JPH09196212A - 緊急遮断弁 - Google Patents
緊急遮断弁Info
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- JPH09196212A JPH09196212A JP877896A JP877896A JPH09196212A JP H09196212 A JPH09196212 A JP H09196212A JP 877896 A JP877896 A JP 877896A JP 877896 A JP877896 A JP 877896A JP H09196212 A JPH09196212 A JP H09196212A
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- water
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- valve body
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 圧力が上昇して元に戻っても、遮断状態を保
持すること。 【解決手段】 弁箱11内の中央部に形成した弁座12
の流通口19を開閉するための弁体14を前記弁座12
に向けて付勢するばね15と、前記弁座12より上流側
の圧力を受圧して弁体14をばね15に抗して弁座12
から離間させるピストン18とを有する緊急遮断弁にお
いて、前記弁体14に棒状体17aが固着されると共
に、該棒状体17aの先端部が弁箱11の外部に突出さ
れ、その棒状体17aの先端部と弁箱11との間に、弁
体14が弁座12に当接するのを許容するが、その弁体
14が弁座12から離間するのを阻止する弁体保持機構
10が設けられている。
持すること。 【解決手段】 弁箱11内の中央部に形成した弁座12
の流通口19を開閉するための弁体14を前記弁座12
に向けて付勢するばね15と、前記弁座12より上流側
の圧力を受圧して弁体14をばね15に抗して弁座12
から離間させるピストン18とを有する緊急遮断弁にお
いて、前記弁体14に棒状体17aが固着されると共
に、該棒状体17aの先端部が弁箱11の外部に突出さ
れ、その棒状体17aの先端部と弁箱11との間に、弁
体14が弁座12に当接するのを許容するが、その弁体
14が弁座12から離間するのを阻止する弁体保持機構
10が設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば耐震貯水槽
に取り付けられて、水圧の低下に連動して流路を遮断す
ることにより貯水を確保する緊急遮断弁に関する。
に取り付けられて、水圧の低下に連動して流路を遮断す
ることにより貯水を確保する緊急遮断弁に関する。
【0002】
【従来の技術】耐震貯水槽装置の一例として図5に示す
ものがある。これは、水道本管1と貯水槽2とが一対の
枝管3,4により連通され、該両枝管3,4に常時開放
状態の緊急遮断弁5,6が介装されると共に、水道本管
1の両枝管接続部間に常時閉鎖状態の緊急開放弁7が介
装されている。
ものがある。これは、水道本管1と貯水槽2とが一対の
枝管3,4により連通され、該両枝管3,4に常時開放
状態の緊急遮断弁5,6が介装されると共に、水道本管
1の両枝管接続部間に常時閉鎖状態の緊急開放弁7が介
装されている。
【0003】上記構成において、平常時は、水道本管1
内の水圧により両緊急遮断弁5,6が開放されると共
に、緊急開放弁7が閉鎖されており、水道本管1の上流
側から一方の枝管3を通って貯水槽2内に水道水が流入
すると共に、該貯水槽2内の水道水が他方の枝管4を通
って水道本管1の下流側に流出し、貯水槽2内の水道水
が死水にならないようになっている。
内の水圧により両緊急遮断弁5,6が開放されると共
に、緊急開放弁7が閉鎖されており、水道本管1の上流
側から一方の枝管3を通って貯水槽2内に水道水が流入
すると共に、該貯水槽2内の水道水が他方の枝管4を通
って水道本管1の下流側に流出し、貯水槽2内の水道水
が死水にならないようになっている。
【0004】震災発生時などの緊急時には、水道本管1
内の水圧が低下することにより、両緊急遮断弁5,6が
遮断されて、貯水槽2内に一定量の水を確保することが
できると共に、緊急開放弁7が開放されて、水道本管1
の水流を確保して火災などに対応することができる。
内の水圧が低下することにより、両緊急遮断弁5,6が
遮断されて、貯水槽2内に一定量の水を確保することが
できると共に、緊急開放弁7が開放されて、水道本管1
の水流を確保して火災などに対応することができる。
【0005】緊急状態が解消されて水道本管1内の水圧
が上昇して元に戻ると、従来の緊急遮断弁5では、開放
されて、水道本管1から貯水槽2内に水道水が流入し、
平常状態に戻るようになっている。
が上昇して元に戻ると、従来の緊急遮断弁5では、開放
されて、水道本管1から貯水槽2内に水道水が流入し、
平常状態に戻るようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の緊急遮断弁
5では、緊急状態が解消されて水道本管1内の水圧が上
昇して元に戻ることにより、開放状態となり、水道本管
1から貯水槽2内に水道水が流入するため、緊急時の混
乱で汚れた水道水が貯水槽2内に流入することになる。
5では、緊急状態が解消されて水道本管1内の水圧が上
昇して元に戻ることにより、開放状態となり、水道本管
1から貯水槽2内に水道水が流入するため、緊急時の混
乱で汚れた水道水が貯水槽2内に流入することになる。
【0007】本発明は、上記難点に鑑み、圧力が上昇し
て元に戻っても、遮断状態を保持することができる緊急
遮断弁を提供することを目的としている。
て元に戻っても、遮断状態を保持することができる緊急
遮断弁を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、弁箱内の中央部に形成した弁座の流通口
を開閉するための弁体を前記弁座に向けて付勢する付勢
手段と、前記弁座より上流側の圧力を受圧して前記弁体
を前記付勢手段に抗して弁座から離間させる弁体開放手
段とを有する緊急遮断弁において、前記弁体に棒状体が
固着されると共に、該棒状体の先端部が弁箱の外部に突
出され、その棒状体の先端部と弁箱との間に、弁体が弁
座に当接するのを許容するが、その弁体が弁座から離間
するのを阻止する弁体保持機構が設けられていることを
特徴としている。
め、本発明は、弁箱内の中央部に形成した弁座の流通口
を開閉するための弁体を前記弁座に向けて付勢する付勢
手段と、前記弁座より上流側の圧力を受圧して前記弁体
を前記付勢手段に抗して弁座から離間させる弁体開放手
段とを有する緊急遮断弁において、前記弁体に棒状体が
固着されると共に、該棒状体の先端部が弁箱の外部に突
出され、その棒状体の先端部と弁箱との間に、弁体が弁
座に当接するのを許容するが、その弁体が弁座から離間
するのを阻止する弁体保持機構が設けられていることを
特徴としている。
【0009】上記構成において、本発明の緊急遮断弁を
耐震貯水槽装置に用いた場合の作用を説明すると、平常
時には、水道本管内の水圧を受圧した弁体開放手段によ
り弁体を付勢手段に抗して弁座から離間させて流通口が
開放されており、水道本管の上流側から貯水槽内に水道
水が流入すると共に、該貯水槽内の水道水が水道本管の
下流側に流出し、貯水槽内の水道水が死水にならないよ
うになっている。
耐震貯水槽装置に用いた場合の作用を説明すると、平常
時には、水道本管内の水圧を受圧した弁体開放手段によ
り弁体を付勢手段に抗して弁座から離間させて流通口が
開放されており、水道本管の上流側から貯水槽内に水道
水が流入すると共に、該貯水槽内の水道水が水道本管の
下流側に流出し、貯水槽内の水道水が死水にならないよ
うになっている。
【0010】震災発生時などの緊急時には、水道本管内
の水圧が低下することにより弁体開放手段の受圧力が低
下して、付勢手段により弁体を弁座に当接させて前記流
通口を閉鎖するため、貯水槽内に一定量の水を確保する
ことができる。
の水圧が低下することにより弁体開放手段の受圧力が低
下して、付勢手段により弁体を弁座に当接させて前記流
通口を閉鎖するため、貯水槽内に一定量の水を確保する
ことができる。
【0011】緊急状態が解消されて水道本管内の水圧が
上昇して元に戻ると、水道本管内の水圧を受圧した弁体
開放手段により弁体が押し上げられて、その弁体が弁座
から離間しようとするが、弁体保持機構により弁体が弁
座から離間するのを阻止されるため、水道本管から貯水
槽内に水道水が流入されない。
上昇して元に戻ると、水道本管内の水圧を受圧した弁体
開放手段により弁体が押し上げられて、その弁体が弁座
から離間しようとするが、弁体保持機構により弁体が弁
座から離間するのを阻止されるため、水道本管から貯水
槽内に水道水が流入されない。
【0012】上記構成によれば、弁体保持機構により弁
体が弁座から離間するのを阻止して、遮断状態を保持す
るため、例えばこの緊急遮断弁を耐震貯水槽に取り付け
た場合には、緊急時の混乱で汚れた水道水が貯水槽内に
流入するのを防ぐことができる。
体が弁座から離間するのを阻止して、遮断状態を保持す
るため、例えばこの緊急遮断弁を耐震貯水槽に取り付け
た場合には、緊急時の混乱で汚れた水道水が貯水槽内に
流入するのを防ぐことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の一形態であ
る緊急遮断弁を示すものであって、図5に示す耐震貯水
槽装置の緊急遮断弁5に相当するものであり、弁箱11
と、該弁箱11内の中央部に形成した弁座12と、弁箱
11の中央上部に一体形成した上部シリンダー13内に
昇降可能に配設された弁体14と、該弁体14を下向き
に付勢するばね(付勢手段)15と、弁箱11の中央下
部に一体形成した下部シリンダー16内に昇降可能に配
設されて弁棒17を介して弁体14に一体連結されたピ
ストン(弁体開放手段)18とを有し、前記弁体14を
貫通して弁棒17に同心状に一体形成された棒状体17
aの先端部が弁箱11の外部に突出され、その棒状体1
7aの先端部と弁箱11との間に弁体保持機構10が設
けられている。
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の一形態であ
る緊急遮断弁を示すものであって、図5に示す耐震貯水
槽装置の緊急遮断弁5に相当するものであり、弁箱11
と、該弁箱11内の中央部に形成した弁座12と、弁箱
11の中央上部に一体形成した上部シリンダー13内に
昇降可能に配設された弁体14と、該弁体14を下向き
に付勢するばね(付勢手段)15と、弁箱11の中央下
部に一体形成した下部シリンダー16内に昇降可能に配
設されて弁棒17を介して弁体14に一体連結されたピ
ストン(弁体開放手段)18とを有し、前記弁体14を
貫通して弁棒17に同心状に一体形成された棒状体17
aの先端部が弁箱11の外部に突出され、その棒状体1
7aの先端部と弁箱11との間に弁体保持機構10が設
けられている。
【0014】前記弁座12は、弁箱11内の中央部を横
断方向に仕切るものであって、弁体14に対向する水平
部12aに流通口19が形成されている。前記下部シリ
ンダー16は、連通管27を介して弁箱11内の弁座1
2より上流側に連通されており、平常時には、水道水が
連通管27を通って下部シリンダー16内に流入し、そ
の水道水の水圧によりピストン18が押し上げられ、こ
れによって、弁体14を弁座12から離間させるように
なっている。
断方向に仕切るものであって、弁体14に対向する水平
部12aに流通口19が形成されている。前記下部シリ
ンダー16は、連通管27を介して弁箱11内の弁座1
2より上流側に連通されており、平常時には、水道水が
連通管27を通って下部シリンダー16内に流入し、そ
の水道水の水圧によりピストン18が押し上げられ、こ
れによって、弁体14を弁座12から離間させるように
なっている。
【0015】前記上部シリンダー13上にガイド筒29
を介して高さ調整可能なばね押さえ部材28がボルト3
0により止着され、該ばね押さえ部材28上に支持枠3
2が立設されている。
を介して高さ調整可能なばね押さえ部材28がボルト3
0により止着され、該ばね押さえ部材28上に支持枠3
2が立設されている。
【0016】前記弁体保持機構10は、図2に示すよう
に、前記棒状体17aの先端部にナットなどの止着具3
5により止着された鋼板などの硬質板からなる開度指針
を兼ねた突起板10Aと、前記支持枠32に取り付けた
ロック片10Bとからなり、そのロック片10Bは、ば
ね材などの弾性材からなり、その基端部10aがビスな
どの止着具36により支持枠32の外側面に止着される
と共に、その略三角状に折曲された中央折曲部10bが
支持枠32に貫設した貫通孔37を通って該支持枠32
内に突出され、且つ、その先端部10cが支持枠32の
外側面に対向されており、また、前記中央折曲部10b
は、基端部10aから支持枠32内に向かって下向きに
傾斜する傾斜部38と、該傾斜板部38の下端から支持
枠32の外側に向かって水平に延びる水平部39とを有
している。
に、前記棒状体17aの先端部にナットなどの止着具3
5により止着された鋼板などの硬質板からなる開度指針
を兼ねた突起板10Aと、前記支持枠32に取り付けた
ロック片10Bとからなり、そのロック片10Bは、ば
ね材などの弾性材からなり、その基端部10aがビスな
どの止着具36により支持枠32の外側面に止着される
と共に、その略三角状に折曲された中央折曲部10bが
支持枠32に貫設した貫通孔37を通って該支持枠32
内に突出され、且つ、その先端部10cが支持枠32の
外側面に対向されており、また、前記中央折曲部10b
は、基端部10aから支持枠32内に向かって下向きに
傾斜する傾斜部38と、該傾斜板部38の下端から支持
枠32の外側に向かって水平に延びる水平部39とを有
している。
【0017】上記構成において、図2に示す状態から突
起板10Aを下降させると、該突起板10Aの外周部が
中央折曲部10bの傾斜部38に当接して、ロック片1
0Bを弾性変形させて押し退け(図3仮想線参照)、該
突起板10Aが通過することにより、ロック片10Bが
弾性変形して元の位置に復帰し、その突起板10Aの外
周部がロック片10Bの水平部39に係合し、その突起
板10Aが上昇するのを阻止する。
起板10Aを下降させると、該突起板10Aの外周部が
中央折曲部10bの傾斜部38に当接して、ロック片1
0Bを弾性変形させて押し退け(図3仮想線参照)、該
突起板10Aが通過することにより、ロック片10Bが
弾性変形して元の位置に復帰し、その突起板10Aの外
周部がロック片10Bの水平部39に係合し、その突起
板10Aが上昇するのを阻止する。
【0018】前記突起板10Aに対向して支持枠32に
リミットスイッチなどからなる上限検知器33と下限検
知器34とが所定間隔をおいて配設されており、その突
起板10Aが上限検知器33または下限検知器34に当
接することにより、弁体14の上限と下限とを検知する
ことができる。なお、図1中、40は支持枠32の上端
に設けた弁体用ストッパーねじ、41は下部シリンダー
16の底壁部に設けたピストン用ストッパーねじであ
る。
リミットスイッチなどからなる上限検知器33と下限検
知器34とが所定間隔をおいて配設されており、その突
起板10Aが上限検知器33または下限検知器34に当
接することにより、弁体14の上限と下限とを検知する
ことができる。なお、図1中、40は支持枠32の上端
に設けた弁体用ストッパーねじ、41は下部シリンダー
16の底壁部に設けたピストン用ストッパーねじであ
る。
【0019】上記構成において、前記緊急遮断弁を図5
に示す耐震貯水槽装置の緊急遮断弁5として用いた場合
の作用を説明すると、平常時には、図1に示すように、
水道本管1内から連通管27を通って下部シリンダー1
6内に流入した水道水の水圧によりピストン18が押し
上げられ、これによって、ばね15に抗して弁体14を
弁座12から離間させて流通口19が開放されており、
水道本管1の上流側から貯水槽2内に水道水が流入する
と共に、該貯水槽2内の水道水が水道本管1の下流側に
流出し、貯水槽内の水道水が死水にならないようになっ
ている。
に示す耐震貯水槽装置の緊急遮断弁5として用いた場合
の作用を説明すると、平常時には、図1に示すように、
水道本管1内から連通管27を通って下部シリンダー1
6内に流入した水道水の水圧によりピストン18が押し
上げられ、これによって、ばね15に抗して弁体14を
弁座12から離間させて流通口19が開放されており、
水道本管1の上流側から貯水槽2内に水道水が流入する
と共に、該貯水槽2内の水道水が水道本管1の下流側に
流出し、貯水槽内の水道水が死水にならないようになっ
ている。
【0020】また、この状態では、図2に示すように、
突起板10Aが上限検知器33に当接しており、弁体1
4が全開状態であることを検知することができる。震災
発生時などの緊急時には、図4に示すように、水道本管
1内の水圧が低下することによりピストン18の受圧力
が低下して、ばね15により弁体14を下降させて弁座
12に当接させ、流通口19を閉鎖するため、貯水槽2
内に一定量の水を確保することができる。
突起板10Aが上限検知器33に当接しており、弁体1
4が全開状態であることを検知することができる。震災
発生時などの緊急時には、図4に示すように、水道本管
1内の水圧が低下することによりピストン18の受圧力
が低下して、ばね15により弁体14を下降させて弁座
12に当接させ、流通口19を閉鎖するため、貯水槽2
内に一定量の水を確保することができる。
【0021】この場合、図3に示すように、突起板10
Aが下降することにより、該突起板10Aがロック片1
0Bを押し退けて通過することにより、その突起板10
Aの外周部がロック片10Bの水平部39に係合され、
その突起板10Aが上昇するのを阻止する。また、突起
板10Aが下限検知器34に当接しており、弁体14が
全閉状態であることを検知することができる。
Aが下降することにより、該突起板10Aがロック片1
0Bを押し退けて通過することにより、その突起板10
Aの外周部がロック片10Bの水平部39に係合され、
その突起板10Aが上昇するのを阻止する。また、突起
板10Aが下限検知器34に当接しており、弁体14が
全閉状態であることを検知することができる。
【0022】緊急状態が解消されて水道本管1内の水圧
が上昇して元に戻ると、水道本管1内の水圧を受圧した
ピストン18により弁体14が弁座12から離間されよ
うとするが、ロック片10Bの水平部39により弁体1
4が弁座12から離間するのを阻止するため、水道本管
1から貯水槽2内に水道水が流入されない。従って、緊
急時の混乱で汚れた水道水が貯水槽2内に流入する虞れ
がない。
が上昇して元に戻ると、水道本管1内の水圧を受圧した
ピストン18により弁体14が弁座12から離間されよ
うとするが、ロック片10Bの水平部39により弁体1
4が弁座12から離間するのを阻止するため、水道本管
1から貯水槽2内に水道水が流入されない。従って、緊
急時の混乱で汚れた水道水が貯水槽2内に流入する虞れ
がない。
【0023】弁体14の全閉状態を解消する場合には、
ロック片10Bの先端部10cを外向きに引っ張ればよ
い。これによって、図3に仮想線で示すように、ロック
片10Bが弾性変形して、中央折曲部10bが支持枠3
2の外側に移動することにより、ロック片10Bと突起
板10Aとの係合状態が解消され、水道本管1内の水圧
を受圧したピストン18により弁体14が押し上げられ
て弁座12から離間され、全開状態にすることができる
(図1参照)。
ロック片10Bの先端部10cを外向きに引っ張ればよ
い。これによって、図3に仮想線で示すように、ロック
片10Bが弾性変形して、中央折曲部10bが支持枠3
2の外側に移動することにより、ロック片10Bと突起
板10Aとの係合状態が解消され、水道本管1内の水圧
を受圧したピストン18により弁体14が押し上げられ
て弁座12から離間され、全開状態にすることができる
(図1参照)。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、緊急状態が解消される
と、弁座より上流側の圧力が上昇して弁体開放手段によ
り弁体が弁座から離間されようとするが、弁体保持機構
により弁体が弁座から離間するのを阻止して、遮断状態
を保持するため、例えばこの緊急遮断弁を耐震貯水槽に
取り付けた場合には、緊急時の混乱で汚れた水道水が貯
水槽内に流入するのを防ぐことができる。
と、弁座より上流側の圧力が上昇して弁体開放手段によ
り弁体が弁座から離間されようとするが、弁体保持機構
により弁体が弁座から離間するのを阻止して、遮断状態
を保持するため、例えばこの緊急遮断弁を耐震貯水槽に
取り付けた場合には、緊急時の混乱で汚れた水道水が貯
水槽内に流入するのを防ぐことができる。
【図1】本発明の実施の一形態である緊急遮断弁の全開
状態の縦断面図である。
状態の縦断面図である。
【図2】同全開状態の要部の縦断面図である。
【図3】同全閉状態の要部の縦断面図である。
【図4】同緊急遮断弁の全閉状態の縦断面図である。
【図5】耐震貯水槽装置を示す概略平面図である。
5 緊急遮断弁 10 弁体保持機構 10a 突起板 10b ロック片 11 弁箱 12 弁座 14 弁体 15 ばね(付勢手段) 17a 棒状体 18 ピストン(弁体開放手段) 19 流通口
Claims (1)
- 【請求項1】 弁箱内の中央部に形成した弁座の流通口
を開閉するための弁体を前記弁座に向けて付勢する付勢
手段と、前記弁座より上流側の圧力を受圧して前記弁体
を前記付勢手段に抗して弁座から離間させる弁体開放手
段とを有する緊急遮断弁において、前記弁体に棒状体が
固着されると共に、該棒状体の先端部が弁箱の外部に突
出され、その棒状体の先端部と弁箱との間に、弁体が弁
座に当接するのを許容するが、その弁体が弁座から離間
するのを阻止する弁体保持機構が設けられていることを
特徴とする緊急遮断弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP877896A JPH09196212A (ja) | 1996-01-23 | 1996-01-23 | 緊急遮断弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP877896A JPH09196212A (ja) | 1996-01-23 | 1996-01-23 | 緊急遮断弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09196212A true JPH09196212A (ja) | 1997-07-29 |
Family
ID=11702348
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP877896A Pending JPH09196212A (ja) | 1996-01-23 | 1996-01-23 | 緊急遮断弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09196212A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6470862B1 (ja) * | 2018-08-10 | 2019-02-13 | 兼工業株式会社 | 主弁の強制開閉弁機構 |
-
1996
- 1996-01-23 JP JP877896A patent/JPH09196212A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6470862B1 (ja) * | 2018-08-10 | 2019-02-13 | 兼工業株式会社 | 主弁の強制開閉弁機構 |
JP2020026844A (ja) * | 2018-08-10 | 2020-02-20 | 兼工業株式会社 | 主弁の強制開閉弁機構 |
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