JPH09206240A - 女性用携帯便器 - Google Patents

女性用携帯便器

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JPH09206240A
JPH09206240A JP5219296A JP5219296A JPH09206240A JP H09206240 A JPH09206240 A JP H09206240A JP 5219296 A JP5219296 A JP 5219296A JP 5219296 A JP5219296 A JP 5219296A JP H09206240 A JPH09206240 A JP H09206240A
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JP
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toilet
toilet bowl
seat
skirt
bowl
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JP5219296A
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Minoru Tomita
稔 冨田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スカートを着用した女性が、自動車搭乗
中に、臀部を露出することなく、安定な姿勢で小便をす
ることができる女性用携帯便器を提供する。 【構成】 小型で浅い便器1と、便座の内側に、便
器1の底部全体を収めることができるくぼみを有する便
器台2とから成り、便器1のみをスカートと臀部の間に
入れたまま、座席上に置いた便器台2に座って使用す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スカートを着用した
女性が、自動車内などの便所の無い所で、臀部を露出せ
ずに小便をするための女性用携帯便器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、ビニール袋の口に襟のような
受け口を設け、袋内部に尿凝固剤を入れて使用する携帯
用尿処理袋は市販されているが、ビニール袋であるため
変形しやすく、女性には極めて使用しにくかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自動車搭乗中にスカー
トを着用した女性が小便をする場合を考えると、以下の
ような女性特有の問題がある。 (イ)小便をするときは、スカートをまくり上げて、臀
部を露出することになるので、車外からの視線が気にな
り、安心して小便をすることができない。 (ロ)女性が腰掛けて小便をする場合は、完全に体重を
掛けることができる便座が無ければ、安心して小便をす
ることができない。 (ハ)小便の後始末が簡単かつ確実でなければ、実際
上、使用できない。 (ニ)自動車の座席は、普通、背中側が低く、足側がや
や高くなっているが、小便中は便器が水平でないと、小
便が後方にまわり、衣服を汚す恐れがあり、安心して小
便をすることができない。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題の中で最も重
要な課題は、スカートを着用した女性が、臀部を露出せ
ずに、小便ができるようにすることである。本発明の発
明者は、この課題を解決するためには、ショーツを下げ
た後、スカートをまくり上げずに、平たい便器をスカー
トと臀部の間に入れて座席に座ればよいと考えた。以下
に、この考えを基本的な手段として、その他の課題をい
ろいろな方法で解決するための手段を説明する。
【0005】基本的な手段 平たい容器を便器1として、スカートと臀部の間に入れ
て小便をする。便器1はスカートの内側に入れて使用す
るので、できるだけ平たい方がよい。しかし、あまり浅
いと、小便が足にはね返る恐れが大きくなる。また、女
性は小便後にちり紙で小便を拭き取るために、足の間か
ら手を入れる必要があり、そのとき便器1があまり浅い
と、手が便器1の内側の汚れた部分に触ってしまう恐れ
があるので、中央部はやや深くした方がよい。そこで、
上方に滑らかに開いた、浅い船型の底部を持つ容器を便
器1として用いる。便器1の開口部の大きさは、普通の
洋式便器に用いられている便座の内側の大きさと同じ程
度か、またはそれより幅を狭くしてもよい。深さは、最
も深い部分で5から10センチメール程あれば、手を入
れることができ、1回分の小便を十分に受けることがで
きる。
【0006】便器及び体重を安定に支える手段 船型の便器1は、スカートの内側には入れやすいが、底
面積が小さく不安定であり、また便座に相当する部分も
無いので、たとえ丈夫に作っても、体重を掛けて座るこ
とはできない。そこで、便器1を安定に支持し、かつ、
体重を安心してかけることを可能にする手段として、便
器1を便器台2と組み合わせて用いることにする。
【0007】便器台2は、普通の洋式便器に用いられて
いる便座と、ほぼ同じ大きさの便座4を上面に持つ低い
台で、便座4の内側に便器全体を収めることができて、
便器1の開口部と、便座4の上面とが同じ高さになる位
置で、便器1を安定に支持することができるようにした
ものである。便器1を支持するには、便器底部を支持す
る方法と、便器の開口部付近を支持する方法とがある。
便器底部を支持するには、便座4の内側に便器1の深さ
とほぼ同じ深さで、便器1の底部とほぼ同じ形のくぼみ
3を設け、そのくぼみ3に便器底部を収めて、底部の丸
みを吸収しながら支える構造が考えられる。くぼみ3を
形成するには、例えば、上に開いた凹曲面壁7を設けれ
ばよい。しかし、くぼみ3は、便器底部の丸みを吸収し
て、便器1を安定に支えることが目的であり、小便を受
ける便器ではないので、凹曲面壁7には穴があいていて
もよいし、笊のようなものでもよい。即ち、くぼみ3
は、必ずしも便器底部の全面を支持する壁を有する必要
はない。また、便器1を支える側だけが凹曲面になって
いればよく、凹曲面壁や爪のように両面とも曲面になっ
ている必要はないので、複数の支柱を設けて、これらの
支柱の上端の包絡面がくぼみ3を形成するようにしても
よい。便器1の開口部付近を支持するには、便器1の開
口部の周囲に外側に張り出すように縁5を設け、便座4
の内側に、便器1の開口部よりわずかに大きく、縁5の
外形よりは小さい穴6を設け、縁5の付いた便器1を便
座4の内側の穴6に入れたとき、縁5が穴6の周囲に引
っかかって便器1が支持される構造にすればよい。縁5
は便座4ほど広い幅にする必要はなく、穴6から便器1
が落ちない程度であればよい。なお、以上のふたつの支
持方法を併せて用いてもよい。
【0008】便座4を座席上で支えるためには、便座4
の外側の周囲に側面9を設けた構造でもよいし、便座4
の下に金属パイプ製の足10などを設けて支える構造で
もよい。その他、便座4を安定に支えられれば、どんな
構造でもよい。便器台2の高さは、自動車の座席で使用
することを考えると、できるだけ低い方がよいので、便
器1を便座4の内側のくぼみ3、又は、穴6にちようど
収められる程度の高さにする。側面9または金属パイプ
製の足10は、十分に体重を支えることができる強度に
する必要がある。便器台2は、スカートの内側に入れる
わけではないので、特に小型にする必要はなく、十分な
強度を持たせることに困難はない。なお、便器1には、
体重が掛からないので、体重を支えるほど丈夫に作る必
要はないが、スカートの中で、潰れない程度の強度は必
要である。
【0009】このような便器台2を座席の上に置き、便
器1のみをスカートの内側に入れたまま、便器1の底部
が便器台2のくぼみ3、または穴6に、収まるように座
ると、底面積が小さいために、それ自身では不安定な便
器1を安定に支持することができる。また、スカートで
覆われた臀部が、便器台2の便座4によって支えられる
ので、安心して体重をかけることができる。したがっ
て、便器台2と便器1とを組み合わせることによって、
あたかも、普通の洋式便器に直接臀部を乗せて座ってい
るかのように安定した姿勢で、しかも、臀部を露出せず
に小便をすることが可能となる。
【0010】小便の後始末を容易にする手段 小便の後始末をするには、小便をした後、便器1をスカ
ートの内側から取り出し、小便を別の空容器に捨てれば
よい。しかし、スカートから便器を取り出すとき、小便
をこぼして衣服や座席を汚す恐れがあるので、このよう
な恐れをなくすため、予め、便器1の内側に小便吸収紙
を敷いておくとよい。小便吸収紙としては、紙おむつ
を、楕円形に切ったもので、両面粘着テープで、便器1
の内側に貼り付けられるものがよい。このようにする
と、使用中にずれる恐れがなく、取り外しも容易であ
る。
【0011】便器を座席上で水平にする手段 自動車の座席は、普通は背中側が低く、足側がやや高く
なっている。しかし、小便をするときは、便器1が水平
でないと、小便が後ろからこぼれて、衣服や座席を汚す
恐れがあり、安心して使用することができない。便器1
を水平にするには、なんらかの方法で便器台2を傾ける
必要がある。
【0012】最も単純な方法は、便器台2は水平に作
り、使用時に体重を前の方に移動して傾きを調節した
り、便器台2と座席の間に適宜、週刊誌などを挟む方法
である。便器台2が水平であると、自動車内で使用する
にはやや不便であるが、自動車の座席以外の場所でも使
用可能であり、汎用性がある。例えば、野外キャンプや
被災地などの便所のない所でも、折り畳み式の椅子の上
で使用できる。
【0013】自動車の座席でのみ使用する場合は、便器
台2自体を、座席の傾きに合わせて、始めから傾けてお
くこともできる。すなわち、便器台2を水平にせず、便
器台2の前方部を低くして、後方に向かって徐々に高く
なるようにする。このようにすると、便器台2を座席に
置くだけで、便器1および便座4は水平に保たれ、即座
に使用することができる。
【0014】始めから便器台2を傾けておくと、即座に
使用できて便利であるが、座席の下などに収納する時に
は、後方部が高くなり、かさばるので不便である。そこ
で、収納時は水平で、使用時に簡単に傾けることができ
る便器台とすれば一層便利である。
【0015】傾きを変化させるには、いろいろな方法が
考えられる。例えば、前後に対称な形状の便座の外周に
同じ高さの側面を設けて、水平な便器台とし、底部に、
底面を設けておく。その側面を、上下に切断して、2つ
の部分に分け、便座のある方を便器台本体11とし、底
面のある方を、底蓋12としておく。切断の仕方は、便
器台本体11の側面は、前方部が低く、後方部が高くな
るようにし、底蓋12の側面は、逆に、前方部が高く、
後方部が低くなるように、斜めに切断する。収納時は、
切断する以前と同じように、便器台本体11と、底蓋1
2を組み立てておく。従って、収納時は、便器台は、水
平である。使用時には、底蓋12の前後を逆にして、便
器台本体11と組み立てれば、便器台本体11の後方部
の高い側面と、底蓋12の高い側面とが、重なるので、
便器台の後方部を高くすることができる。
【0016】便座を金属パイプ製の足10で支える構造
の便器台の場合は、後方部の足をスライド式にして連続
的、または段階的に高さを変えられるようにして、便器
台の傾きを変化させるなどの方法がある。
【0017】
【作用】本発明の女性用携帯便器の基本的な使用法を図
に基づいて説明する。図1は、便器1と、前後に傾いた
便器台2とからなる女性用携帯便器を自動車の座席上で
使用する時の状態における断面図で、前後方向に切断し
たものであり、図2は、左右方向に切断した断面図であ
る。図面が煩雑になることを避けるため、便器1および
便器台2の断面にのみ、断面を表すための斜線を入れ、
その他の断面には斜線を入れていない。図1および図2
に示すように、便器1をスカートの内側に入れたまま、
座席の上に置いた便器台2のくぼみに、便器底部が収ま
るように座り、スカートで覆われた臀部を便座4に乗せ
て体重を支える。便器1をスカートの内側に入れる前
に、ショーツは予め膝付近まで下げておく必要がある。
便器台2は、座席の傾きに合わせて前後に傾いているの
で、便器1および便座2は水平になっており、小便が後
ろから漏れる恐れはない。従って、体重を安定に支えな
がら、しかも、臀部を露出せずに小便が可能である。小
便の後始末を容易にするため、予め、便器1の内側に小
便吸収紙を敷いておく。小便が済んだら、腰を少し浮か
せて、便器1をスカートの内側から取り出す。小便は小
便吸収紙に吸収されているので、取り出すとき、小便が
こぼれてスカートや座席を汚す恐れはない。小便吸収紙
を便器1からはずして、ビニール袋などに捨てる。小便
吸収紙が充分大きければ、便器1はほとんど汚れないの
で、紙などで簡単に汚れを拭き取る程度でよい。便器台
2は全く汚れないので、洗浄は不要である。小便の後始
末が終了したら、便器1を便器台2のくぼみに重ねて座
席の下などに収納する。なお、便器台2の傾きを変化さ
せることができる場合は、予め便器台2を傾けてから、
座席上に置いて使用する。
【0018】
【実施例】本発明の女性用携帯便器の実施例を、図に基
づいて説明する。
【0019】実施例1 図3は、実施例1の女性用携帯便器の分解斜視図を、図
4は、図3に示した切断面X−Xにおける分解断面図
を、図5は、図3に示した切断面Y−Yにおける分解断
面図を、それぞれ表している。図中の符号1f、2f
は、それぞれ、便器前方部、便器台前方部を示してい
る。この実施例では、便器1の開口部は概ね楕円形で、
開口部の大きさは、普通の洋式便器に使う便座の内側と
ほぼ同じである。開口部は滑らかに外側に開いており、
開口部が臀部にくい込まないようになっている。底部は
浅い船型で、最も深いところの深さは、5から10セン
チメートル程である。底部の形は、便器後方部の方が、
便器前方部1fよりも、滑らかな曲線になっており、便
器1を、スカートの内側に入れやすくなっている。便器
1の材質は、プラスチックが適当である。便器1は、体
重を支えるほど丈夫である必要はないが、スカートの中
で変形して潰れない程度の強度は必要である。なお、便
器1の開口部の幅は、普通の洋式便器に使う便座の内側
の幅より狭くして、スカートに入れやすいようにするこ
ともできる。また、便器1の開口部の形は楕円形に限る
必要はない。例えば、便器の前方部において楕円の一端
を一部切断したような形でもよい。
【0020】この実施例の便器台2は、便座4の外側の
周囲に側面9を設けた水平な台になっている。くぼみ3
は便器1の底部と同じ形の凹曲面壁7で形成されてお
り、その凹曲面壁7は便座4の内側と接続している。便
座4、凹曲面壁7、および側面9はプラスチック製で、
一体成形してもよいし、それぞれを別々に作って組み立
ててもよい。便座4の大きさは、普通の洋式便器に使わ
れているものとほぼ同じである。便器台2の高さは、く
ぼみ3の深さとほぼ同じである。この実施例では底面を
設けていないが、底面を設けてもよい。便器台2は体重
を十分に支えられる強度が必要である。なお、くぼみ3
は小便を受けるわけではないので、いくつかの穴があい
ていてもよいし、爪状にしてもよい。また、便座4の形
はO型に限る必要はなく、馬蹄型などでもよい。
【0021】実施例2 図6は、実施例2の女性用携帯便器の便器台の斜視図
を、図7は、図6に示した切断面Y−Yにおける断面図
をそれぞれ表している。図中の符号2fは、便器台前方
部を示している。便器は実施例1で説明したものと同じ
であるので、図を省略する。この実施例の便器台は、く
ぼみ3が凹曲面壁ではなく、3本の支柱8、8、8で形
成されている。各支柱は、中央部が窪んだ板状をしてお
り、便器台2の前後方向に向けて設けられている。ま
た、図7に示すように、3本の支柱は、それぞれ高さが
異なり、支柱の上の端を結ぶ曲面が便器底部とほぼ同じ
形の包絡面を形成している。図7では、この包絡面の断
面を破線で示している。便座4、支柱8、8、8、およ
び側面9はプラスチック製で、一体成形してもよいし、
それぞれを別々に作って組み立ててもよい。なお、支柱
は必ずしも、前後方向に向ける必要はなく、左右方向で
もよいし、便器台の対角線方向に設けて交差させてもよ
い。また、支柱の本数は、3本に限定する必要はない。
【0022】実施例3 図8は、実施例3の女性用携帯便器の便器台の分解斜視
図を表している。図中の符号2fは、便器台前方部を示
している。便器は実施例1で説明したものと同じである
ので、図を省略する。この実施例の便器台は、プラスチ
ック製の便座4の下に金属パイプ製の足10を取り付け
た構造の水平な台になっている。金属パイプ製の足10
の形状は、図8に示したものに限らず、便座4を安定に
支持できる構造のものなら他の形状でもよい。金属パイ
プ製の足10と便座4とは、ねじ、または、リベットで
固定すればよい。この実施例では、くぼみ3が、凹曲面
壁7で形成されているが、実施例2のように、複数の支
柱でくぼみを形成してもよい。
【0023】実施例4 図9は実施例4の女性用携帯便器の分解斜視図を、図1
0は、図9に示した切断面X−Xにおける分解断面図
を、それぞれ表している。図中の符号1f、2fは、そ
れぞれ、便器前方部、便器台前方部を示している。この
実施例では、便器1の開口部の周囲に、外側に張り出す
ように縁5を設け、便器台2の便座4の内側には、穴6
があいており、穴6に便器1の底部を入れたとき、縁5
が穴6の周囲に引っかかって便器1が支持されるように
したものである。縁5は、便器1を支持するためのもの
であり、便座ではないので、特に幅を広くする必要はな
く、便器1を穴6に入れたとき、抜け落ちない程度の幅
があればよい。穴6の大きさは、便器1の開口部よりわ
ずかに大きく、縁5の外形よりは小さければよい。この
実施例では、底面を設けているが、底面は無くてもよ
い。
【0024】実施例5 図11は、実施例5の女性用携帯便器の便器台の斜視図
を、図12は、図11に示した切断面X−Xにおける断
面図を、それぞれ表している。図中の符号2fは、便器
台前方部を示している。便器は実施例1で説明したもの
と同じであるので、図を省略する。この実施例では、便
器台が、水平ではなく、前後に傾いていおり、便器台前
方部2fが低く、後方部に向かって徐々に高くなってい
る。傾きは便座4の外側の周囲に設けた側面9の高さを
変えることによって与えている。傾きの角度は一般的な
自動車の座席の傾きに合わせる。
【0025】実施例6 図13は、実施例6の女性用携帯便器の便器台の斜視図
を表している。図中の符号2fは、便器台前方部を示し
ている。便器は実施例1で説明したものと同じであるの
で、図を省略する。この実施例では、便器台が、水平で
はなく、前後に傾いていおり、便器台前方部2fが低
く、後方部に向かって徐々に高くなっている。傾きは便
座4の下に設けた金属パイプ製の足10の高さを、後方
部では高く、前方部では低くすることによって与えてい
る。傾きの角度は一般的な自動車の座席の傾きに合わせ
る。
【0026】実施例7 図14は便器台本体11と、取り外し可能な底蓋12か
らなる便器台の分解斜視図を、図15は、便器台本体1
1と、底蓋12を、図14の方向のまま、組み立てたと
きの、組立断面図を、図16は、底蓋12の前後を逆に
して、便器台本体11と組み立てたときの、組立断面図
を、それぞれ表している。図中の符号2fは、便器台前
方部を示している。便器は実施例1で説明したものと同
じであるので、図を省略する。この実施例の便器台は、
図14に示すように、便器台本体11と取り外し可能な
底蓋12からなり、収納時は水平で、使用時に後方部を
高くして、便器台全体を前後に傾けることができるもの
である。便器台本体11は、実施例5の便器台と同じよ
うに、側面の後方部が高く、前方部が低くなっている。
底蓋12の側面は、前方部が高く、後方部が低くなって
いる。便器台本体11と、底蓋12を、図14に示した
方向のまま組み立てると、図15に示すように、便器台
は水平になり、底蓋12の前後を逆にして、便器台本体
11と組み立てると、図16に示すように、便器台は、
後方部が高く、前方部が低くなる。従って、収納時に
は、図15のように組み立てて、かさばらなようにし、
使用時には、図16のように組み立てれば、座席上で、
便器および便座を水平にすることができる。なお、底蓋
12は、前後を逆にしても、便器台本体11とかみ合わ
せることができるように、便器台本体11および、底蓋
12の両方を、前後に対称な形にしておくか、あるい
は、少なくとも、かみ合わせ部分を、前後に対称な形に
しておく必要がある。
【0027】実施例8 図17は、実施例8の女性用携帯便器の便器台の分解斜
視図を表している。図中の符号2fは、便器台前方部を
示している。便器は実施例1で説明したものと同じであ
るので、図を省略する。この実施例の便器台は、収納時
は水平で、使用時に前後に傾けることができるものであ
り、便座4を、高さを変えられる金属パイプ製の足10
で支える構造の台になっている。金属製パイプ製の足1
0は、後方部に、スライド式支柱13、13があり、ね
じ14、14で、適当な高さに固定できる。収納時に
は、後方部の高さと、前方部の高さを同じにして、便器
台全体として水平になるようにしておき、使用時には、
後方部の高さが高くなるように、スライド式支柱13、
13を調整して、ねじ14、14で固定すれば、座席の
上に置いたとき、便器および便座を水平にすることがで
きる。
【0028】
【発明の効果】本発明の女性用携帯便器を自動車の座席
上で使用することによって、スカートを着用した女性
が、臀部を露出することなく、安定した姿勢で小便をす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用状態を示す断面図である。
【図2】使用状態を示す断面図である。
【図3】実施例1の女性用携帯便器の分解斜視図であ
る。
【図4】実施例1の女性用携帯便器の分解断面図であ
る。
【図5】実施例1の女性用携帯便器の分解断面図であ
る。
【図6】実施例2の便器台の斜視図である。
【図7】実施例2の便器台の断面図である。
【図8】実施例3の便器台の分解斜視図である。
【図9】実施例4の女性用携帯便器の分解斜視図であ
る。
【図10】実施例4の女性用携帯便器の分解断面図であ
る。
【図11】実施例5の便器台の斜視図である。
【図12】実施例5の便器台の断面図である。
【図13】実施例6の便器台の分解斜視図である。
【図14】実施例7の便器台の分解斜視図である。
【図15】実施例7の便器台の収納時の状態を示す組立
断面図である。
【図16】実施例7の便器台の使用時の状態を示す組立
断面図である。
【図17】実施例8の便器台の分解斜視図である。
【符号の説明】
1・・・便器 1f・・便器前方部 2・・・便器台 2f・・便器台前方部 3・・・くぼみ 4・・・便座 5・・・縁 6・・・穴 7・・・凹曲面壁 8・・・支柱 9・・・側面 10・・・金属パイプ製の足 11・・・便器台本体 12・・・底蓋 13・・・スライド式支柱 14・・・ねじ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スカートと臀部のすき間に入れるこ
    とができる程度に平たい容器である便器(1)と、上面
    に便座がある低い台で、便座の内側に、便器(1)の深
    さとほぼ同じ深さで、便器(1)の底部とほぼ同じ形
    の、くぼみを設けた便器台(2)、とから成る、女性用
    携帯便器
  2. 【請求項2】 スカートと臀部のすき間に入れるこ
    とができる程度に平たい容器の開口部の周囲に、外側に
    張り出すように縁を設けた便器(1)と、上面に便座が
    ある低い台で、便座の内側に、便器の開口部よりわずか
    に大きく、縁の外形より小さい、穴がある便器台
    (2)、とから成る、女性用携帯便器
  3. 【請求項3】 便器台(2)が、自動車の座席の上
    に置かれたときに、便座が水平になるような角度で、前
    後に傾いており、後方部が前方部より高くなっている、
    請求項1または請求項2に記載した、女性用携帯便器
  4. 【請求項4】 便器台(2)が、前後に傾きを変化
    させることができ、自動車の座席上に置いたとき、座席
    の傾きに合わせて、便座を水平にすることができる、請
    求項1または請求項2に記載した、女性用携帯便器
JP5219296A 1996-02-05 1996-02-05 女性用携帯便器 Pending JPH09206240A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7129631B1 (ja) * 2022-03-24 2022-09-02 倩萍 鄭 女性用の携帯型便器

Cited By (1)

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JP7129631B1 (ja) * 2022-03-24 2022-09-02 倩萍 鄭 女性用の携帯型便器

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