JPH09200936A - ジャンパー装置 - Google Patents

ジャンパー装置

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Publication number
JPH09200936A
JPH09200936A JP8008012A JP801296A JPH09200936A JP H09200936 A JPH09200936 A JP H09200936A JP 8008012 A JP8008012 A JP 8008012A JP 801296 A JP801296 A JP 801296A JP H09200936 A JPH09200936 A JP H09200936A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
jumper
jumper device
spring
horizontal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8008012A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Kikuchi
均 菊池
Kenji Yamamoto
健次 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP8008012A priority Critical patent/JPH09200936A/ja
Publication of JPH09200936A publication Critical patent/JPH09200936A/ja
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  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ジャンパー線の水平材とこれの支持材との可動
可能な連結部の剛性を大きくすることなしに、ジャンパ
ー線の線路方向の振動吸収特性を向上させ得るジャンパ
ー装置を提供すること。 【解決手段】ジャンパー装置を構成する水平材にバネを
介して重りが取り付けられ、重りが水平材の長手方向へ
振動可能にされている。好ましい具体的態様としては、
複数本の水平材の間に相前後して取り付け用クランプを
橋架してなり、これら取り付け用クランプの相互間に棒
状のガイドを橋架させ、このガイドに重りをスライド可
能に挿着し、さらに、重りの前後部と取り付け用クラン
プとのそれぞれの間にバネを介在状態に配した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、架空送電線のジャ
ンパー装置に関し、とりわけ線路方向の振動を吸収する
のを改善したこの種のジャンパー装置の提供に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】架空送電線路におけるジャンパー装置
は、本線のギャロッピングに共振し、線路方向に振動す
る。従来、そうした振動への対策として、コイルばねを
利用した線路方向振動防止型ジャンパー装置が提案され
た(実開昭60−24129号)。この提案例では、ヨ
ークから吊架される支持材の下端とジャンパー線を接続
する水平材との可動可能な連結部を挟んで両部材間にコ
イルばねを配して成るというものである。
【0003】一方、ヨークから吊架される支持材を本線
長手方向と交叉する面内で揺動を可能とするとともにそ
の揺動を減衰させる伸縮可動体を添設して成るという提
案例もある(実開昭57−180430号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術のう
ち、前者の提案例(実開昭60−24129号)によれ
ば、コイルばねを使用しているので、ばねによる緩衝効
果は期待できるが、ばねの復元力のために振動吸収に対
する効果は小さい。また、吊架用の支持材と水平材との
可動可能な連結部をコイルばねで拘束し、連結部の変位
が大きければ大きいほど抵抗力が増して可動部の剛性が
大きくなることになり、ひいては他の部材に過大な力が
加わり、相対的に強度の弱い部分にひずみが発生してし
まうことになるのである。
【0005】また、後者の提案例(実開昭57−180
430号)によれば、支持材の線路長手方向と交叉する
方向の可動部に伸縮可動体例えば金属撚線または伸縮抵
抗を持つものを設置し、ジャンパー装置の横振れ振動を
抑制しようとするものであるため、線路方向の振動に対
しては効果がないのである。
【0006】そこで、本発明の解決すべき課題は、ジャ
ンパー線の水平材とこれの支持材との可動可能な連結部
の剛性を大きくすることなしに、ジャンパー線の線路方
向の振動吸収特性を向上させ得るジャンパー装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明により提供する第
一手段としてのジャンパー装置は、ジャンパー装置を構
成する水平材にバネを介して重りが取り付けられ、重り
が水平材の長手方向へ振動可能にされて成り、以て、ジ
ャンパー装置自体の振動系に対して比較的小さな振動系
を構成し、この小さな振動系がジャンパー装置自体への
外力を打ち消す方向に振動することで、ジャンパー装置
自体の振動を低減して成るものである。とくにバネと重
りによる小さな振動系の固有振動数を外部からの加振振
動数(本線のギャロッピングの振動数)と等しくなるよ
う選ぶことで、小さな振動系が振動した際その方向がジ
ャンパー装置自体の振動と反対向きになり、ひいてはジ
ャンパー装置自体の振動を効果的に打ち消すのである。
【0008】上記の第一手段においての好ましい態様と
して、複数本の水平材の間に相前後して取り付け用クラ
ンプを橋架してなり、これら取り付け用クランプの相互
間に棒状のガイドを橋架させ、このガイドに重りをスラ
イド可能に挿着し、さらに、重りの前後部と取り付け用
クランプとのそれぞれの間にバネを介在状態に配して成
るものを提供する。
【0009】また、本発明により提供する第二手段とし
てのジャンパー装置は、ジャンパー装置を構成する支持
材に板バネを介して重りが取り付けられて成り、以て、
ジャンパー装置自体の振動を板バネと重りとの振動及び
その反動力で低減して成るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第一の手段を具
体化したジャンパー装置の実施例であって、(イ)は全
体概要説明図、(ロ)は要部説明図、(ハ)は要部の詳
細図である。この実施例は、導電性パイプ(アルミパイ
プ)式のジャンパー装置を基本としたものであって、本
線側引留クランプに接続されるジャンパーわたり線1と
水平材としての導電性パイプ(アルミパイプ)3とを一
連に接続した構成にして、水平材の導電性パイプ(アル
ミパイプ)3を支持材2にて耐張金具のヨークに吊架さ
せたものである。尚、支持材2は剛性を有したさお状の
金具でアルミパイプが良い。
【0011】しかして、水平材の導電性パイプ(アルミ
パイプ)3には、取り付け用クランプ4,4が取り付け
られる。これら取り付け用クランプ4,4は、導電性パ
イプ(アルミパイプ)3を成す2本のパイプ間に相前後
して橋架するように設けられ、それら取り付け用クラン
プ4,4相互間に棒状のガイド7を橋架させ、そして、
当該ガイド7に対して重り5をスライド可能に挿着し、
さらに、重り5の前後部と取り付け用クランプ4,4と
のそれぞれの間にバネ6,6を介在状態に配したもので
ある。従って、重り5は前後のバネ6,6を圧縮しつつ
前後に振動するようになる。
【0012】さて、以上の構成より成る本実施例のジャ
ンパー装置において、送電線路の本線にギャロッピング
等により線路方向の振動が生じたとすると、水平材3に
線路方向の加速度が加わるが、この加速度により重り5
はガイド7上をスライドし、それにより一方のバネ6を
圧縮し、そのバネ圧縮時の弾発力で重り5を反対側へ押
し、今度は反対側のバネ6を圧縮するというような振動
系を構成し、その振動系は水平材3上でジャンパー装置
自体と逆の移相で振動することになり、ひいてはジャン
パー装置自体の振動を低減するのである。
【0013】図2は、本発明の第二の手段を具体化した
ジャンパー装置の実施例である。この実施例は、前記の
実施例(図1)と同様の型つまり、導電性パイプ(アル
ミパイプ)式のジャンパー装置を基本としたものであっ
て、本線側引留クランプに接続されるジャンパーわたり
線1′と水平材としての導電性パイプ(アルミパイプ)
3′とを一連に接続した構成にして、水平材の導電性パ
イプ(アルミパイプ)3′を支持材2′にて耐張金具の
ヨークに吊架させたものである。
【0014】しかして、支持材2′には板バネ8を介し
て重り9を取り付けて成るものである。板バネ8は斜材
となる支持材2′に対して直角に突き出すように取り付
けられ、その板バネ8の先端に重り9を吊架状態に取り
付けている。このようにすることで、線路方向の振動に
対して板バネ8が撓み、この撓み9を減衰させるように
重り9が動き、ひいてはジャンパー装置自体の振動を減
衰させるのである。
【0015】尚、以上の各実施例では、導電性パイプ
(アルミパイプ)式のジャンパー装置を基本としたが、
吊架式のジャンパー装置にも適用可能である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したような本発明によれば、ジ
ャンパー線の水平材とこれの支持金具との可動可能な連
結部の剛性を大きくすることなしに、ジャンパー線の線
路方向の振動吸収特性を向上させ得るジャンパー装置を
提供するという所期の目的を達成することができ、本線
のギャロッピング時におけるジャンパー装置の共振を有
効に抑えることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にして、(イ)はジャンパー装
置の全体概要説明図、(ロ)は、上面側から示す要部説
明図、(ハ)は同要部の詳細図。
【図2】本発明の他の実施例を示す要部説明図。
【符号の説明】
1 ジャンパー線わたり線 2 支持材(金具) 3,3′ 導電性パイプ(アルミパイプ) 4 取り付け用クランプ 5 重り 6 バネ 7 ガイド 1′ ジャンパー線わたり線 2′ 支持材(金具) 8 板バネ 9 重り

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】架空送電線路に使用される導電性パイプ式
    または吊架式のジャンパー装置において、水平材にバネ
    を介して重りが取り付けられ、重りが水平材の長手方向
    へ振動可能にされて成る、ジャンパー装置。
  2. 【請求項2】複数本の水平材の間に相前後して取り付け
    用クランプを橋架してなり、これら取り付け用クランプ
    の相互間に棒状のガイドを橋架させ、このガイドに重り
    をスライド可能に挿着し、さらに、重りの前後部と取り
    付け用クランプとのそれぞれの間にバネを介在状態に配
    して成る、請求項1記載のジャンパー装置。
  3. 【請求項3】架空送電線路に使用される導電性パイプ式
    または吊架式のジャンパー装置において、支持材に板バ
    ネを介して重りが取り付けられて成る、ジャンパー装
    置。
JP8008012A 1996-01-22 1996-01-22 ジャンパー装置 Pending JPH09200936A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8008012A JPH09200936A (ja) 1996-01-22 1996-01-22 ジャンパー装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP8008012A JPH09200936A (ja) 1996-01-22 1996-01-22 ジャンパー装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09200936A true JPH09200936A (ja) 1997-07-31

Family

ID=11681445

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8008012A Pending JPH09200936A (ja) 1996-01-22 1996-01-22 ジャンパー装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101425961B1 (ko) * 2014-06-12 2014-08-05 티엘엔지니어링(주) 가공 송전선로 점퍼선 처짐 방지시설

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101425961B1 (ko) * 2014-06-12 2014-08-05 티엘엔지니어링(주) 가공 송전선로 점퍼선 처짐 방지시설

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