JPH09193111A - 高周波誘導加熱による無磁性材の接続方法 - Google Patents

高周波誘導加熱による無磁性材の接続方法

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JPH09193111A JP2173096A JP2173096A JPH09193111A JP H09193111 A JPH09193111 A JP H09193111A JP 2173096 A JP2173096 A JP 2173096A JP 2173096 A JP2173096 A JP 2173096A JP H09193111 A JPH09193111 A JP H09193111A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】木質、合成樹脂材、セラミック材その他無磁性
材の柱や板を、金属製の芯材4を利用して強固に接続す
る方法であって、被接続材1,2と芯材4はエポキシ樹
脂のような熱硬化性合成樹脂剤で接合する。そして、そ
の接続加工を取扱が比較的容易な高周波誘導加熱手段を
利用することによって、能率的に行うことができる方法
を提供する。 【解決手段】被接続材1,2には、接続すべき配置にお
いて連続する大きな孔径の接続孔3を穿設しておき、そ
の内部に芯材4を挿入して被接続材1,2を接続すべき
姿勢に固定する。その状態で、連結孔3内に液状の熱硬
化性合成樹脂剤6を充填し、被接続材の外表面から芯材
位置に磁力発生コイル7を接近させ高周波電流を通電す
ることによって芯材を発熱させ、その熱で接続孔3内の
熱硬化性合成樹脂剤の硬化を促進させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】木造構造物における柱と梁の
ように木材どうしを接続するには、接続部分を組木した
り釘などによって接続するのが普通であった。これらの
接続方法は、必ずしも充分な接続強度を有するものでは
なかった。近年、構造用の木質材料として天然木材だけ
でなく、構造用単板積層材(LVL)や集成材のように
任意の大きさに加工が可能であって、均質で安定した強
度を備えたものが供給されるようになった。これら木質
材料を利用して、より大きな木造構造物や高耐震性の木
造構造物を構築するためには、より強固な接続方法が要
求されるようになった。この要求を満たす方法として、
突き合わせた木質材料に鉄筋など高強度の芯材を貫通さ
せ、芯材と木質材料を一体的に接合することが試みられ
ている。本発明は、上記木造構造物における柱や板の接
続のように、天然木材、単板積層材、集成材などの木質
材や合成樹脂材、セラミックス材などの無磁性材を、高
周波誘導加熱を利用して能率的に接続する方法に関する
発明である。
【0002】
【従来の技術】従来、金属製の芯材を貫通させて木質の
被接続材を接続するために、接続すべき姿勢に接続面を
当接させた状態で連続する接続孔を二つの被接続材に穿
設しておき、該接続孔内に芯材を挿入した上でエポキシ
樹脂などの熱硬化性合成樹脂剤を充填し、被接続材を接
続すべき姿勢に一定時間固定し、接続孔内に充填したエ
ポキシ樹脂剤などが硬化するのを待って完成させてい
る。
【0003】高周波誘導加熱を接着に利用する方法に
は、特公平3−77020号公報に開示されるように、
導電性のシート状発熱材にホットメルト接着剤を塗布し
た接着シートを、高周波誘導加熱によって発熱させてホ
ットメルト接着剤で接着する方法や、特公平6−355
70号公報に開示されるように、導電性の発熱体を熱可
塑性構成樹脂剤または熱硬化性合成樹脂剤に分散させて
おき、これを高周波誘導加熱によって発熱させる高周波
誘導加熱型接着剤が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】木質材その他の無磁性
材を接続するために、被接続材のそれぞれに接続孔を穿
設しておき、この接続孔に芯材を挿入するとともにエポ
キシ樹脂剤を充填して硬化させる場合、エポキシ樹脂剤
に室温硬化型の硬化剤を混合するとしても、外気温度に
よっては硬化時間が大幅に変化する。特に冬季及び寒冷
地での現場施工では、エポキシ樹脂剤の硬化に極めて長
時間を要し、施工の遅れとなってしまう欠点がある。上
記欠点に鑑み、本発明は小型で、手に持って移動するこ
とができる程度の簡単な高周波誘導加熱装置によって、
短時間でエポキシ樹脂材などの熱硬化性合成樹脂剤を硬
化させることができる木質材料などの無磁性材の接続方
法を提供することを目的とするものである。
【0005】なお、高周波誘導加熱を利用した従来の接
着方法は、単に接着材の加熱手段として補助的に発熱材
を用い、あくまで接着材によって被接着材を接着する方
法、あるいは被接着材自体が金属製品であって発熱する
もので、接続のための芯材を被接続物に接合するもので
はなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】木質である柱や板その他
の無磁性材である被接続材1,2には、接続すべき姿勢
に接続面を当接させた状態で連続する接続孔3を穿設
し、接続孔内に金属製の芯材4を挿入して被接続材1,
2を接続すべき姿勢に固定する。この状態で、被接続材
1,2接続孔内に液状の熱硬化性合成樹脂剤6を充填し
た後、被接続材の外表面から芯材位置に磁力発生コイル
7を接近させ、この磁力発生コイルに高周波電流を通電
することによって、接続孔3内の金属製の芯材4がヒス
テリシス損及び渦電流損によって発熱する。この熱によ
って接続孔内に充填してある熱硬化性合成樹脂剤を加熱
し硬化を促進させる。
【0007】木材などの誘電体の加熱接着方法として、
高周波誘電加熱によって被接着材を加熱する方法が広く
行われている。したがって、本願発明のように芯材と被
接着材との接合に高周波誘電加熱を利用することも考え
られる。しかしながら、本願発明の接続形態において高
周波誘電加熱を利用すると、被接続材全体が加熱される
ため膨大な加熱エネルギーと大きな設備が必要であると
ともに、加熱する必要がない被接続材を加熱してしまう
ための障害、例えば被接続材内部からの水蒸気の発生と
いった問題が発生する。これに対し、高周波誘導加熱に
よる本願発明では、無磁性材である被接続材や接続孔内
に充填した熱硬化性合成樹脂剤は発熱することがなく、
芯材だけが発熱するため極めて効率的で、使用する高周
波発振器も小容量のものを利用することができる。本発
明者らの木材による接着実験では、同じ芯材と被接続物
の接合を行う場合に、高周波誘電加熱では高周波誘導加
熱のほぼ10倍の電力を消費することがわかった。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明高周波誘導加熱によ
る無磁性材の接続方法の実施の形態を添付の図面に基づ
いて説明する。図1は、接続方法を工程順に示すもの
で、二つの被接続材1,2を突き合わせ状態に接続する
形態を示している。図1の(a) に示すように、被接続材
1,2には突き合わせの端面から一定深さの接続孔31
32を穿設しておく。この接続孔31及び32は、被接続材1
と2を接続すべき姿勢、すなわち突き合わせた状態で連
続する接続孔3となるように位置合わせをしておく。
【0009】接続孔31,32には、鉄筋のように導電性の
鋼材であって、必要な接続強度を備えた金属製の芯材を
挿入して被接続材料1,2を接続すべき姿勢、すなわち
接続孔31と32に芯材の両端を挿入させて、図1の(a) に
矢印で示すように被接続材料1,2を接近させ、端面を
突き合わせた状態に固定する。すなわち、突き合わせ状
態で連続する盲状の接続孔3内に芯材4が挿入された状
態とする。
【0010】被接続材1,2の双方もしくは/又はいず
れか一方に、外表面から接続孔31,32に連通する注入孔
5を穿設しておき、図1の(b) に示すように注入孔5か
ら接続孔3内に液状の熱硬化性合成樹脂剤6を注入す
る。注入する熱硬化性合成樹脂剤には、例えば熱反応型
のウレタン樹脂、エポキシ樹脂や熱硬化型のフェノール
樹脂、水性ビニールウレタン樹脂などを利用することが
できる。すなわち、従来の加熱しない方法では、使用で
きる合成樹脂剤が時間とともに硬化が進行する熱反応型
の合成樹脂剤に限定されたが、本願発明では一定温度以
上に昇することができるため、熱硬化型の合成樹脂剤も
使用することができる。
【0011】接続孔3に挿入する芯材4の直径は、接続
孔3の内径よりも小さく、芯材の外周囲に隙間空間が形
成されるようにしておく。この隙間空間は、例えば径方
向に1〜3ミリメートル程度と比較的広くしておくこと
により、流動性の合成樹脂剤が充分に芯剤の全周にいき
わたるようにすることができるとともに、木質の構造物
として現場施工をする場合に、被接続物どうしの位置関
係をある程度の調整することができる。
【0012】接続孔3に熱硬化性合成樹脂剤6を充填し
た被接続材1,2は、接続するべき位置関係に固定し
て、図1の(c) に示すように被接続材の外表面から、磁
力発生コイル7をなるべく金属製の芯材位置に接近さ
せ、高周波発振機8によって磁力発生コイル7に高周波
電流を通電すると、点線で示すように磁力線が発生し、
ヒステリシス損及び渦電流損によって金属製の芯材4の
みが内部で発熱し、この熱が孔内に充填されている熱硬
化性合成樹脂剤6を加熱し、その硬化を促進する。この
とき、金属製の芯材4は木質の被接合物の内部にあるた
め、木質である被接合物自体の保温性によって、一度加
熱されると比較的長時間高温が持続し、効果的に硬化を
促進させることができる。
【0013】例えば、2〜3分の通電時間によって金属
製の芯材4を摂氏100度程度あるいは、摂氏100度
以上であって熱硬化性合成樹脂剤の耐熱温度以内の高温
に加熱すると、周囲の被接続材自体が保温材となって硬
化促進の効果が持続する。したがって、一度磁力発生コ
イル7に高周波電流を通電し芯材を加熱すればエポキシ
樹脂剤などの熱硬化性合成樹脂剤の硬化反応が促進され
るものであるが、例えば数時間あるいは12時間といっ
た一定時間経過後に、再度磁力発生コイル7に高周波電
流を通電するようにしてもよい。
【0014】接続孔3内に充填された熱硬化性合成樹脂
剤6を加熱する方法として、高周波誘電加熱、もしくは
外部ヒーターによって被接続材1,2そのものを加熱す
ることも考えられる。しかしながら、外部ヒーターによ
って被接続材1,2そのものを加熱する方法では、被接
続材の内部にある熱硬化性合成樹脂剤6だけを効果的に
加熱することができない。また、高周波誘電加熱によっ
て被接続材を加熱しようとすると、加熱装置そのものを
厳密な管理のもとに運転する必要があり、現場施工など
手軽に活用することができない。そしていずれの方法に
おいても、被接続材そのものを高温に加熱することにな
り、例えば材温が摂氏100度以上になると、木質の内
部で発生した蒸気が木口から噴出し、単板積層材のシー
ルの破れを生じるなど、被接続材そのものに支障を生じ
る可能性がある。これに対し、本発明方法では被接続材
そのものは高温に加熱されない。
【0015】木質構造物の現場施工において、冬季には
熱硬化性合成樹脂剤として室温硬化型の硬化剤を使用し
たエポキシ樹脂を使用し、1週間程度かけて養生させて
施工していたものを、本発明の方法によれば1日である
程度の強度を得ることができた。また、本願発明では芯
材を任意高温に加熱することが可能であるから、熱硬化
性合成樹脂剤として、常温以上の一定の高温に加熱する
必要がある熱硬化型合成樹脂、例えばフェノール樹脂や
加熱硬化型の硬化剤を使用したエポキシ樹脂、その他各
種の熱硬化性合成樹脂材を選択することができる。
【0016】図2は、柱材の加工例を示す断面図であ
り、図3は図2のA−A線断面図である。この実施の態
様では、柱材の断面の四箇所において芯材4,4で接続
され、接続部分は芯材4の強度そのものが接続部分の強
度となって、剛的な接合状態としてとらえることができ
る。図3に部分拡大図として示すように、芯材が挿入さ
れた被接続材1,2の接続孔3内は、熱硬化性合成樹脂
剤で充填されてこれが硬化している。木質材料の孔内表
面には、当然微細な凹凸などが存在するため、液状の熱
硬化性合成樹脂剤がこれら微細な凹凸などに入り込んで
一体的に硬化しているため、極めて大きな強度で接合す
ることができことになる。なお、金属製の芯材4として
は、必要な強度を備えたものであれば任意の材質、形状
のものを選択することができるが、熱硬化性合成樹脂剤
6との接合強度の点から、汎用の異形鉄筋のように表面
に凹凸のあるものが好ましい。
【0017】図4は、木質材料の接続形態の一例を示す
もので、図4の(a) は被接続材1と2を一定の角度で突
き合わせた状態に接続している。傾斜方向に配置した被
接続材1,2は、両部材の突き合わせ部分の上下二箇所
に水平方向に芯材4,4を配置している。すなわち、接
続孔3は被接続材1,2の長手方向とは一定の角度をも
って穿設する。図4の(b) は、柱と梁のように太さの異
なる柱材をT字状に接続する実施態様で、この場合水平
方向に芯材4を配置している。すなわち、水平方向の被
接続材2には材の長手方向に、垂直方向の被接続材1に
は材の長手方向と直交する方向に穿設する。
【0018】図4の(c) は、柱と梁のように太さの異な
る柱材を十字状に接続する実施態様で、この場合も水平
方向に芯材4を配置している。すなわち、水平方向の被
接続材2,2には材の長手方向に、垂直方向の被接続材
1には材の長手方向と直交する方向に貫通する接続孔を
穿設し、一本の芯材4,4を用い、垂直方向の被接続材
1を貫通させ、両端にそれぞれ水平方向の被接続材2,
2を接続し、全体が芯材4によって一体的に接続される
ようにする。図4の(b) 及び(c) において、垂直方向の
材を柱、水平方向の材を板といった形状の組合せで理解
することもできる。
【0019】接続する二つの被接続材1,2が同じ太さ
や厚みのものであれば、磁力発生コイル7は、磁力が全
体に均等に当たるように配置すればよいが、厚みや太さ
が異なる被接続材1,2を接続する場合は、それぞれの
部分に分けて加熱操作を行うのが好ましい。
【0020】図4に示すいずれの態様においても、接続
の芯材4は被接続材の内部に埋設された状態であって、
接続構造が表面に全く現れず外観がすっきりとしたもの
である。これに対し、図5は二つの被接続材1,2を一
定間隔Lだけ離した状態で強固に連結する態様を示して
いる。このような接続態様では、間隔Lの部分に別の部
材を嵌め込むような構造や芯材4に別のものを係合させ
るような構造とすることができる。そして、図5に示す
実施態様では、芯材4の一定間隔Lの部分に鍔4a,4bを
形成し、接合孔の開放端を完全に塞ぐようにしておくと
被接続材間の間隔Lを正確に確保することができるとと
もに、接続孔31もしくは32に注入する熱硬化性合成樹脂
剤が洩れにくい。
【0021】本発明方法の変形的な実施の態様とし、一
方の被接続材1と芯材4の接合と、他方の被接続材2と
芯材4の接合を別々に行うこともできる。すなわち、被
接続材1と芯材4は予め工場などで接合しておき、施工
現場において他方の被接続材2と被接続材1から突出し
ている芯材4に接合し、被接続材1と2を接続する。こ
のようにすると、施工現場においては片方の接合部分の
みを高周波誘導加熱によって接合すればよく、施工を簡
略化することができる。
【0022】
【発明の効果】請求項1記載の本発明高周波誘導加熱に
よる無磁性材の接続方法によれば、複数の被接続材は、
熱硬化性合成樹脂剤によって強固に接合された芯材によ
って接続されるため、その強度は金属製の芯材の材質、
形状によって極めて安定したものとなる。そして、その
加工は持ち運びや移動が比較的簡単な高周波誘導加熱手
段によって、内部の芯材のみを発熱させて熱硬化性合成
樹脂剤の硬化を促進させるそのため、高周波誘電加熱の
ように被接続材全体が加熱されるようなことがなく、被
接続材の加熱による悪影響を回避することができるとと
もに、必要最小限の加熱エネルギーで極めて能率的に短
時間で作業を行うことができる。
【0023】請求項2記載の発明によれば、複数の被接
続材を一定間隔を隔てて芯材で連結し、芯材と被接続材
はそれぞれ熱硬化性合成樹脂剤によって強固に接合され
る状態に、持ち運びや移動が比較的簡単な高周波誘導加
熱手段で極めて能率的に行うことができる。
【0024】請求項3記載の発明によれば、一方の被接
続材と芯材の加工を予め工場などでしておくことによ
り、二つの被接続材を一体的に接続する工程を簡略化す
ることができ、本発明を木造構造物の施工に応用するよ
うな場合に現場施工が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明高周波誘導加熱による無磁性材の接続方
法の加工工程を示す断面図、
【図2】二つの柱材を突き合わせ状態に接続する態様を
示す断面図、
【図3】一部を拡大して示す図2のA−A線断面図、
【図4】被接続材の接続形態の例を示す断面図、
【図5】被接続材の接続形態の変形例を示す断面図。
【符号の説明】
1,2…被接続材、 3,31,32…接続孔、 4…芯
材、 5…注入孔、 6…熱硬化性合成樹脂剤、 7…
磁力発生コイル、 8…高周波発振機。
フロントページの続き (72)発明者 粂野 健一 愛知県海部郡甚目寺町上萱津深見24番地 アイカ工業株式会社内 (72)発明者 橋本 康夫 大阪市天王寺区上汐6丁目3番12号 山本 ビニター株式会社内 (72)発明者 山本 康二 大阪市天王寺区上汐6丁目3番12号 山本 ビニター株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接続すべき姿勢に接続面を当接させた状態
    で連続する接続孔を複数の被接続材に穿設し、該複数の
    被接続材に連続する接続孔内に金属製の芯材を挿入して
    接続すべき姿勢に固定するとともに、被接続材の接続孔
    内に液状の熱硬化性合成樹脂剤を充填し、被接続材の外
    表面から前記金属製の芯材位置に磁力発生コイルを接近
    させ、該磁力発生コイルに高周波電流を通電することに
    よって金属製の芯材を発熱させ、その熱によって接続孔
    内の熱硬化性合成樹脂剤の硬化を促進することを特徴と
    する高周波誘導加熱による無磁性材の接続方法。
  2. 【請求項2】接続すべき被接続材のそれぞれに一定の深
    さの接続孔を穿設し、長寸法の金属製芯材の一端部を一
    方の被接続材の接続孔に、他端部を他方の被接続材の接
    続孔にそれぞれ挿入し、間隔を隔てて接続すべき配置に
    固定した被接続材の接続孔内に液状の熱硬化性合成樹脂
    剤を充填し、被接続材の外表面から前記金属製の芯材位
    置に磁力発生コイルを接近させ、該磁力発生コイルに高
    周波電流を通電することによって金属製の芯材を発熱さ
    せ、その熱によって接続孔内の熱硬化性合成樹脂剤の硬
    化を促進することを特徴とする高周波誘導加熱による無
    磁性材の接続方法。
  3. 【請求項3】金属製の芯材の一端部に、接続すべき被接
    続材の一方を固定して準備しておき、芯材の他端部には
    接続が必要なときに、接続すべき他方の被接続材を熱硬
    化性合成樹脂剤で固定させてなる請求項1又は2記載の
    高周波誘導加熱による無磁性材の接続方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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