JPH09202720A - 口腔用組成物 - Google Patents
口腔用組成物Info
- Publication number
- JPH09202720A JPH09202720A JP3004696A JP3004696A JPH09202720A JP H09202720 A JPH09202720 A JP H09202720A JP 3004696 A JP3004696 A JP 3004696A JP 3004696 A JP3004696 A JP 3004696A JP H09202720 A JPH09202720 A JP H09202720A
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- Japan
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- container
- menthol
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Abstract
(57)【要約】
【課題】携帯性にすぐれ、かつ、香料の吸着や透過が抑
えられて長期間保存後も清涼感が持続する口腔用組成物
の提供。 【解決手段】組成物用量に対する容器の接触面積比が大
きい合成樹脂製容器に充填した場合に、エタノールを2
0%以上を配合し、なおかつシトラ−ルとメントールを
特定比で配合する事によって、香料の吸着や透過が抑え
られ、長期間保存後も清涼感が持続する口腔用組成物が
得られる。
えられて長期間保存後も清涼感が持続する口腔用組成物
の提供。 【解決手段】組成物用量に対する容器の接触面積比が大
きい合成樹脂製容器に充填した場合に、エタノールを2
0%以上を配合し、なおかつシトラ−ルとメントールを
特定比で配合する事によって、香料の吸着や透過が抑え
られ、長期間保存後も清涼感が持続する口腔用組成物が
得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エタノールを20
%以上含有し、シトラ−ルと、メントールの重量比が
2:1〜1:50である口腔用組成物を、概組成物が接
触する容器の内面積と概組成物容量との割合(cm2/
ml)が2以上である合成樹脂製の容器に充填すること
を特徴とする口腔用組成物に関する。
%以上含有し、シトラ−ルと、メントールの重量比が
2:1〜1:50である口腔用組成物を、概組成物が接
触する容器の内面積と概組成物容量との割合(cm2/
ml)が2以上である合成樹脂製の容器に充填すること
を特徴とする口腔用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、口臭、気分不快等の予防、改善を目的として、口腔
内に清涼性を付与するための種々の口中清涼剤や食品が
上市されている。これらの剤形には、液剤、錠剤、丸
剤、カプセル剤などがあり、主にメントール等の清涼性
を有する香料成分が配合されている場合が多い。このう
ち、液体の製剤については、ガラスもしくはポリエチレ
ン(ナイロン等の樹脂にてコートされていることもあ
る)等の容器に充填され、アトマイザーポンプにより霧
状にして口腔内に噴霧するタイプの商品が各種上市され
ており、携帯性に優れることから持ち歩いて使用される
ことが多いようである。 しかしながら、著者らの検討
によれば、ポリエチレンの容器は長期間保管した場合、
経時で内容物の清涼性が低下する傾向があった。 ま
た、ガラス容器は香味の安定性には優れているが、衝撃
等により割れることがあるため、携帯するには適さない
面がある。 このような問題点を回避する手段の一つと
して、他の合成樹脂の容器を使用することが考えられ、
著者らは、口腔用組成物に通常使用されている種々の合
成樹脂を検討した結果、ポリエチレンテレフタレート樹
脂が最も香味安定性の良好であったことを確認してい
る。 ポリエチレンテレフタレート樹脂はマウスウオッ
シュ等の口腔用組成物に使用されている実績があり、内
容成分への有害物質の溶出がなく安全性の高さが確認さ
れているとともに、ガラスと比較すると軽量であり、割
れにくい為、携帯性にも優れている利点がある。 しか
しながら、著者らの検討によれば、ポリエチレンテレフ
タレートの場合でも、若干の香料成分の吸着や透過によ
り、長期間保存した場合、内容物の清涼性が低下する問
題点があった。特に、携帯性に優れた小型のアトマイザ
−容器のような、組成物用量に対する容器の接触面積が
大きい容器に充填された場合、清涼性の経時的低下が顕
著であることがわかり、問題となっていた。
り、口臭、気分不快等の予防、改善を目的として、口腔
内に清涼性を付与するための種々の口中清涼剤や食品が
上市されている。これらの剤形には、液剤、錠剤、丸
剤、カプセル剤などがあり、主にメントール等の清涼性
を有する香料成分が配合されている場合が多い。このう
ち、液体の製剤については、ガラスもしくはポリエチレ
ン(ナイロン等の樹脂にてコートされていることもあ
る)等の容器に充填され、アトマイザーポンプにより霧
状にして口腔内に噴霧するタイプの商品が各種上市され
ており、携帯性に優れることから持ち歩いて使用される
ことが多いようである。 しかしながら、著者らの検討
によれば、ポリエチレンの容器は長期間保管した場合、
経時で内容物の清涼性が低下する傾向があった。 ま
た、ガラス容器は香味の安定性には優れているが、衝撃
等により割れることがあるため、携帯するには適さない
面がある。 このような問題点を回避する手段の一つと
して、他の合成樹脂の容器を使用することが考えられ、
著者らは、口腔用組成物に通常使用されている種々の合
成樹脂を検討した結果、ポリエチレンテレフタレート樹
脂が最も香味安定性の良好であったことを確認してい
る。 ポリエチレンテレフタレート樹脂はマウスウオッ
シュ等の口腔用組成物に使用されている実績があり、内
容成分への有害物質の溶出がなく安全性の高さが確認さ
れているとともに、ガラスと比較すると軽量であり、割
れにくい為、携帯性にも優れている利点がある。 しか
しながら、著者らの検討によれば、ポリエチレンテレフ
タレートの場合でも、若干の香料成分の吸着や透過によ
り、長期間保存した場合、内容物の清涼性が低下する問
題点があった。特に、携帯性に優れた小型のアトマイザ
−容器のような、組成物用量に対する容器の接触面積が
大きい容器に充填された場合、清涼性の経時的低下が顕
著であることがわかり、問題となっていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記の事情に鑑み、組成
物用量に対する容器の接触面積比が大きい合成樹脂製容
器に充填した場合に、香料成分の吸着、透過が抑制さ
れ、経時で内容物の清涼性が低下しない口腔用組成物を
鋭意検討したところ、エタノールを20%以上を配合
し、なおかつシトラ−ルとメントールを特定比で配合す
る事によって、香料の吸着や透過が抑えられ、長期間保
存後も清涼感が持続することを見出し、本発明を完成す
るにいたった。以下、本発明について更に詳細に説明す
る。
物用量に対する容器の接触面積比が大きい合成樹脂製容
器に充填した場合に、香料成分の吸着、透過が抑制さ
れ、経時で内容物の清涼性が低下しない口腔用組成物を
鋭意検討したところ、エタノールを20%以上を配合
し、なおかつシトラ−ルとメントールを特定比で配合す
る事によって、香料の吸着や透過が抑えられ、長期間保
存後も清涼感が持続することを見出し、本発明を完成す
るにいたった。以下、本発明について更に詳細に説明す
る。
【0004】
【発明の実施の形態】本発明は、エタノールを20%以
上含有し、なおかつ、シトラ−ルとメントールの重量比
が2:1〜1:50である口腔用組成物を、概組成物が
接触する容器の内面積と概組成物容量との割合(cm2
/ml)が2以上である合成樹脂製の容器に充填するこ
とを特徴としている。
上含有し、なおかつ、シトラ−ルとメントールの重量比
が2:1〜1:50である口腔用組成物を、概組成物が
接触する容器の内面積と概組成物容量との割合(cm2
/ml)が2以上である合成樹脂製の容器に充填するこ
とを特徴としている。
【0005】この場合、本発明の口腔用組成物の充填さ
れる容器は、少なくとも、組成物と接触する面すなわち
容器内面が合成樹脂製であり、なかでもポリエチレンテ
レフタレート、塩化ビニル、ポリプロピレンが好まし
く、更には、ポリエチレンテレフタレ−トが最も好まし
く、単層もしくは複層の構成で使用できる。尚、ボトル
部分の製法については、ダイレクトブロ−、インジェク
ションブロ−等の樹脂特性に適した方法を特に制限なく
使用することができる。
れる容器は、少なくとも、組成物と接触する面すなわち
容器内面が合成樹脂製であり、なかでもポリエチレンテ
レフタレート、塩化ビニル、ポリプロピレンが好まし
く、更には、ポリエチレンテレフタレ−トが最も好まし
く、単層もしくは複層の構成で使用できる。尚、ボトル
部分の製法については、ダイレクトブロ−、インジェク
ションブロ−等の樹脂特性に適した方法を特に制限なく
使用することができる。
【0006】また、容器の形態としては、特に制限がな
く、チューブ状、ボトル状、ディスペンサー容器、エア
ゾール容器等の形態に形成でき、これらの容器にはキャ
ップもしくはアトマイザーポンプ、内容物を噴霧するこ
となく噴出させるノズル付きポンプ等を装着させること
ができる。特に内容物が液体もしくは液状の場合には、
口腔内に手軽に噴霧できるアトマイザーポンプを装着す
ることが好ましく、その場合にはポンプの誤作動を防止
するためオーバーキャップを取り付けることがさらに好
ましい。これらのボトル部分以外の部分については、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、ナイロン、シリコン樹脂
などで自由に形成させることができる。
く、チューブ状、ボトル状、ディスペンサー容器、エア
ゾール容器等の形態に形成でき、これらの容器にはキャ
ップもしくはアトマイザーポンプ、内容物を噴霧するこ
となく噴出させるノズル付きポンプ等を装着させること
ができる。特に内容物が液体もしくは液状の場合には、
口腔内に手軽に噴霧できるアトマイザーポンプを装着す
ることが好ましく、その場合にはポンプの誤作動を防止
するためオーバーキャップを取り付けることがさらに好
ましい。これらのボトル部分以外の部分については、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、ナイロン、シリコン樹脂
などで自由に形成させることができる。
【0007】本発明において、上記容器に充填される口
腔用組成物は、エタノールの配合量が20重量%以上で
あり、更には、25%以上が好ましい。20%よりも少
ないと、口中清涼剤として使用するに当たっては、組成
物自体に満足な清涼性が認められない。
腔用組成物は、エタノールの配合量が20重量%以上で
あり、更には、25%以上が好ましい。20%よりも少
ないと、口中清涼剤として使用するに当たっては、組成
物自体に満足な清涼性が認められない。
【0008】さらに、上記容器に充填される口腔用組成
物には、シトラ−ルとメントールを2:1〜1:50の
比、好ましくは1:1〜1:10で配合することを特徴
としており、これ以外の比では、目的とする効果が得ら
れない。メントールの配合量は0.01〜2.0%が好
ましく、更には0.1〜1.0%が好ましい。シトラ−
ルの配合量は0.001%〜1.0%が好ましく、更に
は0.05〜1.0%が好ましい。
物には、シトラ−ルとメントールを2:1〜1:50の
比、好ましくは1:1〜1:10で配合することを特徴
としており、これ以外の比では、目的とする効果が得ら
れない。メントールの配合量は0.01〜2.0%が好
ましく、更には0.1〜1.0%が好ましい。シトラ−
ルの配合量は0.001%〜1.0%が好ましく、更に
は0.05〜1.0%が好ましい。
【0009】本発明の口腔用組成物は、液体、液状、ジ
ェル状、クリーム状、ペースト状などの形態をとるが、
なかでも、アトマイザーポンプ等で簡便に口腔内に適用
させることが出来る点から流動性の高い液体が好まし
い。また、携帯性の観点から、組成物容量は100ml
以下が好ましく、更には10ml以下が好ましい。
ェル状、クリーム状、ペースト状などの形態をとるが、
なかでも、アトマイザーポンプ等で簡便に口腔内に適用
させることが出来る点から流動性の高い液体が好まし
い。また、携帯性の観点から、組成物容量は100ml
以下が好ましく、更には10ml以下が好ましい。
【0010】本発明の口腔用組成物には、例えば、ラウ
リル硫酸ナトリウム、ラウロイルサルコシンナトリウ
ム、ラウリン酸ジエタノールアマイド、ショ糖脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチ
レンとポリオキシプロピレンのブロックコポリマーなど
の界面活性剤(配合量0〜5%)を配合することができ
るが、、中でもエチレンオキサイドの付加モル数が40
〜100のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を用いるこ
とが好ましい。
リル硫酸ナトリウム、ラウロイルサルコシンナトリウ
ム、ラウリン酸ジエタノールアマイド、ショ糖脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチ
レンとポリオキシプロピレンのブロックコポリマーなど
の界面活性剤(配合量0〜5%)を配合することができ
るが、、中でもエチレンオキサイドの付加モル数が40
〜100のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を用いるこ
とが好ましい。
【0011】その他の成分としては、グリセリン、ソル
ビット、ポリエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ヘキシレングリコールなどの湿潤剤(配合量1〜4
0%)、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース、メチルセルロース、カルボキシプロピル
セルロース、プロピルセルロース、カラギーナン、アル
ギン酸ナトリウム、キサンタンガム、ポリビニルアルコ
ール、ポリビニルピロリドンのような粘結剤(配合量
0.1〜5.0%)、場合によっては、第2リン酸カル
シウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、沈降性
シリカ等のシリカ系研磨剤、さらに、サッカリンナトリ
ウム、ステビオサイド、キシリトールなどの甘味剤、カ
ルボン、アネトール、オイゲノール、サリチル酸メチ
ル、ペパーミント油、スペアミント油、セージ油、冬緑
油、丁子油、ユーカリ油、レモン油、オレンジ油などの
香料、色素、防腐剤、pH調整剤を配合することができ
る。また、有効成分として、デキストラナーゼ、ムタナ
ーゼ、リゾチーム等の酵素、モノフルオロリン酸ナトリ
ウムやフッ化ナトリウムなどのフッ素化合物、トリクロ
サン、クロルヘキシジン類、塩化セチルピリジニウムな
どの第4級アンモニウム、ヒノキチオール、銅クロロフ
ィリンナトリウム、トラネキサム酸、グリチルレチン
酸、グリチルリチン酸塩、アズレン、塩化ナトリウム、
ポリリン酸塩の1種又は2種以上を配合することができ
る。次に、実施例並びに比較例を示し、本発明を具体的
に説明する。
ビット、ポリエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ヘキシレングリコールなどの湿潤剤(配合量1〜4
0%)、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース、メチルセルロース、カルボキシプロピル
セルロース、プロピルセルロース、カラギーナン、アル
ギン酸ナトリウム、キサンタンガム、ポリビニルアルコ
ール、ポリビニルピロリドンのような粘結剤(配合量
0.1〜5.0%)、場合によっては、第2リン酸カル
シウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、沈降性
シリカ等のシリカ系研磨剤、さらに、サッカリンナトリ
ウム、ステビオサイド、キシリトールなどの甘味剤、カ
ルボン、アネトール、オイゲノール、サリチル酸メチ
ル、ペパーミント油、スペアミント油、セージ油、冬緑
油、丁子油、ユーカリ油、レモン油、オレンジ油などの
香料、色素、防腐剤、pH調整剤を配合することができ
る。また、有効成分として、デキストラナーゼ、ムタナ
ーゼ、リゾチーム等の酵素、モノフルオロリン酸ナトリ
ウムやフッ化ナトリウムなどのフッ素化合物、トリクロ
サン、クロルヘキシジン類、塩化セチルピリジニウムな
どの第4級アンモニウム、ヒノキチオール、銅クロロフ
ィリンナトリウム、トラネキサム酸、グリチルレチン
酸、グリチルリチン酸塩、アズレン、塩化ナトリウム、
ポリリン酸塩の1種又は2種以上を配合することができ
る。次に、実施例並びに比較例を示し、本発明を具体的
に説明する。
【0012】
試験例 表1に示す液体組成物を調整し、清涼性の安定性につい
て、下記方法にて調べた。 (評価方法)組成物との接触面積(容器の内面積)が2
0、25、36、85(cm2)である4種類のポリエ
チレンテレフタレート容器に組成物を各容量充填した。
これらのサンプルを40℃で2ヶ月保存した後、その
清涼性を標準品(調製直後のもの)と比較し、下記の評
価基準によりその安定性を比較した。結果を表1に示
す。尚、表中の数字は、特に断らない限り重量%を示
す。 (評価基準) 1:標準品と比べて非常に差が認められる。(商品性に
問題のあるレベル) 2:標準品と比べてかなり差が認められる。(商品性に
問題のあるレベル) 3:標準品と比べて比較的差が認められる。 4:標準品と比べてわずかに差が認められる。 5:標準品と比べて差が認められない。
て、下記方法にて調べた。 (評価方法)組成物との接触面積(容器の内面積)が2
0、25、36、85(cm2)である4種類のポリエ
チレンテレフタレート容器に組成物を各容量充填した。
これらのサンプルを40℃で2ヶ月保存した後、その
清涼性を標準品(調製直後のもの)と比較し、下記の評
価基準によりその安定性を比較した。結果を表1に示
す。尚、表中の数字は、特に断らない限り重量%を示
す。 (評価基準) 1:標準品と比べて非常に差が認められる。(商品性に
問題のあるレベル) 2:標準品と比べてかなり差が認められる。(商品性に
問題のあるレベル) 3:標準品と比べて比較的差が認められる。 4:標準品と比べてわずかに差が認められる。 5:標準品と比べて差が認められない。
【0013】
【表1】
【0014】表1の結果より明らかなように、組成物と
接触する表面積が高い容器に充填されたものは、香料の
経時的安定性がわるく、これにエタノール、シトラ−ル
及びメントールを特定量併用したものについては、香料
の安定性が改善されることが認められる。
接触する表面積が高い容器に充填されたものは、香料の
経時的安定性がわるく、これにエタノール、シトラ−ル
及びメントールを特定量併用したものについては、香料
の安定性が改善されることが認められる。
【0015】 実施例7 液状口腔用組成物 重量% エタノール 30.0 プロピレングリコール 10.0 ソルビトール 10.0 ヒドロキシエチルセルロース 1.0 POE硬化ヒマシ油(60E.O) 1.0 サッカリンナトリウム 0.1 香料 0.5 メントール 0.35 シトラ−ル 0.05 塩化セチルピリジニウム 0.05 精製水 残部 合計 100.0 (容器内面積(25cm2)/組成物容量(6ml)=4.2(cm2/ ml))
【0016】 実施例8 液状口腔用組成物 重量% エタノール 30.0 プロピレングリコール 10.0 ソルビトール 20.0 ポリビニルピロリドン 1.8 POE硬化ヒマシ油(60E.O) 1.0 ラウリル硫酸ナトリウム 1.0 メントール 0.5 シトラ−ル 0.25 サッカリンナトリウム 0.1 香料 1.0 トリクロサン 0.1 合計 100.0 (容器内面積(25cm2)/組成物容量(6ml)=4.2(cm2/ ml))
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、携帯性にすぐれ、か
つ、香料の吸着や透過が抑えられて長期間保存後も清涼
感が持続する口腔用組成物を得ることができる。
つ、香料の吸着や透過が抑えられて長期間保存後も清涼
感が持続する口腔用組成物を得ることができる。
Claims (8)
- 【請求項1】エタノールを20%以上含有し、シトラ−
ルと、メントールの重量比が2:1〜1:50である口
腔用組成物を、組成物が接触する容器の内面積と組成物
容量の割合(cm2/ml)が2以上である合成樹脂製
の容器に充填することを特徴とする口腔用組成物 - 【請求項2】容器が、ポリエチレンテレフタレート製で
ある請求項1記載の口腔用組成物 - 【請求項3】組成物が接触する容器の内面積と組成物容
量の割合(cm2/ml)が4〜5であることを特徴と
する請求項1または2記載の口腔用組成物 - 【請求項4】シトラ−ルと、メントールの重量比が1:
1〜1:10である請求項1〜3記載の口腔用組成物。 - 【請求項5】メントールの配合量が0.01〜2.0重
量%である請求項1〜4記載の口腔用組成物。 - 【請求項6】シトラ−ルの配合量が0.001%〜1.
0%である請求項1〜4記載の口腔用組成物。 - 【請求項7】充填する組成物が、液体もしくは液状であ
る請求項1〜6記載の口腔用組成物。 - 【請求項8】さらにエチレンオキサイド付加モル数が4
0〜100であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を配
合した請求項1〜7項記載の口腔用組成物
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3004696A JPH09202720A (ja) | 1996-01-23 | 1996-01-23 | 口腔用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3004696A JPH09202720A (ja) | 1996-01-23 | 1996-01-23 | 口腔用組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09202720A true JPH09202720A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=12292888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3004696A Withdrawn JPH09202720A (ja) | 1996-01-23 | 1996-01-23 | 口腔用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09202720A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021014416A (ja) * | 2019-07-10 | 2021-02-12 | ロート製薬株式会社 | 外用製剤 |
-
1996
- 1996-01-23 JP JP3004696A patent/JPH09202720A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021014416A (ja) * | 2019-07-10 | 2021-02-12 | ロート製薬株式会社 | 外用製剤 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030401 |