JPH08304922A - 電子現像型撮像装置 - Google Patents

電子現像型撮像装置

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Publication number
JPH08304922A
JPH08304922A JP7137257A JP13725795A JPH08304922A JP H08304922 A JPH08304922 A JP H08304922A JP 7137257 A JP7137257 A JP 7137257A JP 13725795 A JP13725795 A JP 13725795A JP H08304922 A JPH08304922 A JP H08304922A
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JP
Japan
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optical system
electro
recording medium
developing
image
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Application number
JP7137257A
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English (en)
Inventor
Tahei Morisawa
太平 森沢
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡素かつコンパクトな構成で、撮影および読
出し動作が可能な電子現像型撮像装置を得る。 【構成】 撮像光学系12と電子現像型記録媒体30の
間に反射ミラーを保持する可動リフレクタ50を回動可
能に設ける。光源42を電子現像型記録媒体30の後方
に固定する。可動リフレクタ50がダウン位置にあると
き、撮像光学系12からの被写体像は、反射ミラーの撮
像光学系12に対向する反射面を反射し、ファインダ1
5に導かれるとともに、光源42より出射され、電子現
像型記録媒体30を透過した透過光は、反射ミラーの電
子現像型記録媒体30に対向する反射面を反射し、スキ
ャナ光学系43に導かれる。透過光は、スキャナ光学系
43により結像し、ラインセンサ44により読み出され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影により得られた画
像を電子的に現像する電子現像型の記録媒体を使用する
撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、撮影レンズにより得られた光学像
を電子的に現像することができる写真材料が知られてお
り、例えば特開平5−2280号公報には、静電情報記
録媒体と電荷保持媒体とを組み合わせた記録媒体が開示
されている。この明細書では、このような記録媒体を電
子現像型記録媒体と呼び、また、この電子現像型記録媒
体を用いた撮像装置を電子現像型撮像装置と呼ぶ。
【0003】上記公報に記載された電子現像型記録媒体
において、静電情報記録媒体は光導電層と無機酸化物層
を有し、電荷保持媒体は液晶表示素子を有している。こ
の構成では、静電情報記録媒体と電荷保持媒体に電圧が
印加された状態で静電情報記録媒体が露光されると、入
射光量に応じた電荷が静電情報記録媒体に生成される。
静電情報記録媒体に対向して配置された液晶表示素子に
かかる電界の強さは、その生成電荷に応じて変化するの
で、液晶表示素子には光量分布に応じた画像が表示すな
わち現像される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子現像型
記録媒体を透過した透過光をラインセンサ等により読み
取るように構成し、電子現像型記録媒体に保持されてい
る光学像を即時読み出してICカード等に記録しようと
する場合、読取り時、光源からの光は電子現像型記録媒
体を透過する必要がある。一方撮影時、光源、ラインセ
ンサ等は光軸から外れた位置に退避する必要があり、例
えば光源を駆動する駆動モータを設け、読取り時のみ光
源を電子現像型記録媒体に対向する位置に配置すること
も考えられるが、この場合、光源を駆動する構成の分、
装置自体が複雑化し、大型化する。
【0005】本発明は、以上のような問題を解決するも
のであり、簡素かつコンパクトな構成で、撮影および読
出し動作が可能な電子現像型撮像装置を得ることを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子現像型
撮像装置は、上記課題を解決するため、撮像光学系によ
り結像される被写体像の結像面上に配置され、被写体像
を電子的に光学情報として保持する電子現像型記録媒体
と、撮像光学系と電子現像型記録媒体との間に設けら
れ、少なくとも被写体観察時には撮像光学系の光路内に
進出して、撮像光学系と対向する第1反射面により撮像
光学系からの光束を被写体観察用のファインダ光学系へ
導く反射ミラーと、電子現像型記録媒体を、撮像光学系
からの光束の入射方向と対向する方向から照明する光源
と、この光源から射出され、電子現像型記録媒体を透過
してきた光束を結像させるスキャナ光学系と、このスキ
ャナ光学系による結像位置に配置され、電子現像型記録
媒体に記録された光学情報に対応する電気的な画像情報
を得るラインセンサとを備えた電子現像型撮像装置であ
って、反射ミラーの第1反射面と反対側の面には、電子
現像型記録媒体を透過してきた光束をスキャナ光学系へ
向けて反射させる第2反射面が形成されていることを特
徴としている。
【0007】また、本発明に係る電子現像型撮像装置
は、上記課題を解決するため、撮像光学系により結像さ
れる被写体像の結像面上に配置され、前記被写体像を電
子的に光学情報として保持する電子現像型記録媒体と、
前記撮像光学系と電子現像型記録媒体との間に設けら
れ、少なくとも被写体観察時には前記撮像光学系の光路
内に進出して、前記撮像光学系と対向する第1反射面に
より前記撮像光学系からの光束を被写体観察用のファイ
ンダ光学系へ導く反射ミラーと、前記電子現像型記録媒
体を、前記撮像光学系からの光束の入射方向と対向する
方向から照明する光源と、この光源から射出され、前記
電子現像型記録媒体を透過してきた光束を結像させるス
キャナ光学系と、このスキャナ光学系による結像位置に
配置され、前記電子現像型記録媒体に記録された光学情
報に対応する電気的な画像情報を得るラインセンサとを
備えた電子現像型撮像装置であって、前記反射ミラー
は、前記第1反射面と反対側の面に形成された第2反射
面を有し、前記撮像光学系の光路内進出時においては、
前記スキャナ光学系の光路内にも進出した位置にあり、
前記電子現像型記録媒体を透過してきた光束を前記スキ
ャナ光学系へ向けて反射させることを特徴としている。
【0008】
【実施例】以下図示実施例により本発明を説明する。図
1は本発明の一実施例を適用したスチルビデオカメラの
外観図である。このスチルビデオカメラは電子現像型の
撮像装置であり、電子現像型記録媒体によって画像を現
像するように構成されている。
【0009】カメラ本体11を前方から見ると、前面の
略中央には、撮像光学系12(図2参照)が取付られる
レンズ取付口12cが形成され、その上方にはファイン
ダ15が設けられる。レンズ取付口12cの左上方には
レリーズスイッチ14が設けられており、これを半押し
すると、AF動作が行われ、また全押しすると、撮影動
作が行われる。レンズ取付口12cの上方にはストロボ
13が取り付けられる。このカメラにより得られた画像
信号を記録する記録媒体としてのICカードCは、カメ
ラ本体11の側面に設けられたカード挿入口(図示せ
ず)より着脱される。
【0010】図2はスチルビデオカメラの断面図、図3
はブロック図である。システムコントロール回路20
は、マイクロコンピュータであり、本カメラ全体の制御
を行う。システムコントロール回路20には、レリーズ
スイッチ14等の各種スイッチ、種々の設定状態等を表
示するための表示素子68、ストロボ13の発光制御を
行うためのストロボ駆動回路23の他、後述する種々の
各回路等が接続され、各種動作が制御される。
【0011】撮像光学系12は、レンズ取付口12cに
取付けられ、複数のレンズ群12bの他、絞り12aを
有している。各レンズ群12aは、AF動作時に所望の
フォーカス位置をとるべく移動する。
【0012】電子現像型記録媒体30は、記録ユニット
41の開口部41a内に嵌合されて記録ユニット41に
保持される。記録ユニット41には駆動モータ47に連
結される減速ギヤの1つのギヤが噛合している。媒体移
動回路46の制御により、駆動モータ47が駆動し、記
録ユニット41が図2の上下方向(副走査方向)に移動
する。通常、記録ユニット41は図2に示す初期位置に
定められており、このとき電子現像型記録媒体30は、
撮像光学系12により結像される被写体像の結像面12
d上に配置される。電子現像型記録媒体30は、電圧印
加されている間に露光されることによって、後述するよ
うに撮像光学系12によって結像された被写体像を可視
像として現像し、電子的に光学情報(光学像)として保
持する。
【0013】撮像光学系12と電子現像型記録媒体30
の間には可動リフレクタ50が、光軸に垂直な軸回りに
回動可能に設けられる。可動リフレクタ50には反射ミ
ラー51(図6参照)が設けられ、可動リフレクタ50
の上方には被写体観察用のファインダ光学系15aが配
設され、可動リフレクタ50から導かれる光をファイン
ダ15に導いている。可動リフレクタ50は、通常(少
なくとも被写体観察時)、撮像光学系12の光路内に進
出して、ダウン位置(実線により示される傾斜状態)に
定められ、撮像光学系12を通過した光をファインダ光
学系15aに導いているが、撮像動作時、露出制御回路
27の制御に従い、ミラー駆動回路25によって上方に
回動せしめられアップ位置(破線により示される水平状
態)、すなわち撮像光学系12から電子現像型記録媒体
30に導かれる光の経路から外れた撮影位置に定めら
れ、これにより撮像光学系12からの被写体像が電子現
像型記録媒体30に結像する。また、電子現像型記録媒
体30への露光動作が完了した後、可動リフレクタ50
は、再び元のダウン位置に復帰せしめられる。
【0014】可動リフレクタ50と電子現像型記録媒体
30の間にはシャッタ22が設けられる。シャッタ22
は通常閉塞しているが、撮像および読出し動作時、露出
制御回路27の制御に従って、シャッタ駆動回路26に
よって所定時間開放され、これにより撮像光学系12ま
たは光源42から導かれる光が電子現像型記録媒体30
に導かれる。
【0015】絞り12a、可動リフレクタ50およびシ
ャッタ22は、それぞれアイリス駆動回路24、ミラー
駆動回路25およびシャッタ駆動回路26によって駆動
され、これらの回路24、25、26は露出制御回路2
7により制御される。露出制御回路27はシステムコン
トロール回路20から出力される指令信号に従って動作
する。すなわち、露出制御時、測光センサ28からの出
力信号に基づく露出制御回路27の制御に従って、絞り
12aはアイリス駆動回路24により開度を調整され
る。
【0016】また、このスキャナカメラは、電子現像型
記録媒体30に保持される光学像を読み出し、例えばI
CカードC等のメモリ媒体に記録する機能を有してお
り、光源42、スキャナ光学系43、ラインセンサ4
4、ICカードCを保持するICカード保持部18の
他、媒体読取回路45、媒体移動回路46、アンプ6
1、A/D変換器62、画像処理回路63、インターフ
ェイス回路65等が設けられた回路基板17(図2参
照)を備えている。
【0017】光源42は、撮像光学系12から電子現像
型記録媒体30に導かれる光の経路から外れた、電子現
像型記録媒体30の後方、すなわち撮像光学系12と反
対側に電子現像型記録媒体30に対向して固定枠48に
取り付けられて固定され、撮像光学系12からの光束の
入射方向と対向する方向から電子現像型記録媒体30を
照明する。光源42は図4に示すように、支持枠42a
と、この支持枠42aに支持された複数個の発光素子
(LED、発光体)42bと、この発光素子42bの発
する光束を平行光束として射出させる光学系のコリメー
トレンズアレイ42cとを有している。発光素子42b
とコリメートレンズアレイ42cは水平方向に配列され
ており、図5に示すように、発光素子42bから出射さ
れた光線LBは、コリメートレンズアレイ42cによっ
て平行光束に変換され、電子現像型記録媒体30に照射
される。なお、このように複数の発光素子42bを配設
する構成に代え、連続的な線状の発光素子を設けてもよ
い。また光源としては、電子現像型記録媒体30の散乱
特性に優れた450n程度の青色波長近傍のものが好ま
しい。
【0018】スキャナ光学系43は、可動リフレクタ5
0の下方に固定され、スキャナレンズ43a、全反射ミ
ラー43cの順に配置される。全反射ミラー43cは、
スキャナレンズ43aにより集光された透過光を、図2
において全反射ミラー43cの右側に配置されたライン
センサ44に導いている。スキャナレンズ43aの作用
により、可動リフレクタ50から導かれる光束は、ライ
ンセンサ44の受光面が配置された結像面に結像する。
スキャナレンズ43aは、その構成レンズが対称なリレ
ーレンズ系であり、このため電子現像型記録媒体30上
の被写体像の結像面12dからスキャナレンズ43aの
入射面までの光路長と、スキャナレンズ43aの出射面
からラインセンサ44の受光面までの光路長は等しく、
したがって被写体結像面12dとラインセンサ44の受
光面とは光学的に対称な位置にある。別言すれば、電子
現像型記録媒体30上の像面と、ラインセンサ44の受
光面は、それぞれスキャナ光学系43の焦点位置に位置
している。
【0019】ラインセンサ44は、その受光面がスキャ
ナ光学系43による結像面上に配置されるように固定さ
れ、上記透過光の光学像に対応する電気的な画像情報を
得る。ラインセンサ44は、例えば4096画素のCC
D1次元センサが用いられる。
【0020】アンプ61では、ラインセンサ44から出
力された画素信号が増幅され、A/D変換器62によっ
てデジタル信号に変換される。画像処理回路63では、
上記デジタル信号にシェーディング補正、ドロップアウ
ト補正およびガンマ補正等の処理を施されて所定の画像
情報に変換された後、メモリに一時的に格納される。イ
ンターフェイス回路65では、メモリから読み出された
画像情報が画像圧縮、画素データの間引き、補間処理、
画像圧縮あるいはフォーマットの変換等の処理を施さ
れ、メモリ媒体であるICカードCに出力され、記録さ
れる。
【0021】上記読出し動作時、光源42、ラインセン
サ44および媒体移動回路46は媒体読取回路45によ
り駆動制御され、アンプ61、A/D変換器62、画像
処理回路63、インターフェイス回路65等はシステム
コントロール回路20により制御される。
【0022】図6の(a)は可動リフレクタの断面図、
(b)は正面図である。可動リフレクタ50は、反射ミ
ラー51、支持部材52および回転軸53より構成され
る。反射ミラー51は、いわゆるクイックリターンミラ
ーであり、支持部材52に凹設された支持部52aに係
合し、載置された状態で支持部材52に固定される。支
持部52aの底面の略中央付近には開口部52bが形成
され、この開口部52bより反射ミラー51の反射面H
2が外部に露出している。支持部材52の上縁に形成さ
れた軸孔には回転軸53が貫通しており、支持部材52
は、この回転軸53回りに回動可能である。
【0023】反射ミラー51が図2に示すダウン位置に
定めらているとき、撮像光学系12の光軸と反射ミラー
51の反射面H1とのなす角と、スキャナ光学系43の
光軸と反射ミラー51の反射面H2とのなす角が等しく
なるよう、撮像光学系12、スキャナ光学系43等の各
部材は配置されている。反射ミラー51の一方の反射面
H1は、撮像光学系12の光軸に対して45度傾斜した
位置にあり、撮像光学系12からの光束を反射面H1に
よりファインダ光学系15aへ向けて90度偏向させて
いる。これと同時に反射ミラー51の反対側の反射面H
2は、光源42より射出され、電子現像型記録媒体30
を透過してきた光束の光軸に対して同じく45度傾斜し
た位置にあり、電子現像型記録媒体30を透過してきた
光束を90度偏向させ、スキャナ光学系43に反射させ
ている。このとき、反射面H2によって反射された光束
は、その光軸が撮像光学系12に対して垂直な光束とな
る。別言すると、スキャナ光学系43と、撮像光学系1
2は、これらの光軸が互いに直交するように反射ミラー
51に対して配置されている。
【0024】反射面H1、H2には、アルミまたは銀等
の金属の薄膜や誘電体の薄膜とを組み合わせて積層形成
するコーティング処理が施されて反射膜が形成されてい
る。詳述すると、反射面H1には、金属蒸着による全反
射膜が形成され、反射面H2には、電子現像型記録媒体
の散乱特性に優れた波長近傍の光の反射率が最も高くな
るように、金属薄膜と誘電体薄膜とを組み合わせた多層
膜構造の反射膜が形成されている。なお、反射面H2
は、その全体にわたって多層膜コートする必要はなく、
本実施例においては、開口部52bより露出する部分周
辺のみ、反射膜が形成されている。
【0025】図7は電子現像型記録媒体30の記録領域
の構成を示す図であり、これは特開平5−2280号公
報に開示されたものと同じである。すなわち電子現像型
記録媒体30は静電情報記録媒体31と電荷保持媒体3
2と電源33とを備えている。静電情報記録媒体31
は、基板34、電極層35、無機酸化物層36および光
導電層37を積層して成り、光導電層37は電荷発生層
37aと電荷輸送層37bを重合させて構成される。電
荷保持媒体32は、液晶支持体38と液晶電極層39の
間に液晶40を封入して構成される。静電情報記録媒体
31の電荷輸送層37bと電荷保持媒体32の液晶支持
体38とは微小間隙をもって対向している。
【0026】電源33は記録媒体記録回路29によりオ
ンオフ制御され、電源33がオン状態のとき、電極層3
5と液晶電極層39の間、すなわち静電情報記録媒体3
1と電荷保持媒体32に電圧が印加される。この電圧印
加状態で静電情報記録媒体31が露光されると、静電情
報記録媒体31には、画像に応じた電荷が発生する。こ
の電荷に応じて、液晶40に作用する電界の強さが変化
するため、液晶40には、その画像が可視像として表示
され、被写体像が現像される。この電荷保持媒体32は
分散型液晶表示素子であり、現像された可視像は電界を
除去しても保持される。分散型液晶表示素子は、加熱装
置(図示せず)を用いて所定の温度に加熱することによ
り、現像された可視像を消去させることもでき、その場
合は繰り返し同一記録媒体を用いることもできる。
【0027】図8は、記録ユニット近傍を示す図であ
り、(a)は、読取り開始時、(b)は読取り動作終了
時、(c)は初期位置の状態を示している。
【0028】通常、記録ユニット41は図8の(c)に
示す初期位置に定められ、可動リフレクタ50はダウン
位置(図2参照)に定められている。撮影時、撮像光学
系12から導かれる被写体像は、反射ミラー51の反射
面H1を反射し、ファインダ光学系15aを介してファ
インダ15に導かれている。
【0029】この状態でレリーズスイッチ14が半押し
されると、測光センサ28の測光結果に基づいてAF動
作が行われ、撮影レンズ群12bがフォーカス位置まで
移動する。続いてレリーズスイッチ14が全押しされる
と、絞り12aの開度が全開状態から所定開度まで変化
するとともに、可動リフレクタ50がダウン位置からア
ップ位置(図2参照)に移動して被写体像の光軸から退
避し、撮影動作が可能な状態に定められる。この状態で
シャッタ22が所定時間開放し、撮像光学系12から導
かれる被写体像が電子現像型記録媒体30に結像する。
電子現像型記録媒体30では電圧が印加され、被写体像
が光学像として現像される。この光学像は記録媒体活性
化信号の出力(電子現像型記録媒体への電圧の印加)が
停止しても保持される。
【0030】その後、可動リフレクタ50がダウン位置
に復帰し、絞り12aが初期状態に復帰したことが確認
されると、可動リフレクタ50と絞り12aの駆動が停
止され、撮像動作は終了する。
【0031】次に読出し動作について説明する。撮像動
作終了の信号を受けると、シャッタ22が開放されると
ともに、駆動モータ47が正転して、記録ユニット41
が下降し、図8の(a)に示す読取り開始位置に定めら
れる。駆動モータ(パルスモータ)47の駆動量や総駆
動量は、媒体移動回路46を介してシステムコントロー
ル回路20により把握され、制御されている。
【0032】次いで光源42が点灯されて電子現像型記
録媒体30が照射され、電子現像型記録媒体30を透過
した透過光は、開口部52bより露出する反射ミラー5
1の反射面H2を反射し、スキャナ光学系43に導かれ
る。反射ミラー51は、電子現像型記録媒体30を透過
した透過光の照射領域より十分に大きく、撮像光学系1
2から入射する光が、透過光の照射領域、すなわちライ
ンセンサ44の読み取り領域へ進入するのを防止する役
割も果たしている。この透過光は、スキャナ光学系43
により集光され、ラインセンサ44の受光面に結像され
る。ラインセンサ44は、この光学像に対応する画像情
報をアンプ61に出力する。この画像情報は、アンプ6
1、A/D変換器62、画像処理回路63、インターフ
ェイス回路65で所定の処理が施された後、ICカード
Cに記録される。
【0033】1水平走査線分の読出し動作が終了する
と、駆動モータ47が逆転し、記録ユニット41が次の
1水平走査線分だけ上昇して停止し、同様にして次の走
査線に相当する光学像が読み出される。このように記録
ユニット41が所定時間の停止と所定量の移動とを繰り
返し走査することにより、電子現像型記録媒体30に記
録形成された光学像が順次読み出され、ICカードCに
記録される。
【0034】逆転駆動の総駆動量が所定値に達して、全
水平走査線の読み出しが完了したとき、記録ユニット4
1は、図8の(b)に示す読取り終了位置に位置してお
り、ラインセンサ44の駆動電源がオフ状態に切り換え
られるとともに、光源42が消灯され、シャッタ22が
閉塞される。次いで駆動モータ47が正転駆動し、記録
ユニット41が初期位置(図8の(c)に示す位置)に
定められた後、駆動モータ47が停止する。なお電子現
像型記録媒体30の初期位置の検知動作は、例えば電子
現像型記録媒体30の一部がフォトインタラプタ(図示
せず)を横切ることによって出力される信号に基づいて
行われる。
【0035】この後、読み出された画像信号の画像が全
てICカードCに記録されると、アンプ61、A/D変
換器62等が停止され、読出し動作が終了する。
【0036】以上のように、本実施例では、撮影時に
は、撮像光学系12からの被写体像が反射ミラー51の
反射面H1を反射してファインダ15に導かれ、また、
読取り時には、光源42より出射され、電子現像型記録
媒体30を透過した透過光は、反射ミラー51の反射面
H2で反射して、スキャナ光学系43に導かれ、ライン
センサ44に読み出されるように構成したため、光源4
2を被写体像の光軸から外れた位置に固定的に設けるこ
とができるとともに、装置自体を簡素かつコンパクトに
することができる。
【0037】また、スキャナ光学系43を電子現像型記
録媒体30の後方に設ける必要がないため、装置本体を
薄く成形することができる。
【0038】なお、本実施例では、撮影動作が終了する
と直ちに読出し動作が開始するよう構成していたが、例
えば読出し開始スイッチを設け、この開始スイッチを走
査することにより読出し動作を開始するように構成して
もよい。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、簡素かつ
コンパクトな構成で、撮影および読出し動作が可能な電
子現像型撮像装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を適用したスチルビデオカメ
ラの外観図である。
【図2】図1のスチルビデオカメラの断面図である。
【図3】図1のスチルビデオカメラの回路構成を示すブ
ロック図である。
【図4】光源における発光素子とコリメートレンズの配
列を示す図である。
【図5】コリメートレンズの作用を示す図である。
【図6】可動リフレクタを示す図であり、(a)は断面
図、(b)は正面図である。
【図7】電子現像型記録媒体の構成を示す図である。
【図8】記録ユニット近傍の図であり、(a)は、読取
り開始時、(b)は読取り動作終了時、(c)は初期位
置の状態を示している。
【符号の説明】
11 カメラ本体 12 撮像光学系 15 ファインダ 20 システムコントロール回路 30 電子現像型記録媒体 41 記録ユニット 42 光源 43 スキャナ光学系 44 ラインセンサ 50 可動リフレクタ 51 反射ミラー H1、H2 反射面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年5月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】次に読出し動作について説明する。撮像動
作終了の信号を受けると、シャッタ22が開放されると
ともに、駆動モータ47が正転して、記録ユニット41
上昇し、図8の(a)に示す読取り開始位置に定めら
れる。駆動モータ(パルスモータ)47の駆動量や総駆
動量は、媒体移動回路46を介してシステムコントロー
ル回路20により把握されて制御される
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】1水平走査線分の読出し動作が終了する
と、駆動モータ47が逆転し、記録ユニット41が次の
1水平走査線分だけ下降して停止し、同様にしてその1
水平走査線分に相当する光学像が読み出される。このよ
うに記録ユニット41が所定時間の停止と所定量の移動
とを繰り返し走査することにより、電子現像型記録媒体
30に記録形成された光学像が順次読み出されICカ
ードCに記録される。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/19 H04N 5/225 Z 5/225 1/04 102

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像光学系により結像される被写体像の
    結像面上に配置され、前記被写体像を電子的に光学情報
    として保持する電子現像型記録媒体と、前記撮像光学系
    と電子現像型記録媒体との間に設けられ、少なくとも被
    写体観察時には前記撮像光学系の光路内に進出して、前
    記撮像光学系と対向する第1反射面により前記撮像光学
    系からの光束を被写体観察用のファインダ光学系へ導く
    反射ミラーと、前記電子現像型記録媒体を、前記撮像光
    学系からの光束の入射方向と対向する方向から照明する
    光源と、この光源から射出され、前記電子現像型記録媒
    体を透過してきた光束を結像させるスキャナ光学系と、
    このスキャナ光学系による結像位置に配置され、前記電
    子現像型記録媒体に記録された光学情報に対応する電気
    的な画像情報を得るラインセンサとを備えた電子現像型
    撮像装置であって、 前記反射ミラーの前記第1反射面と反対側の面には、前
    記電子現像型記録媒体を透過してきた光束を前記スキャ
    ナ光学系へ向けて反射させる第2反射面が形成されてい
    ることを特徴とする電子現像型撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記光源は、発光体と、発光体の発する
    光束を平行光束として射出させる光学系とから構成さ
    れ、かつ前記平行光束を前記電子現像型記録媒体の記録
    面に対して垂直に射出するように配置されていることを
    特徴とする請求項1に記載の電子現像型撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記スキャナ光学系は、前記反射ミラー
    が撮像光学系の光路内に進出した状態において、前記撮
    像光学系の光軸と前記反射ミラーの第1反射面とのなす
    角と、前記スキャナ光学系の光軸と前記反射ミラーの第
    2反射面とのなす角とが等しくなる位置に配置されてい
    ることを特徴とする請求項2に記載の電子現像型撮像装
    置。
  4. 【請求項4】 前記電子現像型記録媒体の記録面と前記
    ラインセンサの受光面は、それぞれスキャナ光学系の焦
    点位置にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求
    項1に記載の電子現像型撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記反射ミラーは、前記第2反射面を露
    出させる開口部が形成された支持部材上に載置され、こ
    の支持部材は、前記被写体観察位置と前記撮像光学系の
    光路外へ待避した撮影位置とに移動可能に支持されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の電子現像型撮像装
    置。
  6. 【請求項6】 前記画像情報に所定の処理を施し、記録
    媒体に記録する記録手段を有することを特徴とする請求
    項1に記載の電子現像型撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記電子現像型記録媒体を保持する記録
    ユニットと、この記録ユニットを所定方向に移動する移
    動手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の電
    子現像型撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の反射面および第2の反射面
    に、それぞれ所定のコート処理が施されていることを特
    徴とする請求項1に記載の電子現像型撮像装置。
  9. 【請求項9】 撮像光学系により結像される被写体像の
    結像面上に配置され、前記被写体像を電子的に光学情報
    として保持する電子現像型記録媒体と、前記撮像光学系
    と電子現像型記録媒体との間に設けられ、少なくとも被
    写体観察時には前記撮像光学系の光路内に進出して、前
    記撮像光学系と対向する第1反射面により前記撮像光学
    系からの光束を被写体観察用のファインダ光学系へ導く
    反射ミラーと、前記電子現像型記録媒体を、前記撮像光
    学系からの光束の入射方向と対向する方向から照明する
    光源と、この光源から射出され、前記電子現像型記録媒
    体を透過してきた光束を結像させるスキャナ光学系と、
    このスキャナ光学系による結像位置に配置され、前記電
    子現像型記録媒体に記録された光学情報に対応する電気
    的な画像情報を得るラインセンサとを備えた電子現像型
    撮像装置であって、 前記反射ミラーは、前記第1反射面と反対側の面に形成
    された第2反射面を有し、前記撮像光学系の光路内進出
    時においては、前記スキャナ光学系の光路内にも進出し
    た位置にあり、前記電子現像型記録媒体を透過してきた
    光束を前記スキャナ光学系へ向けて反射させることを特
    徴とする電子現像型撮像装置。
JP7137257A 1995-05-11 1995-05-11 電子現像型撮像装置 Pending JPH08304922A (ja)

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JP7137257A JPH08304922A (ja) 1995-05-11 1995-05-11 電子現像型撮像装置
US08/644,057 US5778270A (en) 1995-05-11 1996-05-10 Electro-developing type camera using electro-developing recording medium

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012141011A1 (ja) * 2011-04-11 2012-10-18 日本電産サンキョー株式会社 振れ補正機能付き光学ユニット

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012141011A1 (ja) * 2011-04-11 2012-10-18 日本電産サンキョー株式会社 振れ補正機能付き光学ユニット
US9041816B2 (en) 2011-04-11 2015-05-26 Nidec Sankyo Corporation Optical unit with shake correcting function

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