JPH09197059A - 磁気センサー - Google Patents

磁気センサー

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JPH09197059A
JPH09197059A JP2739296A JP2739296A JPH09197059A JP H09197059 A JPH09197059 A JP H09197059A JP 2739296 A JP2739296 A JP 2739296A JP 2739296 A JP2739296 A JP 2739296A JP H09197059 A JPH09197059 A JP H09197059A
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JP
Japan
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permanent magnet
magnetic
pole
winding
coil
Prior art date
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JP2739296A
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English (en)
Inventor
Shingo Seki
晋吾 関
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、永久磁石の磁極を垂直方向に
着磁させたことによって、均一化された磁場の永久磁石
の上面に板状の磁性体を介して磁気バイアスを与え鉄芯
を有する一対のコイルボビンを配設することで、外的な
振動、揺れ等の影響に強く、高感度で且つ安定した性能
を有する磁気センサーを提供するものである。 【構成】本発明の構成は、夫々鉄芯を備えた一対のコイ
ルボビンの巻芯部へ夫々コイルを複数回捲回させ、夫々
のコイルは巻初めと巻初め及び巻終わりと巻終わりとを
夫々接続して一組の磁気センサーを形設し、磁気センサ
ーと永久磁石との間へ板状の磁性体を介装させて磁気バ
イアスを与える共に、永久磁石の垂直方向にN極とS極
を着磁させたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、縫製品、ジュータン、
ゴム、食品等に混入された鉄片等を高感度で且つ安定し
て検出することを可能とした磁気センサーに関するもの
である。
【0002】
【従来技術】従来、この種の長物の磁気センサーの一般
的な構成は、図6に図示の如く、取付板14へ一対の取
付用孔を穿設し、該取付用孔と合致する位置の永久磁石
13へも取付用孔を穿設し、夫々の取付用孔へボルト1
5を貫通させて鉄芯11aを有するコイルボビン11を
螺着して、該コイルボビン11の巻芯部11bへはコイ
ル12を複数回捲回させて、前記永久磁石13へはN極
とS極との磁極を水平方向に着磁されたものを用いてお
り、N極側とS極側とに夫々コイルボビン11を一個宛
配して一組の磁気センサーを形成すると共に、夫々のコ
イル12の巻初めと巻初め、又は、巻終わりと巻終わり
とを電気的に接続しているものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し乍、前述のように
組立てた磁気センサーは、機械的振動に弱く、誤作動が
発生し易く、その原因は明確に断定できないが、水平方
向に着磁された永久磁石の磁場の分布は水平方向の中心
部は零に等しく外側に向かうほど強く、更に、角部分が
最も強く成っているものである。
【0004】この様な、永久磁石のN極側とS極側との
夫々の端部から機械的に同じ位置に取り付けても、取り
付け穴及び締付けの状態を考慮した場合、必ずしもN極
側とS極側との磁場の対称位置に配置したものと考えず
らく、誤動作を起こす要因と成っていると考えられる。
【0005】更に、前述の様な構成の磁気センサーの感
度を上げるためには永久磁石を大きくしたり、又は、コ
イルボビンに捲着するコイルの巻数を多くしなければな
らず経済的に課題を有する結果と成っていた。
【0006】即ち、水平方向に着磁した永久磁石のN極
側とS極側との磁場の対称位置に一対のコイルボビンを
配設するためには、前記永久磁石の上面にコイルを複数
回捲着した鉄芯を有する一対のコイルボビンを載置し
て、夫々のコイルボビンを微少の位置に動かすと共にコ
イルに増幅器を介装して接続したメーターの振れを見な
がら、メーターの振れが最少になる位置を捜して位置を
決定しなければならず、位置の決定にかなりの時間を要
し、非常にデリケートな作業と成り作業性が悪いもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
鑑みて、鋭意研鑽の結果、創案したものであり、夫々鉄
芯を備えた一対のコイルボビンの巻芯部へ夫々コイルを
複数回捲回させ、夫々のコイルは巻初めと巻初め及び巻
終わりと巻終わりとを夫々接続して一組の磁気センサー
を形設し、磁気センサーと永久磁石との間へ板状の磁性
体を介装させて磁気バイアスを与える共に、永久磁石の
垂直方向にN極とS極を着磁させたことよって課題を解
決したものである。
【0008】
【発明の目的】本発明の目的は、永久磁石の磁極を垂直
方向に着磁させたことによって、均一化された磁場の永
久磁石の上面に板状の磁性体を介して磁気バイアスを与
え鉄芯を有する一対のコイルボビンを配設することで、
外的な振動、揺れ等の影響に強く、高感度で且つ安定し
た性能を有する磁気センサーを提供するものである。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を以下図面に基づいて詳細に
説明する。
【0010】図1は本発明の実施例の磁気センサーの説
明斜視図であり、図2は本発明の磁気センサーの説明側
面図であり、図3は本発明の実施例の配置位置を表わし
た説明平面図であり、図4は本発明の配置位置の次実施
例の配置位置を表わした説明平面図であり、図5は本発
明の磁気センサーに至る初期段階での実験を説明するた
めの説明図であり、図6は一般的な磁気センサーの説明
側面図である。
【0011】本発明は、縫製品、ジュータン、ゴム、食
品等に混入された鉄片等を高感度で且つ安定して検出す
ることを可能とした磁気センサーに関するものであり、
夫々鉄芯1aを備えた一対のコイルボビン1の巻芯部1
bへ夫々コイル2を複数回捲回させ、該夫々のコイル2
は巻初めと巻初め及び巻終わりと巻終わりとを夫々接続
して一組の磁気センサーを形設し、該磁気センサーと永
久磁石4との間へ板状の磁性体3を介装させて磁気バイ
アスを与える共に、前記永久磁石4の垂直方向にN極と
S極を着磁させたものである。
【0012】即ち、本発明の磁気センサーは、図1に図
示の如く、中空円筒状の巻芯部1bの両端へ膨出状にフ
ランジ部を夫々形成したコイルボビン1の前記巻芯部1
bの内側に鉄芯1aを内装させるものであるが、他実施
例としては鉄芯1aと巻芯部1bとは一体に形成された
ものを使用しても構わないものである。
【0013】そして、前記コイルボビン1の巻芯部1b
へはコイル2を複数回捲回させるものであるが、該コイ
ル2は通常、0.06mmφの銅線を16,000回乃
至18,000回程度捲回させているものである。
【0014】前記コイルボビン1を二つ用意して一組の
磁気センサーとして用いるものであり、前記夫々のコイ
ル2の端部は巻初めと巻初め、及び、巻終わりと巻終わ
りを電気的に接続させて夫々の信号を互いに打消あうよ
うにして交番磁界信号に対処しており、夫々の端部は増
幅器6と接続し、そして、増幅器6はメーター7、又
は、点滅灯、ブザー(図示しない)等と接続して可視的
又は可聴的に検知できるように成っており、更に、アー
スをとっているものである。
【0015】そして、図1に図示する実施例では鉄芯1
aへ設けた円孔に挿入する円柱を立設させた板状の鉄等
の金属で形成された磁性体3を設けて、該磁性体3の下
方に永久磁石4を配したものであり、該永久磁石4へは
垂直方向にN極とS極を着磁させているものであり、つ
まり、上面がN極の場合は下面がS極と成り、上面がS
極の場合は下面がN極と成るものである。
【0016】更に、前記永久磁石4を確りと固定するよ
うに固定枠4aを設けているものであり、該固定枠4a
へは磁気センサーを並設できるように任意数の永久磁石
取付用の穴を形成しているものであり、前述の各取り付
けは接着手段によって取り付けているものである。
【0017】次いで、取付板5と固定枠4aとへは取付
用孔を周辺に適宜穿設してビス等によって取り付けてい
るものである。
【0018】本発明は磁気センサーに至る初期段階の実
験では、第5図に図示する如く、先ず、単体の鉄芯1a
入りのコイルボビン1にコイル2を複数回捲着させて、
周囲に磁性体つまり磁場の無い場所を選んで、非磁性体
であるベークライト板Bの上に載置して、前記コイルボ
ビン1の右辺のみを持ち上げたり、左辺、又は、上辺
等、一方だけを持ち上げたときのメーター7の揺れは、
左辺はプラス、右辺はマイナスであり相違することが判
明したが、この場合のプラス、マイナスは増巾器5に接
続されたメーター7の接続に方法よって変わるので、こ
だわるものではないが、単体のコイルボビン1が動かし
方で複雑な電流をコイル2間に誘起することは判明した
ものであり、実験ではプラス、マイナスのフルスケール
50mVのメーター7が振り切れるほどであった。
【0019】そこで、非磁性体上に鉄芯1aにコイル2
を捲回させたコイルボビン1を2個取り付けて、互いに
起動時に発生する信号を打消合うように巻初めと巻初
め、又は、巻終わりと巻終わりを接続して、信号を増幅
器6で増幅すると、単体の場合はメーター7が振り切れ
るほどであったのが、相互に信号を打ち消して大体5乃
至6mVの範囲内の振れであることが判明したものであ
る。
【0020】この状態でN極とS極との磁極を垂直方向
に着磁した永久磁石4の上面に載置して、その信号を増
幅器6で増幅させて見ると、メーター7は振動、振れに
対し、5mV範囲内で非常に安定しており、非磁性体上
に接着した場合と同じ結果となった。
【0021】更に、図3乃至図4のように永久磁石の上
面に載置してメーター7で測定しても、点線内であれ
ば、コイルボビン1の位置をどの位置に配置しても関係
なく安定しており、又、片方のコイルボビン1を辺に配
置するなら、もう一方も辺に配置すれば、同じ結果が得
られたものであり、尚、破線で囲った内側の磁場は殆ど
均一なものであった。
【0022】
【発明の効果】従来の方法では、鉄製の虫ピンを7cm
乃至8cmの高さで感知するのが限界であったが、本発
明では、12cm乃至13cmまで高感度に感知でき、
更に、磁性体の厚さを変えることによって感知能力を調
整でき、しかも、かなりの振動、振れをあたえても、誤
作動せず、安定しており、環境の整わない工場等の現場
向きにも使用できるものであり、実用性が高く、極めて
有効な発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例の磁気センサー説明斜視
図である。
【図2】図2は本発明の磁気センサーの説明側面図であ
る。
【図3】図3は本発明の実施例の配置位置を表わした説
明平面図である。
【図4】図4は本発明の配置位置の次実施例の配置位置
を表わした説明平面図である。
【図5】図5は本発明の磁気センサーに至る初期段階で
の実験を説明するための説明図である。
【図6】図6は一般的な磁気センサーの説明側面図であ
る。
【符号の説明】
1 コイルボビン 1a 鉄芯 1b 巻芯部 2 コイル 3 磁性体 4 永久磁石 4a 固定枠 5 取付板 6 増幅器 7 メーター

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】夫々鉄芯を備えた一対のコイルボビンの巻
    芯部へ夫々コイルを複数回捲回させ、該夫々のコイルは
    巻初めと巻初め及び巻終わりと巻終わりとを夫々接続し
    て一組の磁気センサーを形設し、該磁気センサーと永久
    磁石との間へ板状の磁性体を介装させて磁気バイアスを
    与える共に、前記永久磁石の垂直方向にN極とS極を着
    磁させたことを特徴とする磁気センサー。
JP2739296A 1996-01-23 1996-01-23 磁気センサー Pending JPH09197059A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2739296A JPH09197059A (ja) 1996-01-23 1996-01-23 磁気センサー

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JP2739296A JPH09197059A (ja) 1996-01-23 1996-01-23 磁気センサー

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JPH09197059A true JPH09197059A (ja) 1997-07-31

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ID=12219799

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JP2739296A Pending JPH09197059A (ja) 1996-01-23 1996-01-23 磁気センサー

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7346316B1 (en) 1999-02-16 2008-03-18 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Radio communication system, a transmitter and a receiver

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7346316B1 (en) 1999-02-16 2008-03-18 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Radio communication system, a transmitter and a receiver
US7929922B2 (en) 1999-02-16 2011-04-19 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Radio communication system, a transmitter and a receiver
US8027649B2 (en) 1999-02-16 2011-09-27 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Radio communication system, a transmitter and a receiver

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