JPH0919722A - 対向液圧成形装置 - Google Patents

対向液圧成形装置

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JPH0919722A
JPH0919722A JP7191301A JP19130195A JPH0919722A JP H0919722 A JPH0919722 A JP H0919722A JP 7191301 A JP7191301 A JP 7191301A JP 19130195 A JP19130195 A JP 19130195A JP H0919722 A JPH0919722 A JP H0919722A
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hydraulic
clamper
base
dome
punch
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Hiroyuki Amino
網野  廣之
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Abstract

(57)【要約】 【目的】省エネルギ効果が高く、かつ全高が低いコンパ
クトな構造で適切な対向液圧深絞り成形を行なうことが
できる装置を提供する。 【構成】ベッド側に液圧室10を有する液圧ドーム1を
固定する一方、スライド2には前記液圧室に押し入れら
れるパンチ3を取付け、パンチ3の周りにはストッパ4
1を介してスライド2からしわ押え4を吊持させ、液圧
ドーム上には、前記しわ押え4が下降した時にこれをク
ランプしてしわ押え力を得るための複数の移動式クラン
パ5を配している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属、合成樹脂など
の薄板の対向液圧成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】金属や合成樹脂あるいは複合材などの薄
板を素材とする成形品たとえば車両、船舶、航空機など
のためのボデイあるいはルーフ用のフレーム、家具、建
具、機器などの各パネルなどを絞り成形する手段とし
て、素板に液圧を直接作用させる直接対向液圧成形装置
が知られている。かかる対向液圧成形装置として、一般
にはベッド側に液圧室を備えたドームを設置し、ドーム
に対向する上方には主ラムで昇降されるスライドを介し
てパンチを固定し、このパンチの外周域に主ラムと独立
した複数の副ラムとアウタスライドで駆動されるしわ押
えを設けた複動プレス式のものが用いられている。ま
た、特公昭60−56569号公報には、ハンチを固定
したスライドの下面にしわ押え昇降用の複数の従動シリ
ンダを吊持させ、それら従動シリンダにしわ押えを固定
した単動プレス式のものが提案されている。
【0003】しかしそれら先行技術は、液圧室の上に素
板を配した状態で、スライド側の油圧シリンダによりし
わ押えを加圧して素板の周縁部を挟持しつつ主ラムによ
りパンチを液圧室に押込み、絞り成形後は油圧シリンダ
によりしわ押えを上昇させる構造であった。このように
ドーム側の固定しわ押えとの間で押圧力を保持しつつし
わ押えを昇降させるため大きな出力の油圧シリンダが必
要になり、スライドの下方にかかる油圧シリンダのチュ
ーブ寸法とストローク寸法分の取付け空間が必要にな
る。これによりパンチホルダも長い寸法となるとともに
装置全体の高さが非常に高くなり、資材使用量と加工費
などによりコストが高くなり、また装置を配置する建屋
も大型化するという問題があった。さらに、先行技術で
は絞り成形の全ストローク内でしわ押え用の油圧シリン
ダが高圧油を持ちつつピストンを短縮させるため駆動エ
ネルギが大量に消費され、またその消耗エネルギが熱に
変換され油圧系の熱上昇を招くため、油圧系が不安定化
するという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
問題点を解消するために創案されたもので、その目的と
するところは、省エネルギ効果が高く、かつ全高が低い
コンパクトな構造で適切な対向液圧深絞り成形を行なう
ことができる装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、ベッド側に液圧室を有する液圧ドームを固定
する一方、スライドには前記液圧室に押し入れられるパ
ンチを取付け、パンチの周りにはストッパを介してスラ
イドからしわ押えを吊持させ、液圧ドーム上には、前記
しわ押えが下降した時にこれをクランプしてしわ押え力
を得るための複数の移動式クランパを配した構成として
いる。前記移動式クランパは並進式でもよいし回転式で
もよい。あるいは移動式クランパのうちいくつかが並進
式、他が回転式であってもよい。また、移動式クランパ
の配置は、必ずしも平面から見てしわ押えの前後、左右
に設けなくてもよい。すなわち、前後方向のみあるいは
左右方向のみに設けてもよい。こうすれば自動化装置で
製品を搬送する場合に自動化装置の運動空間を更に広く
することが可能である。
【0006】並進式の移動式クランパは、液圧ドームに
設けたガイド部に摺動可能に配置されたベースと、液圧
ドームに取り付けられ作動部がベースに連結した駆動用
アクチュエータと、ベースに設けた支点部に揺動可能に
支持され、ベースの前進時に前端部がしわ押えに到るク
ランパ本体と、ベースに固定され前記クランパ本体を傾
動させるためのクランプ用アクチュエータとを備えてい
る。回転式の移動式クランパは、液圧ドームに回転軸を
介して支持されたベースと、前記回転軸を駆動する駆動
用アクチュエータと、前記ベースに設けた支点部に傾動
可能に支持されベースの回転時に前端部がしわ押えに到
るクランパ本体と、液圧ドームに設けられ前記クランパ
本体を傾動させるためのクランプ用アクチュエータとを
有している。
【0007】複数の移動式クランパは常態において液圧
ドームの液圧室上縁領域から外れた位置にある。対向液
圧成形に当っては、素材板を液圧ドーム上に配し、スラ
イドを下せばしわ押えは素材板の周縁部に接触する。こ
の状態で移動式クランパーをしわ押えに向かって移動さ
せ、押え用アクチュエータを作動させれば、しわ押えは
加力されて液圧ドーム上で素材板を挟圧する。そこでさ
らにスライドを下降させればパンチが液圧室内に進入
し、これにより対向液圧が生じて素材板は液圧室に引き
込まれつつパンチに巻き付けられ、絞り成形される。成
形完了時にはパンチを上昇させ同時に押え用アクチュエ
ータを罷動させ、移動式クランパを元位置に戻せばよ
い。本発明は従来のようにスライド側にしわ押え力付加
と昇降のための油圧シリンダを設けておらず、液圧ドー
ム側に移動式クランパを設けることでしわ押え力を付与
するようにしている。このため、スライド側には油圧シ
リンダ取付け用の空間を設ける必要がなく、しわ押えは
成形高さだけの高さ寸法のパンチに近似したレベルに吊
持されていればよくなる。したがって装置高さを低くす
ることができる。また、移動式クランパは絞りストロー
クと関わりなく単に所定のしわ押え力を加えるだけであ
るから、駆動エネルギは少なくてすみ、発熱によるロス
も少ない。 なお、本発明装置は移動式クランパの出力
の調整により深絞り成形、張出し成形などを行なうこと
ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を添付図面に
基いて説明する。図1ないし図3は本発明の第1実施例
を示している。図1と図2において、1はベッドないし
はボルスタ(以下ボルスタと称す)100に設置された
液圧ドームであり、中央部に油や水などの液体Aを収容
する液圧室10を凹設している。液圧室10の開口周縁
には一体または別体の固定しわ押え11が設けられてい
る。液圧室10はポンプ130と対向液圧設定用のリリ
ーフ弁131およびチェック弁132を有する外部の液
圧制御装置13に導路を介して接続されている。2は図
示しないクラウンに設けた主ラム200により昇降され
るスライドであり、該スライド2の下面には、前記液圧
室10に対応する位置に、外面が所望絞り形状に作られ
たパンチ3がベース部30をもって交換可能に固定され
ている。
【0009】4は筒状ないしリング状のしわ押えであ
り、側壁部には半径方向に開口する凹部42が形成され
ており、該凹部42は後述する移動式クランパのクラン
パ本体52により押圧されるべき受圧面420を有して
いる。凹部42は全周に設けられていてもよいし、後述
する移動式クランパ5に対応する領域だけに設けられて
いてもよいものである。しわ押え4は前記パンチ3の周
りを囲むように位置され、上部には所定間隔ごとに吊り
ロッド40が連結され、それら吊りロッド40,40の
上端には径大なストッパ41を備えており、該ストッパ
41はスライド2に縦設したガイド穴21に移動可能に
はまっている。この実施例ではストッパ41はベース部
30の背部に当接することで止められるようになってい
る。
【0010】5,5はしわ押え用の複数の移動式クラン
パであり、前記固定しわ押え11の外周領域の液圧ドー
ム上に所定の間隔をおいて配置されている。この第1実
施例においては移動式クランパ5,5は並進タイプのも
のが用いられている。詳述すると、液圧ドーム1には固
定しわ押え11の位置またはその近傍位置に達するよう
に直線溝状のガイド部12が設けられており、このガイ
ド部12にブロック状のベース50が摺動可能に配置さ
れている。そして液圧ドーム1の壁には駆動用アクチュ
エータ51が設けられており、この駆動用アクチュエー
タ51の作動部510がベース50に連結されている。
ベース50上には枢軸を含む支点部501が設けられて
おり、この支点部501にレバー状ないしアーム状のク
ランパ本体52の中間部分が枢支されている。そして支
点部501よりも後方のベース部位には前記クランパ本
体52を傾動させるクランプ用アクチュエータ53が設
けられている。この実施例では前記駆動用アクチュエー
タ51とクランプ用アクチュエータ53として油圧シリ
ンダまたは空気圧シリンダが用いられているが、駆動用
アクチュエータ51はねじ式あるいはラック式などでも
よい。
【0011】図4と図5は本発明の第2実施例を示して
いる。この実施例においては、移動式クランパ5,5が
回転式となっている。すなわち、固定しわ押え11から
離隔した位置の液圧ドーム1には枢軸を含む支点部50
1を有するベース50が位置され、支点部501にはレ
バー状ないしアーム状のクランパ本体52の中間部分が
枢支されている。前記ベース51は液圧ドーム1のフラ
ンジ部に設けた軸受54により回転可能に支持された回
転軸55と直結しており、該回転軸55は駆動用アクチ
ュエータ51によって時計方向および反時計方向に所要
回転角で回動されるようになっている。そして、液圧ド
ーム1にはクランパ本体52の軸線が固定しわ押え11
に対し直角またはある角度に向いたときにクランパ本体
52の後端部を押し上げて傾動させるためのクランプ用
アクチュエータ53が設けられている。該クランプ用ア
クチュエータ53は油圧や空気圧シリンダが用いられ
る。
【0012】前記駆動用アクチュエータ51は、この実
施例では可逆モータが用いられ、該可逆モータの出力軸
に取り付けた駆動スプロケット521を回転軸55の下
端に取り付けたスプロケット550とエンドレスのチェ
ーン522で連絡することにより構成されている。この
場合、各移動式クランパ5は個別に回転されてもよい
が、好ましくは全部またはいくつかの移動式クランパ5
を同時に回転させるように、図4のように中間スプロケ
ット551を介して各移動式クランパ5のスプロケット
550をチェーン522で連絡している。なお、駆動用
アクチュエータ52は可逆モータとスプロケットとチェ
ーンの組合せに限らず、歯車と伝動シャフトなど任意で
ある。その他の構造は第1実施例と同じであるから、同
じ部分や同じ部品に同符号を付し、説明は省略する。
【0013】図6は本発明の第3実施例を示しており、
移動式クランパ5,5として並進式のものと回転式のも
のを併用している。それらの構造については重複を避け
るため前記第1実施例と第2実施例の説明を援用するこ
とにする。図7は本発明装置を使用して慣用金型絞り成
形を行なうようにした応用例を示しており、液圧室10
に所望の形状のキャビテイ60を有するダイス6を嵌合
し、スライド側にはキャビテイ60に対応する形状のパ
ンチ3’を取付け、該パンチ3’の周りに前記実施例に
示したしわ押え4を吊りロッド40によりスライド2に
吊持させたものである。この場合、移動式クランパ5は
並進式、回転式など任意であるが、並進式の場合、クラ
ンパ本体52がダイス6の上面に達しうる移動ストロー
クを取れるように固定しわ押え11を着脱可能とし、慣
用金型絞り成形を行なう場合には、固定しわ押え11を
除去することにより液圧室10に達するガイド部を形成
させればよい。
【0014】なお上述したところは本発明の単なる数例
であり、種々の態様をとることができる。すなわち、図
2と図4では移動式クランパ5が液圧室10の周りの各
辺(紙面に対して前後、左右)に1つずつであるが、もち
ろん複数ずつであってもよいし、図6で例示するように
1組の辺に複数、他の1組の辺に1つずつとしてもよ
い。さらに、液圧室10の周りの前後の辺だけまたは左
右の辺だけに配されていてもよい。なお、辺とは液圧室
10の周りの隅部を含むものである。また、クランパ本
体52は前端のクランプ部が直接しわ押え4の受圧部4
20に作用するようになっているが、これに代えて、ク
ランパ本体52の前端に加圧プレートを吊持あるいは固
定していてもよい。また、実施例ではストッパ41がパ
ンチ3のベース部30に当接することで吊りロッド40
が吊持されるようになっているが、これに代えて、図8
のようにスライド2のガイド穴21を有底とし、ここで
ストッパ41を受けるようにしてもよい。
【0015】
【発明の実施形態の作用】次に実施例に示すものの作用
を説明する。第1実施例においては、絞り成形を開始前
では図1と図2に示すように、駆動用アクチュエータ5
1,51が突出側に作動されているため、すべての移動
式クランパ5,5のベース50,50は後退限にあり、
したがってクランパ本体52は固定しわ押え11よりも
後方で待機している。一方、スライド2は上限位置にあ
り、この状態ではしわ押え4は自重により下がり、吊り
ロッド40,40のストッパ41,41がスライド下部
に当接することで下面(しわ押え面)がパンチ3の先端
よりも適度に下位レベルに保持されている。図1と図2
のように、固定しわ押え11の領域は自由空間となって
いるため、適宜の方法により素材板Wを送入して固定し
わ押え11の上に配置する。
【0016】このように素材板Wをセットしたならば、
次に主ラム200を作動してスライド2を下降させる。
これによりパンチ3としわ押え4は前記関係を保ちつつ
下降し、しわ押え4の下面が素材板Wの周縁部に接触す
る。このときに各移動式クランパ5,5の駆動用アクチ
ュエータ51を同時作動する。こうすれば、ベース5
0,50が液圧ドーム1のガイド部12,12において
固定しわ押え11に向かって前進し、ベース上のクラン
パ本体52の前端部がしわ押え4の凹部42内に進入す
るかあるいはごく接近した位置に到る。そこで次に、ク
ランプ用アクチュエータ53を作動すれば、作動部の伸
長によりクランパ本体52は支点部501を支点として
前傾し、これによりクランパ本体52の前端部が凹部4
2の受支面420を押圧する。これでしわ押え4が固定
されるとともに素材板Wにはしわ押え4を介して押圧力
が加えられる。この状態が図3(a)である。前記素材
板Wに対する押圧力すなわちしわ押え力の大きさはクラ
ンプ用アクチュエータ53の作動圧力により自由に制御
することができる。この状態でスライド2を下降すれ
ば、しわ押え4の吊りロッド40,40がスライド2の
ガイド穴21に進出していくためパンチ3は下降して素
材板Wに接触し、素材板Wを液圧室10に押し込む。こ
れにより素材板Wの周縁部はしわ押え力がかけられなが
らパンチ3の進出に応じて移動され、液圧室10にはパ
ンチ3の押込みに応じて対向液圧が発生し、その対向液
圧が素材板に作用するため、素材板Wはパンチ3に密着
し、精度よく深絞り成形される。これが図3(b)の状
態である。
【0017】こうして対向液圧成形が完了したならば、
スライド2を上昇させるもので、しわ押え4の吊りロッ
ド40,40がスライド2のガイド穴21から抜け出し
て行くため、当初はパンチ3だけが上昇する。そしてこ
のパンチ3の上昇と同時あるいはこれに若干遅れてクラ
ンプ用アクチュエータ53を短縮側に作動させれば、ク
ランパ本体52によるクランプ力が解放され、続いて駆
動用アクチュエータ51を作動すればベース50が後退
するためクランパ本体52がしわ押え4の凹部42が脱
出して後退する。この状態が図3(c)である。引き続
きスライド2が上昇すると、吊りロッド40,40のス
トッパ41,41がスライド2の下部に当接するため、
しわ押え4とパンチ2は初期状態の関係に復帰し、この
状態でしわ押え4はスライド2に懸垂されながら上限位
置まで戻る。以上で対向液圧の1サイクルが終了する。
【0018】第2実施例においては、各クランパ5,5
は成形開始前では図4の実線および図5の左側のように
固定しわ押え11の外方に位置している。素材板Wをセ
ットし、前記のようにスライド2を下してしわ押え4が
素材板Wに接触した状態になったときに、駆動用アクチ
ュエータ51すなわちこの例では可逆モータを作動すれ
ば、チェーンが移動することによりスプロケット550
が回転され、スプロケット550と同軸の回転軸55が
回転されるため、ベース50およびクランパ本体52は
一体に回転し、図4の仮想線のように各クランパ本体5
2の前端部がしわ押え4の凹部42に進入する。そし
て、各クランパ本体52の後端部が液圧ドーム1に配置
されているクランプ用アクチュエータ53の上方にそれ
ぞれ位置するので、クランプ用アクチュエータ53を作
動すれば、クランパ本体52は傾動して前端部が凹部4
2の受圧面420に強接し、しわ押え4を押圧して素材
板にしわ押え力を付与する。この状態でスライド2を下
降すれば、パンチ3が素材板Wに接してこれを液圧室1
0に押し込むため、図5の右側のように対向液圧成形が
行なわれる。成形が完了したならば、スライド2の上昇
と併行してクランプ用アクチュエータ53を罷動すると
ともに可逆モータを作動するもので、これにより、クラ
ンパ本体52はしわ押えを解除し、また回転軸55を介
して再び図4の実線の位置まで回転する。これで成形1
サイクルが終了する。
【0019】実施例3においては、移動式クランパ5,
5は前記した実施例1と実施例2の動作により成形が行
なわれる。なお、対向液圧成形でなく慣用金型成形を行
なう場合には、所望のキャビティとしたダイス6を液圧
室10に交換し、パンチ3としわ押え4をダイスに対応
するものと交換してスライドに取付ける。そして、ダイ
ス6上に素材板をセットし、スライド2を下降してしわ
押え4を素材板Wに接触させ、実施例1や実施例2のよ
うに移動式クランパ5,5を作動してしわ押え4をクラ
ンプし、スライド2を下降するもので、これによりパン
チ3が素材板Wをキャビティに押し込むため、金型成形
が行なわれる。その後の移動式クランパ5,5の動作は
前記した実施例と同じである。
【0020】
【発明の効果】以上説明した本発明によるときには、パ
ンチの周りにスライドからしわ押えを吊持させ、液圧ド
ーム上には前記しわ押えが下降したときに進出してしわ
押えを押圧する移動式クランパを配しているため、液圧
ドームを設置するだけで単動プレスをそのまま利用して
対向液圧成形を行なうことができる。しかも、長いしわ
押えシリンダをスライド側に装備させる必要がなくな
り、成形上必要な高さのパンチをスライドに固定するだ
けでよくなるため装置高さの低いコンパクトな構造とす
ることができ、単動プレスを使用できることと相俟って
低コストな装置とすることができる。また、スライド側
にしわ押えシリンダを設けないため、絞り加工のストロ
ーク中に高圧油を保ちつつストロークを短縮することに
よるエネルギーのロスとそれによる油圧系の温度上昇が
回避され、省エネルギ対策上も有利であるというすぐれ
た効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を対向液圧成形前の状態で
示す縦断側面図である。
【図2】図1のX−X線に沿う平面図である。
【図3】本発明の第1実施例による成形過程を段階的に
示す部分的断面図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す平面図である。
【図5】第2実施例を成形前と成形途中の状態で示す断
面図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す平面図である。
【図7】本発明の他の実施態様を示す断面図である。
【図8】本発明におけるしわ押えのストッパ構造の他の
例を示す部分的断面図である。
【符号の説明】
1 液圧ドーム 2 スライド 3 パンチ 4 しわ押え 5 移動式クランパ 10液圧室 12 ガイド部 42 凹部 50 ベース 51 駆動用アクチュエータ 52 クランパ本体 53 クランプ用アクチュエータ 55 回転軸 501 支点部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベッド側に液圧室10を有する液圧ドーム
    1を固定する一方、スライド2には前記液圧室に押し入
    れられるパンチ3を取付け、パンチ3の周りにはストッ
    パ41を介してスライド2からしわ押え4を吊持させ、
    かつ液圧ドーム上には、前記しわ押え4が下降した時に
    これをクランプしてしわ押え力を得るための複数の移動
    式クランパ5を配したことを特徴とする対向液圧成形装
    置。
  2. 【請求項2】移動式クランパ5が並進自在となっている
    請求項1に記載の対向液圧成形装置。
  3. 【請求項3】移動式クランパ5が液圧ドームに設けたガ
    イド部に摺動可能に配置されたベース50と、液圧ドー
    ム1に取り付けられ作動部がベースに連結した駆動用ア
    クチュエータ51と、ベース50に設けた支点部に揺動
    可能に支持され、ベースの前進時に前端部がしわ押え4
    に到るクランパ本体52と、ベースに固定され前記クラ
    ンパ本体52を傾動させるためのクランプ用アクチュエ
    ータ53とを備えている請求項1または請求項2に記載
    の対向液圧成形装置。
  4. 【請求項4】移動式クランパ5が旋回自在となっている
    請求項1に記載の対向液圧成形装置。
  5. 【請求項5】移動式クランパ5が液圧ドーム1に回転軸
    55を介して支持されたベース50と、前記回転軸55
    を駆動する駆動用アクチュエータ51と、前記ベース5
    0に設けた支点部に傾動可能に支持されベースの回転時
    に前端部がしわ押えに到るクランパ本体52と、液圧ド
    ーム1に設けられ前記クランパ本体52を傾動させるた
    めのクランプ用アクチュエータ53とを有している請求
    項1または請求項4に記載の対向液圧成形装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2412618A (en) * 2004-03-31 2005-10-05 Nissan Motor Clamp device for positioning and holding adjacent blank pieces
JP2006315048A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Toyota Motor Corp 液圧成形装置

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