JPH09203109A - 溝 蓋 - Google Patents

溝 蓋

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Publication number
JPH09203109A
JPH09203109A JP1203996A JP1203996A JPH09203109A JP H09203109 A JPH09203109 A JP H09203109A JP 1203996 A JP1203996 A JP 1203996A JP 1203996 A JP1203996 A JP 1203996A JP H09203109 A JPH09203109 A JP H09203109A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
frame
concrete
frame body
finishing material
Prior art date
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Pending
Application number
JP1203996A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kawagishi
弘 川岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
Priority to JP1203996A priority Critical patent/JPH09203109A/ja
Publication of JPH09203109A publication Critical patent/JPH09203109A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部にしみ込んだ水分を速やかに排出す
ることができ、美観を低下させるエフロレッセンスが発
生しない溝蓋を提供することである。 【解決手段】 上面側が開放された箱状の枠体と、この
枠体内に設けられた充填体とを具備してなる溝蓋であっ
て、前記枠体の底面には水抜き孔が形成され、かつ、前
記水抜き孔に対応して前記充填体の部分には透水体が設
けられてなる溝蓋。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排水溝などを覆う
ための溝蓋、特に仕上材が貼り付けられた溝蓋に関する
ものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、良好な景観を得
るため、排水溝などを覆う溝蓋として、石やタイルなど
の仕上材を貼り付けた仕上材貼溝蓋がよく用いられる。
この仕上材貼溝蓋を排水溝に設置した状態を図5に示
す。図5から判るように、仕上材貼溝蓋は、上面側が開
放された箱状の金属製枠体11、この枠体11内に設け
られたコンクリート体12、そしてこのコンクリート体
12の上面に設けられた仕上材13からなる。尚、コン
クリート体12は、枠体11内にコンクリートを充填
し、固化させて得られたものである。又、仕上材13
は、枠体11内に充填されたコンクリートが固化する前
に、この未固化のコンクリート面上に載置され、コンク
リート体12と一体化されている。
【0003】ところで、こうした従来型の仕上材貼溝蓋
では、枠体11と仕上材13との間から内部にしみ込ん
だ水分が排出され難い。このため仕上材13の表面にエ
フロレッセンス(白華)が生じ、美観が著しく低下す
る。本発明はこうした課題を解決するためになされたも
ので、その目的は内部にしみ込んだ水分を速やかに排出
することができ、美観を低下させるエフロレッセンスが
発生しない溝蓋を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的は、上
面側が開放された箱状の枠体と、この枠体内に設けられ
た充填体とを具備してなる溝蓋であって、前記枠体の底
面には水抜き孔が形成され、かつ、前記水抜き孔に対応
して前記充填体の部分には透水体が設けられてなること
を特徴とする溝蓋によって達成される。
【0005】特に、上面側が開放された箱状の枠体と、
この枠体内に設けられた充填体と、この充填体の上面に
設けられた仕上材とを具備してなる溝蓋であって、前記
枠体の底面には水抜き孔が形成され、かつ、前記水抜き
孔に対応して前記枠体底面と仕上材との間には透水体が
設けられてなることを特徴とする溝蓋によって達成され
る。
【0006】尚、排水効率を高めるために、水抜き孔は
枠体底面の両端部に形成されてなると共に、透水体は前
記水抜き孔に対応して前記枠体の側面に設けられてなる
ことが好ましい。又、透水体は繊維材を用いて、そして
充填体はコンクリートやモルタルを用いて構成されたも
のを挙げることができる。
【0007】すなわち、本発明の溝蓋、例えば仕上材貼
溝蓋は、枠体底面に形成された水抜き孔とこれに対応し
て設けられた透水体との作用によって、内部にしみ込ん
だ水分が速やかに枠体底面から排出される。つまり、し
み込んだ水分は、充填体(例えば、コンクリート体)に
比べて格段に透水性の高い透水体に集中し、この透水体
によって水抜き孔に誘導されるので、コンクリート体に
水分が留まることがない。従って、仕上材の表面にエフ
ロレッセンスが発生するのを抑えることができ、美観の
低下が起き難い。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜図4は本発明に係る仕上材
貼溝蓋の一実施形態を示すもので、図1は角部を破断し
た状態での仕上材貼溝蓋の斜視図、図2は図1における
X−X線での仕上材貼溝蓋の断面図、図3は枠体内に透
水体を配置した状態を示す斜視図、図4は仕上材貼溝蓋
を排水溝に設置した状態を示す断面図である。
【0009】各図中、1は上面側が開放された箱状の金
属製枠体、2はこの枠体1内に設けられたコンクリート
体(充填体)、3はこのコンクリート体2の上面に設け
られた仕上材である。4は透水体であり、枠体1の対向
する側面に所定間隔で設けられている。透水体4は化学
繊維などを絡み合わせてなるヘチマ状構造のものであっ
て、ブロック状に成形されている。
【0010】5は枠体1の底面両端部に形成された水抜
き孔である。水抜き孔5は透水体4の真下ではなく、そ
の半分程度が透水体4からはみ出すよう存在している。
言い換えれば、透水体4は、水抜き孔5の半分程度を覆
うよう設けられている。上記仕上材貼溝蓋は次のように
して得られる。先ず、水抜き孔5が形成された枠体1の
側面に透水体4を接着剤などを用いて取り付ける。枠体
1に透水体4の取り付けが完了した状態は図3に示す通
りである。これが完了したならば、続いて枠体1内にコ
ンクリートを充填する。尚、充填されたコンクリートが
水抜き孔5から漏れ出ないよう、コンクリートが固化す
るまでの間、水抜き孔5には栓が取り付けられる。そし
て、充填されたコンクリートが固化する前にその上に仕
上材3を載置して、最終的にコンクリート体2と一体化
させる。こうして枠体1、コンクリート体2、仕上材3
からなる仕上材貼溝蓋が完成する。
【0011】本発明の仕上材貼溝蓋を排水溝に設置した
状態を図4に示す。雨水などの水分が枠体1と仕上材3
との隙間から仕上材貼溝蓋内部にしみ込むと、これは透
水体4によって下方に誘導され、矢印で示す経路で水抜
き孔5から速やかに排水溝6内に排出される。従って、
滞留した水分によるエフロレッセンスの発生が抑えら
れ、美観が長期間にわたって保たれる。
【0012】
【発明の効果】内部にしみ込んだ水分を速やかに排出す
ることができ、美観を低下させるエフロレッセンスが発
生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】角部を破断した状態での仕上材貼溝蓋の斜視図
である。
【図2】図1におけるX−X線での仕上材貼溝蓋の断面
図である。
【図3】枠体内に透水体を配置した状態を示す斜視図で
ある。
【図4】仕上材貼溝蓋を排水溝に設置した状態を示す断
面図である。
【図5】従来型の仕上材貼溝蓋を排水溝に設置した状態
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 枠体 2 コンクリート体(充填体) 3 仕上材 4 透水体 5 水抜き孔 6 排水溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面側が開放された箱状の枠体と、 この枠体内に設けられた充填体とを具備してなる溝蓋で
    あって、 前記枠体の底面には水抜き孔が形成され、かつ、前記水
    抜き孔に対応して前記充填体の部分には透水体が設けら
    れてなることを特徴とする溝蓋。
  2. 【請求項2】 上面側が開放された箱状の枠体と、 この枠体内に設けられた充填体と、 この充填体の上面に設けられた仕上材とを具備してなる
    溝蓋であって、 前記枠体の底面には水抜き孔が形成され、かつ、前記水
    抜き孔に対応して前記枠体底面と仕上材との間には透水
    体が設けられてなることを特徴とする溝蓋。
  3. 【請求項3】 水抜き孔は枠体底面の両端部に形成され
    てなると共に、透水体は前記水抜き孔に対応して前記枠
    体の側面に設けられてなることを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載の溝蓋。
  4. 【請求項4】 透水体は繊維材を用いて構成されたもの
    であることを特徴とする請求項1〜請求項3いずれかに
    記載の溝蓋。
JP1203996A 1996-01-26 1996-01-26 溝 蓋 Pending JPH09203109A (ja)

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JP1203996A JPH09203109A (ja) 1996-01-26 1996-01-26 溝 蓋

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JPH09203109A true JPH09203109A (ja) 1997-08-05

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107986539A (zh) * 2018-01-22 2018-05-04 河海大学 一种农田首级退水水质渗滤净化装置

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