JPH09206902A - スラブ搬送用ローラーテーブル - Google Patents

スラブ搬送用ローラーテーブル

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Publication number
JPH09206902A
JPH09206902A JP3313496A JP3313496A JPH09206902A JP H09206902 A JPH09206902 A JP H09206902A JP 3313496 A JP3313496 A JP 3313496A JP 3313496 A JP3313496 A JP 3313496A JP H09206902 A JPH09206902 A JP H09206902A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slab
roll
load
bearing
cushioning material
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3313496A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Katahira
圭一 片平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
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Publication of JPH09206902A publication Critical patent/JPH09206902A/ja
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  • Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロールを軸受けを介してテーブルフレームに
取付け、配列したスラブ搬送用ローラーテーブルのロー
ルに対するスラブの衝突荷重を緩和して、ロールや軸受
けの設計時の基礎荷重を下げる。 【解決手段】 ロール2を軸受け5を介してテーブルフ
レーム3に取付け、配列する際、軸受け5とテーブルフ
レーム3との間に緩衝材7を挟み込む。スラブ11の搬
送方向の下流側に水平方向の力を止めるストッパー8を
配置し、軸受け5とストッパー8との間にも緩衝材7を
挟み込む。緩衝材7にはプレロードを付加しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続鋳造鋳片等の
スラブを搬送するスラブ搬送用ローラーテーブルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3に連続鋳造設備等においてスラブ1
1を搬送するために使用するスラブ搬送用ローラーテー
ブル1を示す。これは図4に示すようにロール2を軸受
け5を介してボルト6でテーブルフレーム3に取付け、
配列したもので、図3に示すようにスラブ11を載置し
て搬送する。
【0003】スラブ11に反りがなく平坦な場合には、
スラブ11の荷重Wは図3に示す例では6本のロール2
で支えることになる。しかし、スラブ11には反りがあ
るのが通常であり、図3に示すように下反りがある場合
には、前後両端の2本のロールでスラブ11の荷重Wを
(1/2)Wずつ支える必要がある。たとえば40tス
ラブの場合には、前後両端の2本のロールが20tずつ
の荷重を受けることになる。
【0004】しかし、これはスラブ11がロール2に衝
突しない場合の定常荷重のことであって、図4に示すよ
うに、下反りが角度θと大きいスラブ11を搬送する場
合は、次のロール2に乗り移る時にスラブ11の先端下
部が次のロール2の上端からδだけ下がった位置に衝突
し、ロール2は衝突荷重Fを受けることになる。スラブ
11もロール2も剛性が強いので、たとえば40tスラ
ブを60mpmで搬送しているときに、δが約20mm
下がった位置で次のロール2に衝突すると、約200t
もの衝突荷重となる。これは実際にはテーブルフレーム
3、ボルト6や基礎4の変形でも緩和するので、ロール
2に掛かる衝突荷重Fは約80tとスラブ11の定常荷
重(1/2)Wの約4倍になり、これが設計時の基礎荷
重となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この基礎荷重が大きい
とロールや軸受けに高強度が要求されることになり、コ
スト高につながる。そこで本発明は、スラブの衝突荷重
Fをさらに緩和することによってロールや軸受けの設計
時の基礎荷重を下げることを可能とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ロールを軸受
けを介してテーブルフレームに取付け、配列したスラブ
搬送用ローラーテーブルにおいて、軸受けとテーブルフ
レームとの間に緩衝材を挟み込むとともに、スラブの搬
送方向の下流側に水平方向の力を止めるストッパーを配
置し、軸受けとストッパーとの間にも緩衝材を挟み込ん
だことを特徴とするスラブ搬送用ローラーテーブルであ
る。前記緩衝材には、プレロードを付加しておくことが
好ましい。なお、緩衝材としては建築用衝撃吸収材、た
とえばゴムやバネ等の弾性体を用いることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のスラブ搬送用ローラーテ
ーブルのロールと軸受けの取付け状況を図1に示す。
【0008】衝突荷重Fには垂直方向と水平方向の成分
がある。そこで、垂直方向の衝突力を緩和するために、
軸受け5とテーブルフレーム3との間に緩衝材7を挟み
込んでボルト6で締めつけ、固定する。また、水平方向
の衝突力を緩和するために、まず、スラブの搬送方向の
下流側に水平方向の力を止めるストッパー8を溶接9な
どによりテーブルフレーム3に固定配置する。そして、
軸受け5とストッパー8との間にも緩衝材7を挟み込ん
でボルト10で締めつけ、固定する。この際、ボルト6
を通すためにテーブルフレーム3に開ける孔の径は、ボ
ルト6の外径より太くしてボルト6がテーブルフレーム
3に接触しないように余裕を持たせておく。
【0009】このように、剛性の高い部材の間に緩衝材
7を挟み込んであるので、下反りしたスラブの衝突によ
る衝突荷重を吸収することができ、緩衝材の材質を適宜
選択することによりスラブ11の定常荷重の約2倍の
(1/2)Fまで設計時の基礎荷重を低減することがで
きる。
【0010】ストッパー8はスラブ11の搬送方向の下
流側に配置するので、スラブ11を一方向にしか搬送し
ないローラーテーブルでは、図1に示したように軸受け
5の片側にストッパー8を配置するだけでよいが、スラ
ブ11を往復搬送するローラーテーブルでは、軸受け5
の両側にストッパー8を配置することになる。
【0011】また、前記緩衝材にプレロードを付加して
おくと、一定荷重以下では緩衝材が撓まないようにする
ことが好ましい。すなわち、図2に緩衝材の撓みと荷重
との関係を示すが、予めプレロードP1 を付加してX0
まで撓ましておくと、荷重がP1 以下では撓まず、P1
を越えた場合だけ撓むようにすることができる。したが
って、緩衝材の材質およびプレロードP1 の値を適宜選
定することにより、定常荷重では撓まず、衝突荷重に対
してのみΔXだけ撓んで荷重を(1/2)Fに緩和する
ことができる。なお、プレロードP1 は、具体的には緩
衝材7を前記ボルト6、10で撓みがX0 になるまで締
めつけることにより付加することができる。
【0012】スラブの先端は進行方向に対して左右均等
に反っているわけではなく、片側の反りが大きいことが
多く、スラブの先端の右側だけ、あるいは左側だけがロ
ールと衝突することが多い。この場合、スラブの先端が
衝突した側だけ緩衝材が撓むとロールがスラブの進行方
向に対して傾くことになるが、スラブは長く、慣性力も
大きく、緩衝材の撓み代は小さいので、スラブの進行方
向が代わる問題は実際上生じない。
【0013】
【発明の効果】本発明により、スラブの衝突荷重を緩和
してロールや軸受けの設計時の基礎荷重を半減すること
が可能となり、製造コストの低減に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスラブ搬送用ローラーテーブルのロー
ルと軸受けの取付け状況を示す図である。
【図2】緩衝材の撓みと荷重との関係を示す図である。
【図3】スラブ搬送用ローラーテーブルを示す図であ
る。
【図4】従来のスラブ搬送用ローラーテーブルのロール
と軸受けの取付け状況を示す図である。
【符号の説明】
1 スラブ搬送用ローラーテーブル 2 ロール 3 テーブルフレーム 4 基礎 5 軸受け 6 ボルト 7 緩衝材 8 ストッパー 9 溶接 10 ボルト 11 スラブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロールを軸受けを介してテーブルフレー
    ムに取付け、配列したスラブ搬送用ローラーテーブルに
    おいて、軸受けとテーブルフレームとの間に緩衝材を挟
    み込むとともに、スラブの搬送方向の下流側に水平方向
    の力を止めるストッパーを配置し、軸受けとストッパー
    との間にも緩衝材を挟み込んだことを特徴とするスラブ
    搬送用ローラーテーブル。
  2. 【請求項2】 前記緩衝材にプレロードを付加した請求
    項1記載のスラブ搬送用ローラーテーブル。
JP3313496A 1996-01-29 1996-01-29 スラブ搬送用ローラーテーブル Withdrawn JPH09206902A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3313496A JPH09206902A (ja) 1996-01-29 1996-01-29 スラブ搬送用ローラーテーブル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3313496A JPH09206902A (ja) 1996-01-29 1996-01-29 スラブ搬送用ローラーテーブル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09206902A true JPH09206902A (ja) 1997-08-12

Family

ID=12378137

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3313496A Withdrawn JPH09206902A (ja) 1996-01-29 1996-01-29 スラブ搬送用ローラーテーブル

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030401