JPH09201325A - 硬性内視鏡 - Google Patents

硬性内視鏡

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JPH09201325A
JPH09201325A JP8011394A JP1139496A JPH09201325A JP H09201325 A JPH09201325 A JP H09201325A JP 8011394 A JP8011394 A JP 8011394A JP 1139496 A JP1139496 A JP 1139496A JP H09201325 A JPH09201325 A JP H09201325A
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JP
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rigid endoscope
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optical system
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Kunitoshi Ikeda
邦利 池田
Ryuichi Hoshino
星野  隆一
Wataru Murai
渉 村井
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/002Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor having rod-lens arrangements

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Abstract

(57)【要約】 【課題】リレーレンズ枠への間隔環の組み込みが容易な
硬性内視鏡を提供すること。 【解決手段】リレー光学系21中の隣り合うレンズの間
で向かい合う凸レンズ面と凹レンズ面との間の間隔を規
制するために隣り合うレンズの間に挟置される間隔環2
2,23を、前後方向に反転して配置したときにその間
隔環を挟む両レンズ間の間隔が変化しない形状に形成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のレンズを
並べたリレー光学系によって内視鏡観察像を伝達するよ
うにした硬性内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】可撓性のない挿入部を有するいわゆる硬
性内視鏡においては、一般に、挿入部の先端に配置され
た対物光学系によって得られる内視鏡観察像を、複数の
レンズを筒状のリレーレンズ枠内に並べたリレー光学系
によって挿入部の基端側に伝達するようにしており、各
レンズ間の間隔を規制するために、隣り合うレンズの間
に間隔環が挟置されている。
【0003】図6は、そのような従来のリレー光学系の
一部分を示しており、第1レンズ91と第2レンズ92
との間及び第2レンズ92と第3レンズ93との間に、
各々間隔環94,95が挟置されている。90はリレー
レンズ枠である。
【0004】図6に示されるように、間隔環94,95
の凸レンズ面に面する側の面の形状は平面であるが、凹
レンズ面に面する側の面は、平面に形成すると凹レンズ
面の外縁部のエッジに当接してレンズ間隔を正しく規制
することができないので、内側の部分が軸方向に突出し
た形状に形成されている。
【0005】したがって、図6に示されるように、リレ
ー光学系中の隣り合うレンズの間で凸レンズ面と凹レン
ズ面とが向かい合う部分に配置される間隔環は、凸レン
ズ面に面する側の面と凹レンズ面に面する側の面とが非
対称の形状になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】リレー光学系を組み立
てる際には、レンズ91,92,93と間隔環94,9
5をリレーレンズ枠90内に順に入れていく。しかし、
軸長の短い間隔環94,95の場合には、リレーレンズ
枠90内への挿入の途中で間隔環94,95が前後に反
転して逆向きになり、そのまま組み込まれてしまう場合
がある。
【0007】すると、上述のように間隔環94,95が
非対称形に形成されていると、各間隔環94,95及び
レンズ91,92,93の当接関係が変わることによっ
て、その部分のレンズ間隔が狂ってしまい、伝達される
内視鏡観察像の画質が劣化してしまうことになる。
【0008】そこで、組み立て時には、間隔環94,9
5を反転させないような挿入治具を用いることになる
が、組み立て作業が面倒で時間がかかるだけでなく、リ
レーレンズ枠90が部分的に湾曲しているような場合に
は挿入治具も使い難いので、間隔環94,95が反転し
易い問題がある。
【0009】そこで本発明は、リレーレンズ枠への間隔
環の組み込みが容易な硬性内視鏡を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の硬性内視鏡は、挿入部の先端に配置された
対物光学系によって得られる内視鏡観察像を、複数のレ
ンズを筒状のリレーレンズ枠内に並べたリレー光学系に
よって上記挿入部の基端側に伝達するようにした硬性内
視鏡において、上記リレー光学系中の隣り合うレンズの
間で向かい合う凸レンズ面と凹レンズ面との間の間隔を
規制するために上記隣り合うレンズの間に挟置される間
隔環を、前後方向に反転して配置したときにその間隔環
を挟む両レンズ間の間隔が変化しない形状に形成したこ
とを特徴とする。
【0011】なお、上記間隔環をその軸線を含む平面で
切断したときの断面形状が、上記凸レンズ面に面する側
と上記凹レンズ面に面する側とで対称形に形成されてい
るとよく、上記間隔環をその軸線を含む平面で切断した
ときの断面形状が、凸字状又は台形状であるとよい。
【0012】また、上記間隔環として同一の寸法形状の
間隔環が複数箇所に配置されていてもよく、上記リレー
レンズ枠の軸線が少なくとも部分的に湾曲していてもよ
い。
【0013】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の形
態を説明する。図2は硬性内視鏡の全体構成を示してお
り、断面が円形の細長い管状に形成された挿入部1は、
その先側の半部が70度ないし80度程度に大きく湾曲
して形成されている。この挿入部1は可撓性がないの
で、その湾曲形状は常に維持されている。
【0014】挿入部1の基端側は手元側本体2に連結さ
れている。手元側本体2には、挿入部1内を通って伝送
されてきた観察画像を覗くための接眼部3と、挿入部1
の先端から突出させる処置具類を送り込むための処置具
挿入口部4と、手で握って支持するための握り部5とが
突設されていて、照明光を伝送するためのライトガイド
可撓管6が握り部5の突端に連結されている。
【0015】手元側本体2は、電気絶縁性の合成樹脂に
よって形成されており、接眼部3、処置具挿入口部4及
び握り部5は、各々水密的に手元側本体2に取り付けら
れている。
【0016】挿入部1の先端部分には、被写体の像を結
像させるための対物光学系7が内蔵されている。そし
て、対物光学系7によって得られた被写体の観察像(内
視鏡観察像)を挿入部1の先端側から基端側へ伝達する
ためのリレー光学系が、筒状のリレーレンズ枠8内に支
持されて挿入部1内から手元側本体2内にまたがって配
置されており、リレー光学系によって伝達された内視鏡
観察像が、接眼部3内の接眼光学系9によって拡大して
観察される。
【0017】図3は、手元側本体2部分の断面を拡大し
て示している。処置具挿入口部4は手元側本体2から斜
め向きに突出固定されており、その嵌合面にはシール用
のOリングが装着されていて、嵌合部の内側への水の侵
入を阻止している。
【0018】手元側本体2の前後には、挿入部1を連結
するための金属製の挿入部連結筒11と、接眼部3を連
結するための金属製の接眼部連結筒12が、光軸方向に
突出して固着されている。それらの各嵌合部には、シー
ル用のOリングが装着されている。
【0019】挿入部連結筒11の突端付近には、挿入部
1の基端側に形成された金属製の基端口金13が、尖り
ネジ15によって固定されている。その連結部の周囲
は、挿入部連結筒11の外周に螺合する基端カバー14
によって囲まれており、基端カバー14の内側には、尖
りネジ15による連結部分に水が入らないようにシール
用のOリングが装着されている。
【0020】挿入部連結筒11の中間部分には、IV−
IV断面を示す図4にも示されるように、リレーレンズ
枠8を通すための孔と、処置具挿入口部4に連通接続さ
れた処置具挿通パイプ16を通すための孔と、ライトガ
イドファイババンドル17を通すための孔が穿設されて
いる。18は、リレーレンズ枠8を所定位置に位置決め
して固定するための固定ネジである。
【0021】リレーレンズ枠8は、例えば真鍮のような
硬質の金属パイプによって形成された細長い剛体であ
り、湾曲した先側半部の枠体8aと真っ直ぐな基側半部
の枠体8bとが異なる部品で形成されていて、両枠体8
a,8b部品が半田付け等によって一体に連結されてリ
レーレンズ枠8を形成している。
【0022】リレー光学系21は、内視鏡観察像を伝達
するための多数のレンズと先側半部の枠体8aの湾曲形
状に合わせて光軸の向きを変えるためのプリズム(図示
せず)とを、それらがリレーレンズ枠8の軸線上に並ぶ
ようにリレーレンズ枠8内に固定して形成されており、
隣り合うレンズとレンズとの間には、レンズ間隔を所定
の間隔に規制するための間隔環が挟置されている。
【0023】接眼部連結筒12の突端側には、金属製の
支持筒31が突出して固定されている。そして、接眼光
学系9を支持した接眼鏡枠32が、光軸方向にスライド
自在に支持筒31内に嵌合している。それらの嵌合部等
には、シール用のOリングが装着されている。
【0024】リレーレンズ枠8の接眼側端部(図3にお
いて右端)部分には、電気絶縁性の材料からなる絶縁筒
33がキャップ状に被せられていて、その先に、光軸調
整とピント調整をするための調整機構を介してピント調
整レンズ35が固定されている。
【0025】接眼鏡枠32は、圧縮コイルスプリング3
6によって外方に付勢されている。そして、接眼鏡枠3
2の側壁に突設されたピン38が、支持筒31の側壁に
穿設されたカム孔39内に通されて、視度調整環40の
内面に形成された縦溝41と係合している。
【0026】したがって、圧縮コイルスプリング36の
付勢力によって、ピン38はカム孔39の一方の斜面に
常に押しつけられており、視度調整環40を回転操作す
ることにより、ピン38の位置が変化して、それと共に
接眼光学系9を支持する接眼鏡枠32が光軸方向に移動
し、視度調整が行われる。
【0027】図1は、リレーレンズ枠8内にリレー光学
系21が固定された部分を拡大して示しており、両面が
凸レンズ面の第1レンズ211と、両面が凹レンズ面の
第2レンズ212と、両面が凸レンズ面の第3レンズ2
13とが、各々の間に間隔環22,23を挟置して並べ
られている。24及び25は、第1レンズ211及び第
3レンズ213の外側に配置された間隔環である。
【0028】図1に示されるように、凸レンズ面と凹レ
ンズ面との間に挟置された二つの間隔環22,23は、
いずれもリレーレンズ枠8に内接するリング状に形成さ
れている。
【0029】そして、両間隔環22,23共に、その軸
線を含む平面で切断したときの断面形状が、凸レンズ面
に面する側と凹レンズ面に面する側とで対称形(図にお
いて左右対称形)になるように凸字状に形成されてい
る。
【0030】したがって、間隔環22,23には前後の
方向性がないので、リレーレンズ枠8への挿入の途中で
間隔環22,23の前後の向きが反転しても、その間隔
環を挟んで隣り合う両レンズ間の間隔は変化せず、所定
の間隔どおりに組み立てられる。
【0031】したがって、間隔環22,23は前後の向
きや挿入途中での反転を気にすることなくリレーレンズ
枠8内に挿入して組み立てることができ、反転を防止し
つつリレーレンズ枠8に間隔環22,23を挿入するた
めの挿入治具も不要である。
【0032】なお、図示は省略されているが、このよう
な構造を湾曲したリレーレンズ枠8の先側半部の枠体8
a内でも採用することにより、挿入治具が使い難くて組
み立て時に間隔環が反転しても、何ら問題が生じなくな
る。
【0033】また、この実施の形態においては二つの間
隔環22,23が同じ寸法形状に形成されている。した
がって、二つの間隔環22,23はどちらをどちらの位
置に配置してもよく、ミスによる誤装着が発生しない。
【0034】リレー光学系21をリレーレンズ枠8の基
側半部の枠体8b内に組み込む際には、基側半部の枠体
8b内に先側(図3において左側)からリレー光学系2
1の各レンズと間隔環とを交互に挿入し、最後に、枠体
8bの左端に螺合させた押さえ環27によって、間隔環
24を奥側に押しつけて固定する。
【0035】図5は、本発明の第2の実施の形態の、リ
レーレンズ枠8内にリレー光学系21が固定された部分
を示しており、凸レンズ面と凹レンズ面との間に挟置さ
れた二つの間隔環22,23の断面形状(軸線を含む平
面で切断したときの断面形状)が台形状に形成されてい
て、凸レンズ面に面する側と凹レンズ面に面する側とが
対称形になっている。
【0036】二つの間隔環22,23は、共に、内径の
稜線部分が凸レンズ面及び凹レンズ面に当接するよう
に、台形形状の側辺の角度が設定されている。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、リレー光学系中の隣り
合うレンズの間で向かい合う凸レンズ面と凹レンズ面と
の間の間隔を規制するために隣り合うレンズの間に挟置
される間隔環が前後方向に反転しても、その間隔環を挟
む両レンズ間の間隔が変化しないので、間隔環の前後の
向きを気にすることなく容易に組み立てることができ、
間隔環を枠体内に組み込むための挿入治具等を用いるこ
となく、リレー光学系を短時間で設計どおりの正しい状
態に組み立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のリレー光学系の部
分拡大側面断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の硬性内視鏡の全体
側面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の硬性内視鏡の手元
側本体側部分の側面断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の硬性内視鏡のIV
−IV断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態のリレー光学系の部
分拡大側面断面図である。
【図6】従来のリレー光学系の部分拡大側面断面図であ
る。
【符号の説明】
8 リレーレンズ枠 8a,8b 枠体 21 リレー光学系 22,23 間隔環 211,213 凸レンズ 212 凹レンズ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿入部の先端に配置された対物光学系によ
    って得られる内視鏡観察像を、複数のレンズを筒状のリ
    レーレンズ枠内に並べたリレー光学系によって上記挿入
    部の基端側に伝達するようにした硬性内視鏡において、 上記リレー光学系中の隣り合うレンズの間で向かい合う
    凸レンズ面と凹レンズ面との間の間隔を規制するために
    上記隣り合うレンズの間に挟置される間隔環を、前後方
    向に反転して配置したときにその間隔環を挟む両レンズ
    間の間隔が変化しない形状に形成したことを特徴とする
    硬性内視鏡。
  2. 【請求項2】上記間隔環をその軸線を含む平面で切断し
    たときの断面形状が、上記凸レンズ面に面する側と上記
    凹レンズ面に面する側とで対称形に形成されている請求
    項1記載の硬性内視鏡。
  3. 【請求項3】上記間隔環をその軸線を含む平面で切断し
    たときの断面形状が凸字状である請求項2記載の硬性内
    視鏡。
  4. 【請求項4】上記間隔環をその軸線を含む平面で切断し
    たときの断面形状が台形状である請求項2記載の硬性内
    視鏡。
  5. 【請求項5】上記間隔環として同一の寸法形状の間隔環
    が複数箇所に配置されている請求項1、2、3又は4記
    載の硬性内視鏡。
  6. 【請求項6】上記リレーレンズ枠の軸線が少なくとも部
    分的に湾曲している請求項1、2、3、4又は5記載の
    硬性内視鏡。
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