JPH09194034A - 箱体の整列段積み装置 - Google Patents

箱体の整列段積み装置

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JPH09194034A
JPH09194034A JP2331496A JP2331496A JPH09194034A JP H09194034 A JPH09194034 A JP H09194034A JP 2331496 A JP2331496 A JP 2331496A JP 2331496 A JP2331496 A JP 2331496A JP H09194034 A JPH09194034 A JP H09194034A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 箱体の誤検出による整列不良や設定変更時の
センサの損傷を防止すると共に、設定変更を容易にして
作業性を向上する。 【解決手段】 昇降コンベア23上の箱体2の個数を検
出する整列個数検出センサ28を設定整列個数に応じて
遮蔽する整列個数設定シャッタ31を設けると共に、箱
体2の積上げ段数を検出する積上げ段数検出センサ33
を設定積上げ段数に応じて遮蔽する積上げ段数設定シャ
ッタ36を設ける構成としている。従って、箱体2の整
列条件設定時には、整列個数検出センサ28に対し整列
個数設定シャッタ31を移動させ、積上げ段数検出セン
サ33に対し積上げ段数設定シャッタ36を移動させる
ことにより容易に整列条件を設定できる。また、整列個
数検出センサ28、積上げ段数検出センサ33を固定す
ることにより、検出センサ28,33の破損を防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば化粧品、食
料品、薬品等を収容した箱体を整列状態に積上げるのに
用いて好適な箱体の整列段積み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、化粧品、食料品、薬品等の製品
を製造する工場では、例えば、製品を所定の個数ずつ小
型の箱に入れた状態で、箱体の整列段積み装置によって
この箱を複数個を一列として複数段に積上げて整列し、
輸送用の大型の箱に積めて出荷するようにしている。
【0003】そこで、この種の従来技術による箱体の整
列段積み装置を図6ないし図9に基づいて説明する。
【0004】図中、1はコンベア装置を示し、該コンベ
ア装置1は、化粧品、食料品、薬品等の製品が収容され
た箱体2を後述する箱体の整列段積み装置11に向けて
矢示A方向に搬送するものである。
【0005】11はコンベア装置1の下流側に設けられ
た箱体の整列段積み装置を示し、該箱体の整列段積み装
置11は、後述する箱体段積みケース12、整列個数検
出センサ18、積上げ段数検出センサ19から大略構成
されている。
【0006】12は箱体2を5個を一列として6段積み
まで整列可能な箱体段積みケースで、該箱体段積みケー
ス12は、後述する昇降コンベア13、ガイド板14,
15等から大略構成されている。
【0007】13はコンベア装置1に連続するように配
設された昇降コンベアを示し、該昇降コンベア13は、
コンベア装置1によって順次搬送されてくる箱体2を下
流側に向けて矢示A方向に搬送するもので、該昇降コン
ベア13上には、最大5個の箱体2が一列に並ぶように
なっている。また、昇降コンベア13の下側には、当該
昇降コンベア13を昇,降動作する昇降機構13Aが設
けられ、該昇降機構13Aは、昇降コンベア13を常時
はコンベア装置1と同一平面上に位置させ、昇降コンベ
ア13の上面側に設定数の箱体2が並んだときには該昇
降コンベア13を所定位置まで上昇させるものである。
【0008】14,15は昇降コンベア13を挟むよう
に左,右に配設された方形状のガイド板を示し、該ガイ
ド板14,15のうち、搬送方向の左側に位置するガイ
ド板14には、後述する水平スリット16と垂直スリッ
ト17とが形成されている。そして、ガイド板14,1
5は、昇降コンベア13によって上昇される各箱体2を
左,右から挟むようにガイドするものである。
【0009】16はガイド板14の下側に形成された水
平スリットで、該水平スリット16は、昇降コンベア1
3によって搬送される箱体2に沿うように、該昇降コン
ベア13の搬送方向に伸長して形成されている。そし
て、水平スリット16には、昇降コンベア13上に供給
される各箱体2の一列分の個数を検出する整列個数検出
センサ18が移動可能に取付けられている。
【0010】17はガイド板14の下流側に形成された
垂直スリットで、該垂直スリット17は、最下流側に位
置して昇降コンベア13によって上昇される箱体2に沿
うように、段積み方向(上下方向)に伸長して形成され
ている。そして、垂直スリット17には、各箱体2が積
上げられたときの段数を検出する積上げ段数検出センサ
19が移動可能に取付けられている。
【0011】18はガイド板14の水平スリット16に
矢示B,B′方向に移動可能に取付けられた整列個数検
出センサを示し、該整列個数検出センサ18は、例えば
発光素子と受光素子(いずれも図示せず)を備えた反射
式のセンサとして形成され、前方に箱体2が配置された
ときにリード線18Aを介して制御装置(図示せず)に
信号を出力するものである。ここで、整列個数検出セン
サ18は、コンベア装置1から昇降コンベア13上に供
給された箱体2が該昇降コンベア13上に一列に何個並
んだかを検出するもので、この従来技術では昇降コンベ
ア13上に箱体2が5個並んだことを検出するために、
最上流側となる5個目の箱体2の有,無を検出できるよ
うに水平スリット16の上流端側に位置決めされている
(一列の設定箱体数5個)。
【0012】19はガイド板14の垂直スリット17に
矢示C,C′方向に移動可能に取付けられた積上げ段数
検出センサを示し、該積上げ段数検出センサ19は、整
列個数検出センサ18と同様に、例えば発光素子と受光
素子を備えた反射式のセンサとして形成され、前方に箱
体2が配置されたときにリード線19Aを介して制御装
置に信号を出力するものである。ここで、積上げ段数検
出センサ19は、昇降コンベア13上に配置された5個
の箱体2を昇降コンベア13で上昇して積上げたとき
に、各箱体2が何段まで積上げられたかを検出するもの
で、この従来技術では箱体2が4段積みされたことを検
出するために、最下流側の4段目の箱体2の有,無を検
出できるように垂直スリット17の中間部に位置決めさ
れている(設定積上げ段数4段)。
【0013】従来技術による箱体の整列段積み装置はこ
のように構成されるもので、次に、その動作について説
明する。
【0014】まず、コンベア装置1によって箱体2が順
次矢示A方向に搬送されてくると、該箱体2は、昇降コ
ンベア13上に乗移り、該昇降コンベア13の下流端に
設けられたストッパ(図示せず)に当接する。そして、
図7に示す如く、昇降コンベア13上に5個の箱体2が
一列に並ぶと、この5個目の箱体2を整列個数検出セン
サ18が検出して制御装置に信号を出力する。これによ
り、制御装置は昇降機構13Aに信号を出力し、図8に
示すように昇降コンベア13と共に5個の箱体2を上昇
させる。そして、昇降コンベア13と共に上昇された5
個の箱体2は、所定量上昇された位置で保持装置(図示
せず)によって上方で保持され、昇降コンベア13だけ
がコンベア装置1まで下降し、図9に示すように、次の
箱体2の供給を待つ。
【0015】そして、上述した動作を繰返し、図6に示
すように、ガイド板14,15間に各箱体2が4段に積
上げられると、積上げ段数検出センサ19が4段目で最
下流側に位置する箱体2を検出して制御装置に信号を出
力する。これにより、制御装置は図示しない排出装置に
よって各箱体2を5個ずつ4段積みとなった合計20個
の整列状態で次工程となる輸送用の箱詰め工程に向けて
排出する。
【0016】一方、箱体2を整列段積みするときの一列
の個数や積上げ段数が変更され、例えば3個一列で2段
積みに変更されたときには、整列個数検出センサ18を
矢示B方向に移動して下流側から3個目の箱体2に対応
する位置に配置し、積上げ段数検出センサ19を矢示
C′方向に移動して2段目の箱体2に対応する位置に配
置することにより、一列の整列個数および積上げ段数の
変更に対応している。また、箱体2の寸法が変更された
場合も、これと同様に検出センサ18,19を適宜移動
することにより対応することができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による箱体の整列段積み装置11では、箱体2の
整列個数、積上げ段数や寸法を変更する場合には、変更
内容に応じて整列個数検出センサ18を水平スリット1
6に沿って移動し、積上げ段数検出センサ19を垂直ス
リット17に沿って移動することにより対応している。
【0018】しかし、検出センサ18,19自体をスリ
ット16,17に沿って移動するには、該検出センサ1
8,19を固定しているねじ等を緩めて移動し、再度ね
じを締め込まなくてはならない上に、センサ18,19
を被検出物である箱体2に対して正確に位置決めする必
要があるから、設定変更作業に非常に時間を要するとい
う問題がある。
【0019】また、検出センサ18,19自体を移動さ
せているために、該検出センサ18,19を破損する虞
れがある上に、リード線18A,19Aを検出センサ1
8,19の移動を許容できるように長くする必要がある
から、設定変更時にリード線18A,19Aを引っ掛け
て破損する虞れがある。
【0020】さらに、従来技術によるものでは、整列個
数検出センサ18で5個目の箱体2のみを検出し、積上
げ段数検出センサ19で最下流側の4段目の箱体2のみ
を検出するようにしているから、例えば、昇降コンベア
13上で箱体2が引っ掛かって4個目の箱体2が通常の
5個目の箱体2の位置に配置されても、整列個数検出セ
ンサ18が、この4個目の箱体2を5個目の箱体2とし
て誤検出してしまい、この誤検出によって整列不良が発
生し、当該箱体の整列段積み装置11の稼動率の低下を
招くという問題がある。
【0021】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、箱体の誤検出による整列不良や設定変更
時のセンサの損傷を防止でき、かつ設定変更を容易にし
て作業性を向上できるようにした箱体の整列段積み装置
を提供することを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明が採用する箱体の整列段積み装
置は、搬送されてくる箱体を複数個を一列として複数段
に積上げるように整列して収容する箱体段積みケース
と、該箱体段積みケースに一段整列方向に搬送されてく
る箱体の一列分の個数を検出するため、搬送方向に配設
された整列個数検出センサと、該整列個数検出センサに
沿って移動可能に設けられ、一列分の設定整列個数に応
じて該整列個数検出センサを部分的に遮蔽する整列個数
設定シャッタと、前記箱体段積みケースによって各箱体
を段積み方向に積上げたときの段数を検出するため、段
積み方向に配設された積上げ段数検出センサと、該積上
げ段数検出センサに沿って移動可能に設けられ、箱体の
設定積上げ段数に応じて該積上げ段数検出センサを部分
的に遮蔽する積上げ段数設定シャッタとから構成してな
る。
【0023】このように構成したことにより、一列の整
列個数を設定する場合には、整列個数検出センサの検出
部のうち、設定個数の箱体を検出しうる部分以外を整列
個数設定シャッタで遮蔽することにより、順次供給され
る箱体が設定個数に達したことを該整列個数検出センサ
に検出させることができ、積上げ段数を設定する場合に
は、積上げ段数検出センサの検出部のうち、設定積上げ
段数を検出しうる部分以外を積上げ段数設定シャッタで
遮蔽することにより、順次積上げられる箱体の段数が設
定積上げ段数に達したことを該積上げ段数検出センサに
検出させることができるから、整列個数検出センサ、積
上げ段数検出センサを移動することなく、整列個数設定
シャッタ、積上げ段数設定シャッタの移動だけで箱体の
整列個数、積上げ段数等の整列条件を容易に設定でき
る。
【0024】また、整列個数検出センサは一列に整列さ
れた全数の箱体を検出するから、設定された個数の箱体
を確実に検出できる。また、積上げ段数検出センサは積
上げられた任意の箱体を段積み方向に全数検出するか
ら、設定された積上げ段数を確実に検出できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
箱体の整列段積み装置を図1ないし図5に従って説明す
る。なお、本実施例では、前述した従来技術と同一の構
成要素には同一の符号を付し、その説明を省略するもの
とする。
【0026】図中、21はコンベア装置1の下流側に設
けられた本実施例による箱体の整列段積み装置を示し、
該箱体の整列段積み装置21は、後述する箱体段積みケ
ース22、整列個数検出センサ28、整列個数設定シャ
ッタ31、積上げ段数検出センサ33、積上げ段数設定
シャッタ36から大略構成されている。
【0027】22は箱体2を5個を一列として6段積み
まで整列可能な箱体段積みケースで、該箱体段積みケー
ス22は、後述する昇降コンベア23、ガイド板24,
25等から大略構成されている。
【0028】23はコンベア装置1に連続するように配
設された昇降コンベアを示し、該昇降コンベア23は、
従来技術で述べた昇降コンベア13と同様に、コンベア
装置1によって順次搬送されてくる箱体2を下流側に向
けて矢示A方向に搬送するもので、該昇降コンベア23
上には、最大5個の箱体2が一列に並ぶようになってい
る。また、昇降コンベア23の下側には、当該昇降コン
ベア23を昇,降動作する昇降機構23Aが設けられ、
該昇降機構23Aは、昇降コンベア23を常時はコンベ
ア装置1と同一平面上に位置させ、昇降コンベア23の
上面側に設定数の箱体2が並んだときには該昇降コンベ
ア23を所定位置まで上昇させるものである。
【0029】24,25は昇降コンベア23を挟むよう
に左,右に配設された方形状のガイド板を示し、該ガイ
ド板24,25は、昇降コンベア23によって上昇され
る各箱体2を左,右からガイドするものである。また、
ガイド板24,25には、後述する水平スリット26と
垂直スリット27とが形成され、搬送方向の左側に位置
するガイド板24には、該水平スリット26、垂直スリ
ット27に位置して整列個数設定シャッタ31、積上げ
段数設定シャッタ36が取付けられている。
【0030】26,26はガイド板24,25の下側に
形成された水平スリット(ガイド板24側のみ図示)
で、該各水平スリット26は、昇降コンベア23により
搬送される箱体2に沿うように該昇降コンベア23の搬
送方向に伸長して互いに同一位置に開口している。
【0031】27,27はガイド板24,25の下流側
に形成された垂直スリットで、該各垂直スリット27
は、最下流側に位置して昇降コンベア23により上昇さ
れる箱体2に沿うように段積み方向(上下方向)に伸長
して互いに同一位置に開口している。
【0032】28は箱体段積みケース22に設けられた
本実施例による整列個数検出センサを示し、該整列個数
検出センサ28は、搬送方向の左側となるガイド板24
に位置して水平スリット26の全長に亘って設けられた
発光器29と、該発光器29と対向するように搬送方向
の右側となるガイド板25に水平スリット26の全長に
亘って設けられた受光器30とから構成されている。そ
して、整列個数検出センサ28は、昇降コンベア23上
に最大数である5個の箱体2が供給された状態、即ち発
光器29と受光器30との間が全て遮られた状態で制御
装置(図示せず)に信号を出力するものである。
【0033】31はガイド板24の水平スリット26と
整列個数検出センサ28の発光器29との間に設けられ
た整列個数設定シャッタを示し、該整列個数設定シャッ
タ31は、水平スリット26に沿って矢示D,D′方向
に移動可能な長尺な平板として形成され、その自由端側
には、レバー32Aを回動することにより水平スリット
26に対して該整列個数設定シャッタ31を固定または
移動可能にする位置決め機構32が設けられている。そ
して、整列個数設定シャッタ31は、一列分の箱体2の
設定個数に応じて矢示D,D′方向に移動して発光器2
9と受光器30との間を部分的に遮るもので、本実施例
のように一列に5個の箱体2を並べる場合には、当該整
列個数設定シャッタ31を最も矢示D′方向に移動させ
た位置で位置決め機構32により固定するようになって
いる。
【0034】33は箱体段積みケース22に設けられた
本実施例による積上げ段数検出センサを示し、該積上げ
段数検出センサ33は、前記整列個数検出センサ28と
同様に、搬送方向の左側となるガイド板24に位置して
垂直スリット27の全長に亘って設けられた発光器34
と、該発光器34と対向するように搬送方向の右側とな
るガイド板24に垂直スリット27の全長に亘って設け
られた受光器35とから構成されている。そして、積上
げ段数検出センサ33は、昇降コンベア23によって箱
体2が積上げられ、最大積上げ段数である6段まで箱体
2が積上げられた状態、即ち発光器34と受光器35と
の間が全て遮られた状態で制御装置に信号を出力するも
のである。
【0035】36はガイド板24の垂直スリット27と
積上げ段数検出センサ33の発光器34との間に設けら
れた積上げ段数設定シャッタを示し、該積上げ段数設定
シャッタ36は、垂直スリット27に沿って矢示E,
E′方向に移動可能な長尺な平板として形成され、その
上端部には、レバー37Aを回動することにより垂直ス
リット27に対して該積上げ段数設定シャッタ36を固
定または移動可能にする位置決め機構37が設けられて
いる。そして、積上げ段数設定シャッタ36は、箱体2
の設定積上げ段数に応じて矢示E,E′方向に移動して
発光器34と受光器35との間を部分的に遮るもので、
本実施例のように箱体2を4段まで積上げる場合には、
当該積上げ段数設定シャッタ36を矢示EまたはE′方
向に移動させ、積上げ段数検出センサ33の箱体2の5
段目以上に相当する部分を遮蔽する位置で位置決め機構
37により固定するようになっている。
【0036】本実施例による箱体の整列段積み装置21
は上述の如き構成を有するもので、次に、整列個数設定
シャッタ31と積上げ段数設定シャッタ36による整列
条件(整列個数、積上げ段数)の設定手順と動作につい
て説明する。
【0037】最初に、箱体2の整列条件の設定手順につ
いて箱体2を5個一列で4段積みにする場合を例に挙げ
て説明する。
【0038】まず、整列個数設定シャッタ31を整列個
数5個に設定するには、位置決め機構32のレバー32
Aを回動して整列個数設定シャッタ31を移動可能とす
る。そして、整列個数設定シャッタ31を矢示D′方向
に移動し、各水平スリット26を介して整列個数検出セ
ンサ28の発光器29と受光器30とが全長に亘って対
面するようにし、この位置でレバー32Aを回動して位
置決め機構32で固定する。
【0039】一方、積上げ段数設定シャッタ36を積上
げ段数4段に設定するには、位置決め機構37のレバー
37Aを回動して積上げ段数設定シャッタ36を移動可
能とする。そして、積上げ段数設定シャッタ36を矢示
EまたはE′方向に移動し、各垂直スリット27を介し
て積上げ段数検出センサ33の発光器34と受光器35
との間が5段目以上で遮蔽されるようにし、この位置で
レバー37Aを回動して位置決め機構37で固定する。
【0040】次に、上述した整列条件の設定に基づく、
箱体の整列段積み装置21の動作について説明する。
【0041】まず、コンベア装置1から昇降コンベア2
3上に箱体2が順次供給されると、図2に示すように昇
降コンベア23上に箱体2が5個供給された時点で、整
列個数検出センサ28の発光器29と受光器30との間
が完全に遮られるから、整列個数検出センサ28は制御
装置に信号を出力し、図3に示すように昇降機構23A
によって昇降コンベア23と共に5個一列の箱体2を上
昇させる。そして、昇降コンベア23と共に上昇された
5個の箱体2は、所定量上昇された位置で保持装置(図
示せず)によって上方で保持され、昇降コンベア23だ
けがコンベア装置1まで下降し、図4に示すように次の
箱体2の供給を待つ。
【0042】ここで、各箱体2を整列個数検出センサ2
8で検出する場合に、例えば箱体2が昇降コンベア23
の途中で引っ掛かって通常の5個目の位置に4個目の箱
体2が配置された場合には、各箱体2間に隙間が形成さ
れ、発光器29からの光が受光器30に達するから、整
列個数検出センサ28によって整列不良の発生を検出で
き、作業者等に知らせることにより事故を未然に防ぐこ
とができる。
【0043】そして、上述した動作を繰返し、図1に示
すように、各箱体2が4段目に達すると、積上げ段数検
出センサ33の検出部のうち、5段目以上の部分が積上
げ段数設定シャッタ36によって遮蔽されていることに
より、該積上げ段数検出センサ33の発光器34と受光
器35との間が完全に遮られるから、積上げ段数検出セ
ンサ33は設定積上げ段数に達したことを制御装置に出
力する。これにより、制御装置は図示しない排出装置に
よって各箱体2を5個ずつ4段積みとなった合計20個
の整列状態で次工程となる輸送用の箱詰め工程に向けて
排出する。
【0044】一方、整列条件を5個一列で4段積みから
3個一列で2段積みに設定を変更する場合には、図5に
示す如く、位置決め機構32を緩めて整列個数設定シャ
ッタ31を矢示D方向に移動し、整列個数検出センサ2
8の4個目以上の箱体2に対応する部分を遮蔽すると共
に、位置決め機構37を緩めて積上げ段数設定シャッタ
36を矢示E′方向に移動し、積上げ段数検出センサ3
3の3段目以上の箱体2に対応する部分を遮蔽すること
により、設定を3個一列で2段積みに容易に変更するこ
とができる。
【0045】かくして、本実施例によれば、箱体2の整
列個数を設定するときには、整列個数検出センサ28の
発光器29と受光器30との間のうち、設定個数の箱体
2を検出しうる部分以外を整列個数設定シャッタ31で
遮ることにより、箱体2の整列個数を容易に設定するこ
とができ、また、各箱体2の積上げ段数を設定するとき
には、積上げ段数検出センサ33の発光器34と受光器
35との間のうち、設定積上げ段数に相当する箱体2を
検出しうる部分以外を積上げ段数設定シャッタ36で遮
ることにより、積上げ段数を容易に設定することができ
るから、整列条件に応じた設定や設定変更時の作業性を
大幅に向上でき、箱体の整列段積み装置21の稼動率を
向上することができる。
【0046】また、本実施例では、整列個数検出センサ
28、積上げ段数検出センサ33を固定しているから、
該整列個数検出センサ28、積上げ段数検出センサ33
やリード線(図示せず)等の破損も防止することがで
き、当該箱体の整列段積み装置21の耐久性を高めて、
信頼性や寿命を向上することができる。
【0047】さらに、整列個数検出センサ28によって
整列された全数の箱体2を検出し、積上げ段数検出セン
サ33によって積上げられた任意の箱体2を段積み方向
に全数検出することができるから、箱体2の引っ掛かり
等による箱体2の誤検出を防止することができ、この誤
検出による整列不良を防止して、当該箱体の整列段積み
装置21の稼動停止時間を削減して稼動率を向上するこ
とができる。
【0048】一方、整列個数設定シャッタ31に位置決
め機構32を設け、該位置決め機構32のレバー32A
を回動することにより、整列個数設定シャッタ31を固
定または移動可能とすることができ、また、積上げ段数
設定シャッタ36に位置決め機構37を設け、該位置決
め機構37のレバー37Aを回動することにより、積上
げ段数設定シャッタ36を固定または移動可能とするこ
とができるから、レバー32A,37Aの操作だけで整
列個数設定シャッタ31、積上げ段数設定シャッタ36
を位置決めすることができ、設定作業を容易にして稼動
率をより一層向上することができる。
【0049】なお、前記実施例では、整列個数検出セン
サ28、積上げ段数検出センサ33を発光器29,34
と受光器30,35とから構成した場合を例示したが、
検出センサとして発光素子と受光素子を内蔵した反射式
のセンサを用いてもよい。
【0050】また、前記実施例では、整列個数検出セン
サ28の発光器29側に整列個数設定シャッタ31を設
け、積上げ段数検出センサ33の発光器34側に積上げ
段数設定シャッタ36を設けるものとして述べたが、整
列個数設定シャッタ、積上げ段数設定シャッタを受光器
側に設けてもよく、発光器と受光器との間を遮蔽できる
位置であればこれに限るものではない。
【0051】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、一列の整列個数を設定する場合には、整列個数検
出センサの検出部のうち、設定個数の箱体を検出しうる
部分以外を整列個数設定シャッタで遮蔽することによ
り、順次供給される箱体が設定個数に達したことを該整
列個数検出センサに検出させることができる。また、積
上げ段数を設定する場合には、積上げ段数検出センサの
検出部のうち、設定積上げ段数を検出しうる部分以外を
積上げ段数設定シャッタで遮蔽することにより、順次積
上げられる箱体の段数が設定積上げ段数に達したことを
該積上げ段数検出センサに検出させることができる。こ
の結果、従来技術のように整列個数検出センサ、積上げ
段数検出センサを移動することなく、整列個数設定シャ
ッタ、積上げ段数設定シャッタの移動だけで箱体の整列
個数、積上げ段数等の整列条件を容易に設定できるか
ら、各センサ等の損傷を防止して寿命や信頼性を向上で
きる上に、整列条件に応じた設定や設定変更作業の作業
性を向上でき、当該箱体の整列段積み装置の稼動率を向
上することができる。
【0052】また、整列個数検出センサで一列に整列さ
れた全数の箱体を検出することにより、設定された個数
の箱体を確実に検出でき、積上げ段数検出センサで積上
げられた任意の箱体を段積み方向に全数検出することに
より、設定された積上げ段数を確実に検出できるから、
箱体の引っ掛かり等による誤検出を防止することがで
き、この誤検出による箱体の整列不良を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による箱体の整列段積み装置を
示す一部破断の外観斜視図である。
【図2】昇降コンベア上に5個の箱体が整列した状態を
示す動作説明図である。
【図3】昇降コンベアによって5個の箱体を2段目まで
上昇させた状態を示す図2と同様位置からみた動作説明
図である。
【図4】5個の箱体を各ガイド板間に保持し、昇降コン
ベアを下降させた状態を示す図2と同様位置からみた動
作説明図である。
【図5】整列条件を3個一列で2段積みに変更した状態
を示す図2と同様位置からみた動作説明図である。
【図6】従来技術による箱体の整列段積み装置を示す外
観斜視図である。
【図7】昇降コンベア上に5個の箱体が整列した状態を
示す動作説明図である。
【図8】昇降コンベアによって5個の箱体を2段目まで
上昇させた状態を示す図7と同様位置からみた動作説明
図である。
【図9】5個の箱体を各ガイド板間に保持し、昇降コン
ベアを下降させた状態を示す図7と同様位置からみた動
作説明図である。
【符号の説明】
2 箱体 21 箱体の整列段積み装置 22 箱体段積みケース 28 整列個数検出センサ 31 整列個数設定シャッタ 33 積上げ段数検出センサ 36 積上げ段数設定シャッタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送されてくる箱体を複数個を一列とし
    て複数段に積上げるように整列して収容する箱体段積み
    ケースと、該箱体段積みケースに一段整列方向に搬送さ
    れてくる箱体の一列分の個数を検出するため、搬送方向
    に配設された整列個数検出センサと、該整列個数検出セ
    ンサに沿って移動可能に設けられ、一列分の設定整列個
    数に応じて該整列個数検出センサを部分的に遮蔽する整
    列個数設定シャッタと、前記箱体段積みケースによって
    各箱体を段積み方向に積上げたときの段数を検出するた
    め、段積み方向に配設された積上げ段数検出センサと、
    該積上げ段数検出センサに沿って移動可能に設けられ、
    箱体の設定積上げ段数に応じて該積上げ段数検出センサ
    を部分的に遮蔽する積上げ段数設定シャッタとから構成
    してなる箱体の整列段積み装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6302586B1 (ja) * 2017-03-31 2018-03-28 日本車輌製造株式会社 ロール紙積段装置の首振りコンベア

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