JPH09199602A - 幅広配線方法および半導体集積回路 - Google Patents
幅広配線方法および半導体集積回路Info
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- JPH09199602A JPH09199602A JP8027305A JP2730596A JPH09199602A JP H09199602 A JPH09199602 A JP H09199602A JP 8027305 A JP8027305 A JP 8027305A JP 2730596 A JP2730596 A JP 2730596A JP H09199602 A JPH09199602 A JP H09199602A
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- Japan
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- wiring
- wide wiring
- wide
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 半導体集積回路において幅広配線を確実に配
線することを可能とした幅広配線方法を提供すること。 【解決手段】 まず、配線に関する接続情報、幅広配線
情報等が記述されている論理ファイルを入力する。幅広
配線情報には幅広配線接続セルグループの配置位置が予
め決められた固定情報として含まれている。次に、入力
された幅広配線情報に基づいて、幅広配線専用水路の通
過位置を決定する。ここで、水路とは幅広配線を割付け
る配線領域のことを云う。次に、決定した通過位置と、
幅広配線の太さ、本数、配線間隔から、これらの幅広配
線を収容できる水路の幅を決める。これにより予定水路
が決定する。次に、予定水路上をセルの配置禁止領域と
し、他のセルの配置を行ない、予定水路を幅広配線専用
水路にする。次に、専用水路上に、幅広配線を優先して
配線し、次いで通常配線を配線する。
線することを可能とした幅広配線方法を提供すること。 【解決手段】 まず、配線に関する接続情報、幅広配線
情報等が記述されている論理ファイルを入力する。幅広
配線情報には幅広配線接続セルグループの配置位置が予
め決められた固定情報として含まれている。次に、入力
された幅広配線情報に基づいて、幅広配線専用水路の通
過位置を決定する。ここで、水路とは幅広配線を割付け
る配線領域のことを云う。次に、決定した通過位置と、
幅広配線の太さ、本数、配線間隔から、これらの幅広配
線を収容できる水路の幅を決める。これにより予定水路
が決定する。次に、予定水路上をセルの配置禁止領域と
し、他のセルの配置を行ない、予定水路を幅広配線専用
水路にする。次に、専用水路上に、幅広配線を優先して
配線し、次いで通常配線を配線する。
Description
【０００１】
【発明の属する利用分野】本発明は、半導体集積回路の
配線方式に係わり、特に信号伝播遅延を短縮するために
設けられた幅広配線を有する半導体集積回路の配線径路
決定を行ない、この決定に基づき幅広配線を行なう幅広
配線方法に関する。
配線方式に係わり、特に信号伝播遅延を短縮するために
設けられた幅広配線を有する半導体集積回路の配線径路
決定を行ない、この決定に基づき幅広配線を行なう幅広
配線方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】幅広配線を考慮した配線方法に関する従
来技術として、例えば、特開平２ー１９２１６４号公報
に記載された技術が知られている。この従来技術は、自
動配線処理で通常の線幅より幅の広い配線を優先して布
設し、次いで、通常の配線を布設するという技術であ
る。
来技術として、例えば、特開平２ー１９２１６４号公報
に記載された技術が知られている。この従来技術は、自
動配線処理で通常の線幅より幅の広い配線を優先して布
設し、次いで、通常の配線を布設するという技術であ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、セル
の有無に関係なく配線が可能な上層の配線層を有しない
半導体集積回路において幅広配線を配線する際に、障害
となるセル内端子、セル内既配線等により幅広配線の径
路が確保できない場合では、幅広配線を通常幅配線に優
先して配線しても、幅広配線が未配線になる可能性があ
るという問題がある。本発明の目的は、前記従来技術の
問題点を解決し、半導体集積回路における幅広配線を確
実に配線することを可能とした幅広配線方法を提供する
ことにある。
の有無に関係なく配線が可能な上層の配線層を有しない
半導体集積回路において幅広配線を配線する際に、障害
となるセル内端子、セル内既配線等により幅広配線の径
路が確保できない場合では、幅広配線を通常幅配線に優
先して配線しても、幅広配線が未配線になる可能性があ
るという問題がある。本発明の目的は、前記従来技術の
問題点を解決し、半導体集積回路における幅広配線を確
実に配線することを可能とした幅広配線方法を提供する
ことにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、半導体集積回路における幅広配線方法に
おいて、幅広配線によって接続される少なくとも１つの
セルからなる複数のセルグループを予め決められたそれ
ぞれの固定位置に配置しておき、幅広配線によって接続
される各セルグループの位置関係と幅広配線の本数から
幅広配線を割付ける配線領域である水路の幅及び位置を
決定するようにしている。
め、本発明は、半導体集積回路における幅広配線方法に
おいて、幅広配線によって接続される少なくとも１つの
セルからなる複数のセルグループを予め決められたそれ
ぞれの固定位置に配置しておき、幅広配線によって接続
される各セルグループの位置関係と幅広配線の本数から
幅広配線を割付ける配線領域である水路の幅及び位置を
決定するようにしている。
【０００５】また、前記決定した水路上を配置位置が決
定されていないセルの配置禁止領域とし、該配置禁止領
域以外の領域に配置位置が決定されていないセルを配置
し、全セルの配置後、セル端子、セル内既配線など配線
の障害となる物の存在しない水路を設けるようにしてい
る。
定されていないセルの配置禁止領域とし、該配置禁止領
域以外の領域に配置位置が決定されていないセルを配置
し、全セルの配置後、セル端子、セル内既配線など配線
の障害となる物の存在しない水路を設けるようにしてい
る。
【０００６】幅広配線をする際、幅広配線によって接続
されるセルのソース側セル及びシンク側セルをそれぞれ
グループ化し、ソース側セルグループ内の各セルを近接
して配置し、かつシンク側セルグループ内の各セルを近
接して配置し、幅広配線によって接続されるソース側セ
ルグループとシンク側セルグループの位置関係と幅広配
線の本数から幅広配線を割付ける配線領域である水路の
幅及び位置を決定するようにしている。
されるセルのソース側セル及びシンク側セルをそれぞれ
グループ化し、ソース側セルグループ内の各セルを近接
して配置し、かつシンク側セルグループ内の各セルを近
接して配置し、幅広配線によって接続されるソース側セ
ルグループとシンク側セルグループの位置関係と幅広配
線の本数から幅広配線を割付ける配線領域である水路の
幅及び位置を決定するようにしている。
【０００７】前記決定した水路上に既に配置されている
セルを該水路の外側に移動し、全セルの配置後、セル端
子、セル内既配線など配線の障害となる物の存在しない
水路を設けるようにしている。
セルを該水路の外側に移動し、全セルの配置後、セル端
子、セル内既配線など配線の障害となる物の存在しない
水路を設けるようにしている。
【０００８】セル端子間の配線時に、前記設けられた水
路に幅広配線を通常幅配線に優先して割付けるようにし
ている。
路に幅広配線を通常幅配線に優先して割付けるようにし
ている。
【０００９】
【実施例】以下、本発明による幅広配線配線方法の実施
例を図面により詳細に説明する。 《実施例１》実施例１は、幅広配線接続セルの配置位置
が予め決められている場合の幅広配線配線方法である。
図１は、実施例１の幅広配線配線方法による処理を示す
フローチャートである。図２は、チップ内における幅広
配線ネット及び、幅広配線専用水路の位置を説明する図
である。図３は、ある幅広配線ネットについて配線パタ
ーンを水路に割り付ける処理を説明する図である。図
２、図３において、２０２は幅広で配線すべきネット、
２０３、３０５は幅広配線ネットによって接続される少
なくとも１つのセルからなるセルグループ、２０４は縦
径路専用予定水路、２０５は横径路専用予定径路、３０
１は縦径路用水路、３０２は横径路用水路、３０３はセ
ル、３０４は幅広配線パターンを示す。
例を図面により詳細に説明する。 《実施例１》実施例１は、幅広配線接続セルの配置位置
が予め決められている場合の幅広配線配線方法である。
図１は、実施例１の幅広配線配線方法による処理を示す
フローチャートである。図２は、チップ内における幅広
配線ネット及び、幅広配線専用水路の位置を説明する図
である。図３は、ある幅広配線ネットについて配線パタ
ーンを水路に割り付ける処理を説明する図である。図
２、図３において、２０２は幅広で配線すべきネット、
２０３、３０５は幅広配線ネットによって接続される少
なくとも１つのセルからなるセルグループ、２０４は縦
径路専用予定水路、２０５は横径路専用予定径路、３０
１は縦径路用水路、３０２は横径路用水路、３０３はセ
ル、３０４は幅広配線パターンを示す。
【００１０】まず、図１に示す幅広配線を接続するセル
グループが予め固定配置されている場合の処理フローを
参照して、本発明の実施例１による処理動作を説明す
る。 （１）まず最初に、配線に関する接続情報、幅広配線情
報等が記述されている論理ファイルを入力する（ステッ
プ１０１）。幅広配線情報には幅広配線接続セルグルー
プの配置位置が予め決められた固定情報として含まれて
いる。 （２）入力された幅広配線情報に基づいて、幅広配線専
用水路の通過位置を決定する（ステップ１０２）。ここ
で、水路とは幅広配線を割付ける配線領域のことを云
う。 （３）ステップ１０２で決定した通過位置と、幅広配線
の太さ、本数、配線間隔から、これらの幅広配線を収容
できる水路の幅を決める（ステップ１０３）。これによ
り予定水路が決定する。 （４）ステップ１０２、１０３で決定した予定水路上を
セルの配置禁止領域とし、他のセルの配置を行ない、予
定水路を幅広配線専用水路にする（ステップ１０４）。 （５）ステップ１０４で確保した専用水路上に、幅広配
線を優先して配線する（ステップ１０５）。 （６）幅広配線配線後、通常配線を配線する（ステップ
１０６）。
グループが予め固定配置されている場合の処理フローを
参照して、本発明の実施例１による処理動作を説明す
る。 （１）まず最初に、配線に関する接続情報、幅広配線情
報等が記述されている論理ファイルを入力する（ステッ
プ１０１）。幅広配線情報には幅広配線接続セルグルー
プの配置位置が予め決められた固定情報として含まれて
いる。 （２）入力された幅広配線情報に基づいて、幅広配線専
用水路の通過位置を決定する（ステップ１０２）。ここ
で、水路とは幅広配線を割付ける配線領域のことを云
う。 （３）ステップ１０２で決定した通過位置と、幅広配線
の太さ、本数、配線間隔から、これらの幅広配線を収容
できる水路の幅を決める（ステップ１０３）。これによ
り予定水路が決定する。 （４）ステップ１０２、１０３で決定した予定水路上を
セルの配置禁止領域とし、他のセルの配置を行ない、予
定水路を幅広配線専用水路にする（ステップ１０４）。 （５）ステップ１０４で確保した専用水路上に、幅広配
線を優先して配線する（ステップ１０５）。 （６）幅広配線配線後、通常配線を配線する（ステップ
１０６）。
【００１１】次に、図２にステップ１０２における幅広
配線専用水路の位置の抽出処理を詳細に説明する。ま
ず、チップ２０１上に幅広配線ネットを有する配置位置
固定セルグループ２０３が配置されている。配置位置固
定セルグループ２０３に接続される幅広配線ネット２０
２を接続するために水路を設ける。水路は縦経路用予定
水路２０４、横経路用予定水路２０５の様に接続端子間
を結ぶ位置を設定する。また、幅広配線の太さ、本数、
配線間隔より水路の幅を決定する。縦経路用予定水路２
０４、横経路用予定水路２０５の水路の幅を決定後、そ
の水路を配置禁止領域とし、図３に示す様に縦経路用予
定水路、横経路用予定水路以外の配置可能領域に一般セ
ル３０３を配置し、縦経路用予定水路、横経路用予定水
路を縦経路専用水路３０１、横経路専用水路３０２の様
にする。水路を配置禁止領域としたことによりセル、セ
ル端子、セル内既配線等の配線障害物が無い領域になる
ので、幅広配線専用の配線領域が確保できる。次に、す
べてのセルの配置が終了した後、各専用水路に幅広配線
３０４を優先して水路に割付け、残りの通常幅のネット
を配線することにより確保した領域を幅広配線に割付け
ることが可能となる。
配線専用水路の位置の抽出処理を詳細に説明する。ま
ず、チップ２０１上に幅広配線ネットを有する配置位置
固定セルグループ２０３が配置されている。配置位置固
定セルグループ２０３に接続される幅広配線ネット２０
２を接続するために水路を設ける。水路は縦経路用予定
水路２０４、横経路用予定水路２０５の様に接続端子間
を結ぶ位置を設定する。また、幅広配線の太さ、本数、
配線間隔より水路の幅を決定する。縦経路用予定水路２
０４、横経路用予定水路２０５の水路の幅を決定後、そ
の水路を配置禁止領域とし、図３に示す様に縦経路用予
定水路、横経路用予定水路以外の配置可能領域に一般セ
ル３０３を配置し、縦経路用予定水路、横経路用予定水
路を縦経路専用水路３０１、横経路専用水路３０２の様
にする。水路を配置禁止領域としたことによりセル、セ
ル端子、セル内既配線等の配線障害物が無い領域になる
ので、幅広配線専用の配線領域が確保できる。次に、す
べてのセルの配置が終了した後、各専用水路に幅広配線
３０４を優先して水路に割付け、残りの通常幅のネット
を配線することにより確保した領域を幅広配線に割付け
ることが可能となる。
【００１２】《実施例２》実施例２は、幅広配線接続セ
ルの配置位置を自動で決定する場合の幅広配線配線方法
である。図４は、実施例２の幅広配線配線方法による処
理を示すフローチャートである。図５は、セルグループ
の初期配置後の幅広配線専用水路の予定位置を決める処
理を説明する図である。図６は、セル配置改善後に幅広
配線パターンを専用水路に割付ける処理を説明する図で
ある。図５、図６において、５０５、５０６、６０６、
６０７は幅広配線ネットによって接続されるセルグルー
プ、５０３は縦径路用予定水路、５０４は横径路用予定
径路、６０３は縦径路専用水路、６０４は横径路専用水
路、５０２、６０２はセル、６０５は幅広配線パターン
を示す。
ルの配置位置を自動で決定する場合の幅広配線配線方法
である。図４は、実施例２の幅広配線配線方法による処
理を示すフローチャートである。図５は、セルグループ
の初期配置後の幅広配線専用水路の予定位置を決める処
理を説明する図である。図６は、セル配置改善後に幅広
配線パターンを専用水路に割付ける処理を説明する図で
ある。図５、図６において、５０５、５０６、６０６、
６０７は幅広配線ネットによって接続されるセルグルー
プ、５０３は縦径路用予定水路、５０４は横径路用予定
径路、６０３は縦径路専用水路、６０４は横径路専用水
路、５０２、６０２はセル、６０５は幅広配線パターン
を示す。
【００１３】まず、図４に示す幅広配線接続セルグルー
プの配置位置を自動で決定する場合の処理フローを参照
して、本発明の実施例２による処理動作を説明する。 （１）まず最初に、接続情報、幅広配線情報等が記述さ
れている論理ファイルを入力する（ステップ４０１）。 （２）全セルの初期配置を行う（ステップ４０２）。こ
のとき幅広配線で接続されるセルをソース側セル及びシ
ンク側セルとしてグループ化し、グループ内のセルを近
接して配置するように制御する。 （３）初期配置後の幅広配線で接続されるセルに対する
幅広配線の通過位置をソース側セル及びシンク側セルグ
ループの位置関係から決定する（ステップ４０３）。 （４）ステップ４０３で決定した通過位置と、幅広配線
の太さ、本数、配線間隔に基づき、これらの幅広配線を
収容できる水路の幅を決める（ステップ４０４）。これ
により予定水路が決定する （５）配置改善を行ない、予定水路上のセルを移動する
（ステップ４０５）。このとき、ステップ４０３、４０
４で決定した予定水路上で幅広配線で接続するセル以外
のセルを水路上から移動し、予定水路を幅広配線専用水
路にする。 （６）ステップ４０５で確保した専用水路上に、幅広配
線を優先して配線する（ステップ４０６）。 （７）幅広配線配線後、通常配線を配線する（ステップ
４０７）。
プの配置位置を自動で決定する場合の処理フローを参照
して、本発明の実施例２による処理動作を説明する。 （１）まず最初に、接続情報、幅広配線情報等が記述さ
れている論理ファイルを入力する（ステップ４０１）。 （２）全セルの初期配置を行う（ステップ４０２）。こ
のとき幅広配線で接続されるセルをソース側セル及びシ
ンク側セルとしてグループ化し、グループ内のセルを近
接して配置するように制御する。 （３）初期配置後の幅広配線で接続されるセルに対する
幅広配線の通過位置をソース側セル及びシンク側セルグ
ループの位置関係から決定する（ステップ４０３）。 （４）ステップ４０３で決定した通過位置と、幅広配線
の太さ、本数、配線間隔に基づき、これらの幅広配線を
収容できる水路の幅を決める（ステップ４０４）。これ
により予定水路が決定する （５）配置改善を行ない、予定水路上のセルを移動する
（ステップ４０５）。このとき、ステップ４０３、４０
４で決定した予定水路上で幅広配線で接続するセル以外
のセルを水路上から移動し、予定水路を幅広配線専用水
路にする。 （６）ステップ４０５で確保した専用水路上に、幅広配
線を優先して配線する（ステップ４０６）。 （７）幅広配線配線後、通常配線を配線する（ステップ
４０７）。
【００１４】次に図５にステップ４０３における幅広配
線専用水路の位置の抽出処理を詳細に説明する。まず、
初期配置時幅広配線ネットを有する各セル５０１を、ソ
ース側セルグループ及びシンク側セルグループとしてそ
れぞれ固めて配置するように制御し配置を行い、それぞ
れソース側幅広配線接続セルグループ５０５とシンク側
幅広配線接続セルグループ５０６とする。初期配置後に
ソース側幅広配線接続セルグループ５０５とシンク側幅
広配線接続セルグループ５０６の位置関係を確認し縦径
路用予定水路５０３の位置、横径路用予定水路５０４の
位置、幅広配線本数より水路幅を決める。次に、縦径路
用予定水路５０３、横径路用予定水路５０４内に配置さ
れているセルのうち幅広配線接続をするセル５０１以外
を水路位置の外側に移動する配置改善処理を行う。配置
改善後、図６の様になり幅広配線接続するセル６０１以
外が配置改善され、予定水路が専用水路となり、幅広配
線専用水路が確保される。配置改善終了後、幅広配線６
０５を優先して水路に割付け、残りの通常幅のネットを
配線することにより確保した領域を幅広配線に割付ける
ことが可能となる。
線専用水路の位置の抽出処理を詳細に説明する。まず、
初期配置時幅広配線ネットを有する各セル５０１を、ソ
ース側セルグループ及びシンク側セルグループとしてそ
れぞれ固めて配置するように制御し配置を行い、それぞ
れソース側幅広配線接続セルグループ５０５とシンク側
幅広配線接続セルグループ５０６とする。初期配置後に
ソース側幅広配線接続セルグループ５０５とシンク側幅
広配線接続セルグループ５０６の位置関係を確認し縦径
路用予定水路５０３の位置、横径路用予定水路５０４の
位置、幅広配線本数より水路幅を決める。次に、縦径路
用予定水路５０３、横径路用予定水路５０４内に配置さ
れているセルのうち幅広配線接続をするセル５０１以外
を水路位置の外側に移動する配置改善処理を行う。配置
改善後、図６の様になり幅広配線接続するセル６０１以
外が配置改善され、予定水路が専用水路となり、幅広配
線専用水路が確保される。配置改善終了後、幅広配線６
０５を優先して水路に割付け、残りの通常幅のネットを
配線することにより確保した領域を幅広配線に割付ける
ことが可能となる。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、幅
広配線を接続するセルの位置と幅広配線の本数から幅広
配線専用の水路の位置及び幅を決定し、その他のセルは
水路を避けた位置に配置改善することにより、全セルの
配置後でもセル端子、セル内既配線など配線の障害とな
る物の存在しない幅広配線の経路を確保することができ
る。また、配線時に幅広配線を通常幅配線に優先して水
路に割付けることにより確保した水路を幅広配線が優先
して使用可能となり、幅広配線を確実に配線することが
でき、幅広配線を後から配線追加する際に生じる多くの
工数を低減することができる。
広配線を接続するセルの位置と幅広配線の本数から幅広
配線専用の水路の位置及び幅を決定し、その他のセルは
水路を避けた位置に配置改善することにより、全セルの
配置後でもセル端子、セル内既配線など配線の障害とな
る物の存在しない幅広配線の経路を確保することができ
る。また、配線時に幅広配線を通常幅配線に優先して水
路に割付けることにより確保した水路を幅広配線が優先
して使用可能となり、幅広配線を確実に配線することが
でき、幅広配線を後から配線追加する際に生じる多くの
工数を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施例１の幅広配線配線方法による処理を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図２】チップ内における幅広配線ネット及び、幅広配
線専用水路の位置を説明する図である。
線専用水路の位置を説明する図である。
【図３】ある幅広配線ネットについて配線パターンを水
路に割り付ける処理を説明する図である。
路に割り付ける処理を説明する図である。
【図４】実施例２の幅広配線配線方法による処理を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図５】セルグループの初期配置後の幅広配線専用水路
の予定位置を決める処理を説明する図である。
の予定位置を決める処理を説明する図である。
【図６】セル配置改善後に幅広配線パターンを専用水路
に割付ける処理を説明する図である。
に割付ける処理を説明する図である。
２０１ チップ ２０２ 幅広配線ネット ２０３、３０５ 幅広配線接続セルグループ ２０４、５０３ 幅広配線縦径路用予定水路 ２０５、５０４ 幅広配線横径路用予定水路 ３０１、６０３ 幅広配線縦径路専用水路 ３０２、６０４ 幅広配線横径路専用水路 ３０３、５０２、６０２ 一般セル ３０４、６０５ 幅広配線パターン ５０１、６０１ 幅広配線接続セル ５０５、６０６ ソース側幅広配線接続セルグループ ５０６、６０７ シンク側幅広配線接続セルグループ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 博光 神奈川県秦野市堀山下１番地 株式会社日 立製作所汎用コンピュータ事業部内
Claims (6)
- 【請求項１】 半導体集積回路における幅広配線方法に
おいて、 幅広配線によって接続される少なくとも１つのセルから
なる複数のセルグループを予め決められたそれぞれの固
定位置に配置しておき、幅広配線によって接続される各
セルグループの位置関係と幅広配線の本数から幅広配線
を割付ける配線領域である水路の幅及び位置を決定する
ことを特徴とする幅広配線方法。 - 【請求項２】 請求項１記載の幅広配線方法において、 前記決定した水路上を配置位置が決定されていないセル
の配置禁止領域とし、該配置禁止領域以外の領域に配置
位置が決定されていないセルを配置し、全セルの配置
後、セル端子、セル内既配線など配線の障害となる物の
存在しない水路を設けることを特徴とする幅広配線方
法。 - 【請求項３】 半導体集積回路における幅広配線方法に
おいて、 幅広配線をする際、幅広配線によって接続されるセルの
ソース側セル及びシンク側セルをそれぞれグループ化
し、ソース側セルグループ内の各セルを近接して配置
し、かつシンク側セルグループ内の各セルを近接して配
置し、幅広配線によって接続されるソース側セルグルー
プとシンク側セルグループの位置関係と幅広配線の本数
から幅広配線を割付ける配線領域である水路の幅及び位
置を決定することを特徴とする幅広配線方法。 - 【請求項４】 請求項３記載の幅広配線方法において、 前記決定した水路上に既に配置されているセルを該水路
の外側に移動し、全セルの配置後、セル端子、セル内既
配線など配線の障害となる物の存在しない水路を設ける
ことを特徴とする幅広配線方法。 - 【請求項５】 請求項２または請求項４記載の幅広配線
方法において、 セル端子間の配線時に、前記水路に幅広配線を通常幅配
線に優先して割付けることを特徴とする幅広配線方法。 - 【請求項６】 請求項５記載の幅広配線方法により配線
された幅広配線パターンを有することを特徴とする半導
体集積回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8027305A JPH09199602A (ja) | 1996-01-22 | 1996-01-22 | 幅広配線方法および半導体集積回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8027305A JPH09199602A (ja) | 1996-01-22 | 1996-01-22 | 幅広配線方法および半導体集積回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09199602A true JPH09199602A (ja) | 1997-07-31 |
Family
ID=12217384
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8027305A Pending JPH09199602A (ja) | 1996-01-22 | 1996-01-22 | 幅広配線方法および半導体集積回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09199602A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106393615A (zh) * | 2016-09-09 | 2017-02-15 | 东莞市燕秀信息技术有限公司 | 一种创建穿过模具两个零件冷却水道的方法 |
-
1996
- 1996-01-22 JP JP8027305A patent/JPH09199602A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106393615A (zh) * | 2016-09-09 | 2017-02-15 | 东莞市燕秀信息技术有限公司 | 一种创建穿过模具两个零件冷却水道的方法 |
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