JPH09208043A - 物品移載装置 - Google Patents

物品移載装置

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JPH09208043A
JPH09208043A JP1679296A JP1679296A JPH09208043A JP H09208043 A JPH09208043 A JP H09208043A JP 1679296 A JP1679296 A JP 1679296A JP 1679296 A JP1679296 A JP 1679296A JP H09208043 A JPH09208043 A JP H09208043A
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JP
Japan
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article
sheet
posture
shaped member
curved
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JP1679296A
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Inventor
Takashi Komatsu
尚 小松
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Toyo Kanetsu KK
Original Assignee
Toyo Kanetsu KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特殊構造のコンテナ等を必要とすることな
く、物品をダンボール箱等の汎用性のある箱体内の底面
上に移載する。 【解決手段】 シート状部材20は、物品10を載置可
能な水平姿勢で物品10を載置された際、物品10の重
みによって、下方に所定量撓むように湾曲して箱体12
内の底面12aに接近した湾曲姿勢に変位する。そして
シート状部材20は、湾曲姿勢への変位に伴って、長手
方向の所定の位置に穿設された貫通孔21から、物品1
0を箱体12内の底面12a上に移載する。物品10の
移載後、シート状部材20は、重り33による所要のテ
ンションによって、水平姿勢に戻される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品をダンボール
箱等の汎用性のある箱体内の底面上に移載するための物
品移載装置に関し、詳しくは特殊構造のコンテナ等を必
要とすることなく、移載に伴って物品に与える衝撃等を
極力抑制するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンベヤからの物品をコンテナに
投入する物品投入装置として、特開平7−285659
号公報には、図16(a)〜(c)に示すように、コン
ベヤ50からの物品51を、シュート52を介してホッ
パ53に導入するとともに、ホッパ53の底面を閉塞し
ているシャッタ54を開放することによって、物品51
をコンテナ55内の底板56上に投入するものが記載さ
れている。コンテナ55においては、底板56が枠体5
7に昇降可能に支持されている。底板56は、物品51
がホッパ53から投入される際、図16(b)及び
(c)に示すように、エアシリンダ等からなる昇降手段
58によって、ホッパ53の底面近傍の高さ位置まで上
昇されている。これにより、ホッパ53の底面上の物品
51とコンテナ55の底板56との垂直距離が短縮さ
れ、物品51に与える衝撃等が極力抑制される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の物品投
入装置では、物品51がホッパ53からコンテナ55内
の底板56上に投入される際、コンテナ55の底板56
を、昇降手段58によってホッパ53の底面近傍の高さ
位置まで上昇させている。これにより、ホッパ53の底
面上の物品51とコンテナ55の底板56との垂直距離
を短縮し、物品51に与える衝撃等を抑制する。したが
って、物品51の破損等を防止することができる。しか
しコンテナ55としては、底板56を昇降手段58によ
って昇降させることが可能な特殊構造のものに限定され
る。したがって、一定の形態を有する汎用性のある箱
体、すなわち例えば底板56が枠体57と一体となって
いるダンボール箱のような箱体には、物品51を投入す
ることができないという問題があった。また多数の駆動
源を必要とするため、装置の大型化が避けられないとい
う問題があった。
【0004】本発明は、物品をダンボール箱等の汎用性
のある箱体内の底面上に移載することができ、特殊構造
のコンテナ等を必要としないものでありながら、移載に
伴って物品に与える衝撃等を極力抑制することができる
物品移載装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、物
品を箱体内の底面上に移載する物品移載装置において、
箱体の上方において物品を載置可能な姿勢から、下方に
所定量撓むように湾曲して箱体内の底面に接近する姿勢
まで、長手方向に沿う移動によって変位可能に設けら
れ、長手方向の所定の位置に貫通孔を有するシート状部
材と、該シート状部材を長手方向一方に付勢する付勢手
段とを備え、前記シート状部材は、物品を載置可能な姿
勢で物品を載置された際、物品の重みによって下方に所
定量撓むように湾曲した姿勢に変位するとともに、変位
に伴って物品を貫通孔から箱体内の底面上に移載し、更
に物品の移載後、前記付勢手段によって物品を載置可能
な姿勢に戻されることを特徴とする物品移載装置により
達成される。
【0006】本発明の上記目的は、物品を箱体内の底面
上に移載する物品移載装置において、箱体の上方におい
て物品を載置可能な姿勢から、下方に所定量撓むように
湾曲して箱体内の底面に接近する姿勢まで、長手方向に
沿う移動によって変位可能に設けられ、長手方向の所定
の位置に貫通孔を有するシート状部材と、該シート状部
材を長手方向に沿って移動させる駆動手段とを備え、前
記シート状部材は、物品を載置可能な姿勢で物品を載置
された際、前記駆動手段によって長手方向に沿って移動
され、下方に所定量撓むように湾曲した姿勢に変位する
とともに、変位に伴って物品を貫通孔から箱体内の底面
上に移載し、更に物品の移載後、前記駆動手段によって
長手方向に沿う前記移動方向と逆方向に移動され、物品
を載置可能な姿勢に戻されることを特徴とする物品移載
装置により達成される。
【0007】
【作用】本発明に係る物品移載装置において、シート状
部材は、物品を載置可能な姿勢で物品を載置された際、
物品の重みによって下方に所定量撓むように湾曲した姿
勢に変位するとともに、変位に伴って物品を貫通孔から
箱体内の底面上に移載する。物品の移載後、シート状部
材は、付勢手段によって物品を載置可能な姿勢に戻され
る。
【0008】本発明に係る物品移載装置において、シー
ト状部材は、物品を載置可能な姿勢で物品を載置された
際、駆動手段によって長手方向に沿って移動され、下方
に所定量撓むように湾曲した姿勢に変位するとともに、
変位に伴って物品を貫通孔から箱体内の底面上に移載す
る。物品の移載後、シート状部材は、駆動手段によって
長手方向に沿う前記移動方向と逆方向に移動され、物品
を載置可能な姿勢に戻される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図示実施形態により、本発明
を説明する。図1は、本発明の第1実施形態である物品
移載装置を示す斜視図である。また図2〜図9はそれぞ
れ、物品移載装置の各作動状態を示す概略側面図であ
る。すなわち図2は、シート状部材が水平姿勢にある状
態を、図3は、シート状部材が湾曲し始めた状態を、図
4は、シート状部材が少し湾曲した状態を、図5は、シ
ート状部材が更に湾曲した状態をそれぞれ示す。また図
6は、シート状部材が湾曲姿勢となった状態を、図7
は、シート状部材が湾曲姿勢から水平姿勢に戻され始め
た状態を、図8は、シート状部材が湾曲姿勢から水平姿
勢に戻される途中の状態を、図9は、シート状部材が湾
曲姿勢から水平姿勢に戻された状態をそれぞれ示す。
【0010】図1において、物品10は、ベルトコンベ
ヤ等からなる搬入側コンベヤ11から閉鎖されたシャッ
ター34上に移載されるとともに、シャッター34の開
放に伴ってシート状部材20上に移載される。シート状
部材20上の物品10は、物品10の重みによるシート
状部材20の湾曲に伴って、ダンボール箱等の箱体12
の底面12a(図2)近傍まで下降され、シート状部材
20の貫通孔21から箱体12内の底面12a上に移載
される。箱体12内の底面12a上の物品10は、ベル
トコンベヤ等からなる搬出側コンベヤ13によって、箱
体12ごと搬出される。なお符号14は、搬入側コンベ
ヤ11からの物品10の落下等を防止するためのガイド
板を示す。
【0011】シート状部材20は、搬出側コンベヤ13
の上方に配置されており、所要の弾性を有している。す
なわちシート状部材20は、図1中左側の固定部材30
(以下、左側固定部材30という)から搬出側コンベヤ
13のベルト15上方を通って、回転ローラ32の外周
面に上面側から巻回され、約90°方向転換されてほぼ
垂直に下降するとともに、重り33の外周面下半分を半
周して約360°方向転換され、ほぼ垂直に上昇して図
1中右側の固定部材31(以下、右側固定部材31とい
う)に達する。
【0012】シート状部材20は、左側固定部材30及
び回転ローラ32間において、物品10を載置可能なほ
ぼ水平な姿勢(以下、水平姿勢という)から、下方に所
定量撓むように湾曲して箱体12内の底面12aに接近
した姿勢(以下、湾曲姿勢という)まで、長手方向に沿
う移動によって変位可能である。シート状部材20は、
水平姿勢で物品10を載置された際、物品10の重みに
よって湾曲姿勢に変位するとともに、変位に伴って物品
10を貫通孔21から箱体12内の底面12a上に移載
する。物品10の移載後、シート状部材20は、重り3
3の重みによって水平姿勢に戻される。
【0013】貫通孔21は、シート状部材20の長手方
向の所定の位置、すなわちシート状部材20の水平姿勢
において、回転ローラ32よりも右側固定部材31寄り
となり、かつ、シート状部材20の湾曲姿勢において、
湾曲部位の最下部となる位置に穿設されている。貫通孔
21は、シート状部材20が長手方向に沿って図1中左
方に移動され、水平姿勢から湾曲姿勢に変位されるのに
伴って、回転ローラ32よりも右側固定部材31寄りの
位置から左側固定部材30寄りに移動され、シート状部
材20の湾曲姿勢において、湾曲部位の最下部に位置す
る。
【0014】左側固定部材30には、シート状部材20
の図1中左端部が巻回されて固定されている。左側固定
部材30は、搬出側コンベヤ13上の箱体12の搬送方
向右側(図1中左側)の側板12b上方において、図示
しない装置フレームに固定されている。また右側固定部
材31には、シート状部材20の図1中右端部が巻回さ
れて固定されている。右側固定部材31は、搬出側コン
ベヤ13の図1中右側のフレーム13a上方において、
装置フレームに固定されている。
【0015】回転ローラ32は、搬出側コンベヤ13上
の箱体12の搬送方向左側(図1中右側)の側板12c
上方において、装置フレームに回転自在に支持されてい
る。
【0016】重り33は、所要の重量を有しており、回
転ローラ32及び右側固定部材31間におけるシート状
部材20の上面に係合されている。重り33は、回転ロ
ーラ32及び右側固定部材31間のシート状部材20上
面に自重を作用させることにより、シート状部材20に
常時所要のテンションを付与する。すなわち重り33
は、物品10の重みによってシート状部材20が長手方
向に沿って図1中左方に移動するのに伴って上昇され、
シート状部材20の水平姿勢から湾曲姿勢への変位を許
容する。また重り33は、シート状部材20上の物品1
0が貫通孔21から箱体12内の底面12a上に移載さ
れた際、自重によって下降しつつシート状部材20を長
手方向に沿って図1中右方に移動させ、湾曲姿勢から水
平姿勢に戻す。
【0017】シャッター34は、左側固定部材30及び
回転ローラ32間のシート状部材20上方に設けられて
おり、エアシリンダ35によって水平方向に開閉可能で
ある。シャッター34は、閉鎖状態において、搬入側コ
ンベヤ11からの物品10を載置して滞留させるととも
に、開放に伴って、滞留した物品10をシート状部材2
0上に移載する。
【0018】本実施形態の作用を、図2〜図9を参照し
て説明する。搬入側コンベヤ11からの物品10は、搬
入側コンベヤ11から閉鎖されたシャッター34上に移
載されるとともに、シャッター34の開放に伴って、水
平姿勢に保持されたシート状部材20上に移載される。
シート状部材20上の物品10は、物品10の重みによ
るシート状部材20の湾曲姿勢への変位に伴って、ダン
ボール箱等の箱体12の底面12a近傍まで下降され、
シート状部材20の貫通孔21から箱体12内の底面1
2a上に移載される。箱体12内の底面12a上の物品
10は、搬出側コンベヤ13によって箱体12ごと搬出
される。
【0019】すなわち図2を参照すると、物品10が搬
入側コンベヤ11によって搬入される際、シート状部材
20は、重り33による所要のテンションによって、水
平姿勢に保持されている。搬入側コンベヤ11からの物
品10は、シャッター34(図1)の開放に伴って、破
損等を生じることなく、シート状部材20上に移載され
る。
【0020】次に図3及び図4を参照すると、所定数
(図2では3個)の物品10が載置されたシート状部材
20は、重り33による所要のテンションに抗して、物
品10の重みによって下方に撓むように湾曲し始める。
そしてシート状部材20は、図5に示す湾曲姿勢前及び
図6に示す湾曲姿勢において、貫通孔21を湾曲した部
位の最下部付近に位置させ、物品10を貫通孔21から
箱体12内の底面12a上に移載する。
【0021】物品10を移載し終えたシート状部材20
は、図7〜図9に示すように、重り33による所要のテ
ンションによって長手方向に沿って図中右方に移動さ
れ、湾曲姿勢から水平姿勢に戻される。以後、上述した
のと同様の過程を経て、搬入側コンベヤ11からの物品
10が、箱体12内の底面12a上に移載される。
【0022】図10〜図15は、本発明の第2実施形態
である物品移載装置の各作動状態を示す概略側面図であ
る。すなわち図10は、シート状部材が水平姿勢にある
状態を、図11は、シート状部材が少し湾曲した状態
を、図12は、シート状部材が更に湾曲した状態をそれ
ぞれ示す。また図13は、シート状部材が湾曲姿勢にあ
る状態を、図14は、シート状部材が湾曲姿勢から水平
姿勢に戻される途中の状態を、図15は、シート状部材
が湾曲姿勢から水平姿勢に戻された状態をそれぞれ示
す。
【0023】本実施形態においては、回転ローラ32を
駆動する電動モータ等の駆動源40(以下、モータ40
という)が設けられており、シート状部材20は、モー
タ40による回転ローラ32の回転に伴って長手方向に
沿って強制的に移動され、水平姿勢と湾曲姿勢との間で
変位される。また右側固定部材31(図1)及び重り3
3(図1)は設けられておらず、シート状部材20の図
10中右端部は、回転ローラ32に巻回されている。
【0024】すなわち回転ローラ32は、モータ40の
回転軸41に固定されたプーリ42との間に渡って、連
結ベルト43を巻回されており、連結ベルト43を介し
てモータ40に連動して回転される。これによりシート
状部材20は、回転ローラ32の図10中反時計方向へ
の回転に伴って長手方向に沿って図10中左方に繰り出
され、水平姿勢から湾曲姿勢に変位されるとともに、回
転ローラ32の図10中時計方向への回転に伴って回転
ローラ32に巻き取られ、湾曲姿勢から水平姿勢に戻さ
れる。その他の構成については、上記第1実施形態と同
様である。
【0025】本実施形態の作用を説明する。搬入側コン
ベヤ11からの物品10は、搬入側コンベヤ11から閉
鎖されたシャッター34(図1参照)上に移載されると
ともに、シャッター34の開放に伴って、水平姿勢に保
持されたシート状部材20上に移載される。シート状部
材20上の物品10は、モータ40及び回転ローラ32
の回転によるシート状部材20の湾曲姿勢への変位に伴
って、ダンボール箱等の箱体12の底面12a近傍まで
下降され、シート状部材20の貫通孔21から箱体12
内の底面12a上に移載される。箱体12内の底面12
a上の物品10は、搬出側コンベヤ13によって箱体1
2ごと搬出される。
【0026】すなわち図10を参照すると、物品10が
搬入側コンベヤ11によって搬入される際、シート状部
材20は、回転ローラ32に巻き取られた状態で所要の
テンションを付与され、水平姿勢に保持されている。搬
入側コンベヤ11からの物品10は、シャッター34
(図1参照)の開放に伴って、破損等を生じることな
く、シート状部材20上に移載される。
【0027】次に図11を参照すると、所定数(図11
では3個)の物品10が載置されたシート状部材20
は、回転ローラ32の図11中反時計方向への回転に伴
って図11中左方に繰り出され、下方に撓むように湾曲
し始める。そしてシート状部材20は、図12に示す湾
曲姿勢前及び図13に示す湾曲姿勢において、貫通孔2
1を湾曲した部位の最下部付近に位置させ、物品10を
貫通孔21から箱体12内の底面12a上に移載する。
【0028】物品10を移載し終えたシート状部材20
は、図14及び図15に示すように、回転ローラ32の
図14中時計方向への回転に伴って回転ローラ32に巻
き取られ、湾曲姿勢から水平姿勢に戻される。以後、上
述したのと同様の過程を経て、搬入側コンベヤ11から
の物品10が、箱体12内の底面12a上に移載され
る。なお、第2実施形態において、左側固定部材30に
代えて、正逆回転駆動される回転ローラを設けてもよ
い。この場合、シート状部材20が箱体12内の底面1
2aまで撓んだ後に、シート状部材20を撓み状態を維
持して巻き取り、貫通孔21を底面12a上に位置させ
ることができる。
【0029】以上のように上記各実施形態によれば、シ
ート状部材20は、水平姿勢で物品10を載置された
際、物品10の重み(第1実施形態)又はモータ40に
よる回転ローラ32の回転(第2実施形態)によって水
平姿勢から湾曲姿勢に変位するとともに、変位に伴って
物品10を貫通孔21から箱体12内の底面12a上に
移載し、更に物品10の移載後、重り33による所要の
テンション(第1実施形態)又はモータ40による回転
ローラ32の回転(第2実施形態)によって、水平姿勢
に戻される。したがって、物品10をダンボール箱等の
汎用性のある箱体12内の底面12a上に移載すること
ができ、特殊構造のコンテナ等を必要としないものであ
りながら、移載に伴って物品10に与える衝撃等を極力
抑制することができる。
【0030】また図16に示す従来の物品投入装置のよ
うに、コンテナ55の底板56を昇降させる昇降手段5
8等を必要としないため、駆動源の数を最小限に抑える
ことができ、装置の小型化を図ることができる。更に、
シート状部材20の上方にシャッター34を設けたの
で、シート状部材20が水平姿勢にない状態でも、搬入
側コンベヤ11からの物品10を受け取ることができ
る。これにより、物品10の移載に要する時間を短縮す
ることができ、作業効率を向上させることができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、シート状
部材は、物品を載置可能な姿勢で物品を載置された際、
物品の重みによって下方に所定量撓むように湾曲した姿
勢に変位するとともに、変位に伴って物品を貫通孔から
箱体内の底面上に移載し、更に物品の移載後、付勢手段
によって物品を載置可能な姿勢に戻される。したがっ
て、物品をダンボール箱等の汎用性のある箱体内の底面
上に移載することができ、特殊構造のコンテナ等を必要
としないものでありながら、移載に伴って物品に与える
衝撃等を極力抑制することができる。また本発明によれ
ば、シート状部材は、物品を載置可能な姿勢で物品を載
置された際、駆動手段によって長手方向に沿って移動さ
れ、下方に所定量撓むように湾曲した姿勢に変位すると
ともに、変位に伴って物品を貫通孔から箱体内の底面上
に移載し、更に物品の移載後、駆動手段によって長手方
向に沿う前記移動方向と逆方向に移動され、物品を載置
可能な姿勢に戻される。したがって、物品をダンボール
箱等の汎用性のある箱体内の底面上に移載することがで
き、特殊構造のコンテナ等を必要としないものでありな
がら、移載に伴って物品に与える衝撃等を極力抑制する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である物品移載装置を示
す斜視図である。
【図2】図1の物品移載装置のシート状部材が水平姿勢
にある状態を示す概略側面図である。
【図3】図1の物品移載装置のシート状部材が湾曲し始
めた状態を示す概略側面図である。
【図4】図1の物品移載装置のシート状部材が少し湾曲
した状態を示す概略側面図である。
【図5】図1の物品移載装置のシート状部材が更に湾曲
した状態を示す概略側面図である。
【図6】図1の物品移載装置のシート状部材が湾曲姿勢
となった状態を示す概略側面図である。
【図7】図1の物品移載装置のシート状部材が湾曲姿勢
から水平姿勢に戻され始めた状態を示す概略側面図であ
る。
【図8】図1の物品移載装置のシート状部材が湾曲姿勢
から水平姿勢に戻される途中の状態を示す概略側面図で
ある。
【図9】図1の物品移載装置のシート状部材が湾曲姿勢
から水平姿勢に戻された状態を示す概略側面図である。
【図10】本発明の第2実施形態である物品移載装置の
シート状部材が水平姿勢にある状態を示す概略側面図で
ある。
【図11】図10の物品移載装置のシート状部材が少し
湾曲した状態を示す概略側面図である。
【図12】図10の物品移載装置のシート状部材が更に
湾曲した状態を示す概略側面図である。
【図13】図10の物品移載装置のシート状部材が湾曲
姿勢にある状態を示す概略側面図である。
【図14】図10の物品移載装置のシート状部材が湾曲
姿勢から水平姿勢に戻される途中の状態を示す概略側面
図である。
【図15】図10の物品移載装置のシート状部材が湾曲
姿勢から水平姿勢に戻された状態を示す概略側面図であ
る。
【図16】従来の物品投入装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 物品 11 搬入側コンベヤ 12 箱体 12a 箱体の底面 13 搬出側コンベヤ 20 シート状部材 21 貫通孔 30 付勢手段(左側固定部材) 31 付勢手段(右側固定部材) 32 付勢手段(回転ローラ) 33 付勢手段(重り) 34 シャッター 35 エアシリンダ 40 駆動手段(電動モータ) 41 駆動手段(回転軸) 42 駆動手段(プーリ) 43 駆動手段(連結ベルト)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品(10)を箱体(12)内の底面
    (12a)上に移載する物品移載装置において、 箱体(12)の上方において物品(10)を載置可能な
    姿勢から、下方に所定量撓むように湾曲して箱体(1
    2)内の底面(12a)に接近する姿勢まで、長手方向
    に沿う移動によって変位可能に設けられ、長手方向の所
    定の位置に貫通孔(21)を有するシート状部材(2
    0)と、 該シート状部材(20)を長手方向一方に付勢する付勢
    手段(30〜33)とを備え、 前記シート状部材(20)は、物品(10)を載置可能
    な姿勢で物品(10)を載置された際、物品(10)の
    重みによって下方に所定量撓むように湾曲した姿勢に変
    位するとともに、変位に伴って物品(10)を貫通孔
    (21)から箱体(12)内の底面(12a)上に移載
    し、更に物品(10)の移載後、前記付勢手段(30〜
    33)によって物品(10)を載置可能な姿勢に戻され
    ることを特徴とする物品移載装置。
  2. 【請求項2】 物品(10)を箱体(12)内の底面
    (12a)上に移載する物品移載装置において、 箱体(12)の上方において物品(10)を載置可能な
    姿勢から、下方に所定量撓むように湾曲して箱体(1
    2)内の底面(12a)に接近する姿勢まで、長手方向
    に沿う移動によって変位可能に設けられ、長手方向の所
    定の位置に貫通孔(21)を有するシート状部材(2
    0)と、 該シート状部材(20)を長手方向に沿って移動させる
    駆動手段(32,40〜43)とを備え、 前記シート状部材(20)は、物品(10)を載置可能
    な姿勢で物品(10)を載置された際、前記駆動手段
    (32,40〜43)によって長手方向に沿って移動さ
    れ、下方に所定量撓むように湾曲した姿勢に変位すると
    ともに、変位に伴って物品(10)を貫通孔(21)か
    ら箱体(12)内の底面(12a)上に移載し、更に物
    品(10)の移載後、前記駆動手段(32,40〜4
    3)によって長手方向に沿う前記移動方向と逆方向に移
    動され、物品(10)を載置可能な姿勢に戻されること
    を特徴とする物品移載装置。
JP1679296A 1996-02-01 1996-02-01 物品移載装置 Withdrawn JPH09208043A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4538970B2 (ja) * 2001-02-22 2010-09-08 株式会社村田製作所 ワーク移載装置およびワーク移載方法
WO2022268499A1 (de) * 2021-06-22 2022-12-29 AMI Förder- und Lagertechnik GmbH Vorrichtung zur speicherung von gebinden sowie verfahren zur speicherung von gebinden

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