JPH09200374A - 端末網制御装置 - Google Patents

端末網制御装置

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JPH09200374A
JPH09200374A JP8009754A JP975496A JPH09200374A JP H09200374 A JPH09200374 A JP H09200374A JP 8009754 A JP8009754 A JP 8009754A JP 975496 A JP975496 A JP 975496A JP H09200374 A JPH09200374 A JP H09200374A
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JP
Japan
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modem
telephone
terminal network
dtmf
signal
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Application number
JP8009754A
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English (en)
Inventor
Minoru Tanabe
稔 田部
Kunihiko Yamashita
邦彦 山下
Toshihiko Yasui
利彦 安井
Tsuguro Honma
嗣朗 本間
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池の消費電流が増加するのを防止する。 【解決手段】 少なくともDTMF処理手段3、モデム
処理手段5、DTMF処理手段3の電源を制御する第1
のスイッチ手段4及び、モデム処理手段5の電源を制御
する第2のスイッチ手段6を備えたモデムLSI18
と、モデムLSI18の電源を制御する第3のスイッチ
手段7と、電源部と、電話回線2との接続制御を行う回
線インタフェース部1と、前記各部を制御する制御部9
とから構成されている。これによって、待機時の漏れ電
流を少なくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアナログ電話回線に
接続される網制御装置に関し、更に詳しくは例えば自動
検針等で検針メータとセンター端末間での通信制御に用
いられ低電源電圧で動作する端末網制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】端末網制御装置は通常データ通信を行う
ためのモデム通信機能やDTMF通信機能の他に、モデ
ム電源制御機能、モデム信号入力処理機能などが備えら
れており、電話回線に接続されたセンター装置との間で
発呼通信やノーリンギング通信を行う。図10に従来の
モデム電源制御機能のブロック図を示す。
【0003】図において、1は回線インタフェース部で
あり直流抵抗および交流インピーダンスの整合により電
話回線2の接続制御を行う。8は電源部であり約5Vの
電圧を第1スイッチ手段4を介してDTMF信号の送
信、受信処理を行うDTMF処理手段3と第2のスイッ
チ手段6を介してモデム信号の送信、受信処理を行うモ
デム処理手段5に供給する。また、制御部9は第1、第
2のスイッチ手段4、6やDTMF処理手段3、モデム
処理手段5とのデータの送受や回線インタフェース部1
の制御を行う。従って、制御部9はDTMF信号の送信
や受信、またはモデム信号の送信や受信の必要に応じて
第1、第2のスイッチ手段4、6を動作させ、動作の必
要のない待機状態にする場合には第1、第2のスイッチ
手段4、6をオフさせ電源部8の消費電流が少なくなる
ように動作する。また、第1、第2のスイッチ手段4、
6やDTMF処理手段3、モデム処理手段5は通常1チ
ップのLSI18から構成されることが多い。
【0004】図11に従来のモデム信号入力処理機能の
ブロック図を示す。1は回線インタフェース部であり電
話回線2の接続制御を行う。20は入力アンプであり、
その出力はモデム受信信号を復調するモデム受信手段1
4で変調された信号の復調を行う。また、DTMF受信
手段10はダイヤルトーン信号を受信しDTMFコード
に変換する。制御部9は前記モデム受信手段14、DT
MF受信手段10の動作の制御を行い、制御部9は回線
インタフェース部1やモデムLSI18などシステム全
体の制御を行わせるように構成されている。
【0005】図12に従来のオフフック検出機能のブロ
ック図を示す。25は端末網制御装置であり電話回線2
に接続され、その入力はダイオードブリッジ26を介し
て電話回線2との接続制御やデータ通信を行う通信処理
部30に接続される。一方電話回線2の入力はリレー接
点27を介して電話機31に接続され、また、オフフッ
ク検出回路32にも接続される。9は制御部であり通信
処理部30、オフフック検出回路32、図示はしないが
リレー等の制御を行う。ここで、通常電話回線2と電話
機31はリレー接点27により接続されているが、端末
網制御装置25にデータ送信要求、いわゆる発呼通信要
求が発生するとリレー接点27が切り替わり電話機31
は制御部9の電源出力9aとオフフック検出回路32の
間に接続される。電話機31がオンフック状態では内部
のインピーダンスが大きいため抵抗32a、32b、3
2cとトランジスタ32dから構成されるオフフック検
出回路32のトランジスタ32dはオフ状態であるが、
電話機31がオフフックされると内部インピーダンスが
小さくなりトランジスタ32dがオンする。制御部9が
トランジスタ32dのオン状態を検出すると発呼送信動
作を停止させ、リレー接点27を元の状態に復帰させる
ように動作する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のようにモデムLSIを用いる構成はモデムLSI18
の電源電圧が5Vと高い場合には問題にはならないが、
2V位の低電圧で動作する低電圧モデムLSIでは従来
のCMOSプロセスの設計ルールを微細化する必要があ
り、その結果モデムLSI18の第1、第2のスイッチ
手段4、6がオフ状態であっても完全にオフ状態にはな
らず漏れ電流が流れ、電源部が電池で構成されていると
電池電源への負担が増すという欠点があった。
【0007】一方、電話回線から受信しなければならな
い受信信号レベルはダイヤルトーン信号の方がモデム信
号より高くする必要があり、特にDTMF受信部の電源
電圧が低いとダイヤルトーン信号レベルはDTMF受信
部の電源電圧より高くなることがあり、従来例のように
モデム信号とダイヤルトーン信号を同様な入力アンプで
受けていたのではダイヤルトーン信号の受信レベルを満
足することがでず、ダイヤルトーン信号が歪むという欠
点があった。
【0008】また、従来電話機のオフフック検出には端
末網制御装置に備えられている電源を使用し、電話機の
オフフックとオンフックでの電話機に流れる電流の差を
検出している。通常電話機には電話回線からの入力にダ
イオードブリッジを使用しているためダイオードの順方
向電圧VFの2倍以上の電圧を加えなければ電流が流れ
ない。従って2Vなどの回路電圧の低い端末網制御装置
では従来の方法ではオフフックを検出することができな
いという欠点が生じる。
【0009】本発明はこのような従来の課題を解決する
もので、低い電源電圧においても待機時の漏れ電流を少
なくすると共に、高信号入力を可能とし、更にオフフッ
ク検出を可能にする端末網制御装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の端末網制御装置
においては、モデム、DTMF部にスイッチを設けると
共に、モデムの信号入力部にゲイン設定抵抗を設け、更
に電話回線の電源でオフフック検出回路を動作させるよ
うに構成したものである。この本発明によれば、待機時
にモデム、DTMF部に流れる漏れ電流が削減されると
共に、高入力信号処理が可能となり、更にオフフック検
出を可能にすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】上記の課題を解決するために本発
明は、電話回線との直流抵抗および交流インピーダンス
の整合を行なう回線インタフェース部と、ダイヤルトー
ン信号の送受信処理を行うDTMF処理手段、モデム信
号の送受信処理を行うモデム処理手段、DTMF処理手
段とFSK処理手段の電源を制御する第1、第2のスイ
ッチ手段とを内蔵するモデムLSIと、電源部と、前記
電源部から前記モデムLSIの第1、第2のスイッチ手
段との間に挿入された第3のスイッチ手段と、電話回線
との直流抵抗および交流インピーダンスの整合を行う回
線インタフェース部と、第3のスイッチ手段等を制御す
る制御部を備える。従って、通信動作を行わない待機時
の消費電流を大幅に削減することが可能となり電源への
負荷を低減することができる。
【0012】また、モデムLSIにダイヤルトーン信号
の受信処理を行うDTMF受信手段、ダイヤルトーン信
号の送信処理を行うDTMF送信手段、モデム信号の受
信処理を行うモデム受信手段、モデム信号の送信処理を
行うモデム送信手段と、前記各部の電源を制御する第
4、第5、第6、第7のスイッチ手段を備える。従っ
て、低電圧で動作する端末網制御装置の通信動作時の消
費電流を削減することが可能となる。
【0013】また、第3のスイッチ手段をバイポーラの
PNPトランジスタで構成することにより、安価な部品
で低電圧の回路を構成することが可能となる。
【0014】また、前記第1、第2のスイッチ手段をバ
イポーラプロセスで構成し、DTMF処理手段、モデム
処理手段をCMOSプロセスで構成したBi−CMOS
プロセスのモデムLSIで端末網制御装置を構成する
と、低電圧で動作するモデムLSIに外部のスイッチを
付加する必要がなくなる。
【0015】また、電話回線との直流抵抗および交流イ
ンピーダンスの整合を行なう回線インタフェース部と、
ダイヤルトーン信号の受信処理を行うDTMF受信手
段、モデム信号の受信処理を行うモデム受信手段、ダイ
ヤルトーン信号受信時とモデム信号受信時にゲインを変
化させることが可能な入力アンプ部と、前記回線インタ
フェース部や前記モデムLSI等を制御する制御部を備
えることにより、低電圧電源で動作させる端末網制御装
置において、広範囲の信号レベルの受信が可能となる。
【0016】また、入力用のオペアンプの入力抵抗と、
帰還抵抗と、前記帰還抵抗を切り替えるスイッチをモデ
ムLSIに備えることにより、低電圧で動作可能なモデ
ムLSIに外部抵抗を接続するだけで広範囲の信号レベ
ルの受信が可能となる。
【0017】また、電話回線に接続されたダイオードブ
リッジと、データ通信を行うために回線との接続制御を
行う通信処理部と、電話機と電話回線との接続制御を行
うリレーと、前記電話機が電話回線から切り離されてい
る場合に前記ダイオードブリッジから前記電話機、定電
流回路を介して接続される電流検出手段と、前記通信処
理部やリレー等の制御を行う制御部を備えることによ
り、電話回線からの電源により端末網制御装置に接続さ
れる電話機のオフフック検出が可能になる。
【0018】また、前記電流検出手段に検出動作を遅延
させる遅延手段を備えることにより、電話回線からの電
源によるオフフック検出の誤動作を防止することが可能
となる。
【0019】更に、前記制御部を構成するマイクロコン
ピュータの処理にオフフック非検出タイマーを備えるこ
とにより、制御部に備えられたマイクロコンピュータの
ソフトウェアで容易にオフフック検出の誤動作を防止す
ることが可能になる。
【0020】(実施例1)図1において、1は回線イン
タフェース部であり電話回線2との直流抵抗と交流イン
ピーダンスの整合や、信号の送信や受信等のインタフェ
ースとして動作する。3はDTMF処理手段であり回線
インタフェース部とダイヤルトーンの送信や受信動作を
行う。4は第1のスイッチ手段でありDTMF処理手段
3の電源の制御を行う。5はモデム処理手段であり回線
インタフェース部とモデム信号の変調や復調を行う。6
は第2のスイッチ手段でありモデム処理手段5の電源の
制御を行う。また、DTMF処理手段3、第1のスイッ
チ手段4、モデム処理手段5、第2のスイッチ手段6は
CMOSプロセスの1チップのモデムLSI18に内蔵
される。また、7は第3のスイッチ手段でありモデムL
SIの電源に電源部8からの電源供給を制御する。9は
制御部であり図示はしないがマイクロコンピュータから
構成されており、回線インタフェース部1、モデムLS
I18や第3のスイッチ手段7を制御するよう動作す
る。ここで、制御部9とモデムLSI18の接続は別途
インタフェース回路を設けることも可能である。また、
モデムLSI18には図示はしないがメータ端末等を接
続し、電話回線2接続された図示はしないセンター端末
等と通信を行うように動作する。上記構成において、本
発明の端末網制御装置が発呼通信する場合、制御部9は
回線インタフェース部1を閉結状態にし、第3のスイッ
チ手段7をオン状態にした後、第1のスイッチ手段4を
オン状態にする。制御部9はDTMF処理手段3に通報
先の電話番号の発信動作を行わせ通報先と回線接続を行
わせる。回線が接続されると第1のスイッチ手段4をオ
フ状態にし、次に第2のスイッチ手段6をオン状態にす
る。制御部9はモデム処理手段5に送信データを送り、
モデム処理手段5により変調され、回線インタフェース
部1を介して電話回線2に送出される。また、センター
装置等から受信した応答信号はモデム処理手段5で復調
され制御部9が受信する。以上のデータ通信が終了する
と、制御部9は第3のスイッチ手段7をオフ状態にする
よう動作し、モデムLSI18は待機状態になる。
【0021】(実施例2)図2において、モデムLSI
18は回線インタフェース部1からのダイヤルトーン信
号を受信しコード化を行うDTMF受信手段10、ダイ
ヤルトーン信号を回線インタフェース部1に送出するD
TMF送信手段12、回線インタフェース部1からのモ
デム信号を受信し復調を行うモデム受信手段14、回線
インタフェース部1にモデム信号を送出するモデム送信
手段16が内蔵される。本構成で本発明の端末網制御装
置が発呼通信する場合、制御部9は回線インタフェース
部1を閉結状態にし、第3のスイッチ手段7をオン状態
にした後第5のスイッチ手段13をオン状態にする。制
御部9はDTMF送信手段12に通報先の電話番号の発
信動作を行わせ通報先と回線接続を行わせる。回線が接
続されると第5のスイッチ手段13はオフ状態になり、
次に第7のスイッチ手段17をオン状態にする。制御部
9はモデム送信手段16に送信データを送り、モデム送
信手段16により変調され、回線インタフェース部1を
介して電話回線2に送出される。また、センター装置等
から受信した応答信号を受信する場合には第6のスイッ
チ手段15をオン状態にしモデム受信手段14で復調さ
れたデータを制御部9が受信する。また、ノーリンギン
グ通信を行う場合には、電話回線2の極性反転を回線イ
ンタフェース部1に内蔵された極性反転検出回路を介し
て制御部9が検知する。制御部9は第3のスイッチ手段
7をオン状態にした後、第4のスイッチ手段11をオン
状態にし、電話回線2からのNRS信号を受信するよう
動作する。この後の通信動作は前記同様である。
【0022】(実施例3)図3において、第3のスイッ
チ手段7はPNPトランジスタ7c、バイアス抵抗7
a、ベース抵抗7cから構成される。制御部9は前記ベ
ース抵抗7bが接続される端子を「L」レベルにするこ
とによりトランジスタ7aがオン状態となり、電源部8
からモデムLSI18に電源を供給するように動作す
る。また、前記端子が「H」レベルになることによりト
ランジスタ7aはオフ状態となりモデムLSI18への
電源供給は停止する。ここで、スイッチ手段7は電界効
果トランジスタ(FET)を使用しても実現可能であ
る。
【0023】(実施例4)図4において、モデムLSI
18はBi−CMOSプロセスから構成された1チップ
のLSIであり、少なくともバイポーラプロセスで構成
された第8のスイッチ手段19と、第9のスイッチ手段
20と、CMOSプロセスで構成されたダイヤルトーン
の送信や受信動作を行うDTMF処理手段3、モデム信
号の変調や復調を行うモデム処理手段5から構成されて
いる。また、電源部8からは直接モデムLSI18に電
源が供給される。第8、第9のスイッチ手段19、20
は制御部9により制御されるよう動作する。
【0024】(実施例5)図5において、1は回線イン
タフェース部であり電話回線2との直流抵抗と交流イン
ピーダンスの整合や、信号の送信や受信等のインタフェ
ースとして動作する。21は入力アンプ部であり回線イ
ンタフェース部1からのモデム信号やダイヤルトーン信
号が入力される。14はモデム受信手段でありモデム信
号の受信と復調動作を行う。10はDTMF受信手段で
ありダイヤルトーン信号の受信とそのコード化の処理を
行う。また前記入力アンプ21は制御部9によりゲイン
が切り替わるように構成されている。通常、ノーリンギ
ング通信を行う端末網制御装置では電話回線からの信号
受信レベルはモデム信号では最大10dBm程である
が、NRS信号として使用されるダイヤルトーンの最大
レベルは0dBmにもなる。従って、制御部9はダイヤ
ルトーン受信時に入力アンプ部21のゲインをモデム信
号受信時より下げることにより入力アンプ出力点での信
号レベルを合わせその後の処理を行うように構成されて
いる。
【0025】(実施例6)図6において、22はモデム
LSI18に内蔵されたオペアンプ、24は同様にモデ
ムLSI18に内蔵されたゲイン切替スイッチ、23は
ゲイン設定抵抗である。本モデムLSI18は電源電圧
が2Vで動作するように構成されているが、回線インタ
フェース部1からダイヤルトーンが0dBmで入力され
ると、ダイヤルトーンの振幅は2Vを越えてしまい、波
形が歪み正確な信号をDTMF受信手段10に入力する
ことができなくなる。従って、ダイヤルトーン受信時に
は制御部9がゲイン切替スイッチ24を抵抗23cと接
続し、オペアンプ22のゲインが−になるようにする。
また、モデム信号受信時にはゲイン切替スイッチ24を
抵抗23bと接続しオペアンプ22のゲインを+にする
よう動作する。
【0026】(実施例7)図7において、端末網制御装
置25には電話回線2に接続されたダイオードブリッジ
26、電話回線2との直流抵抗と交流インピーダンスの
整合や、信号の送信や受信等のインタフェースとして動
作し、モデム処理機能やDTMF処理機能を備えた通信
処理部30と、電話回線2と電話機31の接続を制御す
るリレー接点27と、リレー接点27が電話回線2と電
話機31の切断状態にある場合にダイオードブリッジ2
6の出力から電話機31を介して接続される定電流回路
28と、抵抗29a、29b、トランジスタ29cから
構成される電流検出部29と、前記各部の制御を行う図
示はしないがマイクロコンピュータから構成された制御
部9を備えている。前記構成において、端末網制御装置
25が発呼通信処理を行う場合には、まずリレー接点2
7を動作させ電話回線2と電話機31を切り離す。その
後、通信処理部30が電話回線2との接続処理を行い所
定のデータ通信を行う。この時に、電話機31がオンフ
ック状態であれば電話機31のインピーダンスは高く定
電流回路28、抵抗29aには電流が殆ど流れない。従
って、トランジスタ29cはオフ状態となっている。と
ころが、電話機31がオフフックされると、電話機31
のインピーダンスが小さくなり定電流回路28、抵抗2
9aに所定の電流が流れ、抵抗29bを介してトランジ
スタ29cがオン状態となる。制御部9はこの状態を検
出しリレー接点27を動作させ電話機31が電話回線2
に接続するように動作し、発呼通信処理を中断させる。
前記定電流回路28は電話回線状態によるダイオードブ
リッジ26の出力電圧の変動に対しての影響を無くすも
ので、電話回線2への回路インピーダンスの影響を少な
くする。
【0027】(実施例8)図8において、電流検出部2
9のトランジスタ29cのベース、エミッタ間にコンデ
ンサ29dを備える。電話機31が電話回線2に接続さ
れている状態ではダイオードブリッジ26の出力電圧は
48Vと高電圧になっている。リレー接点27が動作し
て電話機31がダイオードブリッジ26と定電流回路2
8に接続されると、電話機31にはリアクタンス成分が
あるためオンフック状態であっても定電流回路28に所
定レベルの電流が短時間流れる。従って、トランジスタ
29cが動作してしまうことになるが、コンデンサ29
dによりトランジスタ29dの動作が遅延させられトラ
ンジスタ29dは動作しなくなる。
【0028】(実施例9)図9は制御部9を構成してい
るマイクロコンピュータの動作を表すフローチャートで
ある。ステップ32から発呼通信が開始すると、ステッ
プ33でリレーの切替動作を行い電話機31を電話回線
2から切り離す。ステップ34ではその後一定時間電流
検出部29の検出を行わない非検出タイマーを動作させ
る。そして、一定時間経過後からステップ35で電流検
出部29の入力を監視し電話機31のオフフックを検出
する。ステップ36では通信動作等その他の処理を行う
ように動作する。また、本動作はリレーと電流検出部2
9の関係を示したもので実際には電話回線との接続処理
等が行われる。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
端末網制御装置によれば次の効果が得られる。
【0030】通信動作を行わない待機時の消費電流を大
幅に削減することができ、電源への負荷が低減され、電
源への負荷を低減することが可能となる。
【0031】また、低電圧で動作する端末網制御装置の
通信動作時の消費電流を削減することができ、電源への
負荷を低減することが可能となる。
【0032】また、安価な部品で低電圧の回路を構成す
ることが可能となり装置のコストが低減される。
【0033】また、低電圧で動作するモデムLSIに外
部のスイッチを付加する必要がなくなり、装置の小型化
が促進される。
【0034】また、低電圧電源で動作させる端末網制御
装置において、広範囲の信号レベルの受信が可能とな
り、性能を向上させることができる。
【0035】また、低電圧で動作可能なモデムLSIに
外部抵抗を接続するだけで広範囲の信号レベルの受信が
可能となり、低コストで実現することができる。
【0036】また、電話回線からの電源により端末網制
御装置に接続される電話機のオフフック検出ができ、回
路電圧の低い端末網制御装置を実現することが可能とな
る。
【0037】また、電話回線からの電源によるオフフッ
ク検出の誤動作を防止することができ、性能を向上する
ことが可能となる。
【0038】更に、制御部に備えられたマイクロコンピ
ュータのソフトウェアでオフフック検出の誤動作を防止
することができ、低コストで性能を向上させることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における端末網制御装置
の要部ブロック図
【図2】本発明の第2の実施例における端末網制御装置
の要部ブロック図
【図3】本発明の第3の実施例における端末網制御装置
の要部ブロック図
【図4】本発明の第4の実施例における端末網制御装置
の要部ブロック図
【図5】本発明の第5の実施例における端末網制御装置
の要部ブロック図
【図6】本発明の第6の実施例における端末網制御装置
の要部ブロック図
【図7】本発明の第7の実施例における端末網制御装置
の要部ブロック図
【図8】本発明の第8の実施例における端末網制御装置
の要部ブロック図
【図9】本発明の第9の実施例を説明するフローチャー
【図10】従来の端末網制御装置のモデム電源制御部を
示すブロック図
【図11】同装置のモデム信号入力部を示すブロック図
【図12】同装置のオフフック検出部を示すブロック図
【符号の説明】
1 回線インタフェース部 2 電話回線 3 DTMF処理手段 4 第1のスイッチ手段 5 モデム処理手段 6 第2のスイッチ手段 7 第3のスイッチ手段 8 電源部 9 制御部 10 DTMF受信手段 11 第4のスイッチ手段 12 DTMF送信手段 13 第5のスイッチ手段 14 モデム受信手段 15 第6のスイッチ手段 16 モデム送信手段 17 第7のスイッチ手段 18 モデムLSI 19 第8のスイッチ手段 20 第9のスイッチ手段 21 入力アンプ部 22 オペアンプ 23 ゲイン設定抵抗 24 ゲイン切替スイッチ 25 端末網制御装置 26 ダイオードブリッジ 27 リレー接点 28 定電流回路 29 電流検出手段 30 通信処理部 31 電話機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本間 嗣朗 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくともダイヤルトーンの送出、受信を
    行うDTMF処理手段と、送信信号の変調と受信信号の
    復調を行うモデム処理手段と、前記DTMF処理手段に
    電源の供給を制御する第1スイッチ手段と、前記モデム
    処理手段に電源の供給を制御する第2のスイッチ手段
    と、前記第1及び第2のスイッチ手段への電源供給を制
    御する第3のスイッチ手段と、電話回線との接続制御を
    行う回線インタフェース部と、前記各部を制御する制御
    手段から構成される端末網制御装置。
  2. 【請求項2】ダイヤルトーンの受信を行うDTMF受信
    手段と、ダイヤルトーンの送出を行うDTMF送信手段
    と、モデム受信信号の復調を行うモデム受信手段と、モ
    デム送信データの変調を行うモデム送信手段と、前記各
    部の電源をそれぞれ制御する第4、第5、第6及び第7
    のスイッチ手段から構成される請求項1記載の端末網制
    御装置。
  3. 【請求項3】第3のスイッチ部をトランジスタで構成し
    た請求項1又は2記載の端末網制御装置。
  4. 【請求項4】少なくともCMOSプロセスで構成された
    DTMF処理手段と、CMOSプロセスで構成されたモ
    デム処理手段と、バイポーラプロセスで構成された前記
    DTMF処理手段の動作を制御する第8のスイッチ手段
    と、バイポーラプロセスで構成された前記モデム処理手
    段を制御する第9のスイッチ手段を備えたBiCMOS
    プロセスのモデムLSIと、電話回線との接続制御を行
    う回線インタフェース部と、前記各部を制御する制御部
    とから構成される端末網制御装置。
  5. 【請求項5】電話回線との回線接続制御を行う回線イン
    タフェース部と、前記回線インタフェース部からのモデ
    ム信号やダイヤルトーンの交流信号を増幅する入力アン
    プ部と、前記入力アンプ出力信号からのダイヤルトーン
    を検出するDTMF受信手段と、前記入力アンプ出力信
    号からのモデム信号を復調するモデム受信手段と、前記
    ダイヤルトーン受信時とモデム信号受信時において前記
    入力アンプの増幅率が切り替えるよう動作する制御部と
    から構成された端末網制御装置。
  6. 【請求項6】少なくともモデム受信手段、DTMF受信
    手段と入力アンプを備えたモデムLSIと、前記入力ア
    ンプの入力抵抗と、複数の帰還抵抗から構成される請求
    項5記載の端末網制御装置。
  7. 【請求項7】電話回線に接続され直流電圧を取り出すダ
    イオードブリッジと、外部に取り付けられた電話機を前
    記電話回線に接続制御するリレーと、前記リレーが前記
    電話回線から電話機を切断している状態で前記ダイオー
    ドブリッジの出力間に前記電話機と直列に接続される定
    電流回路と、前記定電流回路に所定の電流が流れること
    を検出する電流検出部と、前記電流検出部の出力により
    前記リレーを前記電話回線と電話機が接続されるように
    制御する制御部から構成される端末網制御装置。
  8. 【請求項8】電流検出部は所定の電流を検出後、検出出
    力を遅延させる遅延手段を備えた請求項7記載の端末網
    制御装置。
  9. 【請求項9】リレーが電話機を電話回線から切断後、制
    御部は一定時間電流検出部の入力を無効にするよう動作
    する請求項7記載の端末網制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100497915B1 (ko) * 2000-04-28 2005-06-29 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 회선 인터페이스 회로 및 그를 이용하는 정보 통신 장치
KR100671713B1 (ko) * 2006-06-14 2007-01-19 박종무 디엠-302연동장치

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