JPH09199485A - プラズマ処理装置および方法 - Google Patents

プラズマ処理装置および方法

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JPH09199485A
JPH09199485A JP8761596A JP8761596A JPH09199485A JP H09199485 A JPH09199485 A JP H09199485A JP 8761596 A JP8761596 A JP 8761596A JP 8761596 A JP8761596 A JP 8761596A JP H09199485 A JPH09199485 A JP H09199485A
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勝 堀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反応性プラズマ中のラジカルを高精度かつ高
速に制御する。 【解決手段】 本発明によれば、パルス発生装置(5、
16)によりパルス変調可能な高周波電界を出力するプ
ラズマ源(4、15)により励起された反応性プラズマ
により被処理体(W)を処理するにあたり、反応性プラ
ズマ中の粒子密度および/または組成を赤外吸収分光装
置(20)により計測し、計測された粒子密度や組成に
応じて、高周波電界をパルス変調して、粒子密度や組成
を所定値に制御するので、高精度かつ高速な制御が可能
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマ処理装置
および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程においては、マイクロ波
などを印加して得られる高周波電界により励起される反
応性プラズマを用いて、半導体ウェハやLCD用ガラス
基板など被処理体に対して、薄膜形成やエッチング加工
が行われている。これらのプラズマ処理工程では、反応
性プラズマ中のラジカルが重要な役割を果たしている。
そして、近年、要求される加工精度が高度に微細化する
につれ、反応性プラズマ中のラジカルをより高精度にか
つ高速に制御する技術が要求されている。
【0003】この点、従来は、プラズマ源に印加される
電力、処理室内の圧力などの各種パラメータを制御する
ことにより、反応性プラズマ中のラジカルを間接的に制
御するように試みていた。しかし、これらのパラメータ
は相互に相対的に変化するため、ラジカルのみを高精度
に制御することは困難であった。また、間接的な制御方
法であるため、ラジカルの状態を高速に最適化すること
も困難であった。さらに、同一の処理条件であっても、
反応容器壁の汚れなどの原因によりプロセスの再現性は
難しく、かかる点からも、ラジカルの高精度な制御が困
難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のプラ
ズマ処理装置および方法が有する上記のような問題点に
鑑みて成されたものであり、処理室内の反応性プラズマ
中、若しくはリモートプラズマ中の粒子を、高い再現性
をもって高速にかつ高精度に制御することが可能な新規
かつ改良されたプラズマ処理装置および方法を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の観点によれば、プラズマ生成室にお
いてパルス変調可能な高周波電界により励起された反応
性プラズマをプラズマ処理室に導入しそこで被処理体を
処理するプラズマ処理方法が提供される。このプラズマ
処理方法は、請求項1に記載のように、プラズマ生成室
および/またはプラズマ処理室内に存在するプラズマ中
の粒子密度および/または組成を赤外吸収分光法により
計測し、計測された粒子密度および/または組成に応じ
て、高周波電界をパルス変調して、粒子密度および/ま
たは組成を所定値に制御することを特徴とするものであ
る。
【0006】上記プラズマ処理方法において、パルス変
調の制御をする際には、請求項2に記載のように、前記
パルス変調の制御は、プラズマ処理室および/またはプ
ラズマ生成室のプラズマ中のラジカルの組成が一定とな
るように、パルスの周期および/またはデューティ比お
よび/またはパワーを変化させることが好ましい。ま
た、反応性プラズマは、請求項3に記載のように、少な
くともフルオロカーボンを含む反応性ガスをプラズマ化
して得られるものであることが好ましく、さらに、特定
すれば、請求項4に記載のように、反応性プラズマは、
少なくともCF、CF2、CF3、FのラジカルとCF
+イオンを含み、CF/FとCF+および/またはCF
2/FとCF+のラジカルおよびイオンの組成が一定に
なるように前記パルス変調の制御を行うことが好まし
い。
【0007】本発明の第2の観点によれば、パルス変調
可能な高周波電界により反応性プラズマを励起するプラ
ズマ生成室と、そのプラズマ生成室と連通した載置台に
パルス変調可能な高周波電界を印加する機構と、該載置
台に載置された被処理体を処理するプラズマ処理室とを
備えたプラズマ処理装置が提供される。そして、このプ
ラズマ処理装置は、請求項5に記載のように、プラズマ
生成室内の反応性プラズマおよび/またはプラズマ処理
室における載置台の上部空間に存在するプラズマに所定
の波長の赤外光を照射し、反応性プラズマおよび/また
は載置台の上部空間に存在するプラズマを通過した赤外
光を検出することにより、反応性プラズマ中および/ま
たは載置台の上部空間に存在するプラズマの粒子密度お
よび/または組成を測定する赤外吸収分光手段と、その
赤外吸収分光手段により測定された粒子密度および/ま
たは組成に応じて、反応性プラズマを励起する高周波電
界および載置台に印加する高周波電界をパルス変調する
制御器とを備えたことを特徴としている。
【0008】かかるプラズマ処理装置の制御器は、請求
項6に記載のように、プラズマ処理室および/またはプ
ラズマ生成室のプラズマ中のラジカルの組成が一定とな
るように、パルスの周期および/またはデューティ比お
よび/またはパワーを変化させるものであることが好ま
しい。また、反応性プラズマは、請求項7に記載のよう
に、少なくともSiH3ラジカルおよび/またはCH3
ラジカルおよび/またはClラジカルを含み、SiH3
ラジカルおよび/またはCH3ラジカルおよび/または
Clラジカルの密度が一定になるよう前記パルス変調の
制御が行われることが好ましい。あるいは請求項8に記
載のように、反応性プラズマは、少なくともCF、CF
2、CF3、FのラジカルとCF+イオンを含み、CF
/FとCF+および/またはCF2/FとCF+のラジ
カルおよびイオンの組成が一定になるように前記パルス
変調の制御を行うことが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照しながら、
本発明にかかるプラズマ処理装置および方法をマイクロ
波を利用したECRプラズマ処理装置に適用した実施の
一形態について詳細に説明する。
【0010】図1に本発明を適用したECRプラズマ処
理装置の構成の一例を示す。同図中、1は、処理室を形
成する真空容器であり、この真空容器1の上部には、E
CR放電を発生する放電室2が連結されている。放電室
2には、例えば2.45GHzのマイクロ波を導入する
ための導波管3が石英などの誘電体から成る窓3aを介
して接続されている。さらに、導波管3はマイクロ波電
源4に接続されている。マイクロ波電源4は、パルス発
生装置5に接続され、これによりその出力はパルス状波
形から連続波形まで任意に制御可能である。また、例え
ばHe等の不活性ガスおよび三フッ化メタン(CHF
3)等の反応性ガス(A)を導入するための第1の導入
口6が放電室2に取り付けられている。7は放電室2の
外壁を水冷するために設けられた冷却機構であり、冷却
機構7の外側には、磁気コイル8が放電室2を取囲んで
取り付けられている。放電室2においてマイクロ波で放
電が生起し、その放電中で電子がサイクロトロン運動す
るように磁気コイル8により、例えば875ガウス程度
の磁界が与えられて高密度のプラズマが生成される。
【0011】一方、真空容器1の内部には、電極として
の載置台9が設置され、この載置台9上に静電チャック
10などの吸着手段を介して被処理体Wとしてのウェハ
等が載置されている。静電チャック10はポリイミド樹
脂などの絶縁材料製の薄膜間に板状電極10aを介装し
たもので、この電極10aに電源10bより直流の高圧
電流を印加することにより、被処理体Wをクーロン力に
より吸着できるものである。また、載置台9には、液体
窒素を循環させることが可能な冷却ジャケットなどの冷
却装置11やヒータ12などから成る温調手段が設けら
れており、被処理体Wを所望の温度に温調することがで
きる。13は、伝熱ガス供給機構であり、静電チャック
10に穿設された複数の孔からヘリウムなどのバックク
ーリングガスを被処理体Wの裏面に供給することによ
り、載置台9から被処理体Wに至る伝熱の効率を高める
ための機構である。
【0012】載置台9には、マッチング回路14を介し
てバイアス用高周波電力印加用の高周波電源15が接続
されている。高周波電源15には、パルス発生装置16
が接続され、これにより高周波電源15の高周波出力は
パルス状波形から連続波形まで任意に制御可能である。
従って、この電極9には、上記高周波の印加によりマイ
ナス数10〜マイナス300V程度のバイアスが生じ
る。また、真空容器1には、例えばHe等の不活性ガス
および三フッ化メタン(CHF3)等の反応性ガス
(B)を導入するための第2の導入口17が取り付けら
れるとともに、不図示の真空ポンプなどの真空排気装置
に通じる排気管18が接続されている。各ガス導入口
6、17から原料ガス、例えばフルオロカーボンを含む
反応ガスが一定量導入されるとともに、排気管18を介
して排気を行うことにより、装置真空容器1および放電
室2内は、所定のガス圧力に保たれる。
【0013】さらに、処理容器1の側壁には、石英など
の光透過性材料から成る少なくとも2つの窓19が相対
向する位置に設けられている。これらの窓を介して、所
定波長の赤外半導体レーザを出射するレーザ光源20a
と、このレーザ光源20aから出射され真空処理容器1
内を(従って、反応性プラズマ中を)通過した赤外半導
体レーザを検出する検出装置20bが設置されている。
このレーザ光源20aと検出装置20bは、赤外半導体
レーザ吸収分光装置20を成すもので、検出装置20b
により検出される赤外半導体レーザのスペクトルの変化
により、真空処理容器1内のプラズマ粒子、例えばラジ
カル、イオン、原子および分子などの密度や組成を計測
することが可能なものである。そして、検出装置20b
により計測された粒子の密度や組成に関する計測データ
は主制御器21に送られ、後述するように、パルス発生
装置5またはパルス発生装置16により、マイクロ波出
力またはバイアス用高周波出力をパルス変調するために
使用することができる。
【0014】さて、ガス導入口6を介して放電室2に導
入された三フッ化メタン(CHF3)は、マイクロ波に
よる高周波電界により反応性プラズマPになり、F、C
F、CF2、CF3等のラジカルおよびCF+等のイオ
ンが発生する。図示の例では、反応性プラズマPは、放
電室2から真空容器1内に向けて展開している。反応性
プラズマPに含まれるラジカルは、被処理体W上で重合
し、ポリマー薄膜が成長する。あるいは、被処理体Wに
高周波電源15より高周波出力を印加すれば、この高周
波により被処理体W表面にセルフバイアス電圧が誘起さ
れ、このバイアス電圧によりプラズマからイオンが引き
出されて被処理基板Wが衝撃される。従って、このイオ
ン衝撃により被処理体Wのエッチングが生じる。また、
高周波電源15の出力を適宜調整することにより、被処
理体W表面に高周波印加によるプラズマを発生させるこ
とも可能である。
【0015】さて、かかる構成によるプラズマ処理装置
によれば、マイクロ波電源4から発生するマイクロ波出
力をパルス発生装置5にて変調し、あるいは、高周波電
源15から発生する高周波出力をパルス発生装置16に
より変調し、あるいはマイクロ波出力および高周波出力
の印加を時分割し、適宜組み合わせることにより、真空
容器1内におけるラジカルの密度および組成を制御する
ことが可能である。その際に、本発明によれば、赤外半
導体レーザ吸収分光装置20により、反応性プラズマ中
の粒子、例えばラジカル、イオン、原子および分子の密
度や組成を計測し、その計測値を制御器21を介して、
マイクロ波電源4用のパルス発生装置5や高周波電源1
5用のパルス発生装置13にフィードバックしながら、
反応性プラズマ中の粒子、例えばラジカル、イオン、原
子および分子の密度や組成が所望の値になるように、マ
イクロ波出力あるいは高周波出力をパルス変調すること
ができる。すなわち、本実施の形態によれば、エッチン
グや薄膜形成に重要な影響を与えるラジカル組成をリア
ルタイムで計測し、計測値をパルス変調にフィードバッ
クしながらラジカルのみを高精度で制御できるため、再
現性に優れた高精度エッチングおよび薄膜形成が可能と
なる。
【0016】なお、本発明にかかるフィードバック制御
の目標値である反応性プラズマ粒子の密度や組成は、被
処理体の種類、プロセスの種類、プロセス条件などによ
って大きく異なるため、プロセスに応じてその都度実験
等により設定することが好ましい。また、パルス変調の
方法としては、マイクロ波電源4のマイクロ波出力、あ
るいは高周波電源15の高周波出力の周期やデューティ
比、さらにON/OFFのみではなく、パワーのHi/
Loなどを変化させることが可能であり、プロセスに応
じて最適なパルス変調方式を採用することができる。ま
た、パルス波形は方形波に限らず三角波あるいはノコギ
リ波であってもよい。
【0017】また、赤外半導体レーザ吸収分光装置20
により、反応性プラズマ中の粒子、例えばラジカル、イ
オン、原子および分子の密度や組成を計測する位置とし
ては、被処理体Wの反応面の直上が好ましく、例えば、
被処理体Wの5mm〜10mm上部の反応性プラズマ中
の粒子の密度および組成を計測することにより、プロセ
スに強い影響を与えるラジカルのより真値に近い値を計
測することが可能となり、より高精度のプロセス制御が
可能となる。
【0018】なお、プラズマ放電室2と真空容器1内で
は、プラズマの有するエネルギー(電子温度)が異なっ
ている(すなわち、前者のプラズマエネルギーは後者の
ものよりも高い。)。そのため、図示の実施の形態で
は、ガス導入口6、17から、エネルギーの異なるプラ
ズマに対して異なる種類のガスを導入することで、様々
なプラズマ条件を生じさせることができるように構成さ
れている。しかし、本発明はかかる例に限定されず、単
一の処理ガスを導入し、その処理ガスをプラズマ化する
ように構成することもできることは言うまでもない。
【0019】次に、図1に示すECRプラズマ処理装置
を用いて、シリコンあるいはシリコン窒化膜にシリコン
酸化膜が形成された半導体ウェハなどの被処理体を、少
なくともフルオロカーボンを含む反応ガスをプラズマ化
することによりエッチング処理する一実施例について説
明する。
【0020】まず、放電室2に少なくともフルオロカー
ボンを含む反応ガスを導入し、圧力0.4Paに保つ。
マイクロ波は、周期50μsecとし、パルス発生装置
5によりマイクロ波電源出力を時分割し、マイクロ波パ
ワー1000Wにて、デューティ比を1〜100%(連
続)まで変化させ、マイクロ波パワーの変調を行った。
この場合、被処理体Wとして、SiO2上に適当なエッ
チングパターンを形成したものを用いた。被処理体Wに
400KHzの高周波を引加し、バイアス250Vの電
圧を被処理体Wの表面に引加した。また、真空容器1に
設置した赤外半導体レーザ吸収分光装置20を用いて、
被処理体Wの10mm上部におけるCF、CF2、CF
3、Fのラジカル密度およびCF+イオン密度を測定し
た。
【0021】そして、赤外半導体レーザ吸収分光装置2
0の測定値に応じて、反応性プラズマ中のラジカルの組
成(CF/F、CF2/F)若しくはラジカルの組成と
イオンの組成が一定になるように、マイクロ波出力の周
期およびデューティ比を変化させた。その結果、本実施
例によれば、高精度にかつ高速に、反応性プラズマ中の
ラジカルの組成のみをフィードバック制御することがで
きた。
【0022】このエッチング特性を評価しところ、シリ
コン酸化膜のエッチング速度6000オングストローム
/secで、対シリコンエッチング選択比50、対シリ
コン窒化膜選択比25の高選択比エッチングが可能であ
った。シリコン酸化膜のエッチングパターン形状をSE
Mにより観測したところ、0.3μmまでの微細パター
ンに対してほぼ垂直であることが判った。
【0023】さらに、経時変化を調べるために、ウェハ
(5000枚)について酸化膜/シリコンのエッチング
特性を評価したところ、ラジカル組成のフィードバック
を行わない場合は、1000枚あたりからエッチング速
度、選択比のばらつきが生じ、エッチング再現性の低下
が観測された。一方、フィードバックを行った場合は、
5000枚のウェハすべてにおいて良好なエッチング特
性が得られ、高い再現性が得られる。
【0024】以上、本発明をマイクロ波プラズマ処理装
置に適用した実施の一形態について説明したが、本発明
はかかる例に限定されない。本発明は、真空容器内の反
応性プラズマをパルス変調制御することが可能な各種プ
ラズマ処理装置、例えば、平行平板型プラズマ処理装
置、誘導結合プラズマ処理装置などにも適用できること
は言うまでもない。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、エッチングおよび薄膜
形成に重要な影響を与える反応性プラズマ中のラジカル
の密度や組成を赤外半導体レーザ吸収分光装置によりリ
アルタイムで計測し、その計測値をフィードバックしな
がらパルス変調制御し、ラジカルのみを高精度で制御で
きるため、再現性に優れた高精度のエッチングおよび薄
膜形成が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をマイクロ波プラズマ処理装置に適用し
た実施の一形態を示し概略的な断面図である。
【符号の説明】
W 被処理体(半導体ウェハ) 1 真空容器(処理室) 2 プラズマ放電室 3 マイクロ波導波管 4 マイクロ波発生装置 5 パルス発生装置 6 ガス導入口 8 磁気コイル 9 電極(載置台) 14 マッチング回路 15 高周波電源 16 パルス発生装置 17 ガス導入口 18 排気孔 19 透過窓 20 赤外半導体レーザ吸収分光装置 20a レーザ源 20b 検出装置 21 主制御器 P 反応性プラズマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/203 H01L 21/203 S 21/205 21/205 // C23C 16/50 C23C 16/50 16/52 16/52 (72)発明者 後藤 俊夫 愛知県日進市五色園3−2110 (72)発明者 堀 勝 愛知県日進市折戸町藤塚105−33 (72)発明者 畑 次郎 山梨県韮崎市藤井町北下条2381番地の1 東京エレクトロン山梨株式会社内 (72)発明者 輿水 地塩 東京都港区赤坂5丁目3番6号 東京エレ クトロン株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマ生成室においてパルス変調可能
    な高周波電界により励起された反応性プラズマをプラズ
    マ処理室に導入しそこで被処理体を処理するにあたり、 前記プラズマ生成室および/またはプラズマ処理室内に
    存在するプラズマ中の粒子密度および/または組成を赤
    外吸収分光法により計測し、 計測された粒子密度および/または組成に応じて、前記
    高周波電界をパルス変調して、前記粒子密度および/ま
    たは組成を所定値に制御することを特徴とする、プラズ
    マ処理方法。
  2. 【請求項2】 前記パルス変調の制御は、前記プラズマ
    処理室および/またはプラズマ生成室のプラズマ中のラ
    ジカルの組成が一定となるように、パルスの周期および
    /またはデューティ比および/またはパワーを変化させ
    るものであることを特徴とする、請求項1に記載のプラ
    ズマ処理方法。
  3. 【請求項3】 前記反応性プラズマは、少なくともフル
    オロカーボンを含む反応性ガスをプラズマ化して得られ
    るものであることを特徴とする、請求項1または2に記
    載のプラズマ処理方法。
  4. 【請求項4】 前記反応性プラズマは、少なくともC
    F、CF2、CF3、FのラジカルとCF+イオンを含
    み、CF/FとCF+および/またはCF2/FとCF
    +のラジカルおよびイオンの組成が一定になるように前
    記パルス変調の制御が行われることを特徴とする、請求
    項2または3に記載のプラズマ処理方法。
  5. 【請求項5】 パルス変調可能な高周波電界により反応
    性プラズマを励起するプラズマ生成室と、そのプラズマ
    生成室と連通した載置台にパルス変調可能な高周波電界
    を印加する機構と、該載置台に載置された被処理体を処
    理するプラズマ処理室とを備えたプラズマ処理装置にお
    いて、 前記プラズマ生成室内の反応性プラズマおよび/または
    前記プラズマ処理室における載置台の上部空間に存在す
    るプラズマに所定の波長の赤外光を照射し、前記反応性
    プラズマおよび/または載置台の上部空間に存在するプ
    ラズマを通過した前記赤外光を検出することにより、前
    記反応性プラズマ中および/または載置台の上部空間に
    存在するプラズマの粒子密度および/または組成を測定
    する赤外吸収分光手段と、 その赤外吸収分光手段により測定された粒子密度および
    /または組成に応じて、前記反応性プラズマを励起する
    高周波電界および前記載置台に印加する高周波電界をパ
    ルス変調する制御器と、 を備えたことを特徴とする、プラズマ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記制御器は、前記プラズマ処理室およ
    び/またはプラズマ生成室のプラズマ中のラジカルの組
    成が一定となるように、パルスの周期および/またはデ
    ューティ比および/またはパワーを変化させるものであ
    ることを特徴とする、請求項5に記載のプラズマ処理装
    置。
  7. 【請求項7】 前記反応性プラズマは、少なくともSi
    H3ラジカルおよび/またはCH3ラジカルおよび/ま
    たはClラジカルを含み、SiH3ラジカルおよび/ま
    たはCH3ラジカルおよび/またはClラジカルの密度
    が一定になるよう前記パルス変調の制御が行われること
    を特徴とする、請求項5または6に記載のプラズマ処理
    装置。
  8. 【請求項8】 前記反応性プラズマは、少なくともC
    F、CF2、CF3、FのラジカルとCF+イオンを含
    み、CF/FとCF+および/またはCF2/FとCF
    +のラジカルおよびイオンの組成が一定になるように前
    記パルス変調の制御が行われることを特徴とする、請求
    項5または6に記載のプラズマ処理方法。
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