JPH09194142A - 糸状物の溶着方法および装置 - Google Patents
糸状物の溶着方法および装置Info
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- JPH09194142A JPH09194142A JP2604696A JP2604696A JPH09194142A JP H09194142 A JPH09194142 A JP H09194142A JP 2604696 A JP2604696 A JP 2604696A JP 2604696 A JP2604696 A JP 2604696A JP H09194142 A JPH09194142 A JP H09194142A
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- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
とができる糸状物の接合方法および装置を提供すること
である。 【解決手段】 糸状物を所定の速度で送出する繰出し機
構1と、第1の糸状物に対して第2の糸状物を交差させ
た状態で支持する支持機構2と、糸状物の交差部を加熱
して溶着させる加熱溶着機構3と、糸状物の接合操作の
ために所定量の糸状物を貯留しておく貯留機構4とによ
り構成してある。
Description
樹脂フイルムの細帯状物等の糸状物を織機、編み機等の
加工機を停止することなく供給することができる糸状物
の接合方法および装置に関するものである。
成繊維糸条、合成樹脂フイルムの細帯状物等の糸状物を
織機、編み機等の加工機に連続して供給する場合は、予
め予備のパッケージを準備してその端部を糸継ぎ装置に
よって接続している。
合成繊維弾性糸、合成樹脂フイルムの細帯状物の場合に
は糸継ぎ操作の際に糸状部の一部が延伸されて細くなっ
て強度が低下したり、糸状物特有の摩擦力、弾性力等に
よって結び目が解けたりするという問題がある。
例えば特公昭46−14584号公報に記載されている
ような受台の断面が略半円状の底部を有する溝中に2本
の糸状物を重ね合わせた状態で載置し、この溝に嵌挿す
るように形成された先細り状の先端部を有するフランジ
ャーによって2本の糸状物を押圧せしめた状態で超音波
振動を作用させて溶着せしめる装置が提案されている。
を溝内において重ね合わせた状態で溶着する方法では糸
状物の直径寸法と溝の幅寸法に誤差があったり、糸状物
の弾性変形量が大きかったりすると2本の糸状物を確実
に溶着することができないという問題がある。
で溶着されるため、溶着部が長くなり、織り斑、染斑等
の原因になるという問題がある。
溶着することができると共に溶着部を小さくすることが
できる糸状物の接合方法および装置を提供することを課
題とするものである。
めに本発明の糸状物の接合方法は請求項1のような先に
繰出している糸状物に対して待機している糸状物を交差
させ、前記糸状物の交差部を加熱部材によって押圧して
溶着せしめるようにしてある。
うな一方の糸状物を他方の糸状物に対して交差させた状
態で支持する糸状物の支持機構と、糸状物の交差部を溶
着する加熱溶着機構とを備えた構成、請求項3のような
糸状物の支持機構と加熱溶着機構を挟んで一方に糸状物
の繰出し機構を、他方に糸状物の貯留機構を備えた構成
にしてある。
走行糸状物を停止させる停止手段と、平坦な糸状物の押
圧面を有し、少なくとも一方が移動する一対の加熱部材
とを備えた構成、請求項5のような加熱部材に糸状物の
切断部材を備えた構成にすることができる。
の構成の一実施例を示す概略正面図、図2は平面図であ
って、糸状物の接合装置は糸状物を所定の速度で送出す
る繰出し機構1と、第1の糸状物に対して第2の糸状物
を交差させた状態で支持する支持機構2と、糸状物の交
差部を加熱して溶着させる加熱溶着機構3と、糸状物の
接合操作のために所定量の糸状物を貯留しておく貯留機
構4とにより構成されている。
によって回転自在に取付けられた第1ローラ6、7と第
2ローラ8、9と、第1ローラ6、7を同一方向に回転
させる駆動装置11と、第2ローラ8、9を回転させる
駆動装置12とにより構成されており、第1ローラ6、
7上に載置された糸状物の巻取パッケージ100または
第1ローラ6、7上に載置された糸状物の巻取パッケー
ジ101を夫々回転させて第1の糸状物110または第
2の糸状物111を所定の速度で送出する。
とチエンあるいはプーリとベルト等の回転伝達部材によ
って電動機の回転が各ローラ6〜9に伝達されるように
なっている。
通のインバータ(図示せず)によって回転速度が制御さ
れるようになっている。
ってパッケージを回転させるフリクション駆動型のもの
であるが、パッケージ緊締用のスピンドルが架台に回転
自在に装着され、電動機によってスピンドルが回転され
るように構成された直接駆動型のものを使用することも
できる。
すように第1の糸状物60を水平な状態で走行させる案
内手段13と第2の糸状物61を第1の糸状物60に対
して交差させた状態で支持する支持手段14とが加熱溶
着機構3に近接するように架台15上に設置されてい
る。
着機構3より繰出し機構1側位置にブラケット17によ
って取付けられた第1ガイト16と、この第1ガイト1
6と加熱溶着機構3と同一線状でかつ加熱溶着機構3を
挟むように架台15にブラケット19によって取付けら
れた第2ガイド18と、この第2ガイト18に近接し、
各ガイド16、18と同一線上に位置するよう架台15
にブラケット21によって回転自在に取付けられた溝ロ
ーラ20とにより構成されている。
規制する案内部16aと、走行中の第1の糸状物110
に接触しないように予備の第2の糸状物111を支持す
る支持部16bが形成され、糸状物の溶着が済んで第2
の糸状物111が走行すると案内部16aに落ち込むよ
うになっている。
して糸掛け準備位置と第1の糸状物110と直交する溶
着操作位置に移動させる挾持部材22と、溶着操作位置
の挾持部材22と加熱溶着機構3と同一線上でかつ加熱
溶着機構3を挟むように設置された第3ガイド23とに
より構成されている。
に突設された杆体24を支点に回動するブラケット26
に取付けられた挾持片25と、このブラケット26に突
設された回動用のレバー27とにより構成され、第3ガ
イド23は架台15に設置されたシリンダー28のピス
トンロットに取付けられたブラケット30と、このフラ
ケット30に取付けられたガイド29とにより構成され
ている。
は第2の糸状物111を第1の糸状物110より上方に
位置するように支持し、溶着が済むと下降してガイド2
9のU字状案内溝から第2の糸状物111を解放する。
れた下部加熱部材31と、待機位置と溶着位置に昇降す
る上部加熱部材32とにより構成されている。
抗体等により発熱する発熱体(図示せず)を内装し架台
15に取付けられた下部加熱体33と、下部加熱体33
の先端部33aに取付けられた平坦な押圧面34aを有
し円形状の押圧片34と、下部加熱体33の先端部周面
33bに取付けられた刃物35とにより構成され、上部
加熱部材32は上述の杆体24に昇降自在に取付けられ
たブラケット36と、架台15に設置された枠体37に
取付けられ、ピストンロットがブラケット36に連結さ
れたシリンダー38と、このブラケット36に一体的に
取付けられた筒体39と、誘導コイル、抵抗体等により
発熱する発熱体(図示せず)を内装し筒体中に移動自在
に取付けられた上部加熱体40と、上部加熱体40を所
定の力で押圧するスプリング41と、上部加熱体40の
先端部40aに取付けられた平坦な押圧面42aを有し
円形状の押圧片42と、筒体39の先端部周面39aに
取付けられた刃物43とにより構成されている。
があるセラミック、テフロン樹脂等を使用することがで
き、テフロン樹脂を使用するのが好ましい。
る2本の糸状物を同時に切断する円弧状の刃を有するも
のあるいは各糸状物に対応させて設置する平板状の刃を
有するものを使用する。
下から噛み合うようになっているが、この刃物35、4
3は各加熱体33、40の加熱よって所定の温度に昇温
されるため糸状物は刃と熱によって切断される。
発熱体(図示せず)には電力供給用のケーブルが接続さ
れており、予め設定された温度に昇温する。
の間には走行糸状物の停止手段44が設置してあり、挾
持面が糸状物の走行路の下方に位置するように架台15
に取付けられた受け台45と、枠体47によって架台1
5に取り付けられたシリンダー46と、このシリンダー
46のピストンロッドに取付けられけ、受け台45の上
面とで糸状物を挾持する挾持片48とにより構成されて
いる。
は電磁式シリンダーあるいは流体シリンダーを使用す
る。
に柱状体49に昇降自在に取付けられた可動貯留手段5
0と、柱状体49の所定位置に取付けられた固定貯留手
段51と、可動貯留手段50の昇降手段52とにより構
成されている。
示せず)と繰出し機構4との速度差を吸収する場合、溶
着操作時に糸状物加工処理装置(図示せず)を停止する
ことなく連続して糸状物を供給する場合に使用すること
ができる。
成されたガイド(図示せず)に移動自在に取付けられた
枠体53と、この枠体53に回転自在に取付けられた溝
ローラ54と、枠体53に設置された溝ローラ回転用の
駆動装置55とにより構成されている。
付けられた枠体56と、この枠体56に回転自在に取付
けられた溝ローラ57と、枠体56に設置された溝ロー
ラ回転用の駆動装置58とにより構成されている。
動機と回転伝達部材とにより構成され、溝ローラ54、
57を夫々所定の速度で回転させる。
はスプロケットホイルとチエンを使用する。
4、57と回転伝達部材のプーリを一体的に連結して強
制的に駆動する構成あるいは溝ローラ54、57と回転
伝達部材のプーリを回転自在に連結して回転部の摩擦抵
抗力によって回転を伝達する構成にする。
脂、アルミニウム等の軽量材料を使用する。
ト60が取付けられた電動機59と、柱状体49の上端
部に回転自在に取付けられたスプロケット61と、スプ
ロケット60、61に張架され、かつその端部が可動貯
留手段50の枠体53に連結されたチエン62と、枠体
53を吊り上げるようにチエンあるいはロープ(図示せ
ず)によって連結されたバランス用ウエイト63とによ
り構成され、可動貯留手段50を所定の速度で昇降させ
るようになっている。
固定貯留手段51の溝ローラ57とは交互に位置するよ
うに配設されており、可動貯留手段50の上昇によって
走行中の糸状物110が溝ローラ54によって掬い上げ
られて蛇行状に貯留される。
固定貯留手段51の溝ローラ57の個数および可動貯留
手段50の昇降量は糸状物の走行速度、溶着動作時間等
に基づいて適宜設定する。
装置11、12、55、58、電動機59等は入力機
能、記憶機能、比較演算機能、動作指令機能等を有する
制御装置(図示せず)からの信号に基づいて作動する。
糸状物の繰出し速度とから算出され量が予め設定された
量になって制御装置(図示せず)からの動作開始信号に
基づいて行なわれる。
ケージ残量検出信号あるいは作業者の目視による動作開
始入力信号に基づいて行なうこともできる。
を説明する。
においては、加熱溶着機構3の上部加熱部材32と停止
手段44の挾持片48は夫々上方の待機位置に、第3ガ
イド23のガイド29は糸状物の支持位置にあり、貯留
機構4の可動貯留手段50は固定貯留手段51より下方
に位置している。
6、7上に第1のパッケージ100を、第2のローラ
8、9上に第2のパッケージ101を夫々載置し、パッ
ケージ100から引出した第1の糸状物110を第1ガ
イド16、加熱溶着機構3の下部加熱部材31の押圧片
34と上部加熱部材32の押圧片42との間、停止手段
44の受け台45と挾持片48との間、第2ガイド1
8、溝ローラ20、貯留機構4の可動貯留手段50と固
定貯留手段51の間を通して編機、織り機等の加工機
(図示せず)の所定位置に係止する。
2の糸状物111を第1ガイド16の支持部16bに引
掛けた状態で第3ガイド23のガイド29のU字状案内
溝に通し、この状態で挾持部材22のレバー27を反時
計方向に回動させて挾持片25を加熱溶着機構3から離
反した位置に移動させて糸状物の端部をこの挾持片25
の窪み部に食込ませ、レバー27を時計方向に回動させ
て挾持片25を加熱溶着機構3の近接位置に移動させ
る。
11は加熱溶着機構3の下部加熱部材31の押圧片34
と上部加熱部材32の押圧片42との間で第1の糸状物
110の上方部に位置し、2本の糸状物を平面的に見る
と交差した状態になる。
の糸状物110の繰出し操作中に行なうこともできる。
ず)を始動させると共に第1ローラ6、7を回転させて
第1の糸状物110を予め設定された速度で繰出して加
工処理を行なう。
われると、貯留機構4の駆動装置55、58および電動
機59に動作指令信号が送られて溝ローラ54、57が
所定の速度で回転されると共に、可動貯留手段50が所
定の速度で上昇して第1の糸状物110が貯留される。
110が繰出されると、制御装置(図示せず)から繰出
し機構1の駆動装置11に動作指令信号が送られて第1
ローラ6、7の回転が停止して第1の糸状物110の繰
出しを停止すると同時に停止手段44のシリンダー46
に動作指令信号が送られてピストンロッドが突出して挾
持片48が下降し、第1の糸状物110が挾持される
と、貯留機構4の可動貯留手段50が下降して貯留して
いた第1の糸状物110が加工機(図示せず)に繰出さ
れる。
2のシリンダー38に動作指令信号が送られてピストン
ロッドが突出して筒体39と共に上部加熱体40が下降
し、上部加熱体40に取付けられた押圧片42と下部加
熱部材31に取付けられた押圧片34とによって第1の
糸状物110と第2の糸状物111の交差部が予め設定
された時間押圧されると2本の糸状物は交差部で溶着さ
れる。
2と押圧片34が当接するとその位置に停止するが筒体
39はシリンダー38のピストンロッドが引続き突出す
るためスプリング41を圧縮して下降する。
と下部加熱部材31に取付けられ、所定の温度に加熱さ
れた刃物35が上下から噛み合って押圧部から繰出し機
構1側に位置する第1の糸状物110aと押圧部から挾
持部材22側に位置する第2の糸状物111aが切断さ
れる。
のない弾性糸のような糸状物の場合は加熱された刃物の
熱によって溶断され、剛性のある合成繊維のような糸状
物の場合は刃物の刃によって切断される。
と、シリンダー38のピストンロッドが引込んで筒体3
9と共に上部加熱体40が待機位置に戻る。
ダー28のピストンロッドが引込んでガイド29が待機
位置に戻り、第2の糸状物110がU字状案内溝から解
放されると、第1ガイド16の支持部16bから案内部
16aに落ち込む。
ピストンロッドが引込んで挾持片48が待機位置に戻り
第1の糸状物110が解放される。
12に動作指令信号が送られて第2ローラ8、9が回転
されて第2のパッケージ101から第2の糸状物110
が第1ガイド16、第2ガイド18を通って加工機(図
示せず)に繰出される。
われると、貯留機構4の各電動機57、64、67に動
作指令信号が送られて溝ローラ55、62が所定の速度
で回転されると共に、可動貯留手段50が所定の速度で
上昇して第1の糸状物111が貯留される。
ージ101から繰出されると第1の糸状物110から第
2の糸状物111への溶着、切替え動作が完了する。
ように先に繰出している糸状物に対して待機している糸
状物を交差させ、前記糸状物の交差部を加熱部材によっ
て押圧して溶着せしめるようにしているため、糸状物の
太さ、弾性変形量等に関係なく2本の糸状物を確実に溶
着することができる。
うに一方の糸状物を他方の糸状物に対して交差させた状
態で支持する糸状物の支持機構と、前記糸状物の交差部
を溶着する加熱溶着機構とを備えた構成にしているた
め、2本の糸状物を交差させた状態で確実に溶着するこ
とができる。
と加熱溶着機構を挟んで一方に糸状物の繰出し機構を、
他方に糸状物の貯留機構を備えた構成にすると、加工機
を停止することなく連続的に糸状物を供給することがで
き、さらに請求項4のような加熱溶着機構が、走行糸状
物を停止させる停止手段と、平坦な押圧面を有し少なく
とも一方が移動する一対の加熱部材とを備えた構成にす
ると、走行している糸状物を確実に停止させた状態で2
本の糸状を加熱して溶着することができ、請求項5のよ
うな加熱部材に糸状物の切断部材を備えた構成にすると
糸状物が溶着されると直ちに余分な糸状物を切断するこ
とができる。
略正面である。
正面図である。
ある。
Claims (5)
- 【請求項1】 巻取パッケージから糸状物を繰出して加
工機に連続的に供給する工程において、先に繰出してい
る糸状物に対して待機している糸状物を交差させ、前記
糸状物の交差部を加熱部材によって押圧して溶着せしめ
ることを特徴とする糸状物の接合方法。 - 【請求項2】 巻取パッケージから糸状物を繰出して加
工機に連続的に供給する工程において、一方の糸状物を
他方の糸状物に対して交差させた状態で支持する糸状物
の支持機構と、前記糸状物の交差部を溶着する加熱溶着
機構とを備えていることを特徴とする糸状物の接合装
置。 - 【請求項3】 糸状物支持機構と加熱溶着機構を挟んで
一方に糸状物の繰出し機構を、他方に糸状物の貯留機構
を備えていることを特徴とする糸状物の接合装置。 - 【請求項4】 加熱溶着機構が、糸状物の走行を停止さ
せる停止手段と、平坦な糸状物の押圧面を有し、少なく
とも一方が移動する一対の加熱部材とを備えていること
を特徴とする請求項2または請求項3に記載の糸状物の
接合装置。 - 【請求項5】 加熱部材に糸状物の切断部材を備えてい
ることを特徴とする請求項4に記載の糸状物の接合装
置。
Priority Applications (4)
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JP2604696A JPH09194142A (ja) | 1996-01-19 | 1996-01-19 | 糸状物の溶着方法および装置 |
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