JPH09199973A - 弾性表面波変換器 - Google Patents
弾性表面波変換器Info
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- JPH09199973A JPH09199973A JP3703196A JP3703196A JPH09199973A JP H09199973 A JPH09199973 A JP H09199973A JP 3703196 A JP3703196 A JP 3703196A JP 3703196 A JP3703196 A JP 3703196A JP H09199973 A JPH09199973 A JP H09199973A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】電極間に開放型の浮き電極をもつ分散型の一方
向性すだれ状電極弾性表面波変換器を得る方法とその方
法を用いた電子装置を得る。 【解決手段】圧電体基板1上に作製された分散型のすだ
れ状電極において、ほぼλ/12の正電極7,9、及び
負電極10,12の間にほぼλ/12の開放型の浮き電
極8,11を配置した構成、及び電極幅がほぼλ/6或
いは僅かにそれより狭い電極幅のすだれ状電極の正電極
の間、及び負電極の間に電極幅がほぼλ/6の開放型の
浮き電極を配置することにより、アップ方向に一方向を
もつ分散型のすだれ状電極弾性表面波変換器25が本特
許の主構成である。また、この変換器の作製法として、
ほぼλ/6の電極幅の場合、レジストの影を用いてこの
電極を作製する。
向性すだれ状電極弾性表面波変換器を得る方法とその方
法を用いた電子装置を得る。 【解決手段】圧電体基板1上に作製された分散型のすだ
れ状電極において、ほぼλ/12の正電極7,9、及び
負電極10,12の間にほぼλ/12の開放型の浮き電
極8,11を配置した構成、及び電極幅がほぼλ/6或
いは僅かにそれより狭い電極幅のすだれ状電極の正電極
の間、及び負電極の間に電極幅がほぼλ/6の開放型の
浮き電極を配置することにより、アップ方向に一方向を
もつ分散型のすだれ状電極弾性表面波変換器25が本特
許の主構成である。また、この変換器の作製法として、
ほぼλ/6の電極幅の場合、レジストの影を用いてこの
電極を作製する。
Description
【産業上の利用分野】本発明は周期の異なる分散型のす
だれ状電極において、アップ方向及びダウン方向に一方
向性をもつ弾性表面波変換器及びこの変換器を用いた電
子装置に関する。
だれ状電極において、アップ方向及びダウン方向に一方
向性をもつ弾性表面波変換器及びこの変換器を用いた電
子装置に関する。
【従来技術】伝搬方向に周期の異なる分散型の弾性表面
波変換器として、伝搬方向にその周期が短くなるダウン
型の分散型変換器が電極幅がほぼλ/4の正負からなる
場合、ダウン方向に一方向性変換器となることが山之内
らにより、電子情報通信学会論文誌(Vol.J76−
A NO.2、1993年2月、pp.253−25
9)で発表されている。また、伝搬方向にその周期が長
くなるアップ型の分散型変換器でも、アップ方向に一方
向性特性をもつ弾性表面波変換器が得られている。しか
し、いずれもその方向性が小さいのが難点である。周波
数に対して、遅延時間が一定のデバイスであるコンボル
バなどでは、分散型の変換器を用いる場合、ダウン方向
とアッブ方向の変換器を組み合わせて用いる必要がある
が、いぞれの変換器も小さな一方向性しか得られず、効
率の良好なコンボルバが得られていないの現状である。
波変換器として、伝搬方向にその周期が短くなるダウン
型の分散型変換器が電極幅がほぼλ/4の正負からなる
場合、ダウン方向に一方向性変換器となることが山之内
らにより、電子情報通信学会論文誌(Vol.J76−
A NO.2、1993年2月、pp.253−25
9)で発表されている。また、伝搬方向にその周期が長
くなるアップ型の分散型変換器でも、アップ方向に一方
向性特性をもつ弾性表面波変換器が得られている。しか
し、いずれもその方向性が小さいのが難点である。周波
数に対して、遅延時間が一定のデバイスであるコンボル
バなどでは、分散型の変換器を用いる場合、ダウン方向
とアッブ方向の変換器を組み合わせて用いる必要がある
が、いぞれの変換器も小さな一方向性しか得られず、効
率の良好なコンボルバが得られていないの現状である。
【発明が解決しようとする課題】本方法は分散型弾性表
面波変換器において、アップ方向及びダウン方向に大き
な一方向性特性を示す弾性表面波変換器に関するもので
ある。また、特に浮き電極を用いることにより大きな一
方向性変換器を得る方法に関する。
面波変換器において、アップ方向及びダウン方向に大き
な一方向性特性を示す弾性表面波変換器に関するもので
ある。また、特に浮き電極を用いることにより大きな一
方向性変換器を得る方法に関する。
【課題を解決するための手段】本発明は上述したごとき
従来の欠陥を除去すべくなされたものであって、電極幅
及び電極間距離を考慮すると共に、電極間に浮き電極を
配置することにより、ダウン方向に大きな一方向性を得
ると共に、アップ方向にも大きな一方向性をもつ弾性表
面波変換器が得られることを示している。
従来の欠陥を除去すべくなされたものであって、電極幅
及び電極間距離を考慮すると共に、電極間に浮き電極を
配置することにより、ダウン方向に大きな一方向性を得
ると共に、アップ方向にも大きな一方向性をもつ弾性表
面波変換器が得られることを示している。
【実施例1】図1のように、圧電性基板1或いは圧電性
薄膜をもつ基板1上に作製されたすだれ状電極24(イ
ンタデジタル電極)において、基本波の動作周波数に対
応する弾性表面波の波長をλとして、電極の幅がλ/1
2からなる電極において、正電極3と正電極4との中心
間距離がλ/3、次に正電極4と負電極5の中心間距離
がλ/6、次に負電極5と負電極6との中心間距離がλ
/3、次に負電極6と正電極3の中心間距離がλ/6で
あり、しかもこれらの電極を繰り返す構造であり、しか
もその周期長λが伝搬方向に短くなるダウン型の分散型
すだれ状電極或いはその周期長λが伝搬方向に長くなる
アップ型の分散型すだれ状電極であって、その電極幅及
び電極の中心間距離が、上記の値の±80%からなる分
散型弾性表面波変換器及びそれを用いた電子装置が実例
の1である。
薄膜をもつ基板1上に作製されたすだれ状電極24(イ
ンタデジタル電極)において、基本波の動作周波数に対
応する弾性表面波の波長をλとして、電極の幅がλ/1
2からなる電極において、正電極3と正電極4との中心
間距離がλ/3、次に正電極4と負電極5の中心間距離
がλ/6、次に負電極5と負電極6との中心間距離がλ
/3、次に負電極6と正電極3の中心間距離がλ/6で
あり、しかもこれらの電極を繰り返す構造であり、しか
もその周期長λが伝搬方向に短くなるダウン型の分散型
すだれ状電極或いはその周期長λが伝搬方向に長くなる
アップ型の分散型すだれ状電極であって、その電極幅及
び電極の中心間距離が、上記の値の±80%からなる分
散型弾性表面波変換器及びそれを用いた電子装置が実例
の1である。
【実施例2】図2にように、圧電性基板1或いは圧電性
薄膜をもつ基板1上に作製されたすだれ状電極25(イ
ンタデジタル電極)において、基本波の動作周波数に対
応する弾性表面波の波長をλとして、電極幅がλ/12
からなる電極において、正電極7と正負いずれの電極に
も接続されていない浮き電極8との中心間距離がλ/
6、次に浮き電極8と正電極9との中心間距離がλ/
6、次に正電極9と負電極10との中心間距離がλ/
6、負電極10と浮き電極11との中心間距離がλ/
6、浮き電極11と負電極12との中心間距離がλ/
6、次に負電極12と正電極7との中心間距離がλ/6
であり、しかもこれらの電極を繰り返す構造であり、し
かもその周期長λが伝搬方向に短くなるダウン型の分散
型すだれ状電極或いはその周期長λが伝搬方向に長くな
るアップ型の分散型すだれ状電極弾性表面波変換器であ
って、その電極幅及び電極の中心間距離が、上記の値の
±80%からなる分散型弾性表面波変換器及びそれを用
いた電子装置が実施例の2である。
薄膜をもつ基板1上に作製されたすだれ状電極25(イ
ンタデジタル電極)において、基本波の動作周波数に対
応する弾性表面波の波長をλとして、電極幅がλ/12
からなる電極において、正電極7と正負いずれの電極に
も接続されていない浮き電極8との中心間距離がλ/
6、次に浮き電極8と正電極9との中心間距離がλ/
6、次に正電極9と負電極10との中心間距離がλ/
6、負電極10と浮き電極11との中心間距離がλ/
6、浮き電極11と負電極12との中心間距離がλ/
6、次に負電極12と正電極7との中心間距離がλ/6
であり、しかもこれらの電極を繰り返す構造であり、し
かもその周期長λが伝搬方向に短くなるダウン型の分散
型すだれ状電極或いはその周期長λが伝搬方向に長くな
るアップ型の分散型すだれ状電極弾性表面波変換器であ
って、その電極幅及び電極の中心間距離が、上記の値の
±80%からなる分散型弾性表面波変換器及びそれを用
いた電子装置が実施例の2である。
【実施例3】圧電性基板1或いは圧電性薄膜をもつ基板
1上に作製されたすだれ状電極26(インタデジタル電
極)において、基本波の動作周波数に対応する弾性表面
波の波長をλとして、電極の幅がλ/6より僅かに狭い
電極幅からなる電極において、正電極13といずれの電
極にも接続されていない浮き電極15との中心間距離が
λ/6、次にに浮き電極14と正電極15との中心間距
離がλ/6、次に正電極15と負電極16の中心間距離
がλ/6、次に負電極16と浮き電極17との中心間距
離がλ/6、次に浮き電極17と負電極18との中心間
距離がλ/6、次に負電極18と正電極13との中心間
距離がλ/6であり、しかもこれらの電極を繰り返す構
造であり、しかもその周期長λが伝搬方向に短くなるダ
ウン型の分散型すだれ状電極或いはその周期長λが伝搬
方向に長くなるアップ型の分散型すだれ状電極からなる
弾性表面波変換器であって、その電極幅及び電極の中心
間距離が、上記の値の±80%からなる分散型弾性表面
波変換器及びそれを用いた電子装置が実施例の3であ
る。
1上に作製されたすだれ状電極26(インタデジタル電
極)において、基本波の動作周波数に対応する弾性表面
波の波長をλとして、電極の幅がλ/6より僅かに狭い
電極幅からなる電極において、正電極13といずれの電
極にも接続されていない浮き電極15との中心間距離が
λ/6、次にに浮き電極14と正電極15との中心間距
離がλ/6、次に正電極15と負電極16の中心間距離
がλ/6、次に負電極16と浮き電極17との中心間距
離がλ/6、次に浮き電極17と負電極18との中心間
距離がλ/6、次に負電極18と正電極13との中心間
距離がλ/6であり、しかもこれらの電極を繰り返す構
造であり、しかもその周期長λが伝搬方向に短くなるダ
ウン型の分散型すだれ状電極或いはその周期長λが伝搬
方向に長くなるアップ型の分散型すだれ状電極からなる
弾性表面波変換器であって、その電極幅及び電極の中心
間距離が、上記の値の±80%からなる分散型弾性表面
波変換器及びそれを用いた電子装置が実施例の3であ
る。
【実施例4】実施例3において、浮き電極14と浮き電
極17をエッチングなどにより取り除いた構造の弾性表
面波変換器であって、その電極幅及び電極の中心間距離
が、上記の値の±80%からなる分散型弾性表面波変換
器及びそれを用いた電子装置が実施例の4である。
極17をエッチングなどにより取り除いた構造の弾性表
面波変換器であって、その電極幅及び電極の中心間距離
が、上記の値の±80%からなる分散型弾性表面波変換
器及びそれを用いた電子装置が実施例の4である。
【実施例5】圧電性基板1或いは圧電性薄膜をもつ基板
1上に作製されたすだれ状電極(インタデジタル電極)
において、基本波の動作周波数に対応する弾性表面波の
波長をλとして、電極の幅がλ/8からなる電極におい
て、正電極といずれの電極にも接続されていない浮き電
極との中心間距離がλ/4、次に浮き電極と負電極との
中心間距離がλ/4、次に負電極と浮き電極の中心間距
離がλ/4、次に浮き電極と正電極との中心間距離がλ
/4であり、しかもこれらの電極を繰り返す構造であ
り、しかもその周期長λが伝搬方向に短くなるダウン型
の分散型すだれ状電極或いはその周期長λが伝搬方向に
長くなるアップ型の分散型すだれ状電極からなる弾性表
面波変換器であって、その電極幅及び電極の中心間距離
が、上記の値の±80%からなる分散型弾性表面波変換
器及びそれを用いた電子装置が実施例の5である。
1上に作製されたすだれ状電極(インタデジタル電極)
において、基本波の動作周波数に対応する弾性表面波の
波長をλとして、電極の幅がλ/8からなる電極におい
て、正電極といずれの電極にも接続されていない浮き電
極との中心間距離がλ/4、次に浮き電極と負電極との
中心間距離がλ/4、次に負電極と浮き電極の中心間距
離がλ/4、次に浮き電極と正電極との中心間距離がλ
/4であり、しかもこれらの電極を繰り返す構造であ
り、しかもその周期長λが伝搬方向に短くなるダウン型
の分散型すだれ状電極或いはその周期長λが伝搬方向に
長くなるアップ型の分散型すだれ状電極からなる弾性表
面波変換器であって、その電極幅及び電極の中心間距離
が、上記の値の±80%からなる分散型弾性表面波変換
器及びそれを用いた電子装置が実施例の5である。
【実施例6】図4のように、圧電性基板1或いは圧電性
薄膜をもつ基板1上に作製されたすだれ状電極27(イ
ンタデジタル電極)において、基本波の動作周波数に対
応する弾性表面波の波長をλとして、電極の幅がλ/4
より僅かに狭い電極幅からなる電極において、正電極1
9といずれの電極にも接続されていない浮き電極20と
の中心間距離がλ/4、次に浮き電極20と負電極21
との中心間距離がλ/4、次に負電極21と浮き電極2
2の中心間距離がλ/4、次に浮き電極22と正電極1
9との中心間距離がλ/4であり、しかもこれらの電極
を繰り返す構造であり、しかもその周期長λが伝搬方向
に短くなるダウン型の分散型すだれ状電極或いはその周
期長λが伝搬方向に長くなるアップ型の分散型すだれ状
電極からなる弾性表面波変換器であって、その電極幅及
び電極の中心間距離が、上記の値の±80%からなる分
散型弾性表面波変換器及びそれを用いた電子装置が実施
例の5である。
薄膜をもつ基板1上に作製されたすだれ状電極27(イ
ンタデジタル電極)において、基本波の動作周波数に対
応する弾性表面波の波長をλとして、電極の幅がλ/4
より僅かに狭い電極幅からなる電極において、正電極1
9といずれの電極にも接続されていない浮き電極20と
の中心間距離がλ/4、次に浮き電極20と負電極21
との中心間距離がλ/4、次に負電極21と浮き電極2
2の中心間距離がλ/4、次に浮き電極22と正電極1
9との中心間距離がλ/4であり、しかもこれらの電極
を繰り返す構造であり、しかもその周期長λが伝搬方向
に短くなるダウン型の分散型すだれ状電極或いはその周
期長λが伝搬方向に長くなるアップ型の分散型すだれ状
電極からなる弾性表面波変換器であって、その電極幅及
び電極の中心間距離が、上記の値の±80%からなる分
散型弾性表面波変換器及びそれを用いた電子装置が実施
例の5である。
【実施例7】実施例の第3項第4項第6項において、電
極間の幅の狭い電極の作製法として、レジストに被われ
た電極表面の端部の被われていない部分を陽極酸化によ
り誘電体膜にすることにより電極間を分離する方法及び
斜め蒸着法により、レジストの影を用いて、ミアンダー
ライン構造の電極の一部が蒸着されない方法、或いはレ
ジストの影を用いてその部分以外にエッチングされにく
い膜を蒸着し、その後にエッチングにより蒸着されなか
ったミアンダーライン構造の電極の一部を切断する方法
により、電極を作製する方法を用いた弾性表面波変換器
及びそれを用いた電子装置が実施例の6である。
極間の幅の狭い電極の作製法として、レジストに被われ
た電極表面の端部の被われていない部分を陽極酸化によ
り誘電体膜にすることにより電極間を分離する方法及び
斜め蒸着法により、レジストの影を用いて、ミアンダー
ライン構造の電極の一部が蒸着されない方法、或いはレ
ジストの影を用いてその部分以外にエッチングされにく
い膜を蒸着し、その後にエッチングにより蒸着されなか
ったミアンダーライン構造の電極の一部を切断する方法
により、電極を作製する方法を用いた弾性表面波変換器
及びそれを用いた電子装置が実施例の6である。
【実施例8】実施例の第1から第7項において、電極膜
厚が異なる構造或いは電極の材料が一部異なる構造から
なる弾性表面波変換器及びそれを用いた電子装置が実施
例の7である。
厚が異なる構造或いは電極の材料が一部異なる構造から
なる弾性表面波変換器及びそれを用いた電子装置が実施
例の7である。
【実施例9】上記の実施例において、基本波の波長をλ
に対応する基本周波数をω0として、ω0の整数倍で動
作する弾性表面波及びこれを用いた電子装置が実施例の
8である。図5は実施例2の分散型アップ方向一方向性
変換器の等価回路による計算結果である。点線がアップ
方向であり、約10dBの大きな方向性がアップ方向に
得られている。また、図3は、実施例2の分散型アップ
方向一方向性変換器の等価回路による計算結果である。
この場合も点線がアップ方向であり、約10dBの大き
な方向性がアップ方向に得られている。この変換器の正
負電極の極性が逆になった場合も本特許に含まれる。
に対応する基本周波数をω0として、ω0の整数倍で動
作する弾性表面波及びこれを用いた電子装置が実施例の
8である。図5は実施例2の分散型アップ方向一方向性
変換器の等価回路による計算結果である。点線がアップ
方向であり、約10dBの大きな方向性がアップ方向に
得られている。また、図3は、実施例2の分散型アップ
方向一方向性変換器の等価回路による計算結果である。
この場合も点線がアップ方向であり、約10dBの大き
な方向性がアップ方向に得られている。この変換器の正
負電極の極性が逆になった場合も本特許に含まれる。
【発明の効果】本発明の方法の変換器を用いることによ
り、広い帯域幅をもつ分散特性の無いフィルタ、及びこ
の変換器を用いることにより高効率の弾性表面波コンボ
ルバ、及び広帯域の一方向性変換器を得ることができ
る。
り、広い帯域幅をもつ分散特性の無いフィルタ、及びこ
の変換器を用いることにより高効率の弾性表面波コンボ
ルバ、及び広帯域の一方向性変換器を得ることができ
る。
【図1】アップ方向に一方向性を持つ分散型弾性表面波
変換器の構造を示す図である。
変換器の構造を示す図である。
【図2】アップ方向に一方向性を持つ分散型弾性表面波
変換器の構造を示す図である。
変換器の構造を示す図である。
【図3】アップ方向に一方向性を持つ分散型弾性表面波
変換器の構造を示す図である。
変換器の構造を示す図である。
【図4】ダウン方向に一方向性を持つ分散型弾性表面波
変換器の構造を示す図である。
変換器の構造を示す図である。
【図5】図2の弾性表面波変換器の計算結果を示す図で
ある。
ある。
【図6】図3の弾性表面波変換器の計算結果を示す図で
ある。
ある。
1…基板、2…取り出し電極、3…正電極、4…正電
極、5…負電極、6…負電極、7…正電極、8…開放型
の浮き電極、9…正電極、10…負電極、11…開放型
の浮き電極、12…負電極、13…正電極、14…開放
型の浮き電極、15…正電極、16…負電極、17…開
放型の浮き電極、18…負電極、19…正電極、20…
開放型の浮き電極、21…負電極、22…開放型の浮き
電極、24…分散型すだれ状電極、25…分散型すだれ
状電極、26…分散型すだれ状電極、27…分散型すだ
れ状電極。
極、5…負電極、6…負電極、7…正電極、8…開放型
の浮き電極、9…正電極、10…負電極、11…開放型
の浮き電極、12…負電極、13…正電極、14…開放
型の浮き電極、15…正電極、16…負電極、17…開
放型の浮き電極、18…負電極、19…正電極、20…
開放型の浮き電極、21…負電極、22…開放型の浮き
電極、24…分散型すだれ状電極、25…分散型すだれ
状電極、26…分散型すだれ状電極、27…分散型すだ
れ状電極。
Claims (9)
- 【請求項1】圧電性基板1或いは圧電性薄膜をもつ基板
1上に作製されたすだれ状電極24(インタデジタル電
極)において、基本波の動作周波数に対応する弾性表面
波の波長をλとして、電極の幅がλ/12からなる電極
において、正電極3と正電極4との中心間距離がλ/
3、次に正電極4と負電極5の中心間距離がλ/6、次
に負電極5と負電極6との中心間距離がλ/3、次に負
電極6と正電極3の中心間距離がλ/6であり、しかも
これらの電極を繰り返す構造であり、しかもその周期長
λが伝搬方向に短くなるダウン型の分散型すだれ状電極
或いはその周期長λが伝搬方向に長くなるアップ型の分
散型すだれ状電極であって、その電極幅及び電極の中心
間距離が、上記の値の±80%からなる分散型弾性表面
波変換器及びそれを用いた電子装置。 - 【請求項2】圧電性基板l或いは圧電性薄膜をもつ基板
1上に作製されたすだれ状電極25(インタデジタル電
極)において、基本波の動作周波数に対応する弾性表面
波の波長をλとして、電極幅がλ/12からなる電極に
おいて、正電極7と正負いずれの電極にも接続されてい
ない浮き電極8との中心間距離がλ/6、次に浮き電極
8と正電極9との中心間距離がλ/6、次に正電極9と
負電極10との中心間距離がλ/6、負電極10と浮き
電極11との中心間距離がλ/6、浮き電極11と負電
極12との中心間距離がλ/6、次に負電極12と正電
極7との中心間距離がλ/6であり、しかもこれらの電
極を繰り返す構造であり、しかもその周期長λが伝搬方
向に短くなるダウン型の分散型すだれ状電極或いはその
周期長λが伝搬方向に長くなるアップ型の分散型すだれ
状電極弾性表面波変換器であって、その電極幅及び電極
の中心間距離が、上記の値の±80%からなる分散型弾
性表面波変換器及びそれを用いた電子装置。 - 【請求項3】圧電性基板1或いは圧電性薄膜をもつ基板
1上に作製されたすだれ状電極26(インタデジタル電
極)において、基本波の動作周波数に対応する弾性表面
波の波長をλとして、電極の幅がλ/6より僅かに狭い
電極幅からなる電極において、正電極13といずれの電
極にも接続されていない浮き電極15との中心間距離が
λ/6、次にに浮き電極14と正電極15との中心間距
離がλ/6、次に正電極15と負電極16の中心間距離
がλ/6、次に負電極16と浮き電極17との中心間距
離がλ/6、次に浮き電極17と負電極18との中心間
距離がλ/6、次に負電極18と正電極13との中心間
距離がλ/6であり、しかもこれらの電極を繰り返す構
造であり、しかもその周期長λが伝搬方向に短くなるダ
ウン型の分散型すだれ状電極或いはその周期長λが伝搬
方向に長くなるアップ型の分散型すだれ状電極からなる
弾性表面波変換器であって、その電極幅及び電極の中心
間距離が、上記の値の±80%からなる分散型弾性表面
波変換器及びそれを用いた電子装置。 - 【請求項4】請求項3において、浮き電極14と浮き電
極17をエッチングなどにより取り除いた構造の弾性表
面波変換器であって、その電極幅及び電極の中心間距離
が、上記の値の±80%からなる分散型弾性表面波変換
器及びそれを用いた電子装置。 - 【請求項5】圧電性基板1或いは圧電性薄膜をもつ基板
1上に作製されたすだれ状電極(インタデジタル電極)
において、基本波の動作周波数に対応する弾性表面波の
波長をλとして、電極の幅がλ/8からなる電極におい
て、正電極といずれの電極にも接続されていない浮き電
極との中心間距離がλ/4、次に浮き電極と負電極との
中心間距離がλ/4、次に負電極と浮き電極の中心間距
離がλ/4、次に浮き電極と正電極との中心間距離がλ
/4であり、しかもこれらの電極を繰り返す構造であ
り、しかもその周期長λが伝搬方向に短くなるダウン型
の分散型すだれ状電極或いはその周期長λが伝搬方向に
長くなるアップ型の分散型すだれ状電極からなる弾性表
面波変換器であって、その電極幅及び電極の中心間距離
が、上記の値の±80%からなる分散型弾性表面波変換
器及びそれを用いた電子装置。 - 【請求項6】圧電性基板1或いは圧電性薄膜をもつ基板
1上に作製されたすだれ状電極27(インタデジタル電
極)において、基本波の動作周波数に対応する弾性表面
波の波長をλとして、電極の幅がλ/4より僅かに狭い
電極幅からなる電極において、正電極19といずれの電
極にも接続されていない浮き電極20との中心間距離が
λ/4、次に浮き電極20と負電極21との中心間距離
がλ/4、次に負電極21と浮き電極22の中心間距離
がλ/4、次に浮き電極22と正電極19との中心間距
離がλ/4であり、しかもこれらの電極を繰り返す構造
であり、しかもその周期長λが伝搬方向に短くなるダウ
ン型の分散型すだれ状電極或いはその周期長λが伝搬方
向に長くなるアップ型の分散型すだれ状電極からなる弾
性表面波変換器であって、その電極幅及び電極の中心間
距離が、上記の値の±80%からなる分散型弾性表面波
変換器及びそれを用いた電子装置。 - 【請求項7】特許請求の範囲第3項第4項第6項におい
て、電極間の幅の狭い電極の作製法として、レジストに
被われた電極表面の端部の被われていない部分を陽極酸
化により誘電体膜にすることにより電極間を分離する方
法及び斜め蒸着法により、レジストの影を用いて、ミア
ンダーライン構造の電極の一部が蒸着されない方法、或
いはレジストの影を用いてその部分以外にエッチングさ
れにくい膜を蒸着し、その後にエッチングにより蒸着さ
れなかったミアンダーライン構造の電極の一部を切断す
る方法により、電極を作製する方法を用いた弾性表面波
変換器及びそれを用いた電子装置。 - 【請求項8】特許請求の範囲第1から第7項において、
電極膜厚が異なる構造或いは電極の材料が一部異なる構
造からなる弾性表面波変換器及びそれを用いた電子装
置。 - 【請求項9】特許請求の範囲第1項から第6項におい
て、基本波の波長をλに対応する基本周波数をω0とし
て、ω0の整数倍で動作する弾性表面波及びこれを用い
た電子装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3703196A JPH09199973A (ja) | 1996-01-17 | 1996-01-17 | 弾性表面波変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3703196A JPH09199973A (ja) | 1996-01-17 | 1996-01-17 | 弾性表面波変換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09199973A true JPH09199973A (ja) | 1997-07-31 |
Family
ID=12486275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3703196A Pending JPH09199973A (ja) | 1996-01-17 | 1996-01-17 | 弾性表面波変換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09199973A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20130063861A1 (en) * | 2011-09-09 | 2013-03-14 | Xilinx, Inc. | Interdigitated capacitor having digits of varying width |
US9270247B2 (en) | 2013-11-27 | 2016-02-23 | Xilinx, Inc. | High quality factor inductive and capacitive circuit structure |
US9524964B2 (en) | 2014-08-14 | 2016-12-20 | Xilinx, Inc. | Capacitor structure in an integrated circuit |
-
1996
- 1996-01-17 JP JP3703196A patent/JPH09199973A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20130063861A1 (en) * | 2011-09-09 | 2013-03-14 | Xilinx, Inc. | Interdigitated capacitor having digits of varying width |
US8941974B2 (en) * | 2011-09-09 | 2015-01-27 | Xilinx, Inc. | Interdigitated capacitor having digits of varying width |
US9270247B2 (en) | 2013-11-27 | 2016-02-23 | Xilinx, Inc. | High quality factor inductive and capacitive circuit structure |
US9524964B2 (en) | 2014-08-14 | 2016-12-20 | Xilinx, Inc. | Capacitor structure in an integrated circuit |
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