JPH09198335A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JPH09198335A
JPH09198335A JP8008547A JP854796A JPH09198335A JP H09198335 A JPH09198335 A JP H09198335A JP 8008547 A JP8008547 A JP 8008547A JP 854796 A JP854796 A JP 854796A JP H09198335 A JPH09198335 A JP H09198335A
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JP
Japan
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transmission
communication
order data
order
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JP8008547A
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English (en)
Inventor
Teiji Shindo
禎司 進藤
Takuya Mashita
卓也 真下
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子手帳等の電子機器において外部機器との間
でデータ通信を行なう通信装置において、複数の電子機
器間にて、2台1組毎の送受信操作を何回も繰り返し行
なう必要なく、簡単に各機器相互間でのデータ通信処理
を行なうこと。 【解決手段】「実行」キー12c により通信の開始を指示
した際に、RAM14 内の自番号レジスタ14c に当機器の送
信順位“1”が設定されている場合には、送信回路15を
介して他の機器に対するデータ送信が行なわれた後に、
受信回路16を介して他の機器からのデータ受信が行なわ
れ、また、前記自番号レジスタ14c に1以外の送信順位
が設定されている場合には、受信回路16を介して他の機
器からのデータ受信が行なわれた後に、当該受信された
他の機器からの送信順位データが前記当機器の送信順位
の1つ前の順位データであった際には、当該データの受
信が終了した後に送信回路15を介して他の機器に対する
データ送信が行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子手帳等の電子
機器において外部機器との間でデータ通信を行なう通信
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子手帳等の電子情報機器におい
て、例えば赤外発光信号を利用した無線信号により、外
部の電子情報機器との間でデータ通信が行なえるように
した通信機能を備えたものが実用化されている。
【0003】例えば前記電子手帳の通信機能では、ある
電子手帳に登録されているスケジュールデータや電話帳
データ、あるいは計算機モードにおいて入力処理された
計算式データやプログラムデータ等を、同様の通信機能
を有する他の電子手帳や計算機に対して送信して転送し
たり、他の電子手帳や計算機から送信された種々のデー
タを受信したりできるもので、これにより、一方の電子
情報機器において管理されている任意のデータを適宜他
の電子情報機器に送信して取り込み、管理データの有効
な活用を図っている。
【0004】ここで、従来の電子情報機器においてデー
タ通信を行なうには、データを送る側の電子情報機器を
送信モードに設定すると共に、データを受ける側の電子
情報機器を受信モードに設定することにより、一方の電
子情報機器から送信されたデータが他方の電子情報機器
に受信されて取り込まれるもので、この後、逆に他方の
電子情報機器にて管理されるデータを一方の電子情報機
器に対して送る場合には、他方の電子情報機器を送信モ
ードに切り換え設定すると共に、一方の電子情報機器を
受信モードに切り換え設定し、他方の電子情報機器から
送信されたデータを一方の電子情報機器に受信させてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の通信機能を備えた電子情報機器では、例えばデータ
を送る側の電子情報機器を送信モードに設定すると共
に、データを受ける側の電子情報機器を受信モードに設
定して、一方の電子情報機器からのデータを他方の電子
情報機器に受信させた後に、さらに、他の電子情報機器
との間でデータ通信を行なうには、該当する電子情報機
器に対して新たに送信モードあるいは受信モードの設定
を行なう必要があり、前回のデータ送受信処理とは独立
に新たなデータ送受信処理を行なわなければならないた
め、複数の電子情報機器間でそのそれぞれの管理データ
を互いに送受信するような場合には、2台1組の電子情
報機器間での送受信操作を、何回も繰り返し行なわなけ
ればならない。
【0006】従って、前記従来の通信機能を備えた電子
情報機器では、複数の電子情報機器間での相互のデータ
通信処理を簡単に行なうことができない問題がある。本
発明は、前記のような問題に鑑みなされたもので、複数
の電子機器間において、2台1組毎の送受信操作を何回
も繰り返し行なう必要なく、簡単に各電子機器相互間で
のデータ通信処理を行なうことが可能になる通信装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の請求
項1に係わる通信装置は、複数の機器間で通信を行なう
通信装置であって、外部機器にデータを送信する送信手
段と、それぞれの機器毎に順番を指定するための順番デ
ータを入力する順番データ入力手段と、この順番データ
入力手段によって入力された順番データの順番に応じて
前記送信手段によるデータの送信処理を実行させる送信
制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0008】つまり、請求項1に係わる通信装置では、
順番データ入力手段によって入力された順番データの順
番に応じて、各機器毎にその送信手段によるデータの送
信処理が実行されるので、複数の機器それぞれにて入力
された送信順位に従って、各対応する機器からのデータ
送信が行なわれ、全ての機器間でのデータ通信がなされ
ることになる。
【0009】また、本発明の請求項2に係わる通信装置
は、前記請求項1に係わる通信装置にあって、さらに、
前記送信制御手段により前記送信手段による送信処理が
実行された際、前記順番データ入力手段により入力され
た順番データを送信する順番データ送信手段を備え、前
記送信制御手段は、外部機器から送信された順番データ
を受信する順番データ受信手段を有し、この順番データ
受信手段によって受信した順番データに応じて前記送信
手段によるデータの送信処理を実行させる送信制御手段
であることを特徴とする。
【0010】つまり、請求項2に係わる通信装置では、
外部機器からのデータ送信に伴ない送信された当該外部
機器の順番データを受信し、この受信した外部機器順番
データに応じて当機器のデータ送信処理が実行されるの
で、当機器で入力された順番データと受信した外部機器
順番データとの比較により当機器におけるデータ送信の
タイミングが得られることになる。
【0011】また、本発明の請求項3に係わる通信装置
は、前記請求項2に係わる通信装置にあって、さらに、
通信を行なう機器の数を入力する総数入力手段と、この
総数入力手段により入力された機器総数が前記順番デー
タ受信手段により受信された順番データと同一であるか
否かを判断する判断手段と、この判断手段により機器総
数と受信した順番データが同一と判断され、前記順番デ
ータ入力手段により入力された順番データが1番目を示
すデータであった場合は、前記送信手段によるデータの
送信処理を実行する再送信制御手段とを備えたことを特
徴とする。
【0012】つまり、請求項3に係わる通信装置では、
総数入力手段により入力された通信機器の総数が順番デ
ータ受信手段により外部機器から受信した順番データと
同一と判断され、当機器における順番データが1番目で
ある場合には、送信手段によりデータの再送信が行なわ
れるので、複数の機器相互間でのデータ通信が一通りな
された時点でも全データ通信が終了してない状態では、
再度各機器相互間でのデータ通信処理が開始されること
になる。
【0013】また、本発明の請求項4に係わる通信装置
は、外部機器との間で通信を行なう通信装置であって、
外部機器にデータを送信する際の順番を指定する順番デ
ータを入力する順番データ入力手段と、この順番データ
入力手段により入力された順番データを記憶する順番デ
ータ記憶手段と、外部機器との通信の開始を指示する通
信開始手段と、この通信開始手段により通信の開始が指
示され、前記順番データ記憶手段に記憶された順番デー
タが1番目を示すデータであった際、任意のデータ送信
を行なう第1の送信制御手段と、前記通信開始手段によ
り通信の開始が指示され、前記順番データ記憶手段に記
憶された順番データが2番目を示すデータであった際、
外部機器から送信されるデータの受信処理を行ない、こ
の受信処理が終了した後に任意のデータ送信を行なう第
2の送信制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0014】つまり、請求項4に係わる通信装置では、
通信開始手段により外部機器との通信の開始が指示され
た際に、順番データ記憶手段に記憶される順番データが
1番目である場合には、任意のデータ送信を行なった後
に外部機器から送信されるデータ受信を行ない、また、
順番データ記憶手段に記憶される順番データが2番目で
ある場合には、順番データが1番目として指定された外
部機器から送信されるデータ受信を行なった後に任意の
データ送信を行なうので、複数の機器それぞれにて指定
された送信順位に従って、各対応する機器からのデータ
送信が行なわれると共に、送信機器以外の機器ではデー
タ受信が行なわれ、全ての機器間でのデータ通信がなさ
れることになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図面により本発明の実施の形
態について説明する。図1は本発明の実施形態に係わる
通信装置を搭載した電子手帳の電子回路の構成を示すブ
ロック図である。
【0016】この電子手帳は、CPU(制御部)11を
備えている。CPU(制御部)11は、キー入力部12
からのキー操作信号に応じてROM13に予め記憶され
ているシステムプログラムを起動させ、回路各部の動作
制御を行なうもので、このCPU(制御部)11には、
前記キー入力部12及びROM13の他、RAM14、
送信回路15、受信回路15が接続されると共に、表示
駆動回路17を介して液晶表示部18が接続される。
【0017】前記キー入力部12には、スケジュールデ
ータや電話帳データ等の各種の手帳データを入力した
り、計算機モードにおいて計算式データやプログラムデ
ータ等の各種の数式データを入力したりするための多数
の文字,数字,記号キー群からなるデータ入力キー12
aが備えられると共に、外部機器との間でデータ通信を
行なうための通信モードに設定する際に操作される「通
信」キー12b、各種の動作モードにおける選択データ
の確定や動作の開始を指示する際等に操作される「実
行」キー12c、表示画面上でのカーソル移動操作やデ
ータ選択操作を行なうためのカーソルキー(「↑」
「↓」「←」「→」)12d等が備えられる。
【0018】RAM14には、ドットマトリクス式の液
晶表示部18に表示すべき表示データがビットマップデ
ータとして展開されて記憶される表示レジスタ14a、
本電子手帳と他の外部機器との間でデータ通信を行なう
際に入力設定される通信機器の総数Mが記憶される通信
総数レジスタ14b、当該機器番号Nが送信順位の指定
番号として記憶される自番号レジスタ14c、送信中で
ある機器の自番号Nが受信回路16から受信されて記憶
される送信中レジスタ14d、CPU(制御部)11に
おける制御処理に伴ない入出力される各種のデータが一
時記憶されるワークエリア14e等が備えられる。
【0019】送信回路15は、通信処理の起動に伴ない
選択された送信すべきデータを赤外発光信号に変調して
送信するもので、この送信回路15からの送信信号は、
他の電子手帳等の外部機器に備えられる受信回路16に
て受信され復調される。
【0020】次に、前記構成による通信装置を搭載した
電子手帳の通信処理について説明する。図2は前記通信
装置を搭載した電子手帳の通信処理を示す前半フローチ
ャートである。
【0021】図3は前記通信装置を搭載した電子手帳の
通信処理を示す後半フローチャートである。図4は前記
通信装置を搭載した電子手帳の通信処理に伴なう送信処
理を示すフローチャートである。
【0022】図5は前記通信装置を搭載した電子手帳の
通信処理に伴なう受信処理を示すフローチャートであ
る。図6は前記通信装置を搭載した電子手帳の通信処理
に伴なう操作対応表示状態を示す図である。
【0023】本電子手帳と同仕様の通信機能を有する外
部機器との間でデータ通信を行なうために、キー入力部
12における「通信」キー12bを操作すると、図2,
図3における通信処理が起動され、まず、図6(A)に
示すように、複数の外部機器との相互通信を行なうか、
1対1で通常通信を行なうかを選択するための通信モー
ド選択画面が液晶表示部18に対して表示される(ステ
ップS1)。
【0024】この通信モード選択画面において、カーソ
ルキー12dを操作して、例えば複数の外部機器との相
互通信を行なうための「複数通信」モードを選択して
「実行」キー12cを操作すると、複数通信モードの設
定状態であることが判断され、図6(B)に示すよう
に、本電子手帳から外部機器に対して送信すべきデータ
を選択するための送信データ選択画面が液晶表示部18
に表示される(ステップS2→S3→S4)。
【0025】この送信データ選択画面において、カーソ
ルキー12dを操作して、送信すべきデータを、例えば
「Program」として選択して「実行」キー12c
を操作すると、選択された送信データであるプログラム
データがRAM14内のワークエリア14eに読出され
て設定されると共に、図6(C)に示すように、通信を
行なう通信機器の総数M及び本電子手帳の送信順位自番
号Nを設定するためのM,N設定画面が液晶表示部18
に表示される(ステップS5,S6→S7,S8)。
【0026】このM,N設定画面において、データ入力
キー12a及びカーソルキー12dを操作して、例えば
「通信総数M=5」「送信順位自番号N=2」として設
定し「実行」キー12cを操作すると、設定された「通
信総数M=5」及び「送信順位自番号N=2」が、RA
M14内の通信総数レジスタ14b及び自番号レジスタ
14dにそれぞれ記憶され、当該自番号レジスタ14d
に記憶された本電子手帳の送信順位が“1”番であるか
否かが判断される(ステップS9→S10)。
【0027】ここで、例えば前記RAM14内の自番号
レジスタ14dに記憶された本電子手帳の送信順位が
“1”番であると判断された場合には、図4における送
信処理が起動される(ステップS10→SA)。
【0028】すなわち、図4における送信処理が起動さ
れると、まず、前記ステップS4〜S7の処理に伴ない
選択設定された送信データが、そのデータの種類に応じ
たデータフォーマットに変換設定され、送信回路15か
らそのヘッダデータが送信されると共に、前記選択され
た送信データが送信される(ステップA1,A2,A
3)。
【0029】ここで、前記データ送信を行なう際には、
前記RAM14内の自番号レジスタ14cに記憶されて
いる送信順位データが最初に送信されてから、続いてヘ
ッダデータ及び送信データが送信される。
【0030】このステップSA(A1〜A3)における
送信処理により、RAM14内の自番号レジスタ14c
に記憶された送信順位データが“1”である電子手帳か
らのデータ送信中にあっては、通信対象となっている各
外部機器は全て受信状態に設定されている。
【0031】そして、本電子手帳からのデータ送信処理
が終了すると、図5における受信処理が起動される(ス
テップSA,SB)。すなわち、図5における受信処理
が起動されると、受信回路16を介して通信対象となっ
ている外部機器からのデータ受信の有無が判断されると
共に、外部機器からの信号が前記受信回路16により受
信されると、この受信されたデータがヘッダデータであ
るか否か判断される(ステップB1→B2)。
【0032】ここで、前記受信回路16を介して受信さ
れたデータがヘッダデータであると判断されると、当該
外部機器から受信されたその機器の送信順位を示す自番
号NがRAM14内の送信中レジスタ14dに記憶され
ると友に、RAM14における受信データの記憶アドレ
スが設定される(ステップB2→B3)。
【0033】そして、前記受信回路16を介して、外部
機器から受信されたヘッダデータに続いてその送信デー
タが受信されると、その受信データは前記ステップB3
にて設定された受信データ用記憶アドレスに対応したデ
ータレジスタに記憶される(ステップB4→B5,B
6)。
【0034】このステップSB(B1〜B6)における
受信処理により、RAM14内の自番号レジスタ14c
に記憶された送信順位データが“1”である電子手帳に
おけるデータ受信中にあっては、“2”以降の送信順位
データを有する各外部機器からの送信データが順次受信
される(ステップSB→S11→SB)。
【0035】つまり、前記ステップSBにおいて1回の
受信処理が終了する毎に、当該受信処理においてRAM
14内の送信中レジスタ14dに記憶された送信機器の
送信順位を示す自番号データNが通信総数レジスタ14
bに記憶されている相互通信の対象となる通信機器の総
数と一致するか否か判断されるもので(ステップSB→
S11)、ここで、「N=M」、すなわち、受信された
外部機器の有する送信順位Nが通信総数Mに到達し一致
することで、送信順位“2”以降の各外部機器から順次
送信されたデータを受信したと判断されると、通信終了
か否か、すなわち、前記ステップS4〜S7において送
信データとして選択設定されたデータの全ての送信が終
了したか否か判断され、終了してないと判断された場合
には、再び図4における送信処理が起動される(ステッ
プS11→S12→SA)。
【0036】また、通信終了と判断された場合には、前
記複数の外部機器との相互通信処理が終了される(ステ
ップS12→エンド)。一方、前記ステップS8におい
て、RAM14内の通信総数レジスタ14bに設定記憶
された通信総数M「=5」であり、また、送信順位自番
号N「=2」である場合において、図6(D)に示すよ
うに、キー入力部12の「実行」キー12cを操作した
際に、前記RAM14内の自番号レジスタ14dに記憶
された本電子手帳の送信順位Nが“1”番でないと判断
されると、その時点では、まず、送信順位Nが“1”に
設定されている外部機器の送信処理が起動されるので、
本電子手帳にあっては、図5における受信処理が起動さ
れる(ステップS10→SB)。
【0037】この受信処理(ステップB1〜B6)にお
いて、送信順位が“1”に設定されている外部機器から
送信されたデータが本電子手帳の受信回路16を介して
受信され、RAM14内の設定アドレスに記憶されると
共に、送信中レジスタ14dにその送信機器の自番号N
「=1」として記憶される。
【0038】そして、この受信処理が終了すると、本電
子手帳の自番号レジスタ14cに記憶されている送信順
位自番号N「=2」から“1”を減算した送信順位自番
号N「=1」を有する外部機器からのデータが受信され
た否か、つまり、送信順位として本電子手帳より1つ前
の順位に設定された機器からのデータが受信されたか否
か判断される(ステップS13)。
【0039】この場合、本電子手帳に受信されたデータ
の送信元である外部機器の自番号Nは送信中レジスタ1
4dに“1”として示されており、本電子手帳の送信順
位N「=2」であることで、今回の受信処理により1つ
前の順位に設定された外部機器からのデータが受信され
たと判断されると、次は本電子手帳が送信する順番に当
たるため、図6(E)に示すように、図5における送信
処理が起動される(ステップS13→SA)。
【0040】この送信処理(ステップA1〜A3)によ
り、本電子手帳の送信回路15を介してデータ送信がな
される状態では、他の外部機器、この場合、送信順位が
“1”“3”“4”“5”それぞれの外部機器は全て受
信状態にある。
【0041】そして、本電子手帳からのデータ送信処理
が終了すると、通信終了か否かが、前記送信中レジスタ
14dに記憶された今回の送信機器の自番号Nが通信総
数レジスタ14bに記憶された通信総数M「=5」に一
致するか否かにより判断される(ステップS14)。
【0042】この場合、送信中レジスタ14dに記憶さ
れた送信機器の自番号N「=2」であり、通信総数レジ
スタ14bに記憶されている通信機器の総数M「=5」
には到達していないので、通信終了ではないと判断され
ると、図6(F)に示すように、再び図5における受信
処理が起動され、送信順位が“3”である外部機器から
送信されたデータが受信回路16を介して受信される
(ステップS14→SB)。
【0043】すると、今回の受信処理により本電子手帳
に受信されたデータの送信元である外部機器の自番号N
は送信中レジスタ14dに“3”として記憶され、本電
子手帳の送信順位N「=2」より1つ前の順位に設定さ
れた外部機器からのデータ受信ではないと判断されるの
で、通信終了か否かが、前記送信中レジスタ14dに記
憶された今回の送信機器の自番号N「=3」が通信総数
レジスタ14bに記憶された通信総数M「=5」に一致
するか否かにより判断される(ステップS13→S1
4)。
【0044】この場合、送信中レジスタ14dに記憶さ
れた送信機器の自番号N「=3」であり、通信総数レジ
スタ14bに記憶されている通信機器の総数M「=5」
には到達していないので、通信終了ではないと判断され
ると、再び図5における受信処理が起動され、送信順位
が“4”である外部機器から送信されたデータが受信回
路16を介して受信される(ステップS14→SB)。
【0045】この後さらに、前記ステップS13→S1
4→SBが繰り返され、送信順位が“5”である外部機
器から送信されたデータが受信回路16を介して受信さ
れ、この受信処理が終了すると、送信中レジスタ14d
に記憶された外部機器の自番号Nは「5」であり、通信
総数レジスタ14bに記憶されている通信機器の総数M
「=5」に到達する。
【0046】次に、ステップS14において、通信終了
と判断されると、通信総数Mが5台として設定された各
機器相互間における全てのデータ送受信処理が終了され
る(ステップS14→エンド)。
【0047】一方、前記ステップS1の処理に伴なう通
信モード選択画面「図6(A)参照」の表示状態におい
て、カーソルキー12dを操作して、「1対1通信」モ
ードを選択して「実行」キー12cを操作すると、複数
通信モードの設定状態でないことが判断され、まず、送
信か受信かの選択処理が行なわれる(ステップS1,S
2→S3→S15)。
【0048】ここで、本電子手帳においてある外部機器
にデータの送信を行なう場合に、送信モードを選択して
「実行」キー12cを操作すると、送信モードが選択さ
れたと判断され、送信回路15を介してある外部機器に
対するデータ送信処理が実行される(ステップS15,
S16→S17→S18)。
【0049】一方、本電子手帳においてある外部機器か
ら送信されたデータの受信を行なう場合に、受信モード
を選択して「実行」キー12cを操作すると、送信モー
ドではない受信モードが選択されたと判断され、ある外
部機器から送信されたデータが受信回路16を介して受
信される(ステップS15,S16→S17→S1
9)。
【0050】そして、ある外部機器から送信されたデー
タの全ての受信が終了すると、本電子手帳とある外部機
器との1対1による独立した通信処理が終了される(ス
テップS20→エンド)。
【0051】したがって、前記構成の通信装置を搭載し
た電子手帳によれば、キー入力部12の「通信」キー1
2bを操作して複数通信モードに設定した状態で、「実
行」キー12cにより通信の開始を指示した際に、RA
M14内の自番号レジスタ14cに当機器の送信順位が
1番目であることを指定するデータ“1”が設定記憶さ
れている場合には、送信回路15を介して他の機器に対
するデータの送信が行なわれた後に、受信回路16を介
して他の機器からのデータの受信が行なわれ、また、前
記通信の開始が指示された際に、前記自番号レジスタ1
4cに1番目以外の指定データが設定記憶されている場
合には、前記受信回路16を介して他の機器からのデー
タ受信が行なわれた後に、当該受信された他の機器から
の送信順位指定データが前記自番号レジスタ14cに設
定記憶されている当機器の送信順位指定データの1つ前
の順番の送信順位指定データであった際には、当該デー
タの受信が終了した後に送信回路15を介して他の機器
に対するデータの送信が行なわれるので、複数の機器そ
れぞれの自番号レジスタ14cに記憶されている送信順
位自番号Nに従って、各対応する機器からのデータ送信
が順次行なわれると共に、送信機器以外の機器ではデー
タ受信が行なわれ、全ての機器間での相互のデータ通信
がなされるようになる。
【0052】図7は前記通信装置を搭載した電子手帳の
通信処理に伴なう送信データのフォーマットパターンを
示す図である。図7は例えばグラフ描画用の数式データ
「Y≧2X2 +3X+1」を送信データとして選択した
際に、図4におけるステップA1にて変換設定されるフ
ォーマットパターンを示しており、ヘッダデータにおけ
るフォーマットグループ,データ種類,データ容量,グ
ラフ色等を示すコードとして、全てアスキーコードが利
用されてフォーマットされる。
【0053】すなわち、従来の送信データフォーマット
のように、予めデータの種類に応じて区分分けされたバ
イト位置にフラグをセットして構成する形態に較べ、新
たな種類のデータを送る場合でも、フォーマットパター
ンそのものを変更する必要はなく、予め決められたバイ
ト位置のアスキーコードから判断できるようになる。
【0054】図8は前記通信装置を搭載した電子手帳の
通信処理に伴なうデータフォーマットのグループ化構造
を示す図である。すなわち、多種類の送信データ“1”
〜“X”が存在しても、予めグループ分けされた数種類
のデータフォーマット(A)〜(D)に共通化して、そ
のそれぞれのヘッダフォーマットとデータフォームとに
フォーマットして送受信することにより、通信処理を簡
素化することができる。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係わ
る通信装置によれば、順番データ入力手段によって入力
された順番データの順番に応じて、各機器毎にその送信
手段によるデータの送信処理が実行されるので、複数の
機器それぞれにて入力された送信順位に従って、各対応
する機器からのデータ送信が行なわれ、全ての機器間で
のデータ通信がなされるようになる。
【0056】また、本発明の請求項2に係わる通信装置
によれば、外部機器からのデータ送信に伴ない送信され
た当該外部機器の順番データを受信し、この受信した外
部機器順番データに応じて当機器のデータ送信処理が実
行されるので、当機器で入力された順番データと受信し
た外部機器順番データとの比較により当機器におけるデ
ータ送信のタイミングが得られるようになる。
【0057】また、本発明の請求項3に係わる通信装置
によれば、総数入力手段により入力された通信機器の総
数が順番データ受信手段により外部機器から受信した順
番データと同一と判断され、当機器における順番データ
が1番目である場合には、送信手段によりデータの再送
信が行なわれるので、複数の機器相互間でのデータ通信
が一通りなされた時点でも全データ通信が終了してない
状態では、再度各機器相互間でのデータ通信処理が開始
されるようになる。
【0058】また、本発明の請求項4に係わる通信装置
によれば、通信開始手段により外部機器との通信の開始
が指示された際に、順番データ記憶手段に記憶される順
番データが1番目である場合には、任意のデータ送信を
行なった後に外部機器から送信されるデータ受信を行な
い、また、順番データ記憶手段に記憶される順番データ
が2番目である場合には、順番データが1番目として指
定された外部機器から送信されるデータ受信を行なった
後に任意のデータ送信を行なうので、複数の機器それぞ
れにて指定された送信順位に従って、各対応する機器か
らのデータ送信が行なわれると共に、送信機器以外の機
器ではデータ受信が行なわれ、全ての機器間でのデータ
通信がなされるようになる。
【0059】よって、本発明によれば、複数の電子機器
間において、2台1組毎の送受信操作を何回も繰り返し
行なう必要なく、簡単に各電子機器相互間でのデータ通
信処理を行なうことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わる通信装置を搭載した
電子手帳の電子回路の構成を示すブロック図。
【図2】前記通信装置を搭載した電子手帳の通信処理を
示す前半フローチャート。
【図3】前記通信装置を搭載した電子手帳の通信処理を
示す後半フローチャート。
【図4】前記通信装置を搭載した電子手帳の通信処理に
伴なう送信処理を示すフローチャート。
【図5】前記通信装置を搭載した電子手帳の通信処理に
伴なう受信処理を示すフローチャート。
【図6】前記通信装置を搭載した電子手帳の通信処理に
伴なう操作対応表示状態を示す図。
【図7】前記通信装置を搭載した電子手帳の通信処理に
伴なう送信データのフォーマットパターンを示す図。
【図8】前記通信装置を搭載した電子手帳の通信処理に
伴なうデータフォーマットのグループ化構造を示す図。
【符号の説明】
11 …CPU(制御部)、 12 …キー入力部、 12a…データ入力キー、 12b…「通信」キー、 12c…「実行」キー、 12d…カーソルキー、 13 …ROM、 14 …RAM、 14a…表示レジスタ、 14b…通信総数レジスタ、 14c…自番号レジスタ、 14d…送信中レジスタ、 14e…ワークエリア、 15 …送信回路、 16 …受信回路、 17 …表示駆動回路、 18 …液晶表示部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の機器間で通信を行なう通信装置に
    おいて、 外部機器にデータを送信する送信手段と、 それぞれの機器毎に順番を指定するための順番データを
    入力する順番データ入力手段と、 この順番データ入力手段によって入力された順番データ
    の順番に応じて前記送信手段によるデータの送信処理を
    実行させる送信制御手段とを具備したことを特徴とする
    通信装置。
  2. 【請求項2】 さらに、 前記送信制御手段により前記送信手段による送信処理が
    実行された際、前記順番データ入力手段により入力され
    た順番データを送信する順番データ送信手段を備え、 前記送信制御手段は、外部機器から送信された順番デー
    タを受信する順番データ受信手段を有し、 この順番データ受信手段によって受信した順番データに
    応じて前記送信手段によるデータの送信処理を実行させ
    る送信制御手段であることを特徴とする請求項1記載の
    通信装置。
  3. 【請求項3】 さらに、 通信を行なう機器の数を入力する総数入力手段と、 この総数入力手段により入力された機器総数が前記順番
    データ受信手段により受信された順番データと同一であ
    るか否かを判断する判断手段と、 この判断手段により機器総数と受信した順番データが同
    一と判断され、前記順番データ入力手段により入力され
    た順番データが1番目を示すデータであった場合は、前
    記送信手段によるデータの送信処理を実行する再送信制
    御手段とを備えたことを特徴とする請求項2記載の通信
    装置。
  4. 【請求項4】 外部機器との間で通信を行なう通信装置
    において、 外部機器にデータを送信する際の順番を指定する順番デ
    ータを入力する順番データ入力手段と、 この順番データ入力手段により入力された順番データを
    記憶する順番データ記憶手段と、 外部機器との通信の開始を指示する通信開始手段と、 この通信開始手段により通信の開始が指示され、前記順
    番データ記憶手段に記憶された順番データが1番目を示
    すデータであった際、任意のデータ送信を行なう第1の
    送信制御手段と、 前記通信開始手段により通信の開始が指示され、前記順
    番データ記憶手段に記憶された順番データが2番目を示
    すデータであった際、外部機器から送信されるデータの
    受信処理を行ない、この受信処理が終了した後に任意の
    データ送信を行なう第2の送信制御手段とを具備したこ
    とを特徴とする通信装置。
JP8008547A 1996-01-22 1996-01-22 通信装置 Pending JPH09198335A (ja)

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