JPH09194309A - バクテリアまたは藻の成長を抑制する方法 - Google Patents
バクテリアまたは藻の成長を抑制する方法Info
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- JPH09194309A JPH09194309A JP8305497A JP30549796A JPH09194309A JP H09194309 A JPH09194309 A JP H09194309A JP 8305497 A JP8305497 A JP 8305497A JP 30549796 A JP30549796 A JP 30549796A JP H09194309 A JPH09194309 A JP H09194309A
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D285/00—Heterocyclic compounds containing rings having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by groups C07D275/00 - C07D283/00
- C07D285/01—Five-membered rings
- C07D285/02—Thiadiazoles; Hydrogenated thiadiazoles
- C07D285/04—Thiadiazoles; Hydrogenated thiadiazoles not condensed with other rings
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- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01N—PRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
- A01N43/00—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
- A01N43/72—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with nitrogen atoms and oxygen or sulfur atoms as ring hetero atoms
- A01N43/82—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with nitrogen atoms and oxygen or sulfur atoms as ring hetero atoms five-membered rings with three ring hetero atoms
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ジチアゾール化合物の殺菌性化合物としての
使用。 【解決手段】 工業的対象におけるバクテリアまたは藻
の成長を抑制する方法であって、以下の構造式Iまたは
IIを有する即効性で非環境残留性の殺菌性化合物の少
なくとも1種の有効量を対象中、対象に、または対象上
に導入する、前記の方法: 【化1】 式中、XおよびYは、Cl、BrおよびIから独立に選
択され、Aは 【化2】 O、S、またはN−Rであり、Rはフェニル、置換フェ
ニル、ベンジル、メチル、またはエチルであり、R1は
(C1−C8)アルキルであり、R2およびR3は、Hおよ
び(C1−C8)アルキルから独立に選択される。
使用。 【解決手段】 工業的対象におけるバクテリアまたは藻
の成長を抑制する方法であって、以下の構造式Iまたは
IIを有する即効性で非環境残留性の殺菌性化合物の少
なくとも1種の有効量を対象中、対象に、または対象上
に導入する、前記の方法: 【化1】 式中、XおよびYは、Cl、BrおよびIから独立に選
択され、Aは 【化2】 O、S、またはN−Rであり、Rはフェニル、置換フェ
ニル、ベンジル、メチル、またはエチルであり、R1は
(C1−C8)アルキルであり、R2およびR3は、Hおよ
び(C1−C8)アルキルから独立に選択される。
Description
【0001】本発明は、微生物の成長を抑制しまたは禁
止する殺菌性化合物の使用に関する。より詳細には、本
発明はジチアゾール化合物の殺菌性化合物としての使用
に関する。
止する殺菌性化合物の使用に関する。より詳細には、本
発明はジチアゾール化合物の殺菌性化合物としての使用
に関する。
【0002】殺菌性化合物は種々の用途において幅広い
スペクトルの微生物を抑制するために商業的に使用され
ている。バイエル社のドイツ特許2848221Aは、
1,2,3−ジチアゾール化合物と、その医薬品用途に
おける抗菌性化合物としての使用を開示する。この特許
は、工業用途におけるバクテリアまたは藻の成長を抑制
し、または禁止するための化合物としての用途を開示も
示唆もしていない。Mooreの米国特許4,059,
590号はある種の4−ハロ−5−アリール−1,2,
3−ジチアゾール化合物と、その除草剤および殺かび剤
としての使用を開示する。しかし、工業用途におけるバ
クテリアまたは藻の成長を抑制し、または禁止するため
の化合物としての用途を開示も示唆もしていない。
スペクトルの微生物を抑制するために商業的に使用され
ている。バイエル社のドイツ特許2848221Aは、
1,2,3−ジチアゾール化合物と、その医薬品用途に
おける抗菌性化合物としての使用を開示する。この特許
は、工業用途におけるバクテリアまたは藻の成長を抑制
し、または禁止するための化合物としての用途を開示も
示唆もしていない。Mooreの米国特許4,059,
590号はある種の4−ハロ−5−アリール−1,2,
3−ジチアゾール化合物と、その除草剤および殺かび剤
としての使用を開示する。しかし、工業用途におけるバ
クテリアまたは藻の成長を抑制し、または禁止するため
の化合物としての用途を開示も示唆もしていない。
【0003】多くの殺菌性化合物における課題は、微生
物を殺す速度が遅すぎること、および/または化合物が
環境に残留することである。環境において吸着可能な有
機ハロゲン化合物に対する関心が高まってきている。環
境中に残留せず、減少されたハロゲン含有量であり、即
効性(quick speed of kill)を有する殺菌性化合物に
対する要求がある。
物を殺す速度が遅すぎること、および/または化合物が
環境に残留することである。環境において吸着可能な有
機ハロゲン化合物に対する関心が高まってきている。環
境中に残留せず、減少されたハロゲン含有量であり、即
効性(quick speed of kill)を有する殺菌性化合物に
対する要求がある。
【0004】本発明は、工業的対象におけるバクテリア
または藻の成長を抑制する方法であって、以下の構造式
IまたはIIを有する殺菌性化合物の少なくとも1種の
有効量を対象中、対象に、または対象上に導入する前記
方法に関する:
または藻の成長を抑制する方法であって、以下の構造式
IまたはIIを有する殺菌性化合物の少なくとも1種の
有効量を対象中、対象に、または対象上に導入する前記
方法に関する:
【0005】
【化3】
【0006】式中、XおよびYは、Cl、BrおよびI
から独立に選択され、Aは
から独立に選択され、Aは
【0007】
【化4】
【0008】O、S、またはN−Rであり、Rはフェニ
ル、置換フェニル、ベンジル、メチル、またはエチルで
あり、R1は(C1−C8)アルキルであり、R2およびR
3は、Hおよび(C1−C8)アルキルから独立に選択さ
れる。
ル、置換フェニル、ベンジル、メチル、またはエチルで
あり、R1は(C1−C8)アルキルであり、R2およびR
3は、Hおよび(C1−C8)アルキルから独立に選択さ
れる。
【0009】本発明の他の態様は構造式IIを有する殺
菌性化合物、並びに水および/または水混和性有機溶剤
をさらに含む組成物を提供する。構造式IおよびIIの
化合物は種々の工業的対象について有用である。好適な
工業的対象としては、たとえば木材、塗料、接着剤、コ
ーキング剤、マスチック剤、ラテックス、パルプおよび
紙スラリー、織物、皮革、プラスチック、厚紙、潤滑
剤、石鹸、化粧品、洗浄剤、家庭用品、冷却水塔、空気
洗浄機、パルプおよび紙プロセス水、金属作動流体、顔
料スラリー、写真加工液体および燃料があげられる。好
ましい工業的対象は、冷却水塔、空気洗浄機、パルプお
よび紙プロセス水、および顔料スラリーである。
菌性化合物、並びに水および/または水混和性有機溶剤
をさらに含む組成物を提供する。構造式IおよびIIの
化合物は種々の工業的対象について有用である。好適な
工業的対象としては、たとえば木材、塗料、接着剤、コ
ーキング剤、マスチック剤、ラテックス、パルプおよび
紙スラリー、織物、皮革、プラスチック、厚紙、潤滑
剤、石鹸、化粧品、洗浄剤、家庭用品、冷却水塔、空気
洗浄機、パルプおよび紙プロセス水、金属作動流体、顔
料スラリー、写真加工液体および燃料があげられる。好
ましい工業的対象は、冷却水塔、空気洗浄機、パルプお
よび紙プロセス水、および顔料スラリーである。
【0010】工業的対象においてバクテリアまたは藻の
成長を抑制するために有用である構造式IまたはIIの
化合物の量は、当業者に公知である。典型的な量は、保
護される対象の0.1から2000ppmである。好ま
しい殺菌性化合物の量は、0.1から300ppmであ
り、1から25ppmが特に好ましい。
成長を抑制するために有用である構造式IまたはIIの
化合物の量は、当業者に公知である。典型的な量は、保
護される対象の0.1から2000ppmである。好ま
しい殺菌性化合物の量は、0.1から300ppmであ
り、1から25ppmが特に好ましい。
【0011】置換フェニルの語は、その水素の1以上が
他の置換基で置換されたフェニル基をいう。好適な置換
基の例としては、(C1−C3)アルキル、(C1−C3)
アルコキシ、ヒドロキシ、ニトロ、ハロ、シアノ、およ
び(C1−C3)アルキルチオがあげられる。
他の置換基で置換されたフェニル基をいう。好適な置換
基の例としては、(C1−C3)アルキル、(C1−C3)
アルコキシ、ヒドロキシ、ニトロ、ハロ、シアノ、およ
び(C1−C3)アルキルチオがあげられる。
【0012】本明細書においては、殺菌性化合物は、殺
バクテリア剤、および殺藻剤を包含し、殺菌活性の語
は、工業的対象におけるバクテリアまたは藻のような微
生物の成長を防止し、抑制し、またはこれらを殺すこと
を包含する。
バクテリア剤、および殺藻剤を包含し、殺菌活性の語
は、工業的対象におけるバクテリアまたは藻のような微
生物の成長を防止し、抑制し、またはこれらを殺すこと
を包含する。
【0013】本発明において好ましく使用される殺菌性
化合物としては、たとえば、4−クロロ−5H−1,
2,3−ジチアゾール−5−オン、5−(p−ニトロフ
ェニルイミノ)−4−クロロ−1,2,3−ジチアゾー
ル、および5−(2−クロロフェニルイミノ)−4−ク
ロロ−1,2,3−ジチアゾールがあげられる。
化合物としては、たとえば、4−クロロ−5H−1,
2,3−ジチアゾール−5−オン、5−(p−ニトロフ
ェニルイミノ)−4−クロロ−1,2,3−ジチアゾー
ル、および5−(2−クロロフェニルイミノ)−4−ク
ロロ−1,2,3−ジチアゾールがあげられる。
【0014】構造式IIの化合物は、対応する4−ハロ
ジチアゾロンを適当なアルキル化剤で、バージリオらの
米国特許4,508,908号に一般的に記載されてい
る方法により4級化することにより調製される。ジメチ
ルサルフェート、ジエチルサルフェート、メチルフルオ
ロスルホネート、トリメチルオキソニウム ヘキサクロ
ロアンチモネート、トリエチルオキソニウム フルオロ
ボレート、n−プロピルまたはn−オクチル トリフル
オロメタン スルホネート、トリメチルオキソニウム
ヘキサフルオロホスフェート、メチルトリフルオロメタ
ン スルホネート、アリル トリフルオロメタン スル
ホネートのような、もっとも反応性の高いアルキル化剤
を使用することが好ましい。4級化反応は、4−ハロジ
チアゾロンとアルキル化剤を20から100℃の温度
で、反応させることにより行われる。この反応は、トル
エン、ヘキサン、またはキシレンのような溶剤の存在ま
たは非存在下で行うことができる。構造式IIの化合物
は公知の手段により精製されることができる。
ジチアゾロンを適当なアルキル化剤で、バージリオらの
米国特許4,508,908号に一般的に記載されてい
る方法により4級化することにより調製される。ジメチ
ルサルフェート、ジエチルサルフェート、メチルフルオ
ロスルホネート、トリメチルオキソニウム ヘキサクロ
ロアンチモネート、トリエチルオキソニウム フルオロ
ボレート、n−プロピルまたはn−オクチル トリフル
オロメタン スルホネート、トリメチルオキソニウム
ヘキサフルオロホスフェート、メチルトリフルオロメタ
ン スルホネート、アリル トリフルオロメタン スル
ホネートのような、もっとも反応性の高いアルキル化剤
を使用することが好ましい。4級化反応は、4−ハロジ
チアゾロンとアルキル化剤を20から100℃の温度
で、反応させることにより行われる。この反応は、トル
エン、ヘキサン、またはキシレンのような溶剤の存在ま
たは非存在下で行うことができる。構造式IIの化合物
は公知の手段により精製されることができる。
【0015】殺生物剤の能力は、1以上の他の殺生物剤
と組み合わせることにより向上する場合のあることは当
業界において公知である。すなわち、他の公知の殺生物
剤を本発明の殺生物剤と効果的に組み合わせることがで
きる。本発明の殺生物剤と好適に組み合わされる殺生物
剤としては、たとえば、5−クロロ−2−メチル−3−
イソチアゾロン、2−メチル−3−イソチアゾロン、
2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド、ブ
ロモクロロジメチルヒダントイン、メチレン−ビス−チ
オシアネート、グルタルアルデヒド、4級アンモニウム
化合物、2−n−オクチル−3−イソチアゾロン、4,
5−ジクロロ−2−n−オクチル−3−イソチアゾロ
ン、ヨードプロパルギル ブチルカルバメート、1,2
−ジブロモ−2,4−ジシアノブタン、2−チオシアノ
メチルチオベンゾチアゾール、テトラクロロイソフタロ
ニトリル、5−ブロモ−5−ニトロ−1,3−ジオキサ
ン、2−ブロモ−2−ニトプロパンジオール、N,N’
−ジメチルヒドロキシ−5,5’−ジメチルヒダントイ
ン、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、および
4,5−トリメチレン−2−メチル−3−イソチアゾロ
ンがあげられるが、これらに制限されるものではない。
本発明の殺生物剤と、5−クロロ−2−メチル−3−イ
ソチアゾロン、2−メチル−3−イソチアゾロン、2,
2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド、ブロモ
クロロジメチルヒダントイン、メチレン−ビス−チオシ
アネート、グルタルアルデヒド、4級アンモニウム化合
物、およびこれらの混合物との組み合わせが好ましい。
以下において実施例により本発明をより詳細に説明する
が、本発明の範囲はこれらの実施例により何ら制限され
るものではない。
と組み合わせることにより向上する場合のあることは当
業界において公知である。すなわち、他の公知の殺生物
剤を本発明の殺生物剤と効果的に組み合わせることがで
きる。本発明の殺生物剤と好適に組み合わされる殺生物
剤としては、たとえば、5−クロロ−2−メチル−3−
イソチアゾロン、2−メチル−3−イソチアゾロン、
2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド、ブ
ロモクロロジメチルヒダントイン、メチレン−ビス−チ
オシアネート、グルタルアルデヒド、4級アンモニウム
化合物、2−n−オクチル−3−イソチアゾロン、4,
5−ジクロロ−2−n−オクチル−3−イソチアゾロ
ン、ヨードプロパルギル ブチルカルバメート、1,2
−ジブロモ−2,4−ジシアノブタン、2−チオシアノ
メチルチオベンゾチアゾール、テトラクロロイソフタロ
ニトリル、5−ブロモ−5−ニトロ−1,3−ジオキサ
ン、2−ブロモ−2−ニトプロパンジオール、N,N’
−ジメチルヒドロキシ−5,5’−ジメチルヒダントイ
ン、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、および
4,5−トリメチレン−2−メチル−3−イソチアゾロ
ンがあげられるが、これらに制限されるものではない。
本発明の殺生物剤と、5−クロロ−2−メチル−3−イ
ソチアゾロン、2−メチル−3−イソチアゾロン、2,
2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド、ブロモ
クロロジメチルヒダントイン、メチレン−ビス−チオシ
アネート、グルタルアルデヒド、4級アンモニウム化合
物、およびこれらの混合物との組み合わせが好ましい。
以下において実施例により本発明をより詳細に説明する
が、本発明の範囲はこれらの実施例により何ら制限され
るものではない。
【0016】実施例1 4−クロロ−5H−1,2,3−ジチアゾール−5−オ
ンの調製 4−クロロ−5H−1,2,3−ジチアゾール−5−オ
ンをドイツ国特許2848221A1の実施例2に開示
された方法で調製した。
ンの調製 4−クロロ−5H−1,2,3−ジチアゾール−5−オ
ンをドイツ国特許2848221A1の実施例2に開示
された方法で調製した。
【0017】実施例2 5−(p−ニトロフェニルイミノ)−4−クロロ−1,
2,3−ジチアゾールの調製 5−(p−ニトロフェニルイミノ)−4−クロロ−1,
2,3−ジチアゾールをドイツ国特許2848221A
1の実施例4に開示された方法で調製した。
2,3−ジチアゾールの調製 5−(p−ニトロフェニルイミノ)−4−クロロ−1,
2,3−ジチアゾールをドイツ国特許2848221A
1の実施例4に開示された方法で調製した。
【0018】実施例3 5−(2−クロロフェニルイミノ)−4−クロロ−1,
2,3−ジチアゾールの調製 5−(2−クロロフェニルイミノ)−4−クロロ−1,
2,3−ジチアゾールをドイツ国特許2848221A
1の実施例4に開示された方法で調製した。
2,3−ジチアゾールの調製 5−(2−クロロフェニルイミノ)−4−クロロ−1,
2,3−ジチアゾールをドイツ国特許2848221A
1の実施例4に開示された方法で調製した。
【0019】実施例4 殺菌力試験 本発明の殺菌性化合物の殺菌活性のスペクトル、および
殺菌活性に及ぼすアニオン性界面活性剤の効果を最低阻
止濃度(MIC)試験により評価した。MICは最小塩
培地(Minimal Salts Media:M9G)、トリプティケ
ースソイブロス(TSB)、またはトリプティケースソ
イブロスとアニオン性界面活性剤(TSB+AOS)中
において、化合物を倍数階段希釈することにより測定さ
れた。試験は、試験化合物の保存溶液または、典型的に
はアセトン、メタノールおよび水の5:3:2溶液中の
1重量%の濃度である保存分散液を使用して行われた。
保存溶液を、初期化合物濃度が500ppmとなるよう
に培地に施した。試験の準備が完了したら、最初の容器
をのぞく階段希釈用のそれぞれの容器に、化合物を含ま
ないブロスを同体積で入れた。最初の容器は試験化合物
を出発濃度(starting concentration)で有する、2倍
の体積のブロスを有していた。最初の容器からブロスの
半分を第2の容器に移した。混合した後、得られたもの
の体積の半分を第2の容器から第3の容器に移した。こ
の操作をそれぞれ500,250,125,63,3
1,16,8,4,2,1,0.5,0.25ppmの
濃度が得られるように繰り返した。それぞれの容器に次
いで適当な試験生物の細胞サスペンジョンを接種した。
試験生物とそれらのソースは表1に示した。
殺菌活性に及ぼすアニオン性界面活性剤の効果を最低阻
止濃度(MIC)試験により評価した。MICは最小塩
培地(Minimal Salts Media:M9G)、トリプティケ
ースソイブロス(TSB)、またはトリプティケースソ
イブロスとアニオン性界面活性剤(TSB+AOS)中
において、化合物を倍数階段希釈することにより測定さ
れた。試験は、試験化合物の保存溶液または、典型的に
はアセトン、メタノールおよび水の5:3:2溶液中の
1重量%の濃度である保存分散液を使用して行われた。
保存溶液を、初期化合物濃度が500ppmとなるよう
に培地に施した。試験の準備が完了したら、最初の容器
をのぞく階段希釈用のそれぞれの容器に、化合物を含ま
ないブロスを同体積で入れた。最初の容器は試験化合物
を出発濃度(starting concentration)で有する、2倍
の体積のブロスを有していた。最初の容器からブロスの
半分を第2の容器に移した。混合した後、得られたもの
の体積の半分を第2の容器から第3の容器に移した。こ
の操作をそれぞれ500,250,125,63,3
1,16,8,4,2,1,0.5,0.25ppmの
濃度が得られるように繰り返した。それぞれの容器に次
いで適当な試験生物の細胞サスペンジョンを接種した。
試験生物とそれらのソースは表1に示した。
【0020】
【表1】 表 1生物 ソース Escherichia coli ATCC 11229 Rhodotorula rubra R+H 156(混合エマルションから単離された) Pseudomonas aeruginosa ATCC 15442 Aspergillus niger ATCC 6275
【0021】バクテリアはブロス中で、かびは寒天斜面
で、試験される種に好適な温度でしばらく成長させられ
た。藻は緑藻とらん藻の混合物が養分メディア中で成長
させられた。成長期間の最後に、バクテリアの場合は細
胞を分散させるためにブロスをボルテックス(vortex)
した。かびの場合には、水を斜面上にピペッティング
(pipetting)して胞子を集め殺菌白金耳(loop)で胞
子を移動させた。細胞/胞子サスペンジョンはインキュ
ベーション時間、温度、および希釈体積を調節すること
により規格化された。サスペンジョンはついでブロス化
合物を含む容器に接種された。容器はついで適当な温度
でインキュベートされた。インキュベーション後、容器
は成長の有無について評価された。最小阻止濃度(MI
C)は試験生物の成長が完全に禁止された化合物濃度の
最小値として定義される。MIC試験の結果を表2に示
す。
で、試験される種に好適な温度でしばらく成長させられ
た。藻は緑藻とらん藻の混合物が養分メディア中で成長
させられた。成長期間の最後に、バクテリアの場合は細
胞を分散させるためにブロスをボルテックス(vortex)
した。かびの場合には、水を斜面上にピペッティング
(pipetting)して胞子を集め殺菌白金耳(loop)で胞
子を移動させた。細胞/胞子サスペンジョンはインキュ
ベーション時間、温度、および希釈体積を調節すること
により規格化された。サスペンジョンはついでブロス化
合物を含む容器に接種された。容器はついで適当な温度
でインキュベートされた。インキュベーション後、容器
は成長の有無について評価された。最小阻止濃度(MI
C)は試験生物の成長が完全に禁止された化合物濃度の
最小値として定義される。MIC試験の結果を表2に示
す。
【0022】
【表2】 表 2 最小阻止濃度(ppm) E.Coli E.Coli P.aeruginosa A.niger R.Rubra E.coli 化合物 M9G TSB TSB TSB TSB TSBA 1 19 >300 125 75 7.5 300 2 250 500 500 50 50 500 3 32 500 500 50 50 500
【0023】実施例5 藻に対する最小阻止濃度 藻に対する最小阻止濃度を、培地に施される保存溶液の
体積が化合物濃度25ppmの試験当初濃度を与えるの
に十分なものにした以外は先の試験と同じ方法により評
価された。試験生物とそのソースは表3に示した。MI
C試験の結果は表4に示す。
体積が化合物濃度25ppmの試験当初濃度を与えるの
に十分なものにした以外は先の試験と同じ方法により評
価された。試験生物とそのソースは表3に示した。MI
C試験の結果は表4に示す。
【0024】
【表3】 表 3生物 ソース(UTEX#) Chlorella pyrenoidosa 1230 Scenedesmus quadricauda 614 Anabaena flos-aquae 426 Phormidium luridum var olivace 584
【0025】
【表4】 表 4 最小阻止濃度(ppm) 化合物 Chlorella Scenedesmus Anabaena Phormidium 4-クロロ-5H-1,2,3-シ゛チアソ゛ール-5-オン 3.9 3.9 3.9 7.8
【0026】データから、4−クロロ−5H−1,2,
3−ジチアゾール−5−オンが少量で藻の成長を禁止す
ることがわかる。
3−ジチアゾール−5−オンが少量で藻の成長を禁止す
ることがわかる。
【0027】実施例6 殺菌速度 本発明の化合物の殺菌速度を合成冷却塔水(SCW)中
で、以下の手順により評価した。2リットルのフラスコ
に30gのTSBを計り入れ、ついで1リットルの脱イ
オン水を加え、フラスコをスワーリング(swirling)し
てTSBを完全に溶解してTSB培地を調製した。培地
を121℃で20分オートクレーブで加熱した。栄養物
保存溶液を、以下のものを2リットルフラスコに計り入
れて調製した:5.28gの硝酸アンモニウム、2.0
8gの無水リン酸カリウム、4.62gのブドウ糖、2
1.50gの炭酸ナトリウム、および20.10gの硫
酸カリウム。水で全体積を1リットルにした。溶液を殺
菌濾過し、室温で貯蔵した。硬度保存液(hardness sto
ck)を、以下のものを2リットルフラスコに計り入れて
調製した:59.36gの塩化カルシウム(2水和
物)、45.02gの塩化マグネシウム(6水和物)、
0.18gの塩化第2鉄(6水和物)、および0.24
gのエチレンジアミンテトラ酢酸。水で全体積を1リッ
トルにした。溶液を殺菌濾過し、室温で貯蔵した。
で、以下の手順により評価した。2リットルのフラスコ
に30gのTSBを計り入れ、ついで1リットルの脱イ
オン水を加え、フラスコをスワーリング(swirling)し
てTSBを完全に溶解してTSB培地を調製した。培地
を121℃で20分オートクレーブで加熱した。栄養物
保存溶液を、以下のものを2リットルフラスコに計り入
れて調製した:5.28gの硝酸アンモニウム、2.0
8gの無水リン酸カリウム、4.62gのブドウ糖、2
1.50gの炭酸ナトリウム、および20.10gの硫
酸カリウム。水で全体積を1リットルにした。溶液を殺
菌濾過し、室温で貯蔵した。硬度保存液(hardness sto
ck)を、以下のものを2リットルフラスコに計り入れて
調製した:59.36gの塩化カルシウム(2水和
物)、45.02gの塩化マグネシウム(6水和物)、
0.18gの塩化第2鉄(6水和物)、および0.24
gのエチレンジアミンテトラ酢酸。水で全体積を1リッ
トルにした。溶液を殺菌濾過し、室温で貯蔵した。
【0028】濃縮コロージョン/スケール防止剤保存液
を、以下のものを2リットルフラスコに計り入れて調製
した:238.5gの脱イオン水、水酸化カリウムの4
5重量%水溶液125.0g、トリトリアゾール(toly
triazole)の49.5−51重量%水溶液23.0g、
アクリル系ポリマーの42−44重量%水溶液63.5
g、および2−ホスホノ−1,2,4−ブタントリカル
ボン酸のほぼ50重量%水溶液50.0g。すべての液
体が溶解するまでフラスコをスワーリングし、溶液を殺
菌濾過し、室温で貯蔵した。濃縮コロージョン/スケー
ル防止剤保存液は、濃縮コロージョン/スケール防止剤
保存液9.20ミリリットルを2リットルのフラスコに
入れ、1リットルの体積まで水を入れ、スワーリングす
ることによりコロージョン/スケール防止剤保存液を調
製するために使用される。得られたコロージョン/スケ
ール防止剤保存液は殺菌濾過し、室温で貯蔵した。SC
Wは900ミリリットルの脱イオン水と10.88ミリ
リットルの栄養剤保存液(pH=10−13)を2リッ
トルのフラスコに加えて調製された。pHを6に調整
し、ついで10.88ミリリットルの硬度保存液を加え
た。ついで10.88ミリリットルのコロージョン/ス
ケール防止剤保存液を加えた。pHを8.5に調節し、
脱イオン水で全体積を1リットルにした。得られた最終
溶液は殺菌濾過し、室温で貯蔵した。
を、以下のものを2リットルフラスコに計り入れて調製
した:238.5gの脱イオン水、水酸化カリウムの4
5重量%水溶液125.0g、トリトリアゾール(toly
triazole)の49.5−51重量%水溶液23.0g、
アクリル系ポリマーの42−44重量%水溶液63.5
g、および2−ホスホノ−1,2,4−ブタントリカル
ボン酸のほぼ50重量%水溶液50.0g。すべての液
体が溶解するまでフラスコをスワーリングし、溶液を殺
菌濾過し、室温で貯蔵した。濃縮コロージョン/スケー
ル防止剤保存液は、濃縮コロージョン/スケール防止剤
保存液9.20ミリリットルを2リットルのフラスコに
入れ、1リットルの体積まで水を入れ、スワーリングす
ることによりコロージョン/スケール防止剤保存液を調
製するために使用される。得られたコロージョン/スケ
ール防止剤保存液は殺菌濾過し、室温で貯蔵した。SC
Wは900ミリリットルの脱イオン水と10.88ミリ
リットルの栄養剤保存液(pH=10−13)を2リッ
トルのフラスコに加えて調製された。pHを6に調整
し、ついで10.88ミリリットルの硬度保存液を加え
た。ついで10.88ミリリットルのコロージョン/ス
ケール防止剤保存液を加えた。pHを8.5に調節し、
脱イオン水で全体積を1リットルにした。得られた最終
溶液は殺菌濾過し、室温で貯蔵した。
【0029】富化合成冷却水(enriched synthetic coo
ling water:ESCW)を、ブドウ糖と酵母抽出物(ye
ast extract)を、それぞれ最終濃度3000mg/リ
ットルおよび1000mg/リットルとなるように添加
して調製した。試験されるバクテリアの保存培養物は、
冷凍されたバクテリア保存培養物の白金耳1杯の培養物
をTSB寒天平板に接種することにより調製した。それ
ぞれの平板は1種のバクテリアのみによって条痕(stre
ak)された。平板はついで1晩30℃でインキュベート
され、密封され、最大1ヶ月までの使用時まで冷凍機に
入れられた。保存培養物を形成するために以下の生物が
使用された。 Pseudomonas aeruginosa ATCC 15442 Klebsiella pneumonia ATCC 13883 Enterobacter aerogenes ATCC 13048
ling water:ESCW)を、ブドウ糖と酵母抽出物(ye
ast extract)を、それぞれ最終濃度3000mg/リ
ットルおよび1000mg/リットルとなるように添加
して調製した。試験されるバクテリアの保存培養物は、
冷凍されたバクテリア保存培養物の白金耳1杯の培養物
をTSB寒天平板に接種することにより調製した。それ
ぞれの平板は1種のバクテリアのみによって条痕(stre
ak)された。平板はついで1晩30℃でインキュベート
され、密封され、最大1ヶ月までの使用時まで冷凍機に
入れられた。保存培養物を形成するために以下の生物が
使用された。 Pseudomonas aeruginosa ATCC 15442 Klebsiella pneumonia ATCC 13883 Enterobacter aerogenes ATCC 13048
【0030】接種原(inocula)は、接種白金耳で1つ
のバクテリアコロニーを冷凍保存培養物から、125ミ
リリットルのエルレンマイヤーフラスコ中の50ミリリ
ットルのESCWに移動させることにより調製した。フ
ラスコは30℃に加熱したシェーカーの上に1晩置かれ
た。培養物はついで1ミリリットルあたり108コロニ
ー形成単位(CFU)となるよう、660nmにおいて
0.3光学濃度単位(optical density units:OD)
に調節された。所望であれば、接種原の濃度はSCWを
加えることにより調節される。それぞれのバクテリアの
接種原が660nmにおいて0.3ODに調節された、
3種の接種原を混合し、試験される3種のバクテリアが
1:1:1で混合された接種原を形成した。それぞれの
試験される殺菌性化合物の保存溶液をDMSO中の1重
量%溶液として調製した。試験される殺菌性化合物は本
発明の4−クロロ−5H−1,2,3−ジチアゾール−
5−オンおよび公知の商業的な殺菌性化合物であるメチ
レンビスチオシアネート(比較例)である。
のバクテリアコロニーを冷凍保存培養物から、125ミ
リリットルのエルレンマイヤーフラスコ中の50ミリリ
ットルのESCWに移動させることにより調製した。フ
ラスコは30℃に加熱したシェーカーの上に1晩置かれ
た。培養物はついで1ミリリットルあたり108コロニ
ー形成単位(CFU)となるよう、660nmにおいて
0.3光学濃度単位(optical density units:OD)
に調節された。所望であれば、接種原の濃度はSCWを
加えることにより調節される。それぞれのバクテリアの
接種原が660nmにおいて0.3ODに調節された、
3種の接種原を混合し、試験される3種のバクテリアが
1:1:1で混合された接種原を形成した。それぞれの
試験される殺菌性化合物の保存溶液をDMSO中の1重
量%溶液として調製した。試験される殺菌性化合物は本
発明の4−クロロ−5H−1,2,3−ジチアゾール−
5−オンおよび公知の商業的な殺菌性化合物であるメチ
レンビスチオシアネート(比較例)である。
【0031】試験サンプルは以下のようにして調製され
た。1から8の番号をつけた8個の125ミリリットル
エルレンマイヤーフラスコのそれぞれに、SCW49.
5ミリリットルを加えた。サンプル1はSCWのみを含
むブランクである。サンプル2から8には、0.5ミリ
リットルの混合バクテリア接種原が加えられた。サンプ
ル2は、SCWと接種原のみを含む未処理の対照であ
る。サンプル3から8には本発明の化合物または比較例
の化合物が投与されている。投与に先立ち、投与される
体積がそれぞれのフラスコから除去され、最終体積が5
0ミリリットルに保持されるようにした。サンプル3か
ら5にはそれぞれ4−クロロ−5H−1,2,3−ジチ
アゾール−5−オンの1,5および10ppmが投与さ
れた。サンプル6から8にはそれぞれメチレンビスチオ
シアネートの1,5および10ppmが投与された。ブ
ランクおよび未処理の対照サンプルから時間ゼロにおい
て2ミリリットルを採取した。ついですべてのサンプル
を35℃でシェーカーの上に置いた。それぞれのサンプ
ルの上澄みを1,3,6,24及び48時間にサンプリ
ングした。それぞれの上澄みをTSBを含むマイクロタ
イタープレートに、10倍階段希釈法により接種した。
それぞれのプレートは30℃で48時間インキュベート
した。それぞれのプレートはついで成長について評価さ
れた。成長のあったウェルの数をコンピュータープログ
ラムに入力し、CFU/mlの最確値(most probable
number:MPN)を計算した。6時間後におけるCFU
/mlの対数で、比較例と比べて3の減少は即効性があ
ると認められる。データは以下の表5に示す。
た。1から8の番号をつけた8個の125ミリリットル
エルレンマイヤーフラスコのそれぞれに、SCW49.
5ミリリットルを加えた。サンプル1はSCWのみを含
むブランクである。サンプル2から8には、0.5ミリ
リットルの混合バクテリア接種原が加えられた。サンプ
ル2は、SCWと接種原のみを含む未処理の対照であ
る。サンプル3から8には本発明の化合物または比較例
の化合物が投与されている。投与に先立ち、投与される
体積がそれぞれのフラスコから除去され、最終体積が5
0ミリリットルに保持されるようにした。サンプル3か
ら5にはそれぞれ4−クロロ−5H−1,2,3−ジチ
アゾール−5−オンの1,5および10ppmが投与さ
れた。サンプル6から8にはそれぞれメチレンビスチオ
シアネートの1,5および10ppmが投与された。ブ
ランクおよび未処理の対照サンプルから時間ゼロにおい
て2ミリリットルを採取した。ついですべてのサンプル
を35℃でシェーカーの上に置いた。それぞれのサンプ
ルの上澄みを1,3,6,24及び48時間にサンプリ
ングした。それぞれの上澄みをTSBを含むマイクロタ
イタープレートに、10倍階段希釈法により接種した。
それぞれのプレートは30℃で48時間インキュベート
した。それぞれのプレートはついで成長について評価さ
れた。成長のあったウェルの数をコンピュータープログ
ラムに入力し、CFU/mlの最確値(most probable
number:MPN)を計算した。6時間後におけるCFU
/mlの対数で、比較例と比べて3の減少は即効性があ
ると認められる。データは以下の表5に示す。
【0032】
【表5】 表 5 MPN(CFU/ml)の対数サンプル 殺菌性化合物 0時間 1時間 3時間 6時間 24時間 1 ブランク <1.11 <1.11 <1.11 <1.11 <1.11 2 未処理対照 6.26 6.67 6.76 7.81 7.49 3 実施例(1ppm) - 6.76 6.76 6.26 8.06 4 実施例(5ppm) - 3.49 <1.11 <1.11 4.06 5 実施例(10ppm) - 2.06 <1.11 <1.11 2.06 6 比較例(1ppm) - 6.67 6.49 5.76 4.49 7 比較例(5ppm) - 6.26 6.76 5.49 <1.11 8 比較例(10ppm) - 6.44 6.49 5.26 <1.11
【0033】データは、5ppmおよび10ppmの4
−クロロ−5H−1,2,3−ジチアゾール−5−オン
は1時間で効果を示すのに対し、公知の市販の殺菌性化
合物であるメチレンビスチオシアネートは、10ppm
でも24時間までは効果がない。
−クロロ−5H−1,2,3−ジチアゾール−5−オン
は1時間で効果を示すのに対し、公知の市販の殺菌性化
合物であるメチレンビスチオシアネートは、10ppm
でも24時間までは効果がない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダイアン・リン・アンテス アメリカ合衆国ペンシルバニア州18954− 1314、リッチボロ、イースト・ジョージア ナ・ドライブ 16 (72)発明者 ピーター・オセイ−ジーマー アメリカ合衆国ペンシルバニア州19044、 ホーシャム、ハント・ドライブ 141
Claims (5)
- 【請求項1】 工業的対象におけるバクテリアまたは藻
の成長を抑制する方法であって、以下の構造式Iまたは
IIを有する即効性で非環境残留性の殺菌性化合物の少
なくとも1種の有効量を対象中、対象に、または対象上
に導入する、前記の方法: 【化1】 式中、XおよびYは、Cl、BrおよびIから独立に選
択され、 Aは 【化2】 O、S、またはN−Rであり、 Rはフェニル、置換フェニル、ベンジル、メチル、また
はエチルであり、 R1は(C1−C8)アルキルであり、 R2およびR3は、Hおよび(C1−C8)アルキルから独
立に選択される。 - 【請求項2】 前記殺菌性化合物の前記有効量が前記工
業的対象の総重量に基づいて0.1から300ppmで
ある、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 前記工業的対象が、木材、塗料、接着
剤、コーキング剤、マスチック剤、ラテックス、パルプ
および紙スラリー、織物、皮革、プラスチック、厚紙、
潤滑剤、石鹸、化粧品、洗浄剤、家庭用品、工業用冷却
水、金属作動流体、顔料スラリー、写真加工液体および
燃料からなる群から選択される、請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 構造式IIの殺菌性化合物。
- 【請求項5】 構造式IIの殺菌性化合物、水および/
または水混和性有機溶剤とを含む組成物。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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US006,244 | 1995-11-03 | ||
US729,991 | 1996-10-11 | ||
US08/729,991 US5688744A (en) | 1995-11-03 | 1996-10-11 | Antimicrobial compounds with quick speed of kill |
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JPH09194309A true JPH09194309A (ja) | 1997-07-29 |
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JP8305497A Withdrawn JPH09194309A (ja) | 1995-11-03 | 1996-11-01 | バクテリアまたは藻の成長を抑制する方法 |
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EP (1) | EP0771527B1 (ja) |
JP (1) | JPH09194309A (ja) |
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CA (1) | CA2189188A1 (ja) |
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ZA200508883B (en) * | 2004-11-16 | 2006-07-26 | Rohm & Haas | Microbicidal composition |
GB0500785D0 (en) * | 2005-01-14 | 2005-02-23 | Novartis Ag | Organic compounds |
WO2008108508A1 (en) * | 2007-03-07 | 2008-09-12 | Fm Therapeutics Co., Ltd. | Adenosine derivatives, method for the synthesis thereof, and the pharmaceutical compositions for the prevention and treatment of the inflammatory diseases containing the same as an active ingredient |
WO2009091402A1 (en) * | 2008-01-17 | 2009-07-23 | Gideon Eden | Co2 optical sensor for detection and enumeration of microorganisms |
WO2012045726A2 (en) | 2010-10-07 | 2012-04-12 | Bayer Cropscience Ag | 5-heteroarylimino-1,2,3-dithiazoles |
US9131683B2 (en) | 2011-09-30 | 2015-09-15 | The Sherwin-Williams Company | High quality antimicrobial paint composition |
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---|---|---|---|---|
BE756075A (fr) * | 1969-09-11 | 1971-03-11 | Hoechst Ag | 5-aryl-3h-1,2,4-dithiazoles, leur preparation et les medicaments qui encontiennent |
US3956303A (en) * | 1973-10-09 | 1976-05-11 | Bullock Greg A | Certain dithiazolylidene ureas |
US4059590A (en) * | 1976-06-21 | 1977-11-22 | Chevron Research Company | Certain 4-halo-5-aryl-1,2,3-dithiazole compounds and their preparation |
US4508908A (en) | 1978-10-16 | 1985-04-02 | Givaudan Corporation | 2-Alkyl-3-haloisothiazolium salts and their derivatives |
DE2848221A1 (de) * | 1978-11-07 | 1980-05-14 | Bayer Ag | 1,2,3-dithiazolderivate, verfahren zu ihrer herstellung sowie ihre verwendung als arzneimittel |
JPS55102506A (en) * | 1979-01-29 | 1980-08-05 | Kuraray Co Ltd | Dithiazole-based fungicide for agriculture and gardening |
US5266567A (en) * | 1991-10-24 | 1993-11-30 | Rohm And Haas Company | Halopropargylated cyclic quaternary ammonium compounds as antimicrobial agents |
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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