JPH09195825A - ディーゼル機関の制御装置 - Google Patents

ディーゼル機関の制御装置

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JPH09195825A
JPH09195825A JP8006405A JP640596A JPH09195825A JP H09195825 A JPH09195825 A JP H09195825A JP 8006405 A JP8006405 A JP 8006405A JP 640596 A JP640596 A JP 640596A JP H09195825 A JPH09195825 A JP H09195825A
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JP
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oxygen
oxygen concentration
amount
fuel injection
intake
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JP8006405A
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Masato Sahashi
眞人 佐橋
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/14Introducing closed-loop corrections
    • F02D41/1438Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor
    • F02D41/1439Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor characterised by the position of the sensor
    • F02D41/144Sensor in intake manifold
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
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    • F02D41/22Safety or indicating devices for abnormal conditions
    • F02D41/222Safety or indicating devices for abnormal conditions relating to the failure of sensors or parameter detection devices
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/0025Controlling engines characterised by use of non-liquid fuels, pluralities of fuels, or non-fuel substances added to the combustible mixtures
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディーゼル機関に排気ガス再循環装置が設け
られても良好な機関運転状態を実現することである。 【解決手段】 機関回転数と圧力センサにより検出され
た吸入ガスの圧力とに基づき気筒内へ供給された吸入ガ
ス量を代表する第1代表値を決定し(ステップ10
2)、第1代表値と酸素濃度センサにより検出された吸
入ガス中の酸素濃度とに基づき、良好な機関運転状態を
実現するための制御を実施する(ステップ103〜10
7)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼル機関の
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼル機関において良好な機関運転
を実現するためには、気筒内へ供給された酸素量に対し
て各機関運転状態毎に所望の重量比が実現されるように
燃料噴射量を制御することが必要とされる。特開昭59
−229023号公報には、吸気系上流部に配置された
エアフローメータによって吸入空気量を検出すると共
に、吸気系下流部に配置された酸素濃度センサによって
吸気の酸素濃度を検出し、それにより、気筒内へ供給さ
れた酸素量を把握して燃料噴射量を決定するディーゼル
機関の制御装置が開示されている。
【0003】この制御装置は、吸気系に酸素濃度センサ
を設けたことにより、吸入空気中の酸素濃度が変化した
場合においても、気筒内へ供給された酸素量を正確に把
握することを意図している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ディーゼル機関は、希
薄燃焼の結果として排気ガス中に多くの窒素酸化物を含
むために、排気ガスの一部を吸気系に再循環させる排気
ガス再循環装置を設けて窒素酸化物を低減することが提
案されている。前述の従来技術に、このような排気ガス
再循環装置を設けて、排気ガスを吸気系に再循環させる
と、排気ガスにもある程度の酸素が含まれるために、エ
アフローメータと酸素センサの組み合わせでは、気筒内
へ供給された酸素量を正確に把握することはできない。
それにより、所望量の燃料が噴射されず、良好な機関運
転状態を実現できない可能性がある。
【0005】従って、本発明の目的は、ディーゼル機関
に排気ガス再循環装置が設けられても良好な機関運転状
態を実現可能なディーゼル機関の制御装置を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による請求項1記
載のディーゼル機関の制御装置は、気筒内へ供給される
吸入ガスの圧力を検出するための圧力センサと、吸気通
路の排気ガス再循環通路の合流部より下流側において吸
入ガス中の酸素濃度を検出するための酸素濃度センサと
を具備し、機関回転数と前記圧力センサにより検出され
た吸入ガスの圧力とに基づき気筒内へ供給された吸入ガ
ス量を代表する第1代表値を決定し、前記第1代表値と
前記酸素濃度センサにより検出された吸入ガス中の酸素
濃度とに基づき、良好な機関運転状態を実現するための
制御を実施することを特徴とする。
【0007】また、本発明による請求項2に記載のディ
ーゼル機関の制御装置は、請求項1に記載のディーゼル
機関の制御装置において、機関運転状態毎の所望燃料噴
射量に対して機関運転状態毎の所望の酸素と燃料との重
量比を実現するための目標酸素量が気筒内へ供給される
ように前記第1代表値に基づき吸入ガスの目標酸素濃度
を決定し、前記酸素センサにより検出される吸入ガスの
酸素濃度が前記目標酸素濃度となるように前記排気ガス
再循環通路を介して吸気通路へ再循環させる排気ガス量
を制御することを特徴とする。
【0008】また、本発明による請求項3に記載のディ
ーゼル機関の制御装置は、請求項1に記載のディーゼル
機関の制御装置において、前記第1代表値と前記酸素濃
度センサにより検出された吸入ガス中の酸素濃度とに基
づき気筒内へ供給された酸素量を表す第2代表値を決定
し、前記第2代表値に基づき機関運転状態毎のスモーク
限界における酸素と燃料との重量比を実現する燃料噴射
上限量を決定することを特徴とする。
【0009】また、本発明による請求項4に記載のディ
ーゼル機関の制御装置は、請求項2及び3に記載のディ
ーゼル機関の制御装置において、前記所望燃料噴射量が
機関回転数とアクセル開度とに基づき決定される基本燃
料噴射量であることを特徴とする。
【0010】また、本発明による請求項5に記載のディ
ーゼル機関の制御装置は、請求項4に記載のディーゼル
機関の制御装置において、特定機関運転状態の時には、
前記スモーク限界における酸素と燃料との重量比は、実
際のスモーク限界における重量比より小さく設定される
ことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による制御装置が
取り付けられたディーゼル機関の概略断面図である。同
図において、1はピストンであり、その頂面には燃焼室
1aが形成されている。気筒内には、吸気弁2を介して
吸気通路3が、また排気弁4を介して排気通路5が、そ
れぞれ通じている。6は燃焼室1a内へ燃料を噴射する
ための燃料噴射弁である。7は排気通路5と吸気通路3
とを連通する排気ガス再循環通路であり、その途中には
制御弁7aが設けられている。吸気通路3における排気
ガス再循環通路7の接続部より下流側には、吸入ガス中
の酸素濃度を検出するための酸素センサ21と、吸入ガ
スの圧力を検出するための圧力センサ22とが配置され
ている。制御弁7aを開弁することで、排気通路5と吸
気通路3との圧力差によって排気ガスの一部を吸気系へ
再循環させることが可能となる。排気ガスの主成分は大
きな熱容量を有する不活性ガスであるために、気筒内へ
供給された排気ガスは燃焼温度を低下させ、NOxの発
生量を低減させることができる。
【0012】20は、燃料噴射弁6を介しての燃料噴射
量制御と、制御弁7aを介しての再循環排気ガス量の制
御を担当する制御装置であり、前述の酸素センサ21及
び圧力センサ22が接続されると共に、機関運転状態を
検出するための各センサ、すなわち、機関回転数を検出
するための回転センサ23、及びアクセルペダルの踏み
込み量を検出するためのアクセルペダルストロークセン
サ24等が接続されている。
【0013】図2は、制御弁7aの開度を制御して再循
環させる排気ガス量を調節するための第1フローチャー
トである。本フローチャートは、例えば、8msec毎
に繰り返されるものである。まず、ステップ101にお
いて、酸素センサ21の出力VO2に基づき吸入ガス中
の酸素濃度ORATEを次式(1)によって算出する。
吸入ガスとは、気筒内へ供給される空気と再循環排気ガ
スとの混合ガスである。 ORATE=K1*VO2*GORT ・・・(1) ここで、GORTは酸素センサ21の基準出力の変化を
補正するための補正係数であり、その算出に関しては以
下に詳細に説明する。また、K1は出力(電圧)VO2
を酸素濃度に換算するための係数である。
【0014】次に、ステップ102に進み、回転センサ
23により検出される機関回転数NEと、圧力センサ2
4により検出される吸入ガス圧力PIMとに基づき、図
3に示す第1マップから一つの気筒へ供給された吸入ガ
ス量GASIN(標準温度及び標準圧力換算)を決定す
る。次に、ステップ103において、機関回転数NE
と、機関負荷としてのアクセルペダルストロークセンサ
24により検出されたアクセルペダルの踏み込み量L
(アクセル開度)とに基づき図4に示す第2マップから
基本燃料噴射量QBASE(重量)を決定し、ステップ
104に進む。基本燃料噴射量QBASEとは、機関回
転数NEとアクセルペダルの踏み込み量Lとに対して必
要とされる燃料噴射量である。
【0015】ステップ104において、機関回転数NE
と基本燃料噴射量QBASEとに基づき図5に示す第3
マップから基本重量比RBASEを決定する。基本重量
比RBASEとは、機関回転数NEと基本燃料噴射量Q
BASEとに対してスモークを発生させることなく良好
な機関運転を実現するための酸素と燃料との重量比であ
る。
【0016】次に、ステップ105に進み、この基本重
量比RBASEを気筒内に実現するための吸入ガス中の
目標酸素濃度ORTTRGが次式(2)によって算出さ
れる。 ORTTRG=RBASE*QBASE/GASIN/ρ ・・・(2) ここで、ρは標準温度及び標準圧力における酸素の密度
である。
【0017】次に、ステップ106に進み、酸素センサ
21の異常を示すフラグXFO2が1であるか否かが判
断される。フラグXFO2に関しては以下に詳細に説明
する。この判断が否定される時には、酸素センサ21は
正常であり、ステップ107に進む。ステップ107に
おいて、制御弁7aの開度θi が次式(3)によって算
出される。 θi =θi-1 −K2*(ORTTRG−ORATE) ・・・(3) ここでθi-1 は前回の制御弁7aの開度である。
【0018】上式(3)によれば、基本重量比RBAS
Eを実現するための目標酸素濃度ORTTRGと酸素セ
ンサ21の出力に基づく酸素濃度ORATEとの差が大
きいほど、制御弁7aを閉弁側に制御して、再循環させ
る排気ガス量を低減させるようになっている。もちろ
ん、酸素濃度ORATEの方が目標酸素濃度ORTTR
Gより大きければ、逆に制御弁7aは開弁側に制御され
る。このようにして、再循環させる排気ガス量を調節し
て目標酸素濃度ORTTRGを実現し、それにより、基
本重量比RBASEを実現するようになっている。
【0019】一方、ステップ106における判断が肯定
される時には、酸素センサ21は異常であり、ステップ
108に進み、前述したような酸素センサ21に出力に
基づくフィードバック制御はできないために、機関回転
数NEと基本燃料噴射量QBASEとに基づき図6に示
す第4マップから理論的には望ましい開度θi を決定
し、今回の開度とする。
【0020】本フローチャートでは、前述したような制
御弁7aの開度制御において、ステップ109では、次
式(4)によって目標酸素濃度ORTTRGから実際の
酸素濃度を第1予測値ORTPREとして予測するよう
になっている。 ORTPREi =ORTPREi-1 +K3*(ORTTRG(i-TDEAD) −ORTPREi-1 ) ・・・(4) ここで、ORTPREi は今回の第1予測値であり、O
RTPREi-1 は前回の第1予測値であり、ORTTR
(i-TDEAD) はTDEAD回前の目標酸素濃度であり、
K4は本フローチャートの実行間隔(8msec)を酸
素センサ21の応答時定数で割った定数である。
【0021】目標酸素濃度ORTTRGが変化した時の
実際の酸素濃度は、図7に示すように、実際に再循環さ
せる排気ガスが増減するまでの無駄時間と、制御弁7a
の開度制御における一次遅れとが合わさった分だけ遅れ
ることになる。従って、無駄時間を実行間隔(8mse
c)で割った回数TDEAD以前の目標酸素濃度ORT
TRG(i-TDEAD) を使用して上式(4)によって第1予
測値ORTPREが算出される。
【0022】また、ステップ110では、次式(5)に
よって第1予測値ORTPREから酸素センサ21の出
力に基づく酸素濃度を第2予測値ORTCRTとしてを
予測するようになっている。 ORTCRTi =ORTCRTi-1 +K4*(ORTPREi −ORTCRTi-1 ) ・・・(5) ここで、ORTCRTi は今回の第2予測値であり、O
RTPREi-1 は前回の第2予測値である。
【0023】実際の酸素濃度ORTPREが変化した時
の酸素センサ21の出力に基づく酸素濃度は、図8に示
すように、酸素センサ21の一次遅れ分だけ遅れること
になる。従って、上式(5)によって第2予測値ORT
CRTが算出される。
【0024】ステップ111では、次式(6)に基づ
き、実際の酸素濃度を示す第1予測値ORTPREに、
酸素センサ21の出力に基づく酸素濃度の測定値OTA
TEとその予測値である第2予測値ORTCRTとの差
を加えることにより、予測誤差を消去して正確な実際の
酸素濃度ORTFWDを算出するようになっている。 ORTFWD=ORTPRE+(ORATE−ORTCRT)・・・(6)
【0025】図9は、燃料噴射弁6を制御して燃料噴射
量を調節するための第2フローチャートである。本フロ
ーチャートは、例えば、特定気筒の燃料噴射毎に繰り返
されるものである。まず、ステップ201では、第1フ
ローチャートのステップ102において算出した吸入ガ
ス量GASINと、ステップ111において算出した正
確な実際の酸素濃度ORTPREとに基づき、次式
(7)によって気筒内へ供給された酸素重量O2INを
算出する。 O2IN=GASIN*ORTFWD*ρ ・・・(7)
【0026】次に、ステップ202において、この酸素
重量O2INと機関回転数NEとに基づき図10に示す
第5マップから下限重量比RGRDを決定する。この下
限重量比は、酸素重量O2INと機関回転数NEとに対
して良好な運転を実現するための酸素と燃料との重量比
である。この第5マップにおいて設定されている下限重
量比RGADは、第1フローチャートのステップ103
において使用する第2マップ同様に、通常の機関運転状
態ではスモークを発生させないことが重視されて設定さ
れている。しかしながら、アクセルペダルの踏み込み量
の変化等を基に機関加速時であると判断される時には、
良好な加速性能を実現することを重視して多少リッチ側
に下限重量比が設定されている別のマップを使用するよ
うにしても良い。
【0027】次に、ステップ203において、この下限
重量比を実現するための上限燃料噴射量QGRDが次式
(8)によって算出され、ステップ204に進む。 QGRD=O2IN/RGRD ・・・(8)
【0028】ステップ204では、第1フローチャート
のステップ103において機関回転数NEとアクセルペ
ダルの踏み込み量Lとに基づき決定された基本燃料噴射
量QBASEが上限燃料噴射量QGRDより少ないか否
かが判断され、この判断が肯定される時には、ステップ
205に進み、実際の燃料噴射量QFINは基本燃料噴
射量QBASEとされ終了する。
【0029】一方、ステップ204における判断が否定
される時には、ステップ206に進み、酸素センサ21
の異常を示すフラグXFO2が1であるか否かが判断さ
れる。この判断が肯定される時には、酸素センサ21は
異常であるために、前述同様、ステップ205に進み、
基本燃料噴射量QBASEが実際の燃料噴射量QFIN
とされる。しかし、この判断が否定され、酸素センサ2
1が正常である時には、ステップ207に進み、上限燃
料噴射量QGRDが実際の燃料噴射量QFINとされ
る。
【0030】このように燃料噴射量を制御することによ
って、酸素センサ21が正常である限り、気筒内へ供給
された実際の酸素重量O2INに対して良好な機関運転
を実現するための上限燃料噴射量QGRDを越えて燃料
が噴射されることはない。通常の機関運転状態において
は、前述した制御弁7aの開度制御によって、機関回転
数NEとアクセルペダルの踏み込み量Lに対して決定さ
れる基本燃料噴射量QBASEを噴射しても良好な機関
運転状態が実現されるように再循環排気ガス量が調節さ
れる。しかし、例えば、機関加速時等においては、制御
弁7aを所望開度に閉弁しても実際に再循環排気ガスが
所望量に減少するまでの遅れが発生し、この時に、基本
燃料噴射量QBASEを噴射すると、酸素と燃料との重
量比が小さくなり過ぎて多量のスモークが発生すること
になるが、この時の燃料噴射量は、前述の燃料噴射量制
御によって、実際に気筒内へ供給された酸素量に基づき
決定される上限燃料噴射量QGRDとされるために、ス
モークを低減した良好な機関運転を実現することが可能
となる。
【0031】酸素センサ21は、使用に伴い徐々に劣化
し、その基準出力が変化する可能性がある。従って、第
1フローチャートのステップ101において基準出力を
補正するための補正係数GORTが必要とされる。図1
1は、この補正係数GORTを算出すると共に、酸素セ
ンサ21がかなり劣化して異常となったことを判断する
ための第3フローチャートである。このフローチャート
は、例えば、1sec毎に繰り返されるものである。
【0032】まず、ステップ301において、排気ガス
再循環通路7の制御弁7aの現在の開度θi が0である
か否かが判断される。この判断が否定される時、すなわ
ち、制御弁7aが開弁されて排気ガスを再循環している
時には、そのまま終了する。一方、この判断が肯定され
る時には、ステップ302に進み、第1フローチャート
において算出された現在の目標酸素濃度ORTTRGと
実際の酸素濃度を示す第1予測値ORTPREとの差の
絶対値が、第1所定値A1より大きいか否かが判断され
る。この判断が肯定される時は、制御弁7aが閉弁さ
れ、目標酸素濃度ORTTRGは大気の酸素濃度とされ
ているにも係わらず、まだ、吸入ガス中には排気ガスが
含まれていることになり、そのまま終了する。
【0033】一方、この判断が否定される時には、ステ
ップ303に進み、第1フローチャートにおいて算出さ
れた第1予測値ORTPREと酸素センサ21の出力に
基づき予測された第2予測値ORTCRTとの差の絶対
値が、第2所定値A2より大きいか否かが判断される。
この判断が肯定される時には、吸入ガスに排気ガスが含
まれていなくても酸素センサ21の応答遅れが存在する
ために、そのまま終了する。
【0034】一方、この判断が否定される時には、実際
の吸入ガスは大気だけであり、酸素センサ21の基準出
力がずれていなければ大気の酸素濃度に対応する値OR
ATE’を出力するはずであり、ステップ304に進
み、酸素センサ21の出力ORATEがこの出力ORA
TEと等しいかが判断される。この判断が肯定される時
には、酸素センサ21は、現在のおいて基準出力のずれ
が起きておらず、そのまま終了する。
【0035】しかしながら、この判断が否定される時に
は、ステップ305に進み、酸素センサ21の出力OR
ATEがこの出力ORATEより大きいか否かが判断さ
れる。この判断が肯定される時には、酸素センサ21は
酸素濃度を過大判定するように基準出力がずれており、
ステップ306に進み、前回の補正係数GORTi-1
小さな定数kだけ減少させる。酸素センサ21が新品の
時には、補正係数GORTは1に設定されている。ま
た、ステップ305における判断が否定される時には、
酸素センサ21は酸素濃度を過少判定するように基準出
力がずれており、ステップ307に進み、前回の補正係
数GORTi-1 を小さな定数kだけ増加させる。このよ
うに、補正係数GORTを更新させることで酸素センサ
21の基準出力の正確な補正が可能となる。
【0036】このように、補正係数GORTを更新した
後、ステップ308に進み、更新後の補正係数GORT
が所定範囲内であるか否かが判断される。この判断が肯
定される時にはそのまま終了するが、否定される時に
は、酸素センサ21の基準出力は、かなりずれており、
ステップ309に進み、酸素センサ21の異常を示すフ
ラグXFO2を0から1にして終了する。本フローチャ
ートにおいて、補正係数GORT及びフラグXFO2
は、機関停止に際してもリセットされないようになって
いる。
【0037】前述した第1フローチャートにおいて、吸
入ガスの圧力と機関回転数に基づき一つの気筒へ供給さ
れた吸入ガス量を算出するようになっているが、これは
吸入ガス量を代表する他の値、例えば、充填効率等を算
出するようにしても良い。また、再循環排気ガス量の調
節には制御弁7aの開度を制御するようにしたが、制御
弁が開閉いずれかの状態を採るものである場合には、同
様な考え方に基づき、デューティ制御用の駆動周波数を
算出するようにすれば良い。
【0038】
【発明の効果】このように、本発明による請求項1記載
のディーゼル機関の制御装置によれば、機関回転数と圧
力センサにより検出された吸入ガスの圧力とに基づき気
筒内へ供給された吸入ガス量を代表する第1代表値を決
定し、この第1代表値と酸素濃度センサにより検出され
た吸入ガス中の酸素濃度とに基づき、排気ガス再循環装
置が設けられていても、例えば、気筒内へ供給された酸
素量を正確に把握することができるために、この酸素量
に基づいて正確な燃料噴射量の制御等が可能となり、良
好な機関運転状態を実現することができる。
【0039】また、本発明による請求項2に記載のディ
ーゼル機関の制御装置によれば、請求項1に記載のディ
ーゼル機関の制御装置において、機関運転状態毎の所望
燃料噴射量に対して機関運転状態毎の所望の酸素と燃料
との重量比を実現するための目標酸素量が気筒内へ供給
されるように第1代表値に基づき吸入ガスの目標酸素濃
度を決定し、酸素センサにより検出される吸入ガスの酸
素濃度が目標酸素濃度となるように排気ガス再循環通路
を介して吸気通路へ再循環させる排気ガス量を制御する
ために、機関運転状態毎の所望の酸素と燃料との重量比
が実現され、燃料過剰によってスモークが多量に発生す
ることは防止される。
【0040】また、本発明による請求項3に記載のディ
ーゼル機関の制御装置によれば、請求項1に記載のディ
ーゼル機関の制御装置において、第1代表値と酸素濃度
センサにより検出された吸入ガス中の酸素濃度とに基づ
き気筒内へ供給された酸素量を表す第2代表値を決定
し、第2代表値に基づき機関運転状態毎のスモーク限界
における酸素と燃料との重量比を実現する燃料噴射上限
量を決定するために、スモーク限界を越えて燃料が噴射
されることはなく、スモークの発生を防止することがで
きる。
【0041】また、本発明による請求項4に記載のディ
ーゼル機関の制御装置によれば、請求項2及び3に記載
のディーゼル機関の制御装置において、所望燃料噴射量
が機関回転数とアクセル開度とに基づき決定される基本
燃料噴射量であるために、この基本燃料噴射量が燃料噴
射上限量を越えない限り、基本燃料噴射量が噴射され、
運転者の意図する機関運転状態を実現することができ
る。
【0042】また、本発明のよる請求項5に記載のディ
ーゼル機関の制御装置によれば、請求項4に記載のディ
ーゼル機関の制御装置において、特定機関運転状態の時
には、前記スモーク限界における酸素と燃料との重量比
を実際のスモーク限界における重量比より小さく設定す
るために、特定機関運転状態において、燃料噴射上限量
が増加し、加速性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による制御装置が取り付けられたディー
ゼル機関の概略断面図である。
【図2】排気ガス再循環装置の制御弁の開閉制御のため
の第1フローチャートである。
【図3】吸入ガス量を決定するための第1マップであ
る。
【図4】基本燃料噴射量を決定するための第2マップで
ある。
【図5】基本重量比を決定するための第3マップであ
る。
【図6】理論的な望ましい制御弁開度を決定するための
第4マップである。
【図7】目標酸素濃度と実際の酸素濃度予測値との関係
を示すタイムチャートである。
【図8】酸素センサの出力に基づく酸素濃度と実際の酸
素濃度予測値との関係を示すタイムチャートである。
【図9】燃料噴射弁による燃料噴射量制御のための第2
フローチャートである。
【図10】下限重量比を決定するための第5マップであ
る。
【図11】酸素センサの出力を補正するための補正係数
を算出すると共に酸素センサの異常を判断するための第
3フローチャートである。
【符号の説明】
3…吸気通路 5…排気通路 6…燃料噴射弁 7…排気ガス再循環通路 7a…制御弁 20…制御装置 21…酸素センサ 22…圧力センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02M 25/07 550 F02M 25/07 550R

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気筒内へ供給される吸入ガスの圧力を検
    出するための圧力センサと、吸気通路の排気ガス再循環
    通路の合流部より下流側において吸入ガス中の酸素濃度
    を検出するための酸素濃度センサとを具備し、機関回転
    数と前記圧力センサにより検出された吸入ガスの圧力と
    に基づき気筒内へ供給された吸入ガス量を代表する第1
    代表値を決定し、前記第1代表値と前記酸素濃度センサ
    により検出された吸入ガス中の酸素濃度とに基づき、良
    好な機関運転状態を実現するための制御を実施すること
    を特徴とする請求項1記載のディーゼル機関の制御装
    置。
  2. 【請求項2】 機関運転状態毎の所望燃料噴射量に対し
    て機関運転状態毎の所望の酸素と燃料との重量比を実現
    するための目標酸素量が気筒内へ供給されるように前記
    第1代表値に基づき吸入ガスの目標酸素濃度を決定し、
    前記酸素センサにより検出される吸入ガスの酸素濃度が
    前記目標酸素濃度となるように前記排気ガス再循環通路
    を介して吸気通路へ再循環させる排気ガス量を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載のディーゼル機関の制
    御装置。
  3. 【請求項3】 前記第1代表値と前記酸素濃度センサに
    より検出された吸入ガス中の酸素濃度とに基づき気筒内
    へ供給された酸素量を表す第2代表値を決定し、前記第
    2代表値に基づき機関運転状態毎のスモーク限界におけ
    る酸素と燃料との重量比を実現する燃料噴射上限量を決
    定することを特徴とする請求項1に記載のディーゼル機
    関の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記所望燃料噴射量が機関回転数とアク
    セル開度とに基づき決定される基本燃料噴射量であるこ
    とを特徴とする請求項2及び3に記載のディーゼル機関
    の制御装置。
  5. 【請求項5】 特定機関運転状態の時には、前記スモー
    ク限界における酸素と燃料との重量比を、実際のスモー
    ク限界における重量比より小さく設定することを特徴と
    する請求項4に記載のディーゼル機関の制御装置。
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