JPH09202923A - 磁束密度が高く、鉄損の低い無方向性電磁鋼板の製造方法 - Google Patents

磁束密度が高く、鉄損の低い無方向性電磁鋼板の製造方法

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JPH09202923A
JPH09202923A JP8010773A JP1077396A JPH09202923A JP H09202923 A JPH09202923 A JP H09202923A JP 8010773 A JP8010773 A JP 8010773A JP 1077396 A JP1077396 A JP 1077396A JP H09202923 A JPH09202923 A JP H09202923A
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JP
Japan
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bar
hot
rolled
steel sheet
rolling
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JP8010773A
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English (en)
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Ryutaro Kawamata
竜太郎 川又
Takeshi Kubota
猛 久保田
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は磁束密度が高く鉄損の低い無方向性
電磁鋼板の製造法を提供することを目的とする。 【解決手段】 Si≦7.00%を含有する連続鋳造ス
ラブを粗圧延し10mm以上70mm以下の厚みの粗圧延バ
ーとした後、当該粗圧延バーを900℃以上1150℃
以下で巻取った際の曲率が板厚中心で半径300mm以上
で1500mm以下のコイル状とした後、900℃以上1
150℃以下20秒以上30分以下を保持し、続いて仕
上圧延を施す。また、粗圧延後の粗圧延バーを仕上熱延
前に先行する粗圧延バーに接合し、当該粗圧延バーを連
続して仕上熱延に供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気機器の鉄心材
料として用いられる磁束密度が高く鉄損の低い無方向性
電磁鋼板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、省エネルギーの観点から無方向性
電磁鋼板品質向上のニーズは高まってきている。このた
め従来から、無方向性電磁鋼板の熱間圧延においては製
品の磁束密度向上の観点から、熱延板結晶粒径の制御が
行われてきた。これらは、熱延板すなわち冷延前の結晶
粒径を極力粗大化することに主眼がおかれている。例え
ば特公昭57−52410では、仕上熱延終了温度を7
50℃以上からα相とγ相の2相域の中間温度以下とし
て、巻取温度を680℃以上とすることで、熱延時のコ
イル巻取温度を高温化し熱延板の結晶粒を粗大化させる
方法が開示されている。また、特公昭58−55210
では、仕上熱延終了温度を750℃以上からα相とγ相
の2相域の中間温度以下として、C含有量、Al含有量
の規制を組み合わせることを主眼とする技術が開示され
ている。しかし、このような高温仕上げ、高温巻取りに
おいては、仕上圧延開始後圧延速度が上昇して一定に到
達するまでの熱延終了温度の変化が大きくなり、熱延板
長手方向の温度分布を一定として巻き取ることが困難と
なる。このため、1本のコイル中で製品の磁気特性が変
動しやすいという欠点があった。また、特公平6−80
169にはMn,Sを低減し、P添加量を0.05%以
上するとともに熱延終了温度を700℃以上のフェライ
ト域とし、巻取温度を600℃〜680℃の範囲で巻き
取る成分規制と制御熱延の組み合わせにより磁気特性を
向上させる方法が開示されている。Pは打ち抜き性を向
上させるために添加される元素であるが、この技術にお
いてはP添加量を0.05%以上に増やすことから、鋼
板の硬度が必要以上に上昇し、かえって打ち抜き性が悪
化するという難点があった。また、P添加量の上昇に伴
い合金コストが上昇することが問題であった。
【0003】また、特公昭58−31367の様に変態
点を有する無方向性電磁鋼板の仕上熱延終了温度をγ域
としてα域で熱延板焼鈍を施す技術が開示されている。
しかし、熱延板焼鈍を施すことはコストの上昇を招くと
いう難点があった。また特開昭54−76422、特開
昭58−136718に記述されている様に高温巻取を
行ったコイルの保有熱により自己焼鈍を行い熱延板の結
晶粒の粗大化をはかり仕上焼鈍後の磁束密度を向上させ
る技術等が開示されているが、高温で巻き取ったコイル
内の温度むらに起因するストリップ長手方向の磁気特性
のむらが問題であった。
【0004】また特公平5−71652には連続鋳造後
直ちに粗圧延に供し、その際粗圧延バーを表面温度95
0℃以上1150℃以下の温度で30秒以上6分以下保
持することにより製品の鉄損を改善する技術が開示され
ている。この特許から、通常のスラブの再加熱による熱
延においても粗圧延バーの状態で同様の条件でディレイ
を行うことにより、析出物が粗大化し製品における鉄損
が改善されることが容易に想像しうる。しかし、この技
術においては粗圧延バーのディレイ中にAIN,MnS
等の析出物が粗大化し、その結果励磁中の磁壁移動の妨
げとなる有害な微細析出物が減少し同時に仕上げ焼鈍時
の結晶粒成長が促進されて鉄損が改善されるものの、昨
今の需要家の無方向性電磁鋼板の磁気特性に対する厳し
い要請を満足するには未だ至らず、特に磁束密度に関し
ては顕著な改善効果が無く、本発明の意図する鉄損と磁
束密度の改善の同時達成は不可能であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術に
おけるこのような問題点を解決するため、成分設計の変
更にともなうコスト上昇を回避し、また熱延工程におい
ては高温巻取に伴うコイル内温度分布不均一を回避し、
またコスト上昇を招くようなホットコイルに対する特段
の焼鈍工程の実施を行うことなく磁束密度と鉄損を同時
に改善する磁気特性の優れた無方向性電磁鋼板を製造す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、鋼中に重量%でSi≦7.00%、および残部が
Fe並びに不可避不純物からなるスラブを用い、熱間圧
延し熱延板とし、熱延板焼鈍を施すかあるいは施さず、
1回もしくは中間焼鈍をはさむ2回以上の冷間圧延工程
で最終板厚とし、ついで、仕上焼鈍を施す無方向性電磁
鋼板の製造方法において、連続鋳造スラブを粗圧延し1
0mm以上70mm以下の厚みの粗圧延バーとした後、当該
粗圧延バーを900℃以上1150℃以下の温度範囲に
おいて巻取った際の曲率が板厚中心で半径300mm以上
1500mm以下のコイル状とし、引き続き900℃以上
1150℃以下の温度範囲においてこれを20秒以上3
0分以下の間これを保持し、続いて仕上圧延を施すこ
と、および粗圧延後の粗圧延バーを仕上熱延前に先行す
る粗圧延バーに接合し、当該粗圧延バーを連続して仕上
熱延に供することにより磁束密度が高く、鉄損の低い無
方向性電磁鋼板の製造方法にある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を詳細に説明す
る。発明者らは、従来技術の問題点を克服すべく鋭意検
討を重ねた結果、粗圧延終了後、粗バーを曲げた状態で
巻取り、微少な歪みを付加した状態で一定の温度域で一
定時間保持することにより、仕上熱延後の熱延板の結晶
粒径が顕著に粗大化し、その結果磁束密度についても卓
越な改善が見出されることを新規に見出し発明の完成に
至ったもので、特公平5−71652のごとき単に析出
物の粗大化により磁気特性の改善を図る先願とはその技
術思想が全く異なる。すなわち、先願では粗圧延バーの
ディレイ中にAIN,MnS等の析出物が粗大化する
が、熱延結晶組織については際だった粗大化効果が無
く、得られる製品の磁束密度は従来技術と比較して顕著
な改善効果が無かった。
【0008】発明者らはこのような粗バーの保持中の歪
み付与の効果について、粗バーにおいて歪み誘起粒成長
の様な効果により結晶粒が粗大化し、これが原因となっ
て仕上げ熱延後の結晶組織が粗大化するのではないかと
推察している。本発明では連続鋳造スラブを粗圧延し1
0mm以上70mm以下の厚みの粗圧延バーとした後、曲率
が板厚中心で半径300mm以上1500mm以下のコイル
状に粗圧延バーを巻取り、これを保熱カバー等に格納し
粗圧延バー自身の復熱を利用して保温、もしくは何らか
の補助加熱機構によりこれを加熱し、900℃以上11
50℃以下の温度範囲において20秒以上30分以内の
間これを保持した後に粗圧延バーの表面温度を850℃
以上1150℃以下の範囲に保った状態で仕上圧延を施
すことで、熱延板の金属組織が粗大化するとともに析出
物が粗大化し、磁束密度が高く鉄損の低い無方向性電磁
鋼板を製造できることを見いだすとともに、巻き取った
粗バーを先行する粗バーに誘導加熱もしくはレーザー加
熱等何らかの方法で接合し、連続的に粗バーを仕上げ熱
延に供することで優れた磁気特性の鋼板が圧延長手方向
に安定して得られることも見出した。
【0009】本発明で用いる鋼成分について説明する
と、Siは鋼板の固有抵抗を増大させ渦流損を低減させ
るために添加されるが、低級グレードの無方向性電磁鋼
板においてはコスト低減の観点から、必ずしもその添加
は必須であるとされない。Si含有量が7.0%を越え
ると鋼板の脆性が著しく悪化し、スラブの置き割れ、熱
間圧延、冷間圧延時の破断、加工性の劣化が起こるので
7.00%以下とする必要がある。また、Si含有量の
下限については、通常の無方向性電磁鋼板に含有される
程度の0.2%である。
【0010】また、製品の機械的特性の向上、磁気的特
性、耐錆性の向上あるいはその他の目的のために、A
l,Mn,P,B,Ni,Cr,Sb,Sn,Cuの1
種または2種以上を鋼中に含有させても本発明の効果は
損なわれない。Cは0.010%以下であれば本発明の
目的を達成することが出来る。低級グレードの無方向性
電磁鋼板は主として小型回転機であり、鉄損の低減のた
めに冷延後の仕上げ焼鈍あるいはさらに歪み取り焼鈍中
の粒成長を促進させる必要があり、鋼中の微細析出物を
減らす必要がある。このためには、鋼中のCの含有量を
0.010%以下に制限する必要がある。
【0011】本発明では高温の粗バーを巻取後保定する
工程を含むことから、無方向性電磁鋼板の成分系によっ
ては粒界酸化による磁気特性の劣化が問題となることが
ある。特に鋼板表層の粒界に生じた酸化物は冷延後、仕
上焼鈍中の結晶粒成長を妨げて鉄損の改善を著しく阻害
するだけでなく、実際の使用時に酸化物が磁壁の移動の
際のピニングサイトとなって結果として磁気特性が悪化
する。このため、必要に応じ粒界強化元素であるBを添
加することが有効である。好ましい添加量は2〜20pp
m である。添加量が2ppm 未満では粒界酸化防止効果が
見られず、50ppm 以上添加するとB自身の粒界偏析に
よりかえって磁気特性が悪化するので50ppm 以下とす
る。
【0012】次に本発明のプロセス条件について説明す
る。まず、粗圧延終了時の粗圧延バーの厚みは10mm以
上から70mm以下とする。これは、粗圧延バーの厚みが
10mmを下回ると粗圧延バー自身の冷却が早くなり保熱
もしくは加熱過程に入るまでに所定の温度を保持するこ
とが困難となり、また粗圧延機の負荷が高くなり生産性
も低下することから、10mm以上とする。一方、粗圧延
バーの厚みが70mmよりも厚くなると仕上熱延の圧下率
が大きくなりすぎ、仕上熱延機の負荷が高くなりすぎる
ことから、生産性の低下を招きコスト増加の原因とな
る。従って、粗圧延バーの厚みは70mm以下とする。
【0013】粗圧延終了後に粗圧延バーを巻取る際、そ
の曲率が板厚中心で半径300mm以上1500mm以下の
コイル状に巻取る。これは、曲率が板厚中心で半径15
00mm以上であると粗圧延バーへの歪の導入が不十分で
あり特に製品の磁束密度の向上効果が見られず、曲率半
径が板厚中心で300mm未満であると巻き取った粗バー
の端部にしわが生じ仕上げ熱延時に仕上げ熱延機のロー
ルに疵を生じせしめ、生産性が著しく悪化する。以上の
ような理由から粗圧延終了後に粗圧延バーを巻取る際の
曲率半径は板厚中心で300mm以上1500mm以下に規
定する。
【0014】粗圧延終了後に粗圧延バーをコイル状に巻
取った後にこれを何らかの方法で保熱カバー等に格納し
保温、もしくは補助加熱等によりこれを加熱し、900
℃以上1150℃以下の温度範囲において20秒以上3
0分以下の間これを保持する。粗圧延バーの保持温度が
900℃未満であると後工程の仕上圧延終了温度が低下
し変形抵抗が大きくなりすぎ熱延が不可能になるので9
00℃以上とする。また、1150℃以上では保熱時の
粗圧延バーの酸化が厳しくなり、熱延板の板厚が不均一
になり、また圧延疵の原因となることから、また酸洗の
歩留まりが著しく低下することから1150℃以下とす
る。
【0015】保持時間が20秒未満では、保熱時の粗圧
延バーの温度分布が均一になるのに時間が不足してお
り、10mm以上の厚みの粗圧延バーの温度分布が均一に
なるためには、少なくとも20秒以上保持することが必
要である。また、保持時間が長すぎると、保熱時の粗圧
延バーの酸化が激しくなり、酸洗性の低下、スケール起
因の圧延疵の増加等を招き不適当である。このため保熱
時間は30分以内とする。
【0016】粗圧延バーを保熱もしくは加熱する手段と
してはコイル状に巻取って直ちに保熱炉もしくは加熱炉
に装入するか、もしくは直接粗圧延バーを保熱炉もしく
は加熱炉内に巻取り温度の均一化を図ることが好まし
い。このような粗圧延バーに対する軽度の歪みの付加と
その後の保熱の効果については、軽度の圧下もしくはコ
イル状に巻き取ることにより粗バーに導入された歪みに
より粗バーの結晶組織が粗大化し、また歪み誘起析出に
より析出物の粗大化が促進され粒成長抑制力が無害化さ
れた結果、仕上圧延後の熱延組織がより一層粗大化する
のではないかと発明者らは推測している。
【0017】粗圧延バーを保熱もしくは加熱する際、後
工程での酸洗性を良好にするため、保熱炉もしくは保熱
カバー内をN2等不活性ガス雰囲気あるいは減圧下とす
るか、もしくは減圧後N2等不活性ガス雰囲気充填を行
うことも本発明の効果を何等損なうものではない。ま
た、巻き取った粗バーを先行する粗バーに接合し、連続
的に粗バーを仕上げ熱延に供することで優れた磁気特性
の鋼板を圧延長手方向に安定して得ることが可能であ
る。粗バーの接合方法は誘導加熱もしくはレーザー加熱
等何らかの公知の方法であれば何でも良い。
【0018】
【実施例】
<実施例1>表1に示す成分の無方向性電磁鋼用スラブ
を粗熱延により40mmの粗圧延バーとし、直ちにこれを
コイル状に巻取り1000℃にて1分30秒保持した。
粗圧延バーの巻取時の曲率半径は板厚中心で200mmか
ら2000mmまで変化させて曲率を変えた。この後この
コイル状の粗圧延バーを巻きほどき仕上熱延により2.
5mmに仕上げた。その後、酸洗を施し、冷間圧延により
0.50mmに仕上げた。これを連続焼鈍炉にて800℃
で30秒間焼鈍し、磁気特性を測定した。表2に本発明
と比較例の磁気特性測定結果を示す。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】このように本発明によれば比較例よりも磁
束密度が高く鉄損の低い無方向性電磁鋼板を製造するこ
とが可能である。 <実施例2>表1に示す成分1の無方向性電磁鋼用スラ
ブを粗熱延により40mmの粗圧延バーとし、直ちにこれ
をコイル状に巻取り1000℃にて2分保持した。粗圧
延バーの巻取時の曲率半径は板厚中心で350mmから9
00mmまでの範囲で巻き取った。この後このコイル状の
粗圧延バーを巻きほどき粗バーを先行する粗バーに接合
後、連続して仕上熱延に供し板厚2.5mmに仕上げた。
その後、酸洗を施し、冷間圧延により0.50mmに仕上
げた。これを連続焼鈍炉にて800℃で30秒間焼鈍
し、磁気特性を測定した。また、比較例として巻き取っ
た粗圧延バーを巻きほどいた後、前後の粗バーと接合す
ることなく仕上熱延に供し板厚2.5mmに仕上げた。こ
れを本発明と同様の工程で処理し、磁気特性を測定し
た。表3に本発明と比較例の磁気特性測定結果を示す。
ここで、コイルTOP部とは熱延コイルの最外周部を意
味し、コイルBOTTOM部とは熱延コイルの最内周部
を意味する。
【0022】
【表3】
【0023】表3から分かるように、一本の粗バーを単
独で仕上熱延に供した場合、連続的に粗バーを仕上熱延
に供した場合に比較して一本のコイル内の磁気特性の変
動が大きくなる。以上より、粗圧延バーを先行する粗圧
延バーに接合して次々に連続して熱延を施すことにより
熱延コイルの圧延速度、仕上温度の変動を抑制すること
によりコイル長手方向に安定して優れた磁気特性の無方
向性電磁鋼板を製造することが可能である。
【0024】
【発明の効果】本発明の方法により無方向性電磁鋼板の
熱延を実施することにより、従来技術では達成の困難で
あった高磁束密度かつ低鉄損の無方向性電磁鋼板を製造
することが可能である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼中に重量%でSi≦7.00%、およ
    び残部がFe並びに不可避的不純物からなるスラブを用
    い、熱間圧延し熱延板とし、熱延板焼鈍を施すかあるい
    は施さず、1回もしくは中間焼鈍をはさむ2回以上の冷
    間圧延工程で最終板厚とし、ついで、仕上焼鈍を施す無
    方向性電磁鋼板の製造方法において、連続鋳造スラブを
    粗圧延し10mm以上70mm以下の厚みの粗圧延バーとし
    た後、当該粗圧延バーを900℃以上1150℃以下の
    温度範囲において巻取った際の曲率が板厚中心で半径3
    00mm以上1500mm以下のコイル状とした後、引き続
    き900℃以上1150℃以下の温度範囲において20
    秒以上30分以下の間これを保持し、続いて仕上圧延を
    施すことを特徴とする磁束密度が高く、鉄損の低い無方
    向性電磁鋼板の製造方法。
  2. 【請求項2】 粗圧延後の粗圧延バーを仕上熱延前に先
    行する粗圧延バーに接合し、当該粗圧延バーを連続して
    仕上熱延に供することを特徴とする請求項1記載の方
    法。
JP8010773A 1996-01-25 1996-01-25 磁束密度が高く、鉄損の低い無方向性電磁鋼板の製造方法 Pending JPH09202923A (ja)

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Effective date: 20021126