JPH09200030A - レベル変換回路および半導体集積回路 - Google Patents
レベル変換回路および半導体集積回路Info
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- JPH09200030A JPH09200030A JP8005037A JP503796A JPH09200030A JP H09200030 A JPH09200030 A JP H09200030A JP 8005037 A JP8005037 A JP 8005037A JP 503796 A JP503796 A JP 503796A JP H09200030 A JPH09200030 A JP H09200030A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 GTLレベルの入力信号を内部のCMOS論
理回路に適したCMOSレベルの信号に変換するレベル
変換機能を有する入力バッファ回路の高速化を図る。 【解決手段】 GTLレベルのような小振幅の信号をC
MOS差動回路で受けてバイポーラ差動増幅回路でEC
Lレベルの信号に変換し、このバイポーラ差動増幅回路
でMOSFET回路を駆動してCMOSレベルの信号に
変換し、内部回路に伝える入力バッファ回路において、
バイポーラ差動増幅回路の出力用エミッタフォロワ型ト
ランジスタに、入力インピーダンスの高いゲート入力型
MOSFETの代わりに、ゲートが定電圧でバイアスさ
れた入力インピーダンスの低いソース入力型MOSFE
Tからなるソース入力回路を接続するようにした。
理回路に適したCMOSレベルの信号に変換するレベル
変換機能を有する入力バッファ回路の高速化を図る。 【解決手段】 GTLレベルのような小振幅の信号をC
MOS差動回路で受けてバイポーラ差動増幅回路でEC
Lレベルの信号に変換し、このバイポーラ差動増幅回路
でMOSFET回路を駆動してCMOSレベルの信号に
変換し、内部回路に伝える入力バッファ回路において、
バイポーラ差動増幅回路の出力用エミッタフォロワ型ト
ランジスタに、入力インピーダンスの高いゲート入力型
MOSFETの代わりに、ゲートが定電圧でバイアスさ
れた入力インピーダンスの低いソース入力型MOSFE
Tからなるソース入力回路を接続するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路技
術さらには信号のレベル変換回路に適用して有効な技術
に関し、例えば、GTLレベル(ガンニング・トランシ
ーバ・ロジック・レベル:Gunning transceiver logic
level)のような小振幅の信号をCMOSレベルのよう
な大振幅の信号に変換して内部論理回路に伝える入力バ
ッファ回路に利用して有効な技術に関する。
術さらには信号のレベル変換回路に適用して有効な技術
に関し、例えば、GTLレベル(ガンニング・トランシ
ーバ・ロジック・レベル:Gunning transceiver logic
level)のような小振幅の信号をCMOSレベルのよう
な大振幅の信号に変換して内部論理回路に伝える入力バ
ッファ回路に利用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置間で信号を伝送する
方式として、振幅約0.8V(ハイレベルが1.2Vで、ロー
レベルが0.4V)の信号を送受信するGTL(ガンニン
グ・トランシーバ・ロジック)と呼ばれるインタフェー
ス方式が提案されている(日経エレクトロニクス,19
92年6月8日号,第133頁〜第141頁参照)。
方式として、振幅約0.8V(ハイレベルが1.2Vで、ロー
レベルが0.4V)の信号を送受信するGTL(ガンニン
グ・トランシーバ・ロジック)と呼ばれるインタフェー
ス方式が提案されている(日経エレクトロニクス,19
92年6月8日号,第133頁〜第141頁参照)。
【0003】本発明者等は、上記のようなGTLレベル
の信号を入力信号とし、3.3Vのような電源電圧で動作
するCMOS集積回路において、GTLレベルの入力信
号を内部CMOS回路に適した0〜3.3VのようなCMO
Sレベルの信号に変換するレベル変換機能を有する入力
バッファ回路として図4に示すような回路について検討
した。
の信号を入力信号とし、3.3Vのような電源電圧で動作
するCMOS集積回路において、GTLレベルの入力信
号を内部CMOS回路に適した0〜3.3VのようなCMO
Sレベルの信号に変換するレベル変換機能を有する入力
バッファ回路として図4に示すような回路について検討
した。
【0004】図4の回路は、GTLレベルの信号をCM
OS差動回路11で受けてバイポーラ差動増幅回路12
でECLレベルの信号に変換し、このバイポーラ差動増
幅回路でゲート入力のMOSソースフォロワ回路13を
駆動してCMOSレベルの信号に変換し、CMOSイン
バータ16を介して内部のCMOS論理回路に伝えると
いうものである。
OS差動回路11で受けてバイポーラ差動増幅回路12
でECLレベルの信号に変換し、このバイポーラ差動増
幅回路でゲート入力のMOSソースフォロワ回路13を
駆動してCMOSレベルの信号に変換し、CMOSイン
バータ16を介して内部のCMOS論理回路に伝えると
いうものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図4に示されている回
路は、バイポーラ差動増幅回路11とゲート入力のMO
Sソースフォロワ回路13との間にバイポーラ差動増幅
回路12を介在されたことによりこれを設けない場合よ
りも全体の遅延時間を小さくすることができる。しかし
ながら、図4の回路においては、バイポーラ差動増幅回
路12で次段の回路のMOSFET Q11’,Q1
2’のゲートを駆動するようにしているため、遅延時間
が大きくなっていることが明らかになった。しかも、図
4の回路形式においては、高速化のため最終段のMOS
ソースフォロワ回路13のゲート入力型MOSFETQ
11’やQ12’に流れる電流を増加させるべくそのサ
イズ(ゲート幅W)を大きくするとゲート容量が増加
し、前段のバイポーラ差動増幅回路12の負荷が増大し
てしまい、高速化が充分に図れないという負具合がある
ことが明らかになった。
路は、バイポーラ差動増幅回路11とゲート入力のMO
Sソースフォロワ回路13との間にバイポーラ差動増幅
回路12を介在されたことによりこれを設けない場合よ
りも全体の遅延時間を小さくすることができる。しかし
ながら、図4の回路においては、バイポーラ差動増幅回
路12で次段の回路のMOSFET Q11’,Q1
2’のゲートを駆動するようにしているため、遅延時間
が大きくなっていることが明らかになった。しかも、図
4の回路形式においては、高速化のため最終段のMOS
ソースフォロワ回路13のゲート入力型MOSFETQ
11’やQ12’に流れる電流を増加させるべくそのサ
イズ(ゲート幅W)を大きくするとゲート容量が増加
し、前段のバイポーラ差動増幅回路12の負荷が増大し
てしまい、高速化が充分に図れないという負具合がある
ことが明らかになった。
【0006】この発明の目的は、GTLレベルの入力信
号を内部のCMOS論理回路に適したCMOSレベルの
信号に変換するレベル変換機能を有する入力バッファ回
路の高速化を図ることにある。
号を内部のCMOS論理回路に適したCMOSレベルの
信号に変換するレベル変換機能を有する入力バッファ回
路の高速化を図ることにある。
【0007】この発明の前記ならびにそのほかの目的と
新規な特徴については、本明細書の記述および添附図面
から明らかになるであろう。
新規な特徴については、本明細書の記述および添附図面
から明らかになるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。
【0009】すなわち、GTLレベルのような小振幅の
信号をCMOS差動回路で受けてバイポーラ差動増幅回
路でECLレベルの信号に変換し、このバイポーラ差動
増幅回路でMOSFET回路を駆動してCMOSレベル
の信号に変換し、内部回路に伝える入力バッファ回路に
おいて、バイポーラ差動増幅回路のエミッタフォロワ型
トランジスタに、入力インピーダンスの高いゲート入力
型MOSFETの代わりに、ゲートが定電圧でバイアス
された入力インピーダンスの低いソース入力型MOSF
ETからなるソース入力回路を接続するようにしたもの
である。
信号をCMOS差動回路で受けてバイポーラ差動増幅回
路でECLレベルの信号に変換し、このバイポーラ差動
増幅回路でMOSFET回路を駆動してCMOSレベル
の信号に変換し、内部回路に伝える入力バッファ回路に
おいて、バイポーラ差動増幅回路のエミッタフォロワ型
トランジスタに、入力インピーダンスの高いゲート入力
型MOSFETの代わりに、ゲートが定電圧でバイアス
された入力インピーダンスの低いソース入力型MOSF
ETからなるソース入力回路を接続するようにしたもの
である。
【0010】上記した手段によれば、バイポーラ差動増
幅回路の負荷を小さくして回路の高速化を図ることがで
き、しかもソース入力のMOSFETのゲート制御電圧
を適当に設定してやることにより遅延時間と電流の最適
化が可能となる。
幅回路の負荷を小さくして回路の高速化を図ることがで
き、しかもソース入力のMOSFETのゲート制御電圧
を適当に設定してやることにより遅延時間と電流の最適
化が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【0012】図1は本発明をGTLレベルの入力信号を
内部のCMOS論理回路に適したCMOSレベルの信号
に変換して伝える入力バッファ回路に適用した実施例を
示す。図1において、11は外部から入力端子INに入
力されるGTLレベルの信号Vinを弁別するCMOS
差動増幅回路、12はこのCMOS差動増幅回路11で
弁別された信号をECLレベルの信号に変換するバイポ
ーラ差動増幅回路、14は上記バイポーラ差動増幅回路
12の出力トランジスタのエミッタに接続されたレベル
変換機能を有するソース入力型MOSFET回路、15
は該ソース入力型MOSFET回路14にバイアス電圧
を与える定電圧発生回路である。
内部のCMOS論理回路に適したCMOSレベルの信号
に変換して伝える入力バッファ回路に適用した実施例を
示す。図1において、11は外部から入力端子INに入
力されるGTLレベルの信号Vinを弁別するCMOS
差動増幅回路、12はこのCMOS差動増幅回路11で
弁別された信号をECLレベルの信号に変換するバイポ
ーラ差動増幅回路、14は上記バイポーラ差動増幅回路
12の出力トランジスタのエミッタに接続されたレベル
変換機能を有するソース入力型MOSFET回路、15
は該ソース入力型MOSFET回路14にバイアス電圧
を与える定電圧発生回路である。
【0013】上記CMOS差動増幅回路11は、互いに
ソースが共通接続されゲート端子にそれぞれ上記入力信
号Vinまたは参照電圧Vrefが印加されたPチャネ
ル差動MOSFET Q1,Q2と、この差動MOSF
ET Q1,Q2の共通ソースと電源電圧Vccとの間
に接続された定電流源C1と、上記差動MOSFETQ
1,Q2のドレインと接地点との間に接続された負荷M
OSFET Q3,Q4とにより構成されている。上記
参照電圧Vrefとして入力信号Vinのほぼ中間レベ
ルの0.8Vのような電位を与えることにより、振幅の小
さな入力信号であってもこれを弁別しかつ後段のバイポ
ーラ差動増幅回路12に適したレベルでかつ差動の信号
が得られるようにされている。
ソースが共通接続されゲート端子にそれぞれ上記入力信
号Vinまたは参照電圧Vrefが印加されたPチャネ
ル差動MOSFET Q1,Q2と、この差動MOSF
ET Q1,Q2の共通ソースと電源電圧Vccとの間
に接続された定電流源C1と、上記差動MOSFETQ
1,Q2のドレインと接地点との間に接続された負荷M
OSFET Q3,Q4とにより構成されている。上記
参照電圧Vrefとして入力信号Vinのほぼ中間レベ
ルの0.8Vのような電位を与えることにより、振幅の小
さな入力信号であってもこれを弁別しかつ後段のバイポ
ーラ差動増幅回路12に適したレベルでかつ差動の信号
が得られるようにされている。
【0014】上記バイポーラ差動増幅回路12は、互い
にエミッタが共通接続されベースにそれぞれ上記CMO
S差動増幅回路11の差動出力が入力されるように接続
されたバイポーラ差動トランジスタT1,T2と、この
バイポーラ差動トランジスタT1,T2の共通エミッタ
と接地点との間に接続された定電流源C2と、上記バイ
ポーラ差動トランジスタT1,T2のコレクタと電源電
圧Vccとの間にそれぞれ接続された負荷抵抗R1,R
2と、上記バイポーラ差動トランジスタT1,T2のコ
レクタにベースが接続されコレクタが電源電圧Vccに
接続されたエミッタフォロワ型トランジスタT3,T4
とにより構成されている。バイポーラ増幅回路12を介
在させることにより、これを設けない場合に比べて後段
のレベル変換回路に高速で信号を伝えることができる。
にエミッタが共通接続されベースにそれぞれ上記CMO
S差動増幅回路11の差動出力が入力されるように接続
されたバイポーラ差動トランジスタT1,T2と、この
バイポーラ差動トランジスタT1,T2の共通エミッタ
と接地点との間に接続された定電流源C2と、上記バイ
ポーラ差動トランジスタT1,T2のコレクタと電源電
圧Vccとの間にそれぞれ接続された負荷抵抗R1,R
2と、上記バイポーラ差動トランジスタT1,T2のコ
レクタにベースが接続されコレクタが電源電圧Vccに
接続されたエミッタフォロワ型トランジスタT3,T4
とにより構成されている。バイポーラ増幅回路12を介
在させることにより、これを設けない場合に比べて後段
のレベル変換回路に高速で信号を伝えることができる。
【0015】また、上記ソース入力型MOSFET回路
14は、上記エミッタフォロワ型トランジスタT3,T
4のエミッタにそれぞれソースが接続されゲートに定電
圧発生回路15からの定電圧Vaが共通に印加されたソ
ース入力型のPチャネルMOSFET Q11,Q12
と、上記ソース入力型MOSFET Q11,Q12の
ドレインと接地点との間に接続されたNチャネル負荷M
OSFET Q13,Q14とにより構成されている。
上記Nチャネル負荷MOSFET Q13は、ゲートと
ドレインが結合されたいわゆるダイオード接続のMOS
FETであり、Q13とQ14とはカレントミラー接続
されている。そして、上記MOSFETQ12のドレイ
ン電圧がCMOSインバータ16を介して内部回路にレ
ベル変換された入力信号として供給される。
14は、上記エミッタフォロワ型トランジスタT3,T
4のエミッタにそれぞれソースが接続されゲートに定電
圧発生回路15からの定電圧Vaが共通に印加されたソ
ース入力型のPチャネルMOSFET Q11,Q12
と、上記ソース入力型MOSFET Q11,Q12の
ドレインと接地点との間に接続されたNチャネル負荷M
OSFET Q13,Q14とにより構成されている。
上記Nチャネル負荷MOSFET Q13は、ゲートと
ドレインが結合されたいわゆるダイオード接続のMOS
FETであり、Q13とQ14とはカレントミラー接続
されている。そして、上記MOSFETQ12のドレイ
ン電圧がCMOSインバータ16を介して内部回路にレ
ベル変換された入力信号として供給される。
【0016】上記定電圧発生回路15は、電源電圧Vc
cと接地点との間に直列接続されたダイオード接続のM
OSFET Q21および定電流源C3と、MOSFE
TQ21のドレインにベースが接続されたバイポーラ・
トランジスタT5およびそのエミッタに接続された定電
流源C4からなるエミッタフォロワとによって構成され
ている。このようにエミッタフォロワを介してソース入
力型MOSFET回路14にバイアス電圧を与えるよう
にすることにより、バイポーラ差動回路12を構成する
トランジスタT3,T4の特性(ベース・エミッタ間電
圧Vbe等)が温度変動に伴って変化したときに、定電
圧発生回路15内のバイポーラ・トランジスタT5の特
性が同じ傾向で変化することによって発生されるバイア
ス電圧Vaに温度補償を与え、温度が変化してもソース
入力のMOSFET11,Q12に流れる電流を一定に
することができるようになっている。
cと接地点との間に直列接続されたダイオード接続のM
OSFET Q21および定電流源C3と、MOSFE
TQ21のドレインにベースが接続されたバイポーラ・
トランジスタT5およびそのエミッタに接続された定電
流源C4からなるエミッタフォロワとによって構成され
ている。このようにエミッタフォロワを介してソース入
力型MOSFET回路14にバイアス電圧を与えるよう
にすることにより、バイポーラ差動回路12を構成する
トランジスタT3,T4の特性(ベース・エミッタ間電
圧Vbe等)が温度変動に伴って変化したときに、定電
圧発生回路15内のバイポーラ・トランジスタT5の特
性が同じ傾向で変化することによって発生されるバイア
ス電圧Vaに温度補償を与え、温度が変化してもソース
入力のMOSFET11,Q12に流れる電流を一定に
することができるようになっている。
【0017】この実施例においては、レベル変換回路を
ソース入力型MOSFET回路としたことにより、図4
のようにゲート入力のMOSFETを使用した回路に比
べて前段のバイポーラ差動増幅回路12の負荷を小さく
することができ、これによって回路の高速化を図ること
ができる。図2(A)に本実施例の回路における各部の
信号の変化を、また比較のため図2(B)に図4の回路
における各部の信号の変化をそれぞれ示す。図2からも
明らかなように本実施例の入力バッファ回路の方が、図
4の回路に比べて遅延時間tpdが約2割短縮される。な
お、図2において、Va,Va’はバイポーラ差動増幅
回路12の出力電位すなわちエミッタフォロワ型トラン
ジスタT3,T4のエミッタ電圧、またVbは本実施例
におけるソース入力型MOSFET回路14の出力電位
すなわちMOSFET Q12のドレイン電圧である。
ソース入力型MOSFET回路としたことにより、図4
のようにゲート入力のMOSFETを使用した回路に比
べて前段のバイポーラ差動増幅回路12の負荷を小さく
することができ、これによって回路の高速化を図ること
ができる。図2(A)に本実施例の回路における各部の
信号の変化を、また比較のため図2(B)に図4の回路
における各部の信号の変化をそれぞれ示す。図2からも
明らかなように本実施例の入力バッファ回路の方が、図
4の回路に比べて遅延時間tpdが約2割短縮される。な
お、図2において、Va,Va’はバイポーラ差動増幅
回路12の出力電位すなわちエミッタフォロワ型トラン
ジスタT3,T4のエミッタ電圧、またVbは本実施例
におけるソース入力型MOSFET回路14の出力電位
すなわちMOSFET Q12のドレイン電圧である。
【0018】また、この実施例では、ソース入力型のM
OSFET Q11,Q12のゲート制御電圧Vgを適
当に設定してやることにより遅延時間tpdと電流Isの
最適化が可能となる。すなわち、図4の回路形式におい
ては、高速化のため最終段のMOSソースフォロワ回路
13のMOSFET Q11’,Q12’に流れる電流
を増加させるべくそのサイズ(ゲート幅W)を大きくす
るとゲート容量が増加し、前段のバイポーラ差動増幅回
路12の負荷が増大してしまい、高速化が充分に図れな
い。これに対し、本実施例の回路におけるソース入力型
のMOSFETQ11,Q12のゲート制御電圧Vgと
電流Isおよび遅延時間tpdとの関係を示すと図3のよ
うになる。図3より、ゲート制御電圧Vgが低いほど遅
延時間tpdが小さく、しかもゲート制御電圧Vgが1V
以下では遅延時間tpdが一定になる。また、電流Isは
ゲート制御電圧Vgが高くなるほど小さくなることが分
かる。従って、ゲート制御電圧Vgを0.5〜1.0V
に設定すれば遅延時間tpdと電流Isの最適化を図るこ
とができる。
OSFET Q11,Q12のゲート制御電圧Vgを適
当に設定してやることにより遅延時間tpdと電流Isの
最適化が可能となる。すなわち、図4の回路形式におい
ては、高速化のため最終段のMOSソースフォロワ回路
13のMOSFET Q11’,Q12’に流れる電流
を増加させるべくそのサイズ(ゲート幅W)を大きくす
るとゲート容量が増加し、前段のバイポーラ差動増幅回
路12の負荷が増大してしまい、高速化が充分に図れな
い。これに対し、本実施例の回路におけるソース入力型
のMOSFETQ11,Q12のゲート制御電圧Vgと
電流Isおよび遅延時間tpdとの関係を示すと図3のよ
うになる。図3より、ゲート制御電圧Vgが低いほど遅
延時間tpdが小さく、しかもゲート制御電圧Vgが1V
以下では遅延時間tpdが一定になる。また、電流Isは
ゲート制御電圧Vgが高くなるほど小さくなることが分
かる。従って、ゲート制御電圧Vgを0.5〜1.0V
に設定すれば遅延時間tpdと電流Isの最適化を図るこ
とができる。
【0019】以上説明したように、上記実施例は、GT
Lレベルのような小振幅の信号をCMOS差動回路で受
けてバイポーラ差動増幅回路でECLレベルの信号に変
換し、このバイポーラ差動増幅回路でMOSFET回路
を駆動してCMOSレベルの信号に変換し、内部回路に
伝える入力バッファ回路において、バイポーラ差動増幅
回路のエミッタフォロワ型トランジスタに、入力インピ
ーダンスの高いゲート入力型MOSFETの代わりに、
ゲートが定電圧でバイアスされた入力インピーダンスの
低いソース入力型MOSFETからなるソース入力回路
を接続するようにしたので、バイポーラ差動増幅回路の
負荷を小さくして回路の高速化を図ることができるとと
もに、ソース入力のMOSFETのゲート制御電圧を適
当に設定してやることにより遅延時間と電流の最適化を
図ることができるという効果がある。
Lレベルのような小振幅の信号をCMOS差動回路で受
けてバイポーラ差動増幅回路でECLレベルの信号に変
換し、このバイポーラ差動増幅回路でMOSFET回路
を駆動してCMOSレベルの信号に変換し、内部回路に
伝える入力バッファ回路において、バイポーラ差動増幅
回路のエミッタフォロワ型トランジスタに、入力インピ
ーダンスの高いゲート入力型MOSFETの代わりに、
ゲートが定電圧でバイアスされた入力インピーダンスの
低いソース入力型MOSFETからなるソース入力回路
を接続するようにしたので、バイポーラ差動増幅回路の
負荷を小さくして回路の高速化を図ることができるとと
もに、ソース入力のMOSFETのゲート制御電圧を適
当に設定してやることにより遅延時間と電流の最適化を
図ることができるという効果がある。
【0020】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上
記実施例では、温度補償をするため低電圧発生回路15
として出力段にバイポーラ・エミッタフォロワ型トラン
ジスタT11を用いたものを使用したが、同一の半導体
チップ上に形成される他の回路を構成する素子と同一の
素子を用いたものであればどのような構成の定電圧発生
回路を用いても良い。また、前段MOSFET Q21
のドレイン電圧をそのままゲート制御電圧Vgとしてソ
ース入力型MOSFET回路14に供給するようなこと
も可能である。さらに、上記ゲート制御電圧Vgは半導
体チップの外部から与えるように構成することも可能で
ある。
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上
記実施例では、温度補償をするため低電圧発生回路15
として出力段にバイポーラ・エミッタフォロワ型トラン
ジスタT11を用いたものを使用したが、同一の半導体
チップ上に形成される他の回路を構成する素子と同一の
素子を用いたものであればどのような構成の定電圧発生
回路を用いても良い。また、前段MOSFET Q21
のドレイン電圧をそのままゲート制御電圧Vgとしてソ
ース入力型MOSFET回路14に供給するようなこと
も可能である。さらに、上記ゲート制御電圧Vgは半導
体チップの外部から与えるように構成することも可能で
ある。
【0021】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるGTL
レベルの入力信号をCMOSレベルの信号に変換して内
部回路に伝える入力バッファ回路に適用した場合につい
て説明したが、この発明はそれに限定されるものでなく
GTLレベル以外の小振幅の信号を変換するレベル変換
回路一般に利用することができる。
なされた発明をその背景となった利用分野であるGTL
レベルの入力信号をCMOSレベルの信号に変換して内
部回路に伝える入力バッファ回路に適用した場合につい
て説明したが、この発明はそれに限定されるものでなく
GTLレベル以外の小振幅の信号を変換するレベル変換
回路一般に利用することができる。
【0022】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。
【0023】すなわち、例えばGTLレベルのような小
振幅信号をCMOSレベルのようなこれよりも振幅の大
きな信号に変換するレベル変換回路およびこれを使用し
た入力バッファ回路の高速化を図ることができる。
振幅信号をCMOSレベルのようなこれよりも振幅の大
きな信号に変換するレベル変換回路およびこれを使用し
た入力バッファ回路の高速化を図ることができる。
【図1】本発明をGTLレベルの入力信号をCMOSレ
ベルの信号に変換して伝える入力バッファ回路に適用し
た一実施例を示す回路図である。
ベルの信号に変換して伝える入力バッファ回路に適用し
た一実施例を示す回路図である。
【図2】図2(A)は図1の入力バッファ回路における
各部の信号波形を示す波形図、図2(B)は図4の回路
における各部の信号波形を示す波形図である。
各部の信号波形を示す波形図、図2(B)は図4の回路
における各部の信号波形を示す波形図である。
【図3】図1の入力バッファ回路におけるソース入力型
MOSFET回路に供給されるゲート制御電圧Vgと遅
延時間tpd、電流Isとの関係を示す特性図である。
MOSFET回路に供給されるゲート制御電圧Vgと遅
延時間tpd、電流Isとの関係を示す特性図である。
【図4】本発明に先立って検討した入力バッファ回路の
一例を示す回路図である。
一例を示す回路図である。
11 CMOS差動増幅回路 12 バイポーラ差動増幅回路 14 ソース入力型MOSFET回路(ソース入力回
路) 15 定電圧発生回路 Q11,Q12 ソース入力型MOSFET Q11’,Q12’ ゲート入力型MOSFET
路) 15 定電圧発生回路 Q11,Q12 ソース入力型MOSFET Q11’,Q12’ ゲート入力型MOSFET
Claims (4)
- 【請求項1】 CMOS差動増幅回路と、該CMOS差
動増幅回路に接続されたバイポーラ差動増幅回路と、該
バイポーラ差動増幅回路の一対の出力用エミッタフォロ
ワ型トランジスタのエミッタにソースが接続されゲート
に定電圧が印加された一対のソース入力のMOSFET
および該ソース入力のMOSFETの各ドレインにそれ
ぞれ接続された抵抗性負荷とからなるソース入力型回路
とにより構成されてなることを特徴とするレベル変換回
路。 - 【請求項2】 上記ソース入力型回路を構成する抵抗性
負荷は、ダイオード接続されたMOSFETと、該MO
SFETとカレントミラー接続されたMOSFETとに
より構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
レベル変換回路。 - 【請求項3】 上記ソース入力のMOSFETのゲート
に供給される定電圧を発生する定電圧発生回路を備え、
該定電圧発生回路はその出力段にエミッタフォロワ型ト
ランジスタを有していることを特徴とする請求項1また
は2に記載のレベル変換回路。 - 【請求項4】 外部から入力されるGTLレベルの信号
を弁別するCMOS差動増幅回路と、該CMOS差動増
幅回路に接続されたバイポーラ差動増幅回路と、該バイ
ポーラ差動増幅回路の一対の出力用エミッタフォロワ型
トランジスタのエミッタにソースが接続されゲートに定
電圧が印加された一対のソース入力のMOSFETおよ
び該ソース入力のMOSFETの各ドレインにそれぞれ
接続された抵抗性負荷とからなりソース入力型回路とに
よって構成され、上記GTLレベルの入力信号をCMO
Sレベルの信号に変換して内部回路に伝達可能にされて
なる入力バッファ回路を備えたことを特徴とする半導体
集積回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8005037A JPH09200030A (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | レベル変換回路および半導体集積回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8005037A JPH09200030A (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | レベル変換回路および半導体集積回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09200030A true JPH09200030A (ja) | 1997-07-31 |
Family
ID=11600262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8005037A Pending JPH09200030A (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | レベル変換回路および半導体集積回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09200030A (ja) |
-
1996
- 1996-01-16 JP JP8005037A patent/JPH09200030A/ja active Pending
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