JPH09207016A - 扇型形状体の側面加工装置 - Google Patents

扇型形状体の側面加工装置

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JPH09207016A
JPH09207016A JP4045696A JP4045696A JPH09207016A JP H09207016 A JPH09207016 A JP H09207016A JP 4045696 A JP4045696 A JP 4045696A JP 4045696 A JP4045696 A JP 4045696A JP H09207016 A JPH09207016 A JP H09207016A
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Taihei Arai
大平 新井
Kozo Nakahama
浩三 中浜
Tokihiko Otagaki
時彦 太田垣
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 石膏モデル等の扇型形状体の側面を簡単かつ
確実に切削することができる側面加工装置の提供にあ
る。 【解決手段】 扇型形状体が載置される平面視略扇型の
載置台2と、該載置台2が付設されて前後方向に往復動
可能な取付台4と、取付台4に対して左右方向に往復動
可能であって扇型形状体の側面を切削するカッタ6と、
カッタ6を回転駆動させるモータとを、備える。載置台
2に径方向の往復動が可能とされた少なくとも2個のス
ケール3にて、載置台2に載置された扇型形状体の切削
すべき側面の位置決めを行うと共に扇型形状体の曲率半
径の中心からの寸法を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤの金型のリ
ング部をアルミ合金等で製造するための精密鋳型のため
の扇型形状体等(例えば、石膏モデル等)の側面加工装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のタイヤ(ニューマチックタイヤ)
のトレッド模様は、パターンノイズを防止するため、複
数以上のピッチ配列を持ち、しかも、各々のピッチがラ
ンダムに配列されている。このためトレッド部は複数個
に分割された円弧状ブロック(扇型形状体)を作成し、
これを継ぎ合わせてトレッドリングモデルを作成してい
た。
【0003】従って、タイヤを製造する場合、扇型形状
体(石膏モデル)を製造する必要があった。ところが、
石膏モデルを製造する場合、その側面が正確(高精度)
に加工(切削)されていないと、石膏モデルを周方向に
沿って配設(配列)した際に形成される短円筒体の中心
角が360 °にならない場合があり、そのため、石膏モデ
ルの外周面の曲率半径の中心を通る面に沿って切削して
側面を仕上げる必要があった。
【0004】しかして、側面を切削する方法としては、
まず、基板上に(切削すべき)石膏モデルの外周面から
その弦を計算して該基板上にこの石膏モデルの固定位置
を罫書きし、これに沿って石膏モデルを載置して、固定
具によって該石膏モデルを固定し、その後、目視で切削
すべき側面の切削量を調整して切削していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来の方法で
は、その作業が極めて面倒であり、かなりの熟練を必要
とし、しかも、作業時間も大となっていた。そこで、本
発明では、簡単かつ確実に側面の切削を行うことができ
る側面加工装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る扇型形状体の側面加工装置は、周方
向に複数個配設すれば短円筒形乃至短円柱形となる扇型
形状体の側面を切削する側面加工装置であって、該扇型
形状体が載置される平面視略扇型の載置台と、該載置台
に径方向にスライド自在として付設されて上記扇型形状
体の外周面に接触して切削すべき側面の位置決めを行う
と共に該扇型形状体の曲率半径の中心からの寸法を測定
する少なくとも2個のスケールと、上記載置台に付設さ
れて該扇型形状体の曲率半径の中心を通過する側面加工
ラインを指示する指示針と、上記載置台が付設されて前
後方向に往復動可能な取付台と、該取付台に対して左右
方向に往復動可能であって上記扇型形状体の側面を切削
するカッターと、該カッターを回転駆動させるモータ
と、を備えたものである。この際、上記載置台が、水平
面内を約180 °反転するも好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳説する。
【0008】図1〜図3は本発明に係る扇型形状体の側
面加工装置を示し、この側面加工装置は、石膏モデル等
の扇型形状体1が載置される平面視略扇型の載置台2
と、該載置台2に付設される3個のスケール3…と、該
載置台2が付設される取付台4と、取付台4の前方に配
設される基台5と、該基台5に左右方向の往復動が可能
として付設されるカッター6と、該カッター6を回転駆
動させるモータ7等を備えている。
【0009】しかして、基台5は、左右方向に配設され
るガイドレール8,8と、このガイドレール8,8間に
配設される回転自在なネジ軸9と、を備え、該ネジ軸9
の一端には、該ネジ軸9をその軸心廻りに回転させるハ
ンドル10が連設されている。また、ネジ軸9には図示省
略のナット部材が螺合され、このナット部材が、上記ガ
イドレール8,8にその嵌合部13,13がスライド自在に
嵌合した基板14に固着されている。従って、ハンドル10
を回転させれば、ネジ軸9がその軸心廻りに回転してネ
ジ軸9に螺合しているナット部材が、図1に示す矢印A
の如く左右方向に往復動する。つまり、基板14が左右方
向に往復動する。
【0010】ところで、基板14には上述のモータ7が付
設され、このモータ7の回転駆動力は連動連結機構15を
介してカッター6に伝動される。ここで、連動連結機構
15とは、このモータ7の出力軸に連結されるモータ用プ
ーリーと、カッター6に連結されるカッター用プーリー
と、これらのプーリーに掛け回されるベルト16と、を備
える。また、カッター6は、円盤体20と該円盤体20の表
て面に設けられる刃部21とからなる。従って、ハンドル
10を回転させれば、基板14と共にカッター6が左右方向
に往復動する。なお、図例では刃部21は2個設けられて
いるが、勿論刃部21の数の増減は自由である。
【0011】次に、取付台4は、リニアガイド22,22に
ガイドされて矢印Bの如く前後方向に往復動可能とされ
る。即ち、取付台4にはナット部材が付設され、このナ
ット部材に、一端部にハンドル23が連設されたネジ軸が
螺合している。従って、このハンドル23を回転させれ
ば、ネジ軸がその軸心廻りに回転してナット部材が矢印
Bの如く前後方向に往復動し、これにともなって、取付
台4がリニアガイド22,22にガイドされて前後方向に往
復動する。なお、リニアガイド22は固定台25に立設され
る前後方向のガイドレール26と、取付台4に付設されて
このガイドレール26にスライド自在に嵌合する凹溝27
と、からなる。
【0012】また、載置台2は、上板30と下板31とを備
え、上板30に3本の長孔32…が形成され、各長孔32…に
上述のスケール3がスライド自在に付設されている。と
ころで、この3個のスケール3…の内、少なくとも2個
(図1に示すように、載置台2の一側面33が基台5に対
応した状態では、イとロのスケール3,3)がこの載置
台2に載置される扇型形状体1の外周面1aが当接し、
切削すべき側面34の位置決めをなす。さらに、このスケ
ール3は、扇型形状体1の外周面1aの曲率半径R(図
1参照)の中心からの寸法も測定する。
【0013】即ち、外周面1aが精度良く加工されてい
れば、扇型形状体1の外周面1aをスケール3,3に当
接させることによって、切削後の側面を上記曲率半径R
の中心を通過する面とすることができる。
【0014】この載置台2の両側面33,36には、側面加
工ラインL(図4参照)を指示する指示針35が付設され
ている。ここで、側面加工ラインLとは曲率半径Rの中
心を通過する面に沿うラインであり、本発明ではこの側
面加工ラインLに沿って側面34を切削するものとする。
【0015】ところで、この載置台2は軸37を中心に水
平面内を約180 °反転することが可能となっている。即
ち、この載置台2の下面に取付台4上を転動するローラ
38…が付設され、取付台4上を滑らかに回転する。
【0016】次に、上述の如く構成された側面加工装置
を使用して石膏モデル等の扇型形状体1の側面34の切削
方法を説明する。まず、載置台2上に扇型形状体1を載
置する。この際、図1に示すように、載置台2の一側面
33を基台5に対応させた状態として、図4の(A)に示
すように、扇型形状体1の外周面1aをイとロのスケー
ル3,3に当接させ、側面加工ラインLを指示針35に合
わせる。つまり、指示針35にて指示される側面加工ライ
ンL上に該扇型形状体1の形成されるべき側面を合わせ
る。その後、固定具40で扇型形状体1をその位置で固定
する。固定具40とは、載置台2に吸着されるマグネット
を備えたマグネット固定具である。
【0017】次に、ハンドル10を回転させ、カッター6
を扇型形状体1に接近させると共に、該カッター6を回
転させ、側面加工ラインLに沿って扇型形状体1の側面
34を切削する。即ち、カッター6は、側面加工ラインL
に沿って移動し、切削面は側面加工ラインLに沿うもの
となる。その後は、一旦、モータ7の駆動を停止し、取
付台4を後退させた状態として、図4の(A)の状態か
ら載置台2を軸37廻りに約180 °回転させた後、再び取
付台4を前進させて図4の(B)の状態、つまり、載置
台2の他の側面36を基台5に対応させる。
【0018】その後は、ハとロのスケール3,3を使用
して、切削していない他の側面34側の側面加工ラインL
を指示針35に合わせ、固定具40で扇型形状体1をその位
置で固定する。そして、上述と同様カッター6を扇型形
状体1に接近させると共に、該カッター6を回転させ、
側面加工ラインLに沿って扇型形状体1の他の側面34を
切削する。
【0019】従って、この装置によれば、扇型形状体1
の両側面34,34を側面加工ラインLに沿って切削するこ
とができ、この装置にて両側面34,34が切削された複数
個の扇型形状体1…を周方向に配置(配列)すれば、短
円筒体乃至短円柱体となり、その際、その中心角は360
°となる。
【0020】ところで、各スケール3…は径方向に配設
される長孔32…に各々スライド自在に嵌合されているの
で、その径方向に往復動可能であって、曲率半径Rの相
違する種々の扇型形状体1に対応して、その外周面1a
に当接させることができる。つまり、種々の扇型形状体
1の両側面34,34を切削することができる。例えば、曲
率半径Rが200mm 〜600mm 位の扇型形状体等(例えば、
石膏モデル等)の側面を切削することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。
【0022】 曲率半径の相違する種々の扇型形状体
1(例えば、石膏モデル)の側面34を簡単かつ確実に切
削することができ、形成された複数個の扇型形状体1…
を周方向に配設して短円筒体乃至短円柱体に形成した
際、その中心角は360 °となる。 指示針35により、確実に側面加工ラインLに沿って
側面34を切削することができ、切削面の仕上精度がよ
い。 (請求項2によれば、)扇型形状体1の両側面34,
34を確実に切削することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る扇型形状体の側面加工装置の平面
図である。
【図2】背面図である。
【図3】側面図である。
【図4】簡略説明図である。
【符号の説明】
1 扇型形状体 1a 外周面 2 載置台 3 スケール 4 取付台 6 カッター 7 モータ 34 側面 35 指示針 L 側面加工ライン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周方向に複数個配設すれば短円筒形乃至
    短円柱形となる扇型形状体1の側面34を切削する側面加
    工装置であって、該扇型形状体1が載置される平面視略
    扇型の載置台2と、該載置台2に径方向にスライド自在
    として付設されて上記扇型形状体1の外周面1aに接触
    して切削すべき側面34の位置決めを行うと共に該扇型形
    状体1の曲率半径の中心からの寸法を測定する少なくと
    も2個のスケール3,3と、上記載置台2に付設されて
    該扇型形状体1の曲率半径の中心を通過する側面加工ラ
    インLを指示する指示針35と、上記載置台2が付設され
    て前後方向に往復動可能な取付台4と、該取付台4に対
    して左右方向に往復動可能であって上記扇型形状体1の
    側面34を切削するカッター6と、該カッター6を回転駆
    動させるモータ7と、を備えたことを特徴とする扇型形
    状体の側面加工装置。
  2. 【請求項2】 上記載置台2が、水平面内を約180 °反
    転する請求項1記載の扇型形状体の側面加工装置。
JP8040456A 1996-02-02 1996-02-02 扇型形状体の側面加工装置 Expired - Fee Related JP3022302B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2020261548A1 (ja) * 2019-06-28 2021-09-13 ダイコク工業株式会社 溶接ビード切削装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2020261548A1 (ja) * 2019-06-28 2021-09-13 ダイコク工業株式会社 溶接ビード切削装置

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