JP3873747B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電話番号を確認する機能とともに音声合成機能や文字認識機能を備えた通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ファクシミリ装置には、基本的なファクシミリ送受信機能に加えていろんな機能が搭載されている。たとえば、市外電話に際して複数の通信事業者の回線(キャリア)がある場合、相手先の電話番号を確認した上で特定のキャリアを自動的に選択するといったACR(Automatic Carrier Routing )機能や、自己の電話番号を認識する自己電話番号認識機能や、相手先からのファクシミリデータを受信する際にその相手先の電話番号を表示するといったナンバーディスプレイ機能がある。
【0003】
一方、コンピュータ装置では、ソフトウェアおよびハードウェアの進歩により音声合成機能や文字認識機能が実現されている。音声合成機能とは、テキストデータを読み上げながら人間の声に似た合成音声を発声させるディジタル処理技術を意味し、文字認識機能とは、OCR(Optical Character Reader)やタブレットを用いて入力された手書き文字などをテキストデータに変換するディジタル処理技術を意味する。このようなコンピュータ装置上での実現機能も、最近のファクシミリ装置では実現されつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したファクシミリ装置では、自己電話番号認識機能やナンバーディスプレイ機能に加えて音声合成機能や文字認識機能が実現されるも、各機能が単一的機能として利用されるだけで工夫に欠け、特に音声合成機能に基づく合成音声は、通信環境などとは無関係に標準的な口調で発声させられ、別段面白味や多様性に富むものではなかった。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みて提案されたものであって、各種搭載機能の融合化を図り、通信環境に応じて面白味や多様性に富む音声を聴かせることができる通信装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載した発明の通信装置は、ファシクミリデータとして受信した書き送り情報を合成音声により発声可能な通信装置であって、自己の電話番号を認識する電話番号認識手段と、着信時に相手先の電話番号の有無を検出する電話番号検出手段と、前記電話番号認識手段により認識された自己の電話番号から局番を抽出する自己局番抽出手段と、前記電話番号検出手段により検出された相手先の電話番号から局番を抽出する相手先局番抽出手段と、前記自己局番抽出手段により抽出された前記局番から自己の所在地方を特定する自己所在地方特定手段と、前記相手先局番抽出手段により抽出された前記局番から相手先の所在地方を特定する相手先所在地方特定手段と、前記書き送り情報から文字列を認識する文字列認識手段と、前記電話番号検出手段により相手先の電話番号が検出されない場合は、前記自己所在地方特定手段により特定された前記自己の所在地方に基づき、前記文字列認識手段により認識された文字列をその地方独特の口調に合わせた合成音声に変換して発声させ、前記電話番号検出手段により相手先の電話番号が検出された場合は、前記相手先所在地方特定手段により特定された前記相手先の所在地方に基づき、前記文字列認識手段により認識された文字列をその地方独特の口調に合わせた合成音声に変換して発声させる音声制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
このような通信装置によれば、たとえば、自己電話番号認識機能とおよびファクシミリ送受信機能と音声合成機能および文字認識機能との融合化が図られ、ファクシミリデータとして受信した書き送り情報が文字列に変換され、さらにその文字列が、自己の電話番号に含まれる局番から特定された所在地方独特の口調からなる音声として発声させられるので、使用者にとっては相手先からの書き送り情報をユニークな口調の音声として聴くことができ、面白味や多様性に富む音声を聴かせることができる。また、たとえば、ナンバーディスプレイ機能およびファクシミリ送受信機能と音声合成機能および文字認識機能との融合化が図られ、ファクシミリデータとして受信した書き送り情報が文字列に変換され、さらにその文字列が、相手先の電話番号に含まれる局番から特定された所在地方独特の口調からなる音声として発声させられるので、使用者にとっては相手先から書き送り情報が送信されてくる際、その相手先の地理的な通信環境に応じて書き送り情報をユニークな口調の音声として聴くことができ、面白味や多様性に富む音声を聴かせることができる。
【0008】
また、請求項2に記載した発明の通信装置は、請求項1に記載の通信装置であって、前記音声制御手段は、ファシクミリデータとして受信した書き送り情報を合成音声として発声させるファシクミリ読み上げモードが設定されている場合に合成音声を発声させる。また、請求項3に記載した発明の通信装置は、請求項1に記載の通信装置であって、前記音 声制御手段は、ユニークな口調で音声を発声させる音声転訛モードが設定されている場合に合成音声を発声させる。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
さらに、請求項に記載した発明の通信装置は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の通信装置であって、前記文字列認識手段は、イメージデータ形式の前記書き送り情報を画像処理することで前記文字列を認識する。
【0015】
このような通信装置によれば、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の通信装置による効果に加えて、たとえば、相手先から手書き文字などを含む書き送り情報がイメージデータ形式で送られてきても、画像処理による特徴抽出やパターンマッチングなどにより文字列を確実に読み出すことができる。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照して説明する。
【0023】
図1は、本発明に係る通信装置の一実施形態を示すブロック図である。この図に示すように、本発明に係る通信装置は、ファクシミリ装置1であって、基本的なファクシミリ送受信機能を備えるほか、各種の機能を備えたものである。なお、ファクシミリ装置1の外観については、図2に示す。
【0024】
図1および図2を参照してファクシミリ装置1について説明すると、ファクシミリ装置1は、CPU10、NCU11、RAM12、モデム13、ROM14、NVRAM(不揮発性RAM:Non-Volatile RAM)15、ゲートアレイ16、コーデック17、DMAC18、ACR(Automatic Carrier Routing )コントローラ19、読取部21、印刷部22、操作部23、および表示部24などを具備して概略構成されている。CPU10、NCU11、RAM12、モデム13、ROM14、NVRAM15、ゲートアレイ16、コーデック17、DMAC18、およびACRコントローラ19は、バス線27により相互に接続されている。バス線27には、アドレスバス、データバス、および制御信号線が含まれる。ゲートアレイ16には、読取部21、印刷部22、操作部23、および表示部24が接続されている。NCU11には、公衆電話回線28が接続されている。
【0025】
CPU10は、親機A全体の動作を制御する。NCU11は、公衆電話回線28に接続されて網制御を行う。特に図示しないがNCU11には、マイクロホンやスピーカが接続されている。RAM12は、CPU10の作業領域などを提供する。モデム13は、音声信号やファクシミリ信号の変復調などを行う。ROM14は、CPU10が実行すべきプログラムなどを記憶している。NVRAM15は、各種の情報やデータを記憶する。ゲートアレイ16は、CPU10と各部21〜24とのインターフェイスとして機能する。コーデック17は、音声信号やデータなどのエンコード/デコードを行う。DMAC18は、CPU10を介することなくRAM12などとの間で直接データのやり取りを行う。ACRコントローラ19は、市外電話に際して複数の通信事業者の回線(キャリア)がある場合、相手先の電話番号を確認した上で特定のキャリアを自動的に選択する。なお、図2に示すように、ファクシミリ装置1の操作パネルには、ACRコントローラ19の機能をオン/オフしたり、ACRに関する設定操作を行うためのACRキー19Aが設けられている。
【0026】
読取部21は、イメージセンサやLED光源などを備え、原稿などから文字や図形などの画像を読み取る。印刷部22は、たとえばインクジェット方式や感熱方式などにより文字や図形などの画像を用紙上に印刷する。操作部23は、図2に良く示すように、ダイヤルキー23Aやジョグダイヤルキー23B、その他の操作キーなどを備え、ユーザの操作に応じた入力信号をCPU10に伝える。ちなみに、操作キーには、ACRキー19Aが含まれる。表示部24は、図2に一例として示すように、液晶のディスプレイパネル24Aからなるほか、特に図示しないがディスプレイドライバなどを備え、ディスプレイドライバの制御に応じてディスプレイパネル24Aに各種の情報を表示する。
【0027】
要点について説明すると、本実施形態に係るファクシミリ装置1には、自己電話番号認識機能、ナンバーディスプレイ機能、音声合成機能、および文字認識機能が搭載されている。これらの機能のうち、自己電話番号認識機能は、主としてACRコントローラ19により実現され、自己電話番号認識機能以外の機能は、主としてCPU10により実現される。
【0028】
ACR機能や自己電話番号認識機能を実現するACRコントローラ19は、ファクシミリ装置1から相手先にファクシミリデータを送信する際、自動的にキャリアの識別番号を相手先電話番号の先頭に付加し、相手先電話番号とともにキャリアの識別番号を公衆電話回線28上に送出する。このような処理を行う上でACRコントローラ19は、公衆電話回線28を通じて自己に割り当てられた電話番号を事前に認識している。
【0029】
ナンバーディスプレイ機能を実現するCPU10は、相手先からのファクシミリ送信や通話呼び出しを受けるのに伴い、その相手先の電話番号を公衆電話回線28を通じて取得している。こうして得られた相手先の電話番号は、実際にファクシミリデータの受信動作が行われる前や、相手先との通話可能なオフフック状態とされる前にディスプレイパネル24Aに表示され、相手先との通信終了後には受信履歴情報としてNVRAM15などに記憶される。
【0030】
音声合成機能を実現するCPU10は、テキストデータを読み上げながら人間の声に似た合成音声をマイクロホンから発声させたり、逆に、人間の声をテキストデータに変換するといった音声制御処理を行う。このような音声制御処理によれば、合成音声に含まれる情報のうち、発話内容を表す音韻情報以外のアクセントやイントネーションなどの韻律情報についても制御され、より人間らしい口調からなる音声が作り出される。
【0031】
文字認識機能を実現するCPU10は、相手先から受信したファクシミリデータや読取部21で得られたイメージデータについて、文字の特徴抽出やパターンマッチングなどの画像処理を行い、その結果としてテキストデータ形式の文字列を得る。なお、画像処理の対象となるファクシミリデータやイメージデータは、RAM12に展開された上で画像処理されるが、ファクシミリデータやイメージデータに基づく画像を印刷する際、イメージセンサを介して印刷用紙上から画像を読み取り、OCRと同様のデータ処理手順により読み取った画像から文字を認識するとしても良い。
【0032】
上記したように各機能は、基本的に他の機能と関わりなく単一的機能として利用されるものであるが、本実施形態では、特に音声合成機能と他の機能とを互いに関連させて機能の融合化を図ることにより、自己や相手先の地理的な通信環境に応じて合成音声の口調が切り替えられるように構成されている。
【0033】
たとえば、使用者が電話帳データの登録や音量変更などといった操作を行う際には、あらかじめ用意されたテキストデータに基づいて操作ガイダンスがディスプレイパネル24Aに表示される。その際、同じテキストデータが音声合成機能に基づいて音声変換されることにより、スピーカからは操作ガイダンスを伝える合成音声が発せられる。このとき、CPU10は、標準的な口調の合成音声を発声させるのではなく、各地方独特の口調となるように合成音声を制御している。具体的に言うと、CPU10は、自己電話番号認識機能に基づいて認識された自己の電話番号から市外局番を抽出し、その市外局番に基づいて自己の所在地方を特定する。そして、CPU10は、操作ガイダンスを伝える合成音声を発声させる際、自己の所在地方独特の口調とした合成音声を作成し、標準的な口調を転訛させたような音声を発声させる。
【0034】
また、相手先からのファクシミリデータを受信した際には、そのファクシミリデータに基づいて印刷が行われる。その際、受信したファクシミリデータが文字認識機能に基づいてテキストデータに変換され、さらにそのテキストデータが音声合成機能に基づいて音声変換されることにより、スピーカからはファクシミリデータとして送られてきた手書き文字などによる書き送りメッセージが合成音声として発せられる。このときにおいても、CPU10は、上記と同様に自己電話番号認識機能を活用することにより、自己の所在地方独特の口調とした合成音声を作成し、相手先からの書き送りメッセージを標準的な口調を転訛させたような音声として発声させる。
【0035】
一方、相手先からのファクシミリデータを受信した際には、ユーザ設定などに応じて次のような音声制御も行われる。すなわち、相手先からファクシミリデータとして送られてきた書き送りメッセージを合成音声として発声させる際、CPU10は、ファクシミリデータの受信に先だってナンバーディスプレイ機能に基づいて取得した相手先の電話番号から市外局番を抽出し、その市外局番に基づいて相手先の所在地方を特定する。そして、CPU10は、相手先の所在地方独特の口調とした合成音声を作成し、相手先からの書き送りメッセージを標準的な口調を転訛させたような音声として発声させる。
【0036】
すなわち、CPU10は、自己の電話番号から局番を抽出する局番抽出手段と、局番抽出手段により抽出された局番から自己の所在地方を特定する所在地方特定手段と、所在地方特定手段により特定された自己の所在地方に基づき、その地方独特の口調に合わせた音声を発声させる音声制御手段とを実現している。
【0037】
また、CPU10は、受信した書き送り情報から文字列を認識する文字列認識手段と、文字列認識手段により認識された文字列を、上記所在地方特定手段により特定された自己の所在地方に基づき、その地方独特の口調に合わせた音声として発声させる音声制御手段とを実現している。
【0038】
さらに、CPU10は、相手先の電話番号から局番を抽出する局番抽出手段と、局番抽出手段により抽出された局番から相手先の所在地方を特定する所在地方特定手段と、上記文字列認識手段により認識された文字列を、所在地方特定手段により特定された相手先の所在地方に基づき、その地方独特の口調に合わせた音声として発声させる音声制御手段とを実現している。
【0039】
一方、ROM14に記憶されたプログラムは、自己の電話番号から局番を抽出するための局番抽出プログラムと、局番抽出プログラムにより抽出された局番から自己の所在地方を特定するための所在地方特定プログラムと、所在地方特定プログラムにより特定された自己の所在地方に基づき、その地方独特の口調に合わせた音声を発声させるための音声制御プログラムとを含むコンピュータプログラムを実現している。
【0040】
また、ROM14に記憶されたプログラムは、受信した書き送り情報から文字列を認識するための文字列認識プログラムと、文字列認識プログラムにより認識された文字列を、上記所在地方特定プログラムにより特定された自己の所在地方に基づき、その地方独特の口調に合わせた音声として発声させるための音声制御プログラムとを含むコンピュータプログラムを実現している。
【0041】
さらに、ROM14に記憶されたプログラムは、相手先の電話番号から局番を抽出するための局番抽出プログラムと、局番抽出プログラムにより抽出された局番から相手先の所在地方を特定するための所在地方特定プログラムと、上記文字列認識プログラムにより認識された文字列を、所在地方特定プログラムにより特定された相手先の所在地方に基づき、その地方独特の口調に合わせた音声として発声させるための音声制御プログラムとを含むコンピュータプログラムを実現している。
【0042】
次に、このように構成されたファクシミリ装置1の動作について説明する。
【0043】
図3は、ガイダンス発声処理を示すフローチャートであって、この図に基づいてガイダンス発声処理を説明する。
【0044】
図3に示すように、使用者の操作に応じて待機モードからガイダンスモードに移ると、ガイダンス発生処理が開始され、CPU10は、合成音声を自動的に選択する機能がユーザ設定などに応じて有効とされているか否か判断する(S1)。
【0045】
合成音声を自動的に選択する機能が有効に設定されている場合(S1:YES)、CPU10は、自己電話番号認識機能に基づいて得られた自己の電話番号から市外局番を取得する(S2)。ただし、自己の電話番号は、使用者により手動で登録されたものであっても良い。
【0046】
そして、CPU10は、自己の市外局番から自己の所在地方を特定する(S3)。たとえば、自己の市外局番が「06」の場合、自己の所在地方が関西地方であり、「05*」の場合、東海地方であることが判る。CPU10は、あらかじめROM14などに記憶された市外局番と各地方との対応テーブルを参照することで自己の所在地方を特定できる。
【0047】
自己の所在地方を特定したCPU10は、音声合成機能に基づいて自己の所在地方に応じた合成音声を生成する(S4)。たとえば、自己の所在地方が関西地方の場合、韻律的には関西なまりの口調からなる合成音声が生成され、東海地方の場合には、東海地方独特の口調からなる合成音声が生成される。このとき、合成音声の元になる音韻情報としては、操作ガイダンスとして用意されたテキストデータが用いられ、このテキストデータを音声変換することにより合成音声が生成される。なお、合成音声は、あらかじめ用意された標準的な音声データを加工したり、各地方ごとに異なるパターンですでに用意されたものであっても良い。
【0048】
最終的にCPU10は、生成した合成音声をスピーカから出力させ(S5)、一連の処理を終える。これにより、操作ガイダンスが自己の所在地方に応じた口調で発声される。ちなみに、このときディスプレイ24Aには、操作ガイダンスが表示される。
【0049】
一方、S1において、合成音声を自動的に選択する機能が有効に設定されておらず(S1:NO)、手動で選択する機能が有効に設定されている場合(S6:YES)、CPU10は、使用者により手動で選択された地方を特定する(S7)。
【0050】
使用者により選択された地方を特定したCPU10は、音声合成機能に基づいてその選択地方に応じた合成音声を生成し(S8)、その後S5に進む。この場合も、合成音声を生成する手順としてはS4と同様であり、使用者が任意に選択した地方の口調で操作ガイダンスが発声され、それと同時にディスプレイ24Aには、操作ガイダンスが表示される。
【0051】
S6において、手動で選択する機能も有効に設定されていない場合(S6:NO)、CPU10は、音声合成機能に基づいて標準的口調からなる合成音声を生成し(S9)、その後S5に進む。この場合には、特徴のない口調で操作ガイダンスが発声され、それと同時にディスプレイ24Aには、操作ガイダンスが表示される。
【0052】
次に、図4はファクシミリ発声処理を示すフローチャートであって、この図に基づいてファクシミリ発声処理を説明する。なお、ファクシミリ発声処理は、相手先からのファクシミリデータを受信した際に実行されるものとする。
【0053】
図4に示すように、相手先からのファクシミリデータを受信した際、使用者によりファクシミリ読み上げモードが有効に設定されていると(S21:YES)、CPU10は、さらに使用者により音声転訛モードが有効に設定されているか否か判断する(S22)。ここで、ファクシミリ読み上げモードとは、受信したファクシミリデータを印刷するだけでなく、合成音声としても発声させるモードを意味する。また、音声転訛モードとは、ユニークな口調で音声を発声させるモードを意味する。
【0054】
音声転訛モードが有効に設定されている場合(S22:YES)、CPU10は、相手先からのファクシミリデータを受信するのに先だち、ナンバーディスプレイ機能に基づいてその相手先の電話番号を取得したか否か判断する(S23)。
【0055】
相手先電話番号を取得していない場合(S23:NO)、CPU10は、先述したガイダンス発声処理と同様に、自己電話番号認識機能に基づいて得られた自己の電話番号から市外局番を取得し(S24)、自己の市外局番から自己の所在地方を特定する(S25)。
【0056】
そして、CPU10は、先述したガイダンス発声処理と同様に、音声合成機能に基づいて自己の所在地方に応じた合成音声を生成する(S26)。このとき、合成音声の生成に併行してCPU10は、受信したファクシミリデータを文字認識機能に基づいてテキストデータに変換するとともに、そのファクシミリデータを印刷処理させている。したがって、合成音声の元になる音韻情報としては、ファクシミリデータから変換されたテキストデータとされ、このテキストデータを音声変換することにより合成音声が生成される。
【0057】
最終的にCPU10は、生成した合成音声をスピーカから出力させ(S27)、一連の処理を終える。これにより、相手先から送られてきたファクシミリデータに基づく画像が印刷されるとともに、そのファクシミリデータにイメージとして含まれる手書き文字などが自己の所在地方に応じた口調で発声される。
【0058】
一方、S23において、相手先電話番号を取得した場合(S23:YES)、CPU10は、ナンバーディスプレイ機能に基づいて得られた相手先の電話番号から市外局番を取得し(S28)、その市外局番から相手先の所在地方を特定する(S29)。
【0059】
そして、CPU10は、S26と同様に、音声合成機能に基づいて相手先の所在地方に応じた合成音声を生成し(S30)、その後S27に進む。つまり、このときには、ファクシミリデータにイメージとして含まれる手書き文字などが送信元となる相手先の地方に応じた口調で発声される。
【0060】
S22において、音声転訛モードが有効に設定されていない場合(S22:NO)、CPU10は、ファクシミリデータをテキストデータに変換しつつも、音声合成機能に基づいて標準的口調からなる合成音声を生成し(S31)、その後S27に進む。この場合には、特徴のない口調で相手先からの手書き文字などがが発声される。なお、S23において相手先電話番号がない場合、S31に進むとしても良い。
【0061】
S21において、ファクシミリ読み上げモードが有効に設定されていない場合(S21:NO)、CPU10は、受信したファクシミリデータの印刷処理のみを行うべく、ファクシミリ発声処理を終える。
【0062】
したがって、上記ファクシミリ装置1によれば、ガイダンス発声処理を実行する上で自己電話番号認識機能と音声合成機能との融合化が図られ、自己の市外局番から特定された所在地方独特の口調からなる合成音声が発声させられるので、使用者にとっては自己の地理的な通信環境に応じてユニークな口調の音声を聴くことができ、面白味や多様性に富む音声を聴かせることができる。
【0063】
また、ファクシミリ発声処理を実行する上で自己電話番号認識機能およびファクシミリ送受信機能と音声合成機能および文字認識機能との融合化が図られ、ファクシミリデータとして受信した手書き文字などがテキストデータに変換され、さらにそのテキストデータが、自己の市外局番から特定された所在地方独特の口調からなる音声として発声させられるので、相手先からのファクシミリデータを受信する自己の地理的な通信環境に応じて、使用者にとっては相手先からのファクシミリデータをユニークな口調の音声として聴くことができ、面白味や多様性に富む音声を聴かせることができる。
【0064】
さらに、ファクシミリ発声処理を実行するにあたっては、ナンバーディスプレイ機能およびファクシミリ送受信機能と音声合成機能および文字認識機能との融合化が図られ、ファクシミリデータとして受信した手書き文字などがテキストデータに変換され、さらにそのテキストデータが、相手先の市外局番から特定された所在地方独特の口調からなる音声として発声させられるので、使用者にとっては相手先からファクシミリデータが送信されてくる際、その相手先の地理的な通信環境に応じてファクシミリデータをユニークな口調の音声として聴くことができ、面白味や多様性に富む音声を聴かせることができる。
【0065】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
【0066】
合成音声を発声させる場面としては、操作ガイダンスを表示するときやファクシミリデータを受信したときに限らず、たとえば、メモリに保存されたファクシミリデータを呼び出す際などであっても良い。合成音声の元となるデータは、操作ガイダンスやファクシミリデータに限らず、たとえば電子メールなどであっても良い。
【0067】
上記したファクシミリ発声処理のS23において、相手先電話番号がある場合でも、たとえば使用者が事前に相手先電話番号と任意の地方との対応関係を設定しておき、その相手先電話番号に対応する地方の口調で合成音声を発声させるとしても良い。あるいは、相手先の生の音声データを相手先電話番号と対応付けてメモリに記憶しておき、相手先電話番号を取得した場合には、その相手先の生の音声データを元にして合成音声を発声させるとしても良い。そうした場合、相手先との間で通話が行われないファクシミリ通信であっても、よりリアルなコミュニケーションを実現することができる。
【0068】
たとえば、ファクシミリデータに英語からなる文章が含まれる場合には、英語としての合成音声を発声させるだけでなく、英語を日本語に翻訳しながら和文音声を発声させるとしても良い。
【0069】
合成音声を発声させる際、たとえば、「端を折る」と「箸を折る」と言うように、読み方が幾通りも考えられる場合には、使用者が特定のキーを押すごとに読み方が変更されるようにしても良い。そうした場合、ファクシミリデータなどで相手先から送られてきた手書き文字などによるメッセージを意図した通りに聴くことができる。
【0070】
所在地方を特定するために電話番号の市外局番を用いたが、市外局番に市内局番を組み合わせてさらに細かく所在地方を特定できるようにしても良い。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1ないし3に記載した発明の通信装置によれば、たとえば、自己電話番号認識機能およびファクシミリ送受信機能と音声合成機能および文字認識機能との融合化が図られ、ファクシミリデータとして受信した書き送り情報が文字列に変換され、さらにその文字列が、自己の電話番号に含まれる局番から特定された所在地方独特の口調からなる音声として発声させられるので、使用者にとっては相手先からの書き送り情報をユニークな口調の音声として聴くことができ、面白味や多様性に富む音声を聴かせることができる。また、たとえば、ナンバーディスプレイ機能およびファクシミリ送受信機能と音声合成機能および文字認識機能との融合化が図られ、ファクシミリデータとして受信した書き送り情報が文字列に変換され、さらにその文字列が、相手先の電話番号に含まれる局番から特定された所在地方独特の口調からなる音声として発声させられるので、使用者にとっては相手先から書き送り情報が送信されてくる際、その相手先の地理的な通信環境に応じて書き送り情報をユニークな口調の音声として聴くことができ、面白味や多様性に富む音声を聴かせることができる。
【0072】
【0073】
【0074】
【0075】
さらに、請求項に記載した発明の通信装置によれば、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の通信装置による効果に加えて、たとえば相手先から手書き文字などを含む書き送り情報がイメージデータ形式で送られてきても、画像処理による特徴抽出やパターンマッチングなどにより文字列を確実に読み出すことができる。
【0076】
【0077】
【0078】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る通信装置の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】 本発明に係る通信装置としてのファクシミリ装置の外観図である。
【図3】 ガイダンス発声処理を示すフローチャートである。
【図4】 ファクシミリ発声処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 CPU
11 NCU
12 RAM
13 モデム
14 ROM
15 NVRAM
16 ゲートアレイ
17 コーデック
18 DMAC
19 ACRコントローラ
21 読取部
22 印刷部
23 操作部
24 表示部
28 公衆電話回線

Claims (4)

  1. ファシクミリデータとして受信した書き送り情報を合成音声により発声可能な通信装置であって、
    自己の電話番号を認識する電話番号認識手段と、
    着信時に相手先の電話番号の有無を検出する電話番号検出手段と、
    前記電話番号認識手段により認識された自己の電話番号から局番を抽出する自己局番抽出手段と、
    前記電話番号検出手段により検出された相手先の電話番号から局番を抽出する相手先局番抽出手段と、
    前記自己局番抽出手段により抽出された前記局番から自己の所在地方を特定する自己所在地方特定手段と、
    前記相手先局番抽出手段により抽出された前記局番から相手先の所在地方を特定する相手先所在地方特定手段と、
    前記書き送り情報から文字列を認識する文字列認識手段と、
    前記電話番号検出手段により相手先の電話番号が検出されない場合は、前記自己所在地方特定手段により特定された前記自己の所在地方に基づき、前記文字列認識手段により認識された文字列をその地方独特の口調に合わせた合成音声に変換して発声させ、前記電話番号検出手段により相手先の電話番号が検出された場合は、前記相手先所在地方特定手段により特定された前記相手先の所在地方に基づき、前記文字列認識手段により認識された文字列をその地方独特の口調に合わせた合成音声に変換して発声させる音声制御手段とを備えたことを特徴とする通信装置。
  2. 前記音声制御手段は、ファシクミリデータとして受信した書き送り情報を合成音声として発声させるファシクミリ読み上げモードが設定されている場合に合成音声を発声させる、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記音声制御手段は、ユニークな口調で音声を発声させる音声転訛モードが設定されている場合に合成音声を発声させる、請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記文字認識手段は、イメージデータ形式の前記書き送り情報を画像処理することで前記文字列を認識する、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の通信装置。
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