JPH09205314A - ガラスアンテナ用インピーダンス整合装置 - Google Patents
ガラスアンテナ用インピーダンス整合装置Info
- Publication number
- JPH09205314A JPH09205314A JP1327896A JP1327896A JPH09205314A JP H09205314 A JPH09205314 A JP H09205314A JP 1327896 A JP1327896 A JP 1327896A JP 1327896 A JP1327896 A JP 1327896A JP H09205314 A JPH09205314 A JP H09205314A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impedance matching
- matching device
- glass antenna
- ground
- terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Details Of Aerials (AREA)
- Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)
Abstract
精度をとりやすく、調整工数も不要であり、かつ取付方
法を原因とするリアクタンス値の変化をなくし、結果と
して、安定性、信頼性が向上する自動車のガラスアンテ
ナ用インピーダンス整合装置を提供する。 【解決手段】整合回路を構成するインダクタンス素子3
7とキャパシタンス素子38をプリントパターンにより
形成したフレキシブル回路基板35からなるインピーダ
ンス整合装置31を2箇所(入力端子36と出力端子4
0のところ)の半田付けとねじ71により自動車のボデ
ィ等に取り付ける。この場合、インピーダンス整合装置
31は、ガラスアンテナ32の受信端33の金属製のポ
スト端子69とボディ外板72により実質的に固定され
されるので、取り付け位置が安定し、振動等により位置
がずれることがなくなる。
Description
のリヤウインドガラス等に形成されたガラスアンテナ
と、ダッシュボード内等に配されるチューナのフロント
エンドへの給電線である同軸線との間に挿入されるガラ
スアンテナ用インピーダンス整合装置に関する。
ガラス内等に導体線をプリントした(印刷配線した)ア
ンテナ、すなわちガラスアンテナが採用されている。こ
のガラスアンテナでは、ガラスにより導体線の一定形状
が実質的に空中に保持されることとなり、導体線がアン
テナとして機能する。
して使用されるだけでなく、FMアンテナ、さらには、
TVアンテナ{VHF帯〜UHF帯(90MHz〜77
0MHz)}としても使用される。
用される場合には、ガラスアンテナと、例えば、ダッシ
ュボード側に配置されるチューナとの間は、単に、給電
線としての同軸線で接続するだけで必要な受信感度が得
られる場合が多いが、TVアンテナとして使用される場
合には、VHF帯の特に170MHz以上の受信周波数
になると、同軸線の長さ、ガラスアンテナのインピーダ
ンスの周波数特性等を原因とするインピーダンスの不整
合等を原因とする反射の増加、したがって、VSWRの
劣化が発生し、結果として、所望の受信感度が得られな
くなる場合が多々あった。
所にブースタとしての中継用増幅器を配置する技術も考
えられるが、高周波広帯域の増幅であることから増幅器
自体のコストが高くなるとともに、取付スペース、取付
コスト、その中継用増幅器への電源供給等を考慮した場
合、トータルとしてのコストが相当に高くなるという問
題がある。
るとともに、上述のいわゆる伝送損失を最小限にするた
めに、ガラスアンテナの受信端と、チューナのフロント
エンドへの給電線である同軸線の入力側との間に受動素
子によるインピーダンス整合回路を配設することが考え
られる。
タンス素子としては、インダクタンス素子とキャパシタ
ンス素子であるが、1GHz程度の周波数までリアクタ
ンス素子として動作を期待する場合には、回路のQを確
保するために、インダクタンス値として数十nH程度以
下、キャパシタンス値として10pF程度以下であるこ
とが必要である。
しては、図6に示すようなφ0.3〜φ1mm程度の導
線を数回巻いた直径2〜5mm程度の空心コイル1が選
択されるが、この構成の空心コイル1は、線間の開き具
合や、その形状、取り付けた際のリード長の変化によ
り、インダクタンス値が±20%程度容易に変化してし
まう。そのため、キャパシタンス素子としては、この変
化を補うためキャパシタンス値の調整可能なトリマコン
デンサ2が必要とされる。
マコンデンサ2とは、例えば、導体パターン4がエッチ
ングにより作成された片面ガラスエポキシ基板5上に半
田付けにより取り付けられる。
ーダンス整合装置6は、上述の中継用増幅器を設ける方
法に比較してコストが相当に低減されるが、それでもト
リマコンデンサ2が高価であり、また、調整工数もかか
ることから、トータル的なコストがまだ高いという問題
がある。インダクタンス素子としてフェライトコアを用
いることもできるが、フェライトコア等を用いる可変イ
ンダクタは、基板5への取り付けが複雑で取付工数がか
かるという問題がある。
の構成のインピーダンス整合装置10を示している。こ
のインピーダンス整合装置10では、チップ部品を採用
している。すなわち、インダクタンス素子としてチップ
インダクタ11、キャパシタンス素子としてチップコン
デンサ12を採用している。
路基板13の入力側には、リード付コネクタ14のリー
ド部分が半田付けされて取り付けられ、そのコネクタ部
分にはポスト端子用のリセプタクルが用いられ、このリ
セプタクルを介して、図示しないガラスアンテナの受信
端に取り付けられているポスト端子にコネクタにより電
気的かつ機械的に接続される。
5が取り付けられ、その同軸線15の心線が回路の信号
線路に半田付けにより接続され、同軸線15の接地導体
である編組線がアース側に半田付けにより接続される。
そのアース側には、リード付グランド端子20のリード
側が編組線とともに半田付けされ、ラグ端子であるグラ
ンド端子20が図示しないねじにより図示しないボディ
の外板に取り付けられる。なお、部品が搭載された回路
基板13は、熱収縮チューブ21により保護、絶縁され
る。
た図7の従来技術に係るガラスアンテナ用インピーダン
ス整合装置10では、チップインダクタ11やチップコ
ンデンサ12をガラスエポキシ基板やセラミック基板を
用いる片面プリント配線回路基板13への取付上の誤差
は排除されるが、調整を不要とするために、精度が±2
0%程度であるチップインダクタ11やチップコンデン
サ12を予め選別して使用する必要があり、その選別の
ためのコストが発生する。
の車両への固定が、実質的に、リード付コネクタ14と
リード付グランド端子20および同軸線15による取り
付けであるために、インピーダンス整合装置10が大地
アースとして機能するボディ外板に対して遊着状態とな
り、取付状態によりリアクタンス値が変化して整合状態
が変化するという問題があった。
れたものであり、装置構成が簡単であって、リアクタン
ス素子の精度をとりやすく、調整工数も不要であり、か
つ取付方法を原因とするリアクタンス値の変化をなく
し、結果として、安定性、信頼性が向上し、トータル的
なコストを低減することを可能とするガラスアンテナ用
インピーダンス整合装置を提供することを目的とする。
テナの受信端と、出力側がチューナのフロントエンドに
接続される同軸線の入力側との間に配されるガラスアン
テナ用インピーダンス整合装置において、プリント基板
としてフレキシブル基板を用い、このフレキシブル基板
上に、インピーダンス整合回路を構成するリアクタンス
素子をプリントパターンにより形成したフレキシブル回
路基板を備えることを特徴とする。
パターンにより形成したリアクタンス素子の精度は2%
(±1%)程度以下にすることが可能であり、プリント
基板とリアクタンス素子を一体的に形成できるので、い
わゆるディスクリート部品が不要となる。したがって、
調整工数が皆無となり、装置構成上のコストも低減され
る。
基板には、プリントパターンにより前記リアクタンス素
子の入力側が接続される入力端子用のランドと、前記リ
アクタンス素子の出力側が接続される出力端子用のラン
ドと、前記リアクタンス素子のアース側が接続され且つ
ねじ挿通用の開口部を有するアース用ランドが形成さ
れ、前記出力端子用のランドには、前記同軸線の心線側
が接続され、前記入力端子用のランドは、前記ガラスア
ンテナの受信端端子に直接電気的かつ機械的に接続さ
れ、前記開口部に挿通される前記ねじを介して前記同軸
線の接地導体と前記アース用ランドとが、大地アースと
して機能するボディ外板に電気的かつ機械的に接続され
るようにしたことを特徴とする。
た入力端子用のランドをガラスアンテナの受信端に直接
接続し、また、アース用ランド中に設けられた開口部を
通じてねじによりフレキシブル回路基板をボディ外板に
止めるようにしているので、インピーダンス整合装置の
取付位置が安定し、取付状態によりリアクタンス値が変
化するという不都合が是正される。これにより、信頼性
も向上する。
ついて、図面を参照して説明する。
ダンス整合装置31を含む全体的な回路図を示してい
る。
ラス内等に導体線をプリントしたガラスアンテナ32の
受信端33が、インピーダンス整合回路34が形成され
たフレキシブル回路基板35のランドで形成された入力
端子36に接続される。
5上のプリントパターンによりそれぞれ形成されたイン
ダクタンス素子37とキャパシタンス素子38の共通接
続点に接続される。このインピーダンス整合回路34
は、いわゆるL型の整合回路であるが、整合回路はL型
に限らず、よく知られているように、T型あるいはπ型
の整合回路等をも用いることもできる。
ドで形成された出力端子40に接続され、この出力端子
40には、インピーダンスが50オームの同軸線41の
心線42が半田付けされる。また、同軸線41の接地導
体である編組線43が、後に説明するアースブラケット
を介して、キャパシタンス素子38の接地側に設けられ
開口部付きランドとして形成されたアース端子(出力端
子)45にねじにより共締めされる。これにより、イン
ピーダンス整合装置31が、大地アースとして機能する
自動車のボディ外板に固定される。なお、同軸線41の
出力側は、図示しないチューナのフロントエンド側に接
続される。
て機能するフレキシブル回路基板35の平面視的構成、
図3は、そのIII−III線一部省略断面構成を示し
ている。
形態においては、厚みが0.03〜0.1mmのポリイ
ミド樹脂(比誘電率≒3.2)を用いた基板(以下、ポ
リイミド基板ともいう。)35であり、ガラスエポキシ
基板やセラミック基板に比較して柔軟性を有する。ポリ
イミド基板35に限らず、柔軟性を有し、数GHz程度
まで電気的かつ機械的特性の安定な他の樹脂、例えば、
ポリエチレン、いわゆるテフロン(登録商標)であるポ
リテトラフルオロエチレン(比誘電率≒2.0)基板を
用いることができる。
りCu製の導体パターン(受動素子パターンも含む)を
両面に形成している。
いているパターンが、いわゆるA(表)面パターンであ
り、点線で描いているパターンが、いわゆるB(裏)面
パターンである。
ド内に開口が形成された面構成になっている。その入力
端子36から延びるパターンが、それぞれがパターンで
作成されるインダクタンス素子37とキャパシタンス素
子38の分岐点50(図1をも参照)を通じて、当該イ
ンダクタンス素子37とキャパシタンス素子38とに分
かれる。なお、入力端子36から分岐点(共通接続点)
50までの配線パターンが誘導性とならないように、B
面にアースパターンを設けている。
状のパターンとされ、スルーホール51を通じて、B面
の渦巻き状のパターンに接続されている。A面、B面の
渦巻き状のパターンは、平面視的にみて巻方向を同一の
方向にして結合を上げてインダクタンス値を大きくする
ようにしているが、自己共振周波数を帯域外とするため
に、平面的に見て重ならない位置にパターンを形成し、
分布容量値を減らすようにしている。
際に、渦巻き状のパターンをポリイミド基板35の両面
に形成しているので、片面に形成した場合に比較して同
じ面積で約4倍のインダクタンス値を得ることができ
る。
ール52を通じてA面側の出力側パターン57に接続さ
れている。出力側パターン57は、開口部を有しランド
で形成された出力端子(端子面)40に接続されてい
る。
板35を誘電体とするA面パターンとB面パターンを利
用した平行平板コンデンサの構成としている。B面パタ
ーン側がスルーホール53を通じて開口部55を有する
アース用ランドとしてのA面側の出力端子(端子面)4
5に接続されている。
ら分岐点50まで延びる配線パターンである信号パター
ンの裏に分岐点50から入力端子側に対向するように設
けたアースパターンは、配線パターンと相互に容量成分
となる。このアースパターンを設けることで、上述した
ように、信号パターンが誘導性とならないので、これを
原因としてインピーダンスの整合が悪化することが防止
される。
のCuパターンは、図3に示すように、外部との接続用
の端子部(電極部)を除いて、全面が絶縁材料であるソ
ルダレジスト54により覆われ、絶縁性が確保されてい
る。
き(精度)は、写真製版によるエッチング精度が±0.
05%程度であるので、例えば、10mm角の面積(1
00mm2 )で考えた場合の容量変動幅が、10.05
2 −9.952 =2mm2 になり、±1%程度に抑える
ことができる。なお、インダクタンス素子37は、パタ
ーンの長さが精度に依存するので、ほぼエッチング精度
で決定され、ほとんど変動することがない。
ンス整合装置31として機能するフレキシブル回路基板
35の自動車への取り付け、いわゆる実装について説明
する。
動車に取り付ける状態を示している。
形成されたガラスアンテナ32の受信端33の導体パタ
ーン上に取り付けられている階段状基部を有するCu
(通常、Auその他のめっきがされている。以下同じ)
製のポスト端子69にインピーダンス整合装置31の入
力端子36の開口がはめられて半田付け固定される。
剥がされて、Cu製のブラケット付き保持金具70が、
その編組部にかしめられて接続され、ブラケット部を出
力端子(パターン面)45に重ねた状態で位置決めす
る。そして、スプリングワシャ付きねじ71を、ブラケ
ット部の開口および回路基板35に形成されたアースラ
ンド中の開口部55(図2参照)に挿通させ、リヤクォ
ータの一部を形成し、大地アースとして機能するボディ
外板72に形成された図示していないねじ溝に螺合させ
る。さらに、同軸線41の心線42を出力端子40のラ
ンドに半田付けする。
31であるフレキシブル回路基板35が自動車のボディ
に、きわめて簡単に固定される。半田付け箇所は、入力
端子36と出力端子40の僅かに2箇所である。なお、
同軸線41は、必要に応じて、ボディ外板72に配線固
定具等により固定される。
は、ガラスアンテナ32の受信端33の金属製のポスト
端子69と、ねじ71が螺合されるボディ外板72によ
り実質的に固定されるので取り付け位置が安定し、振動
等により位置がずれることがなくなり、取り付け状態に
よりリアクタンス値が変化するという不都合がなくな
る。言い換えれば、インピーダンス特性等の変化がなく
なる。
素子37の背面側がリヤウインドガラス61上に配置さ
れるようにしているので、インピーダンス整合装置31
を取り付けた後と取り付ける前のインダクタンス値の変
化、言い換えれば、特性インピーダンスの変化を最小限
に抑制することができる。
示すように、インダクタンス素子37の主面側を図示し
ていないフェライトコア等の磁性体に近接させた場合に
は、コイルの鎖交磁束密度が増加してインダクタンス値
が増加するために特性インピーダンスが増加し、一方、
インダクタンス素子37の主面側を図示していないシー
ルド板等の金属導体に近接させた場合には、鎖交磁束が
遮られてインダクタンス値が低下するために特性インピ
ーダンスが低下するのに対し、インダクタンス素子37
がガラスに近接しても空中に単体に置かれている状態と
同じ状態であり、インダクタンス値が変化しないので特
性インピーダンスが変化することがないからである。
となるガラス面は、インダクタンス素子37の面積が小
さいので略平面と考えられ、ポリイミド基板35をリヤ
ウインドガラス61上とボディ外板72上に後述するよ
うに取り付ける際には、インダクタンス素子37がその
ガラス平面上に少し押しつけられる方向に応力が働き、
結局、インダクタンス素子37は、ガラス平面上に平行
に配置されることから、インダクタンス素子37の形状
が変化することがない。この取付上の観点からも、フレ
キシブル回路基板35の実装前後でのインダクタンス値
の変化はないといえる。
インドガラス61上に配置することで、たとえ、絶縁被
覆としてのソルダレジスト54(図3参照)の一部が剥
がれてもインダクタンス素子37の短絡(地絡)が発生
することがないという派生的な効果も得られる。なお、
キャパシタンス素子38のパターンは、アース側を回路
基板35のB面に形成しているので、たとえ、ボディ外
板72に接触しても地絡等が発生せず、容量値が変化す
ることもない。
をフレキシブル回路基板により構成したインピーダンス
整合装置31によれば、図7に示したチップインダクタ
11やチップコンデンサ12等のいわゆる個別素子(デ
ィスクリート部品)が不要となり、かつリード付きコネ
クタ14やリード付きグランド端子20を使用する必要
がなくなるため、装置構成が簡単であって、リアクタン
ス素子の精度をとりやすく、調整工数も不要であり、か
つ取付方法を原因とするリアクタンス値の変化がなくな
り、結果として、安定性、信頼性が向上し、トータル的
なコストが大幅に低減される。
デンサ12等のチップリアクタンス素子をフレキシブル
回路基板に取り付ける構成も考えられるが、ボディに取
り付ける際に、これらが剥がれて脱落、または電気的に
開放となるおそれがあり、実装構成によっては信頼性が
低下するので、リアクタンス素子をプリントパターンで
形成する上述の実施の形態によるインピーダンス整合装
置31に比べて劣る。
L型構成のインピーダンス整合装置31を実際に試作し
て、ネットワークアナライザ等を用いて測定したとこ
ろ、特性インピーダンスがほぼ50オームであり、イン
ダクタンス素子37のインダクタンス値は約87nH、
キャパシタンス素子38の容量値は約7.4pFであっ
た。同様に、このインピーダンス整合装置31を挿入し
た場合、ネットワークアナライザ等を用いてテレビジョ
ンの3チャンネル〜12チャンネルに相当する周波数帯
域150MHz〜250MHzの間でのスミスチャート
上でのインピーダンス特性は、挿入しない場合に比較し
て、VSWRの値が4程度から2.5程度に改善され、
反射が相当に少なくなることが確認できた。さらに、こ
のインピーダンス整合装置31を挿入した場合、上記周
波数帯域150MHz〜250MHzの間での受信感度
に比例する挿入損失は、挿入しない場合に比較して、平
均で5〜6dB程度増加することが確認できた。
ず、この発明の要旨を逸脱することなく種々の構成を採
り得ることはもちろんである。
ば、インピーダンス整合回路を構成するリアクタンス素
子をプリントパターンにより形成したフレキシブル回路
基板を、インピーダンス整合装置として用いるようにし
ている。
より形成したリアクタンス素子の精度は2%程度以下に
することが可能であり、かつ、プリント基板とリアクタ
ンス素子を一体的に形成できるので、いわゆるディスク
リート部品が不要となる。したがって、調整工数が皆無
となり、装置構成上のコストも低減され、チップ部品等
を使用する場合に比較して、信頼性も向上するという効
果が達成される。
ンにより形成した入力端子用のランドをガラスアンテナ
の受信端に直接接続し、また、アース用ランド中に設け
られた開口部を通じてねじによりフレキシブル回路基板
をボディ外板に止めるようにしているので、インピーダ
ンス整合装置の取付位置が安定し、取付状態によりリア
クタンス値が変化するという不都合が是正されるという
効果が達成される。
であって、リアクタンス素子の精度をとりやすく、調整
工数も不要であり、かつ取付方法を原因とするリアクタ
ンス値の変化のないガラスアンテナ用インピーダンス整
合装置が得られる。これらの結果として、安定性、信頼
性が向上し、トータル的なコストが大幅に低減されると
いう画期的な効果が達成される。
ある。
概略的平面図である。
る。
される図である。
の説明に供される特性図である。
斜視図である。
示す斜視図である。
テナ 35…フレキシブル回路基板(ポリイミド基板) 36…入力端子 37…インダクタ
ンス素子 38…キャパシタンス素子 40…出力端子 41…同軸線 61…リヤウイン
ドガラス 72…ボディ外板
Claims (2)
- 【請求項1】ガラスアンテナの受信端と同軸線の入力側
との間に配され、この同軸線の出力側がチューナのフロ
ントエンドに接続されるガラスアンテナ用インピーダン
ス整合装置において、 プリント基板としてフレキシブル基板を用い、 このフレキシブル基板上に、インピーダンス整合回路を
構成するリアクタンス素子をプリントパターンにより形
成したフレキシブル回路基板を備えることを特徴とする
ガラスアンテナ用インピーダンス整合装置。 - 【請求項2】前記フレキシブル回路基板には、プリント
パターンにより前記リアクタンス素子の入力側が接続さ
れる入力端子用のランドと、前記リアクタンス素子の出
力側が接続される出力端子用のランドと、前記リアクタ
ンス素子のアース側が接続され且つねじ挿通用の開口部
を有するアース用ランドが形成され、 前記出力端子用のランドには、前記同軸線の心線側が接
続され、 前記入力端子用のランドは、前記ガラスアンテナの受信
端端子に直接電気的かつ機械的に接続され、 前記開口部に挿通される前記ねじを介して前記同軸線の
接地導体と前記アース用ランドとが、大地アースとして
機能するボディ外板に電気的かつ機械的に接続されるよ
うにしたことを特徴とする請求項1記載のガラスアンテ
ナ用インピーダンス整合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01327896A JP3651995B2 (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | ガラスアンテナ用インピーダンス整合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01327896A JP3651995B2 (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | ガラスアンテナ用インピーダンス整合装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09205314A true JPH09205314A (ja) | 1997-08-05 |
JP3651995B2 JP3651995B2 (ja) | 2005-05-25 |
Family
ID=11828742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01327896A Expired - Fee Related JP3651995B2 (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | ガラスアンテナ用インピーダンス整合装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3651995B2 (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002176310A (ja) * | 2000-12-06 | 2002-06-21 | Nippon Antenna Co Ltd | 2共振アンテナ |
GB2417834A (en) * | 2004-09-06 | 2006-03-08 | Samsung Electro Mech | Flexible compact connection formation between an antenna module and circuitry on a printed circuit board |
JP2007150179A (ja) * | 2005-11-30 | 2007-06-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | フレキシブル回路基板およびその製造方法 |
JP2009016501A (ja) * | 2007-07-03 | 2009-01-22 | Shinko Electric Ind Co Ltd | シールド機能を有するインダクタ形成型配線基板 |
JP2010524347A (ja) * | 2007-04-03 | 2010-07-15 | Tdk株式会社 | 改良された低域性能を有するダイポールアンテナ |
WO2017090771A1 (ja) * | 2015-11-27 | 2017-06-01 | 原田工業株式会社 | 低背型アンテナ装置 |
WO2017145719A1 (ja) * | 2016-02-24 | 2017-08-31 | 株式会社村田製作所 | 複合基板、複合基板の製造方法、および、可撓性基板の製造方法 |
WO2018123064A1 (ja) * | 2016-12-29 | 2018-07-05 | 三菱電機株式会社 | 半導体装置 |
CN108260276A (zh) * | 2016-12-29 | 2018-07-06 | 安弗施无线射频系统(上海)有限公司 | 一种印刷电路板的驻波比调制结构和方法 |
CN114447588A (zh) * | 2020-11-03 | 2022-05-06 | 英业达科技有限公司 | 天线结构及电子装置 |
WO2023106077A1 (ja) * | 2021-12-09 | 2023-06-15 | Agc株式会社 | 車両用アンテナ装置及び車載システム |
-
1996
- 1996-01-29 JP JP01327896A patent/JP3651995B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002176310A (ja) * | 2000-12-06 | 2002-06-21 | Nippon Antenna Co Ltd | 2共振アンテナ |
GB2417834A (en) * | 2004-09-06 | 2006-03-08 | Samsung Electro Mech | Flexible compact connection formation between an antenna module and circuitry on a printed circuit board |
GB2417834B (en) * | 2004-09-06 | 2006-08-30 | Samsung Electro Mech | Antenna module and electronic apparatus having the same |
US7126547B2 (en) | 2004-09-06 | 2006-10-24 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Antenna module and electronic apparatus having the same |
JP2007150179A (ja) * | 2005-11-30 | 2007-06-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | フレキシブル回路基板およびその製造方法 |
JP2010524347A (ja) * | 2007-04-03 | 2010-07-15 | Tdk株式会社 | 改良された低域性能を有するダイポールアンテナ |
JP2009016501A (ja) * | 2007-07-03 | 2009-01-22 | Shinko Electric Ind Co Ltd | シールド機能を有するインダクタ形成型配線基板 |
US10468761B2 (en) | 2015-11-27 | 2019-11-05 | Harada Industry Co., Ltd. | Low-profile antenna device |
WO2017090771A1 (ja) * | 2015-11-27 | 2017-06-01 | 原田工業株式会社 | 低背型アンテナ装置 |
WO2017145719A1 (ja) * | 2016-02-24 | 2017-08-31 | 株式会社村田製作所 | 複合基板、複合基板の製造方法、および、可撓性基板の製造方法 |
JPWO2017145719A1 (ja) * | 2016-02-24 | 2018-09-20 | 株式会社村田製作所 | 複合基板、複合基板の製造方法、および、可撓性基板の製造方法 |
US10701805B2 (en) | 2016-02-24 | 2020-06-30 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Composite substrate, method of manufacturing composite substrate, and method of manufacturing flexible board |
WO2018123064A1 (ja) * | 2016-12-29 | 2018-07-05 | 三菱電機株式会社 | 半導体装置 |
CN108260276A (zh) * | 2016-12-29 | 2018-07-06 | 安弗施无线射频系统(上海)有限公司 | 一种印刷电路板的驻波比调制结构和方法 |
CN114447588A (zh) * | 2020-11-03 | 2022-05-06 | 英业达科技有限公司 | 天线结构及电子装置 |
CN114447588B (zh) * | 2020-11-03 | 2024-01-26 | 英业达科技有限公司 | 天线结构及电子装置 |
WO2023106077A1 (ja) * | 2021-12-09 | 2023-06-15 | Agc株式会社 | 車両用アンテナ装置及び車載システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3651995B2 (ja) | 2005-05-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7248224B2 (en) | Antenna device having radiation characteristics suitable for ultrawideband communications | |
EP0766341B1 (en) | Surface mounting antenna and communication apparatus using the same antenna | |
JP3684285B2 (ja) | 同調型スロットアンテナ | |
CN1390374A (zh) | 用于减少消极互调影响的射频连接器 | |
JP3651995B2 (ja) | ガラスアンテナ用インピーダンス整合装置 | |
US7227503B2 (en) | Antenna device for motor vehicle | |
US5568156A (en) | High frequency wave glass antenna for an automobile | |
US6563469B2 (en) | Four-point loop antenna into which a matching circuit is integrated | |
US4814782A (en) | Single turn ferrite rod antenna and method | |
KR101183646B1 (ko) | 소형 광대역 나선 안테나 | |
US6567047B2 (en) | Multi-band in-series antenna assembly | |
US5668557A (en) | Surface-mount antenna and communication device using same | |
KR0133523B1 (ko) | 용량성 트리밍 장치 | |
US20060238430A1 (en) | Antenna device and antenna device manufacturing method | |
JP3430809B2 (ja) | 送受信装置 | |
US20120268337A1 (en) | Open slot trap for a dipole antenna | |
US5296867A (en) | Electronic switching device for an antenna switchable in the VHF and UHF frequency ranges | |
JP2007037086A5 (ja) | ||
JP2007037086A (ja) | アンテナ装置本発明はアンテナ装置に関し、特に、小型化かつ高性能のアンテナ装置に関する。 | |
US6559804B2 (en) | Electromagnetic coupling type four-point loop antenna | |
GB2328082A (en) | Antenna matching circuit for cordless telephone | |
US5294749A (en) | Surface mountable molded electronic component | |
US11211712B1 (en) | Compact integrated GNSS-UHF antenna system | |
US4790030A (en) | Tuner with insertable antenna coupler | |
US6690330B1 (en) | Glass-mounted coupler and passive glass-mounted antenna for satellite radio applications |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040805 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040817 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041014 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041116 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050117 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20050215 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050222 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 3 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080304 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 4 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090304 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |