JPH09197431A - 空間光変調素子および画像書込み読出し装置 - Google Patents

空間光変調素子および画像書込み読出し装置

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JPH09197431A
JPH09197431A JP393596A JP393596A JPH09197431A JP H09197431 A JPH09197431 A JP H09197431A JP 393596 A JP393596 A JP 393596A JP 393596 A JP393596 A JP 393596A JP H09197431 A JPH09197431 A JP H09197431A
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JP
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light
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reading
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transparent electrode
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Withdrawn
Application number
JP393596A
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English (en)
Inventor
Takayuki Tsuboi
孝之 坪井
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Canon Inc
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 読出し動作による蓄積画像データの劣化が少
なく、高画質でローコストの空間光変調素子および画像
書込み読出し装置を提供する。 【解決手段】 1aはガラス基板、1bはこのガラス基
板1aに設けた第1の透明電極、1cはフォトコン層
(光導電層)、1dは誘電体層、1eはFLC(強誘電
性液晶)、1fはガラス基板1gに設けた第2の透明電
極である。第1,第2の透明電極1b,1fにスイッチ
3を介して電圧2を印加した状態で第1の透明電極1b
側から光101を当てると、光の当っている部分のフォ
トコン層1cが導通状態となり、その部分の電荷が矢印
102のように移動し、その部分のFLC1eの電界の
強さが大となり、液晶分子が反転する。スイッチ3を破
線位置とし電圧印加を中止すると、FLCのメモリ機能
により画像データが記憶される。透明電極1b,1fは
短絡されるので、画像読出し光による蓄積画像データの
劣化が少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶を用いた空間
光変調素子およびこれを用いた画像書込み読出し装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置の提案が種々ある
が、本発明に近い例として特開平5−127140号公
報記載のものを挙げることができる。
【0003】通常、ディジタルカメラに使用する撮像デ
バイスとしては、CCDが一般的であるが、例えば画素
数が1千万画素を越えるような超高画質を備える電子ス
チルカメラ用としては適したものではない。すなわちC
CDはハード構成上、フォトセンサ部の有効面積が全デ
バイス面積の数%と少なく、必ずしも高画素=高感度化
に適している素子ではない。従って、前記公報に掲載さ
れているような空間光変調素子を用いたものが提案され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来例では、空間光変調素子の光書込み部と光読出し
部とを分ける誘電ミラー部(ダイクロイックミラーのよ
うな数十層の非金属(導通しないため)のミラー)のコ
ストが高い点、反射式で読出した光信号をA/D変換
するにあたり、光の入射と反射を途中のビームスプリッ
タ等で分割する必要があり、光のエネルギひいては電源
にロスが生じる点、読出しが反射式のため読出し側に
発光部やビームスプリッタ等の大きなスペースが必要と
なり、装置が大型化する、書込み光に対しても誘電ミ
ラーが反応してフレアーとなるため、誘電ミラーとフォ
トコン層との間に遮光層(反射防止膜層)が必要とな
り、FLC記録部を挟んだ厚みが増して、同じ電界をか
けて記録するための余分な電気エネルギあるいは回路構
成が必要となるという4つの大きな問題が生じていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では前述の4つの
問題を解消するために、読出し光を透過式とした。しか
しながら、単純に読出し光を透過式にするだけでは書込
み用に設けたフォトコン層が反応してしまうため、フ
ォトコン層をバイアスする交流電源2をスイッチでオフ
しさらにショート回路を構成することにより、実質的な
フォトコン層の読出し時の反応を押えた。フォトコン
層に感度のない赤外光を読出しに使うことにより、読出
し時のフォトコン層の反応を押えた。
【0006】以上の構成により、読出し動作による蓄積
画像データの劣化を押さえ、高画質でローコストの空間
光変調素子および画像書込み読出し装置を提供できる。
【0007】詳しくは、本発明は、空間光変調素子を次
の(1)のとおりに、また画像書込み読出し装置を次の
(2),(3),(4)のとおりに構成する。
【0008】(1)第1の透明電極,光導電体,誘電
体,強誘電性液晶,第2の透明電極をこの順序で配置
し、かつ前記第1の透明電極と前記第2の透明電極との
間に書込み時に電圧を印加し、書込み時以外はその両電
極間を短絡する手段を備えた空間光変調素子。
【0009】(2)前記(1)記載の空間光変調素子に
より画像の書込み,読出しを行う画像書込み読出し装置
であって、読出し用の光を、書込み側である第1の透明
電極側から照射するようにした画像書込み読出し装置。
【0010】(3)書込み用の光が可視光であり、読出
し用の光が赤外光である前記(2)記載の画像書込み読
出し装置。
【0011】(4)書込み側に、撮影光学系とダイクロ
イックミラーを配置した前記(2)記載の画像書込み読
出し装置。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施例により詳しく
説明する。
【0013】
【実施例】
(実施例1)図1は本発明にかかる空間光変調素子1を
大きさを誇張し模式的に示す断面図で、図の左側が光書
込み側、右側が読出し側である。ガラス基板1aに第1
の透明電極1b(通常酸化インジウム等)が構成され、
その右側に厚み数μのアモルファスシリコン等によるフ
ォトコン層(フォトダイオード等の光導電層)1cが形
成され、その右側にポーラス(砂つぶのようにとなり同
士の粒子が電気的につながっていない)状態で誘電体層
1dが構成されている。その右側にFLC(強誘電性液
晶)1e,第2の透明電極1fさらに読出し側のガラス
基板1gという順序に構成されている。また、第1の透
明電極1bと第2の透明電極1fは、交流電源2にスイ
ッチ3を介して接続されていて、図中左側より光101
が当たるとフォトコン層1cが導通され、電荷が矢印1
02のごとく(光の当った部分のみ)移動し、従ってギ
ャップの2乗に反比例する電界の強さが光の当っていな
い部分のおよそ1ケタ増となりFLC1eの液晶分子を
反転させる。なお、このFLCにはメモリ性があり、一
度液晶分子が反転した状態は電気回路が切られたとして
も、逆側の強いリセット電界がかけられない限り保持さ
れる。
【0014】そのような状態で書込みが行われた後、ス
イッチ3は破線のごとくショート回路4側に切り替わ
り、透明電極1b,1f間をショートさせて同電位にす
る。こうなるともはや図中左側より光が当ったとして
も、透明電極1b,1fは同電位となっているため、フ
ォトコン層1cが作用してもFLC1eにかかる電界は
変化しない。
【0015】前段で説明した誘電体1dがミラー構成と
なっている従来の空間光変調素子は図中右側から強い光
を与えて、誘電体1dで反射させた像の信号を図中右側
より読み取るのであるが、ミラーのための薄膜の層が通
常20〜40層と生産上手間が大変必要となり高コスト
となるばかりでなく、左側から入射する書込み光に関し
ても誘電体がミラーとして機能するため、薄いフォトコ
ン層で吸収しきれなかった光が反射して、再びフォトコ
ン層に入り、像のコントラストを低下させるといったマ
イナスの作用も働いていた。しかしながら、本発明の構
成では1dは単なる偏光膜工程で良く、コスト上,性能
上大きな効果が期待できる。
【0016】
【数1】
【0017】7〜10までは、空間光変調素子1の光読
出し装置の機能を示す部分で、7は半導体レーザで図2
においては可視光のレーザである。8および9は部分上
面図と見比べると良く理解できるように、Y軸方向とZ
軸方向の曲面形状が異なるトーリック曲面レンズで、前
述の空間光変調素子1をライン状に照射するべくトーリ
ック面で構成されている。10は、例えば可視光に感度
のあるアモルファス膜で構成されたラインセンサで、図
中長手方向におよそ3000ピクセル程度並んでいて、
前述の半導体レーザ7によって照射された空間光変調素
子1の一ライン毎のFLC1eに記録された輝度情報を
光電変換し、不図示の電気回路に出力する。
【0018】また、前述した空間光変調素子1は、図中
矢印アの方向に細かいピッチで移動することが可能とな
っており、前述の一ラインごとの信号を、矢印アの方向
に空間光変調素子1を移動しながら、次々と電気回路に
出力しながら、記録された全画素データをラインセンサ
10で読み取ることが可能となっている。
【0019】以上のような構成でその動作を説明する
と、撮影者が本カメラを構えて不図示のレリーズボタン
を半押しすると、スイッチ3は図中時計方向に回動して
交流電源2と空間光変調素子1の2個の透明電極1b,
1fを導通させ、記録時とは逆側の強い電界を発生さ
せ、FLC1e部に記録された画像データをリセットす
る。
【0020】この後、電界の方向を記録状態に修正し、
記録状態の強さに適した電圧で待機する。
【0021】この後、撮影者がレリーズボタンを押す
と、公知のAF(オートフォーカス)およびAE(自動
露出調整)動作が行われ、前述のごとく空間光変調素子
1に各色分けされた輝度画像が記録される。
【0022】その後、スイッチ3がショート回路4側に
切り替わって2個の透明電極1b,1fが同電位になっ
た後に、半導体レーザ7がライン状に空間光変調素子1
を照射し、その画像データをラインセンサ10によって
読み取りながら、公知の送り手段にて空間光変調素子1
を図中矢印ア方向に移動させFLC1e上に記録された
データを光電変換し、不図示の電気回路に送り、これを
加工した後、公知のディジタル記録部に記録する。
【0023】以上説明したように、本実施例によれば、
読出し動作による蓄積画像データの劣化をおさえ、高画
質の画像をコンパクトな装置で得ることができる。
【0024】(実施例2)図3は実施例2の“電子スチ
ルカメラ”の構成を示す図である。本実施例では赤外光
(赤外線ともいう)で読出す例である。図3において、
11は赤外発光のレーザダイオード(半導体レーザ)
で、12は撮影光路中に挿入された赤外光反射ダイクロ
イック膜面を有する読取りプリズム、13は結晶シリコ
ン等で構成された赤外光に感度を持つラインセンサであ
る。
【0025】この例は可視光で撮影され、色分割された
光の記録情報を赤外光を使って読出すという構成で、実
施例1の効果の他に次のような2つの新しい効果を得る
ことができる。1つ目は元々撮影には関係のない赤外光
を読出しに使うことで撮影光路中任意の所に赤外光のみ
に反応する(反射する)ダイクロイック膜のようなもの
を挿入して読出し光路を形成できるため、全体がコンパ
クトにまとまる点。例えば全反射面6dなどを利用して
図2のような光路挿入も可能である。2つ目は読出し光
である赤外光に空間光変調素子のアモルファス膜が反応
しないため、よりS/Nの良い信号が読み出せるといっ
た点である。
【0026】さらに本実施例においては、信号読出し時
に、読出しプリズム12とラインセンサ13をセットで
移動してスキャニングすることも可能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
読出し動作による蓄積画像データの劣化の少ない、高画
質でローコストの空間光変調素子および画像書込み読出
し装置を提供することができる。さらに、請求項2記載
の発明では装置をコンパクトに構成でき、請求項3記載
の発明では蓄積画像データの劣化のより少ない装置とす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる空間光変調素子の構成を示す
【図2】 実施例1の構成を示す図
【図3】 実施例2の構成を示す図
【符号の説明】
1b 第1の透明電極 1c フォトコン層 1d 誘電体層 1e FLC(強誘電性液晶) 1f 第2の透明電極

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の透明電極,光導電体,誘電体,強
    誘電性液晶,第2の透明電極をこの順序で配置し、かつ
    前記第1の透明電極と前記第2の透明電極との間に書込
    み時に電圧を印加し、書込み時以外はその両電極間を短
    絡する手段を備えたことを特徴とする空間光変調素子。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の空間光変調素子により画
    像の書込み,読出しを行う画像書込み読出し装置であっ
    て、読出し用の光を、書込み側である第1の透明電極側
    から照射するようにした画像書込み読出し装置。
  3. 【請求項3】 書込み用の光が可視光であり、読出し用
    の光が赤外光であることを特徴とする請求項2記載の画
    像書込み読出し装置。
  4. 【請求項4】 書込み側に、撮影光学系とダイクロイッ
    クミラーを配置したことを特徴とする請求項2記載の画
    像書込み読出し装置。
JP393596A 1996-01-12 1996-01-12 空間光変調素子および画像書込み読出し装置 Withdrawn JPH09197431A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8018413B2 (en) 2007-01-29 2011-09-13 Fuji Xerox Co., Ltd. Driving apparatus for photo-addressing type display element, driving method and photo-addressing type display apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8018413B2 (en) 2007-01-29 2011-09-13 Fuji Xerox Co., Ltd. Driving apparatus for photo-addressing type display element, driving method and photo-addressing type display apparatus
US8547313B2 (en) 2007-01-29 2013-10-01 Fuji Xerox Co., Ltd. Driving apparatus for photo-addressing type display element, driving method and photo-addressing type display apparatus

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