JPH09205710A - ケーブル埋設用多孔保護管 - Google Patents

ケーブル埋設用多孔保護管

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JPH09205710A
JPH09205710A JP1028296A JP1028296A JPH09205710A JP H09205710 A JPH09205710 A JP H09205710A JP 1028296 A JP1028296 A JP 1028296A JP 1028296 A JP1028296 A JP 1028296A JP H09205710 A JPH09205710 A JP H09205710A
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JP
Japan
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tube
cable
insertion holes
piping
cable insertion
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JP1028296A
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Kimihiko Ito
公彦 伊藤
Azuma Osanai
東 小山内
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SUGIE SEITO CO Ltd
SUGIE SEITO KK
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SUGIE SEITO CO Ltd
SUGIE SEITO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 地震により地盤が変動した場合、地中に埋設
されている伝送ケーブルを保護する。 【構成】 4つのケーブル挿通孔3,3・・が穿設され
た一対の連結基板1,1同士を、外筒6aと中筒6bと
が互いに摺動可能に組み付けられた保護カバー6で連結
すると共に、前記保護カバー6で覆われた内部におい
て、各ケーブル挿通孔3,3・・同士を、ゴム製のコル
ゲート管2,2・・で個々に接続する。前記保護カバー
6とコルゲート管2,2・・とは、各連結基板1,1に
対して固着板7,7により一体的に結合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力用、通信用、
テレビ放送用といった各種伝送用ケーブルを複数本地中
に埋設する場合、ケーブルを保護するために使用される
ケーブル埋設用多孔保護管(以下単に多孔保護管とい
う)に関する。
【0002】
【従来の技術】伝送線を地中に埋設する場合は、図5に
例示するように、伝送路線に沿って掘設された埋設溝1
2の要所にハンドホール14,14・・を設け、前記埋
設溝12の側面に直列配置した多孔保護管M´,M´・
・を連結することによってハンドホール14,14間を
繋ぎ、埋設溝12を埋め戻して地中に前記多孔保護管M
´,M´・・によって複数本のケーブル挿通経路を形成
し、それらケーブル挿通経路内に各種ケーブルを挿通し
ている。前記多孔保護管は、陶磁器製、金属製、合成樹
脂製と各種材料によって堅牢強固に形成されており、多
孔保護管相互は分離しないようにボルトで結合されてい
て、連結部の要所には、耐震対策として外力に対する曲
げモーメント吸収用の緩衝体15,15・・が介在され
ることもあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】地震により地盤が揺れ
た場合は、接続部において前記曲げモーメント吸収用の
パッキンにより振動を吸収し、被害を最小限にくい止め
るようになっているが、大きな地震により地盤が変動す
ると、埋設されている多孔保護管は、曲げモーメント吸
収用のパッキンを介在して互いに連結されているとはい
え、横方向の変動歪を吸収しきれず、例えば多孔保護管
が部分破壊を起したり、連結部がずれてしまったり、長
さ方向に圧力が加わると、図6に例示するように、連設
された多孔保護管M´の中央部分が持ち上がって地表へ
くの字状に折れ曲った状態で突き出してしまうなど、破
壊程度によっては挿通されているケーブル16を破断さ
せてしまう虞れがある。伝送線が切断すれば、通信が不
通になったり、電力供給がストップして二次災害を招き
兼ねない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、地震があって
も伝送経路を寸断させず、伝送機能を確保する目的で開
発された耐震構造を有した多孔保護管であって、その構
成は、複数のケーブル挿通孔が穿設された一対の連結基
板を互いに所定の間隔を保って平行に配置し、それら連
結基板の対応する各ケーブル挿通孔同士を、少なくとも
伸縮性を有する筒体で個々に接続したことにある。前記
筒体には、ゴム製のコルゲート管単体や、そのゴム製の
コルゲート管に管と同軸に、内周面に密着してコイルバ
ネを組み込んだものが好適に利用され、前記両連結基板
同士を、外筒と中筒とが互いに摺動可能に組み付けられ
た保護カバーで連結し、前記筒体をその保護カバーで覆
われた状態に配置することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に係る多孔保護管の実施例
を図面に基づいて説明する。図1は多孔保護管の構成部
材を分解して示した説明図、図2は組立て完成された多
孔保護管であって、1,1は正方形の連結基板、2は筒
体としてのコルゲート管であり、連結基板1は金属で形
成され、中央部に4つの伝送ケーブル挿通孔3,3・・
が穿設され、中央と四隅、及び各伝送ケーブル挿通孔
3,3間にあたる側縁部には、夫々ボルト挿通孔4,4
・・4a,4a・・が設けられている。コルゲート管2
は、内径が前記伝送ケーブル挿通孔3と同径のゴム製
で、両端縁にフランジ部5,5を有し、長さ方向に伸縮
可能となっている。6は、外筒6aとその外筒6a内に
摺動自在に嵌め込まれる内筒6bとから成るカバーであ
って、いずれも断面が前記連結基板1より小さく、角部
が面取りされた正方形に形成されている。7,7は前記
連結基板1の内面に密着固定される固着板であり、連結
基板1の伝送ケーブル挿通孔3,3と、ボルト挿通孔4
a,4a・・に対応した位置に、夫々伝送ケーブル挿通
孔3´,3´・・とねじ孔8,8・・とが形成され、密
着面には、伝送ケーブル挿通孔3´,3´・・と同心円
のフランジ部嵌め込み段部9,9・・が凹設され、夫々
前記外筒6aと内筒6bの内周に合致した外周形状とな
っている。
【0006】前記各部材は、先ず外筒6aに内筒6bを
嵌め込んだカバー6内に四本のコルゲート管2,2・・
を挿通すると共に、それら各コルゲート管2,2・・の
端部を夫々固着板7,7の内面側より伝送ケーブル挿通
孔3´,3´・・に挿通してフランジ部5をフランジ部
嵌め込み段部9に嵌め込み、固着板7,7を夫々連結基
板1,1の裏面に密着させ、ボルト挿通孔4a,4aと
ねじ孔8,8・・とを利用してボルトで固定する。次
に、カバー6の外筒6aと内筒6bとの片端部を夫々固
着板7,7に嵌め込んで、カバー6の周面端部に形成さ
れたねじ穴10,10・・と固着板7の周面に形成され
たねじ穴11,11・・とを利用してねじ止めすること
により組み付けを完了する。
【0007】このように形成された多孔保護管は、図3
の(a),(b)に示すように、外筒6aと内筒6bと
が相対的にスライドするカバー6によって、連結基板同
士1,1は板面と直交する方向へのみの移動が許容さ
れ、板面方向への偏位が阻止された伸縮構造となり、各
コルゲート管2,2・・はカバー6によってガードされ
ている。前記多孔保護管に対する伸縮力は、大人が体重
を掛けて押し縮めようとしても殆んど変化せず、数トン
の力が加わることによって2〜3割程度縮小するよう調
整されている。
【0008】伝送経路の施工に際しては、図4に示すよ
うに、掘設された埋設溝11内で、本発明の多孔保護管
Mが、連設される従来の多孔保護管M´、M´の間に、
数個おきに挿入されるよう配置し、ボルト挿通孔4,4
・・を利用してボルト13,13・・で連結し、ハンド
ホール14,14・・間を繋いていくのであって、特別
な作業は必要なく、挿通された伝送線相互間の絶縁も、
ゴム製のコルゲート管により完璧である。
【0009】本発明の多孔保護管を連結すれば、地震に
よって地盤が変動しても、伸縮作用により歪を吸収して
伝送路線の変形を防止し、伝送経路を確保する。
【0010】実施例に示す多孔保護管は、伸縮性を有し
た筒体としてのゴム製のコルゲート管を採用し、そのコ
ルゲート管の外周をカバーでガードすることによってコ
ルゲート管とカバーとの間に空気層を形成した構造であ
るが、コルゲート管とカバーとの間に発泡樹脂を充填し
たり、コルゲート管内に、コルゲート管と同軸にコイル
スプリングを内蔵して筒体の保形力を高めたり、コルゲ
ート管自体を強固な構造としてカバーを省略することも
できる。
【0011】又連結基板や筒体の材質、筒体の伸縮構
造、筒体と連結基板との接続構造等は実施例に限定され
るのもでなく、ケーブル挿通孔の数も適宜変更でき、長
さも複数設定できる。
【0012】更に接続対象となる多孔保護管の材質や種
類も任意に選択でき、独立したケーブル挿通管を束ねて
複数のケーブル挿通孔を構成した伝送経路に適用しても
差し支えない。
【0013】
【発明の効果】本発明の多孔保護管を、従来の数個おき
に挿入接続すれば、地盤変動による歪が伸縮作用により
吸収され、伝送ケーブルを保護する。又筒体にゴム製の
コルゲート管を採用すれば、伝送ケーブル挿通孔挿孔間
の絶縁性や、伸縮機能を高く保つことができる。更に、
コルゲート管内にコイルバネを内装させたり、筒体の周
囲をカバーで覆ってガードすれば、外力の影響を排除で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多孔保護管の分解説明図である。
【図2】多孔保護管の組み立て説明図である。
【図3】AーA切断断面で示す伸縮構造の説明図であ
る。
【図4】施工例の説明図である。
【図5】従来例の説明図である。
【図6】地震による破壊例の説明図である。
【符号の説明】
1・・連結基板、2・・コルゲート管、3,3´・・伝
送ケーブル挿通孔、4,4a・・ボルト挿通孔、5・・
フランジ部、6・・カバー、6a・・外筒、6b・・内
筒、7・・固着板、8・・ねじ孔、9・・フランジ部嵌
め込み段部、10,11・・ねじ穴、M・・(本発明
の)多孔保護管、M´・・(従来の)多孔保護管、12
・・埋設溝、13・・ボルト、14・・ハンドホール、
15・・緩衝体、16・・ケーブル、M・・(本発明
の)多孔保護管、M´・・(従来の)多孔保護管。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のケーブル挿通孔が穿設された一対
    の連結基板を互いに所定の間隔を保って対向配置し、そ
    れら連結基板の対応する各ケーブル挿通孔同士を、少な
    くとも伸縮性を有する筒体で個々に接続したケーブル埋
    設用多孔保護管。
  2. 【請求項2】 前記筒体が、ゴム製のコルゲート管であ
    る請求項1に記載のケーブル埋設用多孔保護管。
  3. 【請求項3】 前記筒体が、ゴム製のコルゲート管と同
    軸に、内周面に密着してコイルバネが組み込まれている
    請求項1に記載のケーブル埋設用多孔保護管。
  4. 【請求項4】 前記両連結基板同士が、外筒と中筒とを
    互いに摺動可能に組み付けられた保護カバーで連結さ
    れ、その保護カバー内に前記筒体が配置されているケー
    ブル埋設用多孔保護管。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105896424A (zh) * 2016-05-31 2016-08-24 福建西河卫浴科技有限公司 一种预埋盒安装调节结构

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS491756U (ja) * 1972-04-12 1974-01-09
JPH0993772A (ja) * 1995-09-27 1997-04-04 Chiba Yogyo Kk 電線共同溝の接続部構造

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