JPH09196247A - 燃料ホース - Google Patents
燃料ホースInfo
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- JPH09196247A JPH09196247A JP687196A JP687196A JPH09196247A JP H09196247 A JPH09196247 A JP H09196247A JP 687196 A JP687196 A JP 687196A JP 687196 A JP687196 A JP 687196A JP H09196247 A JPH09196247 A JP H09196247A
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Abstract
なく、加硫ゴム外層とフッ素樹脂内層との接着性が向上
し、ガソリン、特にアルコール混合ガソリン、サワーガ
ソリン、ガソリン清浄剤等に対してた優れた耐性をもつ
信頼性の高い燃料ホースを提供する。 【解決手段】単層からなる加硫ゴム管状体1と、この加
硫ゴム管状体1の内周面に形成されたフッ素系樹脂層2
とを備えた燃料ホース3である。そして、上記加硫ゴム
管状体1が、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウ
ンデセン−7塩を含有し、かつ、上記フッ素系樹脂層2
が、フッ素系樹脂の溶融接着体で形成されている。
Description
管に用いられる燃料ホースに関するものである。
出されるガソリンの量を低減させる必要があるため、自
動車等の燃料配管に用いられる燃料ホースについても、
ガソリンの透過量に関する規制が厳しくなっている。そ
のため、従来から用いられている、アクリロニトリルブ
タジエン−ポリ塩化ビニルブレンドゴム(NBR−PV
C)等の単層構造からなる燃料ホースでは、上記規制に
対応しきれなくなっているのが現状である。特に最近で
は、自動車の排気ガスを清浄化する目的で、ガソリン中
にアルコールを添加したアルコール混合ガソリンが用い
られており、このアルコール混合ガソリンはアルコール
無添加のガソリンに比べてガソリン透過性がより高いた
め、耐ガソリン透過性に一層優れた燃料ホースが待望さ
れている。
め、ゴムや樹脂から形成された種々の層を組み合わせた
多層構造の燃料ホース、例えば、ゴム外層の内周面に、
フッ素樹脂内層を形成した2層構造の燃料ホースが提案
されている。例えば、特開平6−255004号公報に
は、ゴム外層の内周面にフッ素樹脂粉末を静電塗装した
後、加熱冷却することにより、ゴム外層の内周面にフッ
素樹脂内層を形成した2層構造の燃料ホースが開示され
ている。この手法によれば、シール性が要求されるゴム
外層の端部にはフッ素樹脂内層を形成させずに、ゴム外
層の内周面の所望の場所にのみフッ素樹脂内層を形成す
ることが可能であるとともに、蛇腹形状等に加硫成形し
たゴム外層の内周面に対しても、フッ素樹脂内層を容易
に形成することが可能である。
開平6−255004号公報に記載の燃料ホースでは、
ゴム外層とフッ素樹脂内層との接着性の確保のため、ゴ
ム外層の内周面に、ナトリウムエッチング処理、コロナ
処理、低温プラズマ処理等の接着前処理を施す必要があ
り、製造工程が複雑になるという問題が生じる。
び特公昭60−33663号公報には、アクリロニトリ
ル−ブタジエンゴム(NBR)あるいはエピクロルヒド
リンゴムからなる未加硫ゴム外層に、カルボン酸の1,
8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデセン−7塩を
配合し、未加硫ゴム外層とフッ素ゴム内層との接着性の
向上を図った燃料ホースが開示されている。しかしなが
ら、これは未加硫ゴム外層とフッ素ゴム内層との接着を
目的とするものであり、加硫ゴムとの接着を目的とする
ものではない。
もので、接着前処理のような複雑な製造工程をとること
なく、加硫ゴム外層とフッ素樹脂内層との接着性が向上
し、ガソリン、特にアルコール混合ガソリン、サワーガ
ソリン、ガソリン清浄剤等に対して優れた耐性をもつ信
頼性の高い燃料ホースの提供をその目的とする。
に、本発明の燃料ホースは、単層または多層からなる加
硫ゴム管状体と、この加硫ゴム管状体の最内層の内周面
に形成されたフッ素系樹脂層とを備えた燃料ホースであ
って、上記加硫ゴム管状体の少なくとも最内層が、1,
8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデセン−7塩を
含有し、かつ、上記フッ素系樹脂層が、フッ素系樹脂の
溶融接着体で形成されているという構成をとる。
リウムエッチング処理、コロナ処理、低温プラズマ処理
等の接着前処理といった複雑な製造工程をとらずに、加
硫ゴム管状体とフッ素系樹脂層との接着性の向上を中心
課題として鋭意研究を重ねた。その結果、加硫ゴム管状
体の少なくとも最内層に1,8−ジアザビシクロ〔5.
4.0〕ウンデセン−7塩(以下「DBU塩」という)
を含有させ、この最内層の内周面にフッ素系樹脂の溶融
接着体からなるフッ素系樹脂層を形成すると、従来のよ
うな煩雑な前処理を行うことなく、上記最内層の加硫ゴ
ム管状体内周面とフッ素系樹脂層とは強固に接着して、
両者の接着性の向上を図ることが可能となることを見出
し、本発明に到達した。
も最内層が、加硫NBR−PVC、加硫エピクロルヒド
リンゴム、加硫NBR、加硫フッ素ゴムおよび加硫アク
リルゴムからなる群から選ばれた少なくとも一つの加硫
ゴムで形成されたものであれば、フッ素系樹脂層との接
着性において特に優れたものが得られ好ましい。
50℃の範囲において、体積換算で15〜120cm3
/10minのメルトインデックスを有するフッ素系樹
脂粉末を用い、これを上記加硫ゴム管状体の最内層の内
周面に粉末塗装により溶融付着して形成すると、加硫ゴ
ム管状体内周面との接着性において特に優れたものが得
られ好ましい。
BU塩およびフェノール樹脂のDBU塩の少なくとも一
方であれば、フッ素系樹脂層との接着性において特に優
れたものが得られ好ましい。
しく説明する。
らなる加硫ゴム管状体と、この加硫ゴム管状体の最内層
の内周面に形成されたフッ素系樹脂層とを備えた構成を
とる。しかも、上記加硫ゴム管状体の少なくとも最内層
が、DBU塩を含有している。
のみからなる単層構造または2層以上の加硫ゴム層から
なる多層構造のいずれであってもよい。そして、上記加
硫ゴム管状体が単層構造である場合は、この加硫ゴム管
状体が、加硫NBR−PVC、加硫エピクロルヒドリン
ゴム、加硫NBR、加硫フッ素ゴムおよび加硫アクリル
ゴムからなる群から選ばれた少なくとも一つの加硫ゴム
で形成されていることが好ましく、上記加硫ゴム管状体
が2層以上の多層構造である場合は、少なくとも上記加
硫ゴム管状体の最内層が、加硫NBR−PVC、加硫エ
ピクロルヒドリンゴム、加硫NBR、加硫フッ素ゴムお
よび加硫アクリルゴムからなる群から選ばれた少なくと
も一つの加硫ゴムで形成されていることが好ましい。ま
た、上記加硫ゴム管状体が2層以上の多層構造である場
合は、最内層以外の各加硫ゴム層の形成材料としては、
上記加硫ゴムには限定されず、従来から燃料ホースの分
野で一般的に使用されている各種ゴム材料を用いること
ができる。
ゴム管状体が1層の加硫ゴム層のみからなる単層構造の
場合は、その加硫ゴム層、そして、加硫ゴム管状体が2
層以上の加硫ゴム層からなる多層構造の場合は、複数の
加硫ゴム層のうち少なくとも最内層に位置する加硫ゴム
層を形成するゴム材料として、前述のように、フッ素系
樹脂との良好な接着性の実現を図るという点から、加硫
NBR−PVC、加硫エピクロルヒドリンゴム、加硫N
BR、加硫フッ素ゴムおよび加硫アクリルゴムからなる
群から選ばれた少なくとも一つの加硫ゴムが好適に用い
られる。
のではなく、燃料ホースの分野で一般的に使用されてい
るものを用いることができるが、特に、結合アクリロニ
トリル量が、通常、25〜45%、好ましくは30〜4
0%で、かつ、PVCブレンド量が、通常、15〜40
%、好ましくは25〜35%のものが好適である。
されるものではなく、燃料ホースの分野で一般的に使用
されているものを用いることができるが、特に、エピク
ロルヒドリンの単独重合体(CO)、エピクロルヒドリ
ンとエチレンオキシドとの共重合体(ECO)、あるい
は上記各々に対してアリルグリシジルエーテルを共重合
させたものが好ましい。
く、燃料ホースの分野で一般的に使用されているものを
用いることができるが、特に、結合アクリロニトリル量
が、通常、15〜45%、好ましくは25〜40%のも
のが好適である。
はなく、燃料ホースの分野で一般的に使用されているも
のを用いることができるが、特に、フッ化ビニリデンと
6−フッ化プロピレンとの共重合体、フッ化ビニリデン
と4−フッ化エチレンと6−フッ化プロピレンとの三元
共重合体、4−フッ化エチレンとプロピレンとの共重合
体、ポリフッ化ビニリデンとアクリルゴムとのブレンド
物等が好ましい。なお、これらフッ素ゴムは、ポリアミ
ン、ポリオールおよびパーオキサイド等によって加硫化
され、加硫フッ素ゴムとして用いられる。
エステル、アクリル酸アルコキシアルキルエステルを主
成分とするものであれば特に限定するものではなく、各
種のアクリルゴムを使用することができる。なお、上記
主成分とするとは、好適には、例えば、アクリル酸アル
キルエステル、アクリル酸アルコキシアルキルエステル
が、全体の90%以上であることを意味する。上記アク
リル酸アルキルエステルとしては、アクリル酸メチル、
アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸
iso−ブチル、アクリル酸tert−ブチル、アクリ
ル酸プロピル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸2
−エチルヘキシル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸ス
テアリル等のアルキル基の炭素数が1〜20のアクリル
酸アルキルエステルがあげられる。
ルとしては、アクリル酸メトキシメチル、アクリル酸メ
トキシエチル、アクリル酸エトキシエチル、アクリル酸
ブトキシエチル、アクリル酸メトキシエトキシエチル等
のアルコキシ基あるいはアルキレン基の炭素数が1〜4
のアクリル酸アルコキシアルキルエステルがあげられ
る。
たアクリル酸アルキルエステル、アクリル酸アルコキシ
アルキルエステルの各成分以外に、エチレン、プロピレ
ン、酢酸ビニルアクリロニトリル等のモノマーを共重合
したものを用いることもできる。
ジルエーテル、グリシジルメタクリレート等のようなエ
ポキシ基含有モノマー、2−クロロエチルビニルエーテ
ル、クロロ酢酸ビニル、サイクロールクロロアセテート
等のような塩素含有モノマー、エチリデンノルボルネン
等のような不飽和基含有モノマー、アクリル酸等のよう
なカルボキシ基含有モノマー等の各成分(モノマー)を
共重合させたものを用いることもできる。
の加硫ゴム層からなる多層構造の場合における、最内層
に位置する加硫ゴム層以外の他の加硫ゴム層形成材料と
しては、特に限定するものではないが、上記NBR−P
VC、エピクロルヒドリンゴム、NBR、フッ素ゴムお
よびアクリルゴムの他に、例えば、クロロスルホン化ポ
リエチレンゴム、塩素化ポリエチレンゴム、エチレン−
プロピレンゴム等があげられる。
BU塩を含有することが必須である。このように、加硫
ゴム管状体の最内層にDBU塩を含有させるのは、加硫
ゴム管状体の最内層の内周面と、後述するフッ素系樹脂
層との接着をさらに良好なものとし、上記加硫ゴム管状
体の最内層の内周面にフッ素系樹脂層を形成しやすくす
るためである。
性化の点で、カルボン酸のDBU塩あるいはフェノール
樹脂のDBU塩が好適に用いられる。上記カルボン酸の
DBU塩としては、下記の一般式(1)で表されるナフ
トエ酸のDBU塩あるいはソルビン酸のDBU塩が好ま
しい。これらは、単独であるいは併用することが可能で
ある。このようなカルボン酸成分がナフトエ酸あるいは
ソルビン酸のものを使用すると、加硫ゴム管状体の最内
層に対する接着性がさらに優れるようになる。
内層への配合割合は、加硫ゴム管状体の最内層のゴム形
成材料100重量部(以下「部」と略す)に対し、0.
5〜10部の範囲であり、好ましくは1〜7部の範囲で
ある。すなわち、上記DBU塩の配合割合が0.5部未
満であると、先に述べたようなDBU塩の効果が奏され
ず、フッ素系樹脂との接着性が充分なものとはならない
からであり、逆に10部を超えて配合すると、加硫ゴム
管状体の最内層の機械的強度が劣るからである。
の配合は、通常のゴム配合混合機を用いて行われ、特
に、バンバリーミキサー、ニーダー等を用いることが好
ましい。
成されるフッ素系樹脂層の形成材料であるフッ素系樹脂
としては、特に制限されるものではなく、例えば、フッ
化ビニリデンと4−フッ化エチレンとの共重合体、フッ
化ビニリデンと6−フッ化プロピレンとの共重合体、フ
ッ化ビニリデンと4−フッ化エチレンと6−フッ化プロ
ピレンとの三元共重合体、フッ化ビニリデンと6−フッ
化プロピレンとの共重合体にフッ化ビニリデンをグラフ
トした重合体、ポリフッ化ビニリデン、エチレンと4−
フッ化エチレンとの共重合体等があげられ、なかでも、
柔軟性が良好という点で、フッ化ビニリデンと4−フッ
化エチレンとの共重合体、フッ化ビニリデンと6−フッ
化プロピレンとの共重合体、フッ化ビニリデンと4−フ
ッ化エチレンと6−フッ化プロピレンとの三元共重合
体、フッ化ビニリデンと6−フッ化プロピレンとの共重
合体にフッ化ビニリデンをグラフトした重合体等が特に
好ましい。これらは、単独であるいは2種類以上併用す
ることができる。
面に形成されるフッ素系樹脂層の形成材料としては、フ
ッ素系樹脂粉末を用いるのが好ましく、特に150〜2
50℃の温度範囲内における少なくとも一点の温度(例
えば、230℃)において、体積換算で15〜120c
m3 /10minの範囲であるメルトインデックスを有
するフッ素系樹脂粉末を用いるのが好適である。すなわ
ち、メルトインデックスが15cm3 /10min未満
であると、フッ素系樹脂粉末と、加硫ゴム管状体の最内
層との接着性が得られないばかりでなく、上記加硫ゴム
管状体の最内層の内周面に形成したフッ素系樹脂層の平
滑性が悪くなるからである。つまり、フッ素系樹脂粉末
の溶解粘度が高くなるため、フッ素系樹脂粉末と、加硫
ゴム管状体の最内層とのなじみが悪くなり、加硫ゴム管
状体の最内層の内周面に形成したフッ素系樹脂層は凹凸
のある粗面状態となり、充分な膜物性が得られにくくな
るからである。逆に、メルトインデックスが120cm
3 /10minを超えると、フッ素系樹脂粉末と、加硫
ゴム管状体の最内層との接着性は向上するものの、加硫
ゴム管状体の最内層の内周面に形成したフッ素系樹脂層
の厚みのばらつきが大きくなり、また、分子量が低くな
るため、充分な膜物性が得られにくくなるからである。
トインデックスは、JIS K 7210に準拠してつ
ぎのようにして測定される。すなわち、測定機のシリン
ダーにフッ素系樹脂粉末を入れ、所定の温度(150〜
250℃)にて5分間保持した後、2.16kgのおも
りを載せたピストンにて直径2.1mm、長さ8.0m
mのダイスよりフッ素系樹脂を押し出す。所定時間に押
し出されるフッ素系樹脂の重量を測定し、10分間およ
び体積に換算する。
料およびフッ素系樹脂層の形成材料には、本発明の効果
を阻害しない範囲内で、酸化防止剤、造核剤、可塑剤、
難燃剤等の他の添加剤を適宜必要に応じて添加すること
も可能である。
を、燃料ホースの構成として、単層構造からなる加硫ゴ
ム管状体と、この加硫ゴム管状体の内周面に形成された
フッ素系樹脂層とからなる燃料ホースを例に説明する。
すなわち、加硫済みゴムからなる加硫ゴム管状体の内周
面に、フッ素系樹脂を溶融接着することにより製造する
ことができる。より詳しく説明すると、すなわち、ま
ず、NBR−PVC、エピクロルヒドリンゴム、NB
R、フッ素ゴムおよびアクリルゴムの少なくとも一つの
ゴムに、上記方法によりDBU塩を含有させたものを準
備し、これを射出成形機により射出し加硫成形して、図
1に示すような、両端部が円筒状を有し、略中央部が蛇
腹形状に加硫成形された単層構造の加硫ゴム管状体1を
作製する。つぎに、この加硫ゴム管状体1の内周面の所
定部分(図1において、開口両端から一部内周面を除
く)に、上記フッ素系樹脂粉末を粉末塗装により溶融付
着する。具体的には、高電圧発生装置に接続されたスプ
レーガンにエア管、樹脂粉末の供給管を通じてエアとフ
ッ素系樹脂粉末とを供給し、スプレーガンに取付けた長
いノズルの噴出口から負または正に帯電させたフッ素系
樹脂粉末を噴出して静電塗装する。さらに、フッ素系樹
脂粉末を加熱溶融して、フッ素系樹脂粉末を薄膜化す
る。この加熱方法としては、例えば、内周面がフッ素系
樹脂粉末で塗装された加硫ゴム管状体を加熱オーブンに
入れて全体的に加熱する方法、あるいは加硫ゴム管状体
の内側に棒状の加熱装置を挿入して内側から加熱する方
法等を実施することができる。加熱条件は、使用するフ
ッ素系樹脂粉末や、加硫ゴムの種類により適宜に設定さ
れるが、通常、150〜250℃で2〜40分間であ
り、好ましくは170〜240℃で3〜35分間であ
る。最後に、上記加熱によりフッ素系樹脂粉末が薄膜化
した加硫ゴム管状体をオーブンから取り出し冷却するこ
とにより、図2(A)および(B)に示すように、加硫
ゴム管状体1の内周面の所定部分に、フッ素系樹脂層2
を形成した燃料ホース3を得ることができる。この燃料
ホース3は、略中央域に位置する蛇腹部3aと、その両
端に位置する円筒形状を有する端部3bとから構成され
ている。そして、使用時には、例えば、図3に示すよう
に、一方の端部3bに相手側である金属製パイプ4を挿
入し接続することにより燃料ホースとして使用される。
1の作製方法としては射出成形機による射出成形をあげ
ているが、これに限定するものではなく、例えば、押出
成形等の成形方法があげられる。
層2の厚みは、通常、0.02〜1mmの範囲に、好ま
しくは0.05〜0.5mmの範囲に設定される。ま
た、加硫ゴム管状体1のゴム層の厚みは、通常、2〜6
mmの範囲に、好ましくは3〜5mmの範囲に設定され
る。
ゴム管状体1の内周面の所望の場所、例えば、上記のよ
うに、加硫ゴム管状体1内周面の両端部には形成させな
いようにする等、所望の場所のみ形成することができ
る。また、加硫ゴム管状体1は、図1に示すような中央
域が蛇腹形状に限定されず、直管形状あるいは曲管形状
であってもよい。さらに、加硫ゴム管状体1は、図1に
示すような単層構造のものに限定されるものではなく、
2層以上の加硫ゴム層からなる多層構造を採用すること
も可能である。
ム層からなる多層構造は、加硫ゴム管状体1の外周に、
加硫ゴム管状体1の形状に沿って、前述の他のゴム材料
からなる加硫ゴム層を形成することにより作製される。
この加硫ゴム層の形成方法としては、まず第1層目を射
出成形した後、その外周に第2層目を射出成形する方
法、多層構造を同時に押出成形する方法等があげられ
る。
明する。
PVCからなる燃料ホースについて述べる。
す配合のNBR−PVC材料、すなわちDBU塩を含有
するNBR−PVC材料(A1〜A4)およびDBU塩
を含有しないNBR−PVC材料(V)を準備し、これ
を先に述べたように射出成形機により160℃で5分間
射出成形を行い、内径35mm、厚み4mm、長さ20
0mmの蛇腹形状に加硫成形した単層構造の加硫NBR
−PVC管状体を作製した。つぎに、下記の表2に示す
メルトインデックスを有するフッ素系樹脂粉末を準備
し、これを上記加硫NBR−PVC管状体の内周面に、
厚み0.2mmとなるように静電塗装した。この静電塗
装は、60kV/10mAのコロナ放電(マイナス・チ
ャージ)により行った。さらに、このフッ素系樹脂粉末
を塗装した加硫NBR−PVC管状体をオーブンに入れ
て210℃で25分間、加熱溶融した後、オーブンから
取り出して冷却し、上記加硫NBR−PVC管状体の内
周面にフッ素系樹脂層を形成し、目的とする燃料ホース
(2層構造)を得た。
料(V)を用いて射出成形を行った。上記射出成形の条
件は、上記実施例1と同条件に設定した。このようにし
て、内径35mm、厚み4mm、長さ200mmの蛇腹
形状に加硫成形した単層構造の加硫NBR−PVC管状
体からなる燃料ホースを作製した。
エピクロルヒドリンゴムからなる燃料ホースについて述
べる。
配合のエピクロルヒドリンゴム材料、すなわちDBU塩
を含有するエピクロルヒドリンゴム材料(B1〜B5)
およびDBU塩を含有しないエピクロルヒドリンゴム材
料(W)を用いて加硫エピクロルヒドリンゴム管状体を
作製した。そして、上記実施例1と同様にして、加硫エ
ピクロルヒドリンゴム管状体の内周面に、下記の表4に
示すメルトインデックスを有するフッ素系樹脂粉末を用
いてフッ素系樹脂層を形成し、目的とする燃料ホース
(2層構造)を得た。
リンゴム材料(B2)を準備し、これを先に述べたよう
に射出成形機により160℃で5分間射出成形を行い、
内径35mm、厚み1mm、長さ200mmの蛇腹形状
に加硫成形した加硫エピクロルヒドリンゴム管状体を作
製した。つぎに、この加硫エピクロルヒドリンゴム管状
体を別の金型に設置し直し、上記表1に示す配合のNB
R−PVC材料(V)を用いて射出成形を行った。上記
射出成形の条件は、上記実施例1と同条件に設定した。
このようにして、内径35mm、厚み4mm(加硫エピ
クロルヒドリンゴム内層の厚み1mm、加硫NBR−P
VC外層の厚み3mm)、長さ200mmの2層構造の
加硫ゴム管状体を作製した。そして、下記の表4に示す
メルトインデックスを有するフッ素樹脂を用い、上記実
施例1と同様にして、内層である加硫エピクロルヒドリ
ンゴム管状体の内周面にフッ素系樹脂層を形成し、目的
とする燃料ホース(3層構造)を得た。
ンゴム材料(W)を用いて射出成形を行った。上記射出
成形の条件は、上記実施例1と同条件に設定した。この
ようにして、内径35mm、厚み4mm、長さ200m
mの蛇腹形状に加硫成形した単層構造の加硫エピクロル
ヒドリンゴム管状体からなる燃料ホースを作製した。
NBRからなる燃料ホースについて述べる。
合のNBR−PVC材料(V)、および下記の表5に示
す配合のNBR材料、すなわちDBU塩を含有するNB
R材料(C1〜C4)およびDBU塩を含有しないNB
R材料(X)を用いて射出成形を行った。上記射出成形
の条件は、上記実施例20と同条件に設定した。このよ
うにして、内径35mm、厚み4mm(加硫NBR内層
の厚み1mm、加硫NBR−PVC外層の厚み3m
m)、長さ200mmの2層構造の加硫ゴム管状体を作
製した。そして、上記実施例20と同様にして、内層で
ある加硫NBR管状体の内周面に、下記の表6に示すメ
ルトインデックスを有するフッ素系樹脂層を形成し、目
的とする燃料ホース(3層構造)を得た。
1)および上記表1に示す配合のNBR−PVC材料
(V)用いて射出成形を行った。上記射出成形の条件
は、上記実施例20と同条件に設定した。このようにし
て、内径35mm、厚み4mm(加硫NBR内層の厚み
1mm、加硫NBR−PVC外層の厚み3mm)、長さ
200mmの2層構造の加硫ゴム管状体からなる燃料ホ
ースを作製した。
が、フッ素ゴムからなる燃料ホースについて述べる。
合のNBR−PVC材料(V)、および下記の表7に示
す配合のフッ素ゴム材料、すなわちDBU塩を含有する
フッ素ゴム材料(D1〜D4)およびDBU塩を含有し
ないフッ素ゴム材料(Y1、Y2)を用いて射出成形を
行った。上記射出成形の条件は、上記実施例20と同条
件に設定した。このようにして、内径35mm、厚み4
mm(加硫フッ素ゴム内層の厚み1mm、加硫NBR−
PVC外層の厚み3mm)、長さ200mmの2層構造
の加硫ゴム管状体を作製した。そして、上記実施例20
と同様にして、内層である加硫フッ素ゴム管状体の内周
面に、下記の表8に示すメルトインデックスを有するフ
ッ素系樹脂層を形成し、目的とする燃料ホース(3層構
造)を得た。
(D1)および上記表1に示す配合のNBR−PVC材
料(V)用いて射出成形を行った。上記射出成形の条件
は、上記実施例20と同条件に設定した。このようにし
て、内径35mm、厚み4mm(加硫フッ素ゴム内層の
厚み1mm、加硫NBR−PVC外層の厚み3mm)、
長さ200mmの2層構造の加硫ゴム管状体からなる燃
料ホースを作製した。
アクリルゴムからなる燃料ホースについて述べる。
配合のNBR−PVC材料(V)、および下記の表9に
示す配合のアクリルゴム材料、すなわちDBU塩を含有
するアクリルゴム材料(E1〜E4)およびDBU塩を
含有しないアクリルゴム材料(Z1、Z2)を用いて射
出成形を行った。上記射出成形の条件は、上記実施例2
0と同条件に設定した。このようにして、内径35m
m、厚み4mm(加硫アクリルゴム内層の厚み1mm、
加硫NBR−PVC外層の厚み3mm)、長さ200m
mの2層構造の加硫ゴム管状体を作製した。そして、上
記実施例20と同様にして、内層である加硫アクリルゴ
ム管状体の内周面に、下記の表10に示すメルトインデ
ックスを有するフッ素系樹脂層を形成し、目的とする燃
料ホース(3層構造)を得た。
(E1)および上記表1に示す配合のNBR−PVC材
料(V)用いて射出成形を行った。上記射出成形の条件
は、上記実施例20と同条件に設定した。このようにし
て、内径35mm、厚み4mm(加硫アクリルゴム内層
の厚み1mm、加硫NBR−PVC外層の厚み3m
m)、長さ200mmの2層構造の加硫ゴム管状体から
なる燃料ホースを作製した。
品、比較例1〜10品および従来例1〜5品の各燃料ホ
ースについて、内層の加硫ゴム管状体とフッ素系樹脂層
との接着性(従来品は測定評価不能)、燃料透過性、フ
ッ素系樹脂層の引張り破断伸び(従来品は測定評価不
能)の各特性について調べた。この結果を、下記の表1
1〜15に示す。なお、上記各特性は、下記の方法によ
り調べた。
との接着性〕接着性の試験は、JIS K 6256に
準じておこなった。すなわち、実施例品および比較例品
の燃料ホースの端部を、燃料ホースの軸方向に幅25m
mとなるようにリング状に切断し、さらに長手方向に切
開して試験サンプルとした。ついで、この試験サンプル
の切開面から、内層(加硫ゴム管状体)およびフッ素系
樹脂層を剥離し、その剥離端を、引張試験機のつかみ治
具に固定して、引張速度25mm/分で引張試験を行
い、得られた荷重から上記二層間の剥離強度を求め、初
期値とした。つぎに、燃料ホースの中にFuel Cを
封入し、温度40℃で72時間放置した後、上記初期値
の測定と同様にして剥離強度を求め、燃料封入後の値と
した。そして、初期(燃料封入前)と燃料封入後におけ
る、内層の加硫ゴム管状体とフッ素系樹脂層との接着性
を評価した。
M15〔メタノール/Fuel C=15/85(体積
混合比)〕の二種類の試験用ガソリンを準備した。そし
て、これら各ガソリンを燃料ホースに封入し、温度40
℃で168時間放置した。ついで、新しいガソリンに入
替えた後、さらに40℃で72時間放置して、放置前後
の重量変化から一日当たりの燃料透過量を算出した。
素系樹脂層の引張り破断伸びは、ASTM D 638
に準じて測定した。具体的には、各実施例品および比較
例品の燃料ホースから周方向に短冊を切り取った後、こ
の短冊をフッ素系樹脂層側から測定して厚み0.5mm
になるようにスライスした。そして、スライスしたフッ
素系樹脂層をダンベルで打ち抜き、これを引張り速度1
00mm/minで引張り、フッ素系樹脂層の破断する
伸びを測定した。
施例品に関して、高い接着性を有し、しかも燃料透過性
が低く耐燃料性に優れ、引張り破断伸びも高く強度的に
も優れていることがわかる。なかでも、実施例1〜7
品、実施例10〜17品、実施例20〜27品、実施例
30〜35品、および実施例38〜43品の燃料ホー
ス、すなわち、230℃において、体積換算で15〜1
20cm3 /10minのメルトインデックスを有する
フッ素系樹脂粉末を用いて形成されたフッ素系樹脂層を
有する燃料ホースは、加硫ゴム管状体との接着性および
引張り破断伸びに関して特に優れていることが明らかで
ある。これに対して、比較例1〜10品は接着性に劣る
ことがわかる。
単層または多層からなる加硫ゴム管状体と、この加硫ゴ
ム管状体の最内層の内周面に形成されたフッ素系樹脂と
からなり、少なくとも最内層がDBU塩を含有し、か
つ、上記フッ素系樹脂層が、フッ素系樹脂の溶融接着体
で形成されている。このため、従来のように、ナトリウ
ムエッチング処理、コロナ処理、低温プラズマ処理等の
接着前処理といった複雑な製造工程をとることなく、加
硫ゴム外層とフッ素樹脂内層との接着性が向上し、ガソ
リン、特にアルコール混合ガソリン、サワーガソリン、
ガソリン清浄剤等に優れた耐性を奏する。
最内層が、加硫NBR−PVC、加硫エピクロルヒドリ
ンゴム、加硫NBR、加硫フッ素ゴムおよび加硫アクリ
ルゴムからなる群から選ばれた少なくとも一つの加硫ゴ
ムで形成されたものであれば、フッ素系樹脂層との接着
性において特に優れたものが得られる。
50℃の範囲において、体積換算で15〜120cm3
/10minのメルトインデックスを有するフッ素系樹
脂粉末を用い、これを上記加硫ゴム管状体の最内層の内
周面に粉末塗装により溶融付着して形成すると、加硫ゴ
ム管状体内周面との接着性において特に優れたものが得
られる。
BU塩およびフェノール樹脂のDBU塩の少なくとも一
方であれば、フッ素系樹脂層との接着性において特に優
れたものが得られる。
図であり、(B)はそのX−X線矢視断面図である。
図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 単層または多層からなる加硫ゴム管状体
と、この加硫ゴム管状体の最内層の内周面に形成された
フッ素系樹脂層とを備えた燃料ホースであって、上記加
硫ゴム管状体の少なくとも最内層が、1,8−ジアザビ
シクロ〔5.4.0〕ウンデセン−7塩を含有し、か
つ、上記フッ素系樹脂層が、フッ素系樹脂の溶融接着体
で形成されていることを特徴とする燃料ホース。 - 【請求項2】 上記加硫ゴム管状体の少なくとも最内層
が、加硫アクリロニトリルブタジエン−ポリ塩化ビニル
ブレンドゴム、加硫エピクロルヒドリンゴム、加硫アク
リロニトリルブタジエンゴム、加硫フッ素ゴムおよび加
硫アクリルゴムからなる群から選ばれた少なくとも一つ
の加硫ゴムで形成されたものである請求項1記載の燃料
ホース。 - 【請求項3】 上記フッ素系樹脂層が、下記のフッ素系
樹脂粉末(A)を、上記加硫ゴム管状体の最内層の内周
面に粉末塗装により溶融付着して形成されたものである
請求項1または2記載の燃料ホース。 (A)150〜250℃の範囲において、体積換算で1
5〜120cm3 /10minの範囲であるメルトイン
デックスを有するフッ素系樹脂粉末。 - 【請求項4】 上記1,8−ジアザビシクロ〔5.4.
0〕ウンデセン−7塩が、カルボン酸の1,8−ジアザ
ビシクロ〔5.4.0〕ウンデセン−7塩およびフェノ
ール樹脂の1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウン
デセン−7塩の少なくとも一方である請求項1〜3のい
ずれか一項に記載の燃料ホース。
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