JPH09194882A - 水性洗浄剤コンセントレートおよびその製造方法 - Google Patents

水性洗浄剤コンセントレートおよびその製造方法

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JPH09194882A
JPH09194882A JP8323341A JP32334196A JPH09194882A JP H09194882 A JPH09194882 A JP H09194882A JP 8323341 A JP8323341 A JP 8323341A JP 32334196 A JP32334196 A JP 32334196A JP H09194882 A JPH09194882 A JP H09194882A
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バリー・ワインステイン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定なアルカリ可溶性洗浄剤組成物の提供。 【解決手段】 水性溶液において、(a)重合単位とし
て、(i)アクリル酸、メタクリル酸およびそれらの水
溶性塩の1種またはそれ以上から選ばれた不飽和モノカ
ルボン酸単量体を全重合体重量に基づいて、20〜80
%、(ii)不飽和ジカルボン酸単量体を全重合体重量に
基づいて、0〜65%、(iii)特定構造の不飽和非イ
オン化性単量体を全重合体重量に基づいて、5〜50
%、を含む、水溶性重合体を全洗浄剤コンセントレート
重量に基づいて1〜10%;および(b)水酸化ナトリ
ウムおよび水酸化カリウムの1種またはそれ以上から選
ばれた水酸化アルカリ金属を、全洗浄剤コンセントレー
ト重量に基づいて15〜50%、を混合することを含
む、安定な水性洗浄剤コンセントレートの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、安定なアルカリ可溶性洗浄剤組
成物に関する。更に詳細には、本発明は、硬質な表面か
ら食物の汚れを洗浄するのに有効である、例えばビン洗
いおよび現場洗浄(clean in place)
(循環洗浄)作業において有効である、貯蔵安定性のあ
る均質な洗浄剤コンセントレートを提供する洗浄剤組成
物に使用するための重合体添加剤を選択することに関す
る。
【0002】現在におけるオートメーションは、たいて
いの食事用器具が自動洗浄操作によって洗浄される点に
おいて、ホテルおよびレストランの作業に影響を与え
た。これらの利用に使用される洗剤は、適当な洗浄性を
有しなければならないし、かつ取扱いが容易であり、適
切に決められた量で洗浄作業に添加することができる物
質形態において提供されなければならない。粉末の洗浄
剤組成物は、主としてアルカリ性無機塩、例えばリン酸
塩、ケイ酸塩および炭酸塩〔ビルダーとして知られてい
る〕から造られていた。しかし、これらの粉末洗剤は、
調節された方法において自動洗浄作業に添加するため
に、水で溶解させることが必要である不利益を有してお
り、多くの場合において、洗剤の添加が均質でないこと
が起こる。なぜなら、より容易に溶解される洗浄剤成分
が、最初に洗浄操作に供されるからである。粉末配合物
の不利益を克服するために液体の洗浄剤配合物が開発さ
れた。しかし、液体の洗浄剤配合物は、洗浄剤成分を溶
解させるのに多量の水を必要とするため、洗浄効率が制
限される。更に、いくつかの洗浄剤成分の非相溶性は、
液体形態における広範囲な洗浄剤配合物の調製を更に制
限する。また、すすぎ水またはコンセントレートもしく
は洗浄剤溶液を製造するために使用される水の中に存在
する硬度イオン(例えば、カルシウム、マグネシウムま
たはバリウム)は、洗浄上の問題を増大させる。なぜな
ら、前述の硬度イオンは、洗浄剤溶液と反応し洗浄剤溶
液中の活性ビルダー成分を不活性化させる傾向があるか
らである。硬度イオンの影響を妨げるために、洗浄剤組
成物にビルダーおよびスケール防止剤成分(例えば、リ
ン酸塩類)を含有させて、表面上に、硬質付着物(ha
rdness deposits)(不溶性のリン酸
塩、炭酸塩および硫酸塩)またはスケールが付着するの
を防止し、最小にしている。
【0003】食料の製造、貯蔵、または輸送に使用され
る装置は、種々のメカニズム、例えば、料理操作中の分
解からの残留物、他の食料の作成および加工操作からの
残留物によって汚染される。現場洗浄(CIP)作業
は、近代の牛乳加工用プラント作業および他の食品加工
作業における装置の大部分を洗浄するのに用いられる。
CIP作業は、化学的効果および物理的効果の組み合わ
せを使用して、洗浄剤溶液を汚れた表面と接触させ、時
間、温度、洗浄力および力の因子の組み合わせにより、
表面から汚れを除去する。典型的には、CIP作業は、
パイプラインシステム、タンクおよびバット、熱交換
器、ホモジナイザーおよび遠心分離機において使用され
る。
【0004】リン含有化合物(例えば、リン酸塩および
ホスホン酸塩)は、以前の洗浄水溶液においてビルダー
およびスケール防止剤として使用された。液体洗剤の使
用が増加したが、トリポリリン酸ナトリウムの制限され
た溶解度およびリン含有ビルダー(phosphoru
s containing builders)の使用
についての環境に対する関心が増加したため、別の組成
物が研究されていた。しかし、リン酸塩の使用が減少す
るにつれて、洗浄剤組成物の洗浄性能が減少してしまっ
た。
【0005】特開平5−214397号には、自動皿洗
い機用の水酸化アルカリ金属60重量%以下を含有する
固体の洗浄剤配合物の中に、ビルダーとしてカルボキシ
ル化ポリ(エチレングリコール)1〜50重量%を使用
することが開示されている。米国特許第5,273,6
75号には、活性塩素源を含有する洗浄剤コンセントレ
ート中で有用な、アクリル酸および無水マレイン酸−任
意にカルボキシ基のない不飽和単量体を含有する−の共
重合体が開示されている。
【0006】多くの液体洗浄剤組成物が硬質表面クリナ
ーとして利用できるにもかかわらず、貯蔵安定性があ
り、ビン洗い、汚れた食物加工装置の洗浄、または食事
用品および飲用用品の洗浄の間に、満足できる洗浄特性
およびスケール防止性能を提供する、高濃度水酸化アル
カリ金属の存在において高度に濃厚な形態で製造するこ
とができる、液体の洗浄剤組成物への要求がまだ存在し
ている。
【0007】本発明は、満足できる洗浄性およびスケー
ル防止性を有する安定なアルカリ可溶性洗浄剤組成物を
製造する改良された方法を提供することによって、先行
技術の問題を克服することを目的とする。
【0008】本発明により、次の安定な水性洗浄剤コン
セントレートの製造方法が提供される:水性溶液におい
て、 (a) 重合単位として、(i) アクリル酸、メタク
リル酸およびそれらの水溶性塩の1種またはそれ以上か
ら選ばれた不飽和モノカルボン酸単量体を全重合体重量
に基づいて、20〜80%、(ii)不飽和ジカルボン酸
単量体を全重合体重量に基づいて、0〜65%、(ii
i)式(I) CH2=C(R1)CH(R2)OR3 (I) 〔式中、R1は、水素、メチル、および−CH2OHから
選ばれ、R2は、水素、メチル、および−CH2OHから
選ばれ、R3は、水素、CH2CH(CH3)OH、−C
2CH2OH、および(C3−C12)含有ポリオール残
基から選ばれる、の単量体の1種またはそれ以上から選
ばれた不飽和非イオン化性単量体を全重合体重量に基づ
いて、5〜50%、を含む、水溶性重合体を全洗浄剤コ
ンセントレート重量に基づいて1〜10%;および (b) 水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウムの1種
またはそれ以上から選ばれた水酸化アルカリ金属を、全
洗浄剤コンセントレート重量に基づいて15〜50%、
を混合することを含む、安定な水性洗浄剤コンセントレ
ートの製造方法。
【0009】本発明は、更に、全洗浄剤コンセントレー
ト重量に基づいて、前述の水溶性重合体を1〜10%、
全洗浄剤コンセントレート重量に基づいて、水酸化ナト
リウムおよびカリウムの1種またはそれ以上から選ばれ
た水酸化アルカリ金属を15〜50%、および水を含
む、水性洗浄剤コンセントレートを提供する。
【0010】本発明において有用な水溶性重合体添加剤
は、重合単位として、アクリル酸、メタクリル酸および
それらの水溶性塩の1種またはそれ以上から選ばれたモ
ノカルボン酸単量体20〜80%、好ましくは30〜7
0%、更に好ましくは40〜60%、;ジカルボン酸単
量体0〜65%、好ましくは15〜50%、更に好まし
くは20〜40%、および式Iの1種またはそれ以上の
単量体から選ばれた不飽和非イオン化性単量体(non
−ionizable monomer)5〜50%、
好ましくは10〜30%、更に好ましくは10〜20%
(なお、すべての%は重量%であり、かつ水溶性重合体
の全重量に基づいている)を含有している。また、重合
体添加剤の水溶性塩、例えば、それらのアルカリ金属塩
(例えば、ナトリウム塩またはカリウム塩)、およびア
ンモニウム塩または置換アンモニウム塩も使用できる。
【0011】本発明の1つの態様においては、水溶性重
合体は、重合単位として、不飽和モノカルボン酸単量体
40〜55%、不飽和ジカルボン酸単量体30〜50
%、および不飽和非イオン化性単量体10〜20%を含
む。本発明の他の態様においては、水溶性重合体は、重
合単位として、不飽和モノカルボン酸単量体60〜80
%、不飽和ジカルボン酸単量体0〜10%、および不飽
和非イオン化性単量体20〜40%を含む。好適な不飽
和ジカルボン酸単量体の例としては、たとえば、アリル
アルコール、3−アリルオキシ−1,2−プロパンジオ
ール、アリルオキシエタノール、アリルオキシプロパノ
ール、エリトリトール モノアリルエーテル、ペンタエ
リトリトール モノアリルエーテル、および1−ブテン
−3,4−ジオールがあげられる。好ましい不飽和非イ
オン化性単量体は、アリルアルコール、および3−アリ
ルオキシ−1,2−プロパンジオールである。
【0012】本明細書において使用されている用語「不
飽和ジカルボン酸単量体」は、1分子につき4〜10
個、好ましくは4〜6個の炭素原子を含有するモノエチ
レン性不飽和ジカルボン酸、およびシスジカルボン酸の
無水物をいう。本発明の水溶性重合体添加剤に有用なジ
カルボン酸単量体には、例えば、マレイン酸、無水マレ
イン酸、α−メチレングルタル酸、フマル酸、イタコン
酸、シトラコン酸、メサコン酸、シクロヘキセンジカル
ボン酸、シス−1,2,3,6−テトラヒドロフタル酸
無水物(シス−4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボ
ン酸無水物としても知られている)およびこれらの水溶
性塩が包含される。好ましい不飽和ジカルボン酸単量体
は、マレイン酸および無水マレイン酸である。
【0013】式Iで表される単量体は、当業者に公知で
ある種々の合成ルートにより調製することができる。た
とえば、塩化アリルと種々のポリヒドロキシ化合物を反
応させて、たとえば糖、グリセリン、エリトリトール、
およびペンタエリトリトールの対応するアリルオキシ誘
導体を得ることができる。また、アリルアルコールを種
々のハロメチル誘導体、特にクロロメチル化合物と反応
させてアリルオキシ誘導体を得ることができ、たとえ
ば、アリルアルコールとエピクロルヒドリンとの反応に
より3−アリルオキシ−1,2−プロパンジオールを得
ることができる。ビニルグリコール、たとえば1−ブテ
ン−3,4−ジオールはたとえば米国特許5,336,
815号に開示された方法により調製することができ
る。アリルグリシジルエーテルのような、水性重合条件
下において、加水分解して式Iのアリルオキシ化合物を
与えるアリルオキシ化合物も本発明の重合体添加剤を製
造するための単量体として使用することができる。式I
のアリルオキシ化合物を調製するために有用な(C3
12)含有ポリオールとしては、たとえば、エリトリト
ール、ペンタエリトリトール、およびグリセリンのよう
な(C3−C6)ポリヒドロキシ化合物、キシリトール、
ソルビトール、およびマンニトールのような糖アルコー
ルがあげられる。有用な(C3−C1 2)含有ポリオール
のさらなる例としては、たとえば、ポリヒドロキシアル
デヒド、および糖ケトン、たとえばグルコース、フルク
トース、ガラクトース、マルトース、蔗糖、ラクトー
ス、エリトロース、およびトレオースなどがあげられ
る。(C3−C12)含有ポリオールの代表的な例を含む
好適な不飽和非イオン化性単量体の例を表1に示した。
(化合物5、6,7,8,9および10、R3を参照の
こと)本明細書において、(C3−C12)および(C3
6)は、それぞれ炭素原子を3から12個、または3
から6個含む有機化合物または有機化合物の構造部分を
いう。「ポリオール」および「ポリヒドロキシ」の用語
は、2以上のヒドロキシ基を有する有機化合物または有
機化合物の構造部分をいう。
【0014】
【表1】
【0015】本発明の洗浄剤コンセントレート組成物中
の水溶性重合体添加剤(活性成分)の濃度は、コンセン
トレート重量の1〜10重量%、好ましくは1〜5重量
%、更に好ましくは1〜2重量%、である。コンセント
レート組成物における重合体添加剤の濃度は、所望の性
能に影響を与える他の成分の存在量およびコンセントレ
ートの相溶特性に依存する。例えば、もしホスフェート
含有化合物が洗浄剤コンセントレート中に存在するなら
ば、所望の洗浄性能を達成するのに必要な重合体添加剤
の有効量は、ホスフェート含有化合物が存在していない
場合よりも低くてもよい。りん含有化合物(phosp
horus containing compoun
d)(通常、ホスフェートビルダーを含有する洗浄剤組
成物に使用される)の代わりに本発明の重合体添加物を
置換することは、ホスフェートの使用が制限されると考
えるべきである。
【0016】本発明の洗浄剤コンセントレート組成物
は、液体の形態である。本明細書に用いられている「液
体」の用語は、ゲルまたはスラリーも包含する。コンセ
ントレート組成物には、当業界において知られている追
加の公知の洗浄剤添加剤を、公知の使用量で含有させて
もよい。任意であるが、公知の洗浄剤添加剤には、例え
ば、ビルダー、金属イオン封鎖剤、水溶性界面活性剤、
消泡剤、腐食防止剤、漂白剤、安定剤、スポッティング
防止剤(anti−spotting agent)、
および不透明剤が包含される。任意の公知の添加剤の量
は、一般的に、液体洗浄剤コンセントレート組成物の0
〜40重量%、好ましくは1〜20重量%である。
【0017】本発明の洗浄剤コンセントレート組成物に
は、ビルダーを含有させてもよい。このビルダーには、
例えば、無機ビルダー塩、例えばポリリン酸アルカリ金
属塩(例えば、トリポリリン酸塩およびピロリン酸
塩);エチレンジアミンテトラ酢酸、ニトリロトリアセ
テートおよび炭酸アルカリ金属塩;水溶性有機ビルダ
ー、例えばクエン酸塩、ポリカルボキシレートおよびカ
ルボキシレート;および単量体の〔例えば、アミノ−ト
リスメチレンジホスホン酸、2−ホスホノブタン−1,
2,4−トリカルボン酸(PBTC)、ヒドロキシエタ
ンジホスホン酸、ジエチレントリアミン−ペンタ(メチ
レンホスホン酸)、エチレンジアミン−テトラエチレン
ホスホン酸およびそれらの塩〕、オリゴマーおよび重合
体のホスホネートが包含される。使用されるビルダーの
量は、液体洗浄剤コンセントレートの0〜10重量%、
好ましくは2〜5重量%である。
【0018】また、本発明の洗浄剤コンセントレート組
成物には、コンセントレート重量の0〜10重量%、好
ましくは3〜5重量%の濃度において、ケイ酸アルカリ
金属塩を含有させてもよい。好ましいケイ酸アルカリ金
属塩は、ケイ酸ナトリウムである。ケイ酸アルカリ金属
塩は本発明の任意成分であるが、金属部分の腐食防止が
望ましいときは有益である。なぜなら、ケイ酸塩を含有
しない高アルカリ性の皿洗い用組成物は、アルミニウム
製のポットおよびパンおよびその他の金属製台所用品を
腐食させるからである。
【0019】任意ではあるが、本発明の洗浄剤コンセン
トレート組成物は、一般的に、通常は水溶性界面活性剤
の形態において、低発泡性湿潤剤、例えば非イオン性界
面活性剤および両性界面活性剤を、コンセントレート重
量の0〜2重量%、好ましくは0.5〜1重量%の濃度
で含有することができる。発泡は、ある種のタイプにお
ける洗浄作業の洗浄スプレーまたはすすぎのサイクルの
機械的効率を減少するので、低発泡性のコンセントレー
ト組成物は好ましい。アニオン性、非イオン性、双極性
イオン性、両性の低発泡性水溶性界面活性剤またはそれ
らの組み合わせを使用することができる。
【0020】任意に、本発明の洗浄剤コンセントレート
組成物には、漂白剤、例えば、塩素発生物質(例えば、
次亜塩素酸ナトリウムまたはクロロイソシアヌレー
ト)、過酸化物、亜硫酸塩、および過ホウ酸塩を含有さ
せてもよい。しかし、好ましくは、コンセントレート組
成物には、塩発生漂白剤を含有させない。
【0021】更に、本発明の洗浄剤コンセントレート組
成物には、金属イオン封鎖剤例えばグルコン酸ナトリウ
ムを、コンセントレートの0〜5重量%、好ましくは1
〜2重量%の濃度において、含有させてもよい。
【0022】本発明に使用される重合体添加剤の性能
は、重合体の分子量が洗浄剤組成物の他の成分との相溶
性に悪影響を与えないならば、重合体の分子量に依存し
ない。本発明の重合体添加剤の重量平均分子量(Mw)
は、典型的には、水性ゲル透過クロマトグラフィー(G
PC)で測定して、1,000〜100,000、好ま
しくは2,000〜40,000、更に好ましくは3,
000〜15,000、そして最も好ましくは4,00
0〜10,000である。
【0023】重合体添加剤の溶解性のために、重合体添
加剤は、高レベルの苛性アルカリを含有する洗浄剤溶液
に有用である。多くの洗浄剤溶液、例えば産業用のビン
洗い用洗剤、現場洗浄用洗剤、および産業用および規格
化された洗剤は、高レベルの苛性アルカリを含んでい
る。本発明に使用される重合体添加剤は、これらの洗剤
組成物において、スケール防止剤、分散剤、金属イオン
封鎖剤および沈殿防止剤として有用である。しかし、多
くの先行技術の重合体、例えばポリ(アクリル酸)およ
びアクリル酸−マレイン酸共重合体は、これらの適用に
は使用できない。なぜなら、先行技術の重合体は高苛性
アルカリの溶液に可溶ではないからである。
【0024】貯蔵安定性のある洗浄剤コンセントレート
の調製物を提供することに加えて、水溶性重合体添加剤
は、他の方法によって造られた洗浄剤溶液にも有用であ
る。例えば、洗浄剤溶液は、別々の成分として、水溶性
重合体添加剤、水酸化アルカリ金属の20〜50%水溶
液および(希釈のために十分な)水を混合して造ること
ができる。この場合は、重合体、水酸化アルカリ金属溶
液および水を、別々の流れとしてインライン混合システ
ムに添加する。任意ではあるが、洗浄剤溶液の製造にお
いて、従来の洗浄剤添加剤の水溶液を別の流れとして加
えることもでき、また希釈用の水成分の代わりに使用す
ることもできる。
【0025】本発明の洗浄剤コンセントレート組成物を
希釈することにより、または前述のような他の方法によ
り得られた洗浄剤溶液は、典型的には、(a)0.00
5〜0.4%、好ましくは0.01〜0.1%の水溶性
重合体添加剤、(b)0.1〜3%、好ましくは0.2
〜2%、更に好ましくは0.5〜1.5%の水酸化アル
カリ金属、(c)水、および任意に、(d)0.001
〜2%の公知の洗浄剤添加剤(全ての濃度は、全洗浄剤
溶液の重量に基づいている)を含んでいる。
【0026】コンセントレートから希釈された、または
他の方法によって造られた洗浄剤溶液に水溶性重合体添
加剤を使用することにより、汚れた硬質表面材料を、水
溶性重合体添加剤を含有する洗浄剤溶液の有効量と、汚
れの実質的除去が達成されるまで接触させることを含
む、硬質表面材料の洗浄方法が提供される。本発明の洗
浄剤組成物の水溶液は、広範囲の洗浄水温度、典型的に
は、5〜95℃、好ましくは30〜80℃、更に好まし
くは50〜70℃にわたって汚れた表面を洗浄するのに
有効である。
【0027】本発明の洗浄剤コンセントレート組成物中
の水酸化アルカリ金属(水酸化ナトリウムまたは水酸化
カリウム)の濃度は、洗浄剤コンセントレートの重量に
基づいて15〜50%、好ましくは20〜50%、更に
好ましくは25〜40%、の範囲である。典型的な苛性
アルカリの洗浄剤コンセントレート組成物は、50〜8
5%の「苛性アルカリ」または(50%水酸化ナトリウ
ム水溶液のような)「苛性ソーダ液 (sode ly
e)」、1〜2%の「重合体添加剤」および0〜40%
の任意的な公知の洗浄剤添加剤、そして残余の水を含ん
でいる。
【0028】洗浄剤コンセントレートにおける水酸化ア
ルカリ金属の濃度は、最終用途に応じて変えることがで
きる。例えば、食器類洗浄剤コンセントレートは、典型
的には5〜20重量%の水酸化アルカリ金属を含んでお
り、現場洗浄用コンセントレートは、典型的には、10
〜30重量%の水酸化アルカリ金属を含んでおり、そし
てビン洗いの洗浄剤コンセントレートは、典型的には、
35重量%以上の水酸化アルカリ金属を含んでいる。
【0029】本発明の液体洗浄剤コンセントレート組成
物は、典型的には、重合体添加剤および任意の公知の洗
浄剤添加剤を、所望量の苛性アルカリの中に(冷却しな
がら)溶解して、均質な液体洗浄剤コンセントレートを
得ることにより造られる。典型的には、洗浄剤コンセン
トレートを水で希釈して、汚れた硬質表面の材料と接触
するのに使用される実際の洗浄剤溶液が提供される。洗
浄剤溶液は、洗浄剤コンセントレートを水で0.1〜5
重量%の洗浄剤溶液に希釈することによって生成され
る。
【0030】本発明方法により、貯蔵後も均質のままで
あり、すなわち、水性洗浄剤コンセントレート組成物が
沈降、分離または沈殿して別々の相にならない、物理的
に安定な水性洗浄剤コンセントレート組成物が提供され
る。液体の洗浄剤コンセントレート組成物の成分および
成分の相対的比率は、それらの成分がお互いに相溶性で
あり、その結果として均質な液体配合物を生じるように
選ばれる。一般的に、洗浄剤コンセントレートにおける
本発明の重合体添加剤の満足な安定性または相溶性であ
り、その結果として均質な液体配合物を生じるように選
ばれる。一般的に、洗浄剤コンセントレートにおける本
発明の重合体添加剤の満足な安定性または相溶性は、3
5〜40重量%の水酸化ナトリウムを含有している洗浄
剤コンセントレートに、重合体添加剤が1重量%、好ま
しくは2重量%で存在するときに、室温において、沈殿
および相分離が、少なくとも1週間、好ましくは少なく
とも4週間、更に好ましくは少なくとも8週間、最も好
ましくは少なくとも6ヶ月の間、生起しないものとして
示される。
【0031】本発明に有用な重合体添加剤は、当業者に
よく知られている重合方法によって造ることができる。
重合は、共供給方法(cofeed proces
s)、ヒール法(heel process)、半連続
方法または連続方法として実施することができる。重合
がヒール法として行われるときは、1種またはそれ以上
の不飽和非イオン化性単量体のほとんどまたは全部、お
よび使用する場合には不飽和ジカルボン酸単量体の任意
の量を反応器の中に存在させ、そして1種またはそれ以
上の不飽和モノカルボン酸単量体を、時間をかけて反応
器の中に供給する。一般的に、供給は、5分〜5時間、
好ましくは30分〜4時間、最も好ましくは1時間〜3
時間で行われる。
【0032】重合が共供給方法として実施されるとき
は、開始剤および単量体は、時間に対して直線間系で添
加される、すなわち、一定の速度において添加される、
別々の供給流れとして反応混合物の中に導入される。反
応混合物の任意成分、例えば不飽和ジカルボン酸単量
体、中和剤溶液、鎖長調節剤および金属は、別の供給流
れとして、または他の供給流の1つまたはそれ以上と一
緒にして、反応混合物中に供給してもよい。好ましく
は、任意成分はヒールの中に存在させる。所望により、
流れは、1つまたはそれ以上の流れが、他の流れの前に
完了するように、ずらすこともできる。所望により、モ
ノカルボン酸および非イオン化性単量体および使用する
場合にはジカルボン酸単量体の一部および/または開始
剤の一部を、単量体の添加を始める前に、反応器に加え
てもよい。単量体は、別々の供給流れとして反応混合物
の中に供給することができ、また一緒にして1つまたは
それ以上の供給流にすることもできる。
【0033】本発明の重合体添加剤を製造する方法は、
水性、溶剤または乳濁重合であることができる。好まし
く水性の方法、すなわち実質的に有機溶剤を含まない方
法によって製造される。別の供給流として、反応混合物
の1つまたはそれ以上の他の成分の溶剤として、または
それらのいくつかの組み合わせ物として、水を初めに反
応混合物中に導入することができる。一般的に、重合
は、反応混合物の20〜80重量%、好もしくは30〜
70重量%の最終固体分を有している。
【0034】重量反応の温度は、選択される開始剤およ
び目標とする分子量に依存する。一般的に、重量温度
は、システムの沸点以下であり、もし高温が用いられる
ならば加圧下で重合が行われる。一般的に、重合温度は
25〜120℃、好ましくは65〜110℃である。
【0035】本発明の重合体添加剤を製造するための適
当な開始剤は、任意の公知の水溶性開始剤でよい。使用
できる適当な開始剤としては、熱遊離基開始剤、例え
ば、過酸化水素、ある種のアルキルハイドロパーオキサ
イド、ジアルキルパーオキサイド、過硫酸塩、過酸エス
テル、過炭酸塩、ケトンパーオキサイド、およびアゾ開
始剤、がある。具体的な遊離基開始剤としては、例え
ば、過酸化水素、tert−ブチルハイドロパーオキサ
イド、ジ−tert−ブチルパーオキサイド、過硫酸ア
ンモニウム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、te
rt−アミルハイドロパーオキサイドおよびエチルケト
ンパーオキサイドがあげられる。遊離基開始剤は、典型
的には、全単量体重量に基づいて0.5〜25%の量で
使用される。使用される開始剤の量は得られる重合体の
所望分子量、および不飽和非イオン化性単量体および任
意の不飽和ジカルボン酸単量体の両方の相対量によって
変わる。任意成分のジカルボン酸単量体および不飽和非
イオン化性単量体の相対量が増加するにつれて、または
重合体の所望分子量が減少するにつれて、より多量の開
始剤を使用することが好ましい。
【0036】また、水溶性レドックス開始剤を使用して
もよい。レドックス開始剤としては、例えば、重亜硫酸
ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、次亜リン酸塩、亜リン
酸塩、イソアスコルビン酸、ソジウム ホルムアルデヒ
ド−スルホキシレート、およびヒドロキシルアミンがあ
げられる。それらは、適当な酸化剤、例えば前述した熱
遊離基開始剤と併用される。レドックス開始剤は、典型
的には、全単量体の重量に基づいて、0.05〜10
%、好ましくは0.5〜5%の量において使用される。
また、開始剤を組み合わせたものも使用できる。本発明
の重合体を製造するための好ましい方法においては、遊
離基開始剤およびレドックス開始剤の両方を使用する。
開始剤の特に好ましい組み合わせ物は、過硫酸塩および
過酸化物である。
【0037】本発明の1つの態様においては、1種また
はそれ以上の水溶性金属塩を、重合を促進し得られる重
合体の分子量を調節するために用いてもよい。水溶性金
属塩、例えば銅、鉄、コバルトおよびマンガンの塩は、
典型的には、重合性単量体の重量に基づいて、金属イオ
ンの1〜200ppm、好ましくは3〜100ppmの
レベルにおいて用いられる。好ましい金属塩は、銅およ
び鉄の塩であり、水溶液において銅および鉄のイオンを
発生するすべての無機および有機化合物が包含される。
適当な塩には、例えば、硫酸塩、硝酸塩、塩化物、酢酸
塩およびグルコン酸塩、がある。
【0038】一般的に、レドックス開始剤を使用しても
または熱開始を使用しても、重合用単量体混合物のpH
を調節することが望ましい。重合用単量体混合物のpH
は、緩衝システムによっても、また適当な酸または塩基
の添加によっても調節することができる。システムのp
Hは、もし必要であるならば、適当な酸または塩基を添
加することにより、選択されたレドックスシステムに適
合するように調節することもできる。
【0039】単量体の全てまたはいくらかを、反応混合
物に徐々に添加する方法においては、反応混合物のpH
は、また、中和剤を徐々に添加することによって調節す
ることもできる。適当な中和剤の例には、例えば、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、または水酸化アンモニ
ウム、およびアミン例えばトリエタノールアミン、およ
び、アンモニア水が包含される。これらの中和剤は、水
溶液として使用され、かつ別の供給流れとして、または
他の供給流れの1部として、反応混合物に徐々に加える
ことができる。中和剤の典型的レベルは、単量体成分の
全酸官能基に基づいて、20〜95当量%の塩基、好ま
しくは20〜80当量%の塩基である。
【0040】本発明において使用する重合体添加剤の製
造のための重合方法は、一般的に、単量体から重合生成
物への良好な転化率を示す。しかし、重合体混合物中の
残留単量体レベルが特定の用途のために不適当に高い場
合には、それらレベルを任意のさまざまな技術によって
減少させることができる。重合体混合物中の残留単量体
のレベルを減少させるための1つの一般的な方法は、未
反応単量体の減少を助けるために、1種またはそれ以上
の開始剤または還元剤を追加して後重合を行うことであ
る。
【0041】好ましくは、開始剤または還元剤の追加に
よる後重合は、重合温度において、または重合温度以下
において行われる。残留単量体含有量を減少させるため
に適当な開始剤および還元剤は、当業者によく知られて
いる。一般的に、重合に適当である開始剤のいずれも、
重合体混合物の残留単量体含有量を減少させるのに適当
である。
【0042】残留単量体含有量を減少させるための手段
として添加される開始剤または還元剤のレベルは、生成
物の汚染を最小限にするためにできるだけ少量にすべき
である。一般的に、残留単量体含有量を減少させるため
のに添加される開始剤または還元剤のレベルは、重合性
単量体の全量(モル)に基づいて、0.1〜2.0モル
%、好ましくは0.5〜1.0モル%の範囲である。
【0043】本発明の重合体は水溶性である。水溶性
は、重合体の分子量および重合体の中に導入された単量
体成分の相対量および親水性によって影響される。所望
により、重合体の分子量の調節を助けるために、鎖長調
節剤または連鎖移動剤を使用してもよい。公知の水溶性
鎖長調節剤または連鎖移動剤のいずれでも使用すること
ができる。適当な鎖長調節剤には、例えば、メルカプタ
ン、次亜リン酸塩、亜リン酸塩、アルコール類、および
重亜硫酸塩が包含される。もし使用するならば、メルカ
プタン(例えば、2−メルカプトエタノール)、重亜硫
酸塩(例えば、ピロ亜硫酸ナトリウム)、または次亜リ
ン酸塩が好ましい。
【0044】本発明のいくつかの態様を次の実施例にお
いて詳細に記載した。全ての比、部および%は、特にこ
とわりがなければ、重量によって表されており、そして
使用された全ての試薬は、特にことわりがなければ、良
好な市販の品質のものである。
【0045】実施例1 機械式撹拌機、還流冷却器、温度計、および単量体、苛
性溶液、および開始剤溶液を徐々に添加するための入り
口を装備した0.5Lの4っ口フラスコに、脱イオン水
75.00g、CuSO4・5H2Oの0.15%溶液
1.60g、および3−アリルオキシ−1,2−プロパ
ンジオール35.00gを加えた。内容物を92℃に加
熱した。氷アクリル酸65.00g、50%の水酸化ナ
トリウム65.00gの中和溶液、および30%過酸化
水素23.50gの開始剤溶液を、攪拌下、2時間で、
一定速度で別々にフラスコに加えた。添加終了後、反応
系を92℃で30分保持し、次いで5.00gの水中の
過硫酸ナトリウム0.50gを加えた。その後反応系を
60℃に冷却した。
【0046】得られた重合体溶液は、pH6.1および
固形分44.1%を有していた。重量平均分子量(M
w)は、8,460であり、そして数平均分子量(M
n)は5.570であった。残留アクリル酸は、検出で
きなかった(検出限度=45ppm)。
【0047】実施例2 機械式撹拌機、還流冷却器、温度計、および単量体、苛
性溶液、および開始剤溶液を徐々に添加するための入り
口を装備した1Lの4っ口フラスコに、脱イオン水16
5.00g、および60.00gのアリルアルコールを
加えた。内容物を89℃に加熱した。氷アクリル酸14
0.00g、および50.00gの脱イオン水中の過硫
酸ナトリウム16.00gの開始剤溶液のそれぞれ10
%を加えた。2−3℃の発熱に続いて、残余のモノマ
ー、開始剤溶液、および50%の水酸化ナトリウム水溶
液140.00gを、攪拌下、2時間で、一定速度で別
々にフラスコに加えた。添加終了後、反応系を92℃で
30分保持した。反応混合物を70.00gの脱イオン
水で希釈し、残留アリルアルコールを蒸留により除去し
た。
【0048】得られた重合体溶液は、pH6.3および
固形分39.4%を有していた。重量平均分子量(M
w)は、8,480であり、そして数平均分子量(M
n)は5,050であった。残留アクリル酸は、301
ppmmであり、残留アリルアルコールは検出できなか
った。
【0049】実施例3 機械式撹拌機、還流冷却器、温度計、および単量体、連
鎖移動剤、および開始剤溶液を徐々に添加するための入
り口を装備した0.5Lの4っ口フラスコに、脱イオン
水45.00g、マレイン酸52.00g、50%の水
酸化ナトリウム溶液60.90g、および13.00g
のアリルアルコールを加えた。内容物を90℃に加熱し
た。次いで、45.00gの脱イオン水中の次亜リン酸
ナトリウム5.20gの溶液の50%を加えた。添加
後、氷アクリル酸65.00g、および残りの次亜リン
酸ナトリウム溶液を、別々にそれぞれ120分と105
分で攪拌下に加えた。添加終了後、反応系を92−94
℃で30分保持した。重合体溶液を51gの脱イオン水
と50%水酸化ナトリウム溶液52.3gで希釈し、蒸
留により固形分48.7%に濃縮した。
【0050】得られた重合体溶液は、pH6.5を有し
ていた。重量平均分子量(Mw)は、3,870であ
り、そして数平均分子量(Mn)は3,280であっ
た。残留アクリル酸は781ppmmであり、残留マレ
イン酸は1161ppmであった。
【0051】実施例4 機械式撹拌機、還流冷却器、温度計、および単量体、連
鎖移動剤および開始剤溶液を徐々に添加するための入り
口を装備した0.5Lの4っ口フラスコに、脱イオン水
58.00g、マレイン酸32.50g、3−アリルオ
キシ−1,2−プロパンジオール19.50g、0.1
5%FeSO4・7H2Oの3.00g、および50%水
酸化ナトリウム水溶液16.80gを加えた。フラスコ
内容物を85℃に加熱し、その後、以下の供給物流れ
を、攪拌下、2時間で、一定速度で別々にフラスコに加
えた:氷アクリル酸78.00g、20.00gの脱イ
オン水中の過硫酸ナトリウム3.25gの溶液、および
脱イオン水35.00g中のピロ亜硫酸ナトリウム1
3.00gの溶液。添加完了後、反応混合物を85℃に
おいて30分間維持し、次いで77℃に冷却した。これ
に5.00gの脱イオン水中の過硫酸ナトリウム0.1
2gを加えた。5分間攪拌した後、再度5.00gの脱
イオン水中の過硫酸ナトリウム0.12gを加えた。溶
液を40.00gの脱イオン水で希釈し、水酸化ナトリ
ウムの50%水溶液98.80gを徐々に追加してpH
を調整した。
【0052】得られた重合体溶液は、pH6.5および
固形分43.0%を有していた。Mwは、8,350で
あり、そしてMnは5,140であった。残留アクリル
酸は1900ppmであり、残留マレイン酸は4100
ppmであった。
【0053】実施例5−54 洗浄剤コンセントレートのアルカリ溶解性および貯蔵安
定性 本発明の重合体添加剤のアルカリ溶解性および貯蔵安定
性を次の方法により試験した:118ミリリットル(4
−オンス)のガラス製ジャー(glass jar)
に、重合体固形分2.0gを添加し、次いで水を加えて
全重量を20.00gにした。次いで、氷浴中のこの溶
液に、50%水酸化ナトリウム水溶液80.00gを、
温度が25℃を越えないように撹拌しながら加えた。こ
の溶液を観察するまで静置した。
【0054】室温において少なくとも1週間沈殿または
相分離が生じないならば、本発明の重合体添加剤は満足
なアルカリ溶解性または貯蔵安定性を示すとした(表2
参照)。表2における溶解性のデータは、80%苛性ア
ルカリ水溶液(50%水酸化ナトリウム)中の重合体添
加剤2重量%において試験した結果に基づいている。ま
た、ある種の重合体添加剤については、80%苛性アル
カリ水溶液中の重合体添加剤1重量%において、時間を
延長して試験した。これらのデータは、「アルカリ溶解
性」の欄の中において、1%レベルにおいて溶解性であ
った最小の週数を示している上付の書き込みとして示し
た(4または7)。表2に用いられた略字は、それらに相
応する記載と共に以下に列挙した。また、重合体添加剤
の組成は、アクリル酸、マレイン酸、および不飽和非イ
オン化性モノマー(X)の相対割合によって示した。実
施例5,6、および14は、不飽和非イオン化性単量体
を含有しない比較例の重合体添加剤組成物である。ま
た、50〜70%AA、11〜31%MALACおよび
11〜31%HEAを含有する重合体添加剤の高苛性ア
ルカリ濃厚溶液中の溶解性を評価し、前述の条件下で不
溶性であることを見出した。
【0055】 AA =アクリル酸 MALAC=マレイン酸 AOP =3−アリルオキシ−1,2−プロパンジオ
ール ALC =アリルアルコール AOE =アリルオキシエタノール HEA =アクリル酸ヒドロキシエチル NA =分析不実施 + =苛性アルカリに可溶 − =苛性アルカリに不溶
【0056】
【表2】
【0057】実施例24 スケール防止−試験方法 本発明の重合体添加剤のスケール防止性(スポッティン
グ防止効率)を、ビン洗いおよびCIP作業において典
型的に遭遇する温度条件および苛性アルカリ農度条件
(60℃において0.5%水酸化ナトリウム水溶液)を
擬製し、60℃において1昼夜貯蔵後、顕微鏡のスライ
ド上に形成された炭酸塩スケールの量を測定することに
より評価した。
【0058】苛性アルカリ(水酸化ナトリウム)および
重合体添加剤200ppm(0.02重量%)を含有す
る試験用水溶液を調製した。水の硬度はCaCO3とし
て400ppmに等価とした。顕微鏡のスライドを、試
験用水溶液を含有するビーカー中に入れ、ビーカーおよ
びそれらの内容物を60℃において1昼夜(約14〜1
8時間)維持した。次いで、顕微鏡のスライドをビーカ
ーから取りだし、それらの清浄度を次の尺度で評価し
た;「0」は、「炭酸塩スケールがない」(清浄なスラ
イド)を表し、そして「5」は「多量の炭酸塩スケール
が形成されている」(スライドが炭酸塩の白層によって
全部覆われている)を表す。スポッティング防止値は表
2にまとめられている。0.5%水酸化ナトリウム水溶
液の存在下で、(重合体添加剤なしに)100ppmに
おいて単独で使用された公知のホスホン酸塩スケール防
止剤の典型的なスポッティング防止値は0.5であっ
た。一般的に、満足のできるスケール防止は、2〜3よ
り少ないかまたは等しい、好ましくは1より少ないかま
たは等しい、より好ましくは0.5より少ないかまたは
等しいスポッティング防止値によって示される。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水性溶液において、 (a) 重合単位として、(i) アクリル酸、メタク
    リル酸およびそれらの水溶性塩の1種またはそれ以上か
    ら選ばれた不飽和モノカルボン酸単量体を全重合体重量
    に基づいて、20〜80%、(ii)不飽和ジカルボン酸
    単量体を全重合体重量に基づいて、0〜65%、(ii
    i)式(I) CH2=C(R1)CH(R2)OR3 (I) 〔式中、R1は、水素、メチル、および−CH2OHから
    選ばれ、 R2は、水素、メチル、および−CH2OHから選ばれ、 R3は、水素、CH2CH(CH3)OH、−CH2CH2
    OH、および(C3−C12)含有ポリオール残基から選
    ばれる、 の単量体の1種またはそれ以上から選ばれた不飽和非イ
    オン化性単量体を全重合体重量に基づいて、5〜50
    %、 を含む、水溶性重合体を全洗浄剤コンセントレート重量
    に基づいて1〜10%;および (b) 水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウムの1種
    またはそれ以上から選ばれた水酸化アルカリ金属を、全
    洗浄剤コンセントレート重量に基づいて15〜50%、 を混合することを含む、安定な水性洗浄剤コンセントレ
    ートの製造方法。
  2. 【請求項2】 水溶性重合体が、重合単位として、不飽
    和モノカルボン酸単量体40〜55重量%、不飽和ジカ
    ルボン酸単量体30〜50重量%、および不飽和非イオ
    ン化性単量体10〜20重量%を含む、請求項1に記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 水溶性重合体が重合単位として、不飽和
    モノカルボン酸単量体60〜80重量%、不飽和ジカル
    ボン酸単量体0〜10重量%、および不飽和非イオン化
    性単量体20〜40重量%を含む、請求項1に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 不飽和非イオン化性単量体が、アリルア
    ルコールおよび3−アリルオキシ−1,2−プロパンジ
    オールの1種またはそれ以上から選ばれる、請求項1に
    記載の方法。
  5. 【請求項5】 水性溶液において、水酸化アルカリ金属
    を全洗浄剤コンセントレート重量に基づいて、25から
    40%を混合することを含む、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 水性溶液において水溶性重合体を全洗浄
    剤コンセントレート重量に基づいて1〜2%混合するこ
    とを含む、請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 ビルダー、金属イオン封鎖剤、水溶性界
    面活性剤、消泡剤、腐食防止剤、漂白剤、安定剤、スポ
    ッティング防止剤、および不透明剤の1種またはそれ以
    上から選ばれた公知の洗浄剤添加剤を、全洗浄剤コンセ
    ントレート重量に基づいて1〜20%混合することを含
    む、請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 (a) 重合単位として、(i) アク
    リル酸、メタクリル酸およびそれらの水溶性塩の1種ま
    たはそれ以上から選ばれた不飽和モノカルボン酸単量体
    を全重合体重量に基づいて、20〜80%、(ii)不飽
    和ジカルボン酸単量体を全重合体重量に基づいて、0〜
    65%、(iii)式(I) CH2=C(R1)CH(R2)OR3 (I) 〔式中、R1は、水素、メチル、および−CH2OHから
    選ばれ、 R2は、水素、メチル、および−CH2OHから選ばれ、 R3は、水素、CH2CH(CH3)OH、−CH2CH2
    OH、および(C3−C12)含有ポリオール残基から選
    ばれる、 の単量体の1種またはそれ以上から選ばれた不飽和非イ
    オン化性単量体を全重合体重量に基づいて、5〜50
    %、 を含む、水溶性重合体を全洗浄剤コンセントレート重量
    に基づいて1〜10%; (b) 水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウムの1種
    またはそれ以上から選ばれた水酸化アルカリ金属を、全
    洗浄剤コンセントレート重量に基づいて15〜50%;
    および (c) 水を含む、水性洗浄剤コンセントレート。
  9. 【請求項9】 重合体が重量平均分子量4,000〜1
    0,000を有する、請求項8に記載の洗浄剤コンセン
    トレート。
  10. 【請求項10】 全洗浄剤コンセントレート重量に基づ
    いて、ビルダー、金属イオン封鎖剤、水溶性界面活性
    剤、消泡剤、腐食防止剤、漂白剤、安定剤、スポッティ
    ング防止剤、および不透明剤の1種またはそれ以上から
    選ばれた公知の洗浄剤添加剤1〜20%を更に含有す
    る、請求項8に記載する洗浄剤コンセントレート。
  11. 【請求項11】 請求項8の洗浄剤コンセントレート
    を、水を用いて0.1〜5重量%の洗浄剤溶液に希釈す
    ることにより生成された洗浄剤溶液。
  12. 【請求項12】 汚れた硬質表面材料を、請求項11に
    記載された洗浄剤溶液の有効量と接触させることを含
    む、硬質表面材料の洗浄方法。
  13. 【請求項13】 (a) 重合単位として、(i) ア
    クリル酸、メタクリル酸およびそれらの水溶性塩の1種
    またはそれ以上から選ばれた不飽和モノカルボン酸単量
    体を全重合体重量に基づいて、20〜80%、(ii)不
    飽和ジカルボン酸単量体を全重合体重量に基づいて、0
    〜65%、(iii)式(I) CH2=C(R1)CH(R2)OR3 (I) 〔式中、R1は、水素、メチル、および−CH2OHから
    選ばれ、 R2は、水素、メチル、および−CH2OHから選ばれ、 R3は、水素、CH2CH(CH3)OH、−CH2CH2
    OH、および(C3−C12)含有ポリオール残基から選
    ばれる、 の単量体の1種またはそれ以上から選ばれた不飽和非イ
    オン化性単量体を全重合体重量に基づいて、5〜50
    %、 を含む、水溶性重合体を、全洗浄剤溶液重量に基づい
    て、0.005〜0.4%; (b) 水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウムの1種
    またはそれ以上から選ばれた水酸化アルカリ金属を、全
    洗浄剤溶液重量に基づいて、0.1〜3%;および (c) 水を含む、洗浄剤溶液。
  14. 【請求項14】 ビルダー、金属イオン封鎖剤、水溶性
    界面活性剤、消泡剤、腐食防止剤、漂白剤、安定剤、ス
    ポッティング防止剤、および不透明剤の1種またはそれ
    以上から選ばれた従来の洗浄剤添加剤を全洗浄剤溶液重
    量に基づいて、0.001〜2%更に含有している、請
    求項13に記載する洗浄剤溶液。
  15. 【請求項15】 別々の成分として、水溶性重合体、水
    酸化アルカリ金属の20〜50%水溶液、および水を混
    合することを含み、かつ重合体、水酸化アルカリ金属溶
    液および水を、別々の流れとしてインライン混合システ
    ム中に加える、請求項13に記載の洗浄剤溶液の製造方
    法。
  16. 【請求項16】 汚れた硬質表面材料を、請求項13に
    記載された洗浄剤溶液の有効量と接触させることを含
    む、硬質表面材料の洗浄方法。
JP8323341A 1995-11-20 1996-11-20 水性洗浄剤コンセントレートおよびその製造方法 Withdrawn JPH09194882A (ja)

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