JPH09206949A - ろう付け前の仮止め方法 - Google Patents

ろう付け前の仮止め方法

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Publication number
JPH09206949A
JPH09206949A JP1651996A JP1651996A JPH09206949A JP H09206949 A JPH09206949 A JP H09206949A JP 1651996 A JP1651996 A JP 1651996A JP 1651996 A JP1651996 A JP 1651996A JP H09206949 A JPH09206949 A JP H09206949A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brazing
auxiliary plate
base materials
piping
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP1651996A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Nakano
秋夫 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruyasu Industries Co Ltd
Original Assignee
Maruyasu Industries Co Ltd
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Publication date
Application filed by Maruyasu Industries Co Ltd filed Critical Maruyasu Industries Co Ltd
Priority to JP1651996A priority Critical patent/JPH09206949A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 常に一定量のろう材を確保できるとともにろ
う材の落下を防止でき、よって、十分な接合強度を確保
できるとともに補助プレートを配管の下側に位置させた
状態でもろう付けすることを可能にすること。 【解決手段】 複数の配管3間を補助プレート1を介し
て連結させるためのろう付けに先立ち、補助プレート1
を複数の配管3に対し抵抗溶接により仮止めする、ろう
付け前の仮止め方法である。補助プレート1は、銅板2
を内側に保持した状態で複数の配管3にセットされ、補
助プレート1を複数の配管3に対し抵抗溶接により仮止
めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の母材例えば
自動車用燃料、エアー、オイル、ウォータ等の配管間を
連結補助部材例えば補助プレートを介して連結させるた
めのろう付けに先立ち、連結補助部材を複数の母材に対
し抵抗溶接により仮止めする、ろう付け前の仮止め方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用燃料、エアーオイル、
ウォータ等のスチール製配管(母材)を複数本束ねて固
定させるにあたっては、複数本の配管に対し補助プレー
ト(連結補助部材)を炉中ろう付けし、これにより補助
プレートを介して複数本の配管を互いに連結固定させる
方法がとられている。そして、炉中ろう付けに先立ち、
補助プレートを複数本の配管に対し抵抗溶接により仮止
めする方法がとられている。
【0003】従来、この仮止めを行うにあたっては、図
7および図8において、まず複数本の配管3に対し単体
としての補助プレート1を抵抗溶接により仮止めするよ
うにしていた。そして、その後に、銅粉末(ろう材)を
含有したペースト4を補助プレート1の両側面に沿って
塗布し、さらに必要に応じて銅棒(ろう材)5をペース
ト4に並べ、この状態で炉内に搬送し、炉中ろう付けを
行うようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の方法によると、液状のろう材4をカートリ
ッジ6から押し出して塗布しているため常に一定量のろ
う材を塗布することが困難であり、また、炉内への搬送
途中にろう材4の一部が落下したりしてろう材の塗布む
らが生じ、このため接合強度が不足する場合が生じやす
かった。また、ろう材4が落下しやすいため、補助プレ
ート1を配管3の下側に位置させた状態で炉中ろう付け
することはできなかった。
【0005】本発明は上記問題点にかんがみ、常に一定
量のろう材を確保できるとともにろう材の落下を防止で
き、よって、十分な接合強度を確保できるとともに連結
補助部材を母材の下側に位置させた状態でもろう付けす
ることを可能にする仮止め方法を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
の母材間を連結補助部材を介して連結させるためのろう
付けに先立ち、前記連結補助部材を前記複数の母材に対
し抵抗溶接により仮止めする、ろう付け前の仮止め方法
において、前記複数の母材と前記連結補助部材との間に
ろう材が入った状態で、前記連結補助部材を前記複数の
母材に対し抵抗溶接により仮止めすることを特徴とす
る、ろう付け前の仮止め方法である。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記連結補助部材は、前記ろう材を内側に保持した
状態で前記複数の母材に対しセットされる、ことを特徴
とする請求項1に記載のろう付け前の仮止め方法であ
る。
【0008】
【発明の作用効果】請求項1の発明によると、従来のよ
うに連結補助部材単体を複数の母材に対して抵抗溶接に
より仮止めするのではなく、複数の母材と連結補助部材
との間にろう材を入れた状態で連結補助部材を複数の母
材に対し抵抗溶接により仮止めするようにしたため、常
に一定量のろう材を確保できるとともにろう材の落下を
防止でき、よって、十分な接合強度を確保できるととも
に連結補助部材を母材の下側に位置させた状態でもろう
付けすることが可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図6に基づいて説明する。
【0010】図1は一実施例によるろう付け前の仮止め
方法の工程図を示している。
【0011】この仮止め方法は、まず、図1(A)に示
すように連結補助部材としてのスチール製補助プレート
1と、ろう材としての銅板2とを用意し、図1(B)に
示すように、補助プレート1の左右端部1a,1bにカ
シメ処理を行って補助プレート1を銅板2に巻き込み、
図1(C)に示すように、複数本の母材としての配管3
を束ね、その上に補助プレート1を置いて所定の位置P
1 ,P2 に抵抗溶接を行う。なお、補助プレート1とし
ては、例えば、厚さ0.8〜1.2mmの鋼板(SPH
・SPCC)を用い、また、銅板2としては、例えば、
銅を98%以上含有し、厚さが0.5mm、1mm又は
1.2mmのものを用い、また、配管3としては、例え
ば、外径が4〜16mmのものを用いる。
【0012】そして、上記のように補助プレート1を抵
抗溶接により複数本の配管3に対し仮止めした後、この
仮止めされた配管3を炉内に搬入し炉中ろう付けを行
う。この搬入、ろう付け時、、ろう材として固体の銅板
2を用いているため、従来の液状のろう材を塗布する場
合と比べ常に一定量のろう材を確保でき、また、銅板2
は補助プレート1に巻き込まれ保持されているため、ろ
う材の落下を防止できる。このため、ろう付けにより十
分な接合強度を確保できるとともに、補助プレート1を
配管3の下側に位置させた状態でろう付けを行うことも
できる。また、補助プレート1を銅板2を巻き込むよう
にカシメ処理したことにより、補助プレート1自体の補
強も図ることができる。
【0013】なお、補助プレート1には、図2に示すよ
うなプロジェクション用突起1cを設けてもよい。ま
た、図3および図4に示すように、銅板2の代わりに複
数本の銅棒もしくは銅線12をろう材として用いてもよ
い。さらに、図5および図6に示すように、上側配管3
1と下側配管32との間を補助プレート1で連結させる
場合には、補助プレート1を銅板2または銅線12を巻
き込むようにほぼS字状にカシメ処理すれば両配管3の
連結が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例によるろう付け前の仮止め方法を示す
工程図
【図2】補助プレートの変形例を示す断面図
【図3】ろう材の変形例を示す断面図
【図4】さらに、ろう材の変形例を示す断面図
【図5】上下の配管を連結する方法を示す断面図
【図6】上下の配管を連結する他の方法を示す断面図
【図7】従来の仮止め方法を説明するための斜視図
【図8】図7図示VIII-VIII 線による断面図
【符号の説明】
1 補助プレート(連結補助部材) 2 銅板(ろう材) 3,31,32 配管(母材) 12 銅線(ろう材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の母材間を連結補助部材を介して連
    結させるためのろう付けに先立ち、前記連結補助部材を
    前記複数の母材に対し抵抗溶接により仮止めする、ろう
    付け前の仮止め方法において、 前記複数の母材と前記連結補助部材との間にろう材が入
    った状態で、前記連結補助部材を前記複数の母材に対し
    抵抗溶接により仮止めすることを特徴とする、ろう付け
    前の仮止め方法。
  2. 【請求項2】 前記連結補助部材は、前記ろう材を内側
    に保持した状態で前記複数の母材に対しセットされる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のろう付け前の仮止め
    方法。
JP1651996A 1996-02-01 1996-02-01 ろう付け前の仮止め方法 Pending JPH09206949A (ja)

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JP (1) JPH09206949A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2785043A1 (fr) * 1998-10-22 2000-04-28 Behr Gmbh & Co Condenseur brase destine a un systeme de climatisation
JP2016133260A (ja) * 2015-01-19 2016-07-25 ダイキン工業株式会社 空気調和装置

Cited By (2)

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FR2785043A1 (fr) * 1998-10-22 2000-04-28 Behr Gmbh & Co Condenseur brase destine a un systeme de climatisation
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