JPH09207953A - 注出容器 - Google Patents

注出容器

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JPH09207953A
JPH09207953A JP8035667A JP3566796A JPH09207953A JP H09207953 A JPH09207953 A JP H09207953A JP 8035667 A JP8035667 A JP 8035667A JP 3566796 A JP3566796 A JP 3566796A JP H09207953 A JPH09207953 A JP H09207953A
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JP
Japan
Prior art keywords
container
nozzle
pouring
outflow passage
lid
Prior art date
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Pending
Application number
JP8035667A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomio Tawara
登美雄 田原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kamaya Kagaku Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kamaya Kagaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kamaya Kagaku Kogyo Co Ltd filed Critical Kamaya Kagaku Kogyo Co Ltd
Priority to JP8035667A priority Critical patent/JPH09207953A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器を転倒しても内容物が漏洩せず、不正使
用防止機構を有する注出容器にする。 【解決手段】 容器体1に別体に設けた注出蓋10の頂
壁12上面に容器1内に連通する薄肉筒状のノズル13
を一体に立設し、ノズル13上端部を溶着して容器1内
に連通し先端部15aが閉塞された非溶着部からなる自
閉性を有する流出通路15を設けた溶着部14を形成し
てなり、流出通路15を所定位置で切断することにより
注出口を開設することで、前記課題の解決手段とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、シャンプ
ー、洗顔料、マヨネーズ等、流体物を収納し、容器をス
クイズして内容物を注出する合成樹脂製の注出容器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】流動性のある内容物を収納した合成樹脂
製のボトル容器であって、その胴部を軽く圧搾(スクイ
ズ)することにより内容物を注出する所謂注出容器は周
知である。
【0003】従来周知の注出容器としては、例えば、ボ
トル容器の口頸部に注出穴を設けた中栓を嵌込み、別に
用意した螺子蓋を口頸部外周に施蓋して中栓を閉塞した
ものや、キャップ本体の上面に注出穴を設け、これを閉
塞する凸栓を下面に突設した天蓋がキャップ本体の一端
にヒンジで連結された所謂スナップキャップと通称され
る注出蓋をボトル容器に施蓋したものがよく知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
注出容器にあっては、螺子蓋の締め込みや、凸栓の押し
込みが不完全であると、容器を誤って転倒したとき内容
物が漏れ出てしまい、周辺を汚染してしまう事がある。
【0005】また、商品が店頭に於いて不正に開封され
てバージン性を喪失することがある。しかし、この不正
使用の痕跡を確実に発見したり不正使用を防止する機構
を注出容器に設けることは、費用が嵩む為に採用されに
くかった。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、容器を転倒しても内容物が漏洩することなく、且
つ、不正使用防止の手段が安価に設けられる注出容器に
することを課題にしている。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、上記問題点を解
決するために、容器に別体に設けた注出蓋の頂壁上面に
前記容器内に連通する薄肉筒状のノズルを一体に立設
し、前記ノズル上端部を溶着して前記容器内に連通し先
端部が閉塞された非溶着部からなる自閉性を有する流出
通路を設けた溶着部を形成してなり、前記流出通路を所
定位置で切断することにより注出口を開設することとし
た。前記構成としたことにより、注出蓋のノズルに注出
口を開設する以前の容器はバージン性が証明されるとと
もに、注出口が開設された後も流出通路の自閉性により
自動的に液密性が保たれる。
【0008】また、上記と同様のノズルを容器の肩壁上
面に直接立設した構成としてもよい。
【0009】更に、ノズル上方に非溶着部からなる中空
の口部を有する帽部を一体に形成し、前記帽部を前記ノ
ズルの流出通路のある部分から切り離し、切り離した前
記帽体を蓋として前記ノズルに嵌着する構成としたこと
により、開封後の注出口の液密性が一段と高められる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の注出容器の実施の
形態を添付図面を参照しながら説明する。
【0011】図1乃至図4は、本発明の注出容器の第一
の実施の形態を示すもので、有底筒状の胴部2を有する
容器1と、前記容器1の肩壁3中央に立設された頸部4
に螺着する注出蓋10と、図2に示された前記注出蓋1
0を被覆する有頂筒状の外蓋20とで構成されている。
【0012】容器1は、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、塩化ビニルなどの合成樹脂材料を用いて可撓性と弾
性とを有する圧搾可能な肉厚に形成された中空のボトル
であり、その頸部4外周には雄螺子5が螺設されてい
る。
【0013】注出蓋10は、容器1と同様の合成樹脂材
料で形成された螺子蓋であり、その内周面には雌螺子1
1が螺設され、頂壁12上面には薄肉のノズル13が一
体に立設されている。
【0014】前記ノズル13の上端部には扁平な溶着部
14が形成されている。この部分は、図3に示すよう
に、頂壁12に薄肉筒体13aを突出形成してその上端
部を閉じ合わせ、二枚の加熱板Kで挟圧することより溶
着して形成される(図において、溶着部14の外観はク
ロスハッチングで示す)。
【0015】前記溶着部14には、非溶着部からなる流
出通路15が形成されている。この流出通路15は、そ
の先端部15aが溶着部14で閉塞され、その後端部1
5bにおいて容器1内に連通しており、ノズル13の前
後の壁が自身の弾性力で互いに密着することにより自閉
性を有している。
【0016】また、溶着部14の両側にあって流出通路
15を横断する位置には、使用者が刃物を用いて、適正
な位置で流出通路15を開口する為の切断個所を指示す
る切り込み16,16が設けられている。
【0017】以上のように構成された本実施の形態の注
出容器は、まず、容器1の口頸部4から内容物を充填し
た後、普通の螺子蓋を施蓋する要領で注出蓋10を施蓋
して組み立てる。
【0018】尚、注出蓋10には、容器1から回り外し
不能とする周知のロック機構(図示省略)を設けてもよ
い。また、注出蓋10は図示のものに限られず、例え
ば、容器1の口頸部4中に打栓する中栓の形式であって
もよいことは言うまでもない。
【0019】組立られた注出容器は、完全密閉状態にあ
り、未開口のノズル13によりバージン性が証明されて
いる。
【0020】本実施の形態の注出容器を使用するとき
は、切り込み16,16の位置からノズル13を切断
し、図4に示すように、ノズル13の流出通路15に注
出口17を開設する。そして、容器1を逆さにして、そ
の胴部2を圧搾する。すると、流出通路15は加圧され
た内容物の侵入圧により膨張して自動的に開通し、注出
口17より内容物を排出する。また、圧搾を中止する
と、流出通路15は容器1の復元に伴い空気を吸入しな
がら自身の弾性復元力により注出口17を自動的に閉鎖
する。
【0021】流出通路15は、注出口17が開設された
後も自閉性を保持している。従って、注出容器が倒れて
も内容物が容器外に漏洩する心配がない。
【0022】図5は、本発明に使用される注出蓋10の
別の実施の形態を示すもので、注出蓋10のノズル13
の溶着部14を形成するとき、流出通路15に沿った溶
着部14の両側部分14a,14aをコの字状に切除し
て、ノズル13上方に非溶着部からなる中空の口部18
を有する帽部19を一体に連設したものである。
【0023】帽部19の口部18の断面(AーA)は、
図5(b)に於いて示すように、帽部19下方のノズル
13部分の断面(BーB)よりも大きく形成され、流出
通路15のあるノズル13部分が充分挿入できる広さの
空間が確保されている。そして、ノズル13から帽部1
9を切り離すことにより流出通路15の注出口17を開
設するとともに、図5(c)に示すように、切り離した
帽部19を内蓋21としてノズル13の先端に被せるも
のである。
【0024】内蓋21が施蓋されたノズル13は、自身
の自閉機能に加えて内蓋21により二重に閉塞されてい
るので、その液密性は極めて高くなる。
【0025】図6は、本発明に使用される注出蓋10の
別の実施の形態を示すもので、頂壁12上面に基端から
先端にかけて次第に小径となる薄肉の円錐台状筒部13
bを形成するとともに(図6a)、その先端部に溶着部
14を形成し(図6b)、注出蓋10のノズル13部分
のデザインをスリムにしたものである。ノズル13の溶
着部14が小さくなり、正面から見たノズル13の形状
がストレートとなって見映えがよくなる。
【0026】図7および図8に示す実施の形態は、上述
した薄肉筒状のノズル13を容器1の肩壁3の上面中央
に直接一体に立設した形式のものである。
【0027】図7に示す実施の形態は、有底筒状のボト
ル型の容器31の肩壁33の上面中央に薄肉筒体13c
を立設し、上端の開口部13dから内容物を充填した後
(図7a)、既述した溶着の要領で、薄肉筒体13cの
上端部に非溶着部からなる流出通路15を有する溶着部
14を形成して密封しノズル13としたものである(図
7b,c)。
【0028】この実施の形態の容器は、シンプルであり
ながら自立性と自閉性を有し、不正使用防止機能を有す
る安価なスクイズ容器となっている。
【0029】図8に示す実施の形態は、底部6が開放さ
れたチューブ型の容器41の肩壁43の上面中央に、予
め非溶着部からなる流出通路15を有する溶着部14が
形成された薄肉筒状のノズル13を立設しておき、容器
1の底部6から内容物を充填し(図8a)、底部6を熱
溶着して溶着帯7を形成して密封したものである(図8
b)。
【0030】この実施の形態の容器は、流動性ある内容
物のみならず、例えば、ファンデーションのような半流
動性の内容物を押し出すのにも適しており、不正防止機
能を有する合成樹脂製のチューブ容器としても利用でき
る。
【0031】尚、上記図7及び図8に示した実施の形態
の容器のノズル13の部分を、前述した図5および図6
に示した注出蓋10のように、帽部19を設けたり、ス
リムなノズル13の形式にしてもよいことは言うまでも
ない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したような形態で実施される本
発明の注出容器は、以下に記載されるような効果を奏す
る。
【0033】請求項1に記載の注出容器によれば、注出
蓋の頂壁上面に容器内に連通する薄肉筒状のノズルを一
体に立設し、このノズル上端部を溶着して容器内に連通
し先端部が閉塞された非溶着部からなる自閉性を有する
流出通路を設けた溶着部を形成し、この流出通路を所定
位置で切断することにより注出口を開設して使用するよ
うにしたので、ノズルの一部分が切断される迄は容器は
密封状態にあり、従って、容器のバージン性は充分証明
されており、不正着手の発見が容易である。また、注出
口が開設される以前はもとより、開設後も流出通路は自
閉性により自動的に液密性が保たれているので、容器を
転倒しても内容物が漏洩することがない。
【0034】また、ノズルを注出蓋に設けたので、容器
に内容物を充填した後、普通の螺子蓋や中栓を扱う要領
で施蓋でき、容器の組立が容易である。
【0035】請求項2に記載の注出容器によれば、上記
と同様のノズルを容器の肩壁中央に直接立設した構成と
したことにより、部品数が少なくなり、自閉性のあるノ
ズルを有する注出容器を安価に提供できる。
【0036】請求項3に記載の注出容器によれば、上記
効果に加えて、流出通路のあるノズル部分から帽部を切
り離して注出口を開設するとともに、切り離された帽部
を内蓋としてノズルに施蓋するようにしたので、注出口
は自身の自閉性に加えて内蓋によって二重に閉鎖されて
注出口の液密性が高められ、容器が転倒したり衝撃を受
けても内容物が漏洩してしまうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の注出容器の第一の実施の形態を示す斜
視図。
【図2】図1の容器の断面図。
【図3】図1の容器の注出蓋のノズルの加工状態を示す
断面図。
【図4】図1の容器の注出蓋のノズルを開口した状態を
示す斜視図。
【図5】本発明に使用される注出蓋の別の実施の形態を
示すもので、(a)は正面図、(b)は(a)のAー
A,BーB矢視断面図、(c)は帽部を蓋としてノズル
に施蓋した状態を示す正面図。
【図6】本発明に使用される注出蓋の別の実施の形態を
示すもので、(a)はノズルが加工される前の正面図、
(b)は正面図。
【図7】本発明の注出容器の別の実施の形態を示すもの
で、(a)はノズルを封着する前の断面図。(b)は側
面図、(C)は正面図。
【図8】本発明の注出容器の別の実施の形態を示すもの
で、(a)は底部を封着する前の正面図。(b)は封着
後の正面図。
【符号の説明】
1、31、41 容器 3、33、43 肩壁 10 注出蓋 12 頂壁 13 ノズル 14 溶着部 15 流出通路 15a 先端部 17 注出口 18 口部 19 帽部 21 内蓋

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器に別体に設けた注出蓋の頂壁上面に
    前記容器内に連通する薄肉筒状のノズルを一体に立設
    し、前記ノズル上端部を溶着して前記容器内に連通し先
    端部が閉塞された非溶着部からなる自閉性を有する流出
    通路を設けた溶着部を形成してなり、前記流出通路を所
    定位置で切断することにより注出口を開設する構成とし
    たことを特徴とする注出容器。
  2. 【請求項2】 容器の肩壁上面に前記容器内に連通する
    薄肉筒状のノズルを一体に立設し、前記ノズル上端部を
    溶着して前記容器内に連通し先端部が閉塞された非溶着
    部からなる自閉性を有する流出通路を設けた溶着部を形
    成してなり、前記流出通路を所定位置で切断することに
    より注出口を開設する構成としたことを特徴とする注出
    容器。
  3. 【請求項3】 ノズル上方に非溶着部からなる中空の口
    部を有する帽部を一体に形成し、前記帽部を前記ノズル
    の流出通路のある部分から切り離し、切り離した前記帽
    体を内蓋として前記ノズルに嵌着する構成としたことを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載の注出容器。
JP8035667A 1996-01-30 1996-01-30 注出容器 Pending JPH09207953A (ja)

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JP8035667A JPH09207953A (ja) 1996-01-30 1996-01-30 注出容器

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JP8035667A Pending JPH09207953A (ja) 1996-01-30 1996-01-30 注出容器

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008056322A (ja) * 2006-09-01 2008-03-13 Key Tranding Co Ltd キャップ付き容器
US7866886B2 (en) * 2002-11-22 2011-01-11 Toyo Seikan Kaisha, Ltd. Packaging bag with self-closeable outflow port, and method of manufacturing the packaging bag

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7866886B2 (en) * 2002-11-22 2011-01-11 Toyo Seikan Kaisha, Ltd. Packaging bag with self-closeable outflow port, and method of manufacturing the packaging bag
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Effective date: 20050510

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051011