JPH06210565A - 砥石修正装置 - Google Patents

砥石修正装置

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Publication number
JPH06210565A
JPH06210565A JP19226792A JP19226792A JPH06210565A JP H06210565 A JPH06210565 A JP H06210565A JP 19226792 A JP19226792 A JP 19226792A JP 19226792 A JP19226792 A JP 19226792A JP H06210565 A JPH06210565 A JP H06210565A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grinding wheel
grindstone
roll
data
truing
Prior art date
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Pending
Application number
JP19226792A
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English (en)
Inventor
Norio Ota
規男 太田
Yoshio Wazono
賀生 和園
Yasuhisa Watanabe
康久 渡邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Publication date
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  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 砥石修正ロールの旋回に連動して砥石を移動
させることにより、砥石修正ロールの先端位置と砥石修
正ロールの旋回中心とのずれを吸収することを目的とす
る。 【構成】 第1の演算手段130は砥石車16の摩耗量
を算出し、第2の演算手段140は砥石修正ロール23
の摩耗量を算出し、第3の演算手段150は砥石修正ロ
ール23の先端位置データを算出し、第4の演算手段1
60は砥石車16の修正形状データを算出する。そし
て、第5の演算手段170は砥石修正ロール23の先端
位置データと砥石車16の修正形状データを基にツルー
イングデータを作成し、このツルーイングデータを基に
制御手段180で駆動手段110を制御することにより
砥石修正ロール23を旋回させ、この旋回に連動して移
動手段100をツルーイングデータで制御することによ
り砥石車16をY,Z軸方向に移動して砥石車16の外
周を砥石修正ロール23の先端でツルーイングできるよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイヤモンドロールを
砥石外周の法線方向に旋回させ、ダイヤモンドロールの
同一先端で砥石をツルーイングする砥石修正装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、砥石の外周をダイヤモンドロール
により円弧状にツルーイングする場合は、砥石車1を図
8(a)に示すようにY軸およびZ軸方向に移動してダ
イヤモンドロール2に近接するツルーイング位置に割出
す。次に、図8(b)に示すようにダイヤモンドロール
2を時計方向に90度旋回して、その先端を砥石車1の
外周側部に対向させる。その後、砥石車1およびダイヤ
モンドロール2を回転した状態で砥石車1を図8(c)
に示す矢印方向の移動により砥石車1をダイヤモンドロ
ール2に対して砥石外周に沿って移動させるとともに、
ダイヤモンドロール2を図8(c)に示すように砥石外
周の法線方向に略180度旋回することにより、砥石車
1の外周をツルーイングする。ツルーイングが終了した
ならば、砥石車1を元位置に戻すとともに、ダイヤモン
ドロール2を図8(d)に示すよう90度時計方向に旋
回して元の位置に戻す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ダイヤモン
ドロールの旋回動作で砥石の外周をツルーイングすると
き、ダイヤモンドロールの外周頂部先端を砥石の外周面
に常に接触させる必要がある。このためにはダイヤモン
ドロールの外周先端位置がダイヤモンドロールの旋回中
心線上におかれるようにしなければならない。しかしな
がら、ダイヤモンドロールの取付け部および保持工具な
どの加工誤差や取付け誤差などによってダイヤモンドロ
ールの先端位置とダイヤモンドロールの旋回中心とがず
れてしまうのが一般である。
【0004】そこで、従来においては、ダイヤモンドロ
ールの先端位置とダイヤモンドロールの旋回中心とを一
致させるための機械的な調整機構を設けることが提案さ
れているが、構造が複雑になり、大型化するほか、調整
に多くの時間を要するという問題があった。
【0005】本発明は、上述のような点に鑑みなされた
もので、その目的とするところは、砥石修正ロールの旋
回に連動して砥石を移動させることにより、砥石修正ロ
ールの先端位置と砥石修正ロールの旋回中心とのずれを
吸収できるようにした砥石修正装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】クレーム対応図である図
1により本発明を説明すると、本発明は、砥石車16を
その回転軸線と平行する方向および該回転軸線と直交す
る方向に移動させる移動手段100と、前記砥石車16
をツルーイングする砥石修正ロール23をその先端を砥
石外周の法線方向に向けるべく砥石修正ロール23を旋
回させる駆動手段110と、前記砥石車16の径をツル
ーイング毎に測定する砥石径測定手段120と、前記砥
石径測定手段120で測定した現在の砥石径と前回の砥
石径とから砥石車16の摩耗量を算出する第1の演算手
段130と、前記砥石車16の摩耗量と砥石修正切込み
量とから砥石修正ロール23の摩耗量を算出する第2の
演算手段140と、前記砥石修正ロール23の摩耗量を
差引いた現在の砥石修正ロール径および前記砥石車16
を基準にして予め定められた砥石修正ロール23の旋回
中心位置データとこの旋回中心を基準に定めた砥石修正
ロール23の回転中心位置データとから砥石修正ロール
23の先端位置データを算出する第3の演算手段150
と、予め設定された砥石形状データと砥石修正切込み量
とから砥石車16の修正形状データを算出する第4の演
算手段160と、前記砥石修正ロール23の先端位置デ
ータと前記砥石修正形状データとからツルーイングデー
タを作成する第5の演算手段170と、前記第5の演算
手段170で作成したツルーイングデータにより前記砥
石移動手段100および前記砥石修正ロール駆動手段1
10を制御して砥石車16の外周をツルーイングする制
御手段180とを備えてなるものである。
【0007】
【作用】上記の構成により、第1の演算手段130は砥
石車16の摩耗量を算出し、第2の演算手段140は砥
石修正ロール23の摩耗量を算出し、第3の演算手段1
50は砥石修正ロール23の先端位置データを算出す
る。そして第4の演算手段160は砥石車16の修正形
状データを算出する。また、第5の演算手段170は砥
石修正ロール23の先端位置データと砥石車16の修正
形状データを基にツルーイングデータを作成し、このツ
ルーイングデータを基に制御手段180で駆動手段11
0を制御することにより砥石修正ロール23を旋回さ
せ、この旋回に連動して移動手段100をツルーイング
データで制御することにより砥石車16をY,Z軸方向
に移動して砥石車16の外周を砥石修正ロール23の先
端でツルーイングできるようにする。よって、砥石修正
ロールの旋回中心と砥石修正ロールの先端位置とのずれ
を吸収することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図2〜図7に基づい
て説明する。図2は、全体の構成図であり、図3は砥石
ヘッドおよび砥石修正部の概略側面図である。この図2
および図3において、10は、不図示のベット上にZ軸
方向に移動可能に設けたコラムであり、このコラム10
は送りねじ11およびこれを回転駆動するサーボモータ
12によりZ軸方向に移動される。
【0009】13はコラム10の1つの側面にY軸方向
に移動可能に取り付けた砥石ヘッドであり、この砥石ヘ
ッド13は送りねじ14およびこれを回転駆動するサー
ボモータ15によりY軸方向に移動される。砥石ヘッド
13は、内蔵のモータにより回転駆動される主軸13a
を有し、この主軸13aの先端には外周が円弧形状の砥
石車16が交換可能に取り付けられている。
【0010】17は砥石ヘッド13の前面側に位置し
て、不図示のベット上にX軸方向に移動可能に設けたテ
ーブル18上に設置した砥石修正装置である。この砥石
修正装置17は、テーブル18上に固定した本体19
と、この本体19にX軸方向と平行にかつ回転可能に軸
支した回転体20を備え、回転体20は、本体19に装
着したダイヤモンドロール旋回モータ21によって回転
駆動される。回転体20の先端面にはダイヤモンドロー
ル支持アーム22の一端が回転体20の中心(ダイヤモ
ンドロールの旋回中心)Oより所定量偏心して固着さ
れ、この支持アーム22の先端部には、砥石車16の外
周をツルーイングするダイヤモンドロール23が回転可
能に支持されている。このダイヤモンドロール23は支
持アーム22に内蔵した駆動モータ(不図示)により回
転される。また、テーブル18は送りねじ24とこれを
回転駆動するサーボモータ25によりX軸方向に移動さ
れる。
【0011】26は砥石修正本体19上の所定位置に固
定したAEセンサ(アコースチック・エミッションセン
サ)である。このAEセンサ26は検知ピン26aを備
え、この検知ピン26aに回転する砥石車16が接触し
たときにAEセンサ26から発生する信号を砥石車16
の径測定情報として出力する。図2において、30は砥
石修正装置を制御する数値制御装置である。
【0012】数値制御装置30は、砥石修正装置全体を
制御し管理する中央処理装置(以下CPUという)31
と、砥石修正用制御プログラム,砥石形状やダイヤモン
ドロール径などの設定データおよびCPU31での演算
結果その他のデータを格納する記憶装置32と、CPU
31からの指令に応じて駆動パルスを送出するZ軸用パ
ルス分配回路33,Y軸用パルス分配回路34および旋
回用パルス分配回路35と、Y軸用パルス分配用回路3
4から送出される駆動パルスを計数して砥石径情報を得
るためのカウンタ36を備える。また、CPU31に
は、砥石形状データ(r,θ)、切込み量t、ダイヤモ
ンドロールの旋回中心データ(P,Q)、ダイヤモンド
ロールの半径データなどの設定データを入力するための
入力装置39が接続されている。
【0013】Z軸用パルス分配回路33には、駆動回路
37を介してコラム移動用サーボモータ12が接続さ
れ、Y軸用パルス分配回路34には駆動回路38を介し
て砥石台移動用サーボモータ15が接続され、さらに旋
回用パルス分配回路35には駆動回路40を介してダイ
ヤモンドロール旋回モータ21が接続されている。サー
ボモータ25も同様に、図略の駆動回路,パルス分配回
路を介してCPU31に接続されている。
【0014】上記実施例を請求項との対応において、サ
ーボモータ12,15および送りねじ11,14は砥石
移動手段100を、回転体20および旋回モータ21は
修正ロール駆動手段110を、AEセンサ26およびカ
ウンタ36は砥石径測定手段120を、CPU31およ
び記憶装置32は第1〜第5の演算手段130〜170
を、CPU31およびパルス分配回路33〜35は制御
手段180をそれぞれ構成している。
【0015】次に、動作について説明する。まず、図4
および図5によりツルーイングデータの作成処理につい
て述べる。図4の設定ブロック50に示すように入力装
置39を操作することにより、図5に示す砥石の修正部
の形状を表わす半径rおよび角度θ、砥石修正時切込み
量t、旋回中心Oからのダイヤモンドロールの回転中心
を表わす座標値P,Q、ダイヤモンドロールの半径D、
砥石の回転中心(座標O,O,O)とダイヤモンドロー
ルの旋回中心Oとのオフセット量m,nを設定する。次
に設定ブロック50での各設定データに基づいてブロッ
ク51に示すツルーイングデータ作成のための諸計算を
行う。
【0016】まず、AEセンサ26およびカウンタ36
を利用して砥石車の現在の半径H2を測定し、これを記
憶装置32の所定領域に記憶しておく。この記憶データ
はツルーイング毎に更新される。
【0017】次に、砥石形状r,θ、切込み量tおよび
現在の砥石半径H2をCPU31に取り込んで砥石の修
正形状データを計算する。この場合、Y,Zと直交する
方向(テーブル18の移動方向)の砥石車16とダイヤ
モンドローラ23との位置関係は、砥石車16,ダイヤ
モンドロール23の径が変化しても変わらないため、
Y,Zと直交する方向は省略して説明する。図5に示す
ように、砥石修正部の中心Y1から見た(Y1,Z,
θ)座標系におけるA点の座標は、(r sinθ,−r c
osθ+t,θ)となり、砥石の回転中心Yから見た
(Y,Z,θ)座標系におけるA点の座標は、(r sin
θ,−H+r(1− cosθ)+t,θ)となり、さらに
ダイヤモンドロールの旋回中心Oから見た(Y2,Z
2,θ)座標系におけるダイヤモンドロール先端位置B
点の座標は、(U sin(ρ+θ)−D sinθ,−U cos
(ρ+θ)+D cosθ,θ)となり、これらの座標をも
とに砥石形状データが計算される。そして、計算された
砥石修正用の形状データは記憶装置32に記憶される。
【0018】ダイヤモンドロール先端位置Bのデータ
は、ダイヤモンドロールの回転中心P,Qと、現在のダ
イヤモンドロールの半径D2およびオフセット量m,n
に基づいて計算され、その先端位置データは記憶装置3
2に記憶される。このとき、図5に示すように砥石の回
転中心Yから見た(Y,Z,θ)座標系におけるB点の
座標は、(m+U sin(ρ+θ)−D sinθ,−n−U
cos(ρ+θ)+D cosθ,θ)となり、この座標をも
とにダイヤモンドロールの先端位置データが計算され
る。
【0019】そして、計算されたダイヤモンドロールの
先端位置データと砥石の形状データを基にして、ツルー
イングデータを作成する。このとき、A点から見たB点
の座標は、(m+U sin(ρ+θ)−D sinθ−r sin
θ,−n−U cos(ρ+θ)+D cosθ+H−r(1−
cosθ)−t,θ)となり、この座標をもとにツルーイ
ングデータが作成され、記憶装置32に記憶される。な
お、ここで作成されるツルーイングデータには、ダイヤ
モンドロールの先端位置とダイヤモンドロールの旋回中
心とのずれ角ρを吸収するための砥石ヘッド13のY軸
方向およびZ軸方向への補正値が含まれている。従っ
て、ダイヤモンドロールの旋回に連動して砥石ヘッドを
Y,Z方向にずらすことにより、前記ずれを吸収でき
る。
【0020】砥石の摩耗量ΔHは、前回の砥石の半径H
1と現在の砥石半径H2を基に、ΔH=H1−H2から
計算される。また、ダイヤモンドロールの摩耗量ΔD
は、切込み量tと砥石摩耗量ΔHを基に、ΔD=t−Δ
Hから計算される。さらに、現在のダイモヤモンドロー
ルの径D2は、ダイヤモンドの摩耗量ΔDと前回のダイ
ヤモンドロールの半径D1を基に、D2=D1−ΔDか
ら計算される。
【0021】次に、図6のフローチャートを参照して砥
石修正の動作を説明する。ツルーイングの開始によりプ
ログラムがスタートすると、ステップS1において、A
Eセンサ26の砥石検知信号とカウンタ36の計数値か
ら砥石車16の現在の半径H2を算出する。次のステッ
プS2では、図4において説明したように現在の砥石半
径H2と前回の砥石半径H1とから砥石車16の摩耗量
ΔHを算出する。そして、次のステップS3において砥
石車16の摩耗量ΔHと切込み量tとからダイヤモンド
ロール23の摩耗量ΔDを算出し、さらに次のステップ
S4においてダイヤモンドロール23の摩耗量ΔDと前
回のダイヤモンドロールの半径D1とから現在のダイヤ
モンドロール23の半径D2を算出する。
【0022】次のステップS5では、現在のダイヤモン
ドロール23の半径D2とダイヤモンドロール23の回
転中心O1の座標値P,Qとオフセット量m,nとから
ダイヤモンドロールの先端位置Bのデータを算出する。
【0023】次のステップS6では、砥石形状を表わす
データr,θと切込み量tとから修正すべき砥石車16
の形状データを算出する。このときの砥石形状データは
図5の破線に示すものとなる。
【0024】次のステップS7では、ダイヤモンドロー
ル23の先端位置データと砥石形状データに基づいて図
4に説明した場合と同様にツルーイングデータを算出す
る。そして、次のステップS8では、数値制御装置30
のパルス分配回路から分配送出される制御パルスにより
駆動回路37を介してダイヤモンドロール旋回モータ2
1を駆動し、かつダイヤモンドロール23を回転させな
がら旋回中心Oを中心にして砥石外周の法線方向にダイ
ヤモンドロール23の先端を向けながらダイヤモンドロ
ール23を旋回させる。このダイヤモンドロール23の
旋回に連動して、ツルーイングデータに基づきパルス分
配回路33,34から分配送出される制御パルスにより
Z軸サーボモータ12およびY軸サーボモータ15を駆
動して砥石ヘッド13をY,Z方向にずらし、これによ
り砥石車16を設定された切込み量tに相当する分ツル
ーイングするとともに、ダイヤモンドロールの先端位置
Bが砥石車16の修正面に倣うように砥石ヘッド13を
制御する。これによってダイヤモンドロール23の先端
位置Bとダイヤモンドロール23の旋回中心Oとのずれ
(ずれ角ρ)を吸収し、ダイヤモンドロールの同一先端
で砥石外周をツルーイングする。なお、ツルーイング時
の砥石車とダイヤモンドロールの動作は図8に示すよう
に行われる。
【0025】砥石車16のツルーイングが終了した後は
ステップS9に進み、修正後の砥石車16の半径を測定
する。そして、次のステップS10においてツルーイン
グサイクルボタンがオンかを判定する。ここで、ツルー
イングサイクルボタンがオンであると判定された時はス
テップS2に戻り、ステップS2以下の処理を実行す
る。また、ツルーイングサイクルボタンがオフであると
判定されたときはステップS11に進み、加工サイクル
ボタン又は機械停止ボタンがオンかを判定する。ここ
で、肯定判定された場合は終了し、否定判定された場合
はステップS10に戻る。
【0026】次に、図7により砥石半径の測定処理につ
いて説明する。砥石の半径測定プログラムがスタートす
ると、まず、ステップS20において砥石ヘッド13を
所定量上昇させ、テーブル18を所定量後退させ、コラ
ム10を所定量右進させて砥石車16をAEセンサ26
の検知ピン26に対向させる。次のステップS21で
は、サーボモータ15を駆動して砥石ヘッド13を下降
させる。そして、ステップS22において回転する砥石
車16の外周面が検知ピン26aに接触しAEサンサ2
6から接触信号が発生したかを判定する。ここで、接触
信号がないと判定されたときはステップS21に戻り、
砥石ヘッド13をさらに下降させる。また、接触信号が
有りと判定されたときはステップS23に進み、砥石ヘ
ッド13を下降量を計数するカウンタ36の計数値をC
PU31に取り込む。
【0027】次のステップS24では、取り込んだ計数
値から砥石車16の現在の半径を算出する。そして、次
のステップS25において、算出した砥石半径を記憶装
置32に記憶する。
【0028】上述のような本実施例においては、ダイヤ
モンドロールの旋回に連動して、砥石車の修正用形状デ
ータとダイヤモンドロールの先端位置データとから作成
したツルーイングデータに基づいて砥石ヘッドをY,Z
方向に移動制御しながら砥石車をツルーイングするよう
にしたので、ダイヤモンドロールの取り付け誤差などに
よりダイヤモンドロールの先端位置とダイヤモンドロー
ルの旋回中心とがずれていても、これを吸収し、砥石車
をダイヤモンドロールの先端位置で常にツルーイングす
ることができる。これに伴い従来のような機械的な調整
機構が不要になり、調整のための人手も不要になるとと
もに修正装置の機械的構造が簡単になり、装置の小形化
が可能になる。
【0029】なお、本発明は、上記実施例に示す構成の
ものに限定されず、請求項に記載した範囲を逸脱しない
限り、種々の変形が可能である。また、本発明のツルー
イング工具はダイヤモンドロールに限定されない。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1の演算手段は砥石車の摩耗量を算出し、第2の演算手
段は砥石修正ロールの摩耗量を算出し、第3の演算手段
は砥石修正ロールの先端位置データを算出し、第4の演
算手段は砥石車の修正形状データを算出する。そして、
第5の演算手段は砥石修正ロールの先端位置データと砥
石車の修正形状データを基にツルーイングデータを作成
し、このツルーイングデータを基に制御手段で駆動手段
を制御することにより砥石修正ロールを旋回させ、この
旋回に連動して移動手段をツルーイングデータで制御す
ることにより砥石車をY,Z軸方向に移動して砥石車の
外周を砥石修正ロールの先端でツルーイングできるよう
にしたので、砥石修正ロールの旋回中心と砥石修正ロー
ルの先端位置とのずれを吸収することができる。これに
伴い機械的な調整機構が不要になり、調整のための人手
も不要になるとともに修正装置の機械的構造が簡単にな
り、装置を小形化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクレーム対応図である。
【図2】本発明による砥石修正装置の一実施例を示す全
体の構成図である。
【図3】図2における砥石ヘッドおよびダイヤモンドロ
ール旋回部の側面図である。
【図4】本発明の実施例におけるツルーイングデータ作
成処理のための各演算過程を示す説明図である。
【図5】本発明の実施例における砥石車とダイヤモンド
ロールの座標系を示す説明図である。
【図6】本発明の実施例における砥石修正の動作手順を
示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施例における砥石半径の測定手順を
示すフローチャートである。
【図8】ダイヤモンドロールによる砥石のツルーイング
過程を示す説明図である。
【符号の説明】
10 コラム 11,14 送りねじ 12,15 サーボモータ 13 砥石ヘッド 16 砥石車 17 砥石修正装置 20 回転体 21 旋回モータ 22 アーム 23 ダイヤモンドロール 26 AEセンサ 30 数値制御装置 31 CPU 32 記憶装置 33〜35 パルス分配回路 36 カウンタ 100 移動手段 110 駆動手段 120 砥石径測定手段 130 第1の演算手段 140 第2の演算手段 150 第3の演算手段 160 第4の演算手段 170 第5の演算手段 180 制御手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 砥石車をその回転軸線と平行する方向お
    よび該回転軸線と直交する方向に移動させる移動手段
    と、前記砥石車をツルーイングする砥石修正ロールをそ
    の先端を砥石外周の法線方向に向けるべく砥石修正ロー
    ルを旋回させる駆動手段と、前記砥石車の径をツルーイ
    ング毎に測定する砥石径測定手段と、前記砥石径測定手
    段で測定した現在の砥石径と前回の砥石径とから砥石車
    の摩耗量を算出する第1の演算手段と、前記砥石車の摩
    耗量と砥石修正切込み量とから砥石修正ロールの摩耗量
    を算出する第2の演算手段と、前記砥石修正ロールの摩
    耗量を差引いた現在の砥石修正ロール径および前記砥石
    車を基準にして予め定められた砥石修正ロールの旋回中
    心位置データとこの旋回中心を基準に定めた砥石修正ロ
    ールの回転中心位置データとから砥石修正ロールの先端
    位置データを算出する第3の演算手段と、予め設定され
    た砥石形状データと砥石修正切込み量とから砥石車の修
    正形状データを算出する第4の演算手段と、前記砥石修
    正ロールの先端位置データと前記砥石修正形状データと
    からツルーイングデータを作成する第5の演算手段と、
    前記第5の演算手段で作成したツルーイングデータによ
    り前記砥石移動手段および前記砥石修正ロール駆動手段
    を制御して砥石車の外周をツルーイングする制御手段と
    を備えたことを特徴とする砥石修正装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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