JPH0920766A - 3−ヒドロキシオキセタンの製造方法 - Google Patents

3−ヒドロキシオキセタンの製造方法

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JPH0920766A
JPH0920766A JP8185530A JP18553096A JPH0920766A JP H0920766 A JPH0920766 A JP H0920766A JP 8185530 A JP8185530 A JP 8185530A JP 18553096 A JP18553096 A JP 18553096A JP H0920766 A JPH0920766 A JP H0920766A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】除草剤スルホニル尿素製造のための出発物質等
として、有用な3−ヒドロキシオキセタンの新規製法を
提供する。 【解決手段】分岐アルキル基を有するカルボン酸とエピ
クロロヒドリン(II)との反応によりエステル(II
I)を生成し、これとエーテル(IV)との反応により
エステル(V)を生成し、これの加水分解および環化に
より化合物(VI)を生成し、これのアセタール開裂に
より化合物(I)を生成し、これを単離することからな
る3−ヒドロキシオキセタンの製法。 (式中、RおよびR10は互いに独立して水素原子ま
たは炭素原子数1ないし4のアルキル基を表す)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は3−ヒドロキシオキ
セタンの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】US−A−4395561号は3−ヒド
ロキシオキセタンの製造方法を記載している。この方法
によれば、次式:CH3 (CH2 n CO2 H(式中、
nは0、1、2または3を表す)で表されるカルボン酸
が出発材料として使用され、そしてFeCl3 の存在下
でエピクロロヒドリンとの反応が行われ、次式:CH3
(CH2 n CO−O−CH2 CH(OH)CH2 −C
lで表されるエステルを形成する。該エステルはエステ
ルのヒドロキシ基が塩基の作用に対して耐性である基に
より保護された後、塩基性加水分解により環化され、オ
キセタンを形成する。加水分解および環化の後、前記保
護基は酸との反応により除去される。得られる3−ヒド
ロキシオキセタンは次に抽出および/または蒸留により
単離される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は3−ヒドロキ
シオキセタンの新規な製造方法の提供を課題とするもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、3−ヒ
ドロキシオキセタンの製造は、次式:R−CO2 H(式
中、Rは分岐アルキル基を表す)で表されるカルボン酸
を次式:CH3 (CH2 n CO2 Hで表される上記の
分岐していないカルボン酸の代わりに使用することによ
り顕著に改善され得ることが今見出された。
【0005】従って、本発明は、次式I:
【化14】 (式中、R9 およびR10は互いに独立して水素原子また
は炭素原子数1ないし4のアルキル基を表す)で表され
る3−ヒドロキシオキセタンの製造方法であって、以下
の工程: (1)次式:R−CO2 H(式中、Rは分岐アルキル基
を表す)で表されるカルボン酸と次式II:
【化15】 (式中、R9 およびR10は上で定義されたものと同じ意
味を表す)で表されるエピクロロヒドリンとの反応によ
る次式III:
【化16】 (式中、R、R9 およびR10は上で定義されたものと同
じ意味を表す)で表されるエステルの形成、(2)触媒
の存在下での該エステルと次式IV:
【化17】 (式中、R1 は水素原子またはメチル基を表し、R2
炭素原子数1ないし6のアルキル基を表すか、またはR
1 およびR2 は一緒になって次式:−(CH2 3 −で
表される基を形成する)で表されるエーテルとの反応に
よる次式V:
【化18】 で表されるエステルの形成、(3)塩基の存在下での該
エステルの加水分解および環化による次式VI:
【化19】 (式中、R1 、R2 、R9 およびR10は上で定義された
ものと同じ意味を表す)で表される化合物の形成、
(4)酸の存在下でのアセタール開裂による相当する3
−ヒトロキシオキセタンの形成、および(5)該3−ヒ
トロキシオキセタンの単離からなることを特徴とする上
記3−ヒドロキシオキセタンの製造方法に関するもので
ある。
【0006】本発明に係る方法の工程(1)において、
次式:R−CO2 H(式中のアルキル基Rはα−炭素原
子に分岐を有する)で表されるカルボン酸が好ましくは
使用される。Rは特に炭素原子数3ないし8のα−分岐
アルキル基であり、例えば1−エチルペンチル基および
第三ブチル基であり、とりわけ1−エチルプロピル基が
特に適している。
【0007】環状アルキル基、例えばシクロペンチル
基、シクロヘキシル基およびシクロオクチル基を有する
酸は本発明に係る方法において有利に使用され得る。
【0008】エピクロロヒドリンへのカルボン酸の付加
は酸性または塩基性であってよい触媒の存在下で行われ
るのが好ましい。適当な酸性触媒は例えばルイス酸、例
としてUS−A−4395561号に記載されているF
eCl3 、酸性の粉末化鉱物、例としてモンモリロナイ
ト、および慣用の鉱酸、例として塩化水素酸、臭化水素
酸塩、リン酸、硝酸および硫酸である。相間移動触媒も
また第1の反応工程のために適当である。塩化テトラブ
チルアンモニウム、3−(1−ピリジノ)−1−プロパ
ンスルホネートおよびピリジントシレートがそれらの例
とし言及され得る。しかしながら、本発明に係る方法は
塩基性触媒の存在下で有利に行われる。アルカリ金属水
酸化物、例えば水酸化ナトリウムおよびカリウムが使用
され得るが、トリアルキルアミン、例えばトリエチル−
およびトリブチル−アミン、N,N−ジアルキルアニリ
ン、例えばN,N−ジエチルアニリン、および置換ピリ
ジン、特にアルキル−またはジアルキル−アミノ基によ
り置換されたピリジン、例えば2−メチル−および2,
6−ジメチル−ピリジンおよびN,N−ジメチルアミノ
ピリジンがとりわけ適している。最も好ましい結果はピ
リジン自体を用いて得られる。さらに、例えばシンセシ
ス(Synthesis) ,591,1972に記載されている多
環式、特に2環式アミジン、例えばDBUおよびDB
N、そして特にポリマー結合ピリジンおよびアルキル化
アミノピリジン、例えばポリ−DMAPを使用すること
も可能である。
【0009】式IVで表されるビニルエーテル誘導体は
工程(2)における保護基の誘導のために特に適してい
ることが証明されている。式IV中の置換基R2 は例え
ばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチ
ル基もしくはヘキシル基またはそれらの分岐異性体であ
る。さらに、R2 はR1 と一緒になって次式:−(CH
2 3 −で表される基を形成し得、それによりジヒドロ
ピラン環を形成してもよい。本発明に係る方法における
使用に特に適しているビニルエーテルは、式中、R1
水素原子を表し、そしてR2 が炭素原子数2ないし5の
アルキル基、例えばエチル基、ブチル基、ペンチル基、
そして特にイソブチル基、ビニルエーテル基を表す化合
物、そしてまたメチルイソプロペニルエーテルである。
【0010】工程(2)における式IIIで表されるエ
ステルと式IVで表されるビニルエーテルとの反応は触
媒の存在下で行われる。この目的のためには、特にアル
キル−およびアリール−スルホン酸およびそれらの塩が
適している。メタンスルホン酸およびp−トルエンスル
ホン酸が好ましい例として記載され得るが、良好な結果
はまた、ハロゲン化カルボン酸、例えばトリフルオロ−
およびトリクロロ酢酸を用いて、そしてまた上記の鉱酸
(特にそれらの酸が無水であるならば)を用いて得られ
る。酸性のイオン交換樹脂、例えばダウエックス(登録
商標,Dowex )もまた使用され得る。
【0011】工程(3)における、保護された3−ヒド
ロキシオキセタンを形成するための式Vで表される保護
されたエステルの加水分解および環化はアルカリ媒体中
で行われる。ヒドロキシイオンを溶媒、特に極性溶媒、
とりわけ水酸化ナトリウムおよびカリウム、および相当
するメタノレート中に遊離し得るあらゆる化合物が原理
的には塩基として選択され得る。好ましい極性溶媒は、
例えばアルコール、DMF、DMA、N−メチルピロリ
ドン、ジオキサンそして特に水である。
【0012】工程(4)における保護基の除去、アセタ
ール開裂は保護された3−ヒドロキシオキセタンをプロ
トン性溶媒、例えばアルコール、そして特に水中の酸と
反応させることにより行われる。これらは、例えば工程
(2)において使用するための上記酸が適しており、鉱
酸、例として塩酸、臭化水素酸塩、硫酸、硝酸およびリ
ン酸が特に重要である。硫酸および塩酸が中でも好まし
い。アセタール開裂の後、反応混合物は、反応がバッチ
形式で行われる場合に特に、塩基、例えばアルカリ金属
またはアルカリ土類金属水酸化物で中和されてもよい。
【0013】本発明に係る方法はバッチ形式(非連続
的)または連続的に行われ得る。バッチ様式での方法は
慣用の攪拌容器中で、そして最後の工程に関しては慣用
の充填カラム中で行われるのが好ましい。本発明に係る
バッチ様式での方法の一つの変形において、反応工程
(1)、(2)および(3)はワンポット反応として一
緒にされてもよく、そして工程(3)の反応生成物、す
なわち式VIで表される保護された3−ヒドロキシオキ
セタンは共沸蒸留または水蒸気蒸留により濃縮されても
よい。
【0014】連続的方法が好ましい。この連続的方法に
おいて、ループ型反応器が工程(1)を行うために使用
されるのが好ましい。その結果、反応熱の均一な分散が
反応器全体にわたり行われ、そして乱流により高い還流
比の確立が可能となる。高い度合いの変換を達成するた
めに、管状反応器がループ型反応器の下流に連続して連
結されてもよい。ループ型反応器は好ましくは90ない
し130℃の温度で操作される。平均滞留時間はその場
合40ないし60分の範囲である。下流の連続的連結管
状反応器の操作温度は通常いくらか高く、例えば110
ないし130℃であり、そしてその中で平均滞留時間は
約10ないし20分である。このような条件下で式II
Iで表される化合物の約80%の収率が工程(1)で通
常達成される。工程(2)における保護基の導入は、反
応塊の特に十分な混合が必要であるので、好ましくは攪
拌された容器内で行われる。40ないし55℃の反応温
度および15ないし25分の平均滞留時間でもって、式
Vで表される化合物が約95%の収率で得られる。多室
(マルチチャンバー)反応器が工程(3)を行うために
有利であることが証明されている。好ましくは、およそ
3ないし4バールの圧力で得られる140ないし150
℃の温度が選択される。この温度では、反応塊の飽和圧
力以上を操作できるために、約5バールの全圧が反応器
内に得られるような窒素クッションを加えることが好ま
しい。反応器内における反応塊の平均滞留時間は通常5
0ないし70分である。水蒸気蒸留により、式VIで表
される化合物は強度約80%の水性溶液まで濃縮され得
る。水蒸気蒸留のために、バッフル(じゃま板)、例え
ば円錐形/ロート形バッフルを有するカラム、またはそ
れを介して水蒸気が逆流して表面下に運搬される例えば
3つの攪拌容器からなる攪拌容器カスケードが使用され
ることが有利である。このようにして式VIで表される
化合物が85%を越える収率で得られる。3つの全工程
での収率は従って通常64ないし70%の範囲にある。
工程(4)において、相当する3−ヒドロキシオキセタ
ンを形成するために式VIで表される化合物の開裂は、
例えば攪拌容器またはおよそ2つの攪拌容器からなる攪
拌容器カスケード内で行われ得る。その場合、反応温度
は50ないし70℃の範囲内であるべきであり、そして
平均滞留時間は容器あたり約1.5ないし3時間である
べきである(全滞留時間3ないし6時間)。開裂の間に
形成されるアセトアルデヒドや少なくとも一部のイソブ
タノールおよび低濃度で存在するその他の低沸点副生成
物を反応混合物から除去するために、好ましくは、過
圧、例えば0.2ないし0.5バールが使用される。3
−ヒドロキシオキセタンが約15ないし25%の3−ヒ
ドロキシオキセタン含量を有する実質的に水性の溶液の
形態で得られる。収率は通常90ないし95%である。
3−ヒドロキシオキセタンの精製は、好ましくは工程
(4)からの粗生成物の上記水性溶液の精留により、工
程(5)において行われる。揮発しやすい成分、例えば
水およびアルコール(R1 およびR2 の意味に応じたア
ルコール)、特にイソブタノールを減圧、例えば100
ミリバールで第1カラムの頭部(ヘッド)から留去する
ことが有利である。残留生成物は次に第2カラムに供給
され、そこで高沸点副生成物および3−ヒドロキシオキ
セタン(ヘッド生成物)への分離が行われる。このよう
な方法において、3−ヒドロキシオキセタンは95%よ
り高い純度かつ95%以上の収率で得られる。全工程で
の3−ヒドロキシオキセタンの収率は60ないし66%
である。
【0015】本発明に係る連続的方法の一つの変形にお
いて、顕著に低い塩含量を有する生成物溶液を得るため
に抽出が精留の前に行われてもよい。使用される抽出剤
は生成物溶液中、特にイソブタノール中に既に存在する
溶媒(基R1 およびR2 に応じた溶媒)であることが好
ましい。それは第1カラムにおけるヘッド生成物の相分
離の間に連続的に得られる。抽出はあらゆる慣用の抽出
装置で行われ得るが、好ましくは多段攪拌抽出カラム内
で行われる。
【0016】好ましくは未置換3−ヒドロキシオキセタ
ンが製造される本発明に係る方法はUS−A−4395
561号に開示された方法に比べ以下の利点を有する: ・US−A−4395561号に係る方法(47%)に
比べ少なくとも40ないし65%またはそれ以上まで収
率を向上させ得る。特記するに値する工程(3)におけ
る収率の向上は分岐カルボン酸の使用に主に起因するも
のである。 ・工程(1)終了時の式IIIで表される化合物と次式
IIIa:
【化20】 で表される化合物との異性体比は式IIIで表される化
合物に有利に作用し、生成物の収率および純度を高め
る。 ・生成物の純度は95%またはそれ以上であり得る。 ・反応時間の実質的な短縮により向上され得る操作の効
率。 ・特に連続操作における操作安全性は、20倍小さい反
応容器、すなわち少量の反応混合物での操作を可能と
し、バッチ様式での操作と同量の生成物が得られる。従
って、異変の場合の重大さが実質的に低下される。特
に、工程(5)における蒸留精製が130ないし150
℃の温度で行われ、該温度では3−ヒドロキシオキセタ
ンの熱分解が4時間という短時間に起こり得るというこ
とは考慮されるべきである。バッチ方式で行うことは、
その場合、長い滞留時間の点から不利である。 ・特に連続操作の場合における生成物の再現性は、操作
パラメータが一旦設定されると、プラントを止めるまで
一定のままである。バッチ様式での操作の場合、わずか
に変更されたパラメータでさえも異なる生成物の品質を
導く可能性がある。 ・分岐カルボン酸の再生利用性は非分岐のものに比べ実
質的により良好である。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明に従って製造された3−ヒ
ドロキシオキセタンは例えばUS−A−5209771
号およびUS−A−5342823号に記載されたスル
ホニル尿素除草剤の製造における出発物質として特に使
用される。第1段階で、本発明に従って製造された3−
ヒドロキシオキセタンは例えば次式VIII:
【化21】 〔式中、Qは次式:
【化22】 {式中、R14は水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素
原子、ヨウ素原子または次式:−(X)n 3 (式中、
Xは酸素原子、硫黄原子、SOまたはSO2 を表し、R
3 は炭素原子数1ないし4のアルキル基、1ないし4個
のハロゲン原子、炭素原子数1ないし3のアルコキシ基
もしくは炭素原子数1ないし3のアルキルチオ基により
置換された炭素原子数1ないし4のアルキル基を表す
か、またはR3 は炭素原子数2ないし4のアルケニル基
または1ないし4個のハロゲン原子により置換された炭
素原子数2ないし4のアルケニル基を表し、そしてnは
0または1を表す)で表される基を表すか、またはR14
はニトロ基、次式:NR4 5(式中、R4 は水素原
子、メトキシ基、エトキシ基または炭素原子数1ないし
3のアルキル基を表し、そしてR5 は水素原子または炭
素原子数1ないし3のアルキル基を表す)で表される基
を表すか、またはR14は次式:−CCR6 (式中、R6
は水素原子、メチル基またはエチル基を表す)で表され
る基を表すか、またはR14は次式:−O−CHR7 −C
CR6 (式中、R6 は水素原子、メチル基またはエチル
基を表し、そしてR7 は水素原子またはメチル基を表
す)で表される基を表すか、またはR14はシアノ基を表
し、R15は水素原子、フッ素原子、塩素原子、炭素原子
数1ないし4のアルキル基またはメトキシ基を表し、R
16は水素原子、フッ素原子または塩素原子を表し、そし
てR17はメチル基または2−ピリジル基を表す}で表さ
れる基を表す〕で表される酸塩化物と反応させて、次式
VII:
【化23】 (式中、R9 およびR10は上で定義されたものと同じ意
味を表す)で表される化合物を得、これを次に中間体と
して、慣用であり、そしてUS−A−5209771号
およびUS−A−5342823号に記載されている方
法により相当するスルホニル尿素除草剤への変換、例え
ば相当するスルホンアミドへの変換が行われ得、そして
さらにはピリジル−、ピリミジル−、トリアゾリル−も
しくはトリアジニル−フェニルカルバメートまたはピリ
ジル−、ピリミジル−、トリアゾイル−もしくはトリア
ジニル−イソシアネートと反応が行われ得る。
【0018】このようにして得られるスルホニル尿素除
草剤の純度を高めるために、本発明により製造された3
−ヒドロキシオキセタンは、式VIIIで表される酸塩
化物との反応に先立ち、触媒量の好ましくは2価金属
塩、特に塩化物、例えば塩化マグネシウムまたはカルシ
ウムと直接処理され得る。
【0019】本発明に従って製造された3−ヒドロキシ
オキセタンを用いて、好ましくは次式VIIa:
【化24】 (式中、R14は上で定義されたものと同じ意味を表す)
で表される中間体、そして特に次式VIIb:
【化25】 で表される中間体が得られる。
【0020】
【実施例】以下の実施例により本発明をさらに説明す
る。
【0021】実施例1:3−ヒドロキシオキセタンのバ
ッチ方式での製造 工程(1):750mlのスルホン化フラスコ中のピリ
ジン2.53gおよび2−エチル酪酸383gの混合物
にエピクロロヒドリン296gを96ないし100℃で
4時間かけて滴下して添加する。次に混合物をその温度
で1時間さらに反応させ、温度を3時間以内に73ない
し76℃まで低下させ、そして反応混合物をその温度で
さらに2時間放置する。ガスクロマトグラフィーにより
測定された式IIIで表される化合物と式IIIaで表
される化合物(式中、R9 およびR10は水素原子であ
り、そしてRは1−エチルプロピル基である)の比率は
91:9である。 工程(2):1.5リットルのスルホン化フラスコ中の
工程(1)からの反応混合物およびメタンスルホン酸に
イソブチルビニルエーテル353gを68ないし71℃
で5時間かけて滴下して添加する。混合物を次にその温
度で3時間放置して反応を完了させる。 工程(3):2.5リットルのスルホン化フラスコ中の
40%水酸化ナトリウム水溶液736gおよび2−エチ
ル酪酸10gの混合物に工程(2)からの反応混合物を
110ないし120℃で4時間かけて滴下して添加す
る。共沸蒸留、反応混合物から除去された水の連続的置
換および蒸留物中の水相の除去により、77.9%のイ
ソブトキシ−エトキシ−オキセタン含量を有する有機相
475gが得られる。 工程(4):1.5リットルのスルホン化フラスコ中の
工程(3)で得られたイソブトキシ−エトキシ−オキセ
タン446gおよび水400gの混合物に、pH値が
2.5ないし3となるまで10%硫酸を20ないし25
℃で滴下して添加する。次いで300ミリバールまでの
減圧および65ないし70℃までの加熱により、反応混
合物からアセトアルデヒドを除去する。次に、25%水
酸化カリウム溶液中での測定によりpHが8.5ないし
9.0に調整され得、反応混合物を65ないし70℃で
1時間放置し、次いで20ないし25℃まで冷却し、そ
して硫酸でpH値を7ないし7.5に調整するか、また
は反応混合物を放置して20ないし25℃まで冷却し、
次いで水酸化マグネシウムまたはカルシウム溶液の添加
によりpH値を7に調整する。 工程(5):充填カラム上での分別蒸留により水および
低沸点有機副生成物が工程(4)からの反応混合物から
除去される。残留物が分子蒸留装置により蒸留され、3
−ヒドロキシオキセタン146g(96%)が得られ
る。全工程に及ぶ3−ヒドロキシオキセタンの収率は6
3%である。
【0022】実施例2:3−ヒドロキシオキセタンのバ
ッチ方式での製造 工程(1):2.5リットルのスルホン化フラスコ中の
無水塩化鉄(III)8.1gおよび2−エチル酪酸5
92.8gの混合物にエピクロロヒドリン485.6g
を80ないし85℃で3.5時間かけて滴下して添加す
る。次に混合物をその温度で2時間さらに反応させる。
ガスクロマトグラフィーにより測定された式IIIで表
される化合物と式IIIaで表される化合物(式中、R
9 およびR10は水素原子であり、そしてRは1−エチル
プロピル基である)の比率は93:7である。 工程(2):2.5リットルのスルホン化フラスコ中の
工程(1)からの反応混合物およびメタンスルホン酸
3.7gにイソブチルビニルエーテル551gを68な
いし71℃で5時間かけて滴下して添加する。混合物を
次にその温度で3時間放置して反応を完了させる。この
工程での変換は96%を越えている。 工程(3):4.5リットルのスルホン化フラスコ中の
40%水酸化ナトリウム水溶液1150gおよび2−エ
チル酪酸15gの混合物に工程(2)からの反応混合物
を110ないし120℃で4時間かけて滴下して添加す
る。共沸蒸留、反応混合物から除去された水の連続的置
換および蒸留物中の水相の除去により、82%のイソブ
トキシ−エトキシ−オキセタン含量を有する有機相81
6gが得られる。 工程(4):工程(3)で得られたイソブトキシ−エト
キシ−オキセタン776gおよび水700gの混合物を
実施例1の工程(4)に記載されるように反応させる。 工程(5):充填カラム上での分別蒸留により水および
低沸点有機副生成物が工程(4)からの反応混合物から
除去される。残留物が分子蒸留装置により蒸留され、3
−ヒドロキシオキセタン258g(96.2%)が得ら
れる。全工程に及ぶ3−ヒドロキシオキセタンの収率は
70.5%である。
【0023】実施例3:3−ヒドロキシ−3−メチル−
オキセタンのバッチ方式での製造 工程(1):100mlのスルホン化フラスコ中の無水
塩化鉄(III)0.42gおよび2−エチル酪酸2
9.3gの混合物に2−クロロメチル−2−メチル−オ
キシラン27.7gを80ないし85℃で4時間かけて
滴下して添加する。次に混合物をその温度で27時間さ
らに反応させる。 工程(2):工程(1)からの反応混合物およびメタン
スルホン酸0.147gにイソブチルビニルエーテル2
7.5gを68ないし72℃で4時間かけて滴下して添
加する。混合物を次にその温度で16時間放置して反応
を完了させる。 工程(3):40%水酸化ナトリウム水溶液57.5g
に工程(2)からの反応混合物を110ないし120℃
で3時間かけて滴下して添加する。共沸蒸留、反応混合
物から除去された水の連続的置換および蒸留物中の水相
の除去により、47.5%のイソブトキシ−エトキシ−
メチル−オキセタン含量を有する有機相35.4gが得
られる。これは35.7%の収率に相当する。 工程(4):工程(3)で得られたイソブトキシ−エト
キシ−メチル−オキセタン35.4gおよび水27.5
gの混合物に、pH値が2.5ないし3となるまで10
%硫酸を20ないし25℃で滴下して添加する。次いで
300ミリバールまでの減圧および50ないし70℃ま
での加熱により、反応混合物からアセトアルデヒドを除
去する。25%水酸化カリウム溶液中での測定によりp
H値が8.5ないし9.0に調整され、そして反応混合
物を65ないし70℃で1時間放置し、次いで20ない
し25℃まで冷却し、そして硫酸でpHを7ないし7.
5に調整する。 工程(5):充填カラム上での分別蒸留により水および
低沸点有機副生成物が工程(4)からの反応混合物から
除去される。残留物9.5gは表題化合物を61%の含
量で有する。全工程に及ぶ3−ヒドロキシ−3−メチル
−オキセタンの収率は26.4%である。
【0024】実施例4:3−ヒドロキシオキセタンの連
続的製造 工程(1):3.4リットルのループ型反応器におい
て、2−エチル酪酸と過剰量のエピクロロヒドリン(2
5モル%)とピリジン1.5モル%(2−エチル酪酸を
基準として)を95ないし105℃の温度で互いに反応
させる。45分の平均滞留時間の後、反応混合物を管状
反応器〔横断面:38mm,有効長さ:1200mm,
充填材の種類:スルザー(Sulzer)BX〕中に導入する。
該反応器内での操作温度は110ないし120℃であ
り、そして平均滞留時間は15分である。過剰なエピク
ロロヒドリンが105℃および200ミリバールで除去
される。クロロヒドリンエステルが収率80%で得られ
る。 工程(2):工程(1)からの反応混合物が連続的に操
作される2.5リットルの攪拌反応器中に導入され、そ
してその中で43℃の温度にてイソブチルビニルエーテ
ル(2−エチル酪酸を基準として1.08当量)と反応
させる。同時にメタンスルホン酸がイソブチルビニルエ
ーテルを基準として0.024当量の量で添加される。
平均滞留時間は20分である。この工程において、ほと
んどがピリジニウム塩から構成される細かい白色沈澱が
反応中に連続的に形成されるので、攪拌は非常に重要で
ある。使用されるエステルを基準として、生成物は収率
95%で得られる。 工程(3):この工程、すなわち加水分解および環化は
10リットルのマルチチャンバー反応器内で145℃の
温度および3ないし5バールの圧力にて行われる。水酸
化ナトリウム溶液2.5当量が、145℃に加熱された
35%強度水溶液の形態で添加される。反応器内の滞留
時間は60ないし80分である。生成物は水蒸気蒸留に
より反応混合物から除去される。このために、反応混合
物は各容器が5リットルの容量を有する攪拌容器カスケ
ードを通して運搬され、そして工程(3)からの反応混
合物2ないし2.5kg水蒸気/キロが表面下に逆方向
で導入される。この工程の生成物は収率88%で得られ
る。 工程(4):工程(3)の生成物(2.18kg/時
間)および水(1.35kg/時間)が2つの10リッ
トル反応器からなる反応器カスケード中に0.3バール
の圧力および60℃の温度、4ないし5時間の平均滞留
時間(全体)で連続的に仕込まれ、反応の間、pH値は
塩酸で3.0に保持される。第2の攪拌容器から流出す
る溶液は水酸化ナトリウム溶液でpH7ないし8に調整
される。工程(4)の生成物の収率は95%である。 工程(5):工程(4)の終了時に得られる反応溶液は
2本カラムでの精留により仕上げられる。第1のカラム
において40℃のヘッド温度および100ミリバールの
ヘッド圧で、3−ヒドロキシオキセタンより低い沸点を
有する全ての物質がヘッド生成物(主にイソブタノール
および水)として除去される。3−ヒドロキシオキセタ
ンは130℃で第2のカラムへ、より高い沸点の成分と
一緒に供給され、そして10ミリバールヘッド圧および
73℃ヘッド温度にて、95%を越える純度でヘッド生
成物として得られる。全工程に及ぶ3−ヒドロキシオキ
セタンの全収率は60.5%である。
【0025】実施例5:式VIIbで表される化合物の
製造 サッカリンの酸性開環により得られるo−スルホ安息香
酸モノアンモニウム塩109.6gがトルエン500m
lおよびDMF10ml中に入れられる。2時間かけて
ホスゲン130gが70ないし75℃の温度で導入され
る。混合物が次にその温度で30分間攪拌され、そして
温度を1時間以内に105ないし110℃まで引続き上
昇させ、反応混合物はその温度にさらに約1時間、ガス
発生が終了するまで維持される。混合物は窒素を流しな
がら室温まで冷却される。濾過が行われ、そして残渣は
トルエンで洗浄される。濾液は蒸発により十分に濃縮さ
れ、そしてo−スルホン酸−安息香酸二塩化物120.
4gが黄色油状の形態で得られる。該化合物34gおよ
び3−ヒドロキシオキセタン120.4gは、場合によ
って触媒量の塩化マグネシウムで処理されて、塩化メチ
レン350ml中に−5℃で入れられる。ピリジン34
gが次にその中に滴下して0℃を越えない温度で添加さ
れる。滴下による添加の後、反応混合物を室温まで加温
し、そしてさらに1時間攪拌すると、懸濁液が形成さ
れ、その中に氷水が添加される。有機相が除去され、氷
水、炭酸水素ナトリウム冷却溶液、そして再度氷水で洗
浄され、そして硫酸ナトリウム上で乾燥され、さらに濾
過される。式VIIbで表される化合物が収率70%で
得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルドルフ バディッシャトカ スイス国 5073 ギップフ−オーベルフリ ック マルベンベーク 4 (72)発明者 クラス ビンテル スイス国 1891 マッソンゲックス イム モイブレラ レーナツ(番地表示なし) (72)発明者 マッチアス フォン フリーリンク ドイツ国 79114 フライブルク フレイ タークシュトラーセ 5 (72)発明者 レミー グレッスリー スイス国 1897 ル ブーベレ ペチ シ ャマルグ30 (72)発明者 ビート ヤオ スイス国 4147 アエッシュ ビルスベー ク 10 (72)発明者 セバスチァン ビュルキ スイス国 1870 モンテイ アベニュー デュル エウロペ 38アー

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式I: 【化1】 (式中、R9 およびR10は互いに独立して水素原子また
    は炭素原子数1ないし4のアルキル基を表す)で表され
    る3−ヒドロキシオキセタンの製造方法であって、以下
    の工程: (1)次式:R−CO2 H(式中、Rは分岐アルキル基
    を表す)で表されるカルボン酸と次式II: 【化2】 (式中、R9 およびR10は上で定義されたものと同じ意
    味を表す)で表されるエピクロロヒドリンとの反応によ
    る次式III: 【化3】 (式中、R、R9 およびR10は上で定義されたものと同
    じ意味を表す)で表されるエステルの形成、(2)触媒
    の存在下での該エステルと次式IV: 【化4】 (式中、R1 は水素原子またはメチル基を表し、R2
    炭素原子数1ないし6のアルキル基を表すか、またはR
    1 およびR2 は一緒になって次式:−(CH2 3 −で
    表される基を形成する)で表されるエーテルとの反応に
    よる次式V: 【化5】 で表されるエステルの形成、(3)塩基の存在下での該
    エステルの加水分解および環化による次式VI: 【化6】 (式中、R1 、R2 、R9 およびR10は上で定義された
    ものと同じ意味を表す)で表される化合物の形成、
    (4)酸の存在下でのアセタール開裂による相当する3
    −ヒドロキシオキセタンの形成、および(5)該3−ヒ
    ドロキシオキセタンの単離からなることを特徴とする上
    記3−ヒドロキシオキセタンの製造方法。
  2. 【請求項2】 工程(1)におけるカルボン酸として、
    式中Rがα−分岐アルキル基を表す化合物が使用される
    請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 カルボン酸として、式中Rがα−分岐し
    た炭素原子数3ないし8のアルキル基を表す化合物が使
    用される請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 カルボン酸として、式中Rが1−エチル
    プロピル基、1−エチルペンチル基または第三ブチル基
    を表す化合物が使用される請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 工程(1)において酸性または塩基性触
    媒が使用される請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 酸性触媒としてルイス酸が使用される請
    求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 酸性触媒として塩化鉄(III)が使用
    される請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 塩基性触媒として、ピリジン、アルキル
    −もしくはジアキル−アミノ基により置換されたピリジ
    ン、トリアルキルアミンまたはポリマー−結合ピリジン
    もしくはポリマー−結合アルキル化アミノピリジンが使
    用される請求項5記載の方法。
  9. 【請求項9】 ピリジンが塩基性触媒として使用される
    請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 工程(2)において、式中R1 が水素
    原子を表し、そしてR2 が炭素原子数3ないし5のアル
    キル基を表すエーテルが使用される請求項1記載の方
    法。
  11. 【請求項11】 式中R2 がイソブチル基を表す請求項
    10記載の方法。
  12. 【請求項12】 工程(2)における触媒としてp−ト
    ルエンスルホン酸またはメタンスルホン酸が使用される
    請求項1記載の方法。
  13. 【請求項13】 工程(3)における塩基として水酸化
    ナトリウムまたは水酸化カリウムが使用される請求項1
    記載の方法。
  14. 【請求項14】 工程(3)において、エステルの加水
    分解および環化が極性溶媒中、塩基の存在下で行われる
    請求項1記載の方法。
  15. 【請求項15】 水が極性溶媒として使用される請求項
    14記載の方法。
  16. 【請求項16】 工程(3)において形成される式VI
    で表される化合物が、工程(4)におけるアセタール開
    裂の前に、共沸蒸留または水蒸気蒸留により濃縮される
    請求項1記載の方法。
  17. 【請求項17】 工程(4)における酸として、プロト
    ン性溶媒中の鉱酸が使用される請求項1記載の方法。
  18. 【請求項18】 工程(4)における酸として、硫酸ま
    たは塩酸が使用される請求項17記載の方法。
  19. 【請求項19】 工程(4)におけるアセタール開裂の
    後に、反応混合物が塩基で中和される請求項1記載の方
    法。
  20. 【請求項20】 中和がアルカリ金属またはアルカリ土
    類金属水酸化物を用いて行われる請求項19記載の方
    法。
  21. 【請求項21】 精留が工程(5)において行われる請
    求項1記載の方法。
  22. 【請求項22】 抽出が精留の前に行われる請求項21
    記載の方法。
  23. 【請求項23】 工程(1)ないし(5)が連続的に行
    われる請求項1記載の方法。
  24. 【請求項24】 式II中、R9 およびR10が互いに独
    立して水素原子またはメチル基を表す化合物が使用され
    る請求項1記載の方法。
  25. 【請求項25】 式II中、R9 およびR10が水素原子
    を表す化合物が使用される請求項24記載の方法。
  26. 【請求項26】 次式VII: 【化7】 〔式中、Qは次式: 【化8】 {式中、R14は水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素
    原子、ヨウ素原子または次式:−(X)n 3 (式中、
    Xは酸素原子、硫黄原子、SOまたはSO2 を表し、R
    3 は炭素原子数1ないし4のアルキル基、1ないし4個
    のハロゲン原子、炭素原子数1ないし3のアルコキシ基
    もしくは炭素原子数1ないし3のアルキルチオ基により
    置換された炭素原子数1ないし4のアルキル基を表す
    か、またはR3 は炭素原子数2ないし4のアルケニル基
    または1ないし4個のハロゲン原子により置換された炭
    素原子数2ないし4のアルケニル基を表し、そしてnは
    0または1を表す)で表される基を表すか、またはR14
    はニトロ基、次式:NR4 5(式中、R4 は水素原
    子、メトキシ基、エトキシ基または炭素原子数1ないし
    3のアルキル基を表し、そしてR5 は水素原子または炭
    素原子数1ないし3のアルキル基を表す)で表される基
    を表すか、またはR14は次式:−CCR6 (式中、R6
    は水素原子、メチル基またはエチル基を表す)で表され
    る基を表すか、またはR14は次式:−O−CHR7 −C
    CR6 (式中、R6 は水素原子、メチル基またはエチル
    基を表し、そしてR7 は水素原子またはメチル基を表
    す)で表される基を表すか、またはR14はシアノ基を表
    し、R15は水素原子、フッ素原子、塩素原子、炭素原子
    数1ないし4のアルキル基またはメトキシ基を表し、R
    16は水素原子、フッ素原子または塩素原子を表し、そし
    てR17はメチル基または2−ピリジル基を表す}で表さ
    れる基を表し、そしてR9 およびR10は互いに独立して
    水素原子または炭素原子数1ないし4のアルキル基を表
    す〕で表される化合物を次式VIII: 【化9】 で表される化合物と式Iで表される3−ヒドロキシオキ
    セタンとの反応により製造する際に、請求項1記載の方
    法に従って製造される3−ヒドロキシオキセタンを使用
    する方法。
  27. 【請求項27】 式Iで表される3−ヒドロキシオキセ
    タンを式VIIIで表される化合物と反応させる前に、
    上記3−ヒドロキシオキセタンが2価金属塩、特に塩化
    マグネシウムまたは塩化カルシウムで処理される請求項
    26記載の使用方法。
  28. 【請求項28】 次式VIIa: 【化10】 (式中、R14は請求項26で定義されたものと同じ意味
    を表す)で表される化合物を次式VIIIa: 【化11】 (式中、R14は上で定義されたものと同じ意味を表す)
    で表される化合物と3−ヒドロキシオキセタンとの反応
    により製造する際の請求項26記載の使用方法。
  29. 【請求項29】 次式VIIb: 【化12】 で表される化合物を次式VIIIb: 【化13】 で表される化合物と3−ヒドロキシオキセタンとの反応
    により製造する際の請求項28記載の使用方法。
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