JPH09203866A - 顕微鏡写真撮影装置 - Google Patents
顕微鏡写真撮影装置Info
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- JPH09203866A JPH09203866A JP8010796A JP1079696A JPH09203866A JP H09203866 A JPH09203866 A JP H09203866A JP 8010796 A JP8010796 A JP 8010796A JP 1079696 A JP1079696 A JP 1079696A JP H09203866 A JPH09203866 A JP H09203866A
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- Japan
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- sample
- magnification
- camera
- light
- monitor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 接眼レンズやファインダを覗くことなく、モ
ニタ上で正確なフォーカス合わせができる顕微鏡写真撮
影装置を提供する。 【解決手段】 試料からの光を二つの光路に分割する分
割手段と、分割された光路の一方に配置されるカメラ1
1とを有する顕微鏡写真撮影装置において、分割された
光路の他方に配置されるTVカメラ10と、試料とTV
カメラ10との間に配置され、試料のモニタ像の倍率を
変更する変倍手段16とを設けたことを特徴とする。こ
の顕微鏡写真撮影装置は、好ましくは、試料に照射する
照明光の明るさを制御する制御手段25を有している。
制御手段25は、モニタ像の倍率が高くされたときは照
明を明るくし、モニタ像の倍率が低くされたときは照明
を暗くするように、変倍手段16に対応して照明を調整
する。
ニタ上で正確なフォーカス合わせができる顕微鏡写真撮
影装置を提供する。 【解決手段】 試料からの光を二つの光路に分割する分
割手段と、分割された光路の一方に配置されるカメラ1
1とを有する顕微鏡写真撮影装置において、分割された
光路の他方に配置されるTVカメラ10と、試料とTV
カメラ10との間に配置され、試料のモニタ像の倍率を
変更する変倍手段16とを設けたことを特徴とする。こ
の顕微鏡写真撮影装置は、好ましくは、試料に照射する
照明光の明るさを制御する制御手段25を有している。
制御手段25は、モニタ像の倍率が高くされたときは照
明を明るくし、モニタ像の倍率が低くされたときは照明
を暗くするように、変倍手段16に対応して照明を調整
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、試料を写真撮影で
きるように構成された顕微鏡写真撮影装置に関する。
きるように構成された顕微鏡写真撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】顕微鏡のステージ上に載置された試料か
らの光を、ビームスプリッタなどで二つの光路に分割し
て、その一方の光路に写真撮影用のカメラを配置した顕
微鏡写真撮影装置は、従来から知られている。また最近
では、ビームスプリッタで分割された他方の光路にTV
カメラを配置し、試料をモニタ像として映し出すことが
多くなってきている。
らの光を、ビームスプリッタなどで二つの光路に分割し
て、その一方の光路に写真撮影用のカメラを配置した顕
微鏡写真撮影装置は、従来から知られている。また最近
では、ビームスプリッタで分割された他方の光路にTV
カメラを配置し、試料をモニタ像として映し出すことが
多くなってきている。
【0003】図4は、顕微鏡写真撮影と共に、試料をモ
ニタ像として得ることができるように構成された従来の
顕微鏡の説明図である。顕微鏡本体100の上方に、投
影レンズ101を介してレフボックス102が取り付け
られる。顕微鏡本体100において、ステージ103上
に載置された図示しない試料に、照明手段104からの
照明光が照射される。試料からの光は、対物レンズ10
6を通過した後、接眼レンズ107を通り、観察者の肉
眼で顕微鏡像が観察される。顕微鏡本体100の内部に
は、試料からの光を二つの光路に分割するビームスプリ
ッタ108が設けてあり、このビームスプリッタ108
によって一方の光路に分割された試料からの光がTVカ
メラ109で撮影されて、モニタ110にモニタ像とし
て映し出される。
ニタ像として得ることができるように構成された従来の
顕微鏡の説明図である。顕微鏡本体100の上方に、投
影レンズ101を介してレフボックス102が取り付け
られる。顕微鏡本体100において、ステージ103上
に載置された図示しない試料に、照明手段104からの
照明光が照射される。試料からの光は、対物レンズ10
6を通過した後、接眼レンズ107を通り、観察者の肉
眼で顕微鏡像が観察される。顕微鏡本体100の内部に
は、試料からの光を二つの光路に分割するビームスプリ
ッタ108が設けてあり、このビームスプリッタ108
によって一方の光路に分割された試料からの光がTVカ
メラ109で撮影されて、モニタ110にモニタ像とし
て映し出される。
【0004】また、ビームスプリッタ108によって他
方の光路に分割された試料からの光は、投影レンズ10
1を介してレフボックス102に入射される。レフボッ
クス102の内部には、こうしてレフボックス102に
入射された試料からの光を三つの光路に分割するビーム
スプリッタ111が設けてあり、レフボックス102に
入射された試料からの光は、このビームスプリッタ11
1によって、ファインダ112への光路と、カメラ11
3への光路と、測光センサ114への光路とに分割され
る。
方の光路に分割された試料からの光は、投影レンズ10
1を介してレフボックス102に入射される。レフボッ
クス102の内部には、こうしてレフボックス102に
入射された試料からの光を三つの光路に分割するビーム
スプリッタ111が設けてあり、レフボックス102に
入射された試料からの光は、このビームスプリッタ11
1によって、ファインダ112への光路と、カメラ11
3への光路と、測光センサ114への光路とに分割され
る。
【0005】かような従来の顕微鏡写真撮影装置におい
て写真撮影をする際に行われるフォーカス合わせは、モ
ニタ110に映し出された画像は利用せず、観察者(撮
影者)が肉眼で、顕微鏡本体100の接眼レンズ107
を介して顕微鏡像を見るか、或いは、レフボックス10
2のファインダ112を介して顕微鏡像を見ながら行っ
ている。モニタ像をフォーカス合わせに利用しない理由
は、TVの分解能はフィルムの分解能に比べて相当に低
く、モニタ像では正確なフォーカス合わせができないた
めである。
て写真撮影をする際に行われるフォーカス合わせは、モ
ニタ110に映し出された画像は利用せず、観察者(撮
影者)が肉眼で、顕微鏡本体100の接眼レンズ107
を介して顕微鏡像を見るか、或いは、レフボックス10
2のファインダ112を介して顕微鏡像を見ながら行っ
ている。モニタ像をフォーカス合わせに利用しない理由
は、TVの分解能はフィルムの分解能に比べて相当に低
く、モニタ像では正確なフォーカス合わせができないた
めである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の顕微
鏡写真撮影装置は、せっかく試料のモニタ像を映し出し
ているにも関わらず、写真撮影をする度に接眼レンズや
ファインダを覗かなければならない。もしも、モニタ像
を見ながらフォーカス合わせができれば操作性が向上す
ることは当然である。特に遠隔で操作して写真撮影を行
っているような場合は、現実に接眼レンズやファインダ
を覗くことは困難であり、かかる場合にTVモニタ上で
フォーカス合わせができれば非常に便利である。
鏡写真撮影装置は、せっかく試料のモニタ像を映し出し
ているにも関わらず、写真撮影をする度に接眼レンズや
ファインダを覗かなければならない。もしも、モニタ像
を見ながらフォーカス合わせができれば操作性が向上す
ることは当然である。特に遠隔で操作して写真撮影を行
っているような場合は、現実に接眼レンズやファインダ
を覗くことは困難であり、かかる場合にTVモニタ上で
フォーカス合わせができれば非常に便利である。
【0007】また、顕微鏡本体の接眼レンズを観察者の
視力に合わせて視度調整しなければならない。かかる場
合、接眼レンズを覗いてフォーカス合わせを行うために
は、観察者が変わる毎に接眼レンズの視度調整をやり直
す必要があり、非常に煩雑な作業となる。この場合、視
度調整が不十分であったり、或いは、調整をしない場合
はフォーカスの合っていない、いわゆるピンボケ写真と
なる恐れがある。
視力に合わせて視度調整しなければならない。かかる場
合、接眼レンズを覗いてフォーカス合わせを行うために
は、観察者が変わる毎に接眼レンズの視度調整をやり直
す必要があり、非常に煩雑な作業となる。この場合、視
度調整が不十分であったり、或いは、調整をしない場合
はフォーカスの合っていない、いわゆるピンボケ写真と
なる恐れがある。
【0008】また、顕微鏡が低倍率の時は接眼レンズや
ファインダを覗いて肉眼でフォーカス合わせを行うこと
は困難である。そのため、フォーカシング用の拡大光学
系を備えているような顕微鏡は例外として、通常は、低
倍率の時にフォーカス合わせを行うには、接眼レンズや
ファインダに拡大鏡(視度望遠鏡、フォーカシングマグ
ニファイヤ等)を取付けてフォーカス合わせを行ってい
る。しかし、いちいちフォーカス合わせを行う度に拡大
鏡を取り付ける作業は繁雑で面倒である。
ファインダを覗いて肉眼でフォーカス合わせを行うこと
は困難である。そのため、フォーカシング用の拡大光学
系を備えているような顕微鏡は例外として、通常は、低
倍率の時にフォーカス合わせを行うには、接眼レンズや
ファインダに拡大鏡(視度望遠鏡、フォーカシングマグ
ニファイヤ等)を取付けてフォーカス合わせを行ってい
る。しかし、いちいちフォーカス合わせを行う度に拡大
鏡を取り付ける作業は繁雑で面倒である。
【0009】本発明は、接眼レンズやファインダを覗く
ことなく、モニタ上で正確なフォーカス合わせができる
顕微鏡写真撮影装置を提供することを目的とする。
ことなく、モニタ上で正確なフォーカス合わせができる
顕微鏡写真撮影装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、試料からの光
を二つの光路に分割する分割手段と、前記光路の一方に
配置される、前記試料を写真撮影するためのカメラと、
を有する顕微鏡写真撮影装置において、前記光路の他方
に配置される、前記試料をモニタに映し出すべく撮影す
るためのTVカメラと、前記試料と前記TVカメラとの
間に配置され、前記試料のモニタ像の倍率を変更する変
倍手段とを設けたことを特徴とする。
を二つの光路に分割する分割手段と、前記光路の一方に
配置される、前記試料を写真撮影するためのカメラと、
を有する顕微鏡写真撮影装置において、前記光路の他方
に配置される、前記試料をモニタに映し出すべく撮影す
るためのTVカメラと、前記試料と前記TVカメラとの
間に配置され、前記試料のモニタ像の倍率を変更する変
倍手段とを設けたことを特徴とする。
【0011】本発明の顕微鏡写真撮影装置は、好ましく
は、前記試料に照射する照明光の明るさを制御する制御
手段を有している。その制御手段は、前記変倍手段によ
り前記試料のモニタ像の倍率が高くされたときは前記照
明を明るくし、前記変倍手段により前記試料のモニタ像
の倍率が低くされたときは前記照明を暗くするように、
前記変倍手段に対応して照明を調整するものである。
は、前記試料に照射する照明光の明るさを制御する制御
手段を有している。その制御手段は、前記変倍手段によ
り前記試料のモニタ像の倍率が高くされたときは前記照
明を明るくし、前記変倍手段により前記試料のモニタ像
の倍率が低くされたときは前記照明を暗くするように、
前記変倍手段に対応して照明を調整するものである。
【0012】また、本発明の顕微鏡写真撮影装置におい
て、前記変倍手段は、例えば、前記試料と前記TVカメ
ラとの間において前記試料からの光の光路中に選択的に
出し入れされる、倍率が比較的低い観察用のレンズと、
倍率が比較的高いフォーカス合わせ用のレンズとで構成
される。
て、前記変倍手段は、例えば、前記試料と前記TVカメ
ラとの間において前記試料からの光の光路中に選択的に
出し入れされる、倍率が比較的低い観察用のレンズと、
倍率が比較的高いフォーカス合わせ用のレンズとで構成
される。
【0013】本発明の顕微鏡写真撮影装置は、TVカメ
ラで撮影した試料の顕微鏡像をモニタに映し出す際に、
モニタ像の倍率を変更することができる。従って、フォ
ーカス合わせを行う際には、モニタ像の倍率を高くする
ことにより、通常の状態よりも拡大された状態で正確な
操作ができるようになる。
ラで撮影した試料の顕微鏡像をモニタに映し出す際に、
モニタ像の倍率を変更することができる。従って、フォ
ーカス合わせを行う際には、モニタ像の倍率を高くする
ことにより、通常の状態よりも拡大された状態で正確な
操作ができるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の第一の実施の形
態にかかる顕微鏡写真撮影装置の説明図である。顕微鏡
本体1の上方に、投影レンズ2を介してレフボックス3
が取り付けられている。顕微鏡本体1下方のステージ4
上に載置された図示しない試料に、照明手段5からの照
明光がNDフィルタ6を介して照射される。NDフィル
タ6は、後述するコントローラ25によって制御されて
照明光の強さを適宜調整している。試料からの光は、対
物レンズ7で所定の倍率に拡大される。顕微鏡本体1の
内部には、対物レンズ7で所定の倍率に拡大された試料
からの光を二つの光路に分割するビームスプリッタ(図
示せず)が設けてあり、そのビームスプリッタによって
一方の光路に分割された試料からの光が接眼レンズ8を
通って観察者の肉眼で観察される。
に基づいて説明する。図1は、本発明の第一の実施の形
態にかかる顕微鏡写真撮影装置の説明図である。顕微鏡
本体1の上方に、投影レンズ2を介してレフボックス3
が取り付けられている。顕微鏡本体1下方のステージ4
上に載置された図示しない試料に、照明手段5からの照
明光がNDフィルタ6を介して照射される。NDフィル
タ6は、後述するコントローラ25によって制御されて
照明光の強さを適宜調整している。試料からの光は、対
物レンズ7で所定の倍率に拡大される。顕微鏡本体1の
内部には、対物レンズ7で所定の倍率に拡大された試料
からの光を二つの光路に分割するビームスプリッタ(図
示せず)が設けてあり、そのビームスプリッタによって
一方の光路に分割された試料からの光が接眼レンズ8を
通って観察者の肉眼で観察される。
【0015】また、顕微鏡本体1内部のビームスプリッ
タで他方の光路に分割された試料からの光は、投影レン
ズ2を介して顕微鏡本体1上方のレフボックス3に入射
される。レフボックス3には、試料を撮影するためのT
Vカメラ10と、試料を写真撮影するためのカメラ11
と、測光センサ12が設けられている。図示の例では、
TVカメラ10は、レフボックス3のファインダ13に
取り外し自在に取り付けられている。また、レフボック
ス3の内部には、投影レンズ2を介してレフボックス3
に入射された試料からの光を三つ光路に分割する、分割
手段としてのビームスプリッタ15が設けてある。この
ビームスプリッタ15によって、試料からの光は、TV
カメラ10への光路と、カメラ11への光路と、測光セ
ンサ12への光路とに分割される。
タで他方の光路に分割された試料からの光は、投影レン
ズ2を介して顕微鏡本体1上方のレフボックス3に入射
される。レフボックス3には、試料を撮影するためのT
Vカメラ10と、試料を写真撮影するためのカメラ11
と、測光センサ12が設けられている。図示の例では、
TVカメラ10は、レフボックス3のファインダ13に
取り外し自在に取り付けられている。また、レフボック
ス3の内部には、投影レンズ2を介してレフボックス3
に入射された試料からの光を三つ光路に分割する、分割
手段としてのビームスプリッタ15が設けてある。この
ビームスプリッタ15によって、試料からの光は、TV
カメラ10への光路と、カメラ11への光路と、測光セ
ンサ12への光路とに分割される。
【0016】TVカメラ10とビームスプリッタ15の
間には、変倍手段16が設けられている。図示の例で
は、変倍手段16は手動または適当な駆動手段によって
上下にスライド自在に設けられた変倍手段本体17の内
部において、下方に結像レンズ18を、中間にマグニフ
ァイヤレンズ(拡大レンズ)19を、上方にシャッタ2
0をそれぞれ配置した構成になっている。結像レンズ1
8は、試料全体を撮影できるように試料からに光をTV
カメラ10の画角に適合させるための縮小倍率のレンズ
である。マグニファイヤレンズ19は、TVカメラ10
により拡大画像を撮影するための拡大倍率のレンズであ
る。シャッタ20は、カメラ11で写真撮影を行う際に
ファインダ13を介してカメラ受光面からの反射を防
ぐ。
間には、変倍手段16が設けられている。図示の例で
は、変倍手段16は手動または適当な駆動手段によって
上下にスライド自在に設けられた変倍手段本体17の内
部において、下方に結像レンズ18を、中間にマグニフ
ァイヤレンズ(拡大レンズ)19を、上方にシャッタ2
0をそれぞれ配置した構成になっている。結像レンズ1
8は、試料全体を撮影できるように試料からに光をTV
カメラ10の画角に適合させるための縮小倍率のレンズ
である。マグニファイヤレンズ19は、TVカメラ10
により拡大画像を撮影するための拡大倍率のレンズであ
る。シャッタ20は、カメラ11で写真撮影を行う際に
ファインダ13を介してカメラ受光面からの反射を防
ぐ。
【0017】変倍手段本体17の側面には、下方位置と
中間位置と上方位置に接点21、接点22、接点23が
設けられており、レフボックス3に設けられた接点24
に対してこれら接点21、22、23の何れかが一致す
ることにより、コントローラ25において変倍手段本体
17の位置が検出される。これにより、試料からの光の
光路に結像レンズ18とマグニファイヤレンズ19とシ
ャッタ20の何れが位置しているかが分かるようになっ
ている。即ち、変倍手段本体17が上方に移動したとき
は、接点21と接点24が一致したことがコントローラ
25で検出され、このとき試料からの光の光路には結像
レンズ18が位置している。また、変倍手段本体17が
中間の高さに移動したときは、接点22と接点24が一
致したことがコントローラ25で検出され、このとき試
料からの光の光路にはマグニファイヤレンズ19が位置
している。また、変倍手段本体17が下方に移動したと
きは、接点23と接点24が一致したことがコントロー
ラ25で検出され、このとき試料からの光の光路にはシ
ャッタ20が位置している。なお、図1は、変倍手段本
体17が上方に移動した状態を示しており、このとき、
試料からの光は結像レンズ18を介してTVカメラ10
で撮影され、コントローラ26を経てモニタ27に試料
を通常の倍率で映し出している。
中間位置と上方位置に接点21、接点22、接点23が
設けられており、レフボックス3に設けられた接点24
に対してこれら接点21、22、23の何れかが一致す
ることにより、コントローラ25において変倍手段本体
17の位置が検出される。これにより、試料からの光の
光路に結像レンズ18とマグニファイヤレンズ19とシ
ャッタ20の何れが位置しているかが分かるようになっ
ている。即ち、変倍手段本体17が上方に移動したとき
は、接点21と接点24が一致したことがコントローラ
25で検出され、このとき試料からの光の光路には結像
レンズ18が位置している。また、変倍手段本体17が
中間の高さに移動したときは、接点22と接点24が一
致したことがコントローラ25で検出され、このとき試
料からの光の光路にはマグニファイヤレンズ19が位置
している。また、変倍手段本体17が下方に移動したと
きは、接点23と接点24が一致したことがコントロー
ラ25で検出され、このとき試料からの光の光路にはシ
ャッタ20が位置している。なお、図1は、変倍手段本
体17が上方に移動した状態を示しており、このとき、
試料からの光は結像レンズ18を介してTVカメラ10
で撮影され、コントローラ26を経てモニタ27に試料
を通常の倍率で映し出している。
【0018】コントローラ25は、NDフィルタ6を駆
動することにより、照明手段5から試料に照射される照
明光の明るさが各レンズの倍率に最もふさわしいものと
なるように適宜制御している。これにより、接点21と
接点24が一致して試料からの光の光路に結像レンズ1
8が位置しているときは、通常のTV撮影に適した強さ
の照明光がステージ4上の試料に照射されるようになっ
ている。また、接点22と接点24が一致して試料から
の光の光路にマグニファイヤレンズ19が位置している
ときは、通常のTV撮影の場合よりも明るい、拡大撮影
に適した照明光がステージ4上の試料に照射されるよう
になっている。一方、接点23と接点24が一致して試
料からの光の光路にシャッタ20が位置しているとき
は、カメラ撮影に適した照明光がステージ4上の試料に
照射されるようになっている。
動することにより、照明手段5から試料に照射される照
明光の明るさが各レンズの倍率に最もふさわしいものと
なるように適宜制御している。これにより、接点21と
接点24が一致して試料からの光の光路に結像レンズ1
8が位置しているときは、通常のTV撮影に適した強さ
の照明光がステージ4上の試料に照射されるようになっ
ている。また、接点22と接点24が一致して試料から
の光の光路にマグニファイヤレンズ19が位置している
ときは、通常のTV撮影の場合よりも明るい、拡大撮影
に適した照明光がステージ4上の試料に照射されるよう
になっている。一方、接点23と接点24が一致して試
料からの光の光路にシャッタ20が位置しているとき
は、カメラ撮影に適した照明光がステージ4上の試料に
照射されるようになっている。
【0019】カメラ11とビームスプリッタ15の間に
は、写真撮影用のシャッタ装置30が設けられている。
このシャッタ装置30の稼働はコントローラ31で制御
される。この稼働条件を決定するために、試料からの光
の強さを測光センサ12によって測光し、コントローラ
31に入力している。また同様に理由により、コントロ
ーラ25においてNDフィルタ6を駆動することにより
制御した照明光の強さに関する情報もコントローラ31
に入力されるようになっている。
は、写真撮影用のシャッタ装置30が設けられている。
このシャッタ装置30の稼働はコントローラ31で制御
される。この稼働条件を決定するために、試料からの光
の強さを測光センサ12によって測光し、コントローラ
31に入力している。また同様に理由により、コントロ
ーラ25においてNDフィルタ6を駆動することにより
制御した照明光の強さに関する情報もコントローラ31
に入力されるようになっている。
【0020】以上のように構成された本発明の第一の実
施の形態の顕微鏡写真撮影装置において試料を通常の倍
率でモニタ27に映し出す場合は、図1に示されるよう
に、変倍手段本体17を上方に移動させる。これによ
り、試料からの光の光路に結像レンズ18が位置した状
態となり、接点21と接点24が一致したことがコント
ローラ25で検出される。そして、コントローラ25は
NDフィルタ6を駆動して照明光の明るさを通常のTV
撮影に適したものに調整する。こうして、試料からの光
は結像レンズ18を介してTVカメラ10で撮影され、
モニタ27に通常の倍率で試料が映し出されるようにな
る。
施の形態の顕微鏡写真撮影装置において試料を通常の倍
率でモニタ27に映し出す場合は、図1に示されるよう
に、変倍手段本体17を上方に移動させる。これによ
り、試料からの光の光路に結像レンズ18が位置した状
態となり、接点21と接点24が一致したことがコント
ローラ25で検出される。そして、コントローラ25は
NDフィルタ6を駆動して照明光の明るさを通常のTV
撮影に適したものに調整する。こうして、試料からの光
は結像レンズ18を介してTVカメラ10で撮影され、
モニタ27に通常の倍率で試料が映し出されるようにな
る。
【0021】次に、写真撮影を行う場合は、先ず、変倍
手段本体17を中間の高さに移動させる。これにより、
試料からの光の光路にマグニファイヤレンズ19が位置
した状態となり、接点22と接点24が一致したことが
コントローラ25で検出される。そして、コントローラ
25はNDフィルタ6を駆動して照明光の明るさを通常
のTV撮影の場合よりも明るい、拡大撮影に適したもの
に調整する。こうして、試料からの光は十分な明るさを
持った状態でマグニファイヤレンズ19で拡大されてT
Vカメラ10で撮影される。これにより、モニタ27に
試料が拡大された状態で十分な明るさで映し出されるよ
うになる。そして、このように拡大された試料を見なが
ら、モニタ27上で正確なフォーカス合わせを行うこと
が可能となる。
手段本体17を中間の高さに移動させる。これにより、
試料からの光の光路にマグニファイヤレンズ19が位置
した状態となり、接点22と接点24が一致したことが
コントローラ25で検出される。そして、コントローラ
25はNDフィルタ6を駆動して照明光の明るさを通常
のTV撮影の場合よりも明るい、拡大撮影に適したもの
に調整する。こうして、試料からの光は十分な明るさを
持った状態でマグニファイヤレンズ19で拡大されてT
Vカメラ10で撮影される。これにより、モニタ27に
試料が拡大された状態で十分な明るさで映し出されるよ
うになる。そして、このように拡大された試料を見なが
ら、モニタ27上で正確なフォーカス合わせを行うこと
が可能となる。
【0022】そして、フォーカス合わせが終了したら、
変倍手段本体17を下方の高さに移動させる。これによ
り、試料からの光の光路にシャッタ20が位置した状態
となり、TVカメラ受光面から反射した光がレフボック
ス3内に侵入するのが防止される。また、接点23と接
点24が一致したことがコントローラ25で検出され、
コントローラ25はNDフィルタ6を駆動してカメラ撮
影に適した照明光がステージ4上の試料に照射されるよ
うに調整する。そして、測光センサ12によって測光さ
れた試料からの光の強さと、コントローラ25において
制御した照明光の強さに関する情報がコントローラ31
に入力され、こうして、コントローラ31において決定
された条件に従ってシャッタ装置30が稼働し、写真撮
影が行われる。
変倍手段本体17を下方の高さに移動させる。これによ
り、試料からの光の光路にシャッタ20が位置した状態
となり、TVカメラ受光面から反射した光がレフボック
ス3内に侵入するのが防止される。また、接点23と接
点24が一致したことがコントローラ25で検出され、
コントローラ25はNDフィルタ6を駆動してカメラ撮
影に適した照明光がステージ4上の試料に照射されるよ
うに調整する。そして、測光センサ12によって測光さ
れた試料からの光の強さと、コントローラ25において
制御した照明光の強さに関する情報がコントローラ31
に入力され、こうして、コントローラ31において決定
された条件に従ってシャッタ装置30が稼働し、写真撮
影が行われる。
【0023】そして写真撮影が終了したら、再び変倍手
段本体17を上方に移動させることにより、試料からの
光の光路に結像レンズ18を位置させ、同時にコントロ
ーラ25で照明光の明るさを通常のTV撮影に適したも
のに調整する。かくして、モニタ27には、再び通常の
倍率で、かつ、適度の明るさで試料が映し出される。
段本体17を上方に移動させることにより、試料からの
光の光路に結像レンズ18を位置させ、同時にコントロ
ーラ25で照明光の明るさを通常のTV撮影に適したも
のに調整する。かくして、モニタ27には、再び通常の
倍率で、かつ、適度の明るさで試料が映し出される。
【0024】次に、図2は、本発明の第二の実施の形態
にかかる顕微鏡写真撮影装置の説明図である。この実施
の形態の顕微鏡写真撮影装置は、モニタ27に映し出さ
れる画像の輝度信号を、モニタ27の調光を制御してい
るコントローラ26から、照明光の明るさを制御してい
るコントローラ25に入力するようになっている。そし
て、コントローラ25において、モニタ27の画像が暗
いときは照明光の明るさを上げ、逆に、モニタ27の画
像が明る過ぎるときは照明光の明るさを下げるように、
NDフィルタ6を駆動している。
にかかる顕微鏡写真撮影装置の説明図である。この実施
の形態の顕微鏡写真撮影装置は、モニタ27に映し出さ
れる画像の輝度信号を、モニタ27の調光を制御してい
るコントローラ26から、照明光の明るさを制御してい
るコントローラ25に入力するようになっている。そし
て、コントローラ25において、モニタ27の画像が暗
いときは照明光の明るさを上げ、逆に、モニタ27の画
像が明る過ぎるときは照明光の明るさを下げるように、
NDフィルタ6を駆動している。
【0025】このように、第二の実施の形態の顕微鏡写
真撮影装置は、モニタ27に映し出される画像の輝度を
測定しながら画像の明るさを常に適当なものに保つ構成
になっている。第二の実施の形態では、先の第一の実施
の形態のような結像レンズ18とマグニファイヤレンズ
19の移動ではなく、モニタ27の画像の明るさの変化
に直接対応させて照明光の明るさを調整しているので、
先の第一の実施の形態の顕微鏡写真撮影装置において変
倍手段本体17の側面に設けられていた下方位置の接点
21と中間位置の接点22は、この第二の実施の形態の
顕微鏡写真撮影装置には設けられていない。但し、変倍
手段本体17が下方に移動したことを検出するための接
点23は、この第二の実施の形態においても設けられて
いる。その理由は、変倍手段本体17が下方に移動して
試料からの光の光路にシャッタ20が位置した場合に
は、それを接点23と接点24の一致によって検出し、
コントローラ25において、カメラ撮影に適した照明光
がステージ4上の試料に照射されるようにNDフィルタ
6を調整することを可能にさせるためである。なお、第
二の実施の形態の顕微鏡写真撮影装置におけるその他の
構成は、先に図1で説明した第一の実施の形態の顕微鏡
写真撮影装置と同様である。従って、図2において、図
1と同じ構成要素については同じ符号を付することによ
り、詳細な説明は省略する。
真撮影装置は、モニタ27に映し出される画像の輝度を
測定しながら画像の明るさを常に適当なものに保つ構成
になっている。第二の実施の形態では、先の第一の実施
の形態のような結像レンズ18とマグニファイヤレンズ
19の移動ではなく、モニタ27の画像の明るさの変化
に直接対応させて照明光の明るさを調整しているので、
先の第一の実施の形態の顕微鏡写真撮影装置において変
倍手段本体17の側面に設けられていた下方位置の接点
21と中間位置の接点22は、この第二の実施の形態の
顕微鏡写真撮影装置には設けられていない。但し、変倍
手段本体17が下方に移動したことを検出するための接
点23は、この第二の実施の形態においても設けられて
いる。その理由は、変倍手段本体17が下方に移動して
試料からの光の光路にシャッタ20が位置した場合に
は、それを接点23と接点24の一致によって検出し、
コントローラ25において、カメラ撮影に適した照明光
がステージ4上の試料に照射されるようにNDフィルタ
6を調整することを可能にさせるためである。なお、第
二の実施の形態の顕微鏡写真撮影装置におけるその他の
構成は、先に図1で説明した第一の実施の形態の顕微鏡
写真撮影装置と同様である。従って、図2において、図
1と同じ構成要素については同じ符号を付することによ
り、詳細な説明は省略する。
【0026】しかして、この第二の実施の形態の顕微鏡
写真撮影装置によっても、フォーカス合わせを行う際に
は、モニタ27に試料が拡大された状態で、かつ、十分
な明るさで映し出される。従って、拡大された試料を見
ながら、モニタ27上で正確なフォーカス合わせを行う
ことができる。
写真撮影装置によっても、フォーカス合わせを行う際に
は、モニタ27に試料が拡大された状態で、かつ、十分
な明るさで映し出される。従って、拡大された試料を見
ながら、モニタ27上で正確なフォーカス合わせを行う
ことができる。
【0027】次に、図3は、本発明の第三の実施の形態
にかかる顕微鏡写真撮影装置の説明図である。先に説明
した第一および第二の実施の形態では変倍手段16をレ
フボックス3に装着した構成であったのに対して、この
第三の実施の形態では変倍手段50を顕微鏡本体1の内
部に装着した構成になっている。顕微鏡本体1内におい
て、試料からの光の光路を横切るようにして変倍手段本
体51が左右にスライド自在に設けられている。変倍手
段本体51の内部には、左方に観察用レンズ52を、中
央に結像レンズ53を、右方にマグニファイヤレンズ
(拡大レンズ)54をそれぞれ配置している。観察用レ
ンズ52は、接眼レンズ8により顕微鏡像を観察する際
とカメラ11によって顕微鏡像を写真撮影する際に使用
するレンズである。結像レンズ53は、試料全体を撮影
できるように試料からの光をTVカメラ10の画角に適
合させるための縮小倍率のレンズである。マグニファイ
ヤレンズ54は、TVカメラ10により拡大画像を撮影
するための拡大倍率のレンズである。
にかかる顕微鏡写真撮影装置の説明図である。先に説明
した第一および第二の実施の形態では変倍手段16をレ
フボックス3に装着した構成であったのに対して、この
第三の実施の形態では変倍手段50を顕微鏡本体1の内
部に装着した構成になっている。顕微鏡本体1内におい
て、試料からの光の光路を横切るようにして変倍手段本
体51が左右にスライド自在に設けられている。変倍手
段本体51の内部には、左方に観察用レンズ52を、中
央に結像レンズ53を、右方にマグニファイヤレンズ
(拡大レンズ)54をそれぞれ配置している。観察用レ
ンズ52は、接眼レンズ8により顕微鏡像を観察する際
とカメラ11によって顕微鏡像を写真撮影する際に使用
するレンズである。結像レンズ53は、試料全体を撮影
できるように試料からの光をTVカメラ10の画角に適
合させるための縮小倍率のレンズである。マグニファイ
ヤレンズ54は、TVカメラ10により拡大画像を撮影
するための拡大倍率のレンズである。
【0028】この第三の実施の形態においても、先に図
2で説明した第二の実施の形態と同様に、モニタ27に
映し出される画像の輝度信号を、コントローラ26から
コントローラ25に入力するようになっている。そし
て、コントローラ25において、モニタ27の画像が暗
いときは照明光の明るさを上げ、逆に、モニタ27の画
像が明る過ぎるときは照明光の明るさを下げるように、
NDフィルタ6を駆動する構成になっている。その他の
構成は、先に図1で説明した第一の実施の形態の顕微鏡
写真撮影装置と同様であり、図3において、図1と同じ
構成要素については同じ符号を付することにより、詳細
な説明は省略する。
2で説明した第二の実施の形態と同様に、モニタ27に
映し出される画像の輝度信号を、コントローラ26から
コントローラ25に入力するようになっている。そし
て、コントローラ25において、モニタ27の画像が暗
いときは照明光の明るさを上げ、逆に、モニタ27の画
像が明る過ぎるときは照明光の明るさを下げるように、
NDフィルタ6を駆動する構成になっている。その他の
構成は、先に図1で説明した第一の実施の形態の顕微鏡
写真撮影装置と同様であり、図3において、図1と同じ
構成要素については同じ符号を付することにより、詳細
な説明は省略する。
【0029】この第三の実施の形態の顕微鏡写真撮影装
置においては、接眼レンズ8を覗くことによって試料を
顕微鏡観察する場合は、図3に示されるように、変倍手
段本体51を右方に移動させる。これにより、試料から
の光の光路に観察用レンズ52が位置した状態となり、
接眼レンズ8を覗くことによって所定の倍率に拡大され
た顕微鏡像を観察できる。
置においては、接眼レンズ8を覗くことによって試料を
顕微鏡観察する場合は、図3に示されるように、変倍手
段本体51を右方に移動させる。これにより、試料から
の光の光路に観察用レンズ52が位置した状態となり、
接眼レンズ8を覗くことによって所定の倍率に拡大され
た顕微鏡像を観察できる。
【0030】次に、試料をモニタ27に映し出す場合
は、変倍手段本体51を中央に移動させる。これによ
り、試料からの光の光路に結像レンズ53が位置した状
態となる。そして、試料からの光は、TVカメラ10の
画角に適合させべく結像レンズ53で所定の倍率に縮小
された後、レフボックス3内においてビームスプリッタ
15で分割され、TVカメラ10で撮影される。こうし
て、モニタ27に通常の倍率で試料が映し出されるよう
になる。そして、コントローラ25は、コントローラ2
6から入力されたモニタ27の画像の輝度信号に基づい
てNDフィルタ6を駆動し、画像の明るさが適度なもの
となるように、照明光の明るさを調整する。
は、変倍手段本体51を中央に移動させる。これによ
り、試料からの光の光路に結像レンズ53が位置した状
態となる。そして、試料からの光は、TVカメラ10の
画角に適合させべく結像レンズ53で所定の倍率に縮小
された後、レフボックス3内においてビームスプリッタ
15で分割され、TVカメラ10で撮影される。こうし
て、モニタ27に通常の倍率で試料が映し出されるよう
になる。そして、コントローラ25は、コントローラ2
6から入力されたモニタ27の画像の輝度信号に基づい
てNDフィルタ6を駆動し、画像の明るさが適度なもの
となるように、照明光の明るさを調整する。
【0031】次に、写真撮影を行う場合は、先ず、変倍
手段本体51を左方に移動させる。これにより、試料か
らの光の光路にマグニファイヤレンズ54が位置した状
態となり、モニタ27には拡大された倍率で試料が映し
出される。また一方、コントローラ25は、コントロー
ラ26から入力されたモニタ27の画像の輝度信号に基
づいてNDフィルタ6を駆動し、拡大画像の明るさが適
度なものとなるように、照明光の明るさを、TV撮影の
場合よりも明るい、拡大撮影に適したものに調整する。
これにより、モニタ27に試料が拡大された状態で、か
つ、十分な明るさで映し出され、モニタ27を見ながら
正確なフォーカス合わせを行うことが可能となる。
手段本体51を左方に移動させる。これにより、試料か
らの光の光路にマグニファイヤレンズ54が位置した状
態となり、モニタ27には拡大された倍率で試料が映し
出される。また一方、コントローラ25は、コントロー
ラ26から入力されたモニタ27の画像の輝度信号に基
づいてNDフィルタ6を駆動し、拡大画像の明るさが適
度なものとなるように、照明光の明るさを、TV撮影の
場合よりも明るい、拡大撮影に適したものに調整する。
これにより、モニタ27に試料が拡大された状態で、か
つ、十分な明るさで映し出され、モニタ27を見ながら
正確なフォーカス合わせを行うことが可能となる。
【0032】そして、フォーカス合わせが終了したら、
図3に示されるように、再び変倍手段本体51を右方に
移動させ、試料からの光の光路に観察用レンズ52が位
置した状態とする。そして、測光センサ12によって測
光された試料からの光の強さに関する情報がコントロー
ラ31に入力される。こうして、コントローラ31にお
いて決定された条件に従ってシャッタ装置30が稼働
し、カメラ11で顕微鏡像を写真撮影する。
図3に示されるように、再び変倍手段本体51を右方に
移動させ、試料からの光の光路に観察用レンズ52が位
置した状態とする。そして、測光センサ12によって測
光された試料からの光の強さに関する情報がコントロー
ラ31に入力される。こうして、コントローラ31にお
いて決定された条件に従ってシャッタ装置30が稼働
し、カメラ11で顕微鏡像を写真撮影する。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、モニタ上で顕微鏡写真
のフォーカス合わせができるようになるため、写真撮影
の度にいちいち接眼レンズを覗く手間が省け、操作性が
向上する。特に本発明は、遠隔操作で顕微鏡写真を撮影
する場合に有効である。また本発明は、マグニファイヤ
で視度調整を行う必要がないため、視度調整とは無関係
に常に正確にフォーカス合わせができる。更に本発明
は、TV観察と写真撮影を両方とも行うシステムを構成
する場合に、多ポート化の必要がないため、繁雑な光路
切り換えを行わなくて済むといった利点がある。
のフォーカス合わせができるようになるため、写真撮影
の度にいちいち接眼レンズを覗く手間が省け、操作性が
向上する。特に本発明は、遠隔操作で顕微鏡写真を撮影
する場合に有効である。また本発明は、マグニファイヤ
で視度調整を行う必要がないため、視度調整とは無関係
に常に正確にフォーカス合わせができる。更に本発明
は、TV観察と写真撮影を両方とも行うシステムを構成
する場合に、多ポート化の必要がないため、繁雑な光路
切り換えを行わなくて済むといった利点がある。
【図1】本発明の第一の実施の形態にかかる顕微鏡写真
撮影装置の説明図である。
撮影装置の説明図である。
【図2】本発明の第二の実施の形態にかかる顕微鏡写真
撮影装置の説明図である。
撮影装置の説明図である。
【図3】本発明の第三の実施の形態にかかる顕微鏡写真
撮影装置の説明図である。
撮影装置の説明図である。
【図4】従来の顕微鏡写真撮影装置の説明図である。
1 顕微鏡本体 6 NDフィルタ 5 照明手段 10 TVカメラ 11 カメラ 15 ビームスプリッタ 16 変倍手段 18 結像レンズ 19 マグニファイヤレンズ 25、26、31 コントローラ 27 モニタ
Claims (3)
- 【請求項1】試料からの光を二つの光路に分割する分割
手段と、 前記光路の一方に配置される、前記試料を写真撮影する
ためのカメラと、を有する顕微鏡写真撮影装置におい
て、 前記光路の他方に配置される、前記試料をモニタに映し
出すべく撮影するためのTVカメラと、 前記試料と前記TVカメラとの間に配置され、前記試料
のモニタ像の倍率を変更する変倍手段とを設けたことを
特徴とする顕微鏡写真撮影装置。 - 【請求項2】前記顕微鏡写真撮影装置は、前記試料に照
射する照明光の明るさを制御する制御手段を有し、 前記制御手段は、前記変倍手段により前記試料のモニタ
像の倍率が高くされたときは前記照明を明るくし、前記
変倍手段により前記試料のモニタ像の倍率が低くされた
ときは前記照明を暗くするように、前記変倍手段に対応
して照明を調整するものである請求項1に記載の写真撮
影装置。 - 【請求項3】前記変倍手段は、前記試料と前記TVカメ
ラとの間において前記試料からの光の光路中に選択的に
出し入れされる、倍率が比較的低い観察用のレンズと、
倍率が比較的高いフォーカス合わせ用のレンズとで構成
される請求項1または2に記載の写真撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8010796A JPH09203866A (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | 顕微鏡写真撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8010796A JPH09203866A (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | 顕微鏡写真撮影装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09203866A true JPH09203866A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=11760317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8010796A Pending JPH09203866A (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | 顕微鏡写真撮影装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09203866A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006308966A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Olympus Corp | 顕微鏡撮像システム |
-
1996
- 1996-01-25 JP JP8010796A patent/JPH09203866A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006308966A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Olympus Corp | 顕微鏡撮像システム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040521 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050531 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050708 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060411 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |