JP2512614B2 - 空気弁のフロ―ト取付構造 - Google Patents

空気弁のフロ―ト取付構造

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JP2512614B2
JP2512614B2 JP20603690A JP20603690A JP2512614B2 JP 2512614 B2 JP2512614 B2 JP 2512614B2 JP 20603690 A JP20603690 A JP 20603690A JP 20603690 A JP20603690 A JP 20603690A JP 2512614 B2 JP2512614 B2 JP 2512614B2
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valve
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和美 田尻
雅明 北村
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は上下水道などの配管途中に介装させる空気弁
のフロート取付構造に関する。
従来の技術 従来、上下水道などの配管途中に介装される空気弁
は、たとえば第3図に示すようなものであった。第3図
において、配管(図示せず)を流通する流体は弁箱1の
底部に形成した流入孔2から弁箱1の内部に流入する。
そして、流体から受ける浮力によってフロート3ととも
に弁棒4が持ち上げられ、弁棒4の上端に設けた弁体5
で大空気孔弁座6に形成した大空気孔7が閉塞される。
また、弁棒4は弁体5に所定距離だけ昇降自在に支持さ
れており、弁体5の上端はダイアフラム8に保持され、
弁体5に形成した小空気孔9がダイアフラム8の圧力室
10と弁箱1を流通している。このため、小空気孔9が弁
棒4の上昇時に弁棒4の先端で閉塞される。
そして、流入孔2から弁箱1の内部に空気が流入する
と弁箱1の内部における液位が降下し、フロート3とと
もに弁棒4が降下して弁体5の小空気孔9が開放され、
小空気孔9を通して弁箱1の内部の圧力がダイアフラム
8の圧力室10に伝わる。このため、弁箱1の内部圧力と
大気圧との圧力差によって大空気孔弁座6に押圧される
弁体5に、弁箱1の内部圧力が小空気孔9を通して相反
する方向に作用し、弁体5が自重と弁棒4およびフロー
ト3の重量によって円滑に引き下げられ、大空気孔7を
通して弁箱1の内部に滞留する空気が外部に排出され
る。また、流入孔2から弁箱1に流入する流体の飛沫は
飛沫除け部11によって阻止される。
発明が解決しようとする課題 しかし、上記した従来の構成によれば、弁体5の開閉
動時に弁箱1の内部に流入する流体の勢いによって液位
が乱高下したり、大空気孔7および小空気孔9が閉塞さ
れた状態において弁箱内に流入する空気の気泡によって
液面が波立つと、フロート3が過敏に反応して小空気孔
9がが頻繁に開閉することなり、弁体5の正常な開閉動
作を行えなくなる問題があった。
本発明は上記課題を解決するもので、弁箱内の液位の
乱れに影響されることなく弁体を安定して動作させるこ
とができる空気弁のフロート取付構造を提供することを
目的とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明は、弁箱の大空気孔
を開閉する弁体と、弁体を開閉動するとともに弁体に形
成した小空気孔を開閉する弁棒と、弁棒に固定されたフ
ロートとを備えた空気弁において、弁棒を小空気孔を開
閉する小弁体部とフロートを支持する弁棒部とで形成
し、弁体と小弁体部を適当距離にわたって上下動自在な
第1係止部を介して連結して設けるとともに、小弁体部
と弁棒部を適当距離にわたって上下動自在な第2係止部
を介して連結して設け、小弁体部を小空気孔に向けて押
圧する付勢手段を設けた構成としたものである。
作用 上記した構成により、弁箱内に流入する流体により浮
力を受けたフロートは弁棒部とともに上昇し、第2係止
部を介して小弁体部を押し上げて弁体の小空気孔を閉塞
し、さらに小弁体部を介して弁体を押し上げて大空気孔
を閉塞する。
また、弁箱内に空気が流入すると弁箱内の液位が降下
し、始めにフロートおよび弁棒部が第2係止部の下端ま
で降下し、以後弁棒部と小弁体部が一体となって第1係
止部の下端まで降下して弁体の小空気孔が開放され、さ
らにフロートの降下に伴って弁体が引き下げられて大空
気孔が開放され、弁箱内の空気が排出される。
そして、空気の排出に伴って弁箱内に流体が流入して
液位が上昇し、再び弁体が閉動される。このとき、流体
の勢いによって液位が乱高下したり、空気の気泡によっ
て液面が波立ったりしたときには、フロートおよび弁棒
部だけが第2係止部で許容される距離において上下動す
ることによって液位の乱れを吸収し、弁体による大空気
孔の開閉および小弁体部による小空気孔の開閉が過剰と
なることを防止する。この間、弁体および小弁体部は弁
箱の内外の圧力差によって閉状態に維持されるととも
に、付勢手段が小弁体部を小空気孔に向けて付勢するこ
とにより弁体および小弁体部の閉状態がより確実に維持
される。
実施例 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。第
3図に示したものと同様の作用を行う部材については図
示を省略し、同一番号を用いて説明する。第1図におい
て、大空気孔7を閉塞する弁体5に形成した小空気孔9
の開口部には小空気孔弁座21が設けられている。また、
弁棒22は小空気孔弁座21に当接して小空気孔9を開閉す
る小弁体部23とフロート3を支持する弁棒部24とで構成
されている。そして、弁体5と小弁体部23は、弁体5に
設けた第1係合ピン25と小弁体部23に形成した第1長孔
26との係合によって形成される第1係止部27を介して連
結されており、小弁体部23は弁体5に対して第1長孔26
の上端と下端との間にわたって上下動自在に設けられて
いる。また、小弁体部23と弁棒部24は、小弁体部23に形
成した第2長孔28と弁棒部24に設けた第2係合ピン29と
の係合によって形成される第2係止部30を介して連結さ
れており、弁棒部24は小弁体部23に対して第2長孔28の
上端と下端との間にわたって上下動自在に設けられてい
る。そして、小弁体部23と飛沫除け部11の間には、小弁
体部23を小空気孔9に向けて付勢する付勢手段としてス
プリング31が介装されている。
以下、上記構成における作用について説明する。流入
孔2から弁箱1の内部に流入する流体により浮力を受け
たフロート3は弁棒部24とともに上昇し、第2係止部30
において第2係合ピン29で第2長孔28の上端を係止する
状態で小弁体部23を押し上げ、弁体5の小空気孔弁座21
に小弁体部23を当接させて小空気孔9を閉塞し、さらに
小弁体部23が弁体5に当接する状態で弁体5を押し上げ
て大空気孔7を閉塞する。また、スプリング31の付勢力
が小弁体部23および弁体5を閉動する方向に作用する。
そして、流入孔2から弁箱1の内部に空気が流入する
と弁箱1における液位が降下し、始めにフロート3およ
び弁棒部24が第2係止部30において第2係合ピン29を第
2長孔28の下端で係止するまで降下する。以後、弁棒部
24と小弁体部23が一体となり、第1係止部27において第
1係止ピン25で第1長孔26の上端を係止するまで小弁体
部23が降下して弁体5の小空気孔9を開放する。さら
に、フロート3および小弁体部23の降下に伴って弁体5
がスプリング31の付勢力に抗して引き下げられ、大空気
孔7が開放されて弁箱1の内部に滞留する空気が排出さ
れる。
そして、空気の排出に伴って流入孔2から弁箱1の内
部に流体が流入して液位が上昇し、上述した作用によっ
て再び弁体5および小弁体部23が閉動される。このと
き、流体の勢いによって液位が乱高下したり、空気の気
泡によって液面が波立ったりしたときには、フロート3
および弁棒部24だけが第2係止部30で許容される距離に
おいて上下動することによって液位の乱れを吸収し、弁
体5による大空気孔7の開閉および小弁体部23による小
空気孔9の開閉が過剰となることを防止する。この間、
弁体5および小弁体部23は弁箱1の内外の圧力差によっ
て閉状態に維持されるとともに、スプリング31が小弁体
部23を小空気孔9に向けて付勢することにより弁体5お
よび小弁体部23の閉状態がより確実に維持される。ま
た、弁棒22を小弁体部23と弁棒部24に分割することによ
り、スプリング31の負荷が軽減される。
また、第2図に示すように、小弁体部23を小空気孔弁
座21に向けて押圧するスプリング41を小弁体部23の内部
に設けることも可能である。
発明の効果 以上述べたように本発明によれば、流体の勢いによっ
て液位が乱高下したり、空気の気泡によって液面が波立
ったりしたときに、フロートおよび弁棒部だけが第2係
止部において許容される距離において上下動し、液位の
乱れを吸収して弁体の過剰な開閉動を防止することがで
き、この間付勢手段の付勢力によって弁体および小弁体
部を閉状態に確実に維持することができる。
また、弁棒を小弁体部と弁棒部に分割することにより
付勢手段にかかる負荷を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるフロートの取付構造
を示す要部構成図、第2図は本発明の他の実施例におけ
るフロートの取付構造を示す要部構成図、第3図は従来
の空気弁を示す全体構成図である。 5……弁体、7……大空気孔、9……小空気孔、22……
弁棒、23……小弁体部、24……弁棒部、27……第1係止
部、30……第2係止部、31,41……スプリング。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁箱の大空気孔を開閉する弁体と、弁体を
    開閉動するとともに弁体に形成した小空気孔を開閉する
    弁棒と、弁棒に固定されたフロートとを備えた空気弁に
    おいて、弁棒を小空気孔を開閉する小弁体部とフロート
    を支持する弁棒部とで形成し、弁体と小弁体部を適当距
    離にわたって上下動自在な第1係止部を介して連結して
    設けるとともに、小弁体部と弁棒部を適当距離にわたっ
    て上下動自在な第2係止部を介して連結して設け、小弁
    体部を小空気孔に向けて押圧する付勢手段を設けたこと
    を特徴とする空気弁のフロート取付構造。
JP20603690A 1990-08-03 1990-08-03 空気弁のフロ―ト取付構造 Expired - Lifetime JP2512614B2 (ja)

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