JPH09200382A - 通信装置 - Google Patents
通信装置Info
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- JPH09200382A JPH09200382A JP8008893A JP889396A JPH09200382A JP H09200382 A JPH09200382 A JP H09200382A JP 8008893 A JP8008893 A JP 8008893A JP 889396 A JP889396 A JP 889396A JP H09200382 A JPH09200382 A JP H09200382A
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- voice
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- Computer And Data Communications (AREA)
- User Interface Of Digital Computer (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 通信装置において、原稿上の指定された領域
の文章を音声データとして送信できるようにする。 【解決手段】 読取手段により読み取られた画像データ
から予め決められた領域指定情報を抽出し(S2)、領
域指定情報により指定された領域内の画像データを文字
コードデータに変換し(S3)、その文字コードデータ
を音声データに変換し(S4)、その音声データと領域
指定情報により指定された領域外の画像データとを送信
する(S10,S13)。
の文章を音声データとして送信できるようにする。 【解決手段】 読取手段により読み取られた画像データ
から予め決められた領域指定情報を抽出し(S2)、領
域指定情報により指定された領域内の画像データを文字
コードデータに変換し(S3)、その文字コードデータ
を音声データに変換し(S4)、その音声データと領域
指定情報により指定された領域外の画像データとを送信
する(S10,S13)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像通信可能な通
信装置に関するものである。
信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像通信可能な通信装置として、たとえ
ばファクシミリ装置が存在するが、従来のファクシミリ
装置は、原稿を画像として読み取り、その画像データを
送信し、また、受信した画像データに基づいて画像を記
録紙上に記録するものであった。
ばファクシミリ装置が存在するが、従来のファクシミリ
装置は、原稿を画像として読み取り、その画像データを
送信し、また、受信した画像データに基づいて画像を記
録紙上に記録するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のファクシミリ装置では、原稿上の文章を音声情報と
して送信したり、受信した音声情報を音声として出力す
ることができなかった。このため、保存が必要でないよ
うな文章まで記録紙に記録することになり、記録紙の無
駄であるとともに、受信者にとっても全ての文章を読ま
なければ重要な部分が判断できず、労力の無駄であっ
た。
来のファクシミリ装置では、原稿上の文章を音声情報と
して送信したり、受信した音声情報を音声として出力す
ることができなかった。このため、保存が必要でないよ
うな文章まで記録紙に記録することになり、記録紙の無
駄であるとともに、受信者にとっても全ての文章を読ま
なければ重要な部分が判断できず、労力の無駄であっ
た。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みて提案されたも
のであって、原稿上の指定された領域の文章を音声デー
タとして送信できる通信装置を提供することを目的とし
ている。
のであって、原稿上の指定された領域の文章を音声デー
タとして送信できる通信装置を提供することを目的とし
ている。
【0005】さらに本発明は、画像データとともに受信
した音声データを音声として出力できる通信装置を提供
することを目的としている。
した音声データを音声として出力できる通信装置を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載した発明の通信装置は、画像データ
から予め決められた領域指定情報を抽出する領域指定情
報抽出手段と、領域指定情報抽出手段により抽出された
領域指定情報により指定された領域内の画像データを文
字コードデータに変換する文字認識手段と、文字認識手
段により変換された文字コードデータを音声データに変
換する文字・音声変換手段と、領域指定情報により指定
された領域外の画像データと音声変換手段により変換さ
れた音声データとを送信する送信手段とを備えている。
め、請求項1に記載した発明の通信装置は、画像データ
から予め決められた領域指定情報を抽出する領域指定情
報抽出手段と、領域指定情報抽出手段により抽出された
領域指定情報により指定された領域内の画像データを文
字コードデータに変換する文字認識手段と、文字認識手
段により変換された文字コードデータを音声データに変
換する文字・音声変換手段と、領域指定情報により指定
された領域外の画像データと音声変換手段により変換さ
れた音声データとを送信する送信手段とを備えている。
【0007】また、請求項2に記載した発明の通信装置
は、画像データと音声データとを一度の回線接続で受信
可能な受信手段と、受信手段により受信された画像デー
タに基づいて受信画像を記録する記録手段と、受信手段
により受信された音声データを音声信号に変換する音声
信号生成手段と、音声信号生成手段により変換された音
声信号を音声として出力する音声出力手段とを備えてい
る。
は、画像データと音声データとを一度の回線接続で受信
可能な受信手段と、受信手段により受信された画像デー
タに基づいて受信画像を記録する記録手段と、受信手段
により受信された音声データを音声信号に変換する音声
信号生成手段と、音声信号生成手段により変換された音
声信号を音声として出力する音声出力手段とを備えてい
る。
【0008】更に、請求項3に記載した発明の通信装置
は、画像データから予め決められた領域指定情報を抽出
する領域指定情報抽出手段と、領域指定情報抽出手段に
より抽出された領域指定情報により指定された領域内の
画像データを文字コードデータに変換する文字認識手段
と、文字認識手段により変換された文字コードデータを
音声データに変換する文字・音声変換手段と、領域指定
情報により指定された領域外の画像データと音声変換手
段により変換された音声データとを送信する送信手段
と、画像データと音声データとを受信する受信手段と、
受信手段により受信された画像データに基づいて受信画
像を記録する記録手段と、受信手段により受信された音
声データを音声信号に変換する音声信号生成手段と、音
声信号生成手段により変換された音声信号を音声として
出力する音声出力手段とを備えている。
は、画像データから予め決められた領域指定情報を抽出
する領域指定情報抽出手段と、領域指定情報抽出手段に
より抽出された領域指定情報により指定された領域内の
画像データを文字コードデータに変換する文字認識手段
と、文字認識手段により変換された文字コードデータを
音声データに変換する文字・音声変換手段と、領域指定
情報により指定された領域外の画像データと音声変換手
段により変換された音声データとを送信する送信手段
と、画像データと音声データとを受信する受信手段と、
受信手段により受信された画像データに基づいて受信画
像を記録する記録手段と、受信手段により受信された音
声データを音声信号に変換する音声信号生成手段と、音
声信号生成手段により変換された音声信号を音声として
出力する音声出力手段とを備えている。
【0009】また、請求項4に記載した発明の通信装置
は、請求項1または請求項3記載の通信装置であって、
原稿を読み取る読取手段を有し、領域指定情報抽出手段
は、読取手段により読み取られた画像データから予め決
められた領域指定情報を抽出するものである。
は、請求項1または請求項3記載の通信装置であって、
原稿を読み取る読取手段を有し、領域指定情報抽出手段
は、読取手段により読み取られた画像データから予め決
められた領域指定情報を抽出するものである。
【0010】また、請求項5に記載した発明の通信装置
は、請求項1または請求項3記載の通信装置であって、
領域指定情報は、その領域指定情報により指定される領
域内の画像データに対応する音声データの音色を指定す
る音色指定情報を含んでおり、送信手段は、音声データ
に音色指定情報を付加して送信するものである。
は、請求項1または請求項3記載の通信装置であって、
領域指定情報は、その領域指定情報により指定される領
域内の画像データに対応する音声データの音色を指定す
る音色指定情報を含んでおり、送信手段は、音声データ
に音色指定情報を付加して送信するものである。
【0011】更に、請求項6に記載した発明の通信装置
は、請求項5記載の通信装置であって、領域指定情報
は、通常の記録色とは異なる着色により表され、音色指
定情報は、着色の色相により表されるものである。
は、請求項5記載の通信装置であって、領域指定情報
は、通常の記録色とは異なる着色により表され、音色指
定情報は、着色の色相により表されるものである。
【0012】また、請求項7に記載した発明の通信装置
は、請求項2または請求項3記載の通信装置であって、
音声信号生成手段は、音声データに付加された音色指定
情報に応じた音色の音声信号を生成するものである。
は、請求項2または請求項3記載の通信装置であって、
音声信号生成手段は、音声データに付加された音色指定
情報に応じた音色の音声信号を生成するものである。
【0013】更に、請求項8に記載した発明の通信装置
は、請求項7記載の通信装置であって、音声信号生成手
段は、音声データに付加された音色指定情報が複数の場
合、それに応じた複数の音色の音声信号を生成するもの
である。
は、請求項7記載の通信装置であって、音声信号生成手
段は、音声データに付加された音色指定情報が複数の場
合、それに応じた複数の音色の音声信号を生成するもの
である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を、図面を参照しつつ具体的に説明する。
態を、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0015】図1は、本発明に係る通信装置の一例とし
てのファクシミリ装置の回路ブロック図であって、この
ファクシミリ装置は、CPU1、NCU2、RAM3、
モデム4、ROM5、EEPROM6、ゲートアレイ
7、コーデック8、DMAC9、読取部11、記録部1
2、操作部13、表示部14、アンプ15、およびスピ
ーカ16などを備えている。CPU1、NCU2、RA
M3、モデム4、ROM5、EEPROM6、ゲートア
レイ7、コーデック8、およびDMAC9は、バス線に
より相互に接続されており、ゲートアレイ7には、読取
部11、記録部12、操作部13、および表示部14が
接続されている。NCU2はモデム4に接続されてお
り、NCU2には電話回線21が接続されている。コー
デック8の音声信号出力端には、アンプ15を介してス
ピーカ16が接続されている。
てのファクシミリ装置の回路ブロック図であって、この
ファクシミリ装置は、CPU1、NCU2、RAM3、
モデム4、ROM5、EEPROM6、ゲートアレイ
7、コーデック8、DMAC9、読取部11、記録部1
2、操作部13、表示部14、アンプ15、およびスピ
ーカ16などを備えている。CPU1、NCU2、RA
M3、モデム4、ROM5、EEPROM6、ゲートア
レイ7、コーデック8、およびDMAC9は、バス線に
より相互に接続されており、ゲートアレイ7には、読取
部11、記録部12、操作部13、および表示部14が
接続されている。NCU2はモデム4に接続されてお
り、NCU2には電話回線21が接続されている。コー
デック8の音声信号出力端には、アンプ15を介してス
ピーカ16が接続されている。
【0016】CPU1は、ファクシミリ装置全体を制御
する。NCU2は、電話回線21に接続されて網制御を
行う。RAM3は、各種のデータなどを記憶する。モデ
ム4は、送信データの変調や受信データの復調などを行
う。ROM5は、文字認識のための辞書やプログラム、
文字コードデータを音声データに変換するための辞書や
プログラム、および音声データを音声信号に変換するた
めの波形データやプログラムなど、各種のプログラムや
データを記憶している。EEPROM6は、登録データ
や各種フラグなどを記憶している。ゲートアレイ7は、
CPU1の入出力インターフェイスとして機能するとと
もに、読取部11から送出されてくるRGBカラー信号
をCMYデータに変換する。コーデック8は、受信デー
タの復号化処理や送信データの符号化処理を行うととも
に、音声データを音声信号に変換する。DMAC9は、
RAM3へのデータの書込や読出を制御する。読取部1
1は、光源やカラーCCDセンサや原稿送りモータなど
を備えており、原稿を読み取ってR,G,Bのカラー信
号を出力する。記録部12は、インクジェットカラープ
リンタあるいは昇華式熱転写カラープリンタなどからな
り、カラー記録可能である。操作部13は、キースイッ
チ群などからなり、使用者の操作に応じた信号を出力す
る。表示部14は、LCDなどからなり、CPU1によ
り制御されて各種の表示を行う。アンプ15は、コーデ
ック8からの音声信号を増幅する。スピーカ16は、ア
ンプ15により増幅された音声信号を音声として出力す
る。
する。NCU2は、電話回線21に接続されて網制御を
行う。RAM3は、各種のデータなどを記憶する。モデ
ム4は、送信データの変調や受信データの復調などを行
う。ROM5は、文字認識のための辞書やプログラム、
文字コードデータを音声データに変換するための辞書や
プログラム、および音声データを音声信号に変換するた
めの波形データやプログラムなど、各種のプログラムや
データを記憶している。EEPROM6は、登録データ
や各種フラグなどを記憶している。ゲートアレイ7は、
CPU1の入出力インターフェイスとして機能するとと
もに、読取部11から送出されてくるRGBカラー信号
をCMYデータに変換する。コーデック8は、受信デー
タの復号化処理や送信データの符号化処理を行うととも
に、音声データを音声信号に変換する。DMAC9は、
RAM3へのデータの書込や読出を制御する。読取部1
1は、光源やカラーCCDセンサや原稿送りモータなど
を備えており、原稿を読み取ってR,G,Bのカラー信
号を出力する。記録部12は、インクジェットカラープ
リンタあるいは昇華式熱転写カラープリンタなどからな
り、カラー記録可能である。操作部13は、キースイッ
チ群などからなり、使用者の操作に応じた信号を出力す
る。表示部14は、LCDなどからなり、CPU1によ
り制御されて各種の表示を行う。アンプ15は、コーデ
ック8からの音声信号を増幅する。スピーカ16は、ア
ンプ15により増幅された音声信号を音声として出力す
る。
【0017】なお、CPU1は、読取部11により読み
取られた画像データから通常の文字色であるたとえば黒
色以外の着色部分を抽出する領域指定情報抽出手段と、
領域指定情報抽出手段により抽出された領域指定情報に
より指定された領域内の画像データを文字コードデータ
に変換する文字認識手段と、文字認識手段により変換さ
れた文字コードデータを音声データに変換する文字・音
声変換手段とを実現している。NCU2およびモデム4
は、領域指定情報により指定された領域外の画像データ
と音声変換手段により変換された音声データとを送信す
る送信手段と、画像データと音声データとを受信する受
信手段とを実現している。コーデック8は、受信手段に
より受信された音声データを音声信号に変換する音声信
号生成手段を実現している。読取部11は、原稿を読み
取る読取手段を実現している。記録部12は、受信手段
により受信された画像データに基づいて受信画像を記録
する記録手段を実現している。スピーカ16は、コーデ
ック8により変換された音声信号を音声として出力する
音声出力手段を実現している。
取られた画像データから通常の文字色であるたとえば黒
色以外の着色部分を抽出する領域指定情報抽出手段と、
領域指定情報抽出手段により抽出された領域指定情報に
より指定された領域内の画像データを文字コードデータ
に変換する文字認識手段と、文字認識手段により変換さ
れた文字コードデータを音声データに変換する文字・音
声変換手段とを実現している。NCU2およびモデム4
は、領域指定情報により指定された領域外の画像データ
と音声変換手段により変換された音声データとを送信す
る送信手段と、画像データと音声データとを受信する受
信手段とを実現している。コーデック8は、受信手段に
より受信された音声データを音声信号に変換する音声信
号生成手段を実現している。読取部11は、原稿を読み
取る読取手段を実現している。記録部12は、受信手段
により受信された画像データに基づいて受信画像を記録
する記録手段を実現している。スピーカ16は、コーデ
ック8により変換された音声信号を音声として出力する
音声出力手段を実現している。
【0018】次に、このように構成されたファクシミリ
装置の動作について説明する。このファクシミリ装置
は、送信すべき原稿上の文章を、たとえば図2に示すよ
うに枠22で囲い、この枠22の色を、通常の文字色で
あるたとえば黒色以外の色に着色しておけば、枠22内
の「ファックスを送るので読んで下さい。」という文章
を、音声データに変換して送信する。もちろん、枠22
外の文章は、画像データとして送信する。しかも、枠2
2の色に応じて、音声データに音色指定情報を付加して
送信する。たとえば、枠22が青色であれば、成人男性
の声である旨を音色指定情報として付加し、枠22がピ
ンク色であれば、成人女性の声である旨を音色指定情報
として付加し、枠22が黄色であれば、小さな子供の声
である旨を音色指定情報として付加する。もしも、枠2
2がピンク色と黄色との二重になっていれば、成人女性
の声と小さな子供の声とを重ねる旨を音色指定情報とし
て付加する。三重以上の場合も同様である。このような
枠22の色と音色との関係は、予め決めておく。もちろ
ん、このような枠22は、複数枚の原稿あるいは1枚の
原稿中に、複数個存在してもよいし、存在しなくてもよ
い。
装置の動作について説明する。このファクシミリ装置
は、送信すべき原稿上の文章を、たとえば図2に示すよ
うに枠22で囲い、この枠22の色を、通常の文字色で
あるたとえば黒色以外の色に着色しておけば、枠22内
の「ファックスを送るので読んで下さい。」という文章
を、音声データに変換して送信する。もちろん、枠22
外の文章は、画像データとして送信する。しかも、枠2
2の色に応じて、音声データに音色指定情報を付加して
送信する。たとえば、枠22が青色であれば、成人男性
の声である旨を音色指定情報として付加し、枠22がピ
ンク色であれば、成人女性の声である旨を音色指定情報
として付加し、枠22が黄色であれば、小さな子供の声
である旨を音色指定情報として付加する。もしも、枠2
2がピンク色と黄色との二重になっていれば、成人女性
の声と小さな子供の声とを重ねる旨を音色指定情報とし
て付加する。三重以上の場合も同様である。このような
枠22の色と音色との関係は、予め決めておく。もちろ
ん、このような枠22は、複数枚の原稿あるいは1枚の
原稿中に、複数個存在してもよいし、存在しなくてもよ
い。
【0019】そして、受信側では、画像データと音声デ
ータとを受信した場合、画像データは通常通りに記録部
12で記録紙上に記録し、音声データは音声信号に変換
してスピーカ16から出力する。このとき、音声データ
に付加された音色指定情報に応じて、音声の音色を変え
て出力する。
ータとを受信した場合、画像データは通常通りに記録部
12で記録紙上に記録し、音声データは音声信号に変換
してスピーカ16から出力する。このとき、音声データ
に付加された音色指定情報に応じて、音声の音色を変え
て出力する。
【0020】したがって、図2に示すような原稿を送信
した場合、受信側では図3に示すような原稿が記録さ
れ、枠22内の「ファックスを送るので読んで下さ
い。」という文章は、使用者による音声出力指示操作に
基づいて、スピーカ16から音声として出力される。
した場合、受信側では図3に示すような原稿が記録さ
れ、枠22内の「ファックスを送るので読んで下さ
い。」という文章は、使用者による音声出力指示操作に
基づいて、スピーカ16から音声として出力される。
【0021】次に、上記ファクシミリ装置による送信処
理の手順について、図4に示すフローチャートを参照し
ながら説明する。なお、以下の説明では、送信側と受信
側との双方が上記ファクシミリ装置と同様の構成のファ
クシミリ装置であるものとする。
理の手順について、図4に示すフローチャートを参照し
ながら説明する。なお、以下の説明では、送信側と受信
側との双方が上記ファクシミリ装置と同様の構成のファ
クシミリ装置であるものとする。
【0022】先ずCPU1が、記録部12を制御して、
たとえば図2に示すような原稿を1頁分読み取らせる
(S1)。これにより、記録部12から原稿の画像に応
じたRGBカラー信号が出力され、このRGBカラー信
号がゲートアレイ7によりCMYデータに変換されて、
DMAC9によりRAM3に格納される。そして、CP
U1が、RAM3に格納されたCMYデータに基づい
て、着色領域を検索する(S2)。すなわち、通常の文
字色であるたとえば黒色および通常の原稿の地肌色であ
るたとえば白色以外の色を検知して、その色の色相とそ
の色に囲まれた領域とを調べる。具体的には、枠22の
色相、および枠22の位置および大きさを調べる。そし
て、CPU1が、枠22内の文章を構成する各文字を認
識する(S3)。すなわち、枠22内の画像データから
各文字を切り出し、ROM5に格納されている文字認識
用辞書を参照しながら、各文字を文字認識し、文字コー
ドデータに変換する。そして、CPU1が、枠22内の
文章を音声データに変換する(S4)。すなわち、枠2
2内の文章を構成する文字コードデータを、ROM5に
格納された音声変換用の辞書を参照しながら、適切な文
節に区切り、漢字の読みや抑揚などを決定して、音声デ
ータに変換し、変換した音声データをRAM3に格納す
る。もちろん、音声データは、RAM3の画像データ格
納領域とは異なる領域に格納する。このとき、枠22の
色相がたとえば青色であれば、成人男性の声に対応する
音色を指定する旨の音色指定データを音声データの先頭
部分に付加する。また、枠22がたとえばピンク色と黄
色との二重になっていれば、成人女性の声と小さな子供
の声とを重ねる旨を音色指定データとして付加する。そ
して、CPU1が、枠22内の画像データをRAM3か
ら削除し、その分だけそれ以降の画像データを移動させ
る(S5)。そして、CPU1が、全頁の読取が終了し
たか否かを判断する(S6)。
たとえば図2に示すような原稿を1頁分読み取らせる
(S1)。これにより、記録部12から原稿の画像に応
じたRGBカラー信号が出力され、このRGBカラー信
号がゲートアレイ7によりCMYデータに変換されて、
DMAC9によりRAM3に格納される。そして、CP
U1が、RAM3に格納されたCMYデータに基づい
て、着色領域を検索する(S2)。すなわち、通常の文
字色であるたとえば黒色および通常の原稿の地肌色であ
るたとえば白色以外の色を検知して、その色の色相とそ
の色に囲まれた領域とを調べる。具体的には、枠22の
色相、および枠22の位置および大きさを調べる。そし
て、CPU1が、枠22内の文章を構成する各文字を認
識する(S3)。すなわち、枠22内の画像データから
各文字を切り出し、ROM5に格納されている文字認識
用辞書を参照しながら、各文字を文字認識し、文字コー
ドデータに変換する。そして、CPU1が、枠22内の
文章を音声データに変換する(S4)。すなわち、枠2
2内の文章を構成する文字コードデータを、ROM5に
格納された音声変換用の辞書を参照しながら、適切な文
節に区切り、漢字の読みや抑揚などを決定して、音声デ
ータに変換し、変換した音声データをRAM3に格納す
る。もちろん、音声データは、RAM3の画像データ格
納領域とは異なる領域に格納する。このとき、枠22の
色相がたとえば青色であれば、成人男性の声に対応する
音色を指定する旨の音色指定データを音声データの先頭
部分に付加する。また、枠22がたとえばピンク色と黄
色との二重になっていれば、成人女性の声と小さな子供
の声とを重ねる旨を音色指定データとして付加する。そ
して、CPU1が、枠22内の画像データをRAM3か
ら削除し、その分だけそれ以降の画像データを移動させ
る(S5)。そして、CPU1が、全頁の読取が終了し
たか否かを判断する(S6)。
【0023】全頁の読取が終了していれば(S6:YE
S)、CPU1が、図外のカウンタなどからなるタイマ
を起動し(S16)、NCU2を制御して発呼させ(S
7)、着信したか否かを判断する(S8)。着信すれば
(S8:YES)、受信側のファクシミリ装置との間の
通信プロトコルの授受の後、CPU1が、RAM3から
音声データを読み出し(S9)、その音声データを送信
する(S10)。すなわち、RAM3から読み出した音
声データをモデム4により変調させ、NCU2を介して
電話回線21に送出させる。そして、CPU1が、音声
データの送信が終了したか否かを判断し(S11)、終
了していれば(S11:YES)、RAM3から画像デ
ータを読み出し(S12)、その画像データを送信する
(S13)。すなわち、RAM3から読み出した画像デ
ータをコーデック8により符号化させ、さらにモデム4
により変調させて、NCU2を介して電話回線21に送
出させる。そして、CPU1が、画像データの送信が終
了したか否かを判断し(S14)、終了していれば(S
14:YES)、NCU2を制御して回線を開放させ
(S15)、送信処理を終了する。
S)、CPU1が、図外のカウンタなどからなるタイマ
を起動し(S16)、NCU2を制御して発呼させ(S
7)、着信したか否かを判断する(S8)。着信すれば
(S8:YES)、受信側のファクシミリ装置との間の
通信プロトコルの授受の後、CPU1が、RAM3から
音声データを読み出し(S9)、その音声データを送信
する(S10)。すなわち、RAM3から読み出した音
声データをモデム4により変調させ、NCU2を介して
電話回線21に送出させる。そして、CPU1が、音声
データの送信が終了したか否かを判断し(S11)、終
了していれば(S11:YES)、RAM3から画像デ
ータを読み出し(S12)、その画像データを送信する
(S13)。すなわち、RAM3から読み出した画像デ
ータをコーデック8により符号化させ、さらにモデム4
により変調させて、NCU2を介して電話回線21に送
出させる。そして、CPU1が、画像データの送信が終
了したか否かを判断し(S14)、終了していれば(S
14:YES)、NCU2を制御して回線を開放させ
(S15)、送信処理を終了する。
【0024】S14において、画像データの送信が終了
していなければ(S14:NO)、S12に戻って画像
データの読み出し以降の処理を継続する。
していなければ(S14:NO)、S12に戻って画像
データの読み出し以降の処理を継続する。
【0025】S11において、音声データの送信が終了
していなければ(S11:NO)、S9に戻って音声デ
ータの読み出し以降の処理を継続する。
していなければ(S11:NO)、S9に戻って音声デ
ータの読み出し以降の処理を継続する。
【0026】S8において、着信していなければ(S
8:NO)、S16において起動したタイマがタイムア
ップしたか否かを判断して(S17)、タイムアップす
れば(S17:YES)、S15に進む。すなわち、送
信先の回線が使用中であるなどの理由で着信しないの
で、一旦発呼を中断して、リダイヤル処理などを行う
8:NO)、S16において起動したタイマがタイムア
ップしたか否かを判断して(S17)、タイムアップす
れば(S17:YES)、S15に進む。すなわち、送
信先の回線が使用中であるなどの理由で着信しないの
で、一旦発呼を中断して、リダイヤル処理などを行う
【0027】S17において、タイマがカウントアップ
していなければ(S17:NO)、S7に戻って発呼を
継続する。
していなければ(S17:NO)、S7に戻って発呼を
継続する。
【0028】S6において、全頁の読取が終了していな
ければ(S6:NO)、S1に戻って次の頁の処理を開
始する。
ければ(S6:NO)、S1に戻って次の頁の処理を開
始する。
【0029】かくして、音声データと画像データとが受
信側のファクシミリ装置に送信される。
信側のファクシミリ装置に送信される。
【0030】次に、上記ファクシミリ装置と同様の構成
の受信側のファクシミリ装置による受信処理の手順につ
いて、図5に示すフローチャートを参照しながら説明す
る。
の受信側のファクシミリ装置による受信処理の手順につ
いて、図5に示すフローチャートを参照しながら説明す
る。
【0031】先ず、CPU1が、NCU2に入力される
信号を監視して、呼び出しがあったか否かを判断する
(S21)。呼び出しがあれば(S21:YES)、C
PU1が、NCU2を制御して回線を接続させ(S2
2)、送信側のファクシミリ装置との間の通信プロトコ
ルの授受の後、音声データを受信したか否かを判断する
(S23)。すなわち、モデム4からのデータを監視し
て、音声データの各ブロックの先頭に付加されている音
声データである旨の制御データを検出する。音声データ
を受信すれば(S23:YES)、すなわち、音声デー
タである旨の制御データを検出すれば、CPU1が、受
信した音声データをRAM3に格納し(S24)、デー
タの受信が終了したか否かを判断する(S25)。すな
わち、モデム4からのデータを監視して、送信が終了し
た旨の制御データを検出する。データの受信が終了すれ
ば(S25:YES)、すなわち、送信が終了した旨の
制御データを検出すれば、CPU1が、NCU2を制御
して回線を開放する(S26)。そして、CPU1が、
RAM3に受信した音声データが格納されているか否か
を判断し(S27)、格納されていれば(S27:YE
S)、表示部14を制御して音声データの存在を表示部
14の表示画面上に表示させる(S28)。そして、C
PU1が、RAM3に受信した画像データが格納されて
いるか否かを判断し(S29)、格納されていれば(S
29:YES)、RAM3から画像データを読み出して
記録部12に出力し(S30)、記録部12を制御して
受信画像を記録紙上に記録させる(S31)。そして、
CPU1が、画像記録が終了したか否かを判断し(S3
2)、すなわち、RAM3に未処理の画像データが残っ
ていないかどうかを調べ、画像記録が終了すれば(S3
2:YES)、受信処理を終了する。
信号を監視して、呼び出しがあったか否かを判断する
(S21)。呼び出しがあれば(S21:YES)、C
PU1が、NCU2を制御して回線を接続させ(S2
2)、送信側のファクシミリ装置との間の通信プロトコ
ルの授受の後、音声データを受信したか否かを判断する
(S23)。すなわち、モデム4からのデータを監視し
て、音声データの各ブロックの先頭に付加されている音
声データである旨の制御データを検出する。音声データ
を受信すれば(S23:YES)、すなわち、音声デー
タである旨の制御データを検出すれば、CPU1が、受
信した音声データをRAM3に格納し(S24)、デー
タの受信が終了したか否かを判断する(S25)。すな
わち、モデム4からのデータを監視して、送信が終了し
た旨の制御データを検出する。データの受信が終了すれ
ば(S25:YES)、すなわち、送信が終了した旨の
制御データを検出すれば、CPU1が、NCU2を制御
して回線を開放する(S26)。そして、CPU1が、
RAM3に受信した音声データが格納されているか否か
を判断し(S27)、格納されていれば(S27:YE
S)、表示部14を制御して音声データの存在を表示部
14の表示画面上に表示させる(S28)。そして、C
PU1が、RAM3に受信した画像データが格納されて
いるか否かを判断し(S29)、格納されていれば(S
29:YES)、RAM3から画像データを読み出して
記録部12に出力し(S30)、記録部12を制御して
受信画像を記録紙上に記録させる(S31)。そして、
CPU1が、画像記録が終了したか否かを判断し(S3
2)、すなわち、RAM3に未処理の画像データが残っ
ていないかどうかを調べ、画像記録が終了すれば(S3
2:YES)、受信処理を終了する。
【0032】S32において、画像記録が終了していな
ければ(S32:NO)、S30に戻って画像データの
読み出しを継続する。
ければ(S32:NO)、S30に戻って画像データの
読み出しを継続する。
【0033】S29において、RAM3に受信した画像
データが格納されていなければ(S29:NO)、記録
すべき画像データが存在しないので、受信処理を終了す
る。
データが格納されていなければ(S29:NO)、記録
すべき画像データが存在しないので、受信処理を終了す
る。
【0034】S27において、RAM3に受信した音声
データが格納されていなければ(S27:NO)、受信
者が音声を聞く必要がないので、S28をとばしてS2
9に進む。
データが格納されていなければ(S27:NO)、受信
者が音声を聞く必要がないので、S28をとばしてS2
9に進む。
【0035】S25において、データの受信が終了して
いなければ(S25:NO)、S23に戻ってデータの
受信を継続する。
いなければ(S25:NO)、S23に戻ってデータの
受信を継続する。
【0036】S23において、音声データを受信しなけ
れば(S23:NO)、すなわち、音声データである旨
の制御データを検出しなければ、画像データであるの
で、モデム4により復調された画像データをコーデック
8により符号化させ、RAM3に格納して(S33)、
S25に進む。
れば(S23:NO)、すなわち、音声データである旨
の制御データを検出しなければ、画像データであるの
で、モデム4により復調された画像データをコーデック
8により符号化させ、RAM3に格納して(S33)、
S25に進む。
【0037】S21において、呼び出しがなければ(S
21:NO)、S21に戻って呼び出しを待つ。
21:NO)、S21に戻って呼び出しを待つ。
【0038】かくして、図3に示すような画像が記録紙
上に記録される。図2における枠22内の領域は、音声
データとして受信しているので、記録紙上には記録され
ていない。そして、音声データを受信した旨の表示が、
表示部14の表示画面上になされている。
上に記録される。図2における枠22内の領域は、音声
データとして受信しているので、記録紙上には記録され
ていない。そして、音声データを受信した旨の表示が、
表示部14の表示画面上になされている。
【0039】次に、受信側のファクシミリ装置による音
声出力処理の手順について、図6に示すフローチャート
を参照しながら説明する。先ず、CPU1が、使用者に
より操作部13に対して音声出力を要求する旨の所定の
操作がなされたか否かを判断し(S41)、所定の操作
がなされれば(S41:YES)、RAM3から音声デ
ータを読み出し(S42)、音色を設定する(S4
3)。すなわち、音声データに付加されている、図2に
示す枠22の色相に応じた音色指定データに基づいて、
成人男性の声、成人女性の声、小さい子供の声、あるい
はそれらを2以上複合した声に対応する音色の音声信号
をコーデック8に出力させるべく、コーデック8の制御
データを生成する。そして、CPU1が、コーデック8
を制御して、音声データおよび音色指定データに基づい
た音声信号を生成させる(S44)。すなわち、コーデ
ック8が、音声データおよび音色指定データに対応する
基本音声波形をROM5から読み出し、それらを合成し
て音声信号を生成し、アンプ15に出力する。これによ
り、アンプ15が、コーデック8からの音声信号を増幅
し、スピーカ16を駆動して、図2の枠22内の「ファ
ックスを送るので読んで下さい。」という文章を、枠2
2の色相に応じた、たとえば成人男性の音色で発声させ
る(S45)。そして、CPU1が、RAM3内に未処
理の音声データが残っているか否かを判断し(S4
6)、残っていなければ(S46:NO)、音声出力処
理を終了する。
声出力処理の手順について、図6に示すフローチャート
を参照しながら説明する。先ず、CPU1が、使用者に
より操作部13に対して音声出力を要求する旨の所定の
操作がなされたか否かを判断し(S41)、所定の操作
がなされれば(S41:YES)、RAM3から音声デ
ータを読み出し(S42)、音色を設定する(S4
3)。すなわち、音声データに付加されている、図2に
示す枠22の色相に応じた音色指定データに基づいて、
成人男性の声、成人女性の声、小さい子供の声、あるい
はそれらを2以上複合した声に対応する音色の音声信号
をコーデック8に出力させるべく、コーデック8の制御
データを生成する。そして、CPU1が、コーデック8
を制御して、音声データおよび音色指定データに基づい
た音声信号を生成させる(S44)。すなわち、コーデ
ック8が、音声データおよび音色指定データに対応する
基本音声波形をROM5から読み出し、それらを合成し
て音声信号を生成し、アンプ15に出力する。これによ
り、アンプ15が、コーデック8からの音声信号を増幅
し、スピーカ16を駆動して、図2の枠22内の「ファ
ックスを送るので読んで下さい。」という文章を、枠2
2の色相に応じた、たとえば成人男性の音色で発声させ
る(S45)。そして、CPU1が、RAM3内に未処
理の音声データが残っているか否かを判断し(S4
6)、残っていなければ(S46:NO)、音声出力処
理を終了する。
【0040】S46において、RAM3内に未処理の音
声データが残っていれば(S46:YES)、S42に
戻って音声データの読み出しを継続する。
声データが残っていれば(S46:YES)、S42に
戻って音声データの読み出しを継続する。
【0041】S41において、使用者により操作部13
に対して音声出力を要求する旨の所定の操作がなされて
いなければ(S41:NO)、S41に戻って所定の操
作がなされるのを待つ。
に対して音声出力を要求する旨の所定の操作がなされて
いなければ(S41:NO)、S41に戻って所定の操
作がなされるのを待つ。
【0042】このように、原稿中の任意の文章を枠22
で囲うことにより、枠22内の文章を音声データに変換
して送信し、受信側で音声として出力するので、保存が
必要でないような文章まで記録紙に記録することがな
く、記録紙の無駄をなくすことができるとともに、受信
者にとっても、音声出力される文章は読まなくてもよい
ことから、労力の無駄をなくすことができる。しかも、
枠22の色に応じて音色が変化し、枠22を異なる色で
2重以上にすることにより異なる音色が同時に発声され
るので、文章の内容や送信者に応じた音色を選択できる
など、多目的に利用できる。
で囲うことにより、枠22内の文章を音声データに変換
して送信し、受信側で音声として出力するので、保存が
必要でないような文章まで記録紙に記録することがな
く、記録紙の無駄をなくすことができるとともに、受信
者にとっても、音声出力される文章は読まなくてもよい
ことから、労力の無駄をなくすことができる。しかも、
枠22の色に応じて音色が変化し、枠22を異なる色で
2重以上にすることにより異なる音色が同時に発声され
るので、文章の内容や送信者に応じた音色を選択できる
など、多目的に利用できる。
【0043】なお、上記実施形態では、枠22により音
声出力の領域を指定したが、枠22で囲む代わりに、音
声出力させたい文章の最初の文字の直前と最後の文字の
直後とに、予め決められた形状の記号などを書いておく
ようにしてもよい。この場合、記号の色や形状に応じて
音色を決めておけばよく、色や形状の異なる複数の記号
を書くことにより、複数の音色が同時に発声されるよう
にもできる。ただし、記号の色を他の文字と同じたとえ
ば黒色にする場合、読取手段としてカラー読取が可能な
読取部11を用いなくてもよいものの、記号として文章
中には出現しないものを選択する必要があるとともに、
原稿中の全ての文字などに対して所定の記号であるか否
かの判断を行う必要がある。
声出力の領域を指定したが、枠22で囲む代わりに、音
声出力させたい文章の最初の文字の直前と最後の文字の
直後とに、予め決められた形状の記号などを書いておく
ようにしてもよい。この場合、記号の色や形状に応じて
音色を決めておけばよく、色や形状の異なる複数の記号
を書くことにより、複数の音色が同時に発声されるよう
にもできる。ただし、記号の色を他の文字と同じたとえ
ば黒色にする場合、読取手段としてカラー読取が可能な
読取部11を用いなくてもよいものの、記号として文章
中には出現しないものを選択する必要があるとともに、
原稿中の全ての文字などに対して所定の記号であるか否
かの判断を行う必要がある。
【0044】また、上記実施形態では、枠22の色によ
り音色を変えるようにしたが、音色を1つに固定しても
よい。この場合、枠22の色は、予め1つあるいは複数
の所定色に決めておいてもよいし、原稿の文字色以外の
任意の色であればよいと決めておいてもよい。
り音色を変えるようにしたが、音色を1つに固定しても
よい。この場合、枠22の色は、予め1つあるいは複数
の所定色に決めておいてもよいし、原稿の文字色以外の
任意の色であればよいと決めておいてもよい。
【0045】更に、上記実施形態では、枠22内の文章
を、送信側で音声データに変換して送信し、受信側で音
声信号を生成したが、送信側で音声信号を生成して送信
し、それを受信側でRAMなどに記憶することも可能で
ある。さらには、受信側で枠22などの領域を認識して
その領域内の文字データを音声信号に変換するようにす
ることも可能である。
を、送信側で音声データに変換して送信し、受信側で音
声信号を生成したが、送信側で音声信号を生成して送信
し、それを受信側でRAMなどに記憶することも可能で
ある。さらには、受信側で枠22などの領域を認識して
その領域内の文字データを音声信号に変換するようにす
ることも可能である。
【0046】更に、上記実施形態では、ファクシミリ装
置に本発明を適用したが、画像データの読取機能や記録
機能を有するパーソナルコンピュータやワードプロセッ
サなど、ファクシミリ装置以外の各種通信装置にも本発
明を適用できることはもちろんである。なお、送信機能
を有するパーソナルコンピュータなどにより作成された
文書などを直接送信する場合、読取手段はもちろん不要
である。
置に本発明を適用したが、画像データの読取機能や記録
機能を有するパーソナルコンピュータやワードプロセッ
サなど、ファクシミリ装置以外の各種通信装置にも本発
明を適用できることはもちろんである。なお、送信機能
を有するパーソナルコンピュータなどにより作成された
文書などを直接送信する場合、読取手段はもちろん不要
である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
発明の通信装置によれば、画像データから予め決められ
た領域指定情報を抽出する領域指定情報抽出手段と、領
域指定情報抽出手段により抽出された領域指定情報によ
り指定された領域内の画像データを文字コードデータに
変換する文字認識手段と、文字認識手段により変換され
た文字コードデータを音声データに変換する文字・音声
変換手段と、領域指定情報により指定された領域外の画
像データと音声変換手段により変換された音声データと
を送信する送信手段とを備えたので、原稿上の指定され
た領域の文章を音声データとして送信できる。
発明の通信装置によれば、画像データから予め決められ
た領域指定情報を抽出する領域指定情報抽出手段と、領
域指定情報抽出手段により抽出された領域指定情報によ
り指定された領域内の画像データを文字コードデータに
変換する文字認識手段と、文字認識手段により変換され
た文字コードデータを音声データに変換する文字・音声
変換手段と、領域指定情報により指定された領域外の画
像データと音声変換手段により変換された音声データと
を送信する送信手段とを備えたので、原稿上の指定され
た領域の文章を音声データとして送信できる。
【0048】また、請求項2に記載した発明の通信装置
によれば、画像データと音声データとを一度の回線接続
で受信可能な受信手段と、受信手段により受信された画
像データに基づいて受信画像を記録する記録手段と、受
信手段により受信された音声データを音声信号に変換す
る音声信号生成手段と、音声信号生成手段により変換さ
れた音声信号を音声として出力する音声出力手段とを備
えたので、画像データとともに受信した音声データを音
声として出力できる。
によれば、画像データと音声データとを一度の回線接続
で受信可能な受信手段と、受信手段により受信された画
像データに基づいて受信画像を記録する記録手段と、受
信手段により受信された音声データを音声信号に変換す
る音声信号生成手段と、音声信号生成手段により変換さ
れた音声信号を音声として出力する音声出力手段とを備
えたので、画像データとともに受信した音声データを音
声として出力できる。
【0049】更に、請求項3に記載した発明の通信装置
によれば、画像データから予め決められた領域指定情報
を抽出する領域指定情報抽出手段と、領域指定情報抽出
手段により抽出された領域指定情報により指定された領
域内の画像データを文字コードデータに変換する文字認
識手段と、文字認識手段により変換された文字コードデ
ータを音声データに変換する文字・音声変換手段と、領
域指定情報により指定された領域外の画像データと音声
変換手段により変換された音声データとを送信する送信
手段と、画像データと音声データとを受信する受信手段
と、受信手段により受信された画像データに基づいて受
信画像を記録する記録手段と、受信手段により受信され
た音声データを音声信号に変換する音声信号生成手段
と、音声信号生成手段により変換された音声信号を音声
として出力する音声出力手段とを備えたので、原稿上の
指定された領域の文章を音声データとして送信でき、し
かも、画像データとともに受信した音声データを音声と
して出力できる。したがって、このような通信装置同士
で通信を行うことにより、保存が必要でないような文章
まで記録紙に記録することがなく、記録紙の無駄をなく
すことができるとともに、受信者にとっても、音声出力
される文章は読まなくてもよいことから、労力の無駄を
なくすことができる。
によれば、画像データから予め決められた領域指定情報
を抽出する領域指定情報抽出手段と、領域指定情報抽出
手段により抽出された領域指定情報により指定された領
域内の画像データを文字コードデータに変換する文字認
識手段と、文字認識手段により変換された文字コードデ
ータを音声データに変換する文字・音声変換手段と、領
域指定情報により指定された領域外の画像データと音声
変換手段により変換された音声データとを送信する送信
手段と、画像データと音声データとを受信する受信手段
と、受信手段により受信された画像データに基づいて受
信画像を記録する記録手段と、受信手段により受信され
た音声データを音声信号に変換する音声信号生成手段
と、音声信号生成手段により変換された音声信号を音声
として出力する音声出力手段とを備えたので、原稿上の
指定された領域の文章を音声データとして送信でき、し
かも、画像データとともに受信した音声データを音声と
して出力できる。したがって、このような通信装置同士
で通信を行うことにより、保存が必要でないような文章
まで記録紙に記録することがなく、記録紙の無駄をなく
すことができるとともに、受信者にとっても、音声出力
される文章は読まなくてもよいことから、労力の無駄を
なくすことができる。
【0050】また、請求項4に記載した発明の通信装置
によれば、原稿を読み取る読取手段を有し、領域指定情
報抽出手段は、読取手段により読み取られた画像データ
から予め決められた領域指定情報を抽出するので、請求
項1または請求項3記載の通信装置による効果に加え
て、既に印刷された原稿を読み取って送信できる。
によれば、原稿を読み取る読取手段を有し、領域指定情
報抽出手段は、読取手段により読み取られた画像データ
から予め決められた領域指定情報を抽出するので、請求
項1または請求項3記載の通信装置による効果に加え
て、既に印刷された原稿を読み取って送信できる。
【0051】また、請求項5に記載した発明の通信装置
によれば、領域指定情報が、その領域指定情報により指
定される領域内の画像データに対応する音声データの音
色を指定する音色指定情報を含んでおり、送信手段が、
音声データに音色指定情報を付加して送信するので、請
求項1または請求項3記載の通信装置による効果に加え
て、音色の指定も自在に行える。
によれば、領域指定情報が、その領域指定情報により指
定される領域内の画像データに対応する音声データの音
色を指定する音色指定情報を含んでおり、送信手段が、
音声データに音色指定情報を付加して送信するので、請
求項1または請求項3記載の通信装置による効果に加え
て、音色の指定も自在に行える。
【0052】更に、請求項6に記載した発明の通信装置
によれば、領域指定情報が、通常の記録色とは異なる着
色により表され、音色指定情報は、着色の色相により表
されるので、請求項5記載の通信装置による効果に加え
て、領域および音色の指定を色により容易に行える。
によれば、領域指定情報が、通常の記録色とは異なる着
色により表され、音色指定情報は、着色の色相により表
されるので、請求項5記載の通信装置による効果に加え
て、領域および音色の指定を色により容易に行える。
【0053】また、請求項7に記載した発明の通信装置
によれば、音声信号生成手段が、音声データに付加され
た音色指定情報に応じた音色の音声信号を生成するの
で、請求項2または請求項3記載の通信装置による効果
に加えて、文章の内容や送信者に応じた音色を発声でき
るなど、多目的に利用できる。
によれば、音声信号生成手段が、音声データに付加され
た音色指定情報に応じた音色の音声信号を生成するの
で、請求項2または請求項3記載の通信装置による効果
に加えて、文章の内容や送信者に応じた音色を発声でき
るなど、多目的に利用できる。
【0054】更に、請求項8に記載した発明の通信装置
によれば、音声信号生成手段が、音声データに付加され
た音色指定情報が複数の場合、それに応じた複数の音色
の音声信号を生成するので、請求項7記載の通信装置に
よる効果に加えて、複数人が同時に発声している状況を
創出でき、用途がさらに広がる。
によれば、音声信号生成手段が、音声データに付加され
た音色指定情報が複数の場合、それに応じた複数の音色
の音声信号を生成するので、請求項7記載の通信装置に
よる効果に加えて、複数人が同時に発声している状況を
創出でき、用途がさらに広がる。
【図1】本発明に係る通信装置の一例としてのファクシ
ミリ装置の回路ブロック図である。
ミリ装置の回路ブロック図である。
【図2】送信側で読み取った原稿の説明図である。
【図3】受信側で記録した原稿の説明図である。
【図4】送信処理の手順を説明するフローチャートであ
る。
る。
【図5】受信処理の手順を説明するフローチャートであ
る。
る。
【図6】音声出力処理の手順を説明するフローチャート
である。
である。
1 CPU 2 NCU 3 RAM 4 モデム 5 ROM 6 EEPROM 7 ゲートアレイ 8 コーデック 9 DMAC 11 読取部 12 記録部 13 操作部 14 表示部 15 アンプ 16 スピーカ 22 枠
Claims (8)
- 【請求項1】 画像データから予め決められた領域指定
情報を抽出する領域指定情報抽出手段と、 前記領域指定情報抽出手段により抽出された領域指定情
報により指定された領域内の前記画像データを文字コー
ドデータに変換する文字認識手段と、 前記文字認識手段により変換された文字コードデータを
音声データに変換する文字・音声変換手段と、 前記領域指定情報により指定された領域外の前記画像デ
ータと前記音声変換手段により変換された前記音声デー
タとを送信する送信手段とを備えたことを特徴とする通
信装置。 - 【請求項2】 画像データと音声データとを一度の回線
接続で受信可能な受信手段と、 前記受信手段により受信された前記画像データに基づい
て受信画像を記録する記録手段と、 前記受信手段により受信された前記音声データを音声信
号に変換する音声信号生成手段と、 前記音声信号生成手段により変換された前記音声信号を
音声として出力する音声出力手段とを備えたことを特徴
とする通信装置。 - 【請求項3】 画像データから予め決められた領域指定
情報を抽出する領域指定情報抽出手段と、 前記領域指定情報抽出手段により抽出された領域指定情
報により指定された領域内の前記画像データを文字コー
ドデータに変換する文字認識手段と、 前記文字認識手段により変換された文字コードデータを
音声データに変換する文字・音声変換手段と、 前記領域指定情報により指定された領域外の前記画像デ
ータと前記音声変換手段により変換された前記音声デー
タとを送信する送信手段と、 画像データと音声データとを受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された前記画像データに基づい
て受信画像を記録する記録手段と、 前記受信手段により受信された前記音声データを音声信
号に変換する音声信号生成手段と、 前記音声信号生成手段により変換された前記音声信号を
音声として出力する音声出力手段とを備えたことを特徴
とする通信装置。 - 【請求項4】 原稿を読み取る読取手段を有し、前記領
域指定情報抽出手段は、前記読取手段により読み取られ
た画像データから予め決められた領域指定情報を抽出す
ることを特徴とする請求項1または請求項3に記載の通
信装置。 - 【請求項5】 前記領域指定情報は、その領域指定情報
により指定される領域内の画像データに対応する音声デ
ータの音色を指定する音色指定情報を含んでおり、前記
送信手段は、前記音声データに前記音色指定情報を付加
して送信することを特徴とする請求項1または請求項3
に記載の通信装置。 - 【請求項6】 前記領域指定情報は、通常の記録色とは
異なる着色により表され、前記音色指定情報は、前記着
色の色相により表されることを特徴とする請求項5に記
載の通信装置。 - 【請求項7】 前記音声信号生成手段は、前記音声デー
タに付加された音色指定情報に応じた音色の音声信号を
生成することを特徴とする請求項2または請求項3に記
載の通信装置。 - 【請求項8】 前記音声信号生成手段は、前記音声デー
タに付加された音色指定情報が複数の場合、それに応じ
た複数の音色の音声信号を生成することを特徴とする請
求項7に記載の通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8008893A JPH09200382A (ja) | 1996-01-23 | 1996-01-23 | 通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8008893A JPH09200382A (ja) | 1996-01-23 | 1996-01-23 | 通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09200382A true JPH09200382A (ja) | 1997-07-31 |
Family
ID=11705366
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8008893A Pending JPH09200382A (ja) | 1996-01-23 | 1996-01-23 | 通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09200382A (ja) |
-
1996
- 1996-01-23 JP JP8008893A patent/JPH09200382A/ja active Pending
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