JPH09201768A - 両頭研削盤における自動定寸装置及び方法 - Google Patents

両頭研削盤における自動定寸装置及び方法

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JPH09201768A
JPH09201768A JP1442396A JP1442396A JPH09201768A JP H09201768 A JPH09201768 A JP H09201768A JP 1442396 A JP1442396 A JP 1442396A JP 1442396 A JP1442396 A JP 1442396A JP H09201768 A JPH09201768 A JP H09201768A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 研削後のワークの両端面の位置寸法を測定
し、その測定値に基づき砥石の切り込み量を適正に補正
することができ、しかもワークの全長寸法を常に一定
に、かつワークの中心がワーク両端面に対し常に中心位
置にくるように正確な定寸研削が行える両頭研削盤にお
ける自動定寸装置及び方法を提供する。 【解決手段】 一対の砥石14,15にて研削されたワ
ーク22の両端加工面の位置寸法を、測定器35により
測定する。演算手段により、測定値に基づいて、ワーク
22の全長寸法の過不足量とワーク中心Cの偏り量を演
算する。切り込み補正量判定手段により、過不足量と偏
り量の演算結果から切り込み補正量を判定する。切り込
み制御手段により、各切り込み補正量に基づいて、各砥
石14,15の切り込み量を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、両頭研削盤にお
ける自動定寸装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、両頭研削盤においては、平行に
対向配置された一対の砥石間にワークを供給して、その
ワークの両端面を同時に研削するようになっている。こ
の研削加工に際しては、ワークを所定の全長寸法に仕上
げるように、一対の砥石によりワークの両端面をそれぞ
れ所定の切削量だけ切削する必要がある。
【0003】しかし、砥石の磨耗等によって実際の研削
量が変化してくるため、従来の両頭研削盤においては、
切削加工後にワークの両端面の位置や寸法を測定器によ
りそれぞれ測定し、その測定結果によりワークの実際の
全長寸法を算出していた。そして、この算出された全長
寸法の前記所定の全長寸法に対する過不足量に応じて各
砥石の切り込み量を補正していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の両頭研削盤
においては、切削したワークの両端面の位置や寸法の測
定結果から算出されるワークの全長寸法だけで砥石の切
り込み補正量を決定していた。ところが、例えば長さ方
向にワーク中心を有する形状のワークにおいては、その
中心からの両端面への寸法振り分けに厳しい精度が必要
である。
【0005】この場合、切削したワークの全長寸法のう
ちワーク中心に左右への偏りが生じたとき従来のような
全長寸法のデータのみで切り込み量の補正を行っていた
のでは、両側の砥石の研削量の違いによってワーク中心
が左右に大きく偏っていても、全長寸法が基準寸法と一
致していれば、各砥石の切り込み量が補正されない。従
って、ワークを正確に研削することができないという問
題があった。
【0006】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、研削後のワークの両端面の位置寸法を測
定し、その測定値に基づき砥石の切り込み量を適正に補
正することができ、しかもワークの全長寸法を常に一定
に、かつワークの中心がワーク両端面に対し常に中心位
置にくるように正確な定寸研削が行える両頭研削盤にお
ける自動定寸装置及び方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の両頭研削盤における自動
定寸装置は、対向配置された左右一対の砥石間に、ワー
ク中心を保持した状態でワークを搬入して、ワークの左
右両端面を砥石で研削するようにした両頭研削盤におい
て、研削後のワークの搬出経路中に設けられ、中心を保
持した状態の研削後のワークの両端面にそれぞれ接触し
て、各端面の位置寸法を測定する一対の測定手段と、こ
の一対の測定手段による両端面の測定値に基づいて、予
め設定されたワークの基準全長寸法に対するワークの全
長寸法の過不足量及びワーク中心から左右へのワークの
偏り量を演算する演算手段と、この演算手段による過不
足量と偏り量の演算結果から各砥石に対する切り込み補
正量を判定する切り込み補正量判定手段と、この切り込
み補正量判定手段により求められた各切り込み補正量に
基づいて、砥石に対し切り込み量を制御する切り込み制
御手段とを備えたものである。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1にお
いて、切り込み補正量判定手段は、全長寸法の過不足量
について予め設定した許容範囲と補正可能範囲のそれぞ
れに対する偏り量について予め設定した許容範囲と補正
可能範囲のそれぞれの関係において砥石の切り込み補正
量を予め設定したデータテーブルを有し、このデータテ
ーブルに基づいて切り込み補正量を判定するものであ
る。
【0009】請求項3に記載の発明では、請求項2にお
いて、切り込み補正量判定手段は、ワークの全長寸法の
過不足量またはワーク中心の左右への偏り量のいずれか
が補正可能範囲外であるとき、異常表示信号を出力する
ものである。
【0010】請求項4に記載の発明では、請求項1〜3
のいずれかにおいて、一対の測定手段は、予め基準ワー
クの両端面の位置寸法を測定し、その測定結果からワー
クの基準全長寸法を設定するものである。
【0011】請求項5に記載の発明においては、請求項
1〜3のいずれかにおいて、一対の測定手段は、予め基
準ワークの両端面に接触し、その位置をワークの基準全
長寸法に代わる基準位置として各ゲージをオフセットし
た状態で、研削後の測定ワークの両端面の位置寸法を測
定し、2つの測定値を得るものである。
【0012】請求項6に記載の発明においては、請求項
5において、演算手段は、一対の測定手段による2つの
測定値を加算演算することによって、測定ワークの全長
寸法の過不足量を求めるとともに、2つの測定値を減算
演算することによりワーク中心の左右へのワークの偏り
量を求めるものである。
【0013】請求項7に記載の発明の両頭研削盤におけ
る自動定寸方法においては、対向配置された左右一対の
砥石間に、ワーク中心を保持した状態でワークを搬入し
て、ワークの左右両端面を砥石で研削するようにした両
頭研削盤において、研削後のワークの搬出経路中におい
て、中心を保持した状態の研削後のワークの両端面の位
置寸法を測定し、この測定値に基づいて、予め設定され
たワークの基準全長寸法に対するワークの全長寸法の過
不足量及びワーク中心から左右へのワークの偏り量を演
算し、この2つの演算結果に基づいて、予め設定された
データテーブルから各砥石に対する切り込み補正量を判
定し、この判定された切り込み補正量に基づいて、左右
の砥石に対しそれぞれ切り込み制御を行うものである。
【0014】従って、請求項1及び請求項7において
は、一対の砥石間にワークが供給されて、ワークの両端
加工面が研削された後、測定手段によりワークの両側加
工面の位置寸法が測定される。そして、演算手段によ
り、ワークの基準全長寸法に対するワークの全長寸法の
過不足量及びワーク中心から左右へのワークの偏り量が
演算される。その演算結果から、各砥石に対する切り込
み補正量が判定される。得られた切り込み補正量に基づ
いて、切り込み制御手段により、砥石に対する切り込み
量が制御される。
【0015】このため、研削後のワークにおける両端加
工面の位置寸法から求められるワークの基準全長寸法に
対するワークの全長寸法の過不足量及びワーク中心から
左右へのワークの偏り量の2つのデータに基づいて、各
砥石の切り込み補正量を正確に求めることができる。従
って、これらの切り込み補正量に応じて、各砥石の切り
込み量を正確に修正することができ、ワークの全長寸法
のみならず、ワーク中心位置をも正規の範囲に正確に保
持することができて、高精度な定寸研削を達成できる。
【0016】しかも、ワークの研削加工毎に、砥石の切
込み量を随時修正することができ、不良品の発生を抑制
して、高精度加工を維持できる。請求項2においては、
切り込み補正量判定手段は、偏り量について予め設定し
た許容範囲と補正可能範囲の関係において砥石の切り込
み補正量を予め設定したデータテーブルを有している。
そのため、このデータテーブルに基づいて切り込み補正
量を自動判定することができる。
【0017】請求項3では、ワークの全長寸法の過不足
量またはワーク中心の左右への偏り量のいずれかが補正
可能範囲外であるとき、切り込み補正量判定手段が誤り
と判定して異常表示信号を出力する。
【0018】請求項4では、ワークの基準全長寸法は、
測定手段により測定される基準ワークの両端面の位置寸
法の測定結果から設定される。請求項5においては、一
対の測定手段により、基準ワークの両端面に接触した位
置をワークの基準全長寸法に代わる基準位置とし、各ゲ
ージをオフセットした状態で、研削後の測定ワークの両
端面の位置寸法を測定し、2つの測定値が得られる。こ
のため、2つの測定値から砥石の切込み量の補正が行わ
れ、各砥石に磨耗等が生じた場合には、それをただちに
認識して切込み量を補正することができる。従って、砥
石による研削量の過不足量が生じた状態で、後続の加工
が行われる事態を回避できる。
【0019】請求項6では、演算手段により、測定手段
による2つの測定値の加算演算されて測定ワークの全長
寸法の過不足量が求められ、減算演算されてワークの偏
り量が求められる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を、
図面に基づいて説明する。図1〜4に示すように、一対
の砥石台11,12はフレーム13上に同一軸線上にお
いてその軸線上を移動可能に装着されている。一対の砥
石14,15は砥石台11,12の軸線と平行な同一軸
線上に位置するように砥石台11,12に回転自在に取
付けられ、各砥石台11,12上に設けられた砥石回転
用モータM 1 ,M2 によって回転駆動される。そして、
一対の砥石14,15の砥石面14a,15aが所定間
隔をおいて対向されている。一対の送り用モータ16,
17はフレーム13上に配設され、それらのモータ軸に
はボールねじ18が連結されている。そして、各送り用
モータ16,17によりボールねじ18が回転されたと
き、砥石台11,12が同一軸線上を移動されて、各砥
石14,15が切り込み方向に進退移動される。また、
両砥石14,15間に例えば十字形状のワーク22を搬
入するための図2のようなワーク搬入出機構Aが設けら
れている。
【0021】このワーク搬入出機構Aとしての回動軸1
9は前記フレーム13に、砥石14,15の回転軸線と
平行な軸線の周りで回動可能に支持され、その外周には
スイングアーム20が突出固定されている。ワーク支持
台21はスイングアーム20の先端部に取り付けられ、
その支持面にはワーク22をその中心を位置合わせして
支持するための断面ほぼV字状の受け座23(図3参
照)が十字状に4箇所配設されている。側面形ほぼ横L
字状の回動レバー24はスイングアーム20の先端に、
ブラケット25及び支軸26を介して回動可能に取り付
けられ、その先端には受け座23上のワーク22を上方
より押さえるための押さえ体27が固定されている。
【0022】押さえ用シリンダ28は前記スイングアー
ム20の側部に、ブラケット29及び支軸30を介して
回動可能に支持され、そのピストンロッド28aが回動
レバー24に連結されている。そして、この押さえ用シ
リンダ28が没入動作されたときには、図2に鎖線で示
すように、回動アーム24が時計方向に回動されて、押
さえ体27が受け座23から離間した解放位置に配置さ
れる。また、押さえ用シリンダ28が突出動作されたと
きには、同図に実線で示すように、回動アーム24が反
時計方向に回動されて、押さえ体27が受け座23上の
ワーク22の上面中央部分を押さえる押さえ位置に配置
される。
【0023】搬送用シリンダ31は前記フレーム13に
ブラケット32及び支軸33を介して回動可能に支持さ
れ、そのピストンロッド31aが連結レバー34を介し
て回動軸19に連結されている。そして、この搬送用シ
リンダ31が没入動作されたときには、図2に実線で示
すように、回動軸19を介してスイングアーム20が時
計方向に回動され、支持台21が砥石14,15間の位
置から砥石14,15の外方の原位置に搬出移動され
る。
【0024】また、搬送用シリンダ31が突出動作され
たときには、同図に鎖線で示すように、スイングアーム
20が反時計方向に回動され、支持台21が砥石14,
15間の加工位置に搬送供給される。この間は、後述す
る一対の測定器35,36はそれぞれの後退用シリンダ
1 ,S2 によって、図1で二点鎖線で示すように、測
定先端が強制的に後退されており、測定には関与しな
い。そして、この供給動作及び前記搬出動作に伴って、
支持台21上の受け座23にワーク中心Cを芯出し状態
で支持されたワーク22が1個ずつ間欠的に砥石14,
15間に供給されて、その砥石14,15に対向するワ
ーク22の両側加工面22a,22bが、回転している
砥石14,15の砥石面14a,15aにより研削され
る。
【0025】測定手段を構成する一対の測定器35,3
6は前記ワーク22の途中位置にて供給経路と対応する
ように、フレーム13上に対向して配設されている。そ
して、研削加工を終了したワーク22が加工位置から原
位置に搬出移動される途中位置において、後退用シリン
ダS1 ,S2 による強制後退から解除されて測定状態に
ある一対の測定器35,36がワーク22の研削後の加
工面22a,22bに接触することにより両加工面22
a,22bの位置寸法が測定されて、その測定結果の位
置寸法データが制御手段を構成する制御装置37に入力
される。
【0026】前記制御装置37は、記憶手段としてのメ
モリ38に記憶されたワーク22の基準全長寸法を得る
ための基準データとなる両側加工面22a,22bの正
規位置寸法データと、測定結果の位置寸法データとを比
較して、両側加工面22a,22bにおける位置寸法デ
ータの過不足量G1,G2を求める。そして、この過不
足量G1,G2の2つのデータの和、すなわちG1+G
2が演算され、この演算結果がワーク全長寸法の過不足
量ΔLとなる。同時に、この2つのデータの差、すなわ
ちG1−G2が演算され、この演算結果がワーク22の
中心Cの左右へのワーク22の偏りΔCの2倍に相当す
る値である偏り量Dとして求められる。
【0027】なお、この実施形態では、前記ワーク22
の両側加工面22a,22bの正規位置寸法データは、
通常のワーク22の研削加工に先立って、この両頭研削
盤により図5に示すような両側加工面22a,22bを
正規の寸法に仕上げたマスタワーク22Mを測定するこ
とにより設定される。つまり、マスタワーク22Mの両
側加工面22a,22bに両測定器35,36をそれぞ
れ接触させた位置で両測定器35,36を0にオフセッ
トしておく。すなわち、0位置を正規位置として、次に
研削後の測定ワーク22の両側加工面22a,22bを
測定することにより、この測定値がまさに前記した各位
置寸法データの過不足量G1,G2となり、正規寸法デ
ータとの演算を省略している。
【0028】一方、前記メモリ38には図6の切り込み
補正量判定のためのデータテーブルTが設けられてい
る。このデータテーブルTは、全長寸法の過不足量ΔL
において、許容範囲(OK)、補正可能範囲(±O
K)、範囲外(±NG)が定められ、ワーク中心Cの偏
り量Dにおいても許容範囲(OK)、補正可能範囲(±
OK)、範囲外(±NG)が定められている。
【0029】そして、制御装置37は、全長寸法の過不
足量ΔL(=G1+G2)及び中心Cの偏り量D(=G
1−G2)をもとに、このデータテーブルTを参照し
て、両側加工面22a,22bに対応する各砥石14,
15の前進または後退方向の切り込み補正量を求め、そ
れらの補正に基づいて移動モータ16,17により各砥
石14,15の切り込み量が所定の補正単位量の整数倍
の補正量で補正されて所定の切り込みが行われる。な
お、図6及び図7においては、所定の補正単位量を「5
(μm)」としている。
【0030】次に、前記のように構成された両頭研削盤
の自動定寸装置について動作を説明する。さて、この両
頭研削盤の運転時には、一対の砥石14,15が回転さ
れながら、両砥石14,15間にワーク22が中心Cを
支持された状態で1個ずつ供給されて、そのワーク22
の両側加工面22a,22bが同時研削される。そし
て、研削されたワーク22が加工位置から搬出移動され
るとき、測定器35,36によりワーク22の両側加工
面22a,22bの位置寸法が測定されて、それらの測
定データがそのまま各位置寸法の過不足量G1,G2と
して制御装置37に対して出力される。
【0031】制御装置37は、この過不足量G1,G2
に基づいてG1+G2及びG1−G2を演算し、測定ワ
ーク22とマスタワーク22Mとの間で、ワーク全長寸
法の過不足量ΔL及び中心Cの偏り量Dを求める。
【0032】その後、制御装置37は、前記ワーク全長
寸法の過不足量ΔL及びワーク中心Cの偏り量Dを、メ
モリ38に記憶された図6に示すデータテーブルTを参
照して、各砥石14,15の切り込み補正量を求め、そ
れらの切り込み補正量をメモリ38に記憶させ、それに
基づいて移動用モータ16,17の一方または双方を本
来の設定切り込み量に対し、「5」を切り込み補正単位
とし、切り込み補正量に基づいてその回転量を補正す
る。なお。以降の説明においては、砥石14,15の前
進方向を「切込」、後退方向を「戻し」とする。
【0033】すなわち、G1=0,G2=0であれば、
マスタワークMと同一の正規の寸法に研削されたもの
で、この場合は当然切り込み補正は不要であり、「不
動」と判定される。また、図7(a)に示すように、G
1=0,G2=+5であれば、ΔL=G1+G2=+
5,D=G1−G2=−5となり、この場合も図6に示
すように、ΔLとDの両者においても許容範囲であり、
切り込み補正は不要で、「不動」と判定される。
【0034】図7(b)に示すように、G1=−5,G
2=+10のとき、ΔL=G1+G2=+5,D=G1
−G2=−15となり、この場合は図6のデータテーブ
ルTによりΔLは許容範囲であるが、Dの左偏りがマイ
ナスの補正可能範囲であるため、切り込み量の補正が必
要となり、その各砥石14,15の切り込み補正量は、
左側が「戻し」になるとともに、右側が「切込」にな
る。図7(c)に示すように、G1=+10,G2=−
5のとき、ΔL=G1+G2=+5,D=G1−G2=
+15となり、この場合はΔLは許容範囲であるが、D
の右偏りがプラスの補正可能範囲であるため、切り込み
量の補正が必要となり、その補正量は左側が「切込」に
なるとともに、右側が「戻し」になる。
【0035】以下同様にして、図6及び図8(d)に示
すように、G1=−5,G2=−5で、ΔL=G1+G
2=−10,D=G1−G2=0の場合には、各砥石1
4,15の切り込み補正量は、左側が「戻し」になると
ともに、右側も「戻し」になる。図6及び図8(e)に
示すように、G1=+5,G2=+5で、ΔL=G1+
G2=+10,D=G1−G2=0の場合には、各砥石
14,15の切り込み補正量は、左側が「切込」になる
とともに、右側も「切込」になる。
【0036】図6及び図8(f)に示すように、G1=
−10,G2=+2で、ΔL=G1+G2=−8,D=
G1−G2=−12の場合には、各砥石14,15の切
り込み補正量は、左側が「戻し×2」になるとともに、
右側が「不動」になる。図6及び図8(g)に示すよう
に、G1=+2,G2=−10で、ΔL=G1+G2=
−8,D=G1−G2=+12の場合には、各砥石1
4,15の切り込み補正量は、左側が「不動」になると
ともに、右側が「戻し×2」になる。
【0037】図6及び図8(h)に示すように、G1=
−2,G2=+10で、ΔL=G1+G2=+8,D=
G1−G2=−12の場合には、各砥石14,15の切
り込み補正量は、左側が「不動」になるとともに、右側
が「切込×2」になる。図6及び図8(i)に示すよう
に、G1=+10,G2=−2で、ΔL=G1+G2=
+8,D=G1−G2=+12の場合には、各砥石1
4,15の切り込み補正量は、左側が「切込×2」にな
るとともに、右側が「不動」になる。
【0038】以上のような補正を行うことにより、次研
削からはΔLとDがいずれも許容範囲に入り、良好な定
寸研削が可能となる。また、図6に示すように、前記の
判別動作において、ΔLとDとのいずれか一方が、許容
可能範囲外であれば、補正は行わず、制御装置37は異
常表示信号として例えばブザー39を作動させて警報を
発する。
【0039】このように、ワーク22が研削されるごと
に、ワーク22の両側加工面22a,22bの位置寸法
が測定され、その測定結果に応じて各砥石14,15の
切込み補正量がメモリ38に記憶される。そして、制御
装置37は、記憶された切込み補正量に基づき移動用モ
ータ16,17に作動信号を出力して、砥石14,15
の前進位置を補正する。従って、加工を行う毎に変化す
る砥石面14a,15a間の全長寸法及びワーク中心の
位置を常に正規の範囲に正確に保持できる。
【0040】前記の実施形態によって発揮される効果に
ついて、以下に記載する。 (1) 研削後のワーク22における両側加工面22
a,22bの位置寸法の測定値から、ワーク全長寸法の
過不足量ΔL及びワーク中心Cの左右への偏り量Dが算
出され、この2つのデータに基づいて、各砥石14,1
5の切込み補正量が求められる。従って、これらの切込
み補正量に応じて、各砥石14,15の切込み量を正確
に修正することができ、ワーク22の全長寸法のみなら
ず、ワーク中心Cの位置をも正規の範囲に正確に保持す
ることができて、高精度な定寸研削を達成できる。 (2) ワーク22が研削される毎に、測定器35,3
6によりワーク22の両側加工面22a,22bの位置
が測定され、その測定結果に基づいて各砥石14,15
の切込み補正量が求められる。従って、ワーク22の研
削加工毎に、砥石14,15の切込み量を随時修正する
ことができ、不良品の発生を抑制して、高精度加工を維
持できる。 (3) ワーク22が砥石14,15間に間欠的に供給
されて、加工終了後の測定によって算出された2つのデ
ータから砥石14,15の切込み量の補正が行われる。
従って、各砥石14,15に磨耗等が生じた場合には、
それをただちに認識して切込み量を補正することがで
き、砥石14,15による研削量の過不足量が生じた状
態で、後続の加工が行われる事態を回避できる。
【0041】なお、この発明は、次のように変更して具
体化することも可能である。 (1) この発明を前記実施形態とは異なるタイプの両
頭研削盤に具体化すること。例えば、ワークを移動プレ
ートのポケット内に保持した状態で、移動プレートの移
動により、ワークを一対の砥石間の加工位置に直線的に
供給するとともに、加工位置から搬出するようにしたレ
シプロタイプの両頭研削盤にこの発明を具体化するこ
と。
【0042】(2) ワーク22の加工面22a,22
bの測定にともない、データテーブルTからが導かれる
切込み補正量の同一値が所定回数(例えば2回)だけ連
続して出力されたときに、各砥石14,15に対し、切
込み補正が行われるように構成すること。このように構
成すれば、加工面22aの測定に際して、その加工面2
2aに砥粒等が付着したりして正しい測定寸法を得られ
ないような事態における誤動作を防止できる。
【0043】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1,2,3及
び7に記載の発明によれば、研削後のワークにおける両
端加工面の位置寸法から求められるワークの基準全長寸
法に対するワークの全長寸法の過不足量及びワーク中心
から左右へのワークの偏り量の2つのデータに基づい
て、各砥石の切り込み補正量を正確に求めることができ
る。従って、これらの切り込み補正量に応じて、各砥石
の切り込み量を正確に修正することができ、ワークの全
長寸法のみならず、ワーク中心位置をも正規の範囲に正
確に保持することができて、高精度な定寸研削を達成す
ることができる。
【0044】しかも、ワークの研削加工毎に、砥石の切
込み量を随時修正することができ、不良品の発生を抑制
して、高精度加工を維持できる。請求項2に記載の発明
によれば、予め設定されたデータテーブルに基づいて切
り込み補正量を容易に判定することができる。
【0045】請求項3に記載の発明によれば、ワークの
全長寸法の過不足量またはワーク中心の左右への偏り量
のいずれかが補正可能範囲外であるとき、異常表示信号
を出力することができる。
【0046】請求項4に記載の発明によれば、ワークの
基準全長寸法を、測定手段により測定される基準ワーク
の両端面の位置寸法の測定結果から設定することができ
る。請求項5に記載の発明によれば、各砥石に磨耗等が
生じた場合には、それをただちに認識して切込み量を補
正することができ、砥石による研削量の過不足量が生じ
た状態で、後続の加工が行われる事態を回避できる。
【0047】請求項6に記載の発明によれば、2つの測
定値が加算演算されて測定ワークの全長寸法の過不足量
を求めることができ、減算演算されてワークの偏り量を
求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 両頭研削盤での自動定寸装置の一実施形態を
示す略体平面図。
【図2】 両頭研削盤のワーク搬入出機構を示す側面
図。
【図3】 ワークの支持構成を拡大して示す部分側面
図。
【図4】 同じくワークの支持構成の部分平面図。
【図5】 マスタワークと測定ワークとの比較を説明す
るための説明図。
【図6】 自動定寸装置の切込み補正量判定のためのデ
ータテーブル。
【図7】 自動定寸装置の判定動作を説明するための説
明図。
【図8】 自動定寸装置の判定動作を説明するための説
明図。
【符号の説明】
11,12…砥石台、14,15…砥石、14a,15
a…砥石面、16,17…移動用モータ、18…ボール
ねじ、22…ワーク、22M…マスタワーク、22a,
22b…両側加工面、35,36…測定手段を構成する
測定器、37…制御手段を構成する制御装置、38…記
憶手段を構成するメモリ、C…中心線、T…切込み補正
量判定手段としてのデータテーブル、M1 ,M2 …砥石
回転用モータ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向配置された左右一対の砥石間に、ワ
    ーク中心を保持した状態でワークを搬入して、ワークの
    左右両端面を砥石で研削するようにした両頭研削盤にお
    いて、 研削後のワークの搬出経路中に設けられ、中心を保持し
    た状態の研削後のワークの両端面にそれぞれ接触して、
    各端面の位置寸法を測定する一対の測定手段と、 この一対の測定手段による両端面の測定値に基づいて、
    予め設定されたワークの基準全長寸法に対するワークの
    全長寸法の過不足量及びワーク中心から左右へのワーク
    の偏り量を演算する演算手段と、 この演算手段による過不足量と偏り量の演算結果から各
    砥石に対する切り込み補正量を判定する切り込み補正量
    判定手段と、 この切り込み補正量判定手段により求められた各切り込
    み補正量に基づいて、砥石に対し切り込み量を制御する
    切り込み制御手段とを備えた両頭研削盤における自動定
    寸装置。
  2. 【請求項2】 切り込み補正量判定手段は、全長寸法の
    過不足量について予め設定した許容範囲と補正可能範囲
    のそれぞれに対する偏り量について予め設定した許容範
    囲と補正可能範囲のそれぞれの関係において砥石の切り
    込み補正量を予め設定したデータテーブルを有し、この
    データテーブルに基づいて切り込み補正量を判定する請
    求項1に記載の両頭研削盤における自動定寸装置。
  3. 【請求項3】 切り込み補正量判定手段は、ワークの全
    長寸法の過不足量またはワーク中心の左右への偏り量の
    いずれかが補正可能範囲外であるとき、異常表示信号を
    出力する請求項2に記載の両頭研削盤における自動定寸
    装置。
  4. 【請求項4】 一対の測定手段は、予め基準ワークの両
    端面の位置寸法を測定し、その測定結果からワークの基
    準全長寸法を設定する請求項1〜3のいずれかに記載の
    両頭研削盤における自動定寸装置。
  5. 【請求項5】 一対の測定手段は、予め基準ワークの両
    端面に接触し、その位置をワークの基準全長寸法に代わ
    る基準位置として各ゲージをオフセットした状態で、研
    削後の測定ワークの両端面の位置寸法を測定し、2つの
    測定値を得る請求項1〜3のいずれかに記載の両頭研削
    盤における自動定寸装置。
  6. 【請求項6】 演算手段は、一対の測定手段による2つ
    の測定値を加算演算することによって、測定ワークの全
    長寸法の過不足量を求めるとともに、2つの測定値を減
    算演算することによりワーク中心の左右へのワークの偏
    り量を求める請求項5に記載の両頭研削盤における自動
    定寸装置。
  7. 【請求項7】 対向配置された左右一対の砥石間に、ワ
    ーク中心を保持した状態でワークを搬入して、ワークの
    左右両端面を砥石で研削するようにした両頭研削盤にお
    いて、 研削後のワークの搬出経路中において、中心を保持した
    状態の研削後のワークの両端面の位置寸法を測定し、 この測定値に基づいて、予め設定されたワークの基準全
    長寸法に対するワークの全長寸法の過不足量及びワーク
    中心から左右へのワークの偏り量を演算し、 この2つの演算結果に基づいて、予め設定されたデータ
    テーブルから各砥石に対する切り込み補正量を判定し、 この判定された切り込み補正量に基づいて、左右の砥石
    に対しそれぞれ切り込み制御を行う両頭研削盤における
    自動定寸方法。
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