JPH09196263A - 管体の伸縮自在継手構造 - Google Patents

管体の伸縮自在継手構造

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JPH09196263A
JPH09196263A JP8003362A JP336296A JPH09196263A JP H09196263 A JPH09196263 A JP H09196263A JP 8003362 A JP8003362 A JP 8003362A JP 336296 A JP336296 A JP 336296A JP H09196263 A JPH09196263 A JP H09196263A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管体の伸出しを確実に防止することが可能
で、且つ建造物に於ける設備配管等にも幅広く適用可能
な継手構造を提供することを課題とする。 【解決手段】 管体1,12を伸縮自在に連結するための継
手構造であって、一方の管体1に一端部が摺動自在に嵌
入され且つ他端部に他方の管体12が固定される内装管7
と、前記管体1,12に外嵌されて一方の管体1の外周面に
固定される外装管17とからなり、且つ該外装管17の内周
面と前記内装管7及び他方の管体12の外周面と一方の管
体1の端面間に形成される空間部19を前後2室20,21 に
区画すべく前記内装管7の他端部外周面には外装管17の
内周面に摺動自在な環状凸部8が設けられ、しかも管体
1,12に流体を流通させた際にその伸長動作を規制可能と
すべく、他方の管体12には前記後室21と連通する貫通孔
16が開設されてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は管体の伸縮自在継手
構造、さらに詳しくは例えば水道管や設備配管等の各種
配管系に使用される継手構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の伸縮自在継手は、従来より主と
して地中に埋設される水道管等の埋設管に使用されてき
たが、近年に於いては建造物内の設備配管等用としても
幅広く採用されるに至っている。
【0003】ところで、かかる伸縮自在継手にあって
は、その伸長時に於いて必要以上に継手が伸出さないよ
うにして漏水の発生等を阻止する必要があり、このため
従来では埋設管の伸出しをコンクリートや埋設土圧等に
より規制していたのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の伸出し規制手段は、コンクリートや埋設土圧等に
頼るものであるために、その施工状態によっては十分な
伸出し防止機能を発揮し得ないという難点があり、この
ためその施工にあっては相当の注意を払う必要が生じて
一連の作業を非常に煩雑にせしめるという大なる問題点
があった。
【0005】また、上記従来の伸出し規制手段を、建造
物用の設備配管等に適用することは困難であり、しかも
かかる設備配管等に於いては、例えば地震の揺れ等によ
る外力の付加が解除された際には、極力元の連結状態に
戻ることが好ましいのであるが、このような条件を満足
する適当な伸出し規制手段が存在しないのが実情であっ
た。
【0006】それ故に、本発明は上記従来の問題点を解
決するためになされたものであり、管体の伸出しを確実
に防止することが可能で、且つ建造物に於ける設備配管
等にも幅広く適用可能な継手構造を提供することを課題
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、上記課題を解決す
るために本発明が採った手段は、管体1,12を伸縮自在に
連結するための継手構造であって、一方の管体1に一端
部が摺動自在に嵌入され且つ他端部に他方の管体12が固
定される内装管7と、前記管体1,12に外嵌されて一方の
管体1の外周面に固定される外装管17とからなり、且つ
該外装管17の内周面と前記内装管7及び他方の管体12の
外周面と一方の管体1の端面間に形成される空間部19を
前後2室20,21 に区画すべく前記内装管7の他端部外周
面には外装管17の内周面に摺動自在な環状凸部8が設け
られ、しかも管体1,12に流体を流通させた際にその伸長
動作を規制可能とすべく、他方の管体12には前記後室21
と連通する貫通孔16が開設されてなる点にある。
【0008】従って、上記構成を特徴とする継手構造に
於いて、一方の管体1側から流体を流通させると、該管
体1に嵌入された内装管7の一端部端面に流体圧が加わ
り、該内装管7を介して他方の管体12が伸長動作を行う
べく管長方向に力が作用することになるが、この他方の
管体12には後室21と連通する貫通孔16が開設されてなる
ために、該貫通孔16から前記流体の一部が後室21へと流
入して内装管7の環状凸部8の端面にも流体圧が加わる
こととなり、よって該内装管7を介して他方の管体12の
伸長動作を規制する方向にも力が作用する。これによ
り、管体12の伸長動作が規制されて両管体1,12の連結状
態が維持されることとなる。
【0009】また、この状態で管体1,12等に例えば管長
方向に外力が加わった場合は、内装管7と共に他方の管
体12が一方の管体1に対して伸縮動作をすることとな
り、前記外力が良好に吸収される一方で、かかる動作後
は上述したように再び管体1,12相互の伸長動作は規制さ
れてその連結状態が維持されるのである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面に従って説明する。
【0011】図1に於いて、1は一端部に球面膨出部2
が形成された一方の管体を示し、その内周面には他端側
が大径となるように段差部3が設けられ、且つ他端部外
周面にはネジ部4が刻設されてなる。5は管体1の他端
側内周面に周方向に形成された一対の凹溝で、該凹溝5
には夫々Oリング6が装着されている。
【0012】7は一端部が管体1の他端部に摺動自在に
嵌入された内装管で、その他端部外周面には周方向に環
状凸部8が設けられ、且つ内周面には他端側が大径とな
るように段差部9が形成されてなる。10は内装管7の環
状凸部8に周方向に形成された凹溝で、該凹溝10にはO
リング11が夫々装着されている。尚、前記内装管7の一
端部端面7aの面積は環状凸部8の端面7bと同面積に設定
している。
【0013】12は一端部に球面膨出部13が形成された他
方の管体を示し、その他端部外周面に刻設したネジ部14
は内装管7の他端部内周面に設けたネジ部15に螺合さ
れ、且つ前記ネジ部14の内側には周方向に所定間隔を有
して複数の貫通孔16が開設されてなる。
【0014】17は一端部内周面に一方の管体1のネジ部
4に螺合するネジ部18が刻設された外装管で、該外装管
17の内周面と前記内装管7及び他方の管体12の外周面と
一方の管体1の端面間に形成される空間部19は、外装管
17に摺動自在に嵌入される前記内装管7の環状凸部8に
より前後2室20,21 に区画されてなり、前記ネジ部18の
内側には前室20と連通する貫通孔22が周方向に所定間隔
を有して開設されている。尚、空間部19の後室21と他方
の管体12の内部とは前記貫通孔16を介して連通してい
る。
【0015】23は外装管17の他端部内周面に周方向に形
成された一対の凹溝で、各凹溝23にはOリング24が装着
されている。25は各管体1,12の球面膨出部2,13に球面摺
動自在な球面凹状部26が一端部内周面に夫々形成された
継手管であり、27はOリングで、28は継手管25と管体1,
12の離脱を阻止するための環状のストッパーを示す。
【0016】本実施形態は以上のような構成からなり、
かかる管継手は図2のように例えば二点鎖線で示す水道
管等の如き他の管体A,Bが接続されて地中に埋設して
使用される。その際、他方の管体12は内装管7を介して
一方の管体1とは伸縮自在であるため、管継手を適当に
伸縮させて他の管体A,Bとを容易に連結することがで
きる。
【0017】そして、管体Aから管体B側へと流体を流
通させると、内装管7の一端部端面7aに流体圧P1 が加
わる一方、流体の一部は他方の管体12の貫通孔16から空
間部19の後室21へと流入するが、内装管7の一端部端面
7aの面積は環状凸部8の端面7bと同面積に設定されてな
るため、該環状凸部8の端面7bには前記流体圧P1 と等
しい流体圧P2 が加わることになる。従って、この両者
が相殺されて平衡状態が維持されるために、管継手の伸
長動作は確実に規制される。
【0018】また、管継手に地震等による大きな外力が
加わった場合は、前記平衡状態が解除されることになる
が、管体1,12はその球面膨出部2,13に球面摺動自在な球
面凹状部26を有する継手管25を介して他の管体A,Bと
接続されてなるため、図3のように内装管7が移動して
管継手が伸縮すると共に、揺動して前記外力を吸収しつ
つ連結状態は良好に維持される。
【0019】この場合に於いて、外装管17には前室20と
連通する貫通孔22が形成されてなるために、該貫通孔22
からエアが流入して内装管7はスムースに移動する。
【0020】そして、かかる動作後に於いても、上述し
たように流体圧P1,P2 による平衡状態が維持されて管
継手の伸長動作は規制されることとなるため、この連結
状態が保たれるのである。
【0021】このように、流通する流体の圧力を利用し
て管継手の伸出し規制手段とすることにより、最初の連
結時のみならず、伸縮及び揺動動作後に於いてもその伸
長動作を規制することが可能となり、この種の伸出し手
段としては最適であり、また全体の構成が非常に簡易で
あるため、その製作も容易且つ安価に行えるという利点
もある。
【0022】尚、上記実施形態に於いては、外装管17に
貫通孔22を設けてエアが前室20に自由に流通するように
構成したが、かかる貫通孔22は省略しても構わない。こ
の場合、管継手が伸長動作を行うと前室20内の圧力は低
下して負圧状態となり、これが管継手の伸長動作を規制
すべく作用する一方、該管継手が収縮動作を行うと前室
20内のエアがダンパー的な機能を果たし、また何れの場
合にも前室20内のエアは元の連結状態に戻ろうとする力
として作用することとなるため、特に建造物の設備配管
等としては最適なものとなる。
【0023】さらに、上記実施形態では、各管体1,12に
球面膨出部2,13を設け且つ該球面膨出部2,13に球面摺動
自在な球面凹状部26を有する継手管25を連結したが、必
ずしもこのように構成する必要はない。
【0024】また、内装管7と他方の管体12とは上記実
施形態の如く別体に構成する必要はなく、両者を一体物
として形成することも可能である。
【0025】さらに、内装管7の一端部端面7aの面積を
環状凸部8の端面7bの面積よりも小面積に設定すると、
該端面7bに作用する流体圧P2 の方が前記一端部端面7a
に作用する流体圧P1 よりも大きくなるため、内装管7
を介して他方の管体12が常時一方の管体1側へと押圧さ
れることとなり、管継手の伸出しを規制すべく機能する
という利点がある。
【0026】
【発明の効果】叙上の様に、本発明は管継手の伸出し規
制手段として流通流体の流体圧を利用してなるために、
これを水道管等の如き埋設管に使用する場合であって
も、従来のようにコンクリートや埋設土圧に頼る必要が
なくなると共に、確実に管継手の伸出し防止を図れるこ
ととなり、またかかる埋設管のみならず建造物の設備配
管等にも幅広く適用できるという格別の効果を得るに至
った。
【0027】また、本発明に係る継手構造は全体が非常
に簡易な構成からなるために、その製作が容易で且つ安
価に行えるという実用的な効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る管継手の一実施形態を示す半裁断
面図。
【図2】同使用状態を示す半裁断面図。
【図3】同使用状態を示す半裁断面図。
【符号の説明】
1…管体 7…内装管 7a…一端部側端面 7b…端面 8…環状凸部 12…管体12 16…貫通孔 17…外装管 19…空間部 20…前室 21…後室 22…貫通孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管体(1),(12)を伸縮自在に連結するため
    の継手構造であって、一方の管体(1) に一端部が摺動自
    在に嵌入され且つ他端部に他方の管体(12)が固定される
    内装管(7) と、前記管体(1),(12)に外嵌されて一方の管
    体(1) の外周面に固定される外装管(17)とからなり、且
    つ該外装管(17)の内周面と前記内装管(7) 及び他方の管
    体(12)の外周面と一方の管体(1) の端面間に形成される
    空間部(19)を前後2室(20),(21) に区画すべく前記内装
    管(7) の他端部外周面には外装管(17)の内周面に摺動自
    在な環状凸部(8) が設けられ、しかも管体(1),(12)に流
    体を流通させた際にその伸長動作を規制可能とすべく、
    他方の管体(12)には前記後室(21)と連通する貫通孔(16)
    が開設されてなることを特徴とする管体の伸縮自在継手
    構造。
  2. 【請求項2】 前記内装管(7) の一端部側端面(7a)の面
    積と該内装管(7) の環状凸部(8) の端面(7b)の面積とが
    同一又は小面積に設定されてなる請求項1記載の管体の
    伸縮自在継手構造。
  3. 【請求項3】 前記他方の管体(12)と内装管(7) とが一
    体形成されてなる請求項1又は2記載の管体の伸縮自在
    継手構造。
  4. 【請求項4】 前記外装管(17)に前室(20)と連通する貫
    通孔(22)が開設されてなる請求項1乃至3の何れかに記
    載の管体の伸縮自在継手構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007187184A (ja) * 2006-01-11 2007-07-26 Victaulic Co Of Japan Ltd ボールジョイント
JP2008019970A (ja) * 2006-07-12 2008-01-31 Suiken:Kk 伸縮自在継手

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007187184A (ja) * 2006-01-11 2007-07-26 Victaulic Co Of Japan Ltd ボールジョイント
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