JP2952569B2 - ケーブル埋設用多孔保護管 - Google Patents

ケーブル埋設用多孔保護管

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JP2952569B2
JP2952569B2 JP8828796A JP8828796A JP2952569B2 JP 2952569 B2 JP2952569 B2 JP 2952569B2 JP 8828796 A JP8828796 A JP 8828796A JP 8828796 A JP8828796 A JP 8828796A JP 2952569 B2 JP2952569 B2 JP 2952569B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力用、通信用、
テレビ放送用といった各種伝送用ケーブルを複数本地中
に埋設する場合、ケーブルを保護するために使用される
ケーブル埋設用多孔保護管(以下単に多孔保護管とい
う)に関する。
【0002】
【従来の技術】伝送線を地中に埋設する場合は、図6に
例示するように、伝送路線に沿って掘設された埋設溝4
の要所にハンドホール5,5・・を設け、前記埋設溝4
の側面に直列配置した多孔保護管M´,M´・・を連結
することによってハンドホール5,5間を繋ぎ、埋設溝
4を埋め戻して地中に前記多孔保護管M´,M´・・に
よって複数本のケーブル挿通経路を形成し、それらケー
ブル挿通経路内に各種ケーブルを挿通している。前記多
孔保護管は、陶磁器製、金属製、合成樹脂製と各種材料
によって堅牢強固に形成されており、多孔保護管相互は
分離しないようにボルトで結合されていて、連結部の要
所には、耐震対策として外力に対する曲げモーメント吸
収用の緩衝体6,6・・が介在されることもあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】地震により地盤が揺れ
た場合は、接続部において前記曲げモーメント吸収用の
パッキンにより振動を吸収し、被害を最小限にくい止め
るようになっているが、大きな地震により地盤が変動す
ると、埋設されている多孔保護管は、曲げモーメント吸
収用のパッキンを介在して互いに連結されているとはい
え、縦或いは横方向の変動歪を吸収しきれず、例えば多
孔保護管が部分破壊を起したり、連結部がずれてしまっ
たり、長さ方向に圧力が加わると、図7に例示するよう
に、連設された多孔保護管M´の中央部分が持ち上がっ
て地表にへの字状に折れ曲った状態で突き出してしまう
など、破壊程度によっては挿通されている電送線(ケー
ブル)7を破断させてしまう虞れがある。伝送線が切断
すれば、通信が不通になったり、電力供給がストップし
て二次災害を招き兼ねない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、地震があって
も伝送経路を寸断させず、伝送機能を確保する目的で開
発された耐震構造を有した多孔保護管であって、その構
成は、複数の透孔が貫設された同形の板枠を複数枚、互
いに所定の間隔を保って面と直交する方向へ一列に並
べ、対面する板枠相互における板枠の外周縁同士を可撓
性を有する保護カバーで連結すると共に、各板枠の同位
置に形成された透孔同士を夫々可撓性を有する内筒カバ
ーで連結し、両端にあたる板枠を連設用の連結板とする
と共に、前記保護カバーと内筒カバーとの間に空気層を
形成したことにある。そして前記保護カバーとして個々
に独立して形成されたものを採用したり、内筒カバーに
は、連続して一体に形成されたものを採用できる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に係る多孔保護管の実施例
を図面に基づいて説明する。図1は多孔保護管の構成部
材を分解して示した説明図、図2は組み立て完成された
多孔保護管の断面図であって、1,1・・1´,1´は
角部がR状に面取りされた正方形の鉄製板枠で、四つの
円形の透孔1a,1a・・が打ち抜き形成されており、
両端部に配置される二枚の板枠1´,1´は連設用の連
結板として機能するに充分な強度を持たせるべく厚手に
形成されている。2,2・・2´,2´は前記枠板1,
1・・1´,1´の外周を相互に連結するゴム製の保護
カバーであって、片側の開口内周には、前記板枠1の全
周を包み込む大きさに落し込み形成された嵌め込み部2
a,2aを有し、連結板として機能する両端部の板枠1
´,1´に連結される保護カバー2´,2´は、他面に
その板枠1´,1´の全周を包み込む大きさの嵌め込み
部2a,2aが落し込み形成されている。3,3・・
は、前記枠板1,1・・の互いに同じ位置に形成されて
いる透孔1a,1aへ順に貫通せしめることにより枠板
1,1・・を連結するゴム製の内筒カバーであって、こ
の内筒カバー3,3・・には、前記透孔1aの内周縁と
係合する係合溝3a,3a・・が周設されている。これ
ら枠板1,1・・1´,1´、保護カバー2,2・・、
内筒カバー3,3・・とを組み合わせ、加硫接着するこ
とによって一体に形成される。尚、図示は省略されてい
るが、各枠板1´,1´の四隅には、連設ボルト挿通用
のボルト挿通孔が形成されている。
【0006】完成した多孔保護管は、図2に示される如
く、各板枠1,1・・の透孔を貫通する如く組み付けら
れた内筒カバー3,3・・によって形成された四本のケ
ーブル挿通孔が、周囲を保護カバー2,2で覆われると
共に、枠板1,1・・によって保護カバー2,2同士の
間隔が規制され、而も伸縮、屈曲、ねじりの各応力に対
して変形しうるよう構成される。又、ケーブル挿通孔
は、保護カバー2と内筒カバー3との間に空気層Sが形
成された二重構造となるため、ほどよい強さと可撓性が
確保されると共に、保護カバー2が傷付いて保護カバー
2内に水が侵入してもケーブル挿通孔に挿通されたケー
ブルは内筒カバー3により保護される。前記多孔保護管
は、外周とケーブル挿通孔の形状を維持するために金属
製の板枠に組み付けてあるが、板枠相互は筒状カバーで
連結されているので、全体としては硬質ゴムの固まりと
殆ど変わらず、力一杯押したり曲げようとすることによ
って弾性変形が可能であることを確認できる。
【0007】伝送経路の施工に際しては、図3に示すよ
うに、伝送経路に沿って掘設された埋設溝4内に、従来
の多孔保護管M´、M´を連設する際、数個おきに本発
明の多孔保護管Mが挿入されるよう配置し、ハンドホー
ル5,5・・間を結ぶだけであるから特殊な作業は必要
ない。又、ケーブルの挿通作業も従来と変わりはない。
【0008】本発明の多孔保護管を連結すれば、地震に
よって地盤が変動した場合は、それに応じて変形し、歪
を吸収して伝送路線の破壊を防止し、伝送経路を確保す
る。特に伝送経路に対して直交する方向にも変形できる
から、横揺ればかりでなく縦揺れにも対しても万全であ
る。
【0009】実施例に示す多孔保護管は、保護カバー2
と内筒カバー3との間に形成される空気層Sと、その空
気層Sのクッション作用と保護カバー2及び内筒カバー
3の可撓性とによって好適な応力吸収機能を発揮するも
のであって、空気層S内に発泡樹脂を充填してクッショ
ン力を調整したり、図4及び図5に示す如く、内筒カバ
ー3´を蛇腹状に形成してケーブル挿通孔のフレキシビ
リティを高めたりすることもできる。
【0010】又板枠や保護カバー、内筒カバーの材質、
各カバーと板枠との結合手段等は実施例に限定されるの
ものでなく、ケーブル挿通孔の数や配列は適宜変更でき
るし、長さも複数設定できる。更に、施工する場合にお
いて、伝送経路に介在させる間隔や数は、地盤の状況に
応じて適宜変更される。
【0011】尚、接続対象となる多孔保護管の材質や種
類も任意に選択でき、独立したケーブル挿通管を束ねて
複数のケーブル挿通孔を構成した伝送経路に適用しても
差し支えない。
【0012】
【発明の効果】本発明の多孔保護管を、従来の多孔保護
管に対して数個おきに挿入接続すれば、地盤変動による
歪が吸収され、それによって伝送ケーブルが保護され
る。又保護カバーを個々に独立して形成すれば、同じ形
態の部材を使用するので経済的であり、内筒カバーを連
続して一体に形成されたものとすれば、板枠との結合部
が剥離することがなく、気密性に富む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多孔保護管の分解説明図である。
【図2】多孔保護管の組み立て断面説明図である。
【図3】施工例の説明図である。
【図4】変更例の説明図である。
【図5】変更例の断面説明図である。
【図6】従来例の説明図である。
【図7】地震による破壊例の説明図である。
【符号の説明】
1,1´・・枠板、1a・・透孔、2・・保護カバー、
2a・・嵌め込み部、3,3´・・内筒カバー、3a・
・係合溝、4・・埋設溝、5・・ハンドホール、6・・
緩衝体、7・・電送線、M・・(本発明の)多孔保護
管、M´・・(従来の)多孔保護管、S・・空気層。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の透孔が貫設された同形の板枠を複
    数枚、互いに所定の間隔を保って面と直交する方向へ一
    列に並べ、対面する板枠相互における板枠の外周縁同士
    を可撓性を有する保護カバーで連結すると共に、各板枠
    の同位置に形成された透孔同士を夫々可撓性を有する内
    筒カバーで連結し、両端にあたる板枠を連設用の連結板
    とすると共に、前記保護カバーと内筒カバーとの間に空
    気層を形成したケーブル埋設用多孔保護管。
  2. 【請求項2】 前記保護カバーが個々に独立して形成さ
    れたものである請求項1に記載のケーブル埋設用多孔保
    護管。
  3. 【請求項3】 前記内筒カバーが、連続して一体に形成
    されたものである請求項1に記載のケーブル埋設用多孔
    保護管。
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