JPH09202352A - 水密性容器 - Google Patents

水密性容器

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JPH09202352A
JPH09202352A JP851696A JP851696A JPH09202352A JP H09202352 A JPH09202352 A JP H09202352A JP 851696 A JP851696 A JP 851696A JP 851696 A JP851696 A JP 851696A JP H09202352 A JPH09202352 A JP H09202352A
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JP
Japan
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lid
groove
along
fitted
cover
Prior art date
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Pending
Application number
JP851696A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuji Sakai
保治 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAKAI YOKI KK
Original Assignee
SAKAI YOKI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新品確認機能を有すると共に、蓋を一度開け
た後でも再度閉めることによって密閉性を確保すること
のできる水密性容器を提供することである。 【解決手段】 本発明の水密性容器は、身2を軟質プラ
スチックで、蓋3を硬質プラスチックで成形してあり、
蓋3の周縁に沿って垂下する嵌入部5を身2の口部4の
内側に嵌め込んであって、蓋3の嵌入部5は、その下端
部の外面側に周方向に沿って隆起した膨出部53を形成
すると共に、膨出部53より上側位置の外面側に周方向
に沿って突出した凸条52を形成してあり、一方、身2
の口部4はその内面側に周方向に沿って前記膨出部53
を抱き込むように弾力的に嵌まり合う上向溝43、並び
に前記凸条52に嵌まり合う凹溝42を形成し、その凹
溝42部分の肉厚を切り離し可能に薄く形成し、凹溝4
2より上側を切り離し可能な新品確認帯8となしている
ことを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いくらや塩辛、佃
煮等の汁気の多い食品を入れて販売するために使用する
水密性容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水密性容器は、その高い密閉度によっ
て、身と蓋との隙間から食品の汁が漏れないようにする
と共に、食品の鮮度を保持するために使用されている。
従来の水密性容器の中には、食品に異物を混入されない
ようにするために、一度蓋を開けると二度と新品と同一
形態には蓋が閉まらないようにした機能、即ち新品確認
機能を有する構造のものが実開平7−9741号公報に
よって周知になっている。これは、硬質プラスチックか
らなる身の口部外側に、軟質プラスチックからなる蓋の
縁部を嵌め込んで密閉状態を確保し、蓋を開ける際に蓋
の縁部、即ち新品確認機能部分を引きちぎるものであ
る。そして、新品確認機能部分を引きちぎって開蓋した
後は、身の口部に蓋を被せる状態の構造をしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の水密
性容器は、新品確認機能部分を引きちぎった後は、身の
口部に蓋を単に被せてあるだけなので、内部の密閉性は
確保されておらず、その為、開蓋後には不都合さを感じ
ることが幾つかあった。例えば、容器をひっ繰り返した
ときや冷蔵庫へ出し入れする際に汁漏れすることがあっ
たし、加えて食品の鮮度が開蓋前に比べて加速度的に低
下する欠点があった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みて成されたもの
であり、その目的とするところは、新品確認機能を有す
ると共に、蓋を一度開けた後でも再度閉めることによっ
て密閉性を確保することのできる水密性容器を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の水密性容器は、
身を軟質プラスチックで、蓋を硬質プラスチックで成形
してあり、蓋の周縁に沿って垂下する嵌入部を身の口部
の内側に嵌め込んであって、蓋の嵌入部は、その下端部
の外面側に周方向に沿って隆起した膨出部を形成すると
共に、膨出部より上側位置の外面側に周方向に沿って突
出した凸条を形成してあり、一方、身の口部は、その内
面側に周方向に沿って前記膨出部を抱き込むように弾力
的に嵌まり合う上向溝、並びに前記凸条に嵌まり合う凹
溝を形成し、その凹溝部分の肉厚を切り離し可能に薄く
形成し、凹溝より上側を切り離し可能な新品確認帯とな
していることを特徴とするものである。
【0006】前記膨出部の下端面と上向溝には相互に嵌
まり合う凹凸部を設けても良い。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の水密性容器1は、図1及
び図2に示すように方形状をなし、身2には軟質プラス
チックを、蓋3には硬質プラスチックを用いており、両
者の材質の特性を利用して、身2の口部4の内側に蓋3
の嵌入部5を弾力的に嵌め込む内蓋方式によるものであ
る。
【0008】蓋3は図3に示すように、その縁部よりや
や内側から周方向に沿って環状の嵌入部5が垂下した形
状をしている。嵌入部5は、その上部及び中間部の外面
側に周方向に沿って、それぞれ第一凸条51,第二凸条
52を突設すると共に、下端部の外面側に周方向に沿っ
て隆起する膨出部53を形成している。そして、この膨
出部53の下端面には周方向に沿って、断面逆「V」字
型を成す凹部54が形成してある。
【0009】一方、身2は、その口部4には底側から延
在する起立小片6を残して、底側に比べて一段外側に張
り出した張出片7が形成してある。この張出片7の内面
側には、前記嵌入部5の第一凸条51及び第二凸条52
にそれぞれ対応して嵌まり合う第一凹溝41及び第二凹
溝42が形成してあり、さらに張出片7と起立小片6か
らなる空所には、前記膨出部53を抱き込むように弾力
的に嵌まり込む上向溝43が形成してある。そして、こ
の上向溝43には、前記膨出部53の凹部54に対応し
た凸部44が、周方向に沿って上向きに突設してある。
【0010】図4は、身2に蓋3を嵌めた状態を示した
もので、前記凸条51,52と凹溝41,42、並びに
膨出部53と上向溝43とが、身2を成形する軟質プラ
スチックの弾力を利用してそれぞれ嵌まり合い、嵌入部
5と口部4の凹凸面が緊密に密接することによって、密
閉性の高い状態を作り出している。また、身2に蓋3を
嵌め易く、且つ外れにくくするために、蓋3の第一凸条
51は、水平に張り出し、且つ斜め下方に傾斜した形態
をしており、一方、身2の第一凹溝41は、それに対応
した形態をしている。なお、容器自体の外観を良好にす
るために、蓋3の縁部側面と身2の口縁部の外面とを面
一に合わせてある。
【0011】蓋3の第二凸条52は、「く」字型の断面
形状をなし、大きく外側に張り出している。一方、それ
に対応する身2の第二凹溝42も、第一凹溝41に比べ
て深く凹んで、その箇所の肉厚が切り離し可能に薄くな
っており、その薄肉箇所より上側を切り離し可能な新品
確認帯8としている。この新品確認帯8の一部には図1
及び図2に示すように、ツマミ9が連続して設けてあ
り、このツマミ9を引っ張ることによって、新品確認帯
8は第二凹溝42に沿って引きちぎられる。図1の符号
10は、新品確認帯8を切り離すための破線である。
【0012】図5は新品確認帯8を切り離した状態を示
したもので、この状態であっても身2と蓋3とは、嵌入
部5の下端部である膨出部53が上向溝43に抱き込ま
れるようにして嵌まり合い、且つ膨出部53の凹部54
と上向溝43の凸部44とが緊密に密接しているので、
依然として高い密閉性が保持される。従って、新品確認
帯8を切り離した後に蓋3を開けたとしても、スナップ
式に膨出部53を上向溝43に嵌め込むことによって、
密閉性の高い状態で蓋をすることができる。
【0013】本発明の水密性容器は、上記実施形態に限
定されるものではない。例えば、膨出部53の下端面と
上向溝43に形成した凹凸部は、図面とは反対に、膨出
部53に凸部を形成し、上向溝43に凹部を形成しても
良い。また、容器内部の密閉性が膨出部53と上向溝4
3との嵌まり合いだけで充分に確保できるならば、必ず
しも両者に凹凸部を設けなくても良い。さらに、第二凸
条52は「く」字形状でなく、第一凸条51のように、
水平に張出し、且つ斜め下向きに傾斜する形状であって
もよい。その他には、水密性容器の形状は、方形状に限
らず、円形状であっても良い。
【0014】
【実施例】軟質プラスチック製品の身2は、可撓性及び
復元性を有しており、具体的な素材には、ポリプロピレ
ン、ポリアミド、ポリエチレンなどを用いる。特にポリ
プロピレンは、耐熱性、耐水性、耐薬品性に優れている
ばかりか、比較的透明なので、身2の素材としては最適
である。
【0015】また、硬質プラスチック製品の蓋3は殆ど
変形しない硬いもので、具体的な素材には、ポリスチレ
ン、ポリカーボネートなどの透明度並びに光沢性の優れ
たものを用いており、食品を確実に目視できるようにし
てある。
【0016】
【発明の効果】本発明の水密性容器は、軟質プラスチッ
ク製の身の口部に、硬質プラスチック製の蓋の嵌入部を
弾力を利用して嵌め込むことによって、汁漏れのない高
い密閉性を確保してある。そして、蓋を開けるために、
身の口部に形成した新品確認帯を、薄肉箇所の凹溝に沿
って切り離しても、凹溝より下側位置で蓋の膨出部が身
の上向溝に抱き込まれて嵌まり合っているので、依然と
して高い密閉性を保有することができる。従って、水密
性容器に入れた食品を消費者が購入した後に、開蓋した
としても、再度蓋を閉め直すことによって、密閉性の高
い状態を作り出すことができるので、容器をひっ繰り返
したときや冷蔵庫へ出し入れする際における汁漏れを解
消し、加えて開蓋前と遜色のない程度に、食品を鮮度の
良好な状態に保持することができ、それによって食品を
長持ちさせることのできる優れたものである。
【0017】また、前記膨出部の下端面と前記上向溝に
相互に嵌まり合う凹凸部を設けた場合は、身に蓋を閉め
た際の密閉性が一段と向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水密性容器を分解した状態示す正面図
である。
【図2】本発明の水密性容器を示す平面図である。
【図3】図1の要部拡大端面図である。
【図4】身に蓋を閉めた状態を示す要部拡大端面図であ
る。
【図5】新品確認帯を切り離した状態を示す要部拡大端
面図である。
【符号の説明】
2 身 3 蓋 4 口部 5 嵌入部 8 新品確認帯 42 凹溝(第二凹溝) 43 上向溝 44 凸部 52 凸条(第二凸条) 53 膨出部 54 凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 身(2)を軟質プラスチックで、蓋
    (3)を硬質プラスチックで成形してあり、蓋(3)の
    周縁に沿って垂下する嵌入部(5)を身(2)の口部
    (4)の内側に嵌め込んであって、 蓋(3)の嵌入部(5)は、その下端部の外面側に周方
    向に沿って隆起した膨出部(53)を形成すると共に、
    膨出部(53)より上側位置の外面側に周方向に沿って
    突出した凸条(52)を形成してあり、 一方、身(2)の口部(4)は、その内面側に周方向に
    沿って前記膨出部(53)を抱き込むように弾力的に嵌
    まり合う上向溝(43)、並びに前記凸条(52)に嵌
    まり合う凹溝(42)を形成し、その凹溝(42)部分
    の肉厚を切り離し可能に薄く形成し、凹溝(42)より
    上側を切り離し可能な新品確認帯(8)となしているこ
    とを特徴とする水密性容器。
  2. 【請求項2】 前記膨出部(53)の下端面と前記上向
    溝(43)には相互に嵌まり合う凹凸部(54、44)
    を設けてあることを特徴とする請求項1記載の水密性容
    器。
JP851696A 1996-01-22 1996-01-22 水密性容器 Pending JPH09202352A (ja)

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JP851696A Pending JPH09202352A (ja) 1996-01-22 1996-01-22 水密性容器

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JP (1) JPH09202352A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10167312A (ja) * 1996-12-06 1998-06-23 Meita Kasei Kk 樹脂製密封容器
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