク制
御停止時においては所望の空燃比を正確に得るこ
とができる。
また、スロツトル弁開度αと機関回転数Nとか
ら基本燃料噴射量Tpを定めるシステム{例えば
αとNとからマツプを参照して吸入空気流量Qを
求め、Tp=K・Q/N(Kは定数)なる式より
Tpを演算するシステム}、あるいは、エアフロー
メータを有して吸入空気流量Qを検出し、これと
機関回転数Nとから基本燃料噴射量Tp=K・
Q/Nを演算するシステムで、エアフローメータ
としてフラツプ式(体積流量検出式)のものを用
いるものなどでは、基本燃料噴射量Tpの算出に
空気密度の変化が反映されないが、上記の学習制
御によれば、学習が良好に進行するという前提に
立つ限りにおいては、高度あるいは吸気温による
空気密度の変化にも対応できる。
<考案が解決しようとする問題点> ところで、前記空燃比フイードバツク制御は機
関の運転特性が安定する定常運転時に行うように
しているので、前記エリア別学習制御も定常運転
時に行うようになる。
このため、例えば高地においてエリア別学習制
御が進んだ状態で下り坂を下つて低地に移行しよ
うとすると、以下の不具合がある。
即ち、下り坂走行時においては、過渡運転であ
る減速運転が頻繁に行われるので空燃比フイード
バツク制御が停止されると共に、エリア別学習が
進行しなくなる。また、下り坂走行時には減速運
転或いは減速燃料カツト等により排気温度が低下
しO2センサが不活性となる場合が多く、たまた
まアクセルペダルを踏み込んで他の運転条件がエ
リア別学習制御が可能となる条件に入つてもO2
センサが活性化する前に減速運転に移行するた
め、エリア別学習制御が行われずこれによつても
エリア別学習制御が進行しない。
これにより、下り走行時に高地において学習さ
れたエリア別学習補正係数(エリア別学習補正
量)に基づいて燃料噴射量を演算すると、高度低
下に逆比例する空気密度の変化に対応できず、ベ
ース空燃比が目標空燃比から大きくずれ(高度低
下に伴つてリーン側にずれる)、運転性不良を発
生させる不具合があるものである。
また、下り坂を下り終わつた直後に空燃比フイ
ードバツク制御を開始するときには、高地におい
て学習されたエリア別学習補正係数に基づいて燃
料噴射量を演算するため、フイードバツク制御の
応答遅れ等によりベース空燃比が目標空燃比から
ずれ前記と同様な不具合が発生する。
かかる下り坂における問題点を解消するため、
高度低下に応じて学習した高度学習補正係数によ
り基本燃料噴射量を補正するようにしたものがあ
る(特開昭61−249565号等参照)。
即ち、下り坂走行時には所定期間において減速
運転状態が占める割合が多いことに鑑み、所定期
間における減速割合から高度低下を検出する。そ
して、この減速割合から検出された高度低下に応
じて学習制御された高度学習補正係数により基本
燃料噴射量を補正し、以て下り坂走行時及びその
直後においても最適な空燃比を確保できるように
している。
しかしながら、上記の高度低下検出のための減
速運転状態判定は、車速、機関回転速度、スロツ
トル弁開度等に基づいて行つており、例えばスロ
ツトル弁が全閉のアイドル状態でかつ機関回転速
度が所定のアイドル回転速度を所定以上に越える
運転状態のときを減速運転状態としている。この
ため、例えば下り坂をブレーキを使用せずにサー
ドギヤで車速40Km/hで走行した場合と、これよ
り勾配の急な下り坂をブレーキを使用してやはり
サードギヤで車速40Km/hで走行した場合とで
は、勾配が異なつても同一と判定して同様に高度
学習制御が進行してしまい、特に長時間降坂が連
続するような場合には係る誤判定に基づく学習制
御の誤差が大きくなつて、降坂直後におけるベー
ス空燃比がオーバーリーン化して機関の運転性不
良が発生することがある。
本考案は上記問題点に鑑みなされたものであ
り、減速割合に基づく高度学習制御に大きな誤差
が発生することを回避して、より高精度の高度補
正ができるようにすることを目的とする。
<問題点を解決するための手段> そのため本考案に係る空燃比の学習制御装置
は、第1図に示すように構成される。
即ち、機関に吸入される空気量に関与するパラ
メータを少なくとも含む機関運転状態を検出する
機関運転状態検出手段Aと、 機関排気成分を検出しこれにより機関吸入混合
気の空燃比を検出する空燃比検出手段Bと、 前記機関運転状態検出手段Aにより検出された
前記パラメータに基づいて基本燃料噴射量を設定
する基本燃料噴射量設定手段Cと、 前記基本燃料噴射量を高度補正する高度学習補
正係数を記憶する書き換え可能な高度学習補正係
数記憶手段Dと、 前記空燃比検出手段Bにより検出された空燃比
と目標空燃比とを比較して実際の空燃比を目標空
燃比に近づけるように前記基本燃料噴射量を補正
するためのフイードバツク補正係数を所定の量増
減して設定するフイードバツク補正係数設定手段
Eと、 前記基本燃料噴射量設定手段Cで設定した基本
燃料噴射量、前記高度学習補正係数記憶手段Dに
記憶されている高度学習補正係数、及び前記フイ
ードバツク補正係数設定手段Eで設定したフイー
ドバツク補正係数に基づいて燃料噴射量を演算す
る燃料噴射量演算手段Fと、 該燃料噴射量演算手段Fで演算した燃料噴射量
に相当する駆動パルス信号に応じオン・オフ的に
燃料を機関に噴射供給する燃料噴射手段Gと、 前記フイードバツク補正係数の基準値からの偏
差を学習し、これを減少させる方向に前記高度学
習補正係数記憶手段Dの高度学習補正係数を修正
して書き換える高度学習補正係数修正手段Hと、 機関の減速運転状態を検出する機関減速運転状
態検出手段Iと、 該機関減速運転状態検出手段Iにより検出され
た機関減速運転状態に基づいて所定期間における
減速運転状態が占める減速割合を演算する減速割
合演算手段Jと、 該減速割合演算手段Jにより演算された減速割
合に応じて前記高度学習補正係数記憶手段Dに記
憶された高度学習補正係数を修正して書き換える
高度学習補正係数減速修正手段Kと、 所定高度に対応する大気圧でON・OFFする圧
力スイツチLと、 該圧力スイツチLの反転時の高度における高度
学習補正係数を標準高度学習補正係数として予め
設定し記憶した標準高度学習補正係数記憶手段M
と、 前記圧力スイツチLが反転したときに前記高度
学習補正係数記憶手段Dに記憶されている高度学
習補正係数と前記標準高度学習補正係数記憶手段
Mに記憶されている標準高度学習補正係数とを比
較し、その偏差に応じて前記高度学習補正係数記
憶手段Dに記憶される高度学習補正係数を前記標
準高度学習補正係数に修正して書き換える標準高
度学習補正係数修正手段Nと、 を含んで構成するようにした。
<作用> 基本燃料噴射量設定手段Cは、機関運転状態検
出手段Aにより検出される機関に吸入される空気
量を関与するパラメータに基づいて目標空燃比に
対応する基本燃料噴射量を設定し、フイードバツ
ク補正係数設定手段Eは、空燃比検出手段Bによ
り検出される実際の空燃比と目標空燃比とを比較
し実際の空燃比を目標空燃比に近づけるようにフ
イードバツク補正係数を例えば比例・積分制御に
基づいて所定の量増減して設定する。
燃料噴射量演算手段Fは、基本燃料噴射量、高
度学習補正係数記憶手段Dに記憶された高度学習
補正係数、フイードバツク補正係数に基づいて燃
料噴射量を演算し、この燃料噴射量に相当する駆
動パルス信号に応じ燃料噴射手段Gがオン・オフ
的に燃料を機関に噴射供給する。
一方、高度学習補正係数修正手段Hは、フイー
ドバツク補正係数に基づいて高度学習補正係数記
憶手段Dに記憶される高度学習補正係数を修正し
て書き換える。減速割合演算手段Jは、機関減速
運転状態検出手段Iにより検出された機関減速運
転状態に基づいて所定期間における減速割合を演
算し、高度学習補正係数減速修正手段Kはこの減
速割合に応じて高度学習補正係数の記憶値を修正
して書き換える。
また、圧力スイツチLの反転時において、標準
高度学習補正係数修正手段Nによつて、標準高度
学習補正係数記憶手段Mに記憶された標準高度学
習補正係数と、高度学習補正係数記憶手段Dに記
憶されている高度学習補正係数と、が比較され、
その偏差に応じて高度学習補正係数記憶手段Dに
記憶される高度学習補正係数を前記標準高度学習
補正係数に修正して書き換える。
即ち、高度学習補正係数減速修正手段Kによる
減速割合に基づく高度学習補正係数の修正を、圧
力スイツチLの反転時に(圧力スイツチLが反転
する高度で)チエツクして、予め定めた圧力スイ
ツチLの反転高度における高度学習補正係数と減
速割合に基づいて学習した高度学習補正係数との
偏差によつて高度学習に誤差を検出して標準高度
学習補正係数に記憶値を修正書き換えし、再び減
速割合に基づく学習を行わせる。このように、圧
力スイツチLが反転する高度において誤差を修正
し、再び減速割合に基づく学習を進行させること
により、長時間の降坂時においても学習誤差が大
きくなることを回避するものである。
<実施例> 以下に本考案の一実施例を説明する。
第2図において、機関1には、エアクリーナ
2、スロツトルボデイ3及び吸気マニホールド4
を介して空気が吸入される。
スロツトルボデイ3内には図示しないアクセル
ペダルと連動するスロツトル弁5が設けられてい
ると共に、その上流に燃料噴射手段としての燃料
噴射弁6が設けられている。この燃料噴射弁6は
ソレノイドに通電されて開弁し通電停止されて閉
弁する電磁式燃料噴射弁であつて、後述するコン
トロールユニツト14からの駆動パルス信号によ
り通電されて開弁し、図示しない燃料ポンプから
圧送されてプレツシヤレギユレータにより所定の
圧力に調整された燃料を噴射供給する。尚、この
例はシングルポイントインジエクシヨンシステム
であるが、吸気マニホールドのブランチ部又は機
関の吸気ポートに各気筒毎に燃料噴射弁を設ける
マルチポイントインジエクシヨンシステムであつ
ても良い。
機関1の燃焼室には点火栓7が設けられてい
る。この点火栓7はコントロールユニツト14か
らの点火信号に基づいて点火コイル8にて発生す
る高電圧がデイストリビユータ9を介して印加さ
れ、これにより火花点火して混合気を着火燃焼さ
せる。
機関1からは、排気マニホールド10、排気ダ
クト11、三元触媒12及びマフラー13を介し
て排気が排出される。
コントロールユニツト14は、CPU,ROM,
RAM,A/D変換器及び入出力インタフエイス
を含んで構成されるマイクロコンピユータを備
え、各種のセンサからの入力信号を受け、後述の
如く演算処理して、燃料噴射弁6及び点火コイル
8の作動を制御する。
前記各種のセンサとしては、スロツトル弁5に
ポテンシヨメータ式のスロツトルセンサ15が設
けられていて、スロツトル弁5の開度αに応じた
電圧信号を出力する。スロツトルセンサ15内に
はまたスロツトル弁5の全閉位置でONとなるア
イドルスイツチ16が設けられている。
また、デイストリビユータ9に内蔵されてクラ
ンク角センサ17が設けられていて、クランク角
2°毎のポジシヨン信号と、クランク角180°毎(4
気筒の場合)のリフアレンス信号とを出力する。
ここで、単位時間当りのポジシヨン信号のパルス
数あるいはリフアレンス信号の周期を測定するこ
とにより機関回転数Nを算出可能である。
また、機関冷却水温Twを検出する水温センサ
18、車速VSPを検出する車速センサ19、更
に大気圧が所定以下(若しくは所定以上)でON
となる圧力スイツチ23等が設けられている。
これらスロツトルセンサ15、クランク角セン
サ17などが機関運転状態検出手段である。ま
た、クランク角センサ17とアイドルスイツチ1
6とが期間減速運転状態検出手段に相当する。
また、排気マニホールド10にO2センサ20
が設けられている。このO2センサ20は混合気
を目標空燃比である理論空燃比付近で燃焼させた
ときを境として起電力が急変する公知のセンサで
ある。従つてO2センサ20は空燃比(リツチ・
リーン)検出手段である。
更にコントロールユニツト14にはその動作電
源としてまた電源電圧の検出のためバツテリ21
がイグニツシヨンキースイツチ22を介して接続
されている。また、コントロールユニツト14内
のRAMの動作電源としては、イグニツシヨンキ
ースイツチ22OFF後も記憶内容を保持させる
ため、バツテリ21をイグニツシヨンキースイツ
チ22を介することなく適当な安定化電源を介し
て接続してある。
ここにおいて、コントロールユニツト14に内
蔵されたマイクロコンピユータのCPUは、第3
図〜第10図にフローチヤートとして示すROM
上のプログラム(燃料噴射量演算ルーチン、フイ
ードバツク制御ゾーン判定ルーチン、比例・積分
制御ルーチン、学習ルーチン、KALT学習サブル
ーチン、KMAP学習サブルーチン、イニシヤライ
ズルーチン、高度学習補正ルーチン)に従つて演
算処理を行い、燃料噴射を制御する。
尚、基本燃料噴射量設定手段、フイードバツク
補正係数設定手段、燃料噴射量演算手段、高度学
習補正係数修正手段、減速割合演算手段、高度学
習補正係数減速修正手段及び標準高度学習補正係
数修正手段としての機能は、前記プログラムによ
り達成される。また、高度学習補正係数記憶手段
及び標準高度補正係数記憶手段としてはRAMを
用いる。
第3図の燃料噴射量演算ルーチンにおいて、ス
テツプ1(図にはS1と記してある。以下同様)
ではスロツトルセンサ15からの信号に基づいて
検出されるスロツトル弁開度αとクランク角セン
サ17からの信号に基づいて算出される機関回転
数Nとを読込む。
ステツプ2ではスロツトル弁開度αと機関回転
数Nとに応じた吸入空気流量Qを予め実験等によ
り求めて記憶してあるROM上のマツプを参照し
実際のα、Nに対応するQを検索して読込む。
ステツプ3では吸入空気流量Qと機関回転数N
とから単位回転当りの吸入空気流量に相当する基
本燃料噴射量Tp=K・Q/N(Kは定数)を演算
する。ここで、ステツプ1〜3の部分が基本燃料
噴射量設定手段に相当する。
ステツプ4ではスロツトルセンサ15からの信
号に基づいて検出されるスロツトル弁開度αの変
化率あるいはアイドルスイツチ16のONから
OFFへの切換わりによる加速補正分、水温セン
サ18からの信号に基づいて検出される機関冷却
水温Twに応じた水温補正分などを含む各種補正
係数COEFを設定する。
ステツプ5では高度学習補正係数記憶手段とし
てのRAMの所定アドレスに記憶されている高度
学習補正係数(高度学習補正量)としての一律学
習補正係数KALTを読込む。尚、一律学習補正係
数KALTは学習が開始されていない時点では初期
値0として記憶されており、これが読込まれる。
ステツプ6では機関運転状態を表す機関回転数
Nと基本燃料噴射量(負荷)Tpとに対応してエ
リア別学習補正係数KMAPを記憶してあるRAM上
のマツプを参照し、実際の機関回転数N、基本燃
料噴射量Tpに対応するエリア別学習補正係数
KMAPを検索して読込む。尚、エリア別学習補正
係数KMAPのマツプは、機関回転数Nを横軸、基
本燃料噴射量Tpを縦軸として、8×8程度の格
子により機関運転状態のエリアを分け、各エリア
毎にエリア別学習補正係数KMAPを記憶させてあ
り、学習が開始されていない時点では、全て初期
値0を記憶させてある。
ステツプ7では後述する第5図の比例・積分制
御ルーチンによつて設定されているフイードバツ
ク補正係数LAMBDAを読込む。尚、おのフイー
ドバツク補正係数LAMBDAの基準値は1であ
る。
ステツプ8ではバツテリ21の電圧値に基づい
て電圧補正分Tsを設定する。これはバツテリ電
圧の変動による燃料噴射弁の噴射量(有効開弁時
間)変化を補正するためのものである。
ステツプ9では燃料噴射量Tiを次式に従つて
演算する。この部分が燃料噴射量演算手段に相当
する。
Ti=Tp・COEF・(LAMBDA+KALT+KMAP)+
Ts ステツプ10では演算された燃料噴射量Tiを出
力用レジスタにセツトする。これにより、予め定
められた機関回転同期(例えば1/2回転毎)の燃
料噴射タイミングになると、Tiのパルス巾をも
つ駆動パルス信号が燃料噴射弁6に与えられて、
燃料噴射が行われる。
第4図はフイードバツク制御ゾーン判定ルーチ
ンで、原則として低中回転かつ低中負荷の場合に
空燃比のフイードバツク制御を行い、高回転又は
高負荷の場合に空燃比のフイードバツク制御を停
止するためのものである。
ステツプ21では機関回転数Nから比較Tpを検
索し、ステツプ22では実際の基本燃料噴射量Tp
(実Tp)と比較Tpとを比較する。
実Tp≦比較Tpの場合、すなわち低中回転から
低中負荷の場合は、ステツプ23へ進んでデイレー
タイマ(クロツク信号によりカウントアツプされ
るもの)をリセツトした後、ステツプ26へ進んで
λcontフラグを1にセツトする。これは低中回転
かつ低中負荷の場合に空燃比のフイードバツク制
御を行わせるためである。
実Tp>比較Tpの場合、すなわち高回転又は高
負荷の場合は、原則として、ステツプ27へ進んで
λcontフラグを0にする。これは空燃比のフイー
ドバツク制御を停止し、別途リツチな出力空燃比
を得て、排気温度の上昇を抑制し、機関1の焼付
きや触媒12の焼損などを防止するためである。
ここで、高回転又は高負荷の場合であつても、
ステツプ24でデイレータイマの値を所定値と比較
することにより、高回転又は高負荷に移行した
後、所定時間経過するまでは、ステツプ26へ進ん
でλcontフラグを1にセツトし続け、空燃比のフ
イードバツク制御を続けるようにする。これは、
山登り走行は高回転・高負荷領域で行われるた
め、空気密度変化分についての学習の機会を増す
ためである。但し、ステツプ25での判定で機関回
転数Nが所定値(例えば3800rpm)を越えた場合
は、安全のため空燃比のフイードバツク制御を停
止する。
第5図は比例・積分制御ルーチンで、所定時間
(例えば10ms)毎に実行され、これによりフイー
ドバツク補正係数LAMBDAが設定される。従つ
てこのルーチンがフイードバツク補正係数設定手
段に相当する。
ステツプ31ではλcontフラグの値を判定し、0
の場合はこのルーチンを終了する。この場合は、
フイードバツク補正係数LAMBDAは前回値(又
は基準値1)にクランプされ、空燃比のフイード
バツク制御が停止される。
λcontフラグが1の場合は、ステツプ32へ進ん
でO2センサ20の出力電圧V02を読込み、次のス
テツプ33で理論空燃比相当のスライスレベル電圧
Vrefと比較することにより空燃比のリツチ・リー
ンを判定する。
空燃比がリーン(VO2<Vref)のときは、ステ
ツプ33からステツプ34へ進んでリツチからリーン
への反転時(反転直後)であるか否かを判定し、
反転時にはステツプ35へ進んでフイードバツク補
正係数LAMBDAを前回値に対し所定の比例定数
P分増大させる。反転時以外はステツプ36へ進ん
でフイードバツク補正係数LAMBDAを前回値に
対し所定の積分定数I分増大させ、こうしてフイ
ードバツク補正係数LAMBDAを一定の傾きで増
大させる。尚、P>>Iである。
空燃比がリツチ(VO2>Vref)のときは、ステ
ツプ33からステツプ37へ進んでリーンからリツチ
への反転時(反転直後)であるか否かを判定し、
反転時にはステツプ38へ進んでフイードバツク補
正係数LAMBDAを前回値に対し所定の比例定数
P分減少させる。反転時以外はステツプ39へ進ん
でフイードバツク補正係数LAMBDAを前回値に
対し所定の積分定数I分減少させ、こうしてフイ
ードバツク補正係数LAMBDAを一定の傾きで減
少させる。
第6図は学習ルーチンで、第7図はKALT学習
サブルーチン、第8図はKMAP学習サブルーチン
である。
第6図のステツプ41ではλcontフラグの値を判
定し、0の場合は、ステツプ42へ進んでカウント
値CALT,CMAPをクリアした後、このルーチンを終
了する。これは空燃比のフイードバツク制御が停
止されているときは学習を行うことができないか
らである。
λcontフラグが1の場合、即ち空燃比のフイー
ドバツク制御中は、ステツプ43以降へ進んで一律
学習補正係数KALTについて学習(以下KALT学習
という)とエリア別学習補正係数KMAPについて
の学習(以下KMAP学習という)との切換えを行
う。
即ち、KALT学習は第11図にハツチングを付
して示すように各機関回転数Nでスロツトル弁開
度αの変化に対し吸入空気流量Qが変化しなくな
る所定の高負荷領域(以下Qフラツト領域とい
う)で優先的に行い、KMAP学習はその他の領域
で行うので、ステツプ43では機関回転数Nから比
較α1を検索し、ステツプ44では実際のスロツトル
弁開度α(実α)と比較α1とを比較する。
比較の結果、実α≧比較α1(Qフラツト領域)
の場合は、減速としてステツプ48,49へ進ませ、
カウント値CMAPをクリアした後、第7図のKALT
学習サブルーチンを実行させる。
但し、シングルポイントインジエクシヨンシス
テムの場合、スロツトル弁開度が極めて大きい領
域では吸気流速が遅くなり、各気筒への分配性が
悪化するので、分配悪化領域を機関回転数に対す
るスロツトル弁開度で割付けておき、それ以上の
スロツトル弁開度でKALT学習を禁止する。この
ため、ステツプ45で機関回転数Nから比較α2を検
索し、ステツプ46で実αと比較α2とを比較して、
実α>比較α2の場合は、ステツプ50,51へ進ま
せ、カウント値CALTをクリアした後、第8図の
KMAP学習サブルーチンへ移行させる。
また、シングルポイントインジエクシヨンシス
テムの場合、燃料噴射弁6から機関1の燃焼室ま
での距離が長く、急加速中は壁流燃料の影響で、
正確なKALT学習ができないので、急加速した時
は所定時間即ち壁流が定常となるまで待つて
KALT学習を行う。このため、ステツプ47で加速
後所定時間経過したか否かを判定し、経過してい
ない場合は、ステツプ50,51へ進ませ、カウント
値CALTをクリアした後、第8図のKMAP学習サブ
ルーチンへ移行させる。
ステツプ44での判定で、実α<比較α1の場合
は、ステツプ50,51へ進ませ、カウント値CALT
クリアした後、第8図のKMAP学習サブルーチン
へ移行させる。
次に第7図のKALT学習サブルーチンについて
説明する。この部分が高度学習補正係数修正手段
である。
ステツプ61でO2センサ20の出力が反転即ち
フイードバツク補正係数LAMBDAの増減方向が
反転したか否かを判定し、このサブルーチンを繰
り返して反転する時に、ステツプ62で反転回数を
表すカウント値CALTを1アツプし、例えばCALT
3となつた段階、ステツプ63からステツプ64へ進
んで現在のフイードバツク補正係数LAMBDAの
基準値1からの偏差(LAMBDA−1)を
ΔLAMBDA1として一時記憶し、学習を開始す
る。
そして、CALT=4以上となると、ステツプ63か
らステツプ65へ進んでそのときのフイードバツク
補正係数LAMBDAの基準値1からの偏差
(LAMBDA−1)をΔLAMBDA2として一時記
憶する。このとき記憶されているΔLAMBDA1
ΔLAMBDA2とは第12図に示すように前回(例
えば3回目)の反転から今回(例えば4回目)の
反転までのフイードバツク補正係数LAMBDAの
基準値1からの偏差の上下のピーク値である。
このようにしてフイードバツク補正係数
LAMBDAの基準値1からの偏差の上下のピーク
値ΔLAMBDA1、ΔLAMBDA2が求まると、ステ
ツプ66に進んで、それらの平均値
(次式参照)を求める。
=(ΔLAMBDA1
ΔLAMBDA2)/2 次にステツプ67に進んでRAMの所定アドレス
に記憶されている現在の一律学習補正係数KALT
(初期値0)を読出す。
次にステツプ68に進んで次式に従つて現在の一
律学習補正係数KALTにフイードバツク補正係数
の基準値からの偏差の平均値を所定
割合加算することによつて新たな一律学習補正係
数KALTを演算し、RAMの所定アドレスの一律学
習補正係数のデータを修正して書き換える。
KALT←KALT+MALT・ (MALTは加算割合定数で、0<MALT<1) この後は、ステツプ69で次の学習のため
ΔLAMBDA2をΔLAMBDA1に代入する。
そして、ステツプ70でKALT学習カウンタを1
アツプする。尚、このKALT学習カウンタは、エ
ンジンキースイツチ22(又はスタートスイツ
チ)の投入時に実行される第9図のイニシヤライ
ズルーチンによつて0にされているもので、エン
ジンキースイツチ22の投入後からのKALT学習
の回数をカウントしている。
次に第8図のKMAP学習サブルーチンについて
説明する。
ステツプ81では機関運転状態を表す機関回転数
Nと基本燃料噴射量Tpとが前回と同一エリアに
あるか否かを判定し、エリアが変わつた場合は、
ステツプ82に進んでカウント値CMAPをクリアした
後、このルーチンを終了する。
前回と同一エリアの場合は、ステツプ83でO2
センサ20の出力が反転すなわちフイードバツク
補正係数LAMBDAの増減方向が反転したか否か
を判定し、このサブルーチンを繰返して判定する
毎に、ステツプ84で反転回数を表すカウント値
CMAPを1アツプし、例えばCMAP=3となつた段階
で、ステツプ85からステツプ86へ進んで現在のフ
イードバツク補正係数LAMBDAの基準値1から
の偏差(LAMBDA−1)をΔLAMBDA1として
一時記憶し、学習を開始する。
そして、CMAP=4以上となると、ステツプ85か
らステツプ87へ進んで、そのときのフイードバツ
ク補正係数LAMBDAの基準値1からの偏差
(LAMBDA−1)をΔLAMBDA2として一時記
憶する。
このようにしてフイードバツク補正係数
LAMBDAの基準値1からの偏差の上下のピーク
値ΔLAMBDA1,ΔLAMBDA2が求まると、ステ
ツプ88に進んでそれらの平均値を求
める。
次にステツプ89に進んでRAM上のマツプに現
在のエリアに対応して記憶してあるエリア別学習
補正係数KMAP(初期値0)を検索して読出す。
次にステツプ90に進んでKALT学習カウンタの
値を所定値と比較し、所定値未満のときはステツ
プ91で加算割合定数(重み付け定数)MMAPを0
を含む比較的小さな値M0にセツトする。また、
所定値以上のときはステツプ92で加算割合定数
(重み付け定数)MMAPを比較的大きな値M1(但
し、M1<<MALT)にセツトする。
次にステツプ93に進んで次式に従つて現在のエ
リア別学習補正係数KMAPにフイードバツク補正
係数の基準値からの偏差の平均値を
所定割合加算することによつて新たなエリア別学
習補正係数KMAPを演算し、RAM上のマツプの同
一エリアのエリア別学習補正係数KMAPのデータ
を修正して書き換える。
KMAP←KMAP+MMAP・ (MMAPは加算割合定数で、0<MMAP<1) この後は、ステツプ94で次の学習のため
ΔLAMBDA2をΔLAMBDA1に代入する。
前述の加算割合定数(重み付け定数)について
MALT≧MMAPとするのは、空気密度変化に係る
KALT学習を先に進行させた上で、エリア別の
KMAP学習をさせるためである。また、エンジン
キースイツチ22(又はスタートスイツチ)投入
後のKALT学習の回数に応じてMMAPの値を変化さ
せるのは、KALT学習を経験するまで、KMAP学習
の進行を抑え、極端な場合はMMAP=0として
KMAP学習を禁止するためである。
このようにして、登坂走行時或いは高地に移行
したときにもエリア別学習補正係数KMAPと一律
学習補正係数KALTとに基づいて空燃比が最適に
なるように燃料噴射量が演算される。尚、一律学
習補正係数KALTは、高度が高くなるに従つて空
気密度が小さくなるため負の値になる。
次に山下り(降坂)走行時に有効に適応される
高度学習補正ルーチンについて第10図により説
明する。このルーチンが高度学習補正係数減速修
正手段と標準高度学習補正係数修正手段である。
ステツプ101ではタイマによりカウントされた
カウント時間が設定走行時間Tを経過したか否か
を判定し、YESのときにはステツプ102に進み、
NOのときにはタイマのカウント時間が前記設定
走行時間T未満でであると判定しステツプ107に
進む。
ステツプ102では、タイマのカンウト値を初期
値にリセツトして再びカウントを開始させる。
ステツプ103では、後述するステツプ107で積算
された減速積算時間TBと前記設定走行時間Tと
から減速割合X(=TB/T×100%)を演算する。
ステツプ104では、演算された減速割合Xに基
づいてROM上のマツプから高度増加率Kを検索
する。前記高度増加率Kは、前記減速割合Xが大
きくなるに従つて増大されるように設定されてい
る。
ここで、減速割合Xは、一般市街地等の平地走
行時には例えば20%程度と小さくなる一方、下り
坂走行時には例えば60%程度と大きくなる傾向を
示す。従つて、前記増加率Kは、減速割合Xが20
%付近において0に設定され、20%を越えた領域
において増大するように設定してある。
ステツプ105では、RAMの所定アドレスに記
憶されている現在の一律学習補正係数KALTを読
出す。
ステツプ106では、読出した一律学習補正係数
KALTに前記検索された高度増加率Kを加算して
新たな一律学習補正係数KALTを演算し、RAMの
データを新たな一律学習補正係数KALTに修正し
て書き換える。
また、ステツプ107では、アイドルスイツチ1
6がONの状態(スロツトル弁5の全閉状態)
で、かつ、機関回転数Nがアイドル回転数を越え
る所定値(例えば1500r.p.m)以上のときに減速
運転であると判定し、この減速運転が検出された
時間をタイマにより積算し前記設定走行時間T以
内における減速積算時間TBを求める。
このようにして、下りさう走行時の減速運転状
態に対応する減速割合Xに応じて一律学習補正係
数KALTを学習制御すると、例えば下り坂走行時
に変化する空気密度に対応して、一律学習補正係
数KALTを変化させることができる。
ステツプ108では、圧力スイツチ23のON・
OFFが反転したか否かを判定する。この圧力ス
イツチ23は、所定高度における大気圧を境界と
して反転するように設定してあるため、圧力スイ
ツチ23の反転が判定さたときには、予め設定さ
れた標準高度であることを意味する。
ここで、圧力スイツチ23の反転が判定される
と、ステツプ109でRAMの所定アドレスに記憶
されている現在の一律学習補正係数KALT(ステツ
プ106で新たに書き換えられたKALTを含む)を読
出す。
ステツプ110では、圧力スイツチ23が反転す
る高度(以下標準高度という)において最適な空
燃比が得られるよう予め実験等によつて求め
RAMに記憶しておいた一律学習補正係数KALT
値(標準高度における最適補正係数である標準
値)と、ステツプ109で読出した現在記憶されて
いる一律学習補正係数KALTとを比較する。
ここで、減速割合Xに基づく一律学習補正係数
KALTの学習制御が精度良く行われていれば、圧
力スイツチ23の反転時に適合する標準値と減速
割合Xに基づいて学習させた記憶値とは略一致す
るはずであるが、両者に所定以上の偏差がある場
合には減速割合Xに基づく学習が実際の降坂にお
ける高度変化(空気密度変化)に旨く同期してい
ないことになり、このような誤差のある状態で更
に減速割合Xに基づく学習を進行させると寄り誤
差を拡大させることになつてしまう。
従つて、圧力スイツチ23が反転する所定高度
において、学習された一律学習補正係数KALT
記憶値が、予め係る高度に対応させて設定した標
準値に対して大きな偏差を有しているときには、
ステツプ111へ進んでRAMの所定アドレスの一
律学習補正係数KALTのデータを前記標準値に修
正して書き換える。
このように、圧力スイツチ23が反転する高度
において減速割合Xに基づいて学習させた一律学
習補正係数KALTの誤差を検出して、誤差がある
場合には標準高度に適合した値に修正できるた
め、減速割合Xによる学習誤差を降坂途中で修正
して、下り坂走行時における高度学習の精度を向
上できるものである。
従つて、係る一律学習補正係数KALTと前記エ
リア別学習補正係数KMAPとに基づいて燃料噴射
量を演算すれば、下り坂走行時に空気密度が変化
してもその空気密度変化に対応してベース空燃比
(空燃比)を目標空燃比に近づけることができ、
以て機関の運転性能を良好に維持できる。
また、下り坂を下り終わつた直後に空燃比フイ
ードバツク制御を開始しても応答性良く空燃比を
目標空燃比に近づけることができ機関の運転性能
を良好に維持できる。
尚、本実施例では、圧力スイツチ23を一つ設
けたが、それぞれ異なる高度で反転する圧力スイ
ツチを複数設け、一律学習補正係数KALTの学習
精度のチエツク機会を複数設定するようにしても
良い。
<考案の効果> 本考案は、以上説明したように、減速割合に応
じて高度学習補正係数を高度学習制御するように
したものにおいて、圧力スイツチの反転時に係る
高度学習制御の誤差を検出して修正できるように
したので、下り坂走行時における高度学習の精度
が向上し、高地からの下り坂走行時或いは低地に
移行した直後の空燃比を目標空燃比に近づけるこ
とができ、以て機関の運転性能を良好に維持でき
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構成を示すブロツク図、第2
図は本考案の一実施例を示すシステム図、第3図
〜第10図は同上実施例における制御内容を示す
フローチヤート、第11図は一律学習補正係数
KALT(高度学習補正係数)についての学習領域を
示すグラフ、第12図はフイードバツク補正係数
の変化の様子を示すタイムチヤートである。 1……機関、5……スロツトル弁、6……燃料
噴射弁、14……コントロールユニツト、15…
…スロツトルセンサ、17……クランク角セン
サ、20……O2センサ、23……圧力スイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 機関に吸入される空気量に関与するパラメータ
    を少なくとも含む機関運転状態を検出する機関運
    転状態検出手段と、 機関排気成分を検出しこれにより機関吸入混合
    気の空燃比を検出する空燃比検出手段と、 前記機関運転状態検出手段により検出された前
    記パラメータに基づいて基本燃料噴射量を設定す
    る基本燃料噴射量設定手段と、 前記基本燃料噴射量を高度補正する高度学習補
    正係数を記憶する書き換え可能な高度学習補正係
    数記憶手段と、 前記空燃比検出手段により検出された空燃比と
    目標空燃比とを比較して実際の空燃比を目標空燃
    比に近づけるように前記基本燃料噴射量を補正す
    るためのフイードバツク補正係数を所定の量増減
    して設定するフイードバツク補正係数設定手段
    と、 前記基本燃料噴射量設定手段で設定した基本燃
    料噴射量、前記高度学習補正係数記憶手段に記憶
    されている高度学習補正係数、及び前記フイード
    バツク補正係数設定手段で設定したフイードバツ
    ク補正係数に基づいて燃料噴射量を演算する燃料
    噴射量演算手段と、 該燃料噴射量演算手段で演算した燃料噴射量に
    相当する駆動パルス信号に応じオン・オフ的に燃
    料を機関に噴射供給する燃料噴射手段と、 前記フイードバツク補正係数の基準値からの偏
    差を学習し、これを減少させる方向に前記高度学
    習補正係数記憶手段の高度学習補正係数を修正し
    て書き換える高度学習補正係数修正手段と、 機関の減速運転状態を検出する機関減速運転状
    態検出手段と、 該機関減速運転状態検出手段により検出された
    機関減速運転状態に基づいて所定期間における減
    速運転状態が占める減速割合を演算する減速割合
    演算手段と、 該減速割合演算手段により演算された減速割合
    に応じて前記高度学習補正係数記憶手段に記憶さ
    れた高度学習補正係数を修正して書き換える高度
    学習補正係数減速修正手段と、 所定高度に対応する大気圧でON・OFFする圧
    力スイツチと、 該圧力スイツチの反転時の高度における高度学
    習補正係数を標準高度学習補正係数として予め設
    定し記憶した標準高度学習補正係数記憶手段と、 前記圧力スイツチが反転したときに前記高度学
    習補正係数記憶手段に記憶されている高度学習補
    正係数と前記標準高度学習補正係数記憶手段に記
    憶されている標準高度学習補正係数とを比較し、
    その偏差に応じて前記高度学習補正係数記憶手段
    に記憶される高度学習補正係数を前記標準高度学
    習補正係数に修正して書き換える標準高度学習補
    正係数修正手段と、 を含んで構成されることを特徴とする内燃機関
    の空燃比の学習制御装置。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58213963A (ja) * 1982-06-07 1983-12-13 日産自動車株式会社 車両用電子錠装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58213963A (ja) * 1982-06-07 1983-12-13 日産自動車株式会社 車両用電子錠装置

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