JPH09203788A - 原子炉圧力容器及びその下鏡貫通部の構造 - Google Patents

原子炉圧力容器及びその下鏡貫通部の構造

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JPH09203788A
JPH09203788A JP8010441A JP1044196A JPH09203788A JP H09203788 A JPH09203788 A JP H09203788A JP 8010441 A JP8010441 A JP 8010441A JP 1044196 A JP1044196 A JP 1044196A JP H09203788 A JPH09203788 A JP H09203788A
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JP
Japan
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pressure vessel
reactor pressure
pipe
mounting flange
lower mirror
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Withdrawn
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JP8010441A
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English (en)
Inventor
Mamiko Nagayama
真実子 永山
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L5/00Devices for use where pipes, cables or protective tubing pass through walls or partitions

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 管体取付け時に使用するスタブチューブの取
付け作業を単純化し、スタブチューブを同一仕様のもの
として互換性を得るとともに、溶接線長を短縮し溶接作
業性を向上させる。 【解決手段】 原子炉圧力容器における下鏡部の内底部
に平坦形状の管体取付けけフランジが配されるととも
に、該管体取付フランジに複数の配管貫通穴が形成され
て、各配管貫通穴に管体が取付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子炉圧力容器及
びその下鏡貫通部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】実開平03−044690号には、沸騰
水型原子炉における原子炉圧力容器の下部を貫通する配
管の取付け構造に関連して、図6ないし図9に示すよう
に、下鏡部1に明けた配管貫通穴2を経由して中性子束
計測ハウジング(管体)3や制御棒駆動部用ハウジング
(管体)4を、垂直状態(鉛直状態)に多数取付ける技
術が開示されている。
【0003】図8例では、下鏡部1の内底部に上方に盛
り上げた状態の肉盛り部5を設け、該肉盛り部5と中性
子束計測ハウジング3との間に、溶接部6を形成して中
性子束計測ハウジング3を取付けるようにしている。
【0004】そして、図9例では、中性子束計測ハウジ
ング3が、下鏡部1の配管貫通用穴2の上縁部を上方に
延した環状の補助肉盛り部7と、補助肉盛り部7に立設
状態のスタブチューブ8と、溶接開先9に形成される下
部溶接部10と、スタブチューブ8の上端部に形成され
る上部溶接部11とにより取付けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、下鏡部1の内
底面は、凹球面状であるために、管体3,4の貫通箇所
により傾斜が異なるものとなり、肉盛り部5や補助肉盛
り部7を下鏡部1の内底面に沿って形成する作業性が損
なわれ易く、かつ、スタブチューブ8にあっては、その
下部を下鏡部1の内底面の傾斜状態に合わせて個々に形
成して準備しておく必要があり、管体3,4の組み付け
作業労力が多大なものとなる。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、以下の目的を達成しようとするものである。 管体取付け時に使用するスタブチューブの取付け作業
を単純化すること。 スタブチューブを同一仕様のものとして互換性を得る
こと。 溶接線長を短縮し溶接作業性を向上させること。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めの原子炉圧力容器として、下鏡部の内底部に平坦形状
の管体取付けフランジが配されるとともに、該管体取付
けフランジに複数の配管貫通穴が形成される構成を採用
している。管体取付けフランジの上面は、水平面とする
以外に、傾斜面としてもよく、その場合にあっては、傾
斜方向が原子炉圧力容器の中心に向けて設定され、かつ
同一角度で傾斜するように設定され、傾斜面及びテーパ
ー面が適用される。管体取付けフランジは、円周方向ま
たは多角形の辺に沿った方向に、同一水平レベルで連続
して配される。管体取付けフランジは、肉厚状の下鏡部
を、円周方向または多角形の辺に沿って切削加工するこ
とにより製作される。原子炉圧力容器の下鏡貫通部の構
造として、原子炉圧力容器の下鏡部における管体取付け
フランジに、下部を同一形状としたスタブチューブが下
部溶接部の形成により複数取付けられ、該スタブチュー
ブに管体が上部溶接部の形成により取付けられる技術が
適用される。各管体における上部溶接部の溶接線は、同
一水平レベルの管体取付けフランジ上において同一形状
に形成される。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る原子炉圧力
容器及びその下鏡貫通部の構造の第1実施形態を示して
いる。該第1実施形態では、図1及び図2に示すよう
に、原子炉圧力容器Vに、下鏡部1と多数の配管貫通穴
2と中性子束計測ハウジング(管体)3及び制御棒駆動
部用ハウジング(管体)4とが配されるが、加えて、複
数の配管貫通穴2を明けるために平坦形状の管体取付け
フランジ20が配される。
【0009】つまり、下鏡部1の内面には、図1及び図
2に示すように、複数の真円を階段状に組み合わせた状
態の複数の管体取付けフランジ20が配される。
【0010】該管体取付けフランジ20は、同一水平レ
ベルにおいて円周方向に連続するように形成され、その
フランジ面に、複数の配管貫通穴2が明けられるととも
に、各配管貫通穴2の上部開口2aの回りに、スタブチ
ューブ8が下部溶接部10の形成により立設状態に配さ
れる。なお、図1及び図2例にあっては、管体取付けフ
ランジ20の上面(フランジ面)が水平状態となるよう
に設定される。
【0011】前記スタブチューブ8にあっては、一つの
管体取付けフランジ20に複数配されるが、その際に、
円周方向に並べられた状態、あるいは千鳥状とする等の
ずれを伴った状態の選択が行なわれる。これらのいずれ
の場合にあっても、下部溶接部10の溶接線(溶接方
向)は、同一水平レベルの真円状となり、溶接作業が単
純な周溶接技術の応用でなされるものとなる。なお、ス
タブチューブ8の形状、特に、下部の形状は、すべての
ものについて、周溶接作業が適用されるため、同一形状
に設定されて相互に互換性を有するものとなる。
【0012】一方、スタブチューブ8の上端部には、中
性子束計測ハウジング(管体)3や制御棒駆動部用ハウ
ジング(管体)4が、上部溶接部11の形成により取付
けられる。
【0013】図3(a)(b)は、本発明に係る原子炉
圧力容器及びその下鏡貫通部の構造の第2実施形態を示
している。該第2実施形態にあっては、下鏡部1の上面
に配される管体取付けフランジ20が、縦断面について
は階段状であるが、平面形状にあっては、正四角形に設
定されている。該管体取付けフランジ20にも、図1例
に準じてスタブチューブ8や管体3,4が配されること
は勿論である。
【0014】図4は、本発明に係る原子炉圧力容器及び
その下鏡貫通部の構造の第3実施形態を示している。該
第3実施形態にあっては、下鏡部1の上面に配される管
体取付けフランジ20が、縦断面については階段状とさ
れるが、平面形状にあっては、正六角形に設定されてい
る。
【0015】図5は、本発明に係る原子炉圧力容器及び
その下鏡貫通部の構造の第4実施形態を示している。該
第4実施形態にあっては、下鏡部1の上面に配される管
体取付けフランジ20が、縦断面について階段状とされ
ているが、フランジ面が水平面に対して傾斜し、かつ、
その傾斜方向が下鏡部1の中心に向けた傾斜面21が形
成される。この傾斜面21は、すべての管体取付けフラ
ンジ20について、同一角度θで傾斜するように設定さ
れる。
【0016】図5例について補足説明すると、管体取付
けフランジ20の平面形状は、真円や多角形とされる
が、真円形状の場合は、テーパー面を採用することがで
き、多角形の場合は、傾斜面21を採用することができ
る。これらの場合にあっては、各管体取付けフランジ2
0の傾斜状態を一致させることにより、管体取付けフラ
ンジ20に配されるスタブチューブ8の下端部の形状を
同一とする等の単純化を図ることができる。そして、管
体取付けフランジ20の上面として、傾斜面21を採用
することにより、排水作業時における原子炉冷却水の排
水性を確保し、かつ、原子炉の運転作業に伴って発生し
た放射性粒子の付着滞留を低減することができる。
【0017】かかる管体取付けフランジ20は、予め肉
厚状の下鏡部1を鍛造品作業等により準備しておいて、
階段状にかつ所望の平面形状に、円周方向または多角形
の辺に沿って切削加工することにより製作される。
【0018】〔他の実施の形態〕本発明にあっては、次
の技術も包含するものである。 a)管体取付けフランジ20に、小口径の管体3等を溶
接により直接取付ける技術。 b)各管体取付けフランジ20におけるフランジ面の半
径方向の寸法が、各段によって異なる設定をする技術。
【0019】
【発明の効果】本発明に係る原子炉圧力容器及びその下
鏡貫通部の構造によれば、以下の効果を奏する。 (1) 下鏡部に平坦形状の管体取付けフランジが配さ
れる構成の採用により、各配管貫通穴の上部開口の回り
が単純化され、下鏡部の内底面が凹球面状である影響を
受けることなく、スタブチューブの取付け作業を単純化
することができる。 (2) 管体取付けフランジの上面上に複数のスタブチ
ューブを配することにより、スタブチューブを同一仕様
のものとして製作を容易にすることができるとともに、
相互の互換性が得られる。 (3) 溶接線が単純な周方向に沿ったものとなり、溶
接線長を短縮し溶接作業性を向上させることができる。 (4) 上記により、管体の組み付け作業労力を著しく
低減することができる。 (5) 管体取付けフランジに傾斜面を付加することに
より、原子炉冷却水の排水性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原子炉圧力容器及びその下鏡貫通
部の構造の第1実施形態を示す一部の記載を省略した正
断面図である。
【図2】図1に示す部分の平断面図である。
【図3】(a)は本発明に係る原子炉圧力容器及びその
下鏡貫通部の構造の第2実施形態を示す一部の記載を省
略した正断面図、(b)はその平断面図である。
【図4】本発明に係る原子炉圧力容器及びその下鏡貫通
部の構造の第3実施形態を示す一部の記載を省略した平
断面図である。
【図5】本発明に係る原子炉圧力容器及びその下鏡貫通
部の構造の第4実施形態を示す一部の記載を省略した正
断面図である。
【図6】従来の原子炉圧力容器の下部を貫通する配管の
取付け構造例を示す一部の記載を省略した正断面図であ
る。
【図7】図6部分の一部の記載を省略した平断面図であ
る。
【図8】図6部分における管体の貫通部分を拡大して示
す正断面図である。
【図9】従来の原子炉圧力容器の下部を貫通する配管の
取付け構造の他の例を示す一部の記載を省略した正断面
図である。
【符号の説明】
V 原子炉圧力容器 1 下鏡部 2 配管貫通穴 2a 上部開口 3 中性子束計測ハウジング(管体) 4 制御棒駆動部用ハウジング(管体) 8 スタブチューブ 10 下部溶接部 11 上部溶接部 20 管体取付けフランジ 21 傾斜面

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下鏡部(1)の内底部に平坦形状の管体
    取付けフランジ(20)が配されるとともに、該管体取
    付けフランジに、複数の配管貫通穴(2)が形成される
    ことを特徴とする原子炉圧力容器。
  2. 【請求項2】 管体取付けフランジ(20)の上面が、
    水平面とされることを特徴とする請求項1記載の原子炉
    圧力容器。
  3. 【請求項3】 管体取付けフランジ(20)の上面が傾
    斜面(21)とされ、該傾斜面の傾斜方向が原子炉圧力
    容器(V)の中心に向けて設定され、かつ同一角度で傾
    斜することを特徴とする請求項1記載の原子炉圧力容
    器。
  4. 【請求項4】 管体取付けフランジ(20)の上面が傾
    斜面(21)とされるとともに、該傾斜面が同一テーパ
    ー面とされることを特徴とする請求項3記載の原子炉圧
    力容器。
  5. 【請求項5】 管体取付けフランジ(20)は、円周方
    向に沿って同一水平レベルで連続して配されることを特
    徴とする請求項3または4記載の原子炉圧力容器。
  6. 【請求項6】 管体取付けフランジ(20)は、肉厚状
    の下鏡部(1)を、切削加工することにより製作される
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の
    原子炉圧力容器。
  7. 【請求項7】 下鏡部(1)に明けた配管貫通穴(2)
    を経由して垂直状態に多数取付けられる管体(3,4)
    を有する下鏡貫通部の構造であって、下鏡部の内底部に
    平坦形状の管体取付けフランジ(20)が配されるとと
    もに、該管体取付けフランジに、下部を同一形状とした
    スタブチューブ(8)が下部溶接部(10)の形成によ
    り複数取付けられ、該スタブチューブに管体が上部溶接
    部(11)の形成により取付けられることを特徴とする
    原子炉圧力容器の下鏡貫通部の構造。
  8. 【請求項8】 各管体(3,4)における上部溶接部
    (11)の溶接線が、同一水平レベルの管体取付けフラ
    ンジ(20)上において同一形状に形成されることを特
    徴とする請求項7記載の原子炉圧力容器の下鏡貫通部の
    構造。
JP8010441A 1996-01-24 1996-01-24 原子炉圧力容器及びその下鏡貫通部の構造 Withdrawn JPH09203788A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011145271A (ja) * 2010-01-18 2011-07-28 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 管台取付構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011145271A (ja) * 2010-01-18 2011-07-28 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 管台取付構造
US8867688B2 (en) 2010-01-18 2014-10-21 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Nozzle mounting structure

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