JPH09202576A - エレベータの乗場 - Google Patents

エレベータの乗場

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JPH09202576A
JPH09202576A JP1145796A JP1145796A JPH09202576A JP H09202576 A JPH09202576 A JP H09202576A JP 1145796 A JP1145796 A JP 1145796A JP 1145796 A JP1145796 A JP 1145796A JP H09202576 A JPH09202576 A JP H09202576A
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Tomoaki Haniyuda
智明 羽生田
Yasushi Takakusaki
康史 高草木
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Toshiba Elevator Engineering Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Elevator Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】乗場をかごが通過することによって発生する空
気の乱流に伴う騒音を抑制する。 【解決手段】乗場戸1A(1B)の昇降路側の下部に対
して、整風板16Aを設ける。この整風板16Aの下端は、
敷居3の昇降路側の上端と対置させる。整風板16Aの下
部の乗場戸側には、略Z字状の支え板17を設け、この支
え板17を介して整風板16Aの下部を乗場戸16A(16B)
に固定する。整風板16Aの乗場戸側の面には、防振材を
貼り付けて、整風板16Aの振動を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータの乗場
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベータの乗場を昇降路側から
見た図を図7(b)に示し、この図7(b)のC−C断
面拡大図を図7(a)に、図7(b)のD−D断面拡大
図を図7(c)に示す。
【0003】図7(a),(b),(c)において、エ
レベータの乗場の乗場床の先端には、アルミニウムの型
押し材から製作された敷居3が敷設されている。この敷
居3の左右端には、断面がL字形に形成されたバックア
ングル12が対称的に立設され、図示しない止め板で建屋
壁に固定されている。この建屋壁の昇降路側には、図7
(a)においては略Z字状に折り曲げられたヘッダケー
ス9が横設され、建屋壁に固定されている。
【0004】ヘッダケース9の上端には、フェシャープ
レート2Aが立設され、下端がヘッダケース9にボルト
10で固定されている。このフェシャープレート2Aの下
側には、ヘッダカバー4が垂設され、上端がヘッダケー
ス9にボルト10で固定されている。このヘッダカバー4
の下端は、乗場側に折り曲げられ、前述したヘッダケー
ス9の下端の後述する三方枠の下面と、ほぼ、同一高さ
となっている。
【0005】ヘッダケース9には、帯板状のレール8が
複数の間隔座を介して昇降側に横設されている。ヘッダ
ケース9には、ヘッダカバー4の内側に対して、詳細省
略したロック板が垂設され、このロック板の下端には、
一対のスイッチ13が対称的に取り付けられている。
【0006】レール8の昇降路側には、図7(a)にお
いてはL字形に形成された一対のハンガ板7が縦設され
ている。このハンガ板7の上部には、一対の段付軸を介
してハンガローラ7aが回転自在に設けられている。
【0007】これらのハンガローラ7aは、レール8の
上面に対して走行自在となっている。したがって、ハン
ガ板7は、ハンガローラ7aとレール8を介してヘッダ
ケース9に懸架されている。
【0008】ハンガ板7の下部の乗場側には、一対の段
付軸を介して補助ローラ7bがハンガローラ7aと対称
的に、且つ、回転自在に取り付けられ、これらの補助ロ
ーラ7bの上面は、僅かな間隙でレール8の下面と対置
している。
【0009】ハンガ板7の下端面には、図示しない調整
板を介して、乗場戸1A,1Bの上端がボルトで固定さ
れている。したがって、各乗場戸1A,1Bは、ハンガ
板7とローラ7aを介してレール8に懸架されている。
【0010】各乗場戸1A,1Bの昇降路側の中央部に
は、L字形に折り曲げられた係合板51が図示しない取付
板を介して対称的に縦設され、これらの係合板51の昇降
側の端部は、前述した敷居3の昇降路側の端面よりも、
図7(b)に示すように更に昇降路側に突き出ている。
【0011】敷居3の昇降路側の中央部には、フェシャ
ープレート2Bが垂設され、上端がボルトで敷居3に固
定されている。図7(c)においては、敷居3の乗場側
に対して、三方枠14の両側の横断面がコ字状に示されて
いる。
【0012】図7(b)において、ヘッダカバー4の昇
降路側の端面と、敷居3の昇降側の端面とは同一位置と
なっており、これらのヘッダカバー4及び敷居3と乗場
戸1A,1Bとの間には、図7(b)においては、凹部
5が形成されている。
【0013】このように構成されたエレベータの乗場に
おいては、ヘッダカバー4は、かごの乗客が乗場床に出
る場合にも、レール8などが見えないようにして、意匠
性を上げるとともに、かごの昇降で発生する空気の流れ
の乱れ(乱流)を防ぎ、この乱流による騒音の発生を抑
えるために設けられている。
【0014】ところで、大都市の高層ビルに設置される
エレベータの高速化と高揚程化に伴い、かごの昇降によ
って発生するかごの外周と昇降路との間で発生する気流
の乱れによる騒音が増え、ユーザからその低減が要請さ
れている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図7で示し
たような従来のエレベータの乗場においては、前述した
敷居3及び乗場戸1A,1Bとヘッダカバー4との間に
形成された凹部5によって、かごがこの乗場を高速で通
過する過程において、騒音が発生する。
【0016】すると、この騒音が図7(a),(b)に
示す乗場戸1A,1Bの下端と敷居3の上面との間に形
成された空隙6から、建物の内部に伝播し、特に夜間に
おいては、事務室や居住室でも不快な騒音となる。
【0017】さらに、凹部5をかごが通過する際に発生
する空気の振動によって、ヘッダカバー4の下部が図7
(a)において左右に揺動すると、これ又騒音を増幅す
るおそれもある。そこで、本発明の目的は、かごの昇降
に伴う騒音の発生を抑えることのできるエレベータの乗
場を得ることである。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
エレベータの乗場は、片側が乗場戸に固定され他側の下
端が乗場戸の敷居の昇降路側の上端と対置した整風板を
乗場戸の昇降路側に備えたことを特徴とする。
【0019】また、請求項2に記載の発明のエレベータ
の乗場は、片側が乗場戸に固定され他側の上端が乗場戸
のヘッダカバーの昇降路側の下端と対置した整風板を乗
場戸の昇降路側に備えたことを特徴とする。
【0020】また、請求項3に記載の発明のエレベータ
の乗場は、整風板の他側と乗場戸の間に対して、整風板
の他側を乗場戸に固定する支えを介在させたことを特徴
とする。
【0021】また、請求項4に記載の発明のエレベータ
の乗場は、片側が乗場戸に固定され他側の下端が乗場戸
の敷居の昇降路側の上端と対置し、上端が乗場戸のヘッ
ダカバーの昇降路側の下端と対置した横断面U字状の整
風板を乗場戸の昇降路側に備えたことを特徴とする。
【0022】また、請求項5に記載の発明のエレベータ
の乗場は、乗場戸の上部に横設されたヘッダケースの昇
降路側にヘッダカバーが垂設されたエレベータの乗場に
おいて、ヘッダカバーをヘッダケースの上部に固定する
支えをヘッダカバーの乗場戸側に添設したことを特徴と
する。
【0023】また、請求項6に記載の発明のエレベータ
の乗場は、乗場戸の上部に横設されたヘッダケースの昇
降路側にヘッダカバーが垂設されたエレベータの乗場に
おいて、ヘッダカバーの下部を乗場戸側に鈍角に折り曲
げて整風部を形成したことを特徴とする。
【0024】また、請求項7に記載の発明のエレベータ
の乗場は、乗場戸の上部に横設されたヘッダケースの昇
降路側にヘッダカバーが垂設されたエレベータの乗場に
おいて、ヘッダカバーをヘッダケースの上部に固定する
支えをヘッダカバーの乗場戸側に添設し、ヘッダカバー
の下部を乗場戸側に鈍角に折り曲げて整風部を形成した
ことを特徴とする。
【0025】さらに、請求項8に記載の発明のエレベー
タの乗場は、整風板の乗場戸側に防振部材を添設したこ
とを特徴とする。
【0026】このような手段によって、請求項1に記載
の発明においては、かごと乗場戸との間に形成される空
間の敷居の上部における急峻な断面形状の変化を整風板
によって緩和し、かごの昇降によって発生するこのかご
と乗場戸間の気流の乱れを抑制する。
【0027】また、請求項2に記載の発明においては、
かごと乗場戸との間に形成される空間のヘッダカバーの
下側における断面形状の急峻な変化を整風板によって緩
和し、かごの昇降によって発生するこのかごと乗場戸間
の気流の乱れを抑制する。
【0028】また、請求項3に記載の発明においては、
整風板の他側を支えによって強固に乗場戸に固定して振
動を防ぐ。
【0029】また、請求項4に記載の発明においては、
かごと乗場戸との間に形成される空間の敷居及びヘッダ
カバーと乗場戸によって形成される断面形状の急峻な変
化を整風板によって緩和し、かごの昇降によって発生す
るこのかごと乗場戸間の気流の乱れを抑制する。
【0030】また、請求項5に記載の発明においては、
ヘッダカバーの乗場戸側に添設した支えを介してヘッダ
カバーを乗場戸に強固に固定して、振動を防ぐ。
【0031】また、請求項6に記載の発明においては、
かごと乗場戸との間に形成される空間のヘッダカバーの
下側における断面形状の急峻な変化を整風部によって緩
和し、かごの昇降によって発生するこのかごと乗場戸間
の気流の乱れを抑制する。
【0032】また、請求項7に記載の発明においては、
ヘッダカバーの乗場戸側に添設した支えによって、ヘッ
ダカバーを乗場戸に強固に固定して振動を防ぐととも
に、かごと乗場戸との間に形成された空間のヘッダカバ
ーの下側における断面形状の急峻な変化を整風部によっ
て緩和し、かごの昇降によって発生するこのかごと乗場
戸間の気流の乱れを抑制する。
【0033】さらに、請求項8に記載の発明において
は、整風板の振動を防振部材によって抑制する。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエレベータの乗場
の一実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発
明のエレベータの乗場の第1の実施形態を示す請求項1
に対応する図で、従来の技術で示した図7に対応し、特
に、かご戸1A,1Bの下部を拡大して示している。
【0035】図1において、(b)は、従来の技術で示
した図7(b)の下部の中央部分の拡大図に対応し、
(a)は、(b)の左側面の拡大図である。図1
(a),(b)において、乗場戸1A,1Bの下部の昇
降路側には、図1(a)においては略Z字状の支え板17
が乗場戸1A,1Bの図示しない取付板を介してそれぞ
れ横設され、図示しない取付板になべ小ねじで上部が固
定されている。
【0036】これらの支え板17の更に昇降路側には、上
部が鈍角に折り曲げられた整風板16Aがそれぞれ添設さ
れ、この整風板16Aの上端は、乗場戸1A,1Bの昇降
路側に図示しない取付板を介してなべ小ねじで固定され
ている。
【0037】これらの整風板16Aの下端は、前述した支
え板17の下部に重ねられ、この支え板17の裏面に溶接さ
れた溶接ナットを介してなべ小ねじで固定されている。
さらに、整風板16Aの乗場戸側には、クロロプレンゴム
を発泡させた防振材18が接着剤で接合されている。
【0038】このように構成されたエレベータの乗場に
おいては、この乗場をかごが高速で通過することによっ
て発生する、乗場戸1A,1Bの下部とかご戸との間に
おける空気の流れを、整風板16Aによって円滑にするこ
とができ、敷居3の上部における気流の渦の発生を防ぐ
ことができるので、乱流による騒音の発生を減らすこと
ができるだけでなく、たとえ、整風板16Aが僅かに振動
しても、防振材18によって減衰させることができる。
【0039】次に、図2は、本発明のエレベータの乗場
の第2の実施形態を示す部分拡大図で、図1の他の実施
態様に対応する図である。図2において、図1と異なる
ところは、図1に示した整風板16Aの下部の昇降路側に
対して、図2(b)においては帯板状の延長板16aをな
べ小ねじ21で固定したことである。
【0040】この延長板16aは、下端が敷居3の上端面
の昇降路側の端部と僅かな間隙で対置しており、なべ小
ねじ21の締付穴16bは、上下方向に長い平行部が形成さ
れた長穴となっている。
【0041】このように構成されたエレベータの乗場に
おいては、敷居3の先端と乗場戸1A,1Bの下部との
間に形成される気流の通路の断面積の急峻な変化を、延
長板16aによって完全に解消することができるので、図
1で示したエレベータの乗場と比較して、騒音を更に減
らすことができる。また、ガイドシュー19を点検する場
合には、なべ小ねじ21をゆるめて、延長板16aを上方に
移動させることで対応する。
【0042】なお、図2においては、延長板16aの追加
によって、図1で示した整風板16Aと比べて振動が減少
するので、図1において示した防振材18は、図形上省略
したが、エレベータの乗場の速度を含む仕様によって振
動するおそれがある場合には、図1と同様に設けてもよ
い。
【0043】次に、図3は、本発明のエレベータの乗場
の請求項5に対応する第3の実施形態を示す図で、従来
の技術で示した図7に対応し、図1及び図2と異なり、
乗場戸の上部とヘッダケースの部分だけを示している。
【0044】図3において、図7と異なるところは、ヘ
ッダケース9の上部の下面とヘッダかバー4の裏面の間
に対して、厚板からL字状に折り曲げて製作した支え板
11Aを追加したことで、他は、図7と同一である。
【0045】すなわち、ヘッダカバー9の上部の昇降路
側の折り曲げ部の下面には、帯板状の厚板からL字形に
形成された支え板11Aの上端面が添設され、ヘッダカバ
ー9に対して、スポット溶接で固定されている。
【0046】また、ヘッダカバー4の中間部は、支え板
11Aにボルト10で昇降路側から固定されている。支え板
11Aの裏面には、ボルト10の先端が螺合する溶接ナット
があらかじめ溶接されている。
【0047】このように構成されたエレベータの乗場に
おいては、スイッチ13を点検する場合には、従来と同様
に上下のボルト10を外してヘッダカバー4を取り外すこ
とで対応する。
【0048】一方、かごの昇降によってヘッダカバー4
が受ける圧力による図3(a)において左右方向の力に
対しては、支え板11Aによってその揺れを抑えることが
できるので、このヘッダカバー4の振動を抑えることが
でき、この振動に起因する騒音の発生を抑制することが
できる。
【0049】次に、図4は、本発明のエレベータの乗場
の第4の実施形態を示す図で、図3に対応し、請求項5
に対応する図である。図4において、図3と異なるとこ
ろは、ユーザの仕様によって、出入口高さが同一でも乗
場戸の高さが高くなった場合に対応したときを示す。
【0050】すなわち、図4においては、乗場戸1C,
1Dの上端は、図示しない三方枠の上端から大きく上方
に突き出ており、そのため、ヘッダケース9Aの上下方
向の幅は広くなっている。
【0051】これに伴い、ヘッダカバー4Aも上下方向
が幅広くなっており、そのため、このヘッダカバー4A
の振動を防ぐための支え板11Bは、図3で示した支え板
11Aと比べて板厚が厚く、上下方向の長さも長くなって
いる。ヘッダカバー4Aは、搬送上ボルト10でヘッダケ
ース9Aに上部が固定されている。
【0052】なお、図1,図2及び図3と図4におい
て、図1及び図2で示した整風板16A,支え板17及び延
長板16aなどを、上下を逆向きにして、乗場戸1A,1
Bの上部とヘッダカバー4,4Aとの間に下側と対称的
に設けてもよい。
【0053】この場合には、下側のみに設けた場合と比
べて、ヘッダカバーの下端と乗場戸との間に形成された
急峻な断面変化部に起因する騒音も抑制することができ
るの、さらに騒音を減らすことができる。
【0054】さらに、図1において、支え板17の上部と
下部をそれぞれ延長し、なべ小ねじの締付穴は長円と
し、整風板16Aと防振材18に対してはなべ小ねじ締付用
の工具(ドライバ−)の挿入穴を形成することで、支え
板17の下端を敷居3に接近させ、保守・点検時には、な
べ小ねじを緩めて、支え板17を上方に移動させ、ガイド
シュー19の交換を可能にしてもよい。
【0055】次に、図5(a)は、本発明のエレベータ
の乗場の第5の実施形態を示す部分側面図で、請求項6
に対応し、図3(a),図4(a)に対応する図であ
る。図5(a)において、図3(a)及び図4(a)と
異なるところは、ヘッダカバーの下端の形状を変えるこ
とによって、このヘッダカバーの下端と乗場戸の上部と
の間に形成された気流の流路の急峻な断面積の変化を緩
和したことで、他は、図3(a)及び図4(a)と同一
である。
【0056】すなわち、図5(a)において、ヘッダカ
バー4Cの下部には、約20°に乗場側に折り曲げられた
整風部4aが形成され、この整風部4aの下端には、約
160°上方に折り曲げた鋭角の先端部4bを形成してい
る。
【0057】このようにヘッダカバー4Cの下部に対し
て、整風部4aと先端部4bが形成されたエレベータの
乗場においては、ヘッダカバー4Cの下端と乗場戸との
間に形成された気流の流路の急峻な断面積の変化を緩和
することで、乗場戸とヘッダカバー4Cとの間の空気の
乱流に伴う騒音の発生を防ぐことができる。なお、先端
部4bは、この先端部4bの剛性を上げるために有効で
あるが、かごの速度などによっては、省いてもよい。
【0058】次に、図5(b)は、本発明のエレベータ
の乗場の第6の実施形態を示す部分側面図で、図3
(a),図4(a)及び図5(a)に対応する図であ
る。図5(b)において、図3,図4及び図5(a)と
異なるところは、乗場戸1A,1Bの上部とヘッダカバ
ー4の下端の間に対して、図1及び図2で示した整風板
16Aと外形がほぼ同一の整風板16Bを、図1及び図2と
は対称的に設けたことである。この場合においては、ヘ
ッダカバー4の振動が減少するので、かごの昇降速度に
よっては、支え板11は省くこともできる利点がある。
【0059】次に、図6は、本発明のエレベータの乗場
の第7の実施形態を示す図で、請求項4に対応し、従来
の技術で示した図7に対応し、この図7と同様に、
(b)は、昇降路側から見た図、(a)は、(b)のA
−A断面図、(c)は、(a)のB−B断面拡大図であ
る。
【0060】図6において、前述した図1,図2,図
3,図4,図5及び図6と異なるところは、左右の乗場
戸1A,1Bの昇降路側に対して、図6(c)において
は略U字状に折り曲げられた整流カバー16Cを縦設した
ことである。
【0061】すなわち、この整流カバー16Cは、図6
(c)において、略U字状に折り曲げられ、この左右の
整流カバー16Cの対向側は、更に内側に僅かに折り曲げ
られている。また、整流カバー16Cの昇降路側の外面
は、図6(a),(c)に示すように、ヘッダカバー4
と敷居3の端面と同一となっている。この対向側は、乗
場戸1A,1Bの昇降路側の対向端に丸小ねじで固定さ
れ、反対側は、乗場戸1A,1Bの外側の側面に丸小ね
じで固定されている。
【0062】各整流カバー27の中央部には、上下方向が
長い角穴16cが形成され、これらの角穴16cには、角乗
場戸1A,1Bの昇降路側の中央部に縦設された係合板
15の先端が突き抜けている。
【0063】このように構成されたエレベータの乗場に
おいては、敷居3とヘッダカバー4との間には、図7に
示した凹部5が完全になくなり、かごの昇降に伴う気流
の乱れをほぼ完全に防ぐことができるので、この乱流に
よる騒音の発生を解消することができる。
【0064】
【発明の効果】以上、請求項1に記載の発明によれば、
片側が乗場戸に固定され他側の下端が乗場戸の敷居の昇
降路側の上端と対置した整風板を乗場戸の昇降路側に備
えることで、かごと乗場戸との間に形成される空間の敷
居の上部における断面形状の急峻な変化を整風板によっ
て緩和し、かごの昇降によって発生するこのかごと乗場
戸間の気流の乱れを抑制したので、かごの昇降に伴う騒
音の発生を抑えることのできるエレベータの乗場を得る
ことができる。
【0065】また、請求項2に記載の発明によれば、片
側が乗場戸に固定され他側の上端が乗場戸のヘッダカバ
ーの昇降路側の下端と対置した整風板を乗場戸の昇降路
側に備えることで、かごと乗場戸との間に形成される空
間のヘッダカバーの下側における断面形状の急峻な変化
を整風板によって緩和し、かごの昇降によって発生する
このかごと乗場戸間の気流の乱れを抑制したので、かご
の昇降に伴う騒音の発生を抑えることのできるエレベー
タの乗場を得ることができる。
【0066】また、請求項3に記載の発明によれば、整
風板の他側と乗場戸の間に対して、整風板の他側を乗場
戸に固定する支えを介在させることで、整風板の他側を
支えによって強固に乗場戸に固定して振動を防いだの
で、かごの昇降に伴う騒音の発生を抑えることのできる
エレベータの乗場を得ることができる。
【0067】また、請求項4に記載の発明によれば、片
側が乗場戸に固定され他側の下端が乗場戸の敷居の昇降
路側の上端と対置し、上端が乗場戸のヘッダカバーの昇
降路側の下端と対置した横断面U字状の整風板を乗場戸
の昇降路側に備えることで、かごと乗場戸との間に形成
される空間の敷居及びヘッダカバーと乗場戸によって形
成される断面形状の急峻な変化を整風板によって緩和
し、かごの昇降によって発生するこのかごと乗場戸間の
気流の乱れを抑制したので、かごの昇降に伴う騒音の発
生を抑えることのできるエレベータの乗場を得ることが
できる。
【0068】また、請求項5に記載の発明によれば、乗
場戸の上部に横設されたヘッダケースの昇降路側にヘッ
ダカバーが垂設されたエレベータの乗場において、ヘッ
ダカバーをヘッダケースの上部に固定する支えをヘッダ
カバーの乗場戸側に添設することで、ヘッダカバーの乗
場戸側に添設した支えを介してヘッダカバーを乗場戸に
強固に固定して、振動を防いだので、かごの昇降に伴う
騒音の発生を抑えることのできるエレベータの乗場を得
ることができる。
【0069】また、請求項6に記載の発明によれば、乗
場戸の上部に横設されたヘッダケースの昇降路側にヘッ
ダカバーが垂設されたエレベータの乗場において、ヘッ
ダカバーの下部を乗場戸側に鈍角に折り曲げて整風部を
形成することで、かごと乗場戸との間に形成される空間
のヘッダカバーの下側における断面形状の急峻な変化を
整風部によって緩和し、かごの昇降によって発生するこ
のかごと乗場戸間の気流の乱れを抑制したので、かごの
昇降に伴う騒音の発生を抑えることのできるエレベータ
の乗場を得ることができる。
【0070】また、請求項7に記載の発明によれば、乗
場戸の上部に横設されたヘッダケースの昇降路側にヘッ
ダカバーが垂設されたエレベータの乗場において、ヘッ
ダカバーをヘッダケースの上部に固定する支えをヘッダ
カバーの乗場戸側に添設し、ヘッダカバーの下部を乗場
戸側に鈍角に折り曲げて整風部を形成することで、ヘッ
ダカバーの乗場戸側に添設した支えによってヘッダカバ
ーを乗場戸に強固に固定して振動を防ぐとともに、かご
と乗場戸との間に形成された空間のヘッダカバーの下側
における断面形状の急峻な変化を整風部によって緩和
し、かごの昇降によって発生するこのかごと乗場戸間の
気流の乱れを抑制したので、かごの昇降に伴う騒音の発
生を抑えることのできるエレベータの乗場を得ることが
できる。
【0071】さらに、請求項8に記載の発明によれば、
整風板の乗場戸側に防振部材を添設することで、整風板
の振動を防振部材によって抑制したので、かごの昇降に
伴う騒音の発生を抑えることのできるエレベータの乗場
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータの乗場の第1の実施形態を
示す図で、(a)は、部分側面図、(b)は部分背面
図。
【図2】本発明のエレベータの乗場の第2の実施形態を
示す図で、(a)は、部分側面図、(b)は部分背面
図。
【図3】本発明のエレベータの乗場の第3の実施形態を
示す図で、(a)は、部分側面図、(b)は部分背面
図。
【図4】本発明のエレベータの乗場の第4の実施形態を
示す図で、(a)は、部分側面図、(b)は部分背面
図。
【図5】(a)は、本発明のエレベータの乗物の第5の
実施形態を示す部分側面図、(b)は本発明のエレベー
タの乗場の第6の実施形態を示す部分側面図。
【図6】本発明のエレベータの乗場の第7の実施形態を
示す図で、(a)は、部分側面図、(b)は部分背面
図、(c)は(b)のB−B断面拡大図。
【図7】従来のエレベータの乗場の一例を示す図で、
(a)は、部分側面図、(b)は部分背面図、(c)は
(b)のD−D断面拡大図。
【符号の説明】
1A,1B…乗場戸、2A,2B…フェシャープレー
ト、3…敷居、4A,4B,4C…ヘッダカバー、5…
凹部、6…空隙、7…ハンガ板、8…レール、9A,9
B…ヘッダケース、10…ボルト、11A,11B,17…支え
板、12…バックアングル、13…スイッチ、14…三方枠、
15…係合板、16A,16B,16C…整風板、16a…延長
板、18…防振材、19…ガイドシュー、20…乗場床、21…
丸小ねじ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片側が乗場戸に固定され他側の下端が前
    記乗場戸の敷居の昇降路側の上端と対置した整風板を備
    えたエレベータの乗場。
  2. 【請求項2】 片側が乗場戸に固定され他側の上端が前
    記乗場戸のヘッダカバーの昇降路側の下端と対置した整
    風板を備えたエレベータの乗場。
  3. 【請求項3】 前記整風板の他側と前記乗場戸の間に、
    前記整風板の他側を前記乗場戸に固定する支えを介在さ
    せたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエ
    レベータの乗場。
  4. 【請求項4】 片側が乗場戸に固定され他側の下端が前
    記乗場戸の敷居の昇降路側の上端と対置し、上端が前記
    乗場戸のヘッダカバーの昇降路側の下端と対置した横断
    面U字状の整風板を備えたエレベータの乗場。
  5. 【請求項5】 乗場戸の上部に横設されたヘッダケース
    の昇降路側にヘッダカバーが垂設されたエレベータの乗
    場において、前記ヘッダカバーを前記ヘッダケースの上
    部に固定する支えを前記ヘッダカバーの前記乗場戸側に
    添設したことを特徴とするエレベータの乗場。
  6. 【請求項6】 乗場戸の上部に横設されたヘッダケース
    の昇降路側にヘッダカバーが垂設されたエレベータの乗
    場において、前記ヘッダカバーの下部を前記乗場戸側に
    鈍角に折り曲げて整風部を形成したことを特徴とするエ
    レベータの乗場。
  7. 【請求項7】 乗場戸の上部に横設されたヘッダケース
    の昇降路側にヘッダカバーが垂設されたエレベータの乗
    場において、前記ヘッダカバーを前記ヘッダケースの上
    部に固定する支えを前記ヘッダカバーの前記乗場戸側に
    添設し、前記ヘッダカバーの下部を前記乗場戸側に鈍角
    に折り曲げて整風部を形成したことを特徴とするエレベ
    ータの乗場。
  8. 【請求項8】 前記整風板の前記乗場戸側に防振部材を
    添設したことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいず
    れかに記載のエレベータの乗場。
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JP2012180133A (ja) * 2011-02-28 2012-09-20 Toshiba Elevator Co Ltd 高昇降エレベータのドアシステム

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