JPH10201067A - 線路方向振動抑止ジャンパ装置 - Google Patents

線路方向振動抑止ジャンパ装置

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Publication number
JPH10201067A
JPH10201067A JP9006399A JP639997A JPH10201067A JP H10201067 A JPH10201067 A JP H10201067A JP 9006399 A JP9006399 A JP 9006399A JP 639997 A JP639997 A JP 639997A JP H10201067 A JPH10201067 A JP H10201067A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
horizontal member
movable
line
vibration
line direction
Prior art date
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Pending
Application number
JP9006399A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadahiro Takahashi
忠大 高橋
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】相対的に動けるようにした水平材とこれを支持
する支持金具との可動連結部の剛性を大きくすることな
く、ジャンパ装置の線路移動方向の振動を抑止すること
の可能な、線路方向振動抑止ジャンパ装置を提供する。 【解決手段】アルミパイプ式または吊架式ジャンパ装置
において、相対的に動けるようにした水平部材とこれを
支持する支持金具との可動連結部に、線路方向に可動可
能な手段を有せしめてなり、以て、ジャンパ装置の線路
方向の振動を抑制する。線路方向に可動可能な手段とし
ては、油圧ダンパー(油圧トラバーサー)が好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、架空送電線のジャ
ンパ装置の技術分野に関し、とりわけ、線路方向の振動
を抑止可能なジャンパ装置の提供に関する。
【0002】
【従来の技術】実開昭60−24129号公報には、コ
イルばねを利用した線路方向振動防止形ジャンパ装置が
示されている。この装置は、相対的に動けるように可動
連結部を介して連設された水平部材とこれを支持する支
持金具との間にコイルばねを連係した構成にして、線路
方向の振動をコイルばねの緩衝作用で抑止しようとした
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術のコ
イルばねを利用した線路方向振動防止形ジャンパ装置に
よれば、コイルばねの緩衝作用を利用しているため、水
平部材と支持金具との可動連結部の変位が大きくなれば
なる程、抵抗力が大きくなる。このため、当該可動連結
部の剛性を大きくすることになり、他の部材に過大な力
が加わるという問題が生じる。
【0004】また、コイルばねに、本線ギャロッピング
発生時のような大きな衝撃力に対応したものを選定する
と、可動連結部の剛性を常時大きくしてしまうことにな
り、通常の振動時にも可動連結部の動きを悪くすること
なり、可動連結部の剛性が大きくなることで、これとは
相対的に強度の弱い部分の歪みが大きくなるという弊害
が生ずる。
【0005】また、コイルばねでは、ばねの復元力を利
用しているので、振動吸収特性に対する効果が小さく、
振動抑止効果を充分に発揮できるとは言い難い。
【0006】尚、公知例として実公昭63−38687
号公報も参照したが、このものは横振れ振動を抑制しよ
うとするものであって、線路方向の振動に対して効果が
ないものと言える。
【0007】そこで、本発明の解決すべき課題(目的)
は、相対的に動けるようにした水平材とこれを支持する
支持金具との可動連結部の剛性を大きくすることなく、
ジャンパ装置の線路移動方向の振動を抑止することの可
能な、線路方向振動抑止ジャンパ装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明により提供する線
路方向振動抑止ジャンパ装置は、アルミパイプ式または
吊架式ジャンパ装置において、相対的に動けるようにし
た水平部材とこれを支持する支持金具との可動連結部
に、線路方向に可動可能な手段を有せしめてなり、以
て、ジャンパ装置の線路方向の振動を抑制するものであ
る。
【0009】前記の線路方向に可動可能な手段は、油圧
ダンパーからなると良い。油圧ダンパーは、油圧トラバ
ーサーと称しても良い。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明にかかる線路方向
振動抑止ジャンパ装置の好ましい実施例を示し、図2に
同装置の要部を拡大して示している。
【0011】鉄塔アーム1に対して耐張碍子2、ヨーク
3、連結金具4、引留クランプ5を介して引き留められ
る本線;架空送電線12に、引留クランプ5を介してつ
なげられるジャンパ装置は、引留クランプ5にジャンパ
線10と、このジャンパ線と連係している水平部材9
と、この水平部材9に可動連結部7を介して可動連結し
ている支持金具6とを備え、支持金具6は、ヨーク3に
連結することで、水平部材9を吊架状態で支持してい
る。尚、11はジャンパスペーサである。
【0012】しかして、可動連結部7には、油圧トラバ
ーサー8を有せしめ、これの軸を水平部材9の軸と並行
にすることによって、線路方向に可動可能な手段となっ
ている。
【0013】いま、本線12側で振動が発生したとする
と、この振動は少なからずジャンパ装置に反映される
が、本実施例によれば、図1に破線で示したように、振
動した本線12′により、ヨークや耐張碍子が3′,
2′のように揺れ動き、支持金具も6′のように揺れ動
き、支持金具6′に水平部材9との相対的な運動が発生
させる。この時、可動連結部が油圧トラバーサー9にて
6′のように線路方向に可動し、延いては、水平部材9
への共振を吸収することになり、水平部材9の線路方向
の振動を抑止できるのである。
【0014】油圧トラバーサー9の動作は、基本的に油
圧によるものであるため、コイルばねの緩衝作用とは異
なり、振動が大きくなっても抵抗力が大きくなるという
ことはなく、上記の振動抑止をスムーズに行えるのであ
る。
【0015】
【発明の効果】以上説明したような本発明によれば、相
対的に動けるようにした水平材とこれを支持する支持金
具との可動連結部の剛性を大きくすることなく、ジャン
パ装置の線路移動方向の振動を抑止することの可能な、
線路方向振動抑止ジャンパ装置を提供するという所期の
課題(目的)を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる線路方向振動抑止ジャンパ装置
の実施例を示す概略図。
【図2】図1に示す線路方向振動抑止ジャンパ装置の要
部拡大図。
【符号の説明】
1 鉄塔アーム 2 耐張碍子 3 ヨーク 4 連結金具 5 引留クランプ 6 支持金具 7 可動連結部 8 油圧トラバーサー(油圧ダンパー) 9 水平部材 10 ジャンパ線 11 ジャンパスペーサ 12 本線;架空送電線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミパイプ式または吊架式ジャンパ装置
    において、相対的に動けるようにした水平部材とこれを
    支持する支持金具との可動連結部に、線路方向に可動可
    能な手段を有せしめてなる、線路方向振動抑止ジャンパ
    装置。
  2. 【請求項2】前記の線路方向に可動可能な手段は、油圧
    ダンパーからなる、請求項1記載の線路方向振動抑止ジ
    ャンパ装置。
JP9006399A 1997-01-17 1997-01-17 線路方向振動抑止ジャンパ装置 Pending JPH10201067A (ja)

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JP9006399A JPH10201067A (ja) 1997-01-17 1997-01-17 線路方向振動抑止ジャンパ装置

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JP9006399A JPH10201067A (ja) 1997-01-17 1997-01-17 線路方向振動抑止ジャンパ装置

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JPH10201067A true JPH10201067A (ja) 1998-07-31

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JP9006399A Pending JPH10201067A (ja) 1997-01-17 1997-01-17 線路方向振動抑止ジャンパ装置

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