JPH02205210A

JPH02205210A - 絞りプレス型

Info

Publication number: JPH02205210A
Application number: JP1023718A
Authority: JP
Inventors: Yukio Iwata; 幸雄岩田; Kazuo Suzuki; 和男鈴木; Kazuhiko Seko; 和彦瀬古
Original assignee: Akebono Brake Industry Co Ltd
Current assignee: Akebono Brake Industry Co Ltd
Priority date: 1989-02-03
Filing date: 1989-02-03
Publication date: 1990-08-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、金属版を所定の形状に打ち抜かれた板状ワー
クを二段に絞り加工する工程を、プレスの単一ストロー
クで行なう絞りプレス型に関するものであって、ワーク
の中央部を絞り加工するとともに外側を逆絞り加工する
ものにおける絞り加工工程の削減を図るために有効なも
のである。

［従来技術及び本発明の！１１ｉ題コ従来から逆絞り法などの亀裂を生じにくい方法及びこれ
を実施する装置が公知であるが、この従来の逆絞り法は
工程数が多く、複動プレスなどの特殊プレスを用いなけ
ればならない。

本発明は、絞りプレス型について、通常の単動プレスを
用いて中央部と外側との二段逆絞りを行なうことができ
るようにすることをその課題とするものである。

［課題を解決するための手段］上記課題を解決するために、本発明の絞りプレス型にお
いては、プレスラムに固定される補助プレート中央の油
圧室に中絞り用可動ポンチの油圧ピストンを一定範囲内
で上下動自在に嵌合させ。

補助プレート中央下面の環状の上型中子の外側に上部シ
リンダーリングを設けて、上型中子と上部シリンダーリ
ングとの間に環状空間を形成し、この環状空間に環状し
わ押えを一定範囲内で上下動自在に嵌合させて上部環状
空気圧室を形成し、プレス台に固定される下型ポンチホ
ルダ中央の下型中子のＩＩＩに下部シリンダーリングを
設けて、下型中子と下部シリンダーリングとの間に環状
空間を形成し、この環状空間に一定範囲内で上下動自在
に下部しわ押えを嵌合させて下部環状空気圧室を形成し
、下部環状空気圧室の空気圧による下部しわ押え押し上
げ力を、上部環状空気圧室の空気圧による上部しわ押え
押し下げ力より大きくし、油圧ピストンによる中絞り用
可動ポンチ押し下げ力を、上記の上部しわ押え押し下げ
力より大きくしたものである。

［作　　用］プレスラムによって上型が下降すると、上下両全型間に
介在させた板状ワークの外鍔部を上下両しわ押えで挟持
する。さらに上型が降下するにつれて、上部しわ押えが
環状空気圧室の空気圧に抗して環状空気圧室に押し込ま
れつつ、中絞り用可動ポンチが下型中子に対して降下し
て、ワーク中央の中絞りが行なわれる。中絞り用可動ポ
ンチが下型中子に底打ちすると、中絞り用可動ポンチの
油圧ピストンが補助プレートの油圧室の油圧に抗して油
圧室の上方へ押し込まれ、上部しわ押えが下降して、ワ
ークをお挟持したままで、下部環状空気圧室の空気圧に
抗して下部しわ押えを下部環状空気圧室の下方へ押し込
む、この下部しわ押えが下降途中において、ワークの中
心絞り加工部の外側が」−下両中子によって絞り加工さ
れる。

プレスラムが上昇ストロークを開始すると、上部しわ押
え及び中絞り用可動ポンチの上昇につれて下部環状空気
圧室の空気圧によって下部しわ押えが押し上げられてノ
ックアウト（ワークの絞り型からの押出し）がなされる
。

以上のとおり、中絞り用可動ポンチ、上下両しわ押え、
及び上下両中子の順次作動によって、プレスラムの１回
の加工動作によって、ワークの中央部の絞り加工と、そ
の外側の逆絞り加工が行なわれる。

なお、上記手段でいう「環状」は、必ずしも円形に限定
された意味ではなく１５円あるいは楕円に近い形状を意
味するもので、中子の輪郭が１つの連続的な曲線によっ
て形成されるもの全てを含むものである。

［実　施　例］第１図、第２図、第３図を参照しつつ１本発明の１実施
例を説明する。

プレスラム」の下面に固定さ九る補助プレート２の中央
のシリンダー３′に油圧ピストン３を一定の範囲内で上
下動自在に嵌合させ、このピストン３と一体の油圧ピス
トンピン６の下端に中絞り用可動ポンチ５を取付けてい
る。上記油圧ピストンのシリンダー３′内での下降位置
の規制は、上型ポンチホルダー４によって行われる。

このポンチホルダー４に固定された上型中子７の中心孔
をピストンピン６が貫通している。

上型中子７の外側に環状空間を介して上部シリンダーリ
ング９が設けられていて、上型中子７と上部シリンダー
リング９との間に上部環状空気圧室１０を形成し、この
上部環状空気圧室に環状の上部しわ押え８を一定の範囲
内で上下動自在に嵌合させている。

プレス台１６に固定される下型ポンチホルダー１５の中
央に下型中子１１が固定してあり、その外側に環状空間
を介して下部シリンダーリング１４が設けられていて、
下型中子１１と下部シリンダーリング１４との間に下部
環状空気圧室１３を形成し、この下部環状空気圧室に一
定の範囲内で上下動自在に下部しわ押え１２を嵌合して
いる。

下部環状空気圧室１３内の空気圧による下部しわ押え１
２に対する押し上げ力を、上部環状空気圧室１０の空気
圧による上部しわ押え８に対する押し下げ力よりも大き
くするために、下部しわ押え１２の受圧面積を上部しわ
押え８の受圧面積よりも大きくしているので、開環状空
気圧室の空気圧を等しくすることができる。これらの受
圧面積を同じにするときは、空気圧を異にすれば、油圧
シリンダー３′内の油圧は、油圧ピストン３に対する押
し下げ力が、上部しわ押え８に対する上部環状空気圧室
１０内の空気圧による押し下げ力よすも大きくするよう
に調整される。

上下両型間にワーク１７を介在させておいて。

プレスラム１によって上型を下降させる。プレスラム１
を下降させると、まず上部しわ押え８と下部しわ押え１
２との間にワーク１７の外周部を挟持する（第１図）、
さらにラム１が下降するにつれて、上部環状空気圧室１
０内の空気圧に抗して上部しわ押え８が上部環状空気圧
室１０内に押し込まれて上部環状空気圧室１０の底に当
接する。

この間に１、油圧ピストン３は油圧シリンダー３′内の
油圧によって押し下げられているので、中絞り用可動ポ
ンチ５が下型中子１１の中に嵌り込んで、ワークの中央
部を絞り加工する（第２図）。

さらにラム１が下降すると、油圧ピストン３が油圧シリ
ンダー３′内の油圧に抗して油圧シリンダー内へ押し込
まれる。この間に上部しわ押え８は、ワークの外周を挟
持したままで上型中子７とともに下降し、上型中子７と
下型中子１１とによって中央部の外側を逆絞り加工する
（第３図）。

プレスラム】が上昇すると下部しわ押え１２が下部環状
空気圧室１３内の空気圧によって押し上げられて、ワー
ク１７を下型中子１１から押し上げる。

開環状空気圧室１０．１３内の空気圧及び油圧シリンダ
ー３′内の油圧は調圧されて一定圧に保持する。そのた
めに油圧ピストン３、上下しわ押え８，１２がシリンダ
ー３′、環状空気圧室１０゜１３内を上下動するときは
、その中の作動油、圧力空気が給、排される。

［効　　果］前記課題は新規である。したがってこの課題を解決して
、単動型プレスを用いて二段絞り加工を１つの下降スト
ロークで行なうことができ、逆絞り加工工程の簡素化、
能率化を図ることができること自体が本発明特有の効果
である。

中絞り用可動ポンチを押し下げるための油圧シリンダー
、上部しわ押え、下部しわ押えを付勢する各圧力流体の
代りに波型環状板ばね１皿ばねを用いても１本発明の課
題を解決できるが、この場合は各ばねのばね力を相当大
きくする必要があり。

そのため波型環状板ばね、皿ばねの、繰り返し動作によ
るへたりが生じて、そのばね力の大きさが安定せず、ま
た短期間で疲労破壊を生じる恐れがある。この解決手段
に比して本発明は、上記問題の点において優れており、
かつ油圧ピストン及び上下しね押えに対する付勢力を、
作動流体圧の設定値、の調節によって、簡単、容易に！
１３Ｉｍできるという利点を有している。

その他、油圧シリンダー及び環状空気圧室に環状波形板
ばね、ｌ１ＩＬばねを内装して、このばね力によって、
油圧ピストン、上部しわ押え、下部しわ押えに対する流
体圧による付勢力を助勢させることによって、流体圧を
低くすることができ、あるいはより大きな付勢力で油圧
ピストン、上部しわ押え、下部しわ押えを付勢すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例の断面図、第２図、第３図は
上記実施例の作動状態を示す断面図である。図中、１・・・プレスラム、２・・・補助プレ−ト、３
・・・油圧ピストン、３′　・・・シリンダー、４・・
・上型ポンチホルダー、５・・・中絞り用の可動式ポン
チ、６・・・ピストンピン、７・・・上型中子、８・・
・上部しわ押え、９・・・上部シリンダーリング、１０
・・・上部環状空気圧室、１１・・・下型中子、１２・
・・下部しわ押え、１３・・・下部環状空気圧室、１４
・・・下部シリンダーリング、１５・・・下ポンチホル
ダー　１６・・・プレス台、１７・・・ワーク　である
。特　許　出　願　人　曙ブレーキ工業株式会社出願人　
　　代理人　来　住　洋　三第１図手続補正刃（自　発）平成元年５月１日特許庁長官　吉　１）文　毅　殿１、事件の表示平成１年　特許願　第２３７１８号２、発明の名称絞りプレス型３、補正をする者　〒１０３事件との関係　特許出願人住　　所　東京都中央区日本橋小絹町１９番５号名　　
称　（０５１）曙ブレーキ工業株式会社代表者　　信　
　元　　安　　頁４、代理人〒１０１電話８６５−４９２５住　　所　東
京都千代田区東神田１丁目７番地９号覚張ビル５０１図面の第２図および第３図６、補正の内容別紙のとおり第２図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）プレスラムに固定される補助プレート中央の油圧
室に中絞り用可動ポンチの油圧ピストンを一定範囲内で
上下動自在に嵌合させ、補助プレート中央下面の環状の
上型中子の外側に上部シリンダーリングを設けて、上型
中子と上部シリンダーリングとの間に環状空間を形成し
、この環状空間に環状しわ押えを一定範囲内で上下動自
在に嵌合させて上部環状空気圧室を形成し、プレス台に
固定される下型ポンチホルダ中央の下型中子の外側に下
部シリンダーリングを設けて、下型中子と下部シリンダ
ーリングとの間に環状空間を形成し、この環状空間に一
定範囲内で上下動自在に下部しわ押えを嵌合させて下部
環状空気圧室を形成し、下部環状空気圧室の空気圧によ
る下部しわ押え押し上げ力を、上部環状空気圧室の空気
圧による上部しわ押え押し下げ力より大きくし、油圧ピ
ストンによる中絞り用可動ポンチの押し下げ力を、上記
の上部しわ押え押し下げ力より大きくした絞りプレス型
。
（２）上記油圧ピストン、上部しわ押え、下部しわ押え
に対する流体圧による付勢力を、油圧室、環状空気圧室
に内装した環状波形板ばねあるいは皿ばねによって助勢
した請求項１記載の絞りプレス型。
（３）プレスラムの下降によって上下両しわ押えによっ
てワークの外周部を挟持し、次いで中央可動ポンチと下
型中子とによってワークの中央部を絞り加工し、その後
の上型の下降によって中央可動ポンチに対して上部しわ
押え及び上型中子を下降させて上型中子と下型中子とに
よって、ワークの中央部の外側を逆絞り加工する逆絞り
方法。