JPH09202845A - 熱可塑性成形材料 - Google Patents

熱可塑性成形材料

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JPH09202845A
JPH09202845A JP8262109A JP26210996A JPH09202845A JP H09202845 A JPH09202845 A JP H09202845A JP 8262109 A JP8262109 A JP 8262109A JP 26210996 A JP26210996 A JP 26210996A JP H09202845 A JPH09202845 A JP H09202845A
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JP
Japan
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weight
block
styrene
monomer
phase
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Withdrawn
Application number
JP8262109A
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English (en)
Inventor
Norbert Guentherberg
ノルベルト、ギュンターベルク
Konrad Knoll
コンラート、クノル
Martin Dr Weber
マルティン、ヴェーバー
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BASF SE
Original Assignee
BASF SE
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Publication date
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L51/00Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L51/003Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers grafted on to macromolecular compounds obtained by reactions only involving unsaturated carbon-to-carbon bonds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
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    • C08L51/10Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers grafted on to inorganic materials
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L53/00Compositions of block copolymers containing at least one sequence of a polymer obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L53/02Compositions of block copolymers containing at least one sequence of a polymer obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers of vinyl-aromatic monomers and conjugated dienes

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 安定した品質で容易に生産されうる熱可塑性
成形材料の提供。 【解決手段】 A)1種以上のアルキルアクリレート、
架橋性モノマー及び1種以上のモノマーより得られた、
エラストマーグラフトコア、及びスチレンはアルキルア
クリレート、メタクリル酸及び1種以上のモノマーから
得られたグラフトシェルからなる、グラフトポリマー
A)、 B)スチレン、α−メチルスチレン、アクリロニトリル
及び1種以上のモノマーからなる、熱可塑性重合体
B)、 C)ビニル芳香族モノマー単位ブロックA及び/又はジ
エンモノマーブロックB、及びビニル芳香族モノマー及
びジエンモノマー単位のエラストマーブロックB/Aと
からなる、エラストマーブロックコポリマーC)、並び
に、 D)スチレン及び/又はα−メチルスチレン及び、多官
能価のブタジエン及び/又はイソプレンからなる重合体
D)とを含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱可塑性成形材料に
関する。
【0002】さらに、本発明は特有の成分Cを組成とす
る成形材料、フイルム製造のためのこれら成形材料の使
用並びにこれら成形材料から得られたフイルム及び成形
品に関する。
【0003】
【従来の技術】プラスチックフイルムは広範な用途を持
つ。特に、皮革様の外観をもつ柔軟性のフイルムは、例
えば自動車のインテリア装飾に、又は皮革代替に広く用
いられている。これらのフイルムは通常圧延又は押出に
より製造されている。
【0004】これらのフィルムの主成分は通常ポリ塩化
ビニル(PVC)で、可塑剤を含み、他のビニルポリマ
ーをもしばしば含む。しかしながら、これらのフィルム
は老化安定性に限界があり、その上含有可塑剤が時間の
経過とともに滲みでる。
【0005】欧州特許出願公開第526,813号はメ
チルメタクリレート又はスチレン/アクリロニトリル、
部分的に架橋したアクリレートゴム、エチレン/ビニル
アセテートコポリマー及び必要により、さらにスチレン
及び/又はアクリル化合物基礎成分のポリマーとからで
きているグラフトシェルを有する高度に架橋したアクリ
レートゴムの熱可塑性成形材料を開示している。しかし
ながら、例えばフィルム形成条件下でこれらの材料は望
ましくない分解反応を受ける傾向にある。
【0006】ドイツ特許出願公開第4,211,412
号はフィルム材料として、スチレン/アクリルニトリル
ポリマー及びエラストマーポリマーのグラフトシェルを
有する熱可塑性樹脂の配合物を推奨している。しかしな
がら、これらグラフトポリマーの調製は複雑な加工工学
を必要とし、安定した製品品質を得ることが困難であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、安定
した品質で容易に生産されうる熱可塑性成形材料及びさ
らに、例えば分解反応の結果として品質の低下もなく、
成形品特にフイルムを加工することのできる熱可塑性成
形材料を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者達は、この目的
が最初に定義された熱可塑性成形材料によって達成され
ることを見いだした。
【0009】本発明者達は、特有の成分C)を有する成
形材料をも見出した。さらに、フイルム及び成形品生産
のためのポリマー配合物の使用並びにこれらの材料から
なるフイルム及び成形品を見出した。
【0010】本発明の熱可塑性成形材料は A) ac /1)1種以上のC1 〜C10−アルキルアク
リレート80〜99.99%、 ac /2) 架橋性モノマー0.01〜20重量%及び ac /3) さらに40重量%以下の1種以上のモノマ
ーの共重合により得られた、 ac ) エラストマーグラフトコア30〜90重量%、
及び as /1)下記式
【0011】
【化2】 で示され、R1 及びR2 がそれぞれ水素原子又はC1
8 −アルキルを意味するスチレン化合物、及び/若し
くはC1 〜C8 −アルキルアクリレート又はメタクリル
酸50〜100重量%及び as /2) さらに、50重量%以下の1種以上のモノ
マーからなる、 as ) グラフトシェル10〜70重量%からなる、グ
ラフトポリマー30〜98重量%A)、 B) b1 ) スチレン又はα−メチルスチレン50〜1
00重量%、 b2 ) 50重量%以下のアクリロニトリル及び b3 ) さらに、50重量%以下の1種以上のモノマー
からなる、熱可塑性重合体1〜50重量%B)、 C)ビニル芳香族モノマー単位を重合し、硬質相を形成
する少なくとも1種のブロックA及び/又はジエンモノ
マーを有し第一エラストマー(軟質)相を形成するブロ
ックB及びビニル芳香族モノマー及びジエンモノマー単
位を重合し軟質相(必要により第二又はさらに軟質相)
を形成する少なくとも1種のエラストマーブロックB/
Aからなり、ブロックAのガラス転移温度が25℃以上
であり、かつブロックB/Aのガラス転移温度が25℃
以下であること並びにブロックB/Aに対するブロック
Aの相体積比は全ブロック共重合体における硬質相の割
合が1〜40体積%であり、かつ50重量%未満のジエ
ンの量であるように選ばれた、エラストマーブロックコ
ポリマー1〜70重量%C)、並びに、 D) d1 ) スチレン及び/又はα−メチルスチレン3
0〜90重量%及び、 d2 ) 多官能価のブタジエン及び/又はイソプレン1
0〜70重量%からなる複数のブロックコポリマー鎖の
結合により得られ、星のような構造を有する重合体0〜
30重量%D)とを含有することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本願発明の新規な成形材料におい
て、成分A)は成分A)、B)、C)及び所望により、
D)の合計量に基づいて30〜98重量%、好ましくは
40〜90重量%、特に好ましくは50〜82重量%で
ある。この成分はエラストマーグラフトコアac )(軟
質成分)及びその上にグラフトされたシェルas )(硬
質成分)で構成された微粒子状グラフトコポリマーであ
る。
【0013】グラフトコアac )は成分A)に対して3
0〜90重量%、好ましくは40〜80重量%、特に好
ましくは50〜75重量%存在する。
【0014】グラフトコアac )はac )に対して、 ac /1)1種以上のC1 〜C10−アルキルアクリレー
ト80〜99.99%、好ましくは85〜99.5重量
%、特に好ましくは90〜99重量%、 ac /2) 架橋性モノマー0.01〜20重量%、好
ましくは0.5〜10重量%、特に好ましくは1〜5重
量%及び ac /3) さらに、1種以上のモノマー0〜20重量
%、好ましくは0〜5重量%からなるモノマー混合物を
重合して得られる。
【0015】特に好ましいアルキルアクリレートac
1)はエタノール、2−エチルヘキサノール、特にn−
ブタノールから誘導される。単一のアルキルアクリレー
ト又は異なるアルキル基を有する複数のアルキルアクリ
レートの混合物が用いられることもできる。
【0016】架橋性モノマーac /2)は二又は多官能
価のコモノマーであり、例えばブタジエン及びイソプレ
ン、琥珀酸及びアジピン酸のようなジカルボン酸のジビ
ニルエステル、例えばエチレングリコール、ブタン−
1,4−ジオールのような二官能価アルコールのジアリ
ル及びジビニルエステル、前記二官能価アルコールとア
クリル酸及びメタクリル酸とのジエステル、1,4ジビ
ニルベンゼン並びにトリアリルシアヌレートである。名
称ジヒドロジシクロペンタジエニルアクリレートとして
知られている下記式
【0017】
【化3】 のトリシクロデセニルアルコールのアクリレート並びに
アクリル酸及びメタクリル酸のアリルエステルが特に好
ましい。
【0018】さらに、成形材料の成分ac )はモノマー
c /1)及びac /2)の他に、或る範囲内でコアの
機械的及び熱的性質を変えるモノマーac /3)を含む
ことができる。そのモノエチレン性不飽和コモノマーの
例は、一般式I
【0019】
【化4】 (式中、R1 及びR2 はそれぞれ水素原子又はC1 〜C
8 −アルキルを意味する)のスチレン、スチレン誘導体
のようなビニル芳香族モノマー;メタクリロニトリル、
アクリロニトリル;アクリル酸、メタクリル酸並びにマ
レイン酸、フマル酸のようなジカルボン酸及び無水マレ
イン酸のようなそれらの無水物;ジメチルアミノエチル
アクリレート、ジエチルアミノエチルアクリレート、ビ
ニルイミダゾール、ビニルピロリドン、ビニルカプロラ
クタム、ビニルカルバゾール、ビニルアニリン及びアク
リルアミドのような窒素官能モノマー;メチルメタクリ
レート、エチルメタクリレート、nープロピルメタクリ
レート、イソプロピルメタクリレート、n−ブチルメタ
クリレート、イソブチルメタクリレート、sec−ブチ
ルメタクリレート及びtert−ブチルメタクリレート
のようなC1 〜C4 アルキルメタクリレート並びにヒド
ロキシエチルアクリレート;フェニルアクリレート、フ
ェニルメタクリレート、ベンジルアクリレート、ベンジ
ルメタクリレート、2−フェニルエチルアクリレート、
2−フェニルエチルメタクリレート、2ーフェノキシエ
チルアクリレート及び2ーフェノキシエチルメタクリレ
ートのような芳香族及びアラリファティックアクリレー
ト及びメタクリレート;ビニルメチルエーテルのような
不飽和エーテル;並びにこれらモノマーの混合物であ
る。
【0020】グラフトシェルas )はas )に基づいて as /1)下記一般式I
【0021】
【化5】 で示され、R1 及びR2 がそれぞれ水素原子又はC1
8 −アルキルを意味するスチレン化合物、及び/若し
くはC1 〜C8 −アルキルアクリレート又はメタクリル
酸50〜100重量%、好ましくは60〜95重量%、
特に好ましくは65〜85重量%及び as /2)さらに、1種以上のモノマー0〜50重量
%、好ましくは15〜35重量%からなるモノマー混合
物を重合して得る。
【0022】スチレン、α−メチルスチレン及びpーメ
チルスチレン又はtert−ブチルスチレンのようなも
のでその核置換C1 〜C8 −アルキル誘導体が一般式
(I)(成分as /1)の好ましいスチレン化合物とし
て用いられる。スチレンが特に好ましい。
【0023】メタノール、エタノール、n−イソプロパ
ノール、sec−ブタノール、tert−ブタノール、
イソブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタ
ノール、オクタノール及び2−エチルヘキサノール、特
にn−ブタノールから誘導するC1 〜C8 −アルキル−
アクリレート及びメタクリレートがスチレン化合物の代
替え又はスチレン化合物との混合物として好ましい。メ
チルメタアクリレートが特に好ましい。
【0024】シェルas )はモノマーas /1)の他
に、さらにコモノマーas /2)を含むことができる。
成分as /2)の推奨物質は、成分ac /3)と同じも
のであり、その他、例えば無水マレイン酸及びNーメチ
ル−、N−フェニル−のようなN−置換マレイミド及び
N−シクロヘキシルマレイミドを例示できる。これらの
ものと、特にアクリロニトリルの使用が好ましい。
【0025】グラフトシェルas )は好ましくはスチレ
ン、メチルメタアクリレート、メチルメタアクリレート
40〜90重量%及び残量がアクリルニトリルの混合物
又はスチレン65〜85重量%及び残量がアクリロニト
リルの混合物から構成される。
【0026】グラフトポリマーA)はそれ自体公知の方
法、好ましくは30〜80℃で乳化重合により得られ
る。例えば、アルカンスルホン酸又はアルキルアリルス
ルホン酸のアルカリ金属塩、アルキル硫酸塩、脂肪アル
コール硫酸塩、炭素原子数10〜30の高級脂肪酸塩、
スルホスクシネート、エーテルスルホネート又は樹脂石
けんがこの目的の乳化剤として好ましい。アルカンスル
ホネート又は炭素数10〜18の脂肪酸のアルカリ金属
塩の使用が好ましい。
【0027】分散液の調製に用いられる好ましい水の量
は調製分散液の固形分が20〜50重量%であれば充分
である。
【0028】好ましい重合開始剤は、例えばペルオキシ
ド、特に好ましくはペルオキソ硫酸塩、及びアゾビスイ
ソブチロニトリルのようなアゾ化合物である。しかしな
がら、レドックス系が用いられることもでき、この系は
特にクミルヒドロペルオキシドのようなヒドロペルオキ
シドに基づいたものである。分子量調製剤は、例えばエ
チルヘキシルチオグリコレート、tertードデシルメ
ルカプタン、テルピノール及びジメリックα−メチルス
チレンが用いられることができる。
【0029】好ましくは6〜9の一定pHを維持するた
めに、リン酸一水素ナトリウム/リン酸二水素ナトリウ
ム又は炭酸水素ナトリウムのような緩衝物質が用いられ
うる。
【0030】乳化剤、開始剤、調製剤及び緩衝物質は慣
用の量を使用する。
【0031】特に好ましいグラフトコアの調製は微細に
分断されたラバーラテックスの存在(シードラテックス
重合法)でモノマーac )を重合して得られる。
【0032】原理的には、乳化重合以外の他の方法、例
えばマス又は溶液重合で得られたポリマーを乳化する方
法によってグラフト基体を調製することも可能である。
ミクロサスペンション重合も好適に用いられ、好ましく
はラウロイル過酸化物及びtert−ブチルペルピバレ
ートのよなオイル可溶開始剤が用いられる。相応する方
法は公知である。
【0033】反応条件は、好ましくは60〜1500n
m、特に150〜1000nmの非常に均一なポリマー
粒径d50を有するようにそれ自体知られた方法で決めら
れる。新規な熱可塑性材料を調製するために、単一のグ
ラフトポリマーA)の代わりにこのタイプの異なるポリ
マー、特に実質的に異なる粒径を有するものを使用する
ことも可能である。二つのモードのある粒子分布を有す
る上記混合物は以降の工程で加工工学面で有利である。
好ましい混合物の粒径は一方が60〜200nmで、他
方が300〜1000nmである。
【0034】複数の軟質及び硬質シェルを有するグラフ
トポリマーは、例えばac )−as)−ac )−as
又はas )−ac )−as )構造を有するものが好まし
く、比較的大きな粒子の場合に特に好ましい。
【0035】モノマーas )のグラフト化でグラフトさ
れていないポリマーが形成されるとすれば、成分A)に
含まれるものは原則としてas )量の10重量%以下で
あるように選定される。
【0036】本発明の新規な成形材料の成分B)は成分
A)、B)、C)及び必要により、D)の合計量に基づ
いて1〜50重量%、好ましくは5〜40重量%、特に
好ましくは10〜30重量%存在する。
【0037】成分B)は、成分B)に対してそれぞれ b1 ) スチレン又はα−メチルスチレン50〜100
重量%、好ましくは55〜95重量%、特に好ましくは
60〜85重量%、 b2 ) アクリロニトリル0〜50重量%、好ましくは
5〜45重量%、特に好ましくは15〜40重量%及び b3 ) さらに、1種以上のモノマー0〜50重量%、
好ましくは0〜40重量%から構成される熱可塑性ポリ
マーである。好ましいモノマーb3 )は前記成分ac
3)及びas /2)と同じものである。
【0038】ポリマーB)は主成分がスチレン及びアク
リルニトリルであるのでSANポリマーとして通常知ら
れており場合により市販のものを使用することもでき
る。これらのものは原則として、粘度数VN(DIN5
3,726に準拠して、25℃のジメチルホルムアミド
中0.5重量%濃度溶液で測定される)40〜160m
L/gであり、平均分子量約40,000〜200,0
00に相当する。これらのものはマス、溶液、懸濁、沈
殿又は乳化重合の公知の方法で得られる。これらの方法
の詳細は、例えば書籍「kunststoffhand
buch」のVol.V ”Polystyrol”
(著者:R.Vieweg及びG.Daumille
r、1969年ミュンヘンのCarl−Hanser出
版社発行)の118頁以降に記載されている。
【0039】ポリマーB)はスチレン又はα−メチルス
チレン及びアクリロニトリルの異なるコポリマー、例え
ばアクリロニトリルの含有量又は平均分子量の異なるコ
ポリマーの混合物であることも可能である。
【0040】本発明の成形材料の成分C)は成分A)、
B)、C)及び必要により、D)の合計量に基づいて1
〜70重量%、好ましくは5〜50重量%、特に好まし
くは8〜40重量%である。成分C)はビニル芳香族モ
ノマー単位を重合し、硬質相を形成する少なくとも1種
のブロックA及び/又はジエンモノマーを重合し(第
一)エラストマー(軟質)相を形成するブロックB及び
ビニル芳香族モノマー及びジエンモノマー単位を重合し
軟質相を形成する少なくとも1種のブロックB/Aから
なり、ブロックAのガラス転移温度が25℃以上であ
り、かつブロックB/Aのガラス転移温度が25℃以下
であること並びにブロックB/Aに対するブロックAの
相体積比は全ブロック共重合体における硬質相の割合が
1〜40体積%であり、かつ50重量%未満のジエンの
量からなる、エラストマーブロックコポリマーである。
【0041】成分C)に関する組成及び調製の詳細は後
述されるが、さらにドイツ特許出願公開第4,420,
952号に詳細が記載されている。
【0042】軟質相(ブロックB/A)は極性補助溶剤
の存在の下、ビニル芳香族モノマー及びジエンモノマー
のランダム共重合により得られる。
【0043】ブロックコポリマーC)は、例えば以下の
一般式(1)〜(11)の1つによりあらわされること
もできる。 (1) (A−B/A)n ; (2) (A−B/A)n −A、好ましくはA−B/A
−A; (3) B/A−(A−B/A)n ; (4) X−[(A−B/A)nm+1 ; (5) X−[(B/A−A)nm+1 、好ましくはX
−[−B/A−A]2 ; (6) X−[(A−B/A)n-Am+1 ; (7) X−[(B/A−A)n −B/A]m+1 ; (8) Y−[(A−B/A)nm+1 ; (9) Y−[(B/A−A)nm+1 、好ましくはY
−[−B/A−A]2 ; (10) Y−[(A−B/A)n-Am+1 ; (11) Y−[(B/A−A)n-B /A]m+1 ; 式中、Aはビニル芳香族ブロック及びB/Aは軟質相、
即ちジエン及びビニル芳香族単位から構成されるランダ
ム的ブロックであり、Xはn−官能価の開始剤のラジカ
ルで、Yはm−官能価のカップリング剤のラジカルで、
m及びnは1〜10の自然数である。
【0044】特に好ましいブロックコポリマーは下記の
ようにその軟質相がブロックに分割されているもので (12) (B/A)1 −(B/A)2 ; (13) (B/A)1 −(B/A)2 −(B/A)
1 ; (14) (B/A)1 −(B/A)2 −(B/A)
3 ; そのビニル芳香族/ジエンの割合は、それぞれの部分ブ
ロックのガラス転移温度が25℃以下で、個々のブロッ
クB/Aで異なり又はその範囲(B/A)1 →(B/
A)3 間のブロック内で連続的に変化する。
【0045】分子当たり異なる分子量を持つ複数のブロ
ックB/A及び/又はAを有するブロックコポリマーが
特に好ましい。
【0046】重要なのはエラストマーブロックコポリマ
ーが形成されることであるので、ビニル芳香族単位のみ
からなるブロックAはブロックBによる置換が可能であ
る。このようなポリマーは、例えば構造(15)〜(1
8)を有することもできる。 (15) B−(B/A) (16) (B/A)−B−(B/A) (17) (B/A)1 −B−(B/A)2 (18) B−(B/A)1 −(B/A)2
【0047】本発明の好ましいビニル芳香族化合物はス
チレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン及びこれ
らの化合物の混合物である。好ましいジエンはブタジエ
ン、イソプレン、ピペリレン、1−フェニルブタジエン
及びこれら化合物の混合物である。
【0048】特に好ましいモノマーの組合せはブタジエ
ン及びスチレンからなる。以下に述べる全ての重量及び
体積はこの組合せに基づいている。
【0049】このB/Aブロックはスチレン約75〜3
0重量%及びブタジエン25〜70重量%で構成されて
いる。特に好ましい軟質ブロックはブタジエン含有量3
5〜70%及びスチレン含有量65〜35%を有する。
【0050】スチレン/ブタジエンモノマーの組合せの
場合の全ブロックコポリマー中のジエンの量は15〜6
5重量%で、相当するビニル芳香族成分の量は85〜3
5重量%である。ジエン25〜60重量%及びビニル芳
香族75〜40重量%からなるモノマー組成を有するブ
タジエン−スチレンブロックコポリマーが特に好まし
い。
【0051】ブロックコポリマーは非極性溶剤に非プロ
トン性極性補助溶剤を添加しアニオン重合で調製され
る。好ましい使用溶剤はシクロヘキサン又はメチルシク
ロヘキサンのような脂肪族炭化水素である。特に好まし
い補助溶剤はエーテル、例えばテトロヒドロフラン、ジ
エチレングリコールジメチルエーテルのような脂肪族ポ
リエーテル、及びtert−アミン、例えばトリブチル
アミン及びピリジンである。極性補助溶剤は非極性溶剤
に少量、例えば0.5〜5体積%添加される。テトラヒ
ドロフラン0.1〜0.3体積%が特に好ましい。ほと
んどの場合約0.2体積%の量で遂行することが可能
で、経験上裏付けられている。
【0052】アニオン重合は有機金属、特にメチルリチ
ウム、エチルリチウム、プロピルリチウム、n−ブチル
リチウム、sec−ブチルリチウム及びtert−ブチ
ルリチウムのような有機リチウム化合物を用いて開始さ
れる。有機金属化合物は化学的に不活性な炭化水素溶液
として、通常モノマーに対して0.002〜5モル%の
量が添加される。
【0053】重合温度は0〜130℃とすることができ
る。30〜100℃の温度範囲が好ましい。
【0054】本発明によれば、成分C)は60〜95体
積%、好ましくは70〜90体積%、特に好ましくは8
0〜90体積%のジエン及びビニル芳香族繰返し単位か
ら構成される軟質相を含む。ビニル芳香族モノマーから
形成されるブロックAは硬質相を構成し、その相当量は
5〜40体積%、好ましくは10〜30体積%、特に好
ましくは10〜20体積%である。
【0055】成分C)の軟質相は通常−50〜+25
℃、好ましくは−50〜5℃のガラス転移温度を有す
る。
【0056】ブロックAの分子量は一般的には1,00
0〜200,000、好ましくは3,000〜80,0
00、g/mol.である。分子内で、Aブロックは異
なる分子量を有することもできる。
【0057】ブロックB/Aの分子量は通常2,000
〜250,000、好ましくは5,000〜150,0
00、g/mol.である。ブロックAの場合のよう
に、ブロックB/Aもまた分子内で異なる分子量を有す
ることができる。
【0058】カップリングセンターXはリビングアニオ
ン鎖端と二官能価又は多官能価カップリング剤との反応
で形成される。このような化合物の例は米国特許第3,
985,830号、同第3,280,084号、同第
3,637,554号及び同第4,091,053号に
記載されている。例えば、好ましくはエポキシ化亜麻油
又は大豆油のようなエポキシ化グリセリドが用いられ
る。ジビニルベンゼンも好適に使われる。ジクロロジア
ルキルシラン、テレフタルアルデヒドのようなジアルデ
ヒド及びエチルホルメート又はベンゾエートのようなエ
ーテルが二量重合のために特に好ましい。
【0059】ランダムブロックB/Aは代わる代わるブ
ロック、例えばB1/A1−B2/A2−B3/A3−
・・・・ のように更に分割することも可能である。好
ましくは、ランダムブロックは2〜15、特に好ましく
は3〜10のランダム部分ブロックからなる。
【0060】重合は複数の段階で行われ、一官能価開始
の場合には、例えば硬質ブロックAの調製で開始され
る。モノマーの一部が最初反応容器に充填され、開始剤
を添加することによって重合が開始される。決められた
鎖構造を達成するために、本質的ではないが、第二のモ
ノマー添加が行われる前に高度変換(99%以上)を行
うのが有利である。
【0061】モノマー添加の順序は選んだブロック構造
に依存する。一官能価開始の場合には、例えばビニル芳
香族化合物は最初に充填されるか又は直接計量投入され
る。それからジエン及びビニル芳香族化合物はできるだ
け同時に添加されるべきである。ブロックB/Aのラン
ダム構造及び組成はビニル芳香族化合物に対するジエン
化合物の割合、ルイス塩基の濃度及び化学構造、及び温
度で決まる。本発明によれば、ジエンの量は25〜70
重量%で、この量はビニル芳香族化合物を含む全量に関
連する。次にビニル芳香族化合物を添加することにより
ブロックAを重合することもできる。そのかわりとし
て、要求されるポリマーブロックをカップリング反応に
より互いに連結しても良い。二官能価開始の場合には、
B/Aブロックを最初に合成し、Aブロックがそれに続
く。
【0062】その後処理は通常の方法により行われる。
攪拌容器中で行われるのが良く、イソプロパノールのよ
うなアルコールで重合を停止し、次の後処理の前に炭酸
ガス/水を用いて慣用の方法で混合物を僅かに酸性化
し、酸化防止剤及びフリーラジカル受容体(トリスノニ
ルフェニルホスファイト(TNPP)又はα−トコフェ
ロール(vitamin E)又は商標名Irgano
x 1076又はIrganox 3052の市販品)を
用いてポリマーを安定化し、通常の方法で溶剤を除去
し、押出及び粗砕を行う。
【0063】本発明の新規な成形材料の成分D)は成分
の合計量に対して0〜30、好ましくは0〜15、特に
好ましくは1〜10重量%存在する。
【0064】成分D)は星の形の構造を有し、オリゴ官
能モノマーを経由した複数のモノマー鎖を連結して得ら
れるポリマーである。このポリマー鎖はブロックコポリ
マーからなり、それ故ブロックコポリマー鎖としてここ
で提案され、このブロックコポリマーは本質的には d1 ) スチレン及び/又はα−メチルスチレン30〜
90重量%及び、 d2 ) ブタジエン及び/又はイソプレン10〜70重
量%からなるものである。
【0065】このブロックコポリマー鎖は溶液中で好ま
しくは主にsec−ブチルリチウムのような有機金属化
合物を開始剤としてアニオン重合で調製される。本質的
に直鎖状分子であるポリマーが得られる。
【0066】原則として、ブロックコポリマーにおい
て、スチレン及び/又はα−メチルスチレンからなるブ
ロックにより1つの鎖端が形成され、ブタジエン及び/
又はイソプレンからなるブロックによって他の鎖端が形
成されるようなブロックコポリマーが好ましい。これら
のブロックはランダムポリマーによって互いに分離する
ことも可能であり、さらにこのブロックはそれぞれ他の
モノマー単位の少量を含むこともできる。
【0067】可能なブロックコポリマーの内特に好まし
いものは、2つのブロックの連結したブロックコポリマ
ー、即ちスチレン及び/又はα−メチルスチレンからな
るブロック−(連結を意味する)ブタジエン及び/又は
イソプレンからなるブロックのもの、及び3つのブロッ
クの連結したブロックコポリマー、即ちスチレン及び/
又はα−メチルスチレンからなるブロック−ブタジエン
及び/又はイソプレンからなるブロック−スチレン及び
/又はα−メチルスチレンからなるブロックのものであ
る。
【0068】20,000〜100,000単位の異な
る分子量をもつブロックコポリマーの混合物が特に好ま
しい。
【0069】特に好ましいブロックコポリマーD)はス
チレンからなるブロック−スチレン及びブタジエンから
なるブロックであってその始まりはブタジエンに富み、
その終わりはスチレンに富んでいるもの−スチレンから
なるブロックの構造を持つ。中間のブロックはブタジエ
ンからスチレンへテーパーをもつ転移を有することもで
きる。
【0070】ブロックコポリマー鎖を連結するのに好ま
しいオリゴ官能モノマーは、例えばエポキシ化亜麻油の
ようなポリエポキシド、1,2,4,−トリイソシアネ
ートベンゼンのようなポリイソシアネート、1,3,6
−ヘキサントリオン及びポリアンヒドライドのようなポ
リケトン、ジエチルアジペートのようなジカルボキシリ
ックエステル、SiCl4 のようなシリコンハライド、
TiCl4 のような金属ハライド並びにジビニルベンゼ
ンのようなポリビニルアロマチクである。
【0071】2つのブロックの連結したブロックコポリ
マーの場合に置いて、スチレン及び/又はα−メチルス
チレンからなるブロックは通常連結後外側を向く。連結
はブタジエニルリチウム又はスチリルリチウム上でリビ
ング鎖端を経由して行われる。
【0072】好ましい重合溶剤はアルカン並びにシクロ
アリファティック及びアロマチックヒドロカーボンのよ
うな無水溶液である。シクロヘキサンの使用が好まし
い。
【0073】このアニオン重合は好ましくは−20〜1
50℃で行われる。
【0074】この反応はそれ自体公知の方法つまり水又
はアルコールのような極性化合物を添加することによっ
て停止する。
【0075】望ましい重合体つまりその分子量Mw が好
ましくは50,000〜300,000、特に好ましく
は100,000〜220,000となるような処理は
公知の方法で行う。
【0076】星状構造を有するポリマーの調製に関して
の詳細はドイツ特許出願公開第2,610,068号に
記載されている。
【0077】この星のようなポリマーに加えて、成分
D)は星状構造のない直鎖状ブロックコポリマーを含有
することもできる。これらの直鎖状ブロックコポリマー
は原則として3〜8のブロックを有し、テーパーのある
ブロック転移を有することもできる。
【0078】上記星状及び直鎖状ブロックコポリマーは
上市製品であり、例えば商標名Finaclear(F
ina Chemicals製)、K−Resin(P
hillips Petroleum製)、Clear
en(Denka製)及びStyrolux(BASF
製)製品を利用しうる。
【0079】成分A)、B)、C)及びD)に加えて、
本発明の熱可塑性成形材料は慣用されてる量の滑剤、成
形剥離剤、顔料、染料、難燃剤、酸化防止剤、光安定
剤、繊維状及び微粉状充填剤、補強材、及び静電防止剤
を含むことができる。本発明のフィルム製品に於いて
は、可塑剤例えば平均分子量2,000〜8,000、
エチレンオキサイド30〜70重量%及び1,2プロピ
レンオキサシド70〜30重量%の可塑剤を成分A)、
B)、C)及び所望によりD)の合計量に対して0.5
〜10重量%使用する。
【0080】本発明の新規な成形材料は、それ自体公知
の方法例えば、押出機、Branbury混合機、ニー
ダー、ロールミル又はカレンダー中で溶融、混合して調
製されうる。しかしながら、それら成分は溶融しないで
常温で混合しても良く、その後この粉末混合物又はグラ
ニュールを加工中に溶融し、均一化しても良い。
【0081】本発明の全ての成型品、特にフィルムは本
発明の成形材料から製造することができる。このフイル
ムは押出し、圧延、カレンダリング及びその他当業者に
公知の方法にて製造できる。本願発明の新規な成形材料
は加熱及び/又は摩擦のみによって、又は可塑剤及び他
の添加剤の使用で加工用フィルムを形成する。このフィ
ルムの最終製品への加工は、例えば熱成形又は深絞り成
形より行う。
【0082】このフイルムは広範囲の潜在的用途を有
し、特に自動車工業のインテリア企画、装飾目的におけ
るケース及び袋の製造の皮革代用として、家具工業の家
具表張りの被覆材料としての用途を有する。
【0083】本発明の新規な熱可塑性成形材料はハロゲ
ンを含まない。これらの材料は実質的に揮発性又は滲出
性成分を含まず、分解反応による例えば加工中の色落ち
のような不都合な変化をほとんど示さない。さらに、こ
れらの材料は非常に優れた機械的性質を有する。
【0084】
【実施例】以下の成分を調製した(%は全て重量%であ
る)。
【0085】成分Aの調製 架橋性ポリーブチルアクリレート(コア)及びスチレン
/アクリロニトリルコポリマー(シェル)からなる粒子
状グラフトポリマー ポリブチルアクリレートシードラテックス3g、水10
0g及び過硫酸カリウム0.2gの混合物に、nーブチ
ルアクリレート98g及びジヒドロジシクロペンタジエ
ニルアクリレート2gの混合物を添加し、60℃で4時
間加熱し、その後水50g中C12〜C18−パラフィンス
ルホン酸カリウム塩1g溶液を添加した。さらに3時間
重合を続けた。得られたラテックスの平均粒子径d50
430nmであり、狭い粒子サイズ分布(Q=0.1)
を有していた。
【0086】このラテックス150gを水60g、過硫
酸カリウム0.03g及びラウロイルパーオキサイド
0.05gと混合し、最初スチレン20g添加して4時
間維持し、スチレン15g及びアクリルニトリル5gを
用いて65℃で3時間かけてラテックス粒子上にスチレ
ン及びアクリルニトリルをグラフトした。その後、ポリ
マーを95℃の塩化カルシウム溶液を用いて沈殿させて
分離し、水で洗浄し、熱風で乾燥した。ポリマーのグラ
フト率は35%であり、その粒子は510nmの平均粒
子径d50を有していた。
【0087】このグラフトポリマーは以下の組成(おお
よその値)を有していた。即ち、架橋性ポリブチルアク
リレートからなるグラフトコア60%、スチレンポリマ
ーからなる内部グラフト20%及び、3:1のS/AN
重量比のスチレン/アクリロニトリルコポリマーからな
る外部グラフト20%であった。
【0088】最初に用いたシードポリマーは欧州特許第
6503号(12欄55行〜13欄22行)の方法で、
n−ブチルアクリレート及びトリシクロデセニルアクリ
レート水性エマルジョンを重合して、固形分40%のも
のを調製した。
【0089】成分A)の記載中平均粒子サイズは重量平
均粒子サイズである。
【0090】全粒子中、d50値に相当する直径より小さ
い直径を有するものが50重量%、大きい直径を有する
ものが50重量%のものは、平均直径d50値に相当す
る。粒子サイズ分布幅を特徴づけるために、d50値に加
えてd10値及びd90値が用いられる。前者は全粒子中、
10値に相当する直径より小さい直径を有するものが1
0重量%、大きい直径を有するものが90重量%であ
る。同様に、後者は全粒子中、d90値に相当する直径よ
り小さい直径を有するものが90重量%、大きい直径を
有するものが10重量%である。指数Q=(d90
10)/d50は粒子サイズ分布幅をあらわし、Qが小さ
ければ小さいほど、分布幅は狭い。
【0091】成分B)の調製 スチレン及びアクリロニトリルコポリマー スチレン65重量%及びアクリロニトリル35重量%の
コポリマーを連続溶液重合、即ち書籍「kunstst
offhandbuch」のVol.V ”Polys
tyrol”(著者:R.Vieweg及びG.Dau
miller、1969年ミュンヘンのCarl−Ha
nser出版社発行)の122〜124頁に記載の方法
で調製した。粘度数VN(DIN53,726に準拠し
て、25℃のジメチルホルムアミド中0.5重量%濃度
溶液で測定される)は80mL/gであった。
【0092】成分C)の調製 エラストマーブロックコポリマー 同時に加熱及び冷却可能な攪拌機付50Lステンレスス
チールオートクレーブを用いて、窒素雰囲気でシクロヘ
キサン中sec−ブチルリチウム及び1、1ージフエニ
ルエチレン溶液を沸騰させて反応し、乾燥して調製し
た。シクリヘキサン22.8Lを添加し、sec−ブチ
ルリチウム42mL及びテトラヒドロフラン65.8m
Lを添加した。重合のそれぞれの段階の条件を表1に示
した。
【0093】それぞれの段階で、モノマー供給の時間は
重合の時間に比べて小さかった。最初及び最終温度は加
熱又は冷却用反応機ジャッケトにて得た。
【0094】反応の終わり(モノマーの消費)におい
て、色が消えるまでエタノールを滴下して反応を停止
し、混合物を少し過剰の酸を用いて酸性にした。
【0095】溶液を3つの液化ドーム及び前部及び後部
液化を有する液化押出機で200℃の温度で後処理し
た。この方法で得られたグラニュールを成形材料の調製
に用いた。
【0096】
【表1】
【0097】得られたポリマーはゲルパーミッションク
ロマトグラフィー(ポリスチレン検量線)によって測定
された以下に示す平均分子量を有していた。数平均分子
量Mn :119,000、粘度平均分子量Mv :15
8,000、重量平均分子量Mw :176,000。
【0098】DSCで測定したガラス転移温度は軟質相
で−16℃、硬質相で+75℃であった。相の均一性の
測定で、ガラス状態の幅は軟質相で9℃、硬質相で12
℃であった。
【0099】200℃及びDIN53,735に準拠し
た荷重5gで測定した溶融体積指数MVIは8.5mL
/10min.であった。
【0100】成分D)の調製 星状構造を有するスチレン及びブタジエンのブロックコ
ポリマー 6L耐圧反応容器中で成分C)の調製を前記記載のよう
にして行った。即ち、シクロヘキサン2.7kg及びス
チレン525gにsec−ブチルリチウムを前滴下し、
sec−ブチルリチウム0.33gを用いて不活性ガス
雰囲気、無湿気下で30分重合した。開始温度は54℃
であった。シクロヘキサン0.22kg、sec−ブチ
ルリチウム0.9g及びスチレン225gを71℃で活
性反応溶液に添加し、1時間重合を行い、この後テトラ
ヒドロフラン10g及びブタジエン250gを74℃で
1時間重合した。最後に、トルエン150mL中エポキ
シ化亜麻油(Epoxyl 9−5)10mLでカップ
リングを行った。粘度数は91.9cm3 /gであっ
た。
【0101】成分C)に関し前記記載のようにして得ら
れた溶液の後処理を行った。
【0102】本発明の新規な材料及びそれらの性質 成分A)、B)、C)及びD)から混合物を調製し、ロ
ールミルを用いて200℃で1mm厚さのフイルムを作
成した。
【0103】フイルムの下記記載の性質を測定した。
【0104】引張り強度:DIN53,504に準拠し
て、得られたフイルムからパンチ切取りにより引張り試
験用試験片を作成した。
【0105】破断伸度:上記DIN53,504に準拠
の引張り強度測定の破断強度時の伸度を用い、試験片の
元の大きさからの伸びを%で表した。
【0106】引裂き強度:DIN43,515に準拠し
て、パンチ切取りにより引裂き試験用試験片を作成し
た。
【0107】ショアー硬度:DIN43,505に準拠
し、テスターDを用いて測定した。 熱歪み抵抗性:DIN53,460に準拠し、方法Aに
よりVicat数を測定した。
【0108】得られたフイルムの組成及び試験結果を表
2の示した。
【0109】
【表2】
【0110】成分B)(スチレンーアクリロニトリルコ
ポリマー)を含まない成形材料から得られたフイルムは
大きい破断伸度を示した(比較実験No.3* )。
【0111】しかしながら、このフイルムの引裂き強度
は本発明の新規な成形材料(実験No.1及び実験N
o.2)からなるフイルムより実質的に小さい。
【0112】成分A)(グラフトポリマー、ポリブチル
アクリレートゴム上のSAN)及び成分B)(比較実験
No.4* )を含まない成形材料から得たフイルムは本
願発明の新規な組成のフイルムに比べかなり低い硬度
(ショアD)を有し、それらの柔らかさに起因して加工
不能である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【化1】 で示され、R1 及びR2 がそれぞれ水素原子又はC1
8 −アルキルを意味するスチレン化合物、及び/若し
くはC1 〜C8 −アルキルアクリレート又はメタクリレ
ート50〜100重量%及び as /2)さらに、50重量%以下の1種以上のモノマ
ーからなる、 as ) グラフトシェル10〜70重量%からなる、グ
ラフトポリマー30〜98重量%A)、 B)b1 ) スチレン又はα−メチルスチレン50〜1
00重量%、 b2 ) 50重量%以下のアクリロニトリル及び b3 ) さらに、50重量%以下の1種以上のモノマー
からなる、熱可塑性重合体1〜50重量%B)、 C)ビニル芳香族モノマー単位を重合し、硬質相を形成
する少なくとも1種のブロックA又はジエンモノマーを
有し第一エラストマー(軟質)相を形成するブロックB
及びビニル芳香族モノマー及びジエンモノマー単位を重
合し軟質相(必要により第二又はさらに軟質相)を形成
する少なくとも1種のエラストマーブロックB/Aから
なり、ブロックAのガラス転移温度が25℃以上であ
り、かつブロックB/Aのガラス転移温度が25℃以下
であること並びにブロックB/Aに対するブロックAの
相体積比は全ブロック共重合体における硬質相の割合が
1〜40体積%であり、かつ50重量%未満のジエンの
量であるように選ばれた、エラストマーブロックコポリ
マー1〜70重量%C)、並びに、 D)d1 ) スチレン又はα−メチルスチレン30〜9
0重量%及び、 d2 ) 多官能価のブタジエン又はイソプレン10〜7
0重量%からなる複数のブロックコポリマー鎖の連結に
より得られ、星のような構造を有する重合体0〜30重
量%D)とを含有することを特徴とする熱可塑性成形材
料。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【化2】 で示され、R1 及びR2 がそれぞれ水素原子又はC1
8 −アルキルを意味するスチレン化合物、及び/若し
くはC1 〜C8 −アルキルアクリレート又はメタクリレ
ート50〜100重量%及び as /2) さらに、50重量%以下の1種以上のモノ
マーからなる、 as ) グラフトシェル10〜70重量%からなる、グ
ラフトポリマー30〜98重量%A)、 B) b1 ) スチレン又はα−メチルスチレン50〜1
00重量%、 b2 ) 50重量%以下のアクリロニトリル及び b3 ) さらに、50重量%以下の1種以上のモノマー
からなる、熱可塑性重合体1〜50重量%B)、 C)ビニル芳香族モノマー単位を重合し、硬質相を形成
する少なくとも1種のブロックA及び/又はジエンモノ
マーを有し第一エラストマー(軟質)相を形成するブロ
ックB及びビニル芳香族モノマー及びジエンモノマー単
位を重合し軟質相(必要により第二又はさらに軟質相)
を形成する少なくとも1種のエラストマーブロックB/
Aからなり、ブロックAのガラス転移温度が25℃以上
であり、かつブロックB/Aのガラス転移温度が25℃
以下であること並びにブロックB/Aに対するブロック
Aの相体積比は全ブロック共重合体における硬質相の割
合が1〜40体積%であり、かつ50重量%未満のジエ
ンの量であるように選ばれた、エラストマーブロックコ
ポリマー1〜70重量%C)、並びに、 D) d1 ) スチレン及び/又はα−メチルスチレン3
0〜90重量%及び、 d2 ) 多官能価のブタジエン及び/又はイソプレン1
0〜70重量%からなる複数のブロックコポリマー鎖の
結合により得られ、星のような構造を有する重合体0〜
30重量%D)とを含有することを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】
【化5】 で示され、R1 及びR2 がそれぞれ水素原子又はC1
8 −アルキルを意味するスチレン化合物、及び/若し
くはC1 〜C8 −アルキルアクリレート又はメタクリレ
ート50〜100重量%、好ましくは60〜95重量
%、特に好ましくは65〜85重量%及び as /2)さらに、1種以上のモノマー0〜50重量
%、好ましくは15〜35重量%からなるモノマー混合
物を重合して得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 コンラート、クノル ドイツ、67069、ルートヴィヒスハーフェ ン、ホルスト−ショルク−シュトラーセ、 184 (72)発明者 マルティン、ヴェーバー ドイツ、67433、ノイシュタット、エック シュトラーセ、19

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A)ac /1)1種以上のC1 〜C10
    アルキルアクリレート80〜99.99%、 ac /2) 架橋性モノマー0.01〜20重量%及び ac /3) さらに40重量%以下の1種以上のモノマー
    の共重合により得られた、 ac ) エラストマーグラフトコア30〜90重量%、
    及び as /1) 下記式 【化1】 で示され、R1 及びR2 がそれぞれ水素原子又はC1
    8 −アルキルを意味するスチレン化合物、及び/若し
    くはC1 〜C8 −アルキルアクリレート又はメタクリル
    酸50〜100重量%及び as /2)さらに、50重量%以下の1種以上のモノマ
    ーからなる、 as ) グラフトシェル10〜70重量%からなる、グ
    ラフトポリマー30〜98重量%A)、 B)b1 ) スチレン又はα−メチルスチレン50〜1
    00重量%、 b2 ) 50重量%以下のアクリロニトリル及び b3 ) さらに、50重量%以下の1種以上のモノマー
    からなる、熱可塑性重合体1〜50重量%B)、 C)ビニル芳香族モノマー単位を重合し、硬質相を形成
    する少なくとも1種のブロックA又はジエンモノマーを
    有し第一エラストマー(軟質)相を形成するブロックB
    及びビニル芳香族モノマー及びジエンモノマー単位を重
    合し軟質相(必要により第二又はさらに軟質相)を形成
    する少なくとも1種のエラストマーブロックB/Aから
    なり、ブロックAのガラス転移温度が25℃以上であ
    り、かつブロックB/Aのガラス転移温度が25℃以下
    であること並びにブロックB/Aに対するブロックAの
    相体積比は全ブロック共重合体における硬質相の割合が
    1〜40体積%であり、かつ50重量%未満のジエンの
    量であるように選ばれた、エラストマーブロックコポリ
    マー1〜70重量%C)、並びに、 D)d1 ) スチレン又はα−メチルスチレン30〜9
    0重量%及び、 d2 ) 多官能価のブタジエン又はイソプレン10〜7
    0重量%からなる複数のブロックコポリマー鎖の連結に
    より得られ、星のような構造を有する重合体0〜30重
    量%D)とを含有することを特徴とする熱可塑性成形材
    料。
  2. 【請求項2】 前記ブロック共重合体C)において、前
    記ビニル芳香族モノマーがスチレン、α−メチルスチレ
    ン及びビニルトルエンから選ばれ、かつ前記ジエンがブ
    タジエン及びイソプレンから選ばれる請求項1記載の熱
    可塑性成形材料。
  3. 【請求項3】 請求項1及び請求項2記載の熱可塑性成
    形材料からなるフイルム又は成形品。
JP8262109A 1995-10-02 1996-10-02 熱可塑性成形材料 Withdrawn JPH09202845A (ja)

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