JPH09205389A - 移動体識別装置 - Google Patents

移動体識別装置

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JPH09205389A
JPH09205389A JP8012364A JP1236496A JPH09205389A JP H09205389 A JPH09205389 A JP H09205389A JP 8012364 A JP8012364 A JP 8012364A JP 1236496 A JP1236496 A JP 1236496A JP H09205389 A JPH09205389 A JP H09205389A
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浩司 大野
Masato Nanboku
正人 南北
Yasunori Kashiyou
安記 嘉正
Toshiaki Yoshiyasu
利明 吉安
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】データキャリアからの返信信号を正確に得るこ
とができて、復調の精度が向上した移動体識別装置を提
供するにある。 【解決手段】リーダライタAで受信された返信信号は、
受信アンプ6で増幅され、周波数シフトキーイング復調
回路7のコンパレータ41によりデジタル信号化され
る。サンプリング部46は、デジタル信号化された返信
信号を取り込み、データキャリアからの返信信号の一波
一波に対応するサンプリング区間を設定して、サンプリ
ング区間ごとに原発振器5aの波数でサンプリングして
カウント値を求める。データ保持部46は、サンプリン
グ部46で求められたカウント値を保持する。平均演算
部47は、データ保持部46に保持されているカウント
値の平均を演算する。平均演算部48で求めた平均値
は、比較回路45でしきい値Thと比較され、データキ
ャリアからの返信データ(0,1)が復調される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データキャリアか
らリーダライタに対するデータ伝送方法としてFSK変
調を用いている移動体識別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】振幅シフトキーイング(ASK)変調に
よってデータの返信を行っている移動体識別装置は特開
平1−290336号や特開平1−290337号に示
されるものがある。この従来例ではデータキャリアから
リーダライタへの返信を、データキャリア側の共振回路
の残響の有無により行っているものであるが、データキ
ャリアの共振回路の残響発振を完全に停止できるもので
はないので、データキャリアとリーダライタが十分離れ
ているときは問題ないが、きわめて両者が近接して設置
されている場合は、残響の有無を検出できない場合があ
る。また、残響を停止させるという方式のため、リーダ
ライタからの送信が停止したことを検出してから、残響
停止回路を動作させなければならない。このため、近接
してデータキャリアとリーダライタが設置されている場
合はリーダライタの送信が停止したことを検出できない
場合がある。
【0003】このような問題点を解決するために、残響
の有無(ASK)ではなく、データキャリアの共振回路
に並列にコンデンサを接続して残響周波数を変化させる
FSK方式によりデータキャリアからリーダライタへの
返信信号の伝送を行う移動体識別装置がある。図13は
上記のリーダライタAの回路ブロックを、図18は上記
のデータキャリアBの回路ブロックを夫々示しており、
データキャリアBは、送受信用コイルL3 と並列にコン
デンサC2 を接続して成る送受信用共振回路10を有し
ており、この送受信用共振回路10の両端の誘起電圧が
包絡線検波回路11及びダイオードブリッジDBに与え
られる。ダイオードブリッジDBは送受信用共振回路1
0に得られる誘起電圧を全波整流して定電圧回路12に
与える。定電圧回路12はその整流された電圧を平滑し
一定の電圧としてデータキャリアBの動作電源としてい
る。すなわち、本実施例においては、送受信用共振回路
10と、ダイオードブリッジDBと、定電圧回路12と
で電源変換手段を構成してある。
【0004】送受信用共振回路10の一端にはクロック
弁別回路13が接続してある。このクロック弁別回路1
3は送受信共振回路10に得られる発振周波数のクロッ
クを送信信号が与えられたときに検出するものであっ
て、そのクロック信号をデータ判別回路14に与える。
また、データ判別回路14には包絡線検波回路11の出
力が与えられており、その出力がクロック信号のパルス
数をカウントするゲート信号となる。すなわち、データ
判別回路14は上記包絡線検波回路11の出力であるゲ
ート信号に基づいてクロック弁別回路12から与えられ
るクロック信号のパルス数をカウントして送信データを
復調している。リーダライタAから送信される信号には
データ及びコマンドが含まれており、データキャリアB
が有するメモリ制御部15はこのコマンドに基づいて与
えられたデータをメモリ16に書き込むとともに、メモ
リ16内のデータを読み出すように制御するのである。
また、メモリ制御部15には基準クロックとして、クロ
ック弁別回路13の出力の立ち上がりに同期したサンプ
リングクロック信号がデータ判別回路14より与えられ
ており、メモリ16から読み出されたデータは返信制御
回路17に与えられる。この返信制御回路17は、送受
信用共振回路10の送受信用コイルL3 にコンデンサC
3 を介して並列に接続されたスイッチング素子18をオ
ン・オフするものである。すなわち、スイッチング素子
18がオンされることによって送受信用共振回路10に
コンデンサC3 が接続されてその共振周波数が変化する
から、返信制御回路17はリーダライタAからの送信が
停止されたときに送受信用共振回路10に発生する残響
振動の振動周波数を2つの値(送受信用コイルL3 とコ
ンデンサC2 とで決まる周波数、送受信用コイルL3
コンデンサC2 及びコンデンサC3 で決まる周波数)に
切り換えることにより、返信データをFSK変調してリ
ーダライタAに送信している。すなわち、返信制御回路
17と、スイッチング素子18と、コンデンサC3 とに
より共振周波数切換手段を構成している。
【0005】リーダライタAは、データの送信を行うた
めの送信用コイルL1 と、データの受信を行うための受
信用コイルL2 とを有しており、データキャリアBが有
する送受信用コイルL3 と、これらの送信用コイルL1
及び受信用コイルL2 とが移動体の移動によって電磁気
的に結合されるように、データキャリアBに対してリー
ダライタAが配置してある。
【0006】リーダライタAには受信用コイルL2 が設
けてあり、この受信用コイルL2 の両端に得られる誘起
電圧は受信アンプ6において増幅され、増幅された誘起
電圧はアナログスイッチSWを介して周波数シフトキー
イング復調回路7に与えられる。該復調回路7は、受信
アンプ6から出力された返信信号を所定の基準値と比較
することでLレベルとHレベルの信号に変換するコンパ
レータ41と、コンパレータ41の出力信号に基づいて
返信信号の周波数を計測するための開始点及び終了点を
設定するカウント区間設定部42と、カウント区間設定
部42を介してコンパレータ41の出力信号が入力され
るとともにこの出力信号が入力されている期間に搬送波
発生回路2の原発振器5aの波数をカウントするカウン
ト部43とを備えるとともに、カウント部43の出力信
号としきい値Thとを比較する比較回路47とで構成さ
れている。
【0007】リーダライタAの送信系の回路はコントロ
ーラ(図示せず)からのデータクロック信号CLKに同
期してコントローラから送出される送出データSDを所
定の符号列に変換する符号化回路1と、搬送波を発生す
る搬送波発生回路2と、符号化回路1から得られる符号
列の論理値”0”と論理値”1”に応じて搬送波を断続
させて振幅シフトキーイング変調を行うASK変調回路
3と、ASK変調回路3からパルス信号が与えられたと
きにのみ一定の周波数の発振を行う発振器4とを備え、
送信用コイルL1 によって発振器4の出力を電磁波とし
て送信するようになっている。
【0008】尚搬送波発生回路2は原発振器5aの発振
周波数を分周回路5bで分周された信号を搬送波に用い
る。リーダライタAの受信動作は、コントローラから受
信タイミング発生回路8に送受信切換信号TXCとデー
タクロックCLKが入力され、これら送受信切換信号T
XCとデータクロックCLKがともにLレベルのときに
はリーダライタAの停止区間となり、データキャリアB
との交信が行なわれない。またともにHレベルのときに
は受信タイミング発生回路8がアナログスイッチSWを
オンする受信区間となってデータキャリアBからの返信
信号を受信し、送受信切換信号TXCがHレベル、デー
タクロックCLKがLレベルのときには送信区間であっ
て受信タイミング発生回路8はアナログスイッチSWを
オフする。よって、リーダライタAからデータキャリア
Bへの呼び出し信号の送信と、データキャリアBからの
返信信号の受信とが交互に繰り返されて交信が行なわれ
る。
【0009】上述のように、リーダライタAはコントロ
ーラからHレベルの送受信切換信号TXC,データクロ
ックCLKが入力されることで受信状態となる。そし
て、受信コイルL2 に誘起されたデータキャリアBから
の返信信号と同一波形の信号が受信アンプ6で増幅され
た後、上記受信区間においてアナログスイッチSWを介
してコンパレータ41に入力される。コンパレータ41
では取り込んだ信号を2値化して出力する。すなわち、
返信信号はコンパレータ41においてA/D変換される
ことになる。そして、コンパレータ41以降では返信信
号はディジタル信号として処理される。
【0010】コンパレータ41の出力信号はカウント区
間設定部42に取り込まれる。カウント区間設定部42
では、コンパレータ41の出力信号に基づいてカウント
部43で原発振器5aの波数をカウントする場合の開始
点及び終了点を決定する。例えば、コンパレータ41の
出力信号は交互にH,Lが切り替わるので、開始点から
3回切り替わったときを終了点とすればよい。そして、
カウント区間設定部42は上記開始点から終了点までの
期間でコンパレータ41の出力信号をカウント部43に
入力する。
【0011】カウント部43は、コンパレータ41の出
力信号が入力されると原発振器5aの波数をカウントし
始め、コンパレータ41の出力信号が入力されなくなれ
ばカウントを止めてその時点のカウント値をラッチす
る。すなわち、カウント部43においては、コンパレー
タ41の出力信号の変化の周期を原発振器5aの波数に
置き換えており、言い換えれば、データキャリアBから
の返信信号の周波数をカウント値に置き換えることで計
測していることになる。
【0012】そして、カウント部43のカウント値が、
しきい値Thと比較回路45において比較されることに
より、例えば、しきい値Thより小さい場合には論理
値”0”に、大きい場合には論理値”1”が比較器57
から出力され、更にこの出力信号をサンプルホールド回
路9に保持し、データクロックCLKに基づいて受信デ
ータとして出力される。
【0013】図14(a)は受信コイルL2 で受信され
たデータキャリアからのデータキャリアの返信波形を示
し、図14(b)はコンパレータ41から出力されるデ
ジタル化された返信信号を示す。図14(c)はカウン
ト区間設定部42によって取り込まれ、任意の3波の部
分だけが取り出された波形を示す。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで図14(a)
に示すデータキャリアBからの返信信号だけを受信して
復調するのが理想であるが、実際には、リーダライタA
の送信コイルL1 の信号が途切れたときに受信コイルL
2 には残響振動が発生するため、データキャリアBから
の返信信号は、この残響振動の影響を受ける。よって、
返信信号の前半部分において正確な返信周波数を得るこ
とができない。
【0015】このため、従来のように任意の連続した3
波のカウント値を用いて復調を行う場合、連続した3波
として返信信号の前半を選択した場合は正確な返信周波
数を得ることが難しいという問題がある。図15(a)
はデータキャリア返信波形を、また図15(b)は受信
コイルL2 の残響振動が返信周波数に影響を与えている
場合のコンパレータ41の出力波形を示し、図15
(c)はこの影響を受けたカント区間設定部42の出力
を示す。
【0016】またデータキャリアBからリーダライタA
への伝送方式として、データキャリアBに内蔵した共振
回路の残響振動を利用しているため、返信信号の後半部
分の振幅が図16(a)に示すように小さくなる。リー
ダライタAでは、この返信信号を受信アンプ6で増幅
し、コンパレータ41で図16(b)に示すようにデジ
タル信号としている。このため、返信信号の前半部に比
べて後半部は、ノイズの影響を安けやすい。特に、リー
ダライタAとデータキャリアBの距離が遠い場合など
は、近い場合に比べて残響振動の受信レベルが小さいの
で上記影響を受けやすい。
【0017】このため、従来のように任意の連続した3
波のカウント値を用いて復調を行う場合、連続した3波
として返信信号の後半を選択した場合は正確な返信周波
数を得ることが難しく、図16(c)に示すようにカン
ト区間設定部42の出力に影響を与えることになる。さ
らに、また従来のように任意の連続した3波のカウント
値を用いて復調を行う場合、選択した3波の途中でノイ
ズNsが図17(b)に示すように混入した場合、その
ノイズNsも1波に含めた3波として復調を行う。この
ため、正確な返信周波数を得ることが出来ないという問
題がある。図17(a)はデータキャリア返信波形を、
また図17(c)はこの影響を受けたカント区間設定部
42の出力を示す。
【0018】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
で、その目的とするところはデータキャリアからの返信
信号を正確に得ることができて、復調の精度が向上した
移動体識別装置を提供するにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、リーダライタと、データキャリ
アにより構成され、データキャリアには共振回路を内蔵
してデータキャリアからリーダライタへの返信伝送を、
リーダライタからの送信が途切れたときに発生する残響
振動をFSK変調により行なう移動体識別装置におい
て、リーダライタに、データキャリアからの返信信号の
一波一波をサンプリングして周波数に変換するサンプリ
ング部と、サンプリング結果を保持するデータ保持部
と、サンプリング結果の平均を求めることにより求める
平均演算部とを具備し、求めた平均の周波数を返信信号
の周波数とすることを特徴とし、返信信号の一波一波の
周波数値を得てその平均値を使用することにより、リー
ダライタの受信コイルに発生する残響振動の影響が平均
化されてその影響を軽減でき、その結果データキャリア
からの返信周波数を正確に求めることができ、復調の精
度が上がる。
【0020】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、リーダライタに、返信信号のサンプリング結果か
ら、予め設定した範囲以外のノイズ的要素のものを除去
する上限下限判定部を具備し、上限下限判定部の出力後
のサンプリング結果の平均を求め、その平均の周波数を
返信信号の周波数とすることを特徴とし、予め設定した
周波数の範囲以外のノイズ的要素の値を除くことがで
き、例えば高周波ノイズ等のようにデータキャリアから
の返信信号の周波数とかけ離れているノイズを容易に取
り除くことができ、そのためノイズ的要素の値を除いた
サンプリング結果を用いて、返信信号を周波数を求める
ことができ、従ってデータキャリアからの返信周波数を
一層正確に求めることができ、復調の精度がより上が
る。
【0021】請求項3の発明では、リーダライタと、デ
ータキャリアにより構成され、データキャリアには共振
回路を内蔵してデータキャリアからリーダライタへの返
信伝送を、リーダライタからの送信が途切れたときに発
生する残響振動をFSK変調により行なう移動体識別装
置において、リーダライタに、データキャリアからの返
信信号の一波一波をサンプリングして周波数に変換する
サンプリング部と、サンプリング結果を保持するデータ
保持部と、サンプリング結果の最大の周波数と最小の周
波数を除去する最大最小値検出部と、最大の周波数と最
小の周波数とを除去したサンプリング結果の平均を求め
る平均演算部とを具備し、求められた平均の周波数を返
信信号の周波数とすることを特徴とし、返信信号の一波
一波の周波数値の最大のものと最小のものを除去した残
りの平均値を使用することにより、リーダライタの受信
コイルに発生する残響振動の影響が平均化されてその影
響を軽減でき、特にノイズの影響を受けやすい返信信号
の後半部分についてもノイズの影響を平均化して軽減す
ることができ、その結果データキャリアからの返信周波
数を正確に求めることができ、復調の精度が上がる。
【0022】請求項4の発明では、請求項3の発明にお
いて、リーダライタに、返信信号のサンプリング結果か
ら、予め設定した範囲以外のノイズ的要素のものを除去
する上限下限判定部を具備し、上限下限判定部の出力後
のサンプリング結果から最大の周波数と最小の周波数を
除去し、この最大の周波数と最小の周波数とを除去した
サンプリング結果の平均を求め、その平均の周波数を返
信信号の周波数とすることを特徴とし、上限下限判定部
を具備することにより予め設定した周波数範囲以外のノ
イズ的要素の値を除去することができ、例えば高周波ノ
イズ等のようにデータキャリアからの返信信号の周波数
とかけ離れているノイズを容易に取り除くことができ、
そのためノイズ的要素の値を除いたサンプリング結果を
用いて、返信信号を周波数を求めることができ、従って
データキャリアからの返信周波数を一層正確に求めるこ
とができ、復調の精度がより上がる。
【0023】請求項5の発明では、リーダライタと、デ
ータキャリアにより構成され、データキャリアには共振
回路を内蔵してデータキャリアからリーダライタへの返
信伝送を、リーダライタからの送信が途切れたときに発
生する残響振動をFSK変調により行なう移動体識別装
置において、リーダライタに、データキャリアからの返
信信号の一波一波をサンプリングして周波数に変換する
サンプリング部と、サンプリング結果を保持するデータ
保持部と、サンプリング結果の真ん中の周波数を選択す
るデータ選択部とを具備し、選択された真ん中の周波数
を返信信号の周波数とすることを特徴とし、返信信号の
一波一波の周波数値の真ん中の値を選択し、それを返信
信号の周波数とするため、リーダライタの受信コイルに
発生する残響振動の影響が平均化されてその影響を軽減
でき、特にノイズの影響を受けやすい返信信号の後半部
分についてもノイズの影響を平均化して軽減することが
でき、その結果データキャリアからの返信周波数を正確
に求めることができ、復調の精度が上がる。
【0024】請求項6の発明では、請求項5の発明にお
いて、リーダライタに、返信信号のサンプリング結果か
ら、予め設定した範囲以外のノイズ的要素のものを除去
する上限下限判定部を具備し、上限下限判定部の出力後
のサンプリング結果の真ん中の周波数を返信信号の周波
数とすることを特徴とし、上限下限判定部を具備するこ
とにより予め設定した周波数範囲以外のノイズ的要素の
値を除去することができ、例えば高周波ノイズ等のよう
にデータキャリアからの返信信号の周波数とかけ離れて
いるノイズを容易に取り除くことができ、そのためノイ
ズ的要素の値を除いたサンプリング結果を用いて、返信
信号を周波数を求めることができ、従ってデータキャリ
アからの返信周波数を一層正確に求めることができ、復
調の精度がより上がる。
【0025】請求項7の発明では、リーダライタと、デ
ータキャリアにより構成され、データキャリアには共振
回路を内蔵してデータキャリアからリーダライタへの返
信伝送を、リーダライタからの送信が途切れたときに発
生する残響振動をFSK変調により行なう移動体識別装
置において、リーダライタに、データキャリアからの返
信信号の一波一波をサンプリングして周波数に変換する
サンプリング部と、サンプリング結果からデータの”
H””L”を決定する比較回路と、その”H””L”の
データを保持するデータ保持部と、保持された”H””
L”のデータから過半数を越えるデータを選択する多数
決回路とを具備し、該多数決回路で選択されたデータを
真の復調されたデータとすることを特徴とし、返信信号
の一波一波の周波数値の復調結果の多数決をとることで
リーダライタの受信コイルに発生する残響振動の影響の
割合が小さくなってその影響を軽減でき、特にノイズの
影響を受けやすい返信信号の後半部分についてもノイズ
の影響を平均化して軽減することができ、その結果デー
タキャリアからの返信周波数を正確に求めることがで
き、復調の精度が上がる。
【0026】請求項8の発明では、請求項7の発明にお
いて、リーダライタに、返信信号のサンプリング結果か
ら、予め設定した範囲以外のノイズ的要素のものを除去
する上限下限判定部を具備し、上限下限判定部の出力後
のサンプリング結果からデータの”H””L”を決定し
て”H””L”のデータから過半数を越えるデータを真
の復調されたデータとすることを特徴とし、上限下限判
定部を具備することにより予め設定した周波数範囲以外
のノイズ的要素の値を除去することができ、例えば高周
波ノイズ等のようにデータキャリアからの返信信号の周
波数とかけ離れているノイズを容易に取り除くことがで
き、そのためノイズ的要素の値を除いたサンプリング結
果を用いて、返信信号を周波数を求めることができ、従
ってデータキャリアからの返信周波数を一層正確に求め
ることができ、復調の精度がより上がる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。 (実施形態1)図1は本実施形態の構成を示しており、
本実施形態は図13の従来のリーダライタAにおけるカ
ウント区間設定部42とカウント部43の代わりに、サ
ンプリング部46と、データ保持部47、平均演算部4
8を設けた点で従来例と相違する。尚図13の従来例の
回路構成と同じ動作を為す図1の回路構成には同じ番
号、記号を付し、詳細な説明は従来例の説明を参照する
こととする。またデータキャリアBとしては図18の構
成のものを用いる。
【0028】而してリーダライタAは、受信タイミング
発生回路8の出力に基づき、受信コイルL2 を介して図
2(a)に示すデータキャリアBからの返信信号を受信
する。受信された返信信号は、受信アンプ6で増幅さ
れ、コンパレータ41により図2(b)に示すようにデ
ジタル信号化される。サンプリング部46は、デジタル
信号化された返信信号を取り込み、データキャリアBか
らの返信信号の一波一波に対応するサンプリング区間を
図2(c)乃至(i)に示すように求め、そのサンプリ
ング区間ごとに原発振器5aでサンプリングし、カウン
ト値を求める。
【0029】データ保持部47は、サンプリング部46
で求められたカウント値を保持する。平均演算部48
は、データ保持部47に保持されているカウント値の平
均を演算する。比較回路45は、平均演算部48で求め
た平均値と、予め用意しているしきい値との比較を行
い、データキャリアBからの返信データ(0,1)を求
める。
【0030】サンプルホールド部9は、上記で復調され
たデータを保持しておき、データクロックCLKに基づ
いて出力する。 (実施形態2)本実施形態は図3に示すように上限下限
判定部49を実施形態1のリーダライタAの構成に追加
したものである。尚図1で示す実施形態1の回路構成と
同じ動作を為す図3の回路構成には同じ番号、記号を付
し、説明は従来例及び実施形態1の説明を参照すること
としてここでは省略する。またデータキャリアBとして
は図18の構成のものを用いる。
【0031】而して本実施形態のリーダライタAでは、
受信タイミング発生回路8の出力に基づき、受信コイル
2 を介して図2(a)に示すデータキャリアBからの
返信信号を受信する。受信された返信信号は、受信アン
プ6で増幅され、コンパレータ41により図2(b)に
示すようにデジタル信号化される。サンプリング部46
は、デジタル信号化された返信信号を取り込み、データ
キャリアBからの返信信号の一波一波に対応するサンプ
リング区間を図2(c)乃至(i)に示すように求め、
そのサンプリング区間ごとに原発振器5aでサンプリン
グし、カウント値を求める。
【0032】上限下限判定部49は、サンプリング部4
6で求められたカウント値が、予め設定されている上限
値、下限値を超えているかどうかの判定を行い、越えて
いる場合にはそのカウント値と除去する。データ保持部
47は、上限下限判定部49から出力されるカウント値
を保持する。平均演算部48は、データ保持部47に保
持されているカウント値の平均を演算する。
【0033】比較回路45は、平均演算部48で求めた
平均値と、予め用意しているしきい値との比較を行い、
データキャリアBからの返信データ(0,1)を求め
る。サンプルホールド部9は、上記で復調されたデータ
を保持しておき、データクロックCLKに基づいて出力
する。 (実施形態3)本実施形態3は図4に示すように実施形
態1の構成に、最大最小値検出部50を設けたものであ
る。尚図1で示す実施形態1の回路構成と同じ動作を為
す図3の回路構成には同じ番号、記号を付し、詳細な説
明は従来例及び実施形態1の説明を参照することとす
る。またデータキャリアBとしては図18の構成のもの
を用いる。
【0034】而して本実施形態のリーダライタAでは、
受信タイミング発生回路8の出力に基づき、受信コイル
2 を介して図5(a)に示すデータキャリアBからの
返信信号を受信する。受信された返信信号は、受信アン
プ6で増幅され、コンパレータ41により図5(b)に
示すようにデジタル信号化される。サンプリング部46
は、デジタル信号化された返信信号を取り込み、データ
キャリアBからの返信信号の一波一波に対応するサンプ
リング区間を図5(c)乃至(i)に示すように求め、
そのサンプリング区間ごとに原発振器5aでサンプリン
グし、カウント値を求める。
【0035】データ保持部47は、サンプリング部46
から出力されるカウント値を保持する。最大最小値検出
部50は、デー夕保持部46が保持している、カウント
値の最大値と最小値を求め除去する。平均演算部48
は、データ保持部47に保持されているカウント値から
最大値と最小値を除去した残りのカウント値の平均を演
算する。
【0036】比較回路45は、平均演算部48で求めた
平均値と、予め用意しているしきい値との比較を行い、
データキャリアBからの返信データ(0,1)を求め
る。サンプルホールド部9は、上記で復調されたデータ
を保持しておき、データクロックCLKに基づいて出力
する。 (実施形態4)本実施形態は図6に示すように上限下限
判定部49を実施形態3のリーダライタAの構成に追加
したものである。尚図4で示す実施形態3の回路構成と
同じ動作を為す図6の回路構成には同じ番号、記号を付
し、詳細な説明は従来例及び実施形態1、3の説明を参
照することとする。またデータキャリアBとしては図1
8の構成のものを用いる。
【0037】而して本実施形態のリーダライタAでは、
受信タイミング発生回路8の出力に基づき、受信コイル
2 を介して図5(a)に示すデータキャリアBからの
返信信号を受信する。受信された返信信号は、受信アン
プ6で増幅され、コンパレータ41により図5(b)に
示すようにデジタル信号化される。サンプリング部46
は、デジタル信号化された返信信号を取り込み、データ
キャリアBからの返信信号の一波一波に対応するサンプ
リング区間を図5(c)乃至(i)に示すように求め、
そのサンプリング区間ごとに原発振器5aでサンプリン
グし、カウント値を求める。
【0038】上限下限判定部49は、サンプリング部4
6で求められたカウント値が、予め設定されている上限
値、下限値を超えているかどうかの判定を行い、越えて
いる場合にはそのカウント値を除去する。データ保持部
47は、上限下限判定部49から出力されるカウント値
を保持する。
【0039】最大最小値検出部50は、デー夕保持部4
6が保持している、カウント値の最大値と最小値を求め
除去する。平均演算部48は、データ保持部47に保持
されているカウント値から最大値と最小値を除去した残
りのカウント値の平均を演算する。比較回路45は、平
均演算部48で求めた平均値と、予め用意しているしき
い値との比較を行い、データキャリアBからの返信デー
タ(0,1)を求める。
【0040】サンプルホールド部9は、上記で復調され
たデータを保持しておき、データクロックCLKに基づ
いて出力する。 (実施例5)本実施形態3は図7に示すように実施形態
1における平均演算部48の代わりに、サンプリング結
果のうち真ん中の値を選択し出力するデータ選択部51
を設けたものである。尚図1で示す実施形態1の回路構
成と同じ動作を為す図3の回路構成には同じ番号、記号
を付し、詳細な説明は従来例及び実施形態1の説明を参
照することとする。またデータキャリアBとしては図1
8の構成のものを用いる。
【0041】而して本実施形態のリーダライタAでは、
受信タイミング発生回路8の出力に基づき、受信コイル
2 を介して図8(a)に示すデータキャリアBからの
返信信号を受信する。受信された返信信号は、受信アン
プ6で増幅され、コンパレータ41により図8(b)に
示すようにデジタル信号化される。サンプリング部46
は、デジタル信号化された返信信号を取り込み、データ
キャリアBからの返信信号の一波一波に対応するサンプ
リング区間を図8(c)乃至(i)に示すように求め、
そのサンプリング区間ごとに原発振器5aでサンプリン
グし、カウント値を求める。
【0042】データ保持部47は、サンプリング部46
から出力されるカウント値を保持する。データ選択部5
1は、データ保持部47で保持されたサンプリング結果
のうち真ん中の値を選択し出力する。比較回路45は、
データ選択部51で選択した値と、予め用意しているし
きい値との比較を行い、データキャリアBからの返信デ
ータ(0,1)を求める。サンプルホールド部9は、上
記で復調されたデータを保持しておき、データクロック
CLKに基づいて出力する。
【0043】(実施例6)本実施形態は図9に示すよう
に上限下限判定部49を実施形態5のリーダライタAの
構成に追加したものである。尚図7で示す実施形態5の
回路構成と同じ動作を為す図9の回路構成には同じ番
号、記号を付し、詳細な説明は従来例及び実施形態1、
5の説明を参照することとする。またデータキャリアB
としては図18の構成のものを用いる。
【0044】而して本実施形態のリーダライタAでは、
受信タイミング発生回路8の出力に基づき、受信コイル
2 を介して図8(a)に示すデータキャリアBからの
返信信号を受信する。受信された返信信号は、受信アン
プ6で増幅され、コンパレータ41により図8(b)に
示すようにデジタル信号化される。サンプリング部46
は、デジタル信号化された返信信号を取り込み、データ
キャリアBからの返信信号の一波一波に対応するサンプ
リング区間を図8(c)乃至(i)に示すように求め、
そのサンプリング区間ごとに原発振器5aでサンプリン
グし、カウント値を求める。
【0045】上限下限判定部49は、サンプリング部4
6で求められたカウント値が、予め設定されている上限
値、下限値を超えているかどうかの判定を行い、越えて
いる場合にはそのカウント値を除去する。データ保持部
47は、上限下限判定部49から出力されるカウント値
を保持する。
【0046】データ選択部51は、データ保持部47で
保持されたサンプリング結果のうち真ん中の値を選択し
出力する。比較回路45は、データ選択部51で選択し
た値と、予め用意しているしきい値との比較を行い、デ
ータキャリアBからの返信データ(0,1)を求める。
サンプルホールド部9は、上記で復調されたデータを保
持しておき、データクロックCLKに基づいて出力す
る。
【0047】(実施例7)本実施形態3は図10に示す
ようにサンプリング部46の出力としきい値Thとを比
較回路45で比較し、この比較結果をデータ保持部4
7’で保持し、更にこのデータ保持部47’で保持され
た複数の返信データ(0,1)を調べ、その多い方を1
ビットデータの復調結果として出力する多数決回路52
を設けたものである。尚図1で示す実施形態1の回路構
成と同じ動作を為す図3の回路構成には同じ番号、記号
を付し、詳細な説明は従来例及び実施形態1の説明を参
照することとする。またデータキャリアBとしては図1
8の構成のものを用いる。
【0048】而して本実施形態のリーダライタAでは、
受信タイミング発生回路8の出力に基づき、受信コイル
2 を介して図11(a)に示すデータキャリアBから
の返信信号を受信する。受信された返信信号は、受信ア
ンプ6で増幅され、コンパレータ41により図11
(b)に示すようにデジタル信号化される。サンプリン
グ部46は、デジタル信号化された返信信号を取り込
み、データキャリアBからの返信信号の一波一波に対応
するサンプリング区間を図11(c)乃至(i)に示す
ように求め、そのサンプリング区間ごとに原発振器5a
でサンプリングし、カウント値を求める。
【0049】比較回路45は、サンプリング部46で求
めたカウント値と、予め用意しているしきい値との比較
を行い、データキャリアからの返信データ(0,1)を
求める。データ保持部47’では、比較回路45で求め
られた返信データ(0,1)を保持する。
【0050】多数決回路52は、データ保持部に保持さ
れている複数の返信データ(0,1)を調べ、その多い
方を1ビットデータの復調結果として出力する。サンプ
ルホールド部9は、上記で復調されたデータを保持して
おき、データクロックCLKに基づいて出力する。 (実施例8)本実施形態は図12に示すように上限下限
判定部49を実施形態5のリーダライタAの構成に追加
したものである。尚図10で示す実施形態7の回路構成
と同じ動作を為す図12の回路構成には同じ番号、記号
を付し、詳細な説明は従来例及び実施形態1、7の説明
を参照することとする。またデータキャリアBとしては
図18の構成のものを用いる。
【0051】而して本実施形態のリーダライタAでは、
受信タイミング発生回路8の出力に基づき、受信コイル
2 を介して図11(a)に示すデータキャリアBから
の返信信号を受信する。受信された返信信号は、受信ア
ンプ6で増幅され、コンパレータ41により図11
(b)に示すようにデジタル信号化される。サンプリン
グ部46は、デジタル信号化された返信信号を取り込
み、データキャリアBからの返信信号の一波一波に対応
するサンプリング区間を図11(c)乃至(i)に示す
ように求め、そのサンプリング区間ごとに原発振器5a
でサンプリングし、カウント値を求める。
【0052】上限下限判定部49は、サンプリング部4
6で求められたカウント値が、予め設定されている上限
値、下限値を超えているかどうかの判定を行い、越えて
いる場合にはそのカウント値を除去する。比較回路45
は、上限下限判定部49から出力されるカウント値と、
予め用意しているしきい値との比較を行い、データキャ
リアからの返信データ(0,1)を求める。
【0053】データ保持部47’では、比較回路45で
求められた返信データ(0,1)を保持する。多数決回
路52は、データ保持部47’に保持されている複数の
返信データ(0,1)を調べ、その多い方を1ビットデ
ータの復調結果として出力する。サンプルホールド部9
は、上記で復調されたデータを保持しておき、データク
ロックCLKに基づいて出力する。
【0054】
【発明の効果】請求項1の発明は、リーダライタと、デ
ータキャリアにより構成され、データキャリアには共振
回路を内蔵してデータキャリアからリーダライタへの返
信伝送を、リーダライタからの送信が途切れたときに発
生する残響振動をFSK変調により行なう移動体識別装
置において、リーダライタに、データキャリアからの返
信信号の一波一波をサンプリングして周波数に変換する
サンプリング部と、サンプリング結果を保持するデータ
保持部と、サンプリング結果の平均を求めることにより
求める平均演算部とを具備し、求めた平均の周波数を返
信信号の周波数とするので、返信信号の一波一波の周波
数値を得てその平均値を使用することにより、リーダラ
イタの受信コイルに発生する残響振動の影響が平均化さ
れてその影響を軽減でき、その結果データキャリアから
の返信周波数を正確に求めることができ、復調の精度が
上がるという効果がある。
【0055】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、リーダライタに、返信信号のサンプリング結果か
ら、予め設定した範囲以外のノイズ的要素のものを除去
する上限下限判定部を具備し、上限下限判定部の出力後
のサンプリング結果の平均を求め、その平均の周波数を
返信信号の周波数とするので、予め設定した周波数の範
囲以外のノイズ的要素の値を除くことができ、例えば高
周波ノイズ等のようにデータキャリアからの返信信号の
周波数とかけ離れているノイズを容易に取り除くことが
でき、そのためノイズ的要素の値を除いたサンプリング
結果を用いて、返信信号を周波数を求めることができ、
従ってデータキャリアからの返信周波数を一層正確に求
めることができ、復調の精度がより上がるという効果が
ある。
【0056】請求項3の発明は、リーダライタと、デー
タキャリアにより構成され、データキャリアには共振回
路を内蔵してデータキャリアからリーダライタへの返信
伝送を、リーダライタからの送信が途切れたときに発生
する残響振動をFSK変調により行なう移動体識別装置
において、リーダライタに、データキャリアからの返信
信号の一波一波をサンプリングして周波数に変換するサ
ンプリング部と、サンプリング結果を保持するデータ保
持部と、サンプリング結果の最大の周波数と最小の周波
数を除去する最大最小値検出部と、最大の周波数と最小
の周波数とを除去したサンプリング結果の平均を求める
平均演算部とを具備し、求められた平均の周波数を返信
信号の周波数とするので、返信信号の一波一波の周波数
値の最大のものと最小のものを除去した残りの平均値を
使用することにより、リーダライタの受信コイルに発生
する残響振動の影響が平均化されてその影響を軽減で
き、特にノイズの影響を受けやすい返信信号の後半部分
についてもノイズの影響を平均化して軽減することがで
き、その結果データキャリアからの返信周波数を正確に
求めることができ、復調の精度が上がるという効果があ
る。
【0057】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、リーダライタに、返信信号のサンプリング結果か
ら、予め設定した範囲以外のノイズ的要素のものを除去
する上限下限判定部を具備し、上限下限判定部の出力後
のサンプリング結果から最大の周波数と最小の周波数を
除去し、この最大の周波数と最小の周波数とを除去した
サンプリング結果の平均を求め、その平均の周波数を返
信信号の周波数とするので、上限下限判定部を具備する
ことにより予め設定した周波数範囲以外のノイズ的要素
の値を除去することができ、例えば高周波ノイズ等のよ
うにデータキャリアからの返信信号の周波数とかけ離れ
ているノイズを容易に取り除くことができ、そのためノ
イズ的要素の値を除いたサンプリング結果を用いて、返
信信号を周波数を求めることができ、従ってデータキャ
リアからの返信周波数を一層正確に求めることができ、
復調の精度がより上がるという効果がある。 請求項5
の発明は、リーダライタと、データキャリアにより構成
され、データキャリアには共振回路を内蔵してデータキ
ャリアからリーダライタへの返信伝送を、リーダライタ
からの送信が途切れたときに発生する残響振動をFSK
変調により行なう移動体識別装置において、リーダライ
タに、データキャリアからの返信信号の一波一波をサン
プリングして周波数に変換するサンプリング部と、サン
プリング結果を保持するデータ保持部と、サンプリング
結果の真ん中の周波数を選択するデータ選択部とを具備
し、選択された真ん中の周波数を返信信号の周波数とす
るので、返信信号の一波一波の周波数値の真ん中の値を
選択し、それを返信信号の周波数とするため、リーダラ
イタの受信コイルに発生する残響振動の影響が平均化さ
れてその影響を軽減でき、特にノイズの影響を受けやす
い返信信号の後半部分についてもノイズの影響を平均化
して軽減することができ、その結果データキャリアから
の返信周波数を正確に求めることができ、復調の精度が
上がるという効果がある。
【0058】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、リーダライタに、返信信号のサンプリング結果か
ら、予め設定した範囲以外のノイズ的要素のものを除去
する上限下限判定部を具備し、上限下限判定部の出力後
のサンプリング結果の真ん中の周波数を返信信号の周波
数とするので、上限下限判定部を具備することにより予
め設定した周波数範囲以外のノイズ的要素の値を除去す
ることができ、例えば高周波ノイズ等のようにデータキ
ャリアからの返信信号の周波数とかけ離れているノイズ
を容易に取り除くことができ、そのためノイズ的要素の
値を除いたサンプリング結果を用いて、返信信号を周波
数を求めることができ、従ってデータキャリアからの返
信周波数を一層正確に求めることができ、復調の精度が
より上がるという効果がある。
【0059】請求項7の発明は、リーダライタと、デー
タキャリアにより構成され、データキャリアには共振回
路を内蔵してデータキャリアからリーダライタへの返信
伝送を、リーダライタからの送信が途切れたときに発生
する残響振動をFSK変調により行なう移動体識別装置
において、リーダライタに、データキャリアからの返信
信号の一波一波をサンプリングして周波数に変換するサ
ンプリング部と、サンプリング結果からデータの”
H””L”を決定する比較回路と、その”H””L”の
データを保持するデータ保持部と、保持された”H””
L”のデータから過半数を越えるデータを選択する多数
決回路とを具備し、該多数決回路で選択されたデータを
真の復調されたデータとするので、返信信号の一波一波
の周波数値の復調結果の多数決をとることでリーダライ
タの受信コイルに発生する残響振動の影響の割合が小さ
くなってその影響を軽減でき、特にノイズの影響を受け
やすい返信信号の後半部分についてもノイズの影響を平
均化して軽減することができ、その結果データキャリア
からの返信周波数を正確に求めることができ、復調の精
度が上がるという効果がある。
【0060】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、リーダライタに、返信信号のサンプリング結果か
ら、予め設定した範囲以外のノイズ的要素のものを除去
する上限下限判定部を具備し、上限下限判定部の出力後
のサンプリング結果からデータの”H””L”を決定し
て”H””L”のデータから過半数を越えるデータを真
の復調されたデータとするので、上限下限判定部を具備
することにより予め設定した周波数範囲以外のノイズ的
要素の値を除去することができ、例えば高周波ノイズ等
のようにデータキャリアからの返信信号の周波数とかけ
離れているノイズを容易に取り除くことができ、そのた
めノイズ的要素の値を除いたサンプリング結果を用い
て、返信信号を周波数を求めることができ、従ってデー
タキャリアからの返信周波数を一層正確に求めることが
でき、復調の精度がより上がるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1のリーダライタの回路構成
図である。
【図2】同上の動作説明用の波形図である。
【図3】本発明の実施形態2のリーダライタの回路構成
図である。
【図4】本発明の実施形態3のリーダライタの回路構成
図である。
【図5】同上の動作説明用の波形図である。
【図6】本発明の実施形態4のリーダライタの回路構成
図である。
【図7】本発明の実施形態5のリーダライタの回路構成
図である。
【図8】同上の動作説明用の波形図である。
【図9】本発明の実施形態6のリーダライタの回路構成
図である。
【図10】本発明の実施形態7のリーダライタの回路構
成図である。
【図11】同上の動作説明用の波形図である。
【図12】本発明の実施形態8のリーダライタの回路構
成図である。
【図13】従来例のリーダライタの回路構成図である。
【図14】同上の動作説明用の波形図である。
【図15】同上の課題説明用の波形図である。
【図16】同上の課題説明用の波形図である。
【図17】同上の課題説明用の波形図である。
【図18】データキャリアの回路構成図である。
【符号の説明】
A リーダライタ Th しきい値 5a 原発振器 7 周波数シフトキーイング復調回路 41 コンパレータ 45 比較回路 46 サンプリング回路 47 データ保持部 48 平均演算部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年12月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】送受信用共振回路10の一端にはクロック
弁別回路13が接続してある。このクロック弁別回路1
3は送受信共振回路10に得られる発振周波数のクロッ
クを送信信号が与えられたときに検出するものであっ
て、そのクロック信号をデータ判別回路14に与える。
また、データ判別回路14には包絡線検波回路11の出
力が与えられており、その出力がクロック信号のパルス
数をカウントするゲート信号となる。すなわち、データ
判別回路14は上記包絡線検波回路11の出力であるゲ
ート信号に基づいてクロック弁別回路12から与えられ
るクロック信号のパルス数をカウントして送信データを
復調している。リーダライタAから送信される信号には
データ及びコマンドが含まれており、データキャリアB
が有するメモリ制御部15はこのコマンドに基づいて与
えられたデータをメモリ16に書き込むとともに、メモ
リ16内のデータを読み出すように制御するのである。
また、メモリ制御部15には基準クロックとして、クロ
ック弁別回路13の出力に同期したサンプリングクロッ
ク信号がデータ判別回路14より与えられており、メモ
リ16から読み出されたデータは返信制御回路17に与
えられる。この返信制御回路17は、送受信用共振回路
10の送受信用コイルL3 にコンデンサC3 を介して並
列に接続されたスイッチング素子18をオン・オフする
ものである。すなわち、スイッチング素子18がオンさ
れることによって送受信用共振回路10にコンデンサC
3 が接続されてその共振周波数が変化するから、返信制
御回路17はリーダライタAからの送信が停止されたと
きに送受信用共振回路10に発生する残響振動の振動周
波数を2つの値(送受信用コイルL3 とコンデンサC2
とで決まる周波数、送受信用コイルL3 、コンデンサC
2 及びコンデンサC3 で決まる周波数)に切り換えるこ
とにより、返信データをFSK変調してリーダライタA
に送信している。すなわち、返信制御回路17と、スイ
ッチング素子18と、コンデンサC3 とにより共振周波
数切換手段を構成している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】リーダライタAには受信用コイルL2 が設
けてあり、この受信用コイルL2 の両端に得られる誘起
電圧は受信アンプ6において増幅され、増幅された誘起
電圧はスイッチSWを介して周波数シフトキーイング復
調回路7に与えられる。該復調回路7は、受信アンプ6
から出力された返信信号を所定の基準値と比較すること
でLレベルとHレベルの信号に変換するコンパレータ4
1と、コンパレータ41の出力信号に基づいて返信信号
の周波数を計測するための開始点及び終了点を設定する
カウント区間設定部42と、カウント区間設定部42の
出力信号が入力されている期間に搬送波発生回路2の原
発振器5aの波数をカウントするカウント部43とを備
えるとともに、カウント部43の出力信号としきい値T
hとを比較する比較回路4とで構成されている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】リーダライタAの送信系の回路はデータク
ロック信号CLKに同期してコントローラ(図示せず)
から送出される送出データSDを所定の符号列に変換す
る符号化回路1と、搬送波を発生する搬送波発生回路2
と、符号化回路1から得られる符号列の論理値”0”と
論理値”1”に応じて搬送波を断続させて振幅シフトキ
ーイング変調を行うASK変調回路3と、ASK変調回
路3から信号が与えられたときに一定の周波数の発振を
行う発振器4とを備え、送信用コイルL1 によって発振
器4の出力を電磁波として送信するようになっている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】尚搬送波発生回路2は原発振器5aの発振
周波数を分周回路5bで分周された信号を搬送波に用い
る。リーダライタAの受信動作は、受信コイルL2 に誘
起されたデータキャリアBからの返信信号と同一波形の
信号が受信アンプ6で増幅された後、アナログスイッチ
SWを介してコンパレータ41に入力される。コンパレ
ータ41では取り込んだ信号を2値化して出力する。す
なわち、返信信号はコンパレータ41においてA/D変
換されることになる。そして、コンパレータ41以降で
は返信信号はディジタル信号として処理される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】コンパレータ41の出力信号はカウント区
間設定部42に取り込まれる。カウント区間設定部42
では、コンパレータ41の出力信号に基づいてカウント
部43で原発振器5aの波数をカウントする場合の開始
点及び終了点を決定する。例えば、コンパレータ41の
出力信号は交互にH,Lが切り替わるので、開始点から
3回切り替わったときを終了点とすればよい。そして、
カウント区間設定部42は上記開始点から終了点までの
期間で出力信号をカウント部43に入力する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】カウント部43は、信号が入力されると原
発振器5aの波数をカウントし始め、信号が入力されな
くなればその時点のカウント値をラッチする。すなわ
ち、カウント部43においては、カウント区間設定部4
の出力信号の周期を原発振器5aの波数に置き換えて
おり、言い換えれば、データキャリアBからの返信信号
の周波数をカウント値に置き換えることで計測している
ことになる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】このため、従来のように任意の連続した3
波のカウント値を用いて復調を行う場合、連続した3波
として返信信号の前半を選択した場合は正確な返信周波
数を得ることが難しいという問題がある。図15(a)
はデータキャリア返信波形を、また図15(b)は受信
コイルL2 の残響振動が返信周波数に影響を与えている
場合のコンパレータ41の出力波形を示し、図15
(c)はこの影響を受けたカント区間設定部42の出
力を示す。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】またデータキャリアBからリーダライタA
への伝送方式として、データキャリアBに内蔵した共振
回路の残響振動を利用しているため、返信信号の後半部
分の振幅が図16(a)に示すように小さくなる。リー
ダライタAでは、この返信信号を受信アンプ6で増幅
し、コンパレータ41で図16(b)に示すようにデジ
タル信号としている。このため、返信信号の前半部に比
べて後半部は、ノイズの影響を受けやすい。特に、リー
ダライタAとデータキャリアBの距離が遠い場合など
は、近い場合に比べて残響振動の受信レベルが小さいの
で上記影響を受けやすい。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】このため、従来のように任意の連続した3
波のカウント値を用いて復調を行う場合、連続した3波
として返信信号の後半を選択した場合は正確な返信周波
数を得ることが難しく、図16(c)に示すようにカ
ント区間設定部42の出力に影響を与えることになる。
さらに、また従来のように任意の連続した3波のカウン
ト値を用いて復調を行う場合、選択した3波の途中でノ
イズNsが図17(b)に示すように混入した場合、そ
のノイズNsも1波に含めた3波として復調を行う。こ
のため、正確な返信周波数を得ることが出来ないという
問題がある。図17(a)はデータキャリア返信波形
を、また図17(c)はこの影響を受けたカント区間
設定部42の出力を示す。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
で、その目的とするところはデータキャリアからの返信
信号を正確に得ることができて、復調の精度が向上した
移動体識別装置を提供することにある。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、リーダライタと、データキャリ
アにより構成され、データキャリアには共振回路を内蔵
してデータキャリアからリーダライタへの返信伝送を、
リーダライタからの送信が途切れたときに発生する残響
振動をFSK変調により行なう移動体識別装置におい
て、リーダライタに、データキャリアからの返信信号の
一波一波をサンプリングして周波数に変換するサンプリ
ング部と、サンプリング結果を保持するデータ保持部
と、サンプリング結果の平均を求める平均演算部とを具
備し、求めた平均の周波数を返信信号の周波数とするこ
とを特徴とし、返信信号の一波一波の周波数値を得てそ
の平均値を使用することにより、リーダライタの受信コ
イルに発生する残響振動の影響が平均化されてその影響
を軽減でき、その結果データキャリアからの返信周波数
を正確に求めることができ、復調の精度が上がる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、リーダライタに、返信信号のサンプリング結果か
ら、予め設定した範囲以外のノイズ的要素のものを除去
する上限下限判定部を具備し、上限下限判定部の出力後
のサンプリング結果の平均を求め、その平均の周波数を
返信信号の周波数とすることを特徴とし、予め設定した
周波数の範囲以外のノイズ的要素の値を除くことがで
き、例えば高周波ノイズ等のようにデータキャリアから
の返信信号の周波数とかけ離れているノイズを容易に取
り除くことができ、そのためノイズ的要素の値を除いた
サンプリング結果を用いて、返信信号周波数を求める
ことができ、従ってデータキャリアからの
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】請求項4の発明では、請求項3の発明にお
いて、リーダライタに、返信信号のサンプリング結果か
ら、予め設定した範囲以外のノイズ的要素のものを除去
する上限下限判定部を具備し、上限下限判定部の出力後
のサンプリング結果から最大の周波数と最小の周波数を
除去し、この最大の周波数と最小の周波数とを除去した
サンプリング結果の平均を求め、その平均の周波数を返
信信号の周波数とすることを特徴とし、上限下限判定部
を具備することにより予め設定した周波数範囲以外のノ
イズ的要素の値を除去することができ、例えば高周波ノ
イズ等のようにデータキャリアからの返信信号の周波数
とかけ離れているノイズを容易に取り除くことができ、
そのためノイズ的要素の値を除いたサンプリング結果を
用いて、返信信号周波数を求めることができ、従って
データキャリアからの返信周波数を一層正確に求めるこ
とができ、復調の精度がより上がる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】請求項6の発明では、請求項5の発明にお
いて、リーダライタに、返信信号のサンプリング結果か
ら、予め設定した範囲以外のノイズ的要素のものを除去
する上限下限判定部を具備し、上限下限判定部の出力後
のサンプリング結果の真ん中の周波数を返信信号の周波
数とすることを特徴とし、上限下限判定部を具備するこ
とにより予め設定した周波数範囲以外のノイズ的要素の
値を除去することができ、例えば高周波ノイズ等のよう
にデータキャリアからの返信信号の周波数とかけ離れて
いるノイズを容易に取り除くことができ、そのためノイ
ズ的要素の値を除いたサンプリング結果を用いて、返信
信号周波数を求めることができ、従ってデータキャリ
アからの返信周波数を一層正確に求めることができ、復
調の精度がより上がる。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】請求項8の発明では、請求項7の発明にお
いて、リーダライタに、返信信号のサンプリング結果か
ら、予め設定した範囲以外のノイズ的要素のものを除去
する上限下限判定部を具備し、上限下限判定部の出力後
のサンプリング結果からデータの”H””L”を決定し
て”H””L”のデータから過半数を越えるデータを真
の復調されたデータとすることを特徴とし、上限下限判
定部を具備することにより予め設定した周波数範囲以外
のノイズ的要素の値を除去することができ、例えば高周
波ノイズ等のようにデータキャリアからの返信信号の周
波数とかけ離れているノイズを容易に取り除くことがで
き、そのためノイズ的要素の値を除いたサンプリング結
果を用いて、返信信号周波数を求めることができ、従
ってデータキャリアからの返信周波数を一層正確に求め
ることができ、復調の精度がより上がる。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】而してリーダライタAは、受信コイルL2
を介して図2(a)に示すデータキャリアBからの返信
信号を受信する。受信された返信信号は、受信アンプ6
で増幅され、コンパレータ41により図2(b)に示す
ようにデジタル信号化される。サンプリング部46は、
デジタル信号化された返信信号を取り込み、データキャ
リアBからの返信信号の一波一波に対応するサンプリン
グ区間を図2(c)乃至(i)に示すように求め、その
サンプリング区間ごとに原発振器5aでサンプリング
し、カウント値を求める。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】而して本実施形態のリーダライタAでは
信コイルL2 を介して図2(a)に示すデータキャリ
アBからの返信信号を受信する。受信された返信信号
は、受信アンプ6で増幅され、コンパレータ41により
図2(b)に示すようにデジタル信号化される。サンプ
リング部46は、デジタル信号化された返信信号を取り
込み、データキャリアBからの返信信号の一波一波に対
応するサンプリング区間を図2(c)乃至(i)に示す
ように求め、そのサンプリング区間ごとに原発振器5a
でサンプリングし、カウント値を求める。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】上限下限判定部49は、サンプリング部4
6で求められたカウント値が、予め設定されている上限
値、下限値を超えているかどうかの判定を行い、越えて
いる場合にはそのカウント値除去する。データ保持部
47は、上限下限判定部49から出力されるカウント値
を保持する。平均演算部48は、データ保持部47に保
持されているカウント値の平均を演算する。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】比較回路45は、平均演算部48で求めた
平均値と、予め用意しているしきい値との比較を行い、
データキャリアBからの返信データ(0,1)を求め
る。サンプルホールド部9は、上記で復調されたデータ
を保持しておき、データクロックCLKに基づいて出力
する。 (実施形態3)本実施形態は図4に示すように実施形態
1の構成に、最大最小値検出部50を設けたものであ
る。尚図1で示す実施形態1の回路構成と同じ動作を為
す図の回路構成には同じ番号、記号を付し、詳細な説
明は従来例及び実施形態1の説明を参照することとす
る。またデータキャリアBとしては図18の構成のもの
を用いる。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】而して本実施形態のリーダライタAでは
信コイルL2 を介して図5(a)に示すデータキャリ
アBからの返信信号を受信する。受信された返信信号
は、受信アンプ6で増幅され、コンパレータ41により
図5(b)に示すようにデジタル信号化される。サンプ
リング部46は、デジタル信号化された返信信号を取り
込み、データキャリアBからの返信信号の一波一波に対
応するサンプリング区間を図5(c)乃至(i)に示す
ように求め、そのサンプリング区間ごとに原発振器5a
でサンプリングし、カウント値を求める。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】データ保持部47は、サンプリング部46
から出力されるカウント値を保持する。最大最小値検出
部50は、デー夕保持部4が保持している、カウント
値の最大値と最小値を求め除去する。平均演算部48
は、データ保持部47に保持されているカウント値から
最大値と最小値を除去した残りのカウント値の平均を演
算する。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】而して本実施形態のリーダライタAでは
信コイルL2 を介して図5(a)に示すデータキャリ
アBからの返信信号を受信する。受信された返信信号
は、受信アンプ6で増幅され、コンパレータ41により
図5(b)に示すようにデジタル信号化される。サンプ
リング部46は、デジタル信号化された返信信号を取り
込み、データキャリアBからの返信信号の一波一波に対
応するサンプリング区間を図5(c)乃至(i)に示す
ように求め、そのサンプリング区間ごとに原発振器5a
でサンプリングし、カウント値を求める。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】最大最小値検出部50は、デー夕保持部4
が保持している、カウント値の最大値と最小値を求め
除去する。平均演算部48は、データ保持部47に保持
されているカウント値から最大値と最小値を除去した残
りのカウント値の平均を演算する。比較回路45は、平
均演算部48で求めた平均値と、予め用意しているしき
い値との比較を行い、データキャリアBからの返信デー
タ(0,1)を求める。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】サンプルホールド部9は、上記で復調され
たデータを保持しておき、データクロックCLKに基づ
いて出力する。 (実施形態5)本実施形態は図7に示すように実施形態
1における平均演算部48の代わりに、サンプリング結
果のうち真ん中の値を選択し出力するデータ選択部51
を設けたものである。尚図1で示す実施形態1の回路構
成と同じ動作を為す図の回路構成には同じ番号、記号
を付し、詳細な説明は従来例及び実施形態1の説明を参
照することとする。またデータキャリアBとしては図1
8の構成のものを用いる。
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】而して本実施形態のリーダライタAでは
信コイルL2 を介して図8(a)に示すデータキャリ
アBからの返信信号を受信する。受信された返信信号
は、受信アンプ6で増幅され、コンパレータ41により
図8(b)に示すようにデジタル信号化される。サンプ
リング部46は、デジタル信号化された返信信号を取り
込み、データキャリアBからの返信信号の一波一波に対
応するサンプリング区間を図8(c)乃至(i)に示す
ように求め、そのサンプリング区間ごとに原発振器5a
でサンプリングし、カウント値を求める。
【手続補正28】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】(実施形態6)本実施形態は図9に示すよ
うに上限下限判定部49を実施形態5のリーダライタA
の構成に追加したものである。尚図7で示す実施形態5
の回路構成と同じ動作を為す図9の回路構成には同じ番
号、記号を付し、詳細な説明は従来例及び実施形態1、
5の説明を参照することとする。またデータキャリアB
としては図18の構成のものを用いる。
【手続補正29】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】而して本実施形態のリーダライタAでは
信コイルL2 を介して図8(a)に示すデータキャリ
アBからの返信信号を受信する。受信された返信信号
は、受信アンプ6で増幅され、コンパレータ41により
図8(b)に示すようにデジタル信号化される。サンプ
リング部46は、デジタル信号化された返信信号を取り
込み、データキャリアBからの返信信号の一波一波に対
応するサンプリング区間を図8(c)乃至(i)に示す
ように求め、そのサンプリング区間ごとに原発振器5a
でサンプリングし、カウント値を求める。
【手続補正30】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】(実施形態7)本実施形態は図10に示す
ようにサンプリング部46の出力としきい値Thとを比
較回路45で比較し、この比較結果をデータ保持部4
7’で保持し、更にこのデータ保持部47’で保持され
た複数の返信データ(0,1)を調べ、その多い方を1
ビットデータの復調結果として出力する多数決回路52
を設けたものである。尚図1で示す実施形態1の回路構
成と同じ動作を為す図10の回路構成には同じ番号、記
号を付し、詳細な説明は従来例及び実施形態1の説明を
参照することとする。またデータキャリアBとしては図
18の構成のものを用いる。
【手続補正31】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】而して本実施形態のリーダライタAでは
信コイルL2 を介して図11(a)に示すデータキャ
リアBからの返信信号を受信する。受信された返信信号
は、受信アンプ6で増幅され、コンパレータ41により
図11(b)に示すようにデジタル信号化される。サン
プリング部46は、デジタル信号化された返信信号を取
り込み、データキャリアBからの返信信号の一波一波に
対応するサンプリング区間を図11(c)乃至(i)に
示すように求め、そのサンプリング区間ごとに原発振器
5aでサンプリングし、カウント値を求める。
【手続補正32】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】多数決回路52は、データ保持部に保持さ
れている複数の返信データ(0,1)を調べ、その多い
方を1ビットデータの復調結果として出力する。サンプ
ルホールド部9は、上記で復調されたデータを保持して
おき、データクロックCLKに基づいて出力する。 (実施形態8)本実施形態は図12に示すように上限下
限判定部49を実施形態のリーダライタAの構成に追
加したものである。尚図10で示す実施形態7の回路構
成と同じ動作を為す図12の回路構成には同じ番号、記
号を付し、詳細な説明は従来例及び実施形態1、7の説
明を参照することとする。またデータキャリアBとして
は図18の構成のものを用いる。
【手続補正33】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】而して本実施形態のリーダライタAでは
信コイルL2 を介して図11(a)に示すデータキャ
リアBからの返信信号を受信する。受信された返信信号
は、受信アンプ6で増幅され、コンパレータ41により
図11(b)に示すようにデジタル信号化される。サン
プリング部46は、デジタル信号化された返信信号を取
り込み、データキャリアBからの返信信号の一波一波に
対応するサンプリング区間を図11(c)乃至(i)に
示すように求め、そのサンプリング区間ごとに原発振器
5aでサンプリングし、カウント値を求める。
【手続補正34】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】
【発明の効果】請求項1の発明は、リーダライタと、デ
ータキャリアにより構成され、データキャリアには共振
回路を内蔵してデータキャリアからリーダライタへの返
信伝送を、リーダライタからの送信が途切れたときに発
生する残響振動をFSK変調により行なう移動体識別装
置において、リーダライタに、データキャリアからの返
信信号の一波一波をサンプリングして周波数に変換する
サンプリング部と、サンプリング結果を保持するデータ
保持部と、サンプリング結果の平均を求める平均演算部
とを具備し、求めた平均の周波数を返信信号の周波数と
するので、返信信号の一波一波の周波数値を得てその平
均値を使用することにより、リーダライタの受信コイル
に発生する残響振動の影響が平均化されてその影響を軽
減でき、その結果データキャリアからの返信周波数を正
確に求めることができ、復調の精度が上がるという効果
がある。
【手続補正35】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、リーダライタに、返信信号のサンプリング結果か
ら、予め設定した範囲以外のノイズ的要素のものを除去
する上限下限判定部を具備し、上限下限判定部の出力後
のサンプリング結果の平均を求め、その平均の周波数を
返信信号の周波数とするので、予め設定した周波数の範
囲以外のノイズ的要素の値を除くことができ、例えば高
周波ノイズ等のようにデータキャリアからの返信信号の
周波数とかけ離れているノイズを容易に取り除くことが
でき、そのためノイズ的要素の値を除いたサンプリング
結果を用いて、返信信号周波数を求めることができ、
従ってデータキャリアからの返信周波数を一層正確に求
めることができ、復調の精度がより上がるという効果が
ある。
【手続補正36】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、リーダライタに、返信信号のサンプリング結果か
ら、予め設定した範囲以外のノイズ的要素のものを除去
する上限下限判定部を具備し、上限下限判定部の出力後
のサンプリング結果から最大の周波数と最小の周波数を
除去し、この最大の周波数と最小の周波数とを除去した
サンプリング結果の平均を求め、その平均の周波数を返
信信号の周波数とするので、上限下限判定部を具備する
ことにより予め設定した周波数範囲以外のノイズ的要素
の値を除去することができ、例えば高周波ノイズ等のよ
うにデータキャリアからの返信信号の周波数とかけ離れ
ているノイズを容易に取り除くことができ、そのためノ
イズ的要素の値を除いたサンプリング結果を用いて、返
信信号周波数を求めることができ、従ってデータキャ
リアからの返信周波数を一層正確に求めることができ、
復調の精度がより上がるという効果がある。請求項5の
発明は、リーダライタと、データキャリアにより構成さ
れ、データキャリアには共振回路を内蔵してデータキャ
リアからリーダライタへの返信伝送を、リーダライタか
らの送信が途切れたときに発生する残響振動をFSK変
調により行なう移動体識別装置において、リーダライタ
に、データキャリアからの返信信号の一波一波をサンプ
リングして周波数に変換するサンプリング部と、サンプ
リング結果を保持するデータ保持部と、サンプリング結
果の真ん中の周波数を選択するデータ選択部とを具備
し、選択された真ん中の周波数を返信信号の周波数とす
るので、返信信号の一波一波の周波数値の真ん中の値を
選択し、それを返信信号の周波数とするため、リーダラ
イタの受信コイルに発生する残響振動の影響が平均化さ
れてその影響を軽減でき、特にノイズの影響を受けやす
い返信信号の後半部分についてもノイズの影響を平均化
して軽減することができ、その結果データキャリアから
の返信周波数を正確に求めることができ、復調の精度が
上がるという効果がある。
【手続補正37】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、リーダライタに、返信信号のサンプリング結果か
ら、予め設定した範囲以外のノイズ的要素のものを除去
する上限下限判定部を具備し、上限下限判定部の出力後
のサンプリング結果の真ん中の周波数を返信信号の周波
数とするので、上限下限判定部を具備することにより予
め設定した周波数範囲以外のノイズ的要素の値を除去す
ることができ、例えば高周波ノイズ等のようにデータキ
ャリアからの返信信号の周波数とかけ離れているノイズ
を容易に取り除くことができ、そのためノイズ的要素の
値を除いたサンプリング結果を用いて、返信信号周波
数を求めることができ、従ってデータキャリアからの返
信周波数を一層正確に求めることができ、復調の精度が
より上がるという効果がある。
【手続補正38】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正39】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉安 利明 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リーダライタと、データキャリアにより構
    成され、データキャリアには共振回路を内蔵してデータ
    キャリアからリーダライタへの返信伝送を、リーダライ
    タからの送信が途切れたときに発生する残響振動をFS
    K変調により行なう移動体識別装置において、リーダラ
    イタに、データキャリアからの返信信号の一波一波をサ
    ンプリングして周波数に変換するサンプリング部と、サ
    ンプリング結果を保持するデータ保持部と、サンプリン
    グ結果の平均を求めることにより求める平均演算部とを
    具備し、求めた平均の周波数を返信信号の周波数とする
    ことを特徴とする移動体識別装置。
  2. 【請求項2】リーダライタに、返信信号のサンプリング
    結果から、予め設定した範囲以外のノイズ的要素のもの
    を除去する上限下限判定部を具備し、上限下限判定部の
    出力後のサンプリング結果の平均を求め、その平均の周
    波数を返信信号の周波数とすることを特徴とする請求項
    1記載の移動体識別装置。
  3. 【請求項3】リーダライタと、データキャリアにより構
    成され、データキャリアには共振回路を内蔵してデータ
    キャリアからリーダライタへの返信伝送を、リーダライ
    タからの送信が途切れたときに発生する残響振動をFS
    K変調により行なう移動体識別装置において、リーダラ
    イタに、データキャリアからの返信信号の一波一波をサ
    ンプリングして周波数に変換するサンプリング部と、サ
    ンプリング結果を保持するデータ保持部と、サンプリン
    グ結果の最大の周波数と最小の周波数を除去する最大最
    小値検出部と、最大の周波数と最小の周波数とを除去し
    たサンプリング結果の平均を求める平均演算部とを具備
    し、求められた平均の周波数を返信信号の周波数とする
    ことを特徴とする移動体識別装置。
  4. 【請求項4】リーダライタに、返信信号のサンプリング
    結果から、予め設定した範囲以外のノイズ的要素のもの
    を除去する上限下限判定部を具備し、上限下限判定部の
    出力後のサンプリング結果から最大の周波数と最小の周
    波数を除去し、この最大の周波数と最小の周波数とを除
    去したサンプリング結果の平均を求め、その平均の周波
    数を返信信号の周波数とすることを特徴とする請求項3
    記載の移動体識別装置。
  5. 【請求項5】リーダライタと、データキャリアにより構
    成され、データキャリアには共振回路を内蔵してデータ
    キャリアからリーダライタへの返信伝送を、リーダライ
    タからの送信が途切れたときに発生する残響振動をFS
    K変調により行なう移動体識別装置において、リーダラ
    イタに、データキャリアからの返信信号の一波一波をサ
    ンプリングして周波数に変換するサンプリング部と、サ
    ンプリング結果を保持するデータ保持部と、サンプリン
    グ結果の真ん中の周波数を選択するデータ選択部とを具
    備し、選択された真ん中の周波数を返信信号の周波数と
    することを特徴とする移動体識別装置。
  6. 【請求項6】リーダライタに、返信信号のサンプリング
    結果から、予め設定した範囲以外のノイズ的要素のもの
    を除去する上限下限判定部を具備し、上限下限判定部の
    出力後のサンプリング結果の真ん中の周波数を返信信号
    の周波数とすることを特徴とする請求項5記載の移動体
    識別装置。
  7. 【請求項7】リーダライタと、データキャリアにより構
    成され、データキャリアには共振回路を内蔵してデータ
    キャリアからリーダライタへの返信伝送を、リーダライ
    タからの送信が途切れたときに発生する残響振動をFS
    K変調により行なう移動体識別装置において、リーダラ
    イタに、データキャリアからの返信信号の一波一波をサ
    ンプリングして周波数に変換するサンプリング部と、サ
    ンプリング結果からデータの”H””L”を決定する比
    較回路と、その”H””L”のデータを保持するデータ
    保持部と、保持された”H””L”のデータから過半数
    を越えるデータを選択する多数決回路とを具備し、該多
    数決回路で選択されたデータを真の復調されたデータと
    することを特徴とする移動体識別装置。
  8. 【請求項8】リーダライタに、返信信号のサンプリング
    結果から、予め設定した範囲以外のノイズ的要素のもの
    を除去する上限下限判定部を具備し、上限下限判定部の
    出力後のサンプリング結果からデータの”H””L”を
    決定して”H””L”のデータから過半数を越えるデー
    タを真の復調されたデータとすることを特徴とする請求
    項7記載の移動体識別装置。
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