JPH1130375A - 伸縮自在管継手 - Google Patents

伸縮自在管継手

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Publication number
JPH1130375A
JPH1130375A JP9182671A JP18267197A JPH1130375A JP H1130375 A JPH1130375 A JP H1130375A JP 9182671 A JP9182671 A JP 9182671A JP 18267197 A JP18267197 A JP 18267197A JP H1130375 A JPH1130375 A JP H1130375A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
joint
space
end part
extension
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9182671A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideshige Honma
英重 本間
Tamotsu Yamashita
保 山下
Yuji Fujisaki
裕士 藤崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUIKEN TECHNOL KK
Original Assignee
SUIKEN TECHNOL KK
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH1130375A publication Critical patent/JPH1130375A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管体の不当な伸出しを確実に防止することが
でき、且つ建造物に於ける設備配管等にも幅広く適用可
能な管継手を提供することを課題とする。 【解決手段】 内装管1と外装管4との間に形成される
空間部5に各継手本体13,13 の一端部が夫々スライド自
在に挿入されると共に、該継手本体13,13 の一端部に設
けた環状凸部15が前記空間部5内に配されて該空間部5
が中間室16と前後一対の端部室17とに区画されてなり、
しかも端部室17に流通流体が流出入可能なように該端部
室17と連通する貫通孔18が前記継手本体13,13 に穿設さ
れてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は伸縮自在管継手、さ
らに詳しくは例えば水道管や設備配管等の各種配管系に
使用される管継手の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の伸縮自在管継手は、従来より主
として地中に埋設される水道管等の埋設管に使用されて
きたが、近年に於いては水管橋等の添架配管や建造物内
の設備配管等用としても幅広く採用されるに至ってい
る。
【0003】ところで、この伸縮自在管継手が組込まれ
た配管系に流体を流通せしめると、その流体圧が管継手
を伸長させるべく作用することになるが、従来の管継手
は一対の継手本体間に連結管をスライド自在に連結した
だけのものであるため、管継手が不当な伸出しにより破
損するという虞があり、これを防止すべく従来に於いて
は管継手の伸出しを強固なコンクリート支台や埋設土圧
等によって規制していたのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の伸出し規制手段は、コンクリート支台や埋設土圧
等に頼るものであるために、その施工状態によっては十
分な伸出し防止機能を発揮し得ないという難点があり、
よってその施工にあっては相当の注意を払う必要が生じ
て一連の作業を非常に煩雑化せしめるという大なる問題
点があった。
【0005】また、上記従来の伸出し規制手段を、建造
物用の設備配管等に適用することは困難であり、しかも
かかる設備配管等に於いては、例えば地震の揺れ等によ
る外力の付加が解除された際には、極力元の連結状態に
戻ることが好ましいのであるが、このような条件を満足
する適当な伸出し規制手段が存在しないのが実情であっ
た。
【0006】それ故に、本発明は上記従来の問題点を解
決するためになされたものであり、管体の不当な伸出し
を確実に防止することができ、且つ建造物に於ける設備
配管等にも幅広く適用可能な管継手を提供することを課
題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、上記課題を解決す
るために本発明が採った手段は、内装管1と外装管4と
の間に形成される空間部5に各継手本体13,13 の一端部
が夫々スライド自在に挿入されると共に、該継手本体1
3,13 の一端部に設けた環状凸部15が前記空間部5内に
配されて該空間部5が中間室16と前後一対の端部室17と
に区画されてなり、しかも端部室17に流通流体が流出入
可能なように該端部室17と連通する貫通孔18が前記継手
本体13,13 に穿設されてなる点にある。
【0008】従って、上記手段を有する伸縮自在管継手
に於いて、一方の継手本体13側から流体を流通させる
と、その流体圧により伸長動作を行わしめるべく管継手
に推力が作用することになるが、継手本体13には貫通孔
18が穿設されてなるため、該貫通孔18を介して流体の一
部は端部室17内に流入し、前記流体の流通方向とは逆方
向の流体圧が端部室17に抗力として作用して管継手の伸
長動作が規制される。
【0009】また、この状態で管継手に例えば地震等に
よる外力が管長方向に加わった場合は、端部室17内の流
体は貫通孔18を介して継手本体13内に流入し、管継手が
伸長動作が適切に行われるために、前記外力が良好に吸
収される一方、かかる動作後は上述したように再び管継
手の伸長動作は規制されることになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面に従って説明する。
【0011】図1に於いて、1は外周面の中央に環状の
凸状部2を突設した内装管を示し、該凸状部2の外周面
には凹溝3が全周に亘って形成されている。
【0012】4は内装管1に空間部5を有して外嵌した
外装管で、該外装管4は一対の筒状体6からなり、各筒
状体6の一端部外周面には係止凸部7が突設される一
方、他端部内周面には内向凸部8が全周に亘って形成さ
れ、且つ該内向凸部8の内周端面8aのコーナー部分には
ストッパー部9が形成されている。
【0013】10は内周面中央部に嵌入凸部11が突設され
ると共に、その両側に係止凹部12が形成された半割り状
の固定リングで、該係止凹部12に前記外装管4の筒状体
6の各係止凸部7を嵌合すると共に、嵌入凸部11を内装
管1の凹溝3に嵌入して両筒状体6及び外装管4と内装
管1とが固定されている。
【0014】尚、内装管1の凸状部2、外装管4の筒状
体6及び固定リング10間にはシールは施されておらず、
各空間部5は外部と連通している。
【0015】13は一端部が空間部5内にスライド自在に
挿入され、且つ他端部に球面摺動により揺動する揺動機
構14を備えた一対の継手本体で、その一端部に設けた環
状凸部15によって前記空間部5は一対の中間室16及び端
部室17とに夫々区画されており、また該端部室17と連通
する貫通孔18が継手本体13に穿設されている。尚、貫通
孔18は前記外装管4のストッパー部9と継手本体13の環
状凸部15との係合により閉塞されることはない。
【0016】19は継手本体13の環状凸部15の内外周面に
夫々装着したシール用のゴムリングを示し、20は外装管
4の内向凸部8の内周面に装着したゴムリングで、継手
本体13と外装管4の間のシールが図られる。
【0017】尚、図2のように内装管1を含む流路の断
面積A1 と端部室17の断面積A2 とは一致するように設
定されている。
【0018】本実施形態は以上のような構成からなる
が、かかる管継手Bは例えば水道管等の配管系に組込ん
で使用される。その際、継手本体13同士は内装管1及び
外装管4を介して伸縮自在に連結されているので、管継
手Bを適当な長さに伸縮させることにより容易に配管系
に組込むことができる。
【0019】その後、一方の継手本体13側から矢印C方
向に流体を流通させると、その流体圧が管継手Aに推力
として作用する一方で、流体の一部は内装管1と継手本
体13との間から貫通孔18を介して各端部室17内に流入す
ることになる。
【0020】この場合に於いて、内装管1を含む流路の
断面積A1 と端部室17の断面積A2とは一致するように
設定しているため、外装管4の内向凸部8の内周端面8a
に作用する抗力と内装管1に作用する推力とは等しくな
り、よってこの両者が相殺されて平衡状態が維持される
ため、流通流体による管継手Bの伸長動作は規制され
る。
【0021】また、管継手Bに地震等による大きな外力
が加わった場合は、前記平衡状態が解除されることにな
るが、例えばかかる外力が管長方向に加わった場合は、
図3の如く端部室17内の流体が貫通孔18を介して継手本
体13内に流出し、管継手Bの伸長動作が適切に行われる
と共に、その揺動機構14の揺動動作によって前記外力が
良好に吸収されることになる。
【0022】この場合、中間室16は固定リング10を介し
て外部と連通されてなるため、中間室16へのエアの流出
入が可能であり、継手本体13の伸長動作はスムースに行
われる。
【0023】そして、かかる動作後に於いても、上述し
たように前記流体圧による平衡状態が維持されて管継手
Bの伸長動作は規制されるため、この連結状態が保たれ
るのである。
【0024】而して、流通する流体の圧力を利用して管
継手Bの押出し規制手段とすることにより、最初の連結
時のみならず、伸縮及び揺動動作後に於いてもその伸長
動作を規制することが可能となるために、この種の管継
手Bの伸出し規制手段としては最適であり、また全体の
構成が非常に簡易であるため、その製作も容易且つ安価
に行えるという利点がある。
【0025】尚、上記実施形態に於いては、固定リング
10を介して中間室16内のエアを流出入可能に構成した
が、必ずしも中間室16を外部と連通させる必要はない。
この場合、管継手Bが伸長動作を行うと中間室16内の圧
力は低下して負圧状態となり、これが管継手Aの伸長動
作を規制すべく作用する一方、該管継手Bが収縮動作を
行うと中間室16内のエアがダンパー的な機能を果たし、
また何れの場合にも中間室16内のエアは元の連結状態に
戻ろうとする力として作用することとなるため、特に建
造物の設備配管等としては最適なものとなる。
【0026】更に、上記実施形態では、各継手本体13の
他端部に揺動機構14を設けたが、かかる揺動機構14は省
略しても構わない。
【0027】その他、管継手Bの形状等の具体的な特定
事項も本発明の意図する範囲内に於いて任意に設計変更
自在である。
【0028】
【発明の効果】叙上のように、本発明は管継手の伸出し
規制手段として流通流体の流体圧を利用してなるため
に、これを水道管等の如き埋設管に使用する場合であっ
ても、従来のようにコンクリート支台や埋設土圧に頼る
必要がなくなって一連の配管作業を大幅に簡略化できる
と共に、確実に管継手の伸出し防止を図れることとな
り、またかかる埋設管のみならず水管橋等の添架配管や
建造物の設備配管等にも幅広く適用できるという格別の
効果を得るに至った。
【0029】また、本発明に係る継手構造は全体が非常
に簡易な構成からなるために、その製作が容易で且つ安
価に行えるという実用的な効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る管継手の一実施形態を示す半裁断
面図。
【図2】同断面図。
【図3】同使用状態を示す半裁断面図。
【符号の説明】
1…内装管 4…外装管 5…空間部 13…継手本体 15…環状凸部 16…中間室 17…端部室 18…貫通孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内装管(1) と外装管(4) との間に形成さ
    れる空間部(5) に各継手本体(13),(13) の一端部が夫々
    スライド自在に挿入されると共に、該継手本体(13),(1
    3) の一端部に設けた環状凸部(15)が前記空間部(5) 内
    に配されて該空間部(5) が中間室(16)と前後一対の端部
    室(17)とに区画されてなり、しかも端部室(17)に流通流
    体が流出入可能なように該端部室(17)と連通する貫通孔
    (18)が前記継手本体(13),(13) に穿設されてなることを
    特徴とする伸縮自在管継手。
  2. 【請求項2】 前記中間室(16)を外部と連通させてなる
    請求項1記載の伸縮自在管継手。
JP9182671A 1997-07-08 1997-07-08 伸縮自在管継手 Pending JPH1130375A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9182671A JPH1130375A (ja) 1997-07-08 1997-07-08 伸縮自在管継手

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JP9182671A JPH1130375A (ja) 1997-07-08 1997-07-08 伸縮自在管継手

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Publication Number Publication Date
JPH1130375A true JPH1130375A (ja) 1999-02-02

Family

ID=16122408

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JP9182671A Pending JPH1130375A (ja) 1997-07-08 1997-07-08 伸縮自在管継手

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JP (1) JPH1130375A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014081045A (ja) * 2012-10-17 2014-05-08 Sankei Giken:Kk 無反力型伸縮継手およびその組立て

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014081045A (ja) * 2012-10-17 2014-05-08 Sankei Giken:Kk 無反力型伸縮継手およびその組立て

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